JP4683291B2 - エアゾール容器用オーバーキャップ - Google Patents

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本発明は、必要時に、ガス抜き機能を発揮し得る状態となるエアゾール容器用のオーバーキャップに関するものである。
使用済みエアゾール容器の残留ガスを抜き取るために、カバーキャップのエアゾール容器への組付きを利用して、ノズルヘッドを、噴射位置に押下げ保持し、これにより残留ガスを抜き取るようにしたものが、特開2003−327284号公報に示されているように、従来技術として知られている。
特開2003−327284号公報
この従来技術は、エアゾール容器の肩部である目金蓋の巻締め部に着脱自在に係止するカバーキャップの天板中央に、上昇位置にロックした状態で、昇降変位可能にボタンキャップを組付け、ガス抜き時には、ボタンキャップのロックを解除してから、ノズルヘッドを押下げる位置までボタンキャップを下降変位させると同時に、このボタンキャップを、目金蓋の巻締め部よりも上位に位置しているマウンティングカップの巻締め部に、係止保持するものとなっている。
それゆえ、上記した従来技術にあっては、エアゾール容器に対するボタンキャップの係止組付きは、カバーキャップとは全く別であるので、カバーキャップ本体の係止組付き力を、操作し易い値に設定することができる、と云う利点がある。
しかしながら、上記した従来技術にあっては、エアゾール容器に対して、カバーキャップは目金蓋の巻締め部を、またボタンキャップはマウンティングカップの巻締め部を、着脱組付き部としているので、目金蓋の巻締め部を有さないエアゾール容器に実施することができず、このため適用できるエアゾール容器の範囲が半減する、と云う問題があった。
また、ガス抜き操作は、エアゾール容器にカバーキャップを通常通りに組付けた状態で行うので、ガス抜きを行わない時でも、ロックが外れていると、そのままボタンキャップを押下げて、ガス抜きをしてしまう誤動作を行い易い、と云う問題があった。
さらに、ガス抜き操作は、ボタンキャップを、ロック解除のために回動変位させる必要があるが、ボタンキャップはカバーキャップに囲まれているので、ボタンキャップを回動変位させる操作が面倒である、と云う問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、殆どのエアゾール容器に共通して形成されている、マウンティングカップの巻締め部だけを着脱組付き部とすると共に、不正にガス抜き誤動作が行われないようにすることを技術的課題とし、もって殆どのエアゾール容器への適用を可能とすると共に、安全で簡単なガス抜き処理を得ることを目的とする。
本発明の手段は、エアゾール容器の、ステムにノズルヘッドを組付けたマウンティングカップの取付き部下端縁に、着脱自在に係止組付きするオーバーキャップを、内キャップと、この内キャップに対して昇降変位可能に外嵌組付きする内筒を有する外キャップとから構成することにある。
内キャップは、天板とキャップ筒とから有頂筒状に構成され、キャップ筒に、通常状態時におけるエアゾール容器に対する第一着脱部を形成すると共に、このキャップ筒に対する外キャップの組付き位置を、通常使用状態に係止保持する第一係止部と、ガス抜き使用状態に係止保持する第二係止部とを設けて構成し、また外キャップは、内キャップのキャップ筒に昇降自在に外嵌し、上端を天窓部として開放した内筒と、この内筒の上端から外鍔片を介して垂下連設された外筒とを有する構成とされ、内筒に、内キャップの第一係止部に下方から乗り越え可能に係止し、第二係止部に乗り越え不能に係止する係止突片を設けると共に、内周面上端に、マウンティングカップの取付き部に、ガス抜き使用状態時におけるエアゾール容器に対する着脱部分を形成する第二着脱部を設けて構成している。
そして、ガス抜き姿勢状態では、内キャップの天板上面から外キャップの第二着脱部までの高さ間隔を、エアゾール容器の噴射状態時のノズルヘッド上端から取付き部下端縁までの高さ間隔と略等しく設定している。
この発明の手段にあっては、オーバーキャップのエアゾール容器に対する着脱は、通常使用状態時には、エアゾール容器の取付き部に対して、内キャップのキャップ筒を着脱させて達成し、またガス抜き使用状態時には、同じくエアゾール容器の取付き部に対して、外キャップの内筒を着脱させて達成する。
