JP4682665B2 - ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法 - Google Patents

ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4682665B2
JP4682665B2 JP2005095445A JP2005095445A JP4682665B2 JP 4682665 B2 JP4682665 B2 JP 4682665B2 JP 2005095445 A JP2005095445 A JP 2005095445A JP 2005095445 A JP2005095445 A JP 2005095445A JP 4682665 B2 JP4682665 B2 JP 4682665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map data
update
point
navigation device
travel route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005095445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006275778A (ja
Inventor
光輝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2005095445A priority Critical patent/JP4682665B2/ja
Publication of JP2006275778A publication Critical patent/JP2006275778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682665B2 publication Critical patent/JP4682665B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ナビゲーション装置に記憶されている地図データを更新する技術に関する。
設定された目的地によって検索された推奨経路の周辺の地図データを部分的に最新の内容に更新するナビゲーション装置が知られている。
特開2003−75174号公報
特許文献1に開示されるナビゲーション装置では、推奨経路周辺以外の地域については更新対象地域とすることができず、地図データを最新の内容に更新することができない。しかし、推奨経路周辺以外の地域であっても、ユーザが利用する可能性が高い地域や地図変化の大きい地域などについては、その状況に応じて更新対象地域に設定し、地図データを最新の内容に更新することが望ましい。このように、部分的に地図データを更新可能なナビゲーション装置において、推奨経路周辺以外の地域についても状況に応じて適切な更新対象地域を設定し、地図データを更新できる方法が求められている。
本発明に係るナビゲーション装置は、記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを外部の更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を用いて部分的に更新可能なナビゲーション装置であって、所定の地域範囲ごとに設定された地図データを記憶する地図記憶手段と、自車両が走行した走行経路を記録する走行経路記録手段と、自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断の結果、自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定するスタート地点設定手段と、前記スタート地点設定手段によりスタート地点が設定された場合に、前記スタート地点における時刻から起算された自車両の走行時間が予め定められた所定時間以上になったときに、前記走行経路記録手段により記録された前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定する更新地域設定手段と、前記更新地域設定手段により設定された更新対象地域について、前記地図記憶手段に記憶されている地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求する要求手段と、前記要求に応じて前記更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を取得する更新地図データ取得手段と、前記更新地図データ取得手段により取得された地図データの最新版を用いて、前記地図記憶手段に記憶されている地図データを部分的に更新する地図データ更新手段とを備えるものである。
本発明によれば、ナビゲーション装置において自車両が走行した走行経路を記録し、記録された過去の走行経路の履歴に基づいて更新対象地域を設定して、設定された更新対象地域について地図データの最新版を更新地図データ送信装置に要求する。この要求に応じて更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版をナビゲーション装置において取得し、この地図データの最新版を用いて、ナビゲーション装置の地図データを部分的に更新する。このようにしてナビゲーション装置の地図データを部分的に更新することとしたので、推奨経路周辺以外の地域についても状況に応じて適切な更新対象地域を設定し、地図データを更新することができる。
本発明の一実施形態による地図更新システムを図1に示す。このシステムは、車両100に搭載されているナビゲーション装置(車載機)1、通信端末2、移動体通信網3および更新地図データ配信センター4によって構成されている。ナビゲーション装置1と通信端末2が互いに接続されており、移動体通信網3と更新地図データ配信センター4が互いに接続されている。
ナビゲーション装置1は、内部のHDD(ハードディスク)に記録されている地図データに基づいて、現在地の周辺について地図を表示すると共に、ユーザに設定された目的地までの推奨経路を探索し、その推奨経路にしたがって車両100を目的地まで誘導する。なお、ナビゲーション装置1のHDDに記憶されている地図データは、更新地図データ配信センター4から送信される更新地図データを受信することにより、地域単位で部分的に更新することができる。
通信端末2には携帯電話などが用いられており、指定された電話番号の発信先に対して電話発信を行うと共に、他の電話からの電話着信を受けることができる。通信端末2において電話の発着信が行われる際には、通信端末2と移動体通信網3が無線接続されて通話回線が確立される。これにより、ユーザは外部の電話との間で通話を行うことができるようになる。なお、ナビゲーション装置1はハンズフリー通話制御機能を有しており、通信端末2における電話の発着信を制御すると共に、その通話履歴、すなわち発信先や着信元の電話番号の履歴を記録しておくことができる。
