JP4683646B2 - プリント配線基板用銅又は銅合金箔 - Google Patents
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これらのFPCやキャリアテープ等のプリント配線基板の製造方法を大別すると、1)銅箔にポリイミド等の樹脂基材をラミネートする(ラミネート法)か、又は樹脂前駆体を銅箔に塗布乾燥する(キャスト法)方法、2)樹脂基材上に銅層を成膜する方法(アディティブ法)がある。ラミネート法およびキャスト法では、得られたプリント配線基板の銅層に回路パターンをレジスト形成し、エッチングすることで回路基板を形成する。一方アディティブ法は樹脂基材を触媒化させた後、レジストでパターンを形成し、無電解めっきで回路の導体パターンを形成する。
さらに、近年、回路の微細化、ファイン化の要請から、プリント配線基板の銅層表面の平滑化が要求されている。従来、銅層表面を粗化するアンカー効果によって、樹脂基材との接着性の向上が図られてきたが、銅層表面を平滑化するとアンカー効果が低下し、樹脂基材との接着性が低下するという問題が生じる。
すなわち、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、銅層表面が平滑であり、エッチング性及び樹脂基材との接着性に優れたプリント配線基板用銅又は銅合金箔の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のプリント配線基板用銅又は銅合金箔は、銅又は銅合金箔基材の表面に厚み1〜100nmのCr又はCr合金層が乾式めっき法により形成されている銅又は銅合金箔であって、前記銅又は銅合金箔を350℃で15分間加熱した後、前記Cr又はCr合金層に由来して最表面に形成されるCr酸化物層中のZn濃度が1atomic%以上であることを特徴とする。
前記Cr又はCr合金層の下層又は上層にZn又はZn合金層が形成されていることが好ましい。前記加熱処理前の純Zn層の厚さが100nm未満であることが好ましい。
また、樹脂基材としては特に限定されないが、例えば、ガラスエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、アラミド樹脂が挙げられる。特に、本発明に係るプリント配線基板用銅箔はポリイミド樹脂に対する密着性が優れている。
プリント配線基板用銅又は銅合金箔の最表面の平均表面粗さとしてRaを0.2μm以下とする。平均表面粗さRaが0.2μmを超えると、近年の回路の微細化、ファイン化への要請に対応する平滑な銅層表面が得られない。
ここで、RaはJIS B 0601−1982に規定する中心線平均粗さである。
なお、最表面の平均表面粗さは銅又は銅合金箔基材の表面粗さとほぼ同一であり、銅又は銅合金箔基材の表面粗さを上記値に調整することにより、最表面の平均表面粗さを調整することができる。
銅又は銅合金箔基材の成分組成は、必要な導電性が得られる限り特に限定されず、例えば純Cu箔の他、銅合金箔を用いることができる。又、銅合金箔基材として銅亜鉛合金を用いる場合は、質量%で0.1〜35%のZnを含み残部がCu及び不可避的不純物からなる組成のものを好適に用いることができ、さらに好ましくは丹銅を用いることができる。ここで、銅亜鉛合金は、後述するCr酸化物層中のZnの供給源となってもよい。
銅又は銅合金箔基材の表面には乾式めっき法によりCr又はCr合金層が形成されているが、このCr又はCr合金層に由来して最表面にCr酸化物層が形成される。
Cr酸化物層は金属(合金)層に比べて樹脂基材(特にポリイミド)との接着性に優れる。この理由として、樹脂基材の官能基がCr酸化物層中の水酸基やカルボニル基と水素結合することが考えられる。
一方、Cr又はCr合金層の上層にZn層等が設けられている場合は、後述する加熱処理によってCr又はCr合金層からZn層にCrが拡散し、このCrが最表面で酸化されてCr酸化物層となる。
又、Cr又はCr合金層の下層にZn層等が設けられている場合、後述する加熱処理によってZn層からCr又はCr合金層にZnが拡散するが、この加熱時に、Cr酸化物層の厚みが増大する。
一方、上記したように、加熱処理を行った場合は、Cr酸化物の厚さは50nm程度まで増加することがある。
従来、樹脂等と金属表面との密着性を向上させる技術として、クロメート処理が公知である(例えば、特開平5−29740号公報)。又、亜鉛を含んだクロメート処理も公知である(例えば、特開2005−48269号公報)。しかしながら、これらのクロメート処理の場合、本発明のような平滑な銅箔への樹脂(特にポリイミド)の密着性が充分でないことが判明した。湿式法で金属Crをめっきした(例えばサージェント浴)場合も同様である。
