JP4683115B2 - スロープ付き浴室下枠装置 - Google Patents

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本発明は、バリアフリー住宅における浴室出入口下枠の段差解消と高シール性を課題とする浴室引き戸の下枠装置に関する。
従来、住宅の公的融資基準のひとつとしてバリアフリー住宅があるが、浴室においては、グレーチング、スノコなどを洗い場に設置し、段差解消手段としている。最近、浴室内の清掃を容易にするため、グレーチングなどを削除することが検討されている。
しかしながら、浴室側の水がスロープの下部空間から下枠内に入り込むという不都合があった。
そこで、本発明の課題は、浴室側の水がスロープの下部空間から下枠内に浸入するのを防止できるスロープ付き浴室下枠装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本願発明は、浴室床面3よりも上面が高い位置にある引き戸の下枠20と、上面が浴室側を下にして傾斜しており下枠20の浴室側に配置したスロープ25とを備え、下枠20は、スロープ25の下部空間24内に垂下した止水片23と、スロープ25の下部空間24側に突設した当接突片21aを有し、スロープ25は止水片23よりも浴室側の下面に床面当接部材25aを有し、止水片23は、当接突片21aの浴室側で当接突片21aと間隔を空けて対向して位置しており、スロープ25の下部空間24に流入した水の水圧を受けて弾性変形することにより当接突片21aに当接してスロープの下部空間から下枠20内部に水が浸入するのを防止することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、床面当接部材25aにより浴室側の水がスロープ25の下部空間に浸入するのを防止するが、それでもスロープ25の下部空間24に水が浸入した場合には、スロープ25の下部空間24に流入した水の水圧を受けて止水片23が弾性変形することにより当接突片21aに当接して、下枠20内に水が浸入するのを防止する。従って、床面当接部材25aと止水片23とで浴室側の水がスロープの下部空間24から下枠20に浸入するのを二重に防止できる。
実施例は、本発明を図2〜4に示すような浴室用の三枚引戸からなる引き戸30に適用したものである。該引き戸30は、特に図3に示すように、第1引き戸31、第2引き戸32及び第3引き戸33からなり、躯体開口部の上枠1、下枠20(図4参照)、及び縦枠2,2(図3)内に配置されている。第1引き戸31、第2引き戸32及び第3引き戸33は、図4に示すように、各引き戸31,32,33に付設された走行ローラ31b,32b,33bを、上枠1に付設されたレール1aに支持させることにより、開閉自在に吊り下げられている。また、第1引き戸31には、引き戸開閉用の把手31hが室内外に付設してある。更に、第1引き戸31、第2引き戸32及び第3引き戸33の下框の下面には、それぞれシール材31a、シール材32a、シール材33aが下垂されて設けてある。
下枠20は、特に図1,4に示すように、引き戸30の下部枠を構成し、更衣室(図外)と浴室床面(浴室パン)3との間に配設される。下枠20の上面と更衣室の床面とは略同一高さ、下枠20と浴室床3との高さの差は、略20mm以下として配置されている。下枠20は、躯体に載置される下枠基材21と、下枠基材21上に載置・係合される下枠載材22と、該下枠載材22の浴室側に連結されるスロープ25とからなる。下枠基材21の浴室側には、スロープ25の下部空間24に位置し水平方向に当接突片21aが設けられている。下枠載材22には、シール材保持部22a,22aが形成され、シール材22b,22bが付設されている。また、下枠載材22のスロープ25の下部空間24側には、止水片支持部22cが設けられ、該止水片支持部22cには、弾性舌片からなる止水片23が下垂させた状態で設けられている。