さらに通信端末2は、上記の電話機能の他にデータ通信機能も有しており、ナビゲーション装置1からの出力データを更新地図データ配信センター4へ送信すると共に、更新地図データ配信センター4から送信されるデータをナビゲーション装置1へ出力することができる。その際、通信端末2はナビゲーション装置1の制御によって、移動体通信網3と無線接続される。通信端末2と移動体通信網3が無線接続されることにより、ナビゲーション装置1と更新地図データ配信センター4の間で通信回線が確立され、データの送受信が可能となる。
なお、上記のように通話時やデータ通信時において通信端末2と移動体通信網3が無線接続される際には、不図示の無線基地局が用いられる。この無線基地局は、その周囲の所定の通信エリア内にある通信端末2と無線通信することが可能であり、全国各地に散在している。また、ナビゲーション装置1と通信端末2との接続には、ケーブル等による有線接続に限らず、たとえば赤外線などの無線接続を用いてもよい。
ナビゲーション装置1のHDDに記憶されている地図データを更新する場合は、上記で説明した通信端末2のデータ通信機能を用いて、ナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4へ更新地図データの配信要求が送信される。すなわち、ナビゲーション装置1の制御によって通信端末2が移動体通信網3に無線接続され、ナビゲーション装置1と更新地図データ配信センター4の間で通信回線が確立される。この状態で、ナビゲーション装置1から通信端末2へ更新地図データの配信要求が出力され、通信端末2から更新地図データ配信センター4へと送信される。これにより、更新地図データの配信を更新地図データ配信センター4に要求する。
さらに、上記のように更新地図データの配信要求を送信する際には、その更新対象の地域を特定するための情報(以下、地域特定情報という)がナビゲーション装置1において作成される。そして、更新地図データの配信要求と共に、ナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4へ送信される。なお、地域特定情報の作成方法については、後で詳しく説明する。
更新地図データ配信センター4には、最新の地図データが記憶されている地図サーバが備えられている。上記のようにして、ナビゲーション装置1から更新地図データの配信要求と地域特定情報が送信されると、更新地図データ配信センター4は、この地図サーバに記憶されている最新の地図データに基づいて、更新地図データを作成する。その際、受信した地域特定情報の内容に基づいて更新対象地域を特定し、その地域を対象とする更新地図データを作成する。作成された更新地図データは、更新地図データ配信センター4からナビゲーション装置1へ送信される。
ナビゲーション装置1は、上記の更新地図データを更新地図データ配信センター4から受信すると、それを用いて、HDDに記録されている地図データを地域単位で部分的に更新する。このようにして、地図データの更新が行われる。
ナビゲーション装置1の構成を図2に示す。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17およびHDD18を有している。
制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行することで、ナビゲーション装置1を動作させるための様々な処理や制御を行う。制御回路11には通信端末2が接続されており、地図データの更新時には制御回路11から通信端末2を制御することで、図1の更新地図データ配信センター4に対して更新地図データの配信要求と地域特定情報が送信される。これに応じて更新地図データ配信センター4から送信される更新地図データを通信端末2を介して受信することで、HDD18の地図データが部分的に更新される。
現在地検出装置14は、自車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、自車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された自車両の現在地に基づいて、推奨経路を探索するときの経路探索開始点を決定することができる。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを一時的に格納する。この画像データは、地図を画像表示するための道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、制御回路11において、HDD18に記録されている地図データに基づいて作成される。この画像メモリ15に格納された画像データを用いて、自車位置周辺の地図が表示モニタ16に表示される。
入力装置17は、ユーザからの操作入力を受け付けるための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコン、タッチパネルなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16に表示される画面指示に従って入力装置17を操作することにより、目的地に指定する施設の住所や施設名称などを入力することができる。ユーザが住所や施設名称などを入力すると、それに該当する施設が目的地候補としてナビゲーション装置1において検索され、その目的地候補の中からユーザの選択したものが目的地に設定される。こうして目的地が設定されることにより、その目的地までの推奨経路がナビゲーション装置1において探索される。
HDD18には、前述のように地図データが記録されている。すなわち、ナビゲーション装置1は、HDD18により地図データを記憶している。なお、ここではHDDを用いた例を説明しているが、他の書き換え可能な不揮発性の記録デバイス、たとえばDVD−RAM等の書き換え可能な記録ディスクや、フラッシュメモリなどをHDDに替えて用いてもよい。
HDD18に記録されている地図データには、主に推奨経路を演算するために用いられる経路計算データや、交差点名称、道路名称など、主に推奨経路に従って自車両を目的地まで案内するために用いられる経路誘導データ、主に道路形状を表すために用いられる道路データ、さらには海岸線や河川、鉄道、建物など、道路以外の地図形状を表す背景データなどが含まれている。また、各種施設の名称や位置、種類、電話番号などを表すPOI(Point Of Interest)データも、地図データの中に含まれている。なお、経路計算データ以外の地図データは、メッシュと呼ばれる地図上に決められた所定の地域範囲ごとに設定されており、メッシュ単位で別々にファイル化されている。そのため、経路計算データ以外の地図データについては、ファイルごとに書き換えて地域単位で部分的に更新することができる。
道路データにおいて、道路区間を表す最小単位はリンクと呼ばれている。すなわち、各道路は所定の道路区間ごとに設定された複数のリンクによって構成されている。なお、リンクによって設定される道路区間の長さは異なっており、リンクの長さは一定ではない。リンク同士を接続している点はノードと呼ばれ、このノードはそれぞれに位置情報(座標情報)を有している。また、リンク内にはノードとノードの間に形状補間点と呼ばれる点が設定されていることもある。形状補間点もノードと同じく、それぞれに位置情報(座標情報)を有している。このノードと形状補間点の位置情報によって、リンク形状、すなわち道路の形状が決定される。