通常使用状態時には、エアゾール容器のノズルヘッドは、内キャップのキャップ筒に覆われた状態となっており、妄りに押下げられることがなく、また外キャップの内筒は、その係止突片を、内キャップの第一係止部に係止させて、一定組付き姿勢に保持されている。
ガス抜き時には、エアゾール容器から取外したオーバーキャップを反転倒立させた状態で、外キャップの第二着脱部を、エアゾール容器の取付き部に対して強引に係止させる。
この時、内キャップは、その天板のエアゾール容器のノズルヘッドとの突当りにより押上げられ、外キャップの係止突片が、内キャップ第一係止部を乗り越えた第二係止部に係止するが、外キャップの係止突片は内キャップの第二係止部を乗り越えることができないのと、内キャップの天板上面から外キャップの第二着脱部までの高さ間隔が、エアゾール容器の噴射状態時のノズルヘッド上端から取付き部下端縁までの高さ間隔と等しく設定されていることにより、エアゾール容器のノズルヘッドに噴射状態に押下げられる。
そしてこの状態、すなわちエアゾール容器のノズルヘッドの噴射状態は、外キャップの第二着脱部のエアゾール容器に対する係止組付き力が、エアゾール容器のノズルヘッドに対する押し下げ操作力よりも強いので、中断することなく維持される。
また、エアゾール容器に対するオーバーキャップのガス抜きのための組付けは、外キャップの外筒に押し下げ力を作用させて行うのが達成し易い。
本発明の別の手段は、内キャップのキャップ筒の筒壁に、窓孔を開設し、この窓孔の下端部に係止リブを設けて第一係止部とすると共に、同じ窓孔の上端縁を第二係止部とし、また外キャップの内筒に、下端を径方向に弾性変位可能とした撓み舌片を設け、この撓み舌片の内周面下端に、内キャップの窓孔に侵入する係止突片を突設したものとなっている。
この内キャップのキャップ筒に窓孔を設け、外キャップの内筒に撓み舌片を設けた構成にあっては、キャップ筒に昇降変位自在に外嵌する内筒に設けた撓み舌片の内周面下端に係止突片を設けたので、この係止突片の窓孔に対する侵入係合が、撓み舌片の弾性変形により容易に達成でき、また窓孔を利用して第一係止部と第二係止部を形成したので、この窓孔に侵入係合している係止突片と、第一係止部および第二係止部との係止が、安定して確実なものとなる。
また、本発明の別の手段は、内キャップの窓孔を、着脱筒の中心軸に関して対称に一対設けると共に、外キャップの撓み舌片を、内筒の中心軸に関して対称に一対設けたものとなっている。
この窓孔および撓み舌片を、それぞれ一対設けた構成にあっては、筒状となった内キャップのキャップ筒と外キャップの内筒との間の、昇降方向に沿った係止組付き力を、両筒の中心軸に関して均等に作用させることになる。
また、本発明の別の手段は、外キャップの撓み舌片を、内筒の下端縁から割り溝状に設けた一対のスリットにより形成したものとなっている。
この撓み舌片を、一対のスリットにより形成した構成にあっては、形成された撓み舌片は、内筒の一部に、内筒全体の筒構造を損なうことなく、形成されることになる。
また、本発明の別の手段は、内キャップのキャップ筒の下端部に、対称に一対の割り溝を設けたものとなっている。
このキャップ筒の下端部に一対の割り溝を設けた構成にあっては、第一着脱部を設けたキャップ筒の下端部の、径方向に沿った弾性変形がし易くなる。
また、本発明の別の手段は、内キャップの第一係止部に対する、外キャップの係止突片の下方からの係止位置を、内キャップの天板が外キャップの天窓部に、外キャップの上端面と約同じ高さ位置となるように設定したものとなっている。
この内キャップの第一係止部に対する、外キャップの係止突片の下方からの係止位置を設定した構成にあっては、通常使用状態時に、内キャップに対して、指先による押し下げ力を、簡単にかつ安定的に作用させることができる。
また、本発明の別の手段は、内キャップのキャップ筒の上端部に、縮径段部を形成し、外キャップの内筒の内周面上端部に、内キャップの縮径段部に上方から係止する突当り突片を膨出設したものとなっている。
