JP4684642B2 - アスファルト防水工法およびこれに使用する下貼り材 - Google Patents

アスファルト防水工法およびこれに使用する下貼り材 Download PDF

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本願発明は、アスファルト防水構造とその工法ならびにこれらに使用する新規部材に関し、詳しくはアスファルト防水層と下地間に介装される新規部材としての下貼り材とこれに係る防水構造ならびに防水工法に関するものである。
アスファルト防水熱工法、すなわち施工現場においてアスファルトを溶解釜により加熱熔融して、熔融したそのアスファルトを用いてアスファルトルーフィング類を撒布積層していく工法は、防水信頼性が高く、現在なお防水工法の主流を占めている。
すなわち、従来の平面部のアスファルト防水熱工法の施工は、所定形状のアスファルトブロックを粉砕し、灯油バーナー等を熱源とする釜に投入し、摂氏約260℃程度まで加熱溶融し、18リットル容器等により施工箇所まで搬送し、ルーフィング材の前方に溶融したアスファルトを杓で均一に散布し、その上にルーフィング材を接合敷設する作業を、仕様に応じ2〜3回繰り返し行い、アスファルト防水層を形成している。 なお、溶融アスファルトはその都度アスファルトブロックを粉砕し補充し溶融することになる。
なお、関連技術が以下の文献において開示されている。
特開2003−313996 特開2000−234421 特開平08−302927 特開平08−239961
しかしながら、上記従来技術にあっては、以下のような不都合がある。
(a) 施工現場に溶解釜を搬入して所定時間加熱し溶解した後これを撒布する作業になるため、作業効率、コスト等に問題があり、またそれらの作業自体も溶解して高熱状態にあるアスファルトを取り扱うため必然的に危険性を帯びたものにならざるを得ない。
(b) 施工現場周辺の環境に問題を生じる。すなわち、アスファルトの加熱溶解作業に伴い煙や臭気が発生して、これらによる周辺住民の住環境への悪影響を及ぼすことになる。この問題は特に現住建造物の改修工事などで顕著になる。
本願発明は、工面と防水シートとの間に介装される下貼り材であって、基材の一面に改質アスファルト含浸塗布させて第2アスファルト層を形成し、他面に第2アスファルト層のアスファルトに比較して溶融性の良いアスファルトにより第1アスファルト層を形成してなり、前記第2アスファルト層の表面には粘着層を形成し粘着層の表面はリモネンの塗布により容易に溶解するフィルム材による第2ブロッキング層を具え、前記第1アスファルト層表面には発泡インクによる格子状に形成された緩衝部を介して樹脂フィルムからなる第1ブロッキング層を有してなるアスファルト防水工法用下貼り材の提供により上記従来の課題を解決しようとするものである。
また、段落0006のアスファルト防水工法用下貼り材において、前記第1ブロッキング層は、加熱により溶解若しくはシュリンクしやすいもので形成することにより、加熱時に瞬時に第1アスファルト層を直接露出させその熔融が迅速容易に行われるように構成することがある。
本願発明はまた、アスファルトルーフィング材を下地施工面に下貼り材を介して貼設する防水工法であって、以下の工程からなるアスファルト防水工法を提供して上記従来の課題を解決しようとするものである。
(イ)請求項1又は2記載の下貼り材の第2ブロッキングをリモネンの塗布により溶解し粘着層を露出させて下貼り材を下地施工面に押圧固着する工程、
(ロ) 視野に入る下貼り材の表面を第1ブロッキング層を火炎の放射により溶融状態を見極めながら加熱して発泡インクの発泡成分からガスを発生させ第1アスファルト層と第1ブロッキング層との間に熱容量の小さい空隙箇所を形成して、この空隙箇所から第1ブロッキング層を溶解して、これを契機に第1ブロッキング層全体を細かく分散・収縮して第1アスファルト層を露出させるとともに熔融する工程、
(ハ) 下貼り材における第1アスファルト層の前記溶融面にアスファルトルーフィング材を張り合わせ下貼り材とアスファルトルーフィング材とを接合固定する工程。
本願発明に係る防水構造は、下地その他の施工面に固着されてアスファルトルーフィング材等の防水シートとの間に介装される下貼り材の表面を加熱して熔融させ、この熔融面にアスファルトルーフィング材等の防水シートを接合貼付する構成を有するから、従来のアスファルト防水熱工法による防水構造のように施工現場での大規模なアスファルトの加熱溶解のような作業が不要となり環境を汚染せず効率よく安全に高い信頼性有する防水構造を実現できる。