そして、この止水片23の下部は、前記当接突片21aに対向して配置される。この構成により、止水片23が浴室側からの水圧により、傾斜したときには当接突片21aの先端部に当接し、スロープ25の下部空間24側からの水を遮断することになる。スロープ25は、硬質合成樹脂、アルミ合金等を素材して形成され、側面視の全体形状が略三角形状で、上面には傾斜面(上面)25dが形成され、浴室側下面には、耐水性があって弾性素材からなる床当接部材25aが設けられている。また、スロープ25の下枠20側には、シール材保持部25bが形成され、シール材25cが付設されている。また、スロープ25の下側は、下枠20側の止水片支持部22cの上面に係合するように凹部が形成されている。
上記実施例では、上記構成により、引き戸30を閉めた状態において、浴室で湯水を使うと、水が引き戸30の側面にまで達しても、引き戸30と下枠20との間はシール材22b,22b及びシール材25cで遮断され、更には、各引き戸31,32,33の下端部に摺接するように、下枠載材22に設けられたシール材22d・・で遮断され、また、浴室床3とスロープ25との間は、床当接部材25aに加えて、止水片23と当接突片21aとにより遮断される。即ち、浴室床3とスロープ25との間の下部空間24に流入する湯水の圧力により、止水片23は弾性変形と共に傾斜して当接突片21aに当接し、スロープ25の下部空間24と下枠20内の空間とを遮断することとなる。従って、スロープ25の下部空間24内の水が下枠20内に流入することが抑制される。
また、スロープ25は、下枠20から容易に着脱できることから、スロープ25内の清掃が容易となり、浴室の衛生管理が容易となる。
上記実施例は、スロープ25を随時取り外しができるようにした、即ち、分割型のものであるが、別例1として、図5に示すようなスロープ材支持枠26を下枠載材22の両端部に付加することによって、スロープ25を下枠20に固定状態とする、即ち、一体型としてもよい。一体型は、スロープ25を下枠載材22に装着したことに加えて、スロープ25の両端部を、付加的な構成要素であるスロープ材支持枠26に装着するものである。スロープ材支持枠26の側面には、下枠載材22の孔に係合する2本の係合突片26a,26aが立設され、且つ、スロープ25の側面に当接するスロープ材当接部26bが形成されている。
そこで、下枠載材22を下枠基材21に装着するに先立って、1.先ず、スロープ25及び下枠載材22を、上記係合突片26a,26a及びスロープ材当接部26bを介してスロープ材支持枠26,26に装着する。2.次ぎに、スロープ材支持枠26,26を下枠基材21に装着する。その結果、スロープ25は、スロープ材支持枠26,26を介して、下枠20と一体化され、本来の機能を発揮する。この場合にスロープ25の取り外しは、スロープ25、スロープ材支持枠26及び下枠載材22を一体物として下枠基材21から取り外すことになる。
この別例1によれば、スロープ25を取り外すに当たっては、下枠載材22を取り外すことになり、引き戸30下部が下枠載材22の拘束から解かれることになるから、引き戸30が開閉できなくても、引き戸30の傾動が可能となり、緊急時(入浴者の昏倒等)の浴室内への出入りにも活用できる。
尚、特許請求の範囲の項には実施例との対応関係を明瞭にするために図面符合を付したが、本発明はこれに限るものではない。
本発明に係る実施例の主要部縦断面図。 本発明を適用した実施例の全体正面図。 同実施例の平面図。 同実施例の縦断面図。 同実施例の別例1に係る部品の側面図。
符号の説明
1 上枠
3 浴室床(面)
20 下枠
21a 当接突片
23 止水片
24 スロープの下部空間
25 スロープ
25a 床当接部材
25d 傾斜面(上面)
30 引き戸

Claims (1)

  1. 浴室床面3よりも上面が高い位置にある引き戸の下枠20と、上面が浴室側を下にして傾斜しており下枠20の浴室側に配置したスロープ25とを備え、下枠20は、スロープ25の下部空間24内に垂下した止水片23と、スロープ25の下部空間24側に突設した当接突片21aを有し、スロープ25は止水片23よりも浴室側の下面に床面当接部材25aを有し、止水片23は、当接突片21aの浴室側で当接突片21aと間隔を空けて対向して位置しており、スロープ25の下部空間24に流入した水の水圧を受けて弾性変形することにより当接突片21aに当接してスロープ25の下部空間24から下枠20内部に水が浸入するのを防止することを特徴とするスロープ付き浴室下枠装置。
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