このキャップ筒に縮径段部を設けると共に、内筒に突当り突片を設けた構成にあっては、外キャップに対する内キャップの上方への抜け出しを確実に阻止し、また外キャップを介して内キャップに、押し下げ力を確実に伝えることができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明にあっては、オーバーキャップの通常使用状態時およびガス抜き状態時の両方で、エアゾール容器に対してオーバーキャップは、エアゾール容器のマウンティングカップの取付き部を組付き部としているので、殆どのエアゾール容器に適用することができ、広い利用範囲を得ることができる。
また、通常使用状態からガス抜き使用状態への切替えは、オーバーキャップを反転倒立させることにより行われるので、使用者が、オーバーキャップの通常使用姿勢と、ガス抜き使用姿勢とを間違えることがなく、エアゾール容器の安全な使用と、確実なガス抜き処理を得ることができる。
さらに、通常使用状態からガス抜き使用状態への切替えは、オーバーキャップを反転倒立させるだけであるので、その切替え操作がきわめて簡単であり、ガス抜き処理を簡単に達成することができる。
内キャップのキャップ筒に窓孔を設け、外キャップの内筒に撓み舌片を設けた構成にあっては、内キャップの窓孔に対する外キャップの係止突片の侵入係合を容易に達成できるので、内キャップと外キャップとから構成されているオーバーキャップの組立てが簡単に達成でき、また係止突片が侵入係合する窓孔に、第一係止部と第二係止部を形成したので、係止突片と両係止部との係止を安定して確実に得ることができ、これによりオーバーキャップの通常使用状態とガス抜き使用状態との、安定した切替えを得ることができる。
また、窓孔および撓み舌片を、それぞれ一対設けた構成にあっては、内キャップのキャップ筒と外キャップの内筒との間の係止組付き力を、両筒の中心軸に関して均等に作用させることになるので、内キャップと外キャップとの組付き姿勢を、常に一定して安定したものとすることができ、これにより円滑で安定した内キャップと外キャップとの相対変位動作を得ることができる。
また、撓み舌片を、一対のスリットにより形成した構成にあっては、撓み舌片は、内筒の全体の筒構造を損なうことなく、形成されることになるので、撓み舌片の横隣に位置する内筒部分が、キャップ筒に対する内筒の昇降変位自在な組付き姿勢を、安定的に保持することになり、これにより内キャップと外キャップとの、相対昇降変位動作を円滑にすることができる。
また、キャップ筒の下端部に一対の割り溝を設けた構成にあっては、第一着脱部を設けたキャップ筒の下端部の、径方向に沿った弾性変形が行い易くなるので、マウンティングカップの取付き部に対する第一着脱部の係止力を、所望する弱さに簡単に調整設定することができ、これにより通常使用状態時における、エアゾール容器に対するオーバーキャップの、良好な着脱操作を得ることができる。
また、内キャップの第一係止部に対する、外キャップの係止突片の下方からの係止位置を設定した構成にあっては、通常使用状態時に、内キャップに対して、指先による押し下げ力を、簡単にかつ安定的に作用させることができるので、第一係止部の係止突片との係止を簡単に解除させることができ、これによりオーバーキャップの、通常使用状態からガス抜き使用状態への切替えを簡単に達成することができる。
また、キャップ筒に縮径段部を設けると共に、内筒に突当り突片を設けた構成にあっては、外キャップに対する内キャップの上方への抜け出しを確実に阻止し、また外キャップを介して内キャップに、押し下げ力を確実に伝えることができるので、内キャップの外キャップ内から上方への、不正な突き出し変位を確実に阻止することができ、これによりオーバーキャップの、通常使用状態を安定して維持することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明によるオーバーキャップ1は、エアゾール容器21に着脱自在に組付けられるもので、このオーバーキャップ1が組付けられるエアゾール容器21は、ステムにノズルヘッド24を組付けたマウンティングカップ22が、エアゾール容器21本体への取付き部23に、オーバーキャップ1の組付き部分となる段部を形成している。
オーバーキャップ1は、通常使用状態時に、エアゾール容器21との着脱機能部となる第一着脱部6を有する内キャップ2と、ガス抜き使用状態時に、エアゾール容器21との着脱機能部となる第二着脱部16を有する外キャップ11とから構成されている。