経路計算データには、日本全国の主要な幹線道路を表す各リンクにそれぞれ対応して、その通過所要時間を表すためのリンクコストと呼ばれる情報が記録されている。前述のようにして目的地が設定されると、現在地検出装置14により検出された現在地を経路探索開始点として、そこから目的地までの経路演算が経路計算データに基づいて所定のアルゴリズムにより行われ、目的地までの合計リンクコストが最小となる推奨経路が求められる。そして、求められた推奨経路を含んだ現在地周辺の地図が表示モニタ16に表示され、推奨経路に従って右左折の指示などが適宜行われる。
次に、ナビゲーション装置1のHDD18に記録されている地図データを部分的に更新する方法について説明する。本実施形態では、ナビゲーション装置1において目的地までの推奨経路が設定されていない場合であっても、自車両の過去の走行経路の履歴から適切な更新対象地域を設定して、HDD18の地図データを部分的に更新できるようにする。なお、ナビゲーション装置1において推奨経路が設定されている場合は、その推奨経路周辺を更新対象地域としてHDD18の地図データを更新することができるため、本実施形態による地図データ更新方法を適用する必要はない。
具体的に説明すると、ナビゲーション装置1において推奨経路が設定されていないときには、自車両が走行した走行経路を記録する。そして、地図データを部分的に更新しようとする際に、ナビゲーション装置1において記録された過去の走行経路の履歴に基づいてメッシュを特定し、そのメッシュを表すメッシュ番号情報を、前述の地域特定情報としてナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4に送信する。
ナビゲーション装置1から送信された地域特定情報を受信した更新地図データ配信センター4では、そのメッシュ番号情報からナビゲーション装置1において特定された上記のメッシュを判別し、そのメッシュを更新対象メッシュとする更新地図データを作成した後、ナビゲーション装置1へ送信する。この更新地図データは、更新地図データ配信センター4の地図サーバから、経路計算データ以外の地図データを更新対象メッシュについて抽出することにより作成される。こうして更新地図データ配信センター4から送信される更新地図データをナビゲーション装置1において受信することで、HDD18に記録されている地図データが部分的に更新される。
ナビゲーション装置1において記録された過去の走行経路の履歴に基づいて地図データの更新対象メッシュを特定する方法を以下に説明する。ナビゲーション装置1は、初めに自車両の走行経路の記録を開始するスタート地点を設定する。このスタート地点は、予め定められた条件をクリアしたときの自車両の位置によって設定される。たとえば、自宅や会社など、予めナビゲーション装置1に登録された特定の登録地点に自車両が位置していた場合には、その自車位置がスタート地点に設定される。または、車両のACC電源がオンされる回数を地点ごとに予め測定しておけば、その回数が多い地点は、ユーザが立ち寄る頻度の高い地点であると判断できる。そのため、このような地点に自車両が位置していた場合には、その自車位置をスタート地点に設定することができる。これ以外にも、様々な条件をスタート地点の設定条件とすることができる。
上記のようにしてスタート地点を設定したら、ナビゲーション装置1は、そのスタート地点からの自車両の走行経路を記録する。このとき、HDD18により走行経路を記録しておくことができる。スタート地点において記録を開始してから予め定められた所定時間が経過するまでの間、この走行経路の記録が続けられる。
スタート地点において走行経路の記録を開始してから所定時間が経過したら、ナビゲーション装置1は、その間に自車両が走行することによって記録されたスタート地点から自車両の現在地までの走行経路の履歴をHDD18から読み出す。そして、その走行経路の履歴によって表される過去の自車両の走行経路を含むメッシュを、更新対象メッシュとして特定する。このようにして、更新対象メッシュが特定される。
以上説明したように過去の走行経路の履歴に基づいて更新対象メッシュを特定する様子を、図3の例を用いて説明する。図3(a)は、メッシュM1〜M9によって構成される地図上に、走行経路の記録を開始するときの自車位置を示した図である。ナビゲーション装置1において推奨経路が設定されていないときに、前述のようなスタート地点の設定条件が満たされると、そのときの自車位置31がスタート地点に設定され、走行経路の記録が開始される。
図3(b)は、図3(a)において走行経路の記録を開始してから所定時間が経過したときの様子を示した図である。このとき、図3(a)で説明したようにして設定されたスタート地点31から自車両の現在地32までをつなぐ図中に太線で示す走行経路33が、過去の走行経路の履歴としてHDD18に記録されている。この走行経路33を含むメッシュM3〜M7が、更新対象メッシュとして特定される。この更新対象メッシュM3〜M7についての更新地図データの要求がナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4に送信され、それに応じて、更新地図データ配信センター4からナビゲーション装置1に更新地図データが送信されることにより、ナビゲーション装置1のHDD18に記録されている地図データが部分的に更新される。
以上説明した方法によってナビゲーション装置1のHDD18に記録されている地図データを部分的に更新する際に、ナビゲーション装置1と更新地図データ配信センター4において実行されるフローチャートを図4および図5に示す。図4は、経路計算データを更新する際に実行されるフローチャートである。図5は、経路計算データ以外の地図データを更新する際に実行されるフローチャートである。
以下、図4の経路計算データ更新時のフローチャートから先に説明する。図4において、(a)に示すフローチャートはナビゲーション装置1により実行され、(b)に示すフローチャートは更新地図データ配信センター4により実行される。
ナビゲーション装置1は、制御回路11により、図4(a)のステップS1において、経路計算データを更新するか否かを判定する。この判定は、予め設定された更新条件を満たすか否かを判定することによって行われる。更新条件を満たす場合は次のステップS2へ進む。ステップS2では、最新版の経路計算データを要求するための経路計算データ配信要求を、通信端末2を介して更新地図データ配信センター4に送信する。なお、このときHDD18に記録されている経路計算データのバージョン番号を示す情報(経路計算データバージョン情報)を、経路計算データ配信要求と合わせて送信する。これにより、ナビゲーション装置1における現在の経路計算データのバージョンを、更新地図データ配信センター4において判別できるようにする。