また、施工面と防水シートとの間に介装される本願発明に係る下貼り材は、片面にホットメルト層を有し、このホットメルト層表面はブロッキング材で被覆するとともに、ブロッキング材とホットメルト層表面との間には発泡インク材による緩衝部を形成して構成されるから、防水構造構築に際して、従来のアスファルト防水熱工法による防水構造のように施工現場での大規模なアスファルトの加熱溶解のような作業が不要となり環境を汚染せず効率よく安全に高い信頼性有する防水構造を実現できる。
さらにまた、本願発明に係る防水工法は、次のような構成を有するため、従来のアスファルト防水熱工法による防水構造のように施工現場での大規模なアスファルトの加熱溶解のような作業が不要となり環境を汚染せず効率よく安全に高い信頼性有する防水構造を実現できる。
(イ) 下地面に必要に応じてプライマーを塗布する工程、
(ロ)次いで、上記の下貼り材を下地面に接合固定する工程、
(ハ)下地面に貼着固定した下貼り材のホットメルト層をバーナー、ホットエアその他の加熱手段により加熱して溶融する工程、
(二)下貼り材の溶融面にアスファルトルーフィング材を張り合わせ下貼り材とアスファルトルーフィング材とを接合固定する工程。
防水シートはアスファルトルーフィング材、下貼り材は基材にアスファルトを含浸塗布させたシート状材でそれぞれ構成する。下貼り材におけるホットメルト層は下貼り材のアスファルト層で構成し、下貼り材片面には粘着層を形成する。したがって、このような構成要素による実施形態に係る防水構造は、以下のとおりである。
すなわち、下地上に形成されるアスファルトルーフィング材と、このアスファルトルーフィング材と下地との間に介装され前記アスファルトルーフィング材と下地とを接合固定する下貼り材とを具え、基材にアスファルトを含浸塗布させたシート状材からなる前記下貼り材の下地との対向面には下地に貼着する粘着層を有し、下地と下貼り材は前記粘着層により接合固定され、前記アスファルトルーフィング材は下貼り材のアスファルトルーフィング材と対向する面を加熱溶融させて下貼り材に接合固定させるようにした防水構造である。
前述のように、下貼り材は、下地とアスファルトルーフィング材との間に介在してアスファルトルーフィング材対向面は加熱溶融によりアスファルトルーフィング材を溶着し他面に形成される粘着層により下地に固定されて下地にアスファルトルーフィング材を接合固定するように構成されているが、基材にアスファルトを含浸塗布させたシート状材からなる本体部とこの本体部の前記アスファルトルーフィング材対向面に貼付される第1のブロッキング材と、他面に形成されて表面に第2のブロッキング材が貼付される粘着層とからなり、樹脂フィルムで形成される前記第1のブロッキング材と本体部との間には発泡インク材による緩衝部が形成されている。そして、望ましくは緩衝部を樹脂フィルム面に印刷塗工した格子状体で構成する。なお、下貼り材の下地面への固定手段は前記粘着層による固定接合に替えて、ビス、アンカーピンなどを用いた機械固定による部分固定工法あるいはアスファルト系接着剤を用いた部分接着工法によることも可能である。
次に、実施例により本願発明をさらに説明する。
図1は、本願発明の1実施例に係る防水構造を示す断面図である。図において、11は防水シートとしてのアスファルトルーフィング材であり、このアスファルトルーフィング材11は周知のように、基材に改質アスファルトを含浸塗布させて形成され、表面には仕上げ面として鉱物質砂層12が形成されている。13は前記アスファルトルーフィング材11と下地コンクリートSの表面との間に介装されている下貼り材である。下貼り材13は下面に形成される粘着層により下地面に接合固定され、一方、下貼り材13とアスファルトルーフィング11とは、加熱熔融された下貼り材13の表層部を介して固着されている。
なお、図1では、下貼り材13と下地面とは前面接着しているが、前記両者間に周知の絶縁部を形成していわゆる膨れ防止のための脱気通路を形成することもある。
図2は、図1に示す前記下貼り材13の1実施例を示す断面図である。 この下貼り材13の本体部は基材14に改質アスファルトを含浸塗布させてなり、アスファルト層15とアスファルト層16が形成されている。 アスファルト層15の改質アスファルトはアスファルト層16のものに比較して熔融性の良いものが使用されている。 また、図において、17は加熱により熔融されるホットメルト層であるがこの実施例ではホットメルト層17はアスファルト層15の表層部により構成されている。 また、17aはホットメルト層17(アスファルト層15)表面に貼設された第1ブロッキング材である。 さらに、18は前記アスファルト層16の表面に形成された粘着層であり、表面は第2ブロッキング材で被覆されている。
この実施例に係る下貼り材について、図3によりさらに説明する。図3は、図2に示す下貼り材13の一部切欠斜視図である。ホットメルト層17(アスファルト層15)表面に貼設された第1ブロッキング材17aは、樹脂フィルム17bとこの裏面に発泡インクによる印刷塗工により形成された緩衝部としての格子状体17cとから構成されている。