内キャップ2は、平板状の天板3と取付き部23の外径と略等しい内径を有するキャップ筒4とから、有頂円筒形状に構成されており、キャップ筒4は、その下端部に、一対の割り溝10を対称に設け、その内周面下端に、突出高さの低い周突条状の第一着脱部6を周設し、さらにその筒壁に、四角窓状の一対の窓孔7を、中心軸に関して対称に開設し、そして上端部に、縮径段部5を形成した構造となっている。
このキャップ筒4の窓孔7は、その下端部に、やや内側に偏って位置させた係止リブを掛け渡し状に設けて第一係止部8を形成し、また窓孔7の上端縁を係止端縁として機能させて第二係止部9を形成している。
外キャップ11は、内筒12と、この内筒12の上端に、外鍔片20を介して垂下連設された外筒19とから、二重筒状に構成されており、内筒12は、略下半分に、それぞれ一対のスリット15を下端縁から設けることにより、一対の撓み舌片13を、中心軸に関して対称に形成し、各撓み舌片13の内周面下端に突条状の係止突片14を設け、内周面上端部に、内キャップ2の縮径段部5に上方から突当る突当り突部17を、膨出状に周設し、そしてこの突当り突部17の内周面上端に、内キャップ2の第一着脱部6よりも大きい突出高さの周突条状をした第二着脱部16を形成している。
外キャップ11の内筒12は、突当り突部17が縮径段部5に上方から突当った状態(図1参照)で、その下端縁が窓孔7の下端縁と略等しい高さレベルとなる高さに設定されており、また撓み舌片13は、その横幅が、窓孔7の横幅と等しいか、わずかに小さく設定されており、それゆえ撓み舌片13の内周面下端に設けられた係止突片14は、内キャップ2と外キャップ11とを、通常使用姿勢に組付けた状態では、窓孔7に侵入係合して、この窓孔7に形成された第一係止部8に下方から係止する状態となる。
内キャップ2の第二係止部9から天板3上面までの高さ間隔値と、外キャップ11の係止突片14から第二着脱部16までの高さ間隔値とは、係止突片14が第二係止部9に係止した状態で、天板3上面から第二着脱部16までの高さ間隔値が、ガス放出時のノズルヘッド24の上端から取付き部23までの高さ間隔値と、略等しい値となるように設定されている。
また、内筒12は、その上端を天窓部18として開放しているので、この天窓部18の開放縁に第二着脱部16が設けられることになるが、係止突片14が第一係止部8に係止している通常使用姿勢では、この天窓部18に内キャップ2の天板3が、外鍔片20と略等しい高さに位置している。
この通常使用姿勢では、オーバーキャップ1のエアゾール容器21に対する着脱は、内キャップ2の第一着脱部6を使用するので、通常の操作力で、無理なく着脱操作を行うことができ、また内キャップ2がエアゾール容器21に対する装着を達成しているので、オーバーキャップ1に対して押し下げ力が作用しても、ノズルヘッド24が不正に押し下げられて、ガスが噴射される不都合の発生は全くない。
なお、外キャップ11外筒19は、オーバーキャップ1が、通常使用状態でエアゾール容器21に組付いた状態で、エアゾール容器21の肩部下端部に、その下端を近接位置させる(図2参照)、高さ寸法に設定されている。
オーバーキャップ1の、通常使用状態からガス抜き使用状態(図3参照)への切替えは、オーバーキャップ1を反転倒立させた姿勢で、そのままエアゾール容器21に組付けることにより達成されるが、この際、係止突片14の第一係止部8に対する乗り越えを、オーバーキャップ1のエアゾール容器21への組付けに先立って達成しておくか、組付け動作を利用して達成するかは、どちらでも良い。
係止突片14の第一係止部8に対する乗り越えを、内キャップ2に対する指先による押し下げにより達成する場合には、内キャップ2の天板3が、外キャップ11の天窓部18に位置しているので、単純な押し下げ操作で、簡単に確実に達成できる。
このように、オーバーキャップ1の通常使用状態とガス抜き使用状態との切替えは、オーバーキャップ1の姿勢が全く逆となる、反転変化を必要とするので、オーバーキャップ1の状態切り替えを間違える恐れは、きわめて少ない。
また、第二着脱部16の取付き部23に対する乗り越え係止組付けは、オーバーキャップ1のもっとも外側に位置している、外筒19に操作力を作用させて達成できるので、無理なく簡単に達成することができる。