なお、ステップS1の判定に用いる更新条件には、様々な内容を設定しておくことができる。たとえば、前回の更新から所定時間が経過したことや、ユーザから入力装置17によって更新のリクエスト操作が行われたことなどを、更新条件とすることができる。このような更新条件を満たすことにより、ナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4へ経路計算データ配信要求が送信される。
更新地図データ配信センター4は、上記のようにステップS2においてナビゲーション装置1から送信された経路計算データ配信要求を、図4(b)のステップS31で受信する。次のステップS32では、その経路計算データ配信要求に応じて、全国の幹線道路についての経路計算データの最新版を送信する。ステップS32を実行したら、更新地図データ配信センター4は図4(b)のフローチャートを終了する。
なお、ステップS32において経路計算データの最新版を送信する際には、ナビゲーション装置1から経路計算データ配信要求と合わせて送信された上記の経路計算データバージョン情報により、ナビゲーション装置1における現在の経路計算データのバージョンを判別しておく。これによって現在の経路計算データのバージョンが最新版と同じである場合は、経路計算データを送信する必要がないため、ステップS32において経路計算データを送信しないようにする。
ナビゲーション装置1は、通信端末2を介して制御回路11により、上記のようにステップS32において更新地図データ配信センター4から送信された経路計算データを、図4(a)のステップS3で受信する。これにより、経路計算データの最新版を取得する。次のステップS4では、ステップS3で受信した経路計算データを用いて、HDD18に記録されている地図データのうち経路計算データを部分的に更新する。ステップS4を実行したら、図4(a)のフローチャートを終了する。以上説明したようにして、ナビゲーション装置1においてHDD18に記録されている経路計算データが最新の内容に更新される。
次に、図5の地図データ更新時のフローチャートについて説明する。図5において、(a)に示すフローチャートはナビゲーション装置1により実行され、(b)に示すフローチャートは更新地図データ配信センター4により実行される。
ナビゲーション装置1は、図5(a)のステップS11において、目的地までの推奨経路が設定されているか否かを判定する。推奨経路が設定されており、その推奨経路に従って目的地までの誘導案内がナビゲーション装置1において行われている場合は、その後の処理を実行せずに図5(a)のフローチャートを終了する。この場合は、地図データの更新が行われない。推奨経路が設定されていない場合は、次のステップS12へ進む。
ステップS12では、制御回路11により、自車両が位置する現在地が前述のようなスタート地点の条件を満たすか否かを判定する。スタート地点の条件を満たす場合、すなわち、自宅や会社など予め登録された特定の登録地点に自車両が位置している場合などは、ステップS13へ進み、ステップS13において現在地をスタート地点に設定する。一方、スタート地点の条件を満たさない場合は、図5(a)のフローチャートを終了する。この場合は、地図データの更新が行われない。
ステップS14では、ステップS13で設定されたスタート地点からの自車両の走行経路をHDD18に記録する。ステップS15では、ステップS14で走行経路の記録を開始してから、予め定められた所定時間、たとえば2時間が経過したか否かを判定する。所定時間を経過していればステップS16へ進む。所定時間を経過していなければステップS14へ戻り、走行経路の記録を継続する。
ステップS16では、それまでに実行されたステップS14によって記録されたスタート地点から現在地までの走行経路の履歴をHDD18から読み出す。ステップS17では、ステップS16で読み出された走行経路の履歴によって表される過去の走行経路を含むメッシュを特定する。こうしてメッシュが特定されることにより、スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、地図データを部分的に更新するときの更新対象地域が設定される。
ステップS18では、ステップS17で特定されたメッシュのメッシュ番号を表す地域特定情報を作成する。ステップS19では、更新地図データの配信を要求していることを示す更新地図データ配信要求を、ステップS18で作成された地域特定情報と共に、通信端末2を介して更新地図データ配信センター4へ送信する。
更新地図データ配信センター4は、上記のようにステップS19においてナビゲーション装置1から送信された更新地図データ配信要求と地域特定情報を、図5(b)のステップS41で受信する。次のステップS42では、ステップS41で受信した地域特定情報に基づいて更新対象地域に設定されたメッシュを判断し、そのメッシュ(更新対象メッシュ)の最新地図データを自身の地図サーバ内から抽出する。ステップS43では、ステップS42で抽出された更新対象メッシュの最新地図データを、更新地図データとしてナビゲーション装置1に送信する。ステップS43を実行したら、更新地図データ配信センター4は図5(b)のフローチャートを終了する。
ナビゲーション装置1は、通信端末2を介して制御回路11により、上記のようにステップS43において更新地図データ配信センター4から送信された更新地図データを、図5(a)のステップS20で受信する。次のステップS21では、ステップS20で受信した更新地図データを用いて、HDD18に記録されている地図データを部分的に更新する。ステップS21を実行したら、図5(a)のフローチャートを終了する。以上説明したようにして、ナビゲーション装置1においてHDD18に記録されている地図データの部分更新が行われる。
なお、ステップS19において地域特定情報をナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4へ送信する際には、それと合わせて各更新対象メッシュにおける地図バージョンの情報を送信することが好ましい。このようにすれば、ステップS42において地図データの最新版を更新地図データ配信センター4の地図サーバから抽出する際に、既に同じ地図バージョンに更新されている更新対象メッシュについては、抽出の対象から除外することができる。その結果、更新する必要のないメッシュの地図データを更新地図データから排除して無駄なデータ量を減らすことができる。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏することができる。
(1)ナビゲーション装置1において、自車両が走行した走行経路を記録し(ステップS14)、記録された過去の走行経路の履歴に基づいて、その過去の走行経路を含むメッシュを特定する(ステップS17)ことにより、更新対象地域を設定する。こうして設定された更新対象地域について、道路データの最新版を含む更新地図データを更新地図データ配信センター4に要求する(ステップS19)。この要求に応じて、更新地図データ配信センター4において、更新対象地域についての道路データの最新版を含む更新地図データをナビゲーション装置1へ送信し(ステップS43)、これをナビゲーション装置1において取得する(ステップS20)。こうして取得した道路データの最新版を用いて、HDD18に記録されている地図データを部分的に更新する(ステップS21)。このようにしてナビゲーション装置の地図データを部分的に更新することとしたので、推奨経路周辺以外の地域についても状況に応じて適切な更新対象地域を設定し、地図データを更新することができる。