一方、上記乾式法によって得られた金属Cr(又はCr合金)を酸化させた場合、樹脂との密着性が大幅に向上する。この原因は明らかではないが、湿式法の場合、クロメート層(クロム(水)酸化物層)の皮膜構造や組成が、乾式法による金属Crの酸化物と異なることが考えられる。
なお、樹脂基材上に金属Cr層及び銅層をスパッタ法で設けた後、大気中に取出した場合、樹脂基材側から透過した酸素により、Cr層表面にCr酸化層が形成される。しかし、この酸化層は後から形成されるものであるため、樹脂基材の官能基と充分に結合せず、樹脂基材との接着性の向上に寄与しないものと考えられる。
前記Cr酸化物層中の表面Zn濃度が1atomic%以上であることが必要であり、望ましくは3atomic%以上である。Znは樹脂と接着する前にCr酸化物層中に存在してもよく、接着時の熱によってCr酸化物層に拡散しても同じ効果を持つ。酸化物の厚さおよびZnの濃度は後述するXPSを用いて測定する。
1)図2に示すように、乾式による金属Cr層6の下層にZn含有層4を形成し、大気中に放置して金属CrをCr酸化物層にした後、樹脂基材を接着又は形成する際の加熱処理(ポリイミド樹脂を想定した350℃で15分間)によって、最表面のCr酸化物層へZn含有層からZnを拡散させる。図1に示す実施形態の銅箔はこの方法で層形成したものであり、加熱の際に金属Cr層中にZnが拡散してZn−Cr合金層8になり、Zn含有層4の一部は残存するか、素材の銅合金に拡散して消失するかのいずれかである。
この場合、加熱前のZn含有層4が厚すぎて加熱後に純Zn層(Zn単体の層で合金を含まず)が多く残存する場合、純Zn層の強度が低いためにそこから剥離破壊が起きる傾向にある。したがって、Zn含有層をあらかじめ合金としておくか、又は、純Zn層が加熱処理により拡散してZn合金を形成し、残存する純Zn層が少なくなるようにする必要がある。
そのため、加熱前の純Zn層の厚さは好ましくは100nm未満であり、さらに好ましくは50nm以下である。
2)の方法として、図3に示すように、乾式による金属Cr層6の下層の銅箔基材2xに銅亜鉛合金を用い、この銅箔を大気中に放置して金属CrをCr酸化物層にした後、上記加熱処理によって、最表面のCr酸化物層へ銅箔基材からZnを拡散する方法がある。この場合も加熱の際に金属Cr層中にZnが拡散してZn−Cr合金層になる。
3)の方法として、図4に示すように、銅箔基材2上に乾式法でZn−Cr合金層8を形成した後、大気中に放置し、合金層8表面のCrを酸化させる方法がある。
その他、既に述べたように、銅箔基材上にCr又はCr合金層を設け、この層の上層にZn又はZn合金層を形成し、上記加熱処理によってCrをZn又はZn合金層中に拡散させる方法がある。
ZnとCrは合金になるが、Zn中Crの固溶度は約0.1%Crと少ない。従って、ZnとCrの2相の場合には合金層として形成しにくい。ただし、Zn−Cr−Cu、Zn−Cr−Niといった3相の場合には合金層が形成される可能性がある。
さらに、Cr合金の成分として、Ni、Fe、Co、Mo、及びWの群から選ばれる1種以上の元素を0〜80質量%含有してもかまわない。前述のようにCr−Znは固溶しにくいため、これらの元素の存在で固溶する場合がある。さらに、Cr合金とすることで、エッチング性が改善することがある。
このように、上記した1)〜3)(図2〜4に相当)に示す層構造の銅箔を加熱すれば、本発明のプリント配線基板用銅箔となる。従って、加熱によって図1に示す層構造に変化するよう、図2に示すような層構造の銅箔を製造しておくことも可能である。そこで、図2〜図4に示す層構造(及びその組合せ)の銅箔も本発明に含めることとする。
このような層構造としては、350℃で15分間の加熱前に、1)最表面に乾式法による金属Crが酸化したCr酸化物層が存在し、その下層に図2、図3のようにZn供給源(Zn含有層4及び/又は銅亜鉛合金箔2x)が存在するか、又は2)図4のように表面に乾式法によるZn−Cr合金層が形成され、この合金層表面のCrが酸化してCr酸化物層になったものであればよい。
図2〜図4の層構造は例示に過ぎず、これらの層構造を適宜組み合わせたものも本発明に含まれる。例えば、図2の銅箔基材2に代えて、図3の銅箔基材2xを用いてもよい。