オーバーキャップ1を、ガス抜き使用姿勢でエアゾール容器21に装着すると、天板3の上面から第二装着部16までの高さ間隔値と、ガス抜き時のノズルヘッド24上端から取付き部23までの高さ間隔値とが略等しいことから、ノズルヘッド24は噴射位置に押し下げられ、ガス抜きが行われる。
このガス抜き使用状態は、第二着脱部16の取付き部23に対する係止力が、ノズルヘッド24に対する押し下げ操作力よりも強いので、ノズルヘッド24を押し下げ位置に保持し、ガス抜き状態を継続維持する。
ガス抜きにより、エアゾール容器21外にガスと一緒に内容物が噴出された場合、この内容物は、外キャップ11の内筒12内に貯留され、外部に飛散して、周囲を汚すようなことはない。
なお、図示実施例にあっては、第一係止部8を、掛け渡し構造の係止リブとしたが、これは窓孔7の両側壁の等しい高さ位置に突設された突片であっても良い。
本発明の一実施形態例を示す、一部破断した全体分解斜視図である。 図1に示した実施形態例の、通常使用状態時の全体縦断面図である。 図1に示した実施形態例の、ガス抜き使用状態時の全体縦断面図である。
符号の説明
1 ; オーバーキャップ
2 ; 内キャップ
3 ; 天板
4 ; キャップ筒
5 ; 縮径段部
6 ; 第一着脱部
7 ; 窓孔
8 ; 第一係止部
9 ; 第二係止部
10; 割り溝
11; 外キャップ
12; 内筒
13; 撓み舌片
14; 係止突片
15; スリット
16; 第二着脱部
17; 突当り突部
18; 天窓部
19; 外筒
20; 外鍔片
21; エアゾール容器
22; マウンティングカップ
23; 取付き部
24; ノズルヘッド

Claims (7)

  1. エアゾール容器の、ステムにノズルヘッドを組付けたマウンティングカップの取付き部下端縁に、着脱自在に係止組付きするオーバーキャップであって、該オーバーキャップを、天板とキャップ筒とから有頂筒状に構成された内キャップと、上端を天窓部として開放し、前記キャップ筒に昇降自在に外嵌する内筒の上端に、外鍔片を介して外筒を垂下連設した外キャップとから構成し、前記内キャップに、前記取付き部に着脱自在に軽く係止する第一着脱部と、第一係止部と上位に位置する第二係止部との組合せ物を設け、前記内筒に、前記第一係止部に下方から乗り越え可能に係止し、前記第二係止部に乗り越え不能に係止する係止突片を設けると共に、前記取付き部に、前記ノズルヘッドに対する押し下げ操作力よりも強い力で係止する第二着脱部を設け、前記係止突片が第二係止部に係止した状態での、前記天板上面から第二着脱部までの高さ間隔を、噴射状態時の前記ノズルヘッド上端から取付き部下端縁までの高さ間隔と等しく設定したエアゾール容器用オーバーキャップ。
  2. 内キャップのキャップ筒の筒壁に、窓孔を開設し、該窓孔の下端部に係止リブを設けて第一係止部とし、また前記窓孔の上端縁を第二係止部とし、また外キャップの内筒に、下端を径方向に弾性変位可能とした撓み舌片を設け、該撓み舌片の内周面下端に、前記窓孔に侵入する係止突片を突設した請求項1記載のエアゾール容器用オーバーキャップ。
  3. 内キャップの窓孔を、キャップ筒の中心軸に関して対称に一対設けると共に、外キャップの撓み舌片を、内筒の中心軸に関して対称に一対設けた請求項2記載のエアゾール容器用オーバーキャップ。
  4. 外キャップの撓み舌片を、内筒の下端縁から割り溝状に設けた一対のスリットにより形成した請求項2または3記載のエアゾール容器用オーバーキャップ。
  5. 内キャップのキャップ筒の下端部に、対称に一対の割り溝を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアゾール容器用オーバーキャップ。
  6. 内キャップの第一係止部に対する、外キャップの係止突片の下方からの係止位置を、前記内キャップの天板が外キャップの天窓部に、前記外キャップの上端面と約同じ高さ位置となるように設定した請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアゾール容器用オーバーキャップ。
  7. 内キャップのキャップ筒の上端部に、縮径段部を形成し、外キャップの内筒の内周面上端部に、前記縮径段部に上方から係止する突当り突片を膨出設した請求項1〜6のいずれか1項に記載のエアゾール容器用オーバーキャップ。
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