(2)ナビゲーション装置1は、現在から起算して過去の予め定められた所定時間内にHDD18に記録された走行経路の履歴に基づいて、更新対象地域を設定することとした。具体的には、スタート地点を設定し(ステップS13)、設定されたスタート地点における時刻から起算された自車両の走行時間が所定時間以上になったか否かを判断する(ステップS15)。所定時間以上が経過していたら、そのときまでに記録されたスタート地点から現在地までの走行経路の履歴をHDD18から読み出し(ステップS16)、読み出された過去の走行経路を含むメッシュを更新対象メッシュとして特定する(ステップS17)こととした。このようにしたので、適切な範囲内で記録された走行経路の履歴によって更新対象地域を設定することができる。
なお、上記の実施の形態では、スタート地点において走行経路の記録を開始してから所定時間が経過したか否かをステップS15において判定し、所定時間が経過したと判定されたときに、それまでに記録された走行経路の履歴をHDD18から読み出すこととしていた。しかし、このようなスタート地点からの経過時間ではなく、スタート地点からの走行距離に基づいて、走行経路の履歴をHDD18から読み出すタイミングを決定することとしてもよい。
すなわち、この場合ナビゲーション装置1は、設定されたスタート地点から起算された自車両の走行距離が予め定められた所定距離以上になったか否かをステップS15において判定する。所定距離以上になったと判定されたときに、次のステップS16へ進み、それまでに記録された走行経路の履歴をHDD18から読み出す。こうして読み出されたスタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、ステップS17の処理により更新対象地域を設定する。このようにすれば、スタート地点からの経過時間に基づいて走行経路の履歴をHDD18から読み出すタイミングを決定した場合と同様に、適切な範囲内で記録された走行経路の履歴によって更新対象地域を設定することができる。
あるいは、ユーザからの更新指示入力の有無によって、走行経路の履歴をHDD18から読み出すタイミングを決定してもよい。すなわち、この場合ナビゲーション装置1は、スタート地点を設定した後に、入力装置17によってユーザからの地図データの更新指示入力が受け付けられると、次のステップS16へ進み、それまでに記録された走行経路の履歴をHDD18から読み出す。こうして読み出されたスタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、ステップS17の処理により更新対象地域を設定する。このようにすれば、ユーザの指示に応じた適切な範囲内で記録された走行経路の履歴により、更新対象地域を設定することができる。
上記の実施の形態では、スタート地点において走行経路の記録を開始した時点から現在までの走行経路の履歴を読み出し、その走行経路の履歴に基づいて更新対象地域を設定することとしていたが、本発明はこの内容に限定されない。過去の任意の期間に記録された走行経路の履歴に基づいて、更新対象地域を設定することができる。
また、上記の実施の形態では、経路計算データの最新版や更新地図データを、無線通信回線を用いて更新地図データ配信センター4からナビゲーション装置1へダウンロードする例を説明したが、本発明はこの内容に限定されない。たとえば、自動車販売店やサービスセンターなどに備えられた地図データ書き換え用装置をナビゲーション装置と接続し、その地図データ書き換え用装置からナビゲーション装置へ経路計算データの最新版や更新地図データを送信することによって地図データを部分的に書き換える場合にも、本発明を適用することができる。さらに、経路計算データの最新版と更新地図データを別々の場所から取得するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、ナビゲーション装置1におけるステップS17の処理により、過去の走行経路から更新対象地域を設定することとした。しかし、ステップS16でHDD18から読み出した走行経路の履歴の情報を更新地図データ配信センター4へ送信することにより、この処理を更新地図データ配信センター4において行うようにしてもよい。すなわち、読み出した走行経路を示すリンク番号などの情報を、ナビゲーション装置1から更新地図データ配信センター4へ送信する。この情報に基づいて、更新地図データ配信センター4においていずれかのメッシュを選択し、更新対象地域に設定するようにしてもよい。なお、この場合は地域特定情報を作成しなくてよいため、ステップS18の処理を実行する必要はない。
また、上記の実施の形態では、ナビゲーション装置1において更新地図データを受信すると自動的に更新する例を説明したが、更新前にユーザに確認させるようにして、ユーザが了承した場合のみ地図データを更新するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが望まないのに地図データが更新されるのを防ぐことができる。
上記の実施の形態では、日本全国を対象にした地図データを例に説明したが、その他の地域、たとえば関東地方等の日本国内の一地域や、外国などを対象としてもよい。いずれの地域を対象としても、その地域内の地図が、その地域に対して所定の地域範囲ごとに設定された地図データによって表されている限り、本発明を適用できる。
以上説明した実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
上記の実施の形態では、地図記憶手段および走行経路記録手段をHDD18、入力受付手段を入力装置17によりそれぞれ実現し、その他の各手段を、ナビゲーション装置1の制御回路11または更新地図データ配信センター4のいずれかにおける処理によって実現している。具体的には、スタート地点設定手段をステップS13、更新地域設定手段をステップS17、要求手段をステップS19、更新地図データ取得手段をステップS20、地図データ更新手段をステップS21によってそれぞれ実現し、送信手段をステップS43によって実現している。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
本発明の一実施形態による地図更新システムを示す図である。 ナビゲーション装置の構成を示す図である。 過去の走行経路の履歴に基づいて更新対象メッシュを特定する様子を説明するための図である。 経路計算データを更新する際に実行されるフローチャートである。 経路計算データ以外の地図データを更新する際に実行されるフローチャートである。
符号の説明
1:ナビゲーション装置
2:通信端末
3:移動体通信網
4:更新地図データ配信センター
11:制御回路
12:ROM
13:RAM
14:現在地検出装置
15:画像メモリ
16:表示モニタ
17:入力装置
18:HDD
100:車両