拡散前のZn含有層4の厚みが0.3nm未満であると、Zn量が不充分であり、CrとZnの複合効果が不充分である。一方、Zn含有層4の厚みが30nmを超えると、銅箔全体でZn含有層4の強度が最もが弱くなり、樹脂との剥離強度が低下する傾向にある。
本発明における加熱条件は、350℃で15分間とする。この条件は、銅箔に樹脂基材(特にポリイミド樹脂)を形成するための加熱条件を想定している。加熱雰囲気は通常、Ar等の不活性ガス中で行うが、酸素雰囲気でもよい。不活性ガスの場合も酸素を0にすることは難しく、上記したCrの酸化は進行するからである。又、加熱時又は加熱後に樹脂を接着又は形成した際、樹脂から供給される酸素によってもCrの酸化を進行させることができる。又、完全に酸素が0の不活性ガス中で加熱した場合も、大気中に取り出した時点でCrが酸化される。
いずれにせよ、上記加熱を経ることで、銅箔に樹脂形成後の最終製品の被膜構成となる。
乾式による金属Cr層6又はZn−Cr層8は、Cr酸化物層のCr供給源として機能するものであり、酸化によってCrがすべてCr酸化物に転化してもよく、酸化されない残存Crが存在してもよい。いずれにせよ、エッチング性を低下させないため、総Crの量は100nm以下、好ましくは30nm以下が適している。
ここで、「総Cr」の厚みの換算方法は以下に述べるとおりである。
純Znは層として残留するとその部分から剥離する場合があるため、拡散して合金化するか、濃度勾配がついた層となることが望ましい。ただし、樹脂と複合した後にこのような層となっていればよい。一般的に樹脂と接着する場合には、熱を与える場合が多く、この熱でZnが拡散し、純Zn層が残留しなければ良好な接着強度が得られる。もちろん、最初からZn合金層を形成した場合は、剥離強度を向上させるためのZnの拡散処理は不要である。
Cr酸化物層、Cr層の厚さの測定およびCr酸化層内のZn濃度は以下のように行う。
各層の厚さは、XPS(X線光電子分光法)とスパッタとの組み合わせによる深さ方向の分析方法で測定することができる。具体的には、一定のスパッタレートでスパッタしながらXPS測定を行い、スパッタ時間とXPS強度の関係をグラフとしたデプスプロファイルを予め作成する。そして、デプスプロファイルに基づいて以下のように厚みの算出を行う。
Cr酸化物の厚さはO(酸素)のXPS強度について着目し、その最大値を100%、最小値を0%と置いた時の、強度84%および16%のXPS強度のスパッタ時間を読み取り、その中間の時間をCr酸化物層と金属との界面とし、表面からの厚さをスパッタレートで換算し、Cr酸化物層の厚みとする。
同様にCrのXPS強度に着目し、その最大値を100%、最小値を0%と置いた時の、84%および16%のXPS強度のスパッタ時間を読み取り、その中間の時間をCr膜と素材金属との界面とし、表面からの厚さをスパッタレートで換算する。これをCr層厚(Cr酸化物層を含む総Crの厚み)と定義する。
なお、Cr層がCr合金被膜である場合、上記した方法で換算したCr層の厚みに対し、合金中のCr含有量を按分して、純Cr層と仮定した時の厚みに変換する。例えば、Cr−80%Ni合金中のCrの割合が18%と検出され、上記方法でCr層厚が100nmと換算された場合、純Cr厚として18nmに相当するので、この合金のCr層厚を18nmとみなす。ここで、Cr合金被膜中の合金元素のデプスプロファイルは、Crのプロファイルと同様に上記方法で検出される。従って、プロファイル上でCrと合金元素の比率を求めることができる。
Cr酸化物層中のZn濃度は、上記した方法で求めたCr酸化物層厚みの1/2の深さの位置におけるZnのatomic%をそのまま読んだ値を用いる。
以上のようにして、最表面にCr酸化物層が形成された銅箔が得られ、この銅箔に樹脂基材(特にポリイミド樹脂)を接着又は形成した後のピール強度が1.2N/mm以上に向上する。より好ましくは、上記ピール強度が1.4N/mm以上である。
ここで、ピール強度は、180°反転剥離法(JPCA−FC01−4.4に準拠によって測定した値とする。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
市販のタフピッチ銅を圧延し、厚み18μmの銅箔基材を製造した。スパッタリング装置としてDCマグネトロンを用い、ターゲットとしてZnターゲットとCrターゲットを用い、銅箔基材の片面にZn層、金属Cr層をこの順で成膜し、図2に示す層構造のプリント配線基板用銅箔を得た。
スパッタリング条件は、到達真空度1×10-3Pa未満、スパッタリング圧0.5Pa、スパッタリング電力として1基当たり50kWDCのものを2基、巻き取り速度10m/minとした。