樹脂フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等いずれも使用できるが耐熱温度の高いものは好ましくない。このような観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、低融点ポリエステルが好ましい。また、フィルム厚に関しては、熱収縮させる関係および収縮したフィルムがホットメルト層面に残ることから50μm以下が好ましい。 また、発泡インクとしては、熱可塑性合成樹脂を溶剤に溶解し、さらに発泡剤を加えた周知のものを使用する。
なお、該実施例で、第1ブロッキング材17aは上記構成を有するが、発泡スチロール粉末層、ポリスチレン薄膜等のように溶解若しくはシュリンクしやすい構成とすることにより、加熱時に瞬時にホットメルト層17を直接露出させその熔融が迅速容易に行われるようにしてもよい。
図1ないし図4を中心に下貼り材13を用いた防水構造の構築手順を説明する。
図4において、11は図1に関連して述べたアスファルトルーフィング材で表面に鉱物質砂層12を有してロール状に巻回されている。また、13はコンクリート下地S表面に貼付された下貼り材である。 下貼り材13の下地への接合は、図2に示す下貼り材13の第2ブロッキング材18aは剥離フィルムや剥離紙で構成され、それを剥がし粘着層18を露出させた上で下地S表面に押圧固着することにより行う。
次いで、図4に示すように、防水シートとしてのロール状に格納されたアスファルトルーフィング材11を下貼り材13上の所定位置にセットしたうえ、バーナーBの火炎Fを放射させて下貼り材13の表面を炙り、図3に示す下貼り材13のホットメルト層17(この実施例ではアスファルト層15により構成されている)を熔融させその熔融面にロールを巻回させてアスファルトルーフィング材11を固着接合する。 火炎Fの放射は、視認が容易な下貼り材13の表面が対像となるから、作業者は溶融状態を容易に確認調整しながら実行でき適正な条件下でのアスファルトルーフィング材11と下貼り材13との接着が可能となり従来技術に比較してはるかに良好な施工精度を実現できる。
図2および図3において、炙り作業における火炎の放射は第1ブロッキング材17aの上方からなされる。加熱によりまず発泡インクによる格子状体17cの発泡成分からガスが発生し、ホットメルト層17とフィルム17bとの間に空隙が形成される。空隙箇所は未発泡部分に比較し熱容量が非常に小さいのでその部分から火炎の熱によりフィルム17bが容易に溶解する。 そして、これが誘引となって、ホットメルト層17を覆ったフィルム17b全体が細かく分散・収縮し比較的小さな熱量でホットメルト層17が露出・熔融されることになる。 この実施例では、加熱手段をバーナーの火炎放射で構成したが、熱風の噴射によることも可能である。
以上説明したように、本願発明によれば、例えばリモネンのような液体又はペースト状物の塗布により粘着層を被覆するブロッキング材を迅速に溶解し粘着層を露出させて下貼り材を直ちに施工面に接合・固定できる一方、下貼り材におけるブロッキング材の溶解およびホットメルト層の熔融も作業者の適切な視野の下に溶融状態を見極めながら行うことができるから、良好な施工効率ならびに施工精度を得られる。また、加熱は下貼り材になされるから、アスファルトルーフィング材には熱損傷が発生せず施工直後でも所定の剛性を維持し容易に変形するというような不都合を回避できる。
なお、本願下貼り材を用いた場合の利点を明確にするため、以下に従来の下貼り材とアスファルトルーフィング材の熱接合工法を説明する。
図5は、いわゆるアスファルトルーフィング材の断面図であり、このアスファルトルーフィング材2は、不織布等の基材3に改質アスファルト含浸塗布した構成を有している。図において、2aは熔融温度の高いアスファルト層で表面には仕上げ層としての鉱物質砂層が形成されている。また、2bは下地側の改質アスファルト層で熱工法に対応して熔融温度は比較的低いものが使用されており、表面すなわち下地に対向する面には粘着防止のためのブロッキング層としての樹脂フィルム4等が貼付されている。
従来の平面部のアスファルト防水熱工法の施工は、所定形状のアスファルトブロックを粉砕し、灯油バーナー等を熱源とする釜に投入し、摂氏約260℃程度まで加熱溶融し、18リットル容器等により施工箇所まで搬送し、ルーフィング材の前方に溶融したアスファルトを杓で均一に散布し、その上にルーフィング材を接合敷設する作業を、仕様に応じ2〜3回繰り返し行い、アスファルト防水層を形成している。
しかしながら、上記従来技術にあっては、以下のような不都合がある。