Claims (6)

  1. 記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを外部の更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を用いて部分的に更新可能なナビゲーション装置であって、
    所定の地域範囲ごとに設定された地図データを記憶する地図記憶手段と、
    自車両が走行した走行経路を記録する走行経路記録手段と、
    自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果、自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定するスタート地点設定手段と、
    前記スタート地点設定手段によりスタート地点が設定された場合に、前記スタート地点における時刻から起算された自車両の走行時間が予め定められた所定時間以上になったときに、前記走行経路記録手段により記録された前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定する更新地域設定手段と、
    前記更新地域設定手段により設定された更新対象地域について、前記地図記憶手段に記憶されている地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を取得する更新地図データ取得手段と、
    前記更新地図データ取得手段により取得された地図データの最新版を用いて、前記地図記憶手段に記憶されている地図データを部分的に更新する地図データ更新手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを外部の更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を用いて部分的に更新可能なナビゲーション装置であって、
    所定の地域範囲ごとに設定された地図データを記憶する地図記憶手段と、
    自車両が走行した走行経路を記録する走行経路記録手段と、
    自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果、自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定するスタート地点設定手段と、
    前記スタート地点設定手段によりスタート地点が設定された場合に、前記スタート地点から起算された自車両の走行距離が予め定められた所定距離以上となったときに、前記走行経路記録手段により記録された前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定する更新地域設定手段と、
    前記更新地域設定手段により設定された更新対象地域について、前記地図記憶手段に記憶されている地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を取得する更新地図データ取得手段と、
    前記更新地図データ取得手段により取得された地図データの最新版を用いて、前記地図記憶手段に記憶されている地図データを部分的に更新する地図データ更新手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを部分的に更新可能なナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置に記憶されている地図データを部分的に更新するための地図データの最新版を前記ナビゲーション装置へ送信する更新地図データ送信装置とを有する地図データ更新システムであって、
    前記ナビゲーション装置は、
    所定の地域範囲ごとに設定された地図データを記憶する地図記憶手段と、
    自車両が走行した走行経路を記録する走行経路記録手段と、
    自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果、自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定するスタート地点設定手段と、
    前記スタート地点設定手段によりスタート地点が設定された場合に、前記スタート地点における時刻から起算された自車両の走行時間が予め定められた所定時間以上になったときに、前記走行経路記録手段により記録された前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定する更新地域設定手段と、
    前記更新地域設定手段により設定された更新対象地域について、前記地図記憶手段に記憶されている地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を取得する更新地図データ取得手段と、
    前記更新地図データ取得手段により取得された地図データの最新版を用いて、前記地図記憶手段に記憶されている地図データを部分的に更新する地図データ更新手段とを備え、
    前記更新地図データ送信装置は、
    前記要求手段による要求に応じて、前記更新対象地域についての地図データの最新版を前記ナビゲーション装置へ送信する送信手段を備えることを特徴とする地図データ更新システム。
  4. 記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを部分的に更新可能なナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置に記憶されている地図データを部分的に更新するための地図データの最新版を前記ナビゲーション装置へ送信する更新地図データ送信装置とを有する地図データ更新システムであって、
    前記ナビゲーション装置は、
    所定の地域範囲ごとに設定された地図データを記憶する地図記憶手段と、
    自車両が走行した走行経路を記録する走行経路記録手段と、
    自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果、自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定するスタート地点設定手段と、
    前記スタート地点設定手段によりスタート地点が設定された場合に、前記スタート地点から起算された自車両の走行距離が予め定められた所定距離以上となったときに、前記走行経路記録手段により記録された前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定する更新地域設定手段と、
    前記更新地域設定手段により設定された更新対象地域について、前記地図記憶手段に記憶されている地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記更新地図データ送信装置から送信される地図データの最新版を取得する更新地図データ取得手段と、
    前記更新地図データ取得手段により取得された地図データの最新版を用いて、前記地図記憶手段に記憶されている地図データを部分的に更新する地図データ更新手段とを備え、