成膜後の銅箔を常温の大気中に24時間放置した。
以下のXPS装置により上記した方法でZn、O、Crのデプスプロファイルを作成し、これに基づいて各試料のZn、O、CrのXPS強度をスパッタレートに対して測定し、このプロファイルから得られた銅箔の各層(Cr酸化物層、Cr層、Zn濃度)の膜厚を算出した。
XPS測定装置(アルバック・ファイ株式会社製 5600MC)を用い、以下の条件で銅箔表面から測定した。
到達真空度:6.65×10-8Pa(5×10-10Torr)、但し、Arガス導入時は1.33×10-6Pa(1×10-8Torr)
X線:単色化Al Kα、X線出力300W、検出面積800μmφ、試料と検出器のなす角度は45度
イオン線:イオン種はAr+、加速電圧1kV、掃引面積2×3mm2、スパッタリングレート1.8nm/min.(SiO2換算)
各試料のCr酸化物層表面の平均表面粗さRzは、触針式表面粗さ測定器(小坂研究所製 Surf coder SE−3400)を用い、JIS B 0601に規定される方法に従い、カットオフ値0.25mm、測定長さ1.25mmで測定した。
銅箔の表面粗さRaJISは0.16μmであった。
市販のポリイミド前駆体ワニス(宇部興産株式会社製、商品名U−ワニス−A)を用い、下記の条件で銅箔表面にポリイミド樹脂を形成した。
ポリイミド塗布厚み:30μm
溶媒乾燥:130℃で30分(大気下)
樹脂硬化:350℃で15分(Ar雰囲気)
スパッタ電力を調整し、加熱前のZn層及びCr層の厚みを表1に示す値に変えたこと以外は、実施例1とまったく同様にして銅箔及びプリント配線基板を製造した。銅箔の表面粗さRzJISは1.6μmであった。なお、実施例4の場合、Cr層の代わりにCr−80%Ni合金層を用いた。
スパッタ電力を調整し、加熱前のZn層及びCr層の厚みを表1に示す値に変えたこと以外は、実施例1とまったく同様にして銅箔及びプリント配線基板を製造した。銅箔の表面粗さRzJISは1.6μmであった。
1.Cr,ZnのXPS測定
上記したポリイミド樹脂形成のための加熱処理(溶媒乾燥及び樹脂硬化のための熱処理)を行う前の銅箔のCr層、Zn層の厚みをXPSで測定した。又、加熱処理後の銅箔最表層をXPSで測定し、表面にCr酸化物層が8nm以上存在することを確認した。さらに、このCr酸化物層中のZn濃度をXPSで測定した。
2.ピール強度の測定
ポリイミド樹脂を形成して得られたプリント配線基板のピール強度を180°反転剥離法(JPCA−FC01−4.4に準拠して測定した。
3.エッチング性
得られたプリント配線基板に対し、所定のレジストを用いてラインアンドスペース30μmの回路パターンを形成し、次にエッチング液(塩化第二鉄、40ボーメ、温度40℃)を用いてエッチング処理した。処理後の回路間の樹脂表面をEPMAで測定し、残留Crを分析し、以下の基準で評価した。
×:回路間全面にまたは部分的にCrが観察された
〇:回路間にCrが観察されなかった
Cr酸化物層中のZn濃度が1atomic%未満である比較例2の場合、ピール強度が1.2N/mm未満に低下した。
加熱前の純Zn層の厚みが100nm以上である比較例3の場合、加熱後に比較的厚い純Zn層が残留し、この層が剥離してピール強度が1.2N/mm未満に低下した。
4 (乾式法による)金属Cr層
6 Zn層
8 Zn−Cr層
10 Cr酸化物層
10a 最表面
Claims (5)
- 銅又は銅合金箔基材の表面に厚み1〜100nmのCr又はCr合金層が乾式めっき法により形成されている銅又は銅合金箔であって、前記銅又は銅合金箔を350℃で15分間加熱した後、前記Cr又はCr合金層に由来して最表面に形成されるCr酸化物層中のZn濃度が1atomic%以上であることを特徴とするプリント配線基板用銅又は銅合金箔。
- 最表面の平均粗さRaが0.2μm以下であること特徴とする請求項1に示すプリント配線基板用銅又は銅合金箔。
- 前記銅合金箔基材が合金成分としてZnを0.1〜35質量%含む、請求項1又は2に記載のプリント配線基板用銅又は銅合金箔。
- 前記Cr又はCr合金層の下層又は上層にZn又はZn合金層が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のプリント配線基板用銅又は銅合金箔。
- 前記加熱処理前の純Zn層の厚さが100nm未満であることを特徴とする請求項4に記載のプリント配線基板用銅又は銅合金箔。
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