(a) 施工現場に溶解釜を搬入して所定時間加熱し溶解した後これを撒布する作業になり、作業効率、コスト等に問題があり、またそれらの作業自体も溶解して高熱状態にあるアスファルトを取り扱うため必然的に危険性を帯びたものにならざるを得ない。
(b) 施工現場周辺の環境に問題を生じる。すなわち、アスファルトの加熱溶解作業に伴い煙や臭気が発生して、これらによる周辺住民の住環境への悪影響を及ぼすことになる。この問題は特に現住建造物の改修工事などで顕著になる。
図6は、前記アスファルトルーフィング材2を用いての貼付工法による下地への防水工事の従来工法説明図であり、この工法ではまず、下地面S上に必要に応じてプライマーを塗布し、次いでロール状に巻かれた改質アスファルトルーフィング材2を矢符方向に回転させて解きながら改質アスファルトルーフィング材2の裏面にバーナーBの火炎Fを放射して炙ることにより改質アスファルト2の前記改質アスファルト層2a表面を樹脂フィルム4を含めて熔融させる。 こうして、改質アスファルが熔融したところで、改質アスファルトルーフィング材2を回転させて、熔融箇所を下地面Sに押圧し、以下この動作を繰り返して改質アスファルトルーフィング材2を下地に接合固定していくことになる。 ところがこのような工法では、以下のような不都合がある。
(c) トーチバーナーによる加熱は作業者がこれを把持して行うから火炎の放射方向を適正に保持できないことがあり、このため目的のアスファルト層への熱放射にムラが生じて適正な熔融状態を得られないことがある。
(d) 火炎の放射方向は、下地とロールに囲まれた狭隘部分であるため、作業者による熔融状況の視認は容易でなく、時として未熔融部が残ってしまいアスファルトルーフィング材と下地との接着度に関して所定の精度を得られないことがあり防水信頼性が損なわれる恐れもある。
(e) アスファルトルーフィング材自体の裏側を加熱して熔融させるから、表面側の仕上げ層(鉱物質砂層)に好ましくない影響を与えたり、あるいは貼付工事直後で未だ軟化状態にあるアスファルトルーフィング材は変形しやすく、施工現場では細心の注意が必要とされ、施工能率に影響を及ぼすこともある。
これに対して、本願下貼り材とこの上に接合されるアスファルトルーフィング材の固着は、下貼り材表面を加熱熔融すればよいから上記従来工法のような不都合は解消される。
本願発明の1実施例に係る防水構造を示す断面図である。 図1に示す下貼り材13の1実施例を示す断面図である。 図2に示す下貼り材13の一部切欠斜視図である。 本願発明の1実施例に係るトーチ工法による下地への防水シート敷設の工法説明図である。 防水シートとしてのアスファルトルーフィング材の断面図である。 アスファルトルーフィング材を用いてのトーチ工法による下地への防水工事における従来工法説明図である。

Claims (3)

  1. 施工面と防水シートとの間に介装される下貼り材であって、基材の一面に改質アスファルト含浸塗布させて第2アスファルト層を形成し、他面に第2アスファルト層のアスファルトに比較して溶融性の良いアスファルトにより第1アスファルト層を形成してなり、前記第2アスファルト層の表面には粘着層を形成し粘着層の表面はリモネンの塗布により容易に溶解するフィルム材による第2ブロッキング層を具え、前記第1アスファルト層表面には発泡インクによる格子状に形成された緩衝部を介して樹脂フィルムからなる第1ブロッキング層を有してなることを特徴とするアスファルト防水工法用下貼り材。
  2. 求項1記載のアスファルト防水工法用下貼り材において、前記第1ブロッキング層は、加熱により溶解若しくはシュリンクしやすいもので形成することにより、加熱時に瞬時に第1アスファルト層を直接露出させその熔融が迅速容易に行われるようにしたことを特徴とするアスファルト防水工法用下貼り材。
  3. アスファルトルーフィング材を下地施工面に下貼り材を介して貼設する防水アスファルト防水工法であって、
    (イ) 請求項1又は2記載の下貼り材の第2ブロッキングをリモネンの塗布により溶解し粘着層を露出させて下貼り材を下地施工面に押圧固着する工程、
    (ロ) 視野に入る下貼り材の表面を第1ブロッキング層を火炎の放射により溶融状態を見極めながら加熱して発泡インクの発泡成分からガスを発生させ第1アスファルト層と第1ブロッキング層との間に熱容量の小さい空隙箇所を形成して、この空隙箇所から第1ブロッキング層を溶解して、これを契機に第1ブロッキング層全体を細かく分散・収縮して第1アスファルト層を露出させるとともに熔融する工程、
    (ハ) 下貼り材における第1アスファルト層の前記溶融面にアスファルトルーフィング材を張り合わせ下貼り材とアスファルトルーフィング材とを接合固定する工程。
    以上の工程からなるアスファルト防水工法。
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