    前記更新地図データ送信装置は、
    前記要求手段による要求に応じて、前記更新対象地域についての地図データの最新版を前記ナビゲーション装置へ送信する送信手段を備えることを特徴とする地図データ更新システム。
  5. 記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを部分的に更新可能なナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置に記憶されている地図データを部分的に更新するための地図データの最新版を前記ナビゲーション装置へ送信する更新地図データ送信装置とを有する地図データ更新システムにおいて用いられる地図データ更新方法であって、
    所定の地域範囲ごとに設定された地図データを前記ナビゲーション装置により記憶し、
    自車両が走行した走行経路を記録し、
    自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断し、
    自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定し、
    前記スタート地点が設定された場合に、前記スタート地点における時刻から起算された自車両の走行時間が予め定められた所定時間以上になったときに、前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定し、
    前記設定された更新対象地域について、前記地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求し、
    前記要求に応じて、前記更新対象地域についての地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置から前記ナビゲーション装置へ送信して、前記ナビゲーション装置により取得し、
    前記取得された地図データの最新版を用いて、前記ナビゲーション装置により記憶されている地図データを部分的に更新することを特徴とする地図データ更新方法。
  6. 記憶している地図データに基づいて地図を表示し、その地図データを部分的に更新可能なナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置に記憶されている地図データを部分的に更新するための地図データの最新版を前記ナビゲーション装置へ送信する更新地図データ送信装置とを有する地図データ更新システムにおいて用いられる地図データ更新方法であって、
    所定の地域範囲ごとに設定された地図データを前記ナビゲーション装置により記憶し、
    自車両が走行した走行経路を記録し、
    自車両の位置が、前記ナビゲーション装置に登録された特定の登録地点、または自車両のユーザが立ち寄る頻度の高い地点にあるか否かを判断し、
    自車両の位置が、前記特定の登録地点または前記ユーザが立ち寄る頻度の高い地点にある場合に、当該地点を前記走行経路記録手段により走行経路の記録を開始するスタート地点に設定し、
    前記スタート地点が設定された場合に、前記スタート地点から起算された自車両の走行距離が予め定められた所定距離以上となったときに、前記スタート地点から現在地までの走行経路の履歴に基づいて、前記地図データを部分的に更新するときの更新対象地域を設定し、
    前記設定された更新対象地域について、前記地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置に要求し、
    前記要求に応じて、前記更新対象地域についての地図データの最新版を前記更新地図データ送信装置から前記ナビゲーション装置へ送信して、前記ナビゲーション装置により取得し、
    前記取得された地図データの最新版を用いて、前記ナビゲーション装置により記憶されている地図データを部分的に更新することを特徴とする地図データ更新方法。
JP2005095445A 2005-03-29 2005-03-29 ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法 Expired - Fee Related JP4682665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095445A JP4682665B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095445A JP4682665B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006275778A JP2006275778A (ja) 2006-10-12
JP4682665B2 true JP4682665B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=37210699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005095445A Expired - Fee Related JP4682665B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4682665B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006061811A1 (de) * 2006-12-21 2008-06-26 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Verfahren zum Orten eines Fahrzeugs
KR100858157B1 (ko) * 2006-12-28 2008-09-10 에스케이에너지 주식회사 맵 업데이트 시스템 및 방법, 방법 프로그램을 기록한저장매체, 사용자 단말기
JP5426295B2 (ja) * 2009-09-24 2014-02-26 株式会社東芝 地図情報処理装置及びプログラム
JP5302180B2 (ja) * 2009-12-25 2013-10-02 株式会社ナビタイムジャパン ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーションサーバ、および、地図データ更新方法
JP2014002066A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Hitachi Systems Ltd 地図表示装置、地図表示方法及び地図表示プログラム
JP6297482B2 (ja) * 2014-12-26 2018-03-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 情報処理装置
DE102017216127A1 (de) * 2017-09-13 2019-03-14 Audi Ag Verfahren zum Bereitstellen einer Kommunikationsverbindung zwischen einer stationären elektrischen Ladestation und einem Kraftfahrzeug sowie Steuervorrichtung und Ladesystem
US11692846B2 (en) 2018-03-28 2023-07-04 Hitachi Astemo, Ltd. Map presentation device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10255022A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに、画像表示装置および方法
JP2000121371A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Toyota Motor Corp 車載ナビゲーション装置、車両用地図データ提供システムおよび方法
JP2003065772A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Pioneer Electronic Corp 通信ナビゲーションシステムにおける地図データの更新方法、通信ナビゲーション端末装置および記録媒体
JP2003083753A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 地図情報提供システム
JP2004212244A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Alpine Electronics Inc ナビゲーションシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10255022A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに、画像表示装置および方法
JP2000121371A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Toyota Motor Corp 車載ナビゲーション装置、車両用地図データ提供システムおよび方法
JP2003065772A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Pioneer Electronic Corp 通信ナビゲーションシステムにおける地図データの更新方法、通信ナビゲーション端末装置および記録媒体
JP2003083753A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 地図情報提供システム
JP2004212244A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Alpine Electronics Inc ナビゲーションシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006275778A (ja) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4476789B2 (ja) 地図更新システム、ナビゲーション装置、配信装置
JP4682665B2 (ja) ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法
JP5949425B2 (ja) エリアマップ提供システム、端末装置、及びサーバ装置
US11204256B2 (en) Communication terminal, movement guidance system, and non-transitory computer-readable recording medium storing computer program
JP2011506983A (ja) 改良されたナビゲーションデバイスおよび方法
JP2006275777A (ja) ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法
JP6718715B2 (ja) 通信端末、サーバ装置、移動案内システム及びコンピュータプログラム
JP2006275774A (ja) ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法
US10861332B2 (en) Communication terminal, server device, route retrieval system, and computer program
JP4604793B2 (ja) 車両用情報提供装置、車両用情報提供システム、および、車両用情報提供方法
JP4520839B2 (ja) 地図更新システム、ナビゲーション装置、配信装置
US11237002B2 (en) Server device, communication terminal, route retrieval system, and computer program
JP4824728B2 (ja) 車載装置、ナビゲーションシステム及びその制御方法
JP2007163165A (ja) 移動体用地図情報更新装置、ナビゲーション装置および移動体用地図情報更新システム
JP4933196B2 (ja) 車載情報端末
JP2007263867A (ja) ナビゲーション装置、方法及びプログラム
JP4779401B2 (ja) ナビゲーション装置、地図データ更新システム、地図データ更新方法
JPWO2017170144A1 (ja) 移動案内装置及びコンピュータプログラム
US11887478B2 (en) Communication terminal, server device, movement guidance system, and computer program
JP4097553B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4559829B2 (ja) ナビゲーション用地図データ構造、ナビゲーション装置
JP5145006B2 (ja) ナビゲーション装置、配信装置
JP4517835B2 (ja) 地図更新システム、ナビゲーション装置、配信装置
JP3863832B2 (ja) ナビゲーション装置及びサーバ装置
JP7082588B2 (ja) プログラム、ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080227

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080624

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080605

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees