JP4682193B2 - 経路誘導装置、経路誘導方法および経路誘導プログラム - Google Patents
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Description
[0001]
この発明は、自立航法のための加速度センサの誤差を自動的に補正する機能を備えた経路誘導装置、経路誘導方法および経路誘導プログラムに関する。
背景技術
[0002]
従来、経路誘導装置は、GPS(Global Positionihg System;全地球測位システム)による測位が行えないトンネルや地下駐車場などでも現在位置の算出(慣性航法)を行うことができるように、角速度を検出するジャイロセンサと加速度を検出する加速度センサとが搭載されている。また、車両から車両速度に応じたパルス信号(以下、「車速パルス」という)を検出できるようになっており、車速パルスから、車両の移動距離を算出して位置確認を行っている(例えば、下記特許文献1,2参照。)。
[0003]
特許文献1:特許第3551661号公報
特許文献2:特許第3551663号公報
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0004]
しかしながら、車両側から車速パルス信号を検出することができない場合や、ポータブル経路誘導装置のように車速パルスを発生させる機器への接続が行われない場合では、加速度センサから検出された加速度を使用して、移動距離の算出を行わなければならない。このような場合、傾斜している道路では、加速度センサが重力加速度の影響を受けるため車両の加速度を正しく求めることができず、位置精度に誤差が生じるという問題が一例として挙げられる。
課題を解決するための手段
【0005】
請求項1の発明にかかる経路誘導装置は、移動体の進行方向に沿った加速度を検出する第1の加速度検出手段と、前記移動体の進行方向に対して所定の角度傾斜する方向の加速度を検出する第2の加速度検出手段と、前記移動体の測位情報および方位情報を取得する位置情報取得手段と、前記第1の加速度検出手段および前記第2の加速度検出手段のそれぞれが出力する2つの加速度に基づいて、前記移動体の現在位置の道路傾斜角の情報を算出する道路傾斜角算出手段と、前記道路傾斜角算出手段によって算出した現在位置の前記道路傾斜角の情報を用いて、前記第1の加速度検出手段によって検出された加速度を補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された加速度と、前記位置情報取得手段により取得した測位情報および方位情報とに基づいて前記移動体の現在位置を算出する位置算出手段と、を備え、前記所定の角度とは、前記移動体が水平方向に移動する際の進行方向の加速度を検出できる範囲における該進行方向から傾斜する角度であることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明にかかる経路誘導方法は、自立航法のための加速度センサの誤差を自動的に補正する機能を備えた経路誘導装置における経路誘導方法において、移動体の進行方向に沿った加速度を検出する第1の加速度検出工程と、前記移動体の進行方向に対して所定の角度傾斜する方向の加速度を検出する第2の加速度検出工程と、前記移動体の測位情報および方位情報を取得する位置情報取得工程と、前記第1の加速度検出工程および前記第2の加速度検出工程のそれぞれによって出力される2つの加速度に基づいて、前記移動体の現在位置の道路傾斜角の情報を算出する道路傾斜角算出工程と、前記道路傾斜角算出工程によって算出した現在位置の前記道路傾斜角の情報を用いて、前記第1の加速度検出工程によって検出された加速度を補正する補正工程と、前記補正工程によって補正された加速度と、前記位置情報取得工程により取得した測位情報および方位情報とに基づいて前記移動体の現在位置を算出する位置算出工程と、を含み、前記所定の角度とは、前記移動体が水平方向に移動する際の進行方向の加速度を検出できる範囲における該進行方向から傾斜する角度であることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明にかかる経路誘導プログラムは、請求項2に記載の経路誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
図面の簡単な説明
[0008]
[図1] 図1は、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
[図2] 図2は、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置の位置確認の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[図3] 図3は、実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
[図4] 図4は、この発明の実施例1にかかる位置確認部の詳細な構成と、位置認識に関するナビゲーション制御部の処理を示すブロック図である。
[図5] 図5は、この発明の実施例1にかかるナビゲーション装置における位置認識の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[図6] 図6は、この発明の実施例2にかかる位置確認部の詳細な構成と、位置認識に関するナビゲーション制御部の処理を示すブロック図である。
[図7] 図7は、この発明の実施例2にかかる加速度センサの構成を示す説明図である
【図8】図8は、この発明の実施例2にかかる加速度センサを用いた道路傾斜角θの算出法を示す説明図である。
【図9】図9は、この発明の実施例2にかかるナビゲーション装置における位置認識の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0009】
300 ナビゲーション制御部
301 ユーザ操作部
302 表示部
303 位置認識部
304 記録媒体
305 記録媒体デコード部
306 音声出力部
307 地点検索部
308 経路探索部
309 経路誘導部
310 案内情報取得部
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる経路誘導装置、経路誘導方法および経路誘導プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
(実施の形態)
(経路誘導装置の機能的構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。経路誘導装置100は、加速度検出部101と、位置情報取得部102と、道路傾斜角取得部103と、補正部104と、位置算出部105と、格納部106と、道路傾斜角算出部107と、を含む構成となっている。なお、経路誘導装置100は、格納部106と、道路傾斜角算出部107とは、どちらか一方だけを含んだ構成でもよい。
【0012】
加速度検出部101は、加速度センサを用いて測定した移動体つまり経路誘導装置100の加速度を検出する。道路傾斜角算出部107を含まない構成の場合、加速度検出部101は、加速度センサには、図示しない接地面と垂直な検出軸を備えた加速度センサ1が備えられている。加速度センサ1により出力された加速度は、加速度の補正を行うため、補正部104へ出力される。
【0013】
道路傾斜角算出部107を含んだ構成の場合、加速度検出部101は、図示しない加速度センサ1と、接地面との垂線から所定の角度ずらした垂直な検出軸を備えた加速度センサ2とが備えられている。また、加速度センサ1および加速度センサ2により出力された加速度は、道路傾斜角を算出するため、道路傾斜角算出部107へ出力される。
【0014】
位置情報取得部102は、経路誘導装置100の位置情報として、測位情報と、方位情報を取得する。具体的には、経路誘導装置100にGPS信号受信機や、ジャイロセンサ等を取り付けて検出した幾何学的位置情報や、角速度情報を位置情報として取得してもよい。取得した位置情報を経路誘導装置100の正確な位置算出を行うためのパラメータとして、位置算出部105へ出力される。
【0015】
道路傾斜角取得部103は、接続された格納部106または、道路傾斜角算出部107から経路誘導装置100の現在位置の道路の傾斜角情報を取得する。格納部106と、道路傾斜角算出部107とのうち、どちらか一方だけを含んだ構成の場合は、構成に含まれたどちらか一方から、現在位置の道路の傾斜角情報を取得する。道路傾斜角取得部103が取得した傾斜角情報は、補正部104へ出力される。
【0016】
また、格納部106と、道路傾斜角算出部107との双方とも、経路誘導装置100の構成に含まれている場合は、格納部106に傾斜角情報が存在しない道路を走行する際に、道路傾斜角算出部107から道路の傾斜角情報を取得してもよい。また、格納部106に格納されている傾斜角情報の更新履歴が古い場合は、道路傾斜角算出部107と併用し、格納部106に格納されている傾斜角情報を随時更新してもよい。
【0017】
補正部104は、加速度検出部101の加速度センサ1により検出された加速度の測定誤差を補正する。これは、加速度センサ1により検出された加速度は、傾斜面を移動する際に重力加速度の影響を受けてしまうためである。補正部104によって補正された加速度は、経路誘導装置100の正確な位置算出を行うためのパラメータとして、位置算出部105へ出力される。
【0018】
位置算出部105は、入力されたパラメータを基に、経路誘導装置100の現在位置を算出する。なお、入力されたパラメータを用いて、あらかじめた地図情報を用意するなどして、マップマッチング技術を利用した現在位置の算出を行ってもよい。
【0019】
格納部106は、あらかじめ測定した道路における傾斜角の情報が格納されている。格納部106への情報の格納方法は、記録媒体に記録された情報を書き込む方法や、電話回線や、無線回線から、送信された情報を書き込む方法でもよい。
【0020】
道路傾斜角算出部107は、加速度検出部101から入力された加速度センサ1,2の加速度に基づき所定の演算方法から現在位置の道路傾斜角を算出する。
【0021】
(経路誘導装置の位置確認処理の手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置の位置確認の処理の手順について説明する。図2は、この発明の実施の形態にかかる経路誘導装置の位置確認の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0022】
ここでは、経路誘導装置100が道路傾斜角算出部107を含まない構成の場合の位置確認の処理の手順について説明する。まず、経路誘導装置100は、加速度検出部101において、移動体つまり経路誘導装置100の加速度を検出する(ステップS201)。つぎに、位置情報取得部102は、経路誘導装置100の位置情報を取得する(ステップS202)。このとき、経路誘導装置100の位置の環境条件により位置情報取得部102の取得した位置情報の種類は異なる。
【0023】
つぎに、道路傾斜角取得部103は、現在位置の道路傾斜情報を格納部106から読み出すことで道路傾斜角を取得する(ステップS203)。このとき、現在位置とは、経路誘導装置100により算出した最新の現在位置を基に、道路傾斜角を取得する。
【0024】
つぎに、道路傾斜角取得部103により取得した道路傾斜角を基に、加速度検出部101において検出した加速度を補正する(ステップS204)。最後に、位置算出部105において、補正された加速度と、位置情報とに基づき、経路誘導装置100の現在位置を算出する(ステップS205)。
【0025】
なお、経路誘導装置100が道路傾斜角算出部107を含んだ構成の場合は、ステップS203において、道路傾斜角算出部107により道路傾斜角を算出することで道路傾斜角の情報を取得する。
【実施例1】
【0026】
本実施例において、実施の形態にかかる経路誘導装置100は、たとえば、車両に搭載されるナビゲーション装置によって実現される。
【0027】
(ハードウェア構成)
つぎに、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。図3は、実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0028】
図3に示すように、このナビゲーション装置は、ナビゲーション制御部300と、ユーザ操作部301と、表示部302と、位置認識部303と、記録媒体304と、記録媒体デコード部305と、音声出力部306と、地点検索部307と、経路探索部308と、経路誘導部309と、案内情報取得部310とを含み構成される。
【0029】
ナビゲーション制御部300は、ナビゲーション装置全体を制御する。ユーザ操作部301は、操作ボタン、リモコン、タッチパネルなどを含み構成され、ユーザの操作により、情報取得を希望する地点や、各種情報などが入力される。表示部302は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを含んだモニタにより構成され、選択地点情報などを表示する。
【0030】
位置認識部303は、自車両(以下、「車両」という)の位置情報を取得する。ここで車両の位置情報は、GPS衛星から送信されるGPS信号や、車両に搭載されたジャイロセンサ、加速度センサなどによって収集された情報を用いるが、詳しくは後で述べる。
【0031】
記録媒体304は、例えば、ハードディスク(HD)であり、その代わりにあるいはHDに加えて、DVD、コンパクトディスク(CD)などの着脱可能な記録媒体であってもよい。また、記録媒体デコード部305は、HD、DVD、CDを読み取り/書き込みの制御を行うドライブである。記録媒体304には、ユーザに提供するための、傾斜データを含んだ地図情報が格納されている。
【0032】
音声出力部306は、表示部302に表示された各種情報を説明するための音声を発する。
【0033】
地点検索部307は、ユーザ操作部301から入力された情報に基づいて、任意の地点を検索し、これを表示部302に表示する。経路探索部308は、地点検索部307によって得られた地点情報に基づいて、当該地点までの最適な経路を算出する。また、経路誘導部309は、経路探索部308によって得られた情報と車両位置情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成を行う。
【0034】
案内情報取得部310は、地点検索部307によって検索された地点に関する情報を記録媒体304から取得する。
【0035】
図4は、この発明の実施例1にかかる位置確認部の詳細な構成と、位置認識に関するナビゲーション制御部の処理を示すブロック図である。
【0036】
図4において、位置認識部303は、GPS信号検出部401と、ジャイロセンサ部402と、加速度センサ部403と、傾斜データ取得部404とを含んだ構成である。また、ナビゲーション制御部300は、GPS信号処理部405と、ジャイロセンサ処理部406と、加速度センサ処理部407と、マップマッチング処理部408と、演算処理部410とを含んだ構成である。さらに、演算処理部410は、車両加速度演算処理部411と、車両移動情報演算処理部412とを含んでいる。
【0037】
まず、位置認識部303の各機能部の説明を行う。GPS信号検出部401は、GPS衛星からの電波を受信して、GPS信号D1として検出する。GPS信号検出部401によって検出されたGPS信号D1は、GPS信号処理部405へ入力される。ジャイロセンサ部402は、車両の角速度を検出する。ジャイロセンサ部402によって検出されたジャイロ信号D2は、ジャイロセンサ処理部406へ入力される。加速度センサ部403は、車両の加速度を検出する。加速度センサ部403によって検出された加速度信号D3は、加速度センサ処理部407へ入力される。
【0038】
傾斜データ取得部404には、マップマッチング処理部408から現在位置情報の信号D4が入力されている。傾斜データ取得部404は、現在位置情報の信号D4を基に、記録媒体304(図3参照)に格納された地図データから、現在位置の傾斜データを取得する。取得した傾斜データは、傾斜データ信号D5として、車両加速度演算処理部411へ入力される。
【0039】
つぎに、ナビゲーション制御部300の各機能部の説明を行う。GPS信号処理部405は、GPS信号検出部401から入力されたGPS信号D1から、GPS衛星との幾何学的位置を求め、現在の車両の位置(緯度および経度)を検出する。検出した緯度および経度の値を表す測位信号D6は、車両移動情報演算処理部412へ入力される。
【0040】
ジャイロセンサ処理部406は、ジャイロセンサ部402によって検出されたジャイロ信号D2から、角速度変化による車両の方向移動を求め、現在の方位を検出する。検出した方位の値を表す方位信号D7は、車両移動情報演算処理部412へ入力される。
【0041】
加速度センサ処理部407は、加速度センサ部403から入力された加速度信号D3から車両の加速度(以下、「測定加速度」という)を検出する。なお、測定加速度と呼ぶのは、加速度センサ部403によって検出された、重力加速度Gの影響を受けている加速度と、後で説明する道路傾斜角を考慮した実際の加速度とを区別するためである。このように、検出した測定加速度の値を表す測定加速度信号D8は、車両加速度演算処理部411へ入力される。
【0042】
マップマッチング処理部408には、車両移動情報演算処理部412から車両の移動情報の値を表す車両移動情報信号D9が、入力されている。マップマッチング処理部408は、この車両移動情報信号D9と、記録媒体304(図3参照)に格納された地図データから、マップマッチング技術により、車両の現在位置を導き出す。導き出された現在位置情報は、現在位置情報の信号D4として、傾斜データ取得部404へ入力される。
【0043】
演算処理部410は、入力された信号の値を基に所定の演算を行い、所定の機能部で出力する。具体的に説明を行うと、車両加速度演算処理部411には、測定加速度信号D8と、傾斜データ信号D5と、が入力される。車両加速度演算処理部411は、測定加速度信号D8が表す測定加速度と傾斜データ信号D5が表す道路傾斜角θとを用いて下記(1)式から実際の車両加速度αを算出する。算出された車両加速度αは、車両加速度αを表す信号D10として、車両移動情報演算処理部412へ入力される。
【0044】
車両加速度α=(測定加速度−G×sinθ)/cosθ…(1)
G:重力加速度
【0045】
また、車両移動情報演算処理部412には、測位信号D6と、方位信号D7と、車両加速度αを表す信号D10とが入力される。車両加速度演算処理部411は、入力された信号(D6,D7,D10)を基に車両の移動距離と、速度と、方位からなる車両移動情報を算出する。算出した車両移動情報は、車両移動情報信号D9として、マップマッチング処理部408へ入力される。
【0046】
以上説明した動作を行う各機能部を有することで、実施例1では、あらかじめ測定した道路の傾斜角のデータが格納された地図データを用いてマップマッチング技術により道路上の位置を求めた際に、その道路の傾斜角を現在位置の傾斜角とする。この傾斜角を考慮して車両加速度を求めることで道路の傾斜による加速度センサの誤差を補正した正しい車両加速度が算出できる。したがって、正しい位置認識が可能となる。
【0047】
(ナビゲーション装置の処理手順)
つぎに、この発明の実施例1にかかるナビゲーション装置における位置認識の処理手順について説明する。図5は、この発明の実施例1にかかるナビゲーション装置における位置認識の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0048】
図5のフローチャートにおいて、まず、ある車両位置において、GPS信号検出部401が、GPS信号D1を検出したか否かの判断を行う(ステップS501)。GPS信号D1を検出していなければ(ステップS501:No)、ステップS501に戻り待機状態となる。GPS信号D1を検出した場合は(ステップS501:Yes)、GPS信号処理部405においてGPS信号D1の処理を行い(ステップS502)、測位信号D6を出力する。
【0049】
また、ステップS501の処理が行われるのと同時に、ジャイロセンサ部402では、ジャイロ信号D2を検出したか否かの判断を行う(ステップS503)。ジャイロ信号D2を検出していなければ(ステップS503:No)、ステップS503に戻り待機状態となる。ジャイロ信号D2を検出した場合は(ステップS503:Yes)、ジャイロセンサ処理部406においてジャイロ信号D2の処理を行い(ステップS504)、方位信号D7を出力する。
【0050】
また、ステップS501、ステップS503の処理が行われるのと同時に、加速度センサ部403では、加速度信号D3を検出したか否かの判断を行う(ステップS505)。加速度信号D3を検出していなければ(ステップS505:No)、ステップS505に戻り待機状態となる。加速度信号D3を検出した場合は(ステップS505:Yes)、加速度センサ処理部407において加速度信号D3の処理を行い(ステップS506)、測定加速度信号D8を出力する。
【0051】
ステップS506の処理によって、出力された測定加速度信号D8は、車両加速度演算処理部411へ入力される。車両加速度演算処理部411は、測定加速度信号D8が入力されると、傾斜データ取得部404が、傾斜データを取得したか否かの判断を行う(ステップS507)。傾斜データを取得していれば(ステップS507:Yes)、傾斜データ取得部404から、車両加速度演算処理部411へ傾斜データ信号D5が入力される。
【0052】
車両加速度演算処理部411は、車両加速度αを算出し(ステップS508)、車両加速度αを表す信号D10を出力する。地図データに、傾斜データが格納されていない、または、地図データ自体が記録されていないなどの理由により傾斜データを取得していなければ(ステップS507:No)、測定加速度信号D8が車両加速度演算処理部411を経由して、車両移動情報演算処理部412へ入力される。
【0053】
ステップS502の処理で出力された測位信号D6と、ステップS504の処理で出力された方位信号D7と、ステップS508の処理で出力された車両加速度αを表す信号D10(傾斜データを取得していれば、測定加速度信号D8)が、ある車両位置における検出信号として、車両移動情報演算処理部412へ入力される。車両移動情報演算処理部412は、車両移動情報信号D9を算出する(ステップS509)。
【0054】
このとき、ステップS501におけるGPS信号D1や、ステップS503におけるジャイロ信号D2や、S505における加速度信号D3を検出できなかった場合は、対応する測位信号D6、方位信号D7、測定加速度信号D8および、車両加速度αを表す信号D10の信号のいずれかは、入力されず、入力された信号のみで車両移動情報を算出する。つまり、車両の現在位置の環境の条件において、最も精度の高い車両移動情報を算出していることになる。
【0055】
ステップS509で算出された車両移動情報信号D9は、車両移動情報信号D9として、マップマッチング処理部408へ入力される。マップマッチング処理部408は、車両移動情報信号D9と、地図データから、現在位置を算出する(ステップS510)。この処理により車両の位置確認が行われる。
【0056】
つぎに、車両が移動しているか、否かの判断を行う(ステップS511)。これは、ステップS510で位置確認を行った後に、D1〜D3の各信号のいずれかに変化があるか否かの基に判断してもよいし、ユーザ操作部301(図3参照)から、移動停止を知らせる信号が入力されるまで、移動していると判断してもよい。
【0057】
車両が移動している場合(ステップS511:Yes)、傾斜データ取得部404において、現在位置の傾斜データを取得し(ステップS512)、ステップS501と、ステップS503と、ステップS505に戻り、つぎの位置における位置確認のための処理を行う。ステップS507において行う傾斜データを取得したか否かの判断は、ステップS512の処理を基に行われる。したがって、車両が停止状態から、初めて移動を始めた際は、停止直前に取得した傾斜データを用いている。
【0058】
車両が移動していない場合(ステップS511:No)、つまり停車状態になると、位置確認の処理を終了する。
【実施例2】
【0059】
(ハードウェア構成)
まず、実施例2にかかるハードウェア構成について説明する。実施例2のハードウェア構成は、図3に示す実施例1のハードウェア構成と同一であるが、位置認識部303の詳細な構成と、位置確認に関する処理を行うナビゲーション制御部300の一部が異なる構成からなる。
【0060】
したがって、以下、図を用いて実施例2における位置認識部303の詳細な構成と、位置認識に関するナビゲーション制御部300の説明を行う。図6は、この発明の実施例2にかかる位置確認部の詳細な構成と、位置認識に関するナビゲーション制御部の処理を示すブロック図である。
【0061】
図6において位置認識部303は、加速度センサ部601と、GPS信号検出部602と、ジャイロセンサ部603とを含む構成からなる。また、ナビゲーション制御部300は、加速度センサ処理部604と、GPS信号処理部605と、ジャイロセンサ処理部606と、マップマッチング処理部607と、演算処理部610とを含む構成からなる。さらに、演算処理部610は、道路傾斜角演算処理部611と、車両加速度演算処理部612と、車両移動情報演算処理部613とを含んでいる。
【0062】
まず、位置認識部303の各機能部の説明を行う。加速度センサ部601は、加速度センサ1,2からなり、車両の加速度を検出する。加速度センサ部601によって検出された加速度信号D11は、加速度センサ処理部604へ入力される。なお、加速度センサ部601の詳細な構成は、後で詳しく説明する。
【0063】
GPS信号検出部602は、GPS衛星からの電波を受信して、GPS信号D12として検出する。GPS信号検出部602によって検出されたGPS信号D12は、GPS信号処理部605へ入力される。ジャイロセンサ部603は、車両の角速度を検出する。ジャイロセンサ部603によって検出されたジャイロ信号D13は、ジャイロセンサ処理部606へ入力される。
【0064】
つぎに、ナビゲーション制御部300の各機能部の説明を行う。加速度センサ処理部604は、加速度センサ部601から入力された加速度信号D11から、車両の加速度センサ1,2の加速度(以下、「測定加速度」という)を検出する。なお、測定加速度と呼ぶのは、加速度センサ部601によって検出された、重力加速度Gの影響を受けている加速度と、後で説明する道路傾斜角を考慮した実際の加速度とを区別するためである。このように、検出した測定加速度の値を表す測定加速度信号D14は、道路傾斜角演算処理部611へ入力される。
【0065】
GPS信号処理部605は、GPS信号検出部602から入力されたGPS信号D12から、GPS衛星との幾何学的位置を求め、現在の車両の位置(緯度および経度)を検出する。検出した緯度および経度の値を表す測位信号D15は、車両移動情報演算処理部613へ入力される。
【0066】
ジャイロセンサ処理部606は、ジャイロセンサ部603によって検出されたジャイロ信号D13から、角速度変化による車両の方向移動を求め、現在の方位を検出する。検出した方位の値を表す方位信号D16は、車両移動情報演算処理部613へ入力される。
【0067】
マップマッチング処理部607には、車両移動情報演算処理部613から車両の移動情報の値を表す車両移動情報信号D19が、入力されている。マップマッチング処理部607は、この車両移動情報信号D19と、記録媒体304(図3参照)に格納された地図データから、マップマッチング技術により、車両の現在位置を導き出す。
【0068】
演算処理部610は、入力された信号の値を基に所定の演算を行い、所定の機能部で出力する。具体的に説明を行うと、まず、道路傾斜角演算処理部611には、加速度センサ処理部604から、加速度センサ1,2の測定加速度信号D14が入力される。道路傾斜角演算処理部611は、この加速度センサ1,2の加速度から車両の現在位置の道路傾斜角θを算出する。
【0069】
ここで、加速度センサ部601の2つの加速度センサと、道路傾斜角演算処理部611によって道路傾斜角θを算出するまでの処理を、図7,8を用いて説明する。
【0070】
図7は、この発明の実施例2にかかる加速度センサの構成を示す説明図である。図7に示したように加速度センサ部601は、加速度センサ1(710)と、加速度センサ2(720)とから構成される。加速度センサ1(710)は、平面700と垂直な検出軸711を備えた構成になっている。また、加速度センサ2(720)は、平面700との垂線から角度γだけ傾いた検出軸721を備えた構成になっている(例えば、特開2003−227844号公報に記載の加速度センサ)。
【0071】
図8は、この発明の実施例2にかかる加速度センサを用いた道路傾斜角θの算出法を示す説明図である。図8に示したような傾斜角θの斜面800において、加速度センサ部601に車両加速度αが加わったとする。すると、加速度センサ1(710)は、加速度a1を検出し、加速度センサ2(720)は、加速度a2を検出する。加速度a1、a2は、加速度センサ処理部604を経由して、道路傾斜角演算処理部611へ入力され、以下に説明するような演算処理を施される。
【0072】
まず、加速度a1は、下記(2)式のように表すことができる。また、加速度a2も下記の(3)式のように表すことができる。
【0073】
加速度センサ1=a1=α×cosθ+G×sinθ…(2)
加速度センサ2=a2=α×cos(θ+γ)+G×sin(θ+γ)…(3)
【0074】
この(2),(3)式において、車両加速度αと、道路傾斜角θは変数である。したがって、(2)式の両辺にcos(θ+γ)を乗じたものと(3)式の両辺にcosθを乗じたものとを減算すると、変数αが消去され、下記(4)式が得られる。
【0075】
f(θ)=a1×cos(θ+γ)−a2×cosθ+G×sinγ=0…(4)
【0076】
さらに、この式の両辺を変数θで微分すると、下記(5)式が得られる。
【0077】
f’(θ)=−a1×sinθ+a2×sin(θ+γ)=0…(5)
【0078】
収束判定条件として下記(6)式、すなわち下記(7)式を用いながら、ニュートン・ラプソン法を実行し、傾きθを数値計算する。
【0079】
f(θ+Δθ)=f(θ)+f’(θ)×Δθ=0…(6)
Δθ=−f(θ)/f’(θ)…(7)
【0080】
具体的には、初期値θ0を収束判定条件中のθに代入してΔθ=Δθ0を演算し、θ1=θ0+Δθ0を収束判定条件中のθに代入してΔθ=Δθ1を演算し、θ2=θ1+Δθ1を収束判定条件中のθに代入してΔθ=Δθ2を演算する。このような演算を、Δθが所定値より小さくなるまで(十分に収束するまで)繰り返す。Δθが所定値より小さくなった時点でのθが、車両の現在位置における道路傾斜角θとなる。道路傾斜角演算処理部611は、以上のような処理によって道路傾斜角θを算出し、道路傾斜角信号D17として、車両加速度演算処理部612へ入力する。
【0081】
図6に戻り、車両加速度演算処理部612の説明を行う。車両加速度演算処理部612には、道路傾斜角信号D17が入力される。車両加速度演算処理部612は、道路傾斜角信号D17が表す道路傾斜角θを用いて(1)式から実際の車両加速度αを算出する。算出された車両加速度αは、車両加速度αを表す信号D18として、車両移動情報演算処理部613へ入力される。
【0082】
また、車両移動情報演算処理部613には、測位信号D15と、方位信号D16と、車両加速度αを表す信号D18とが入力される。車両移動情報演算処理部613は、入力された信号(D15,D16,D18)を基に車両の移動距離と、速度と、方位からなる車両移動情報を算出する。算出した車両移動情報は、車両移動情報信号D19として、マップマッチング処理部607へ入力される。
【0083】
以上説明したように、実施例2では、加速度センサ部601に、検出軸の傾き角の異なる2つの加速度センサ(加速度センサ1,2)を車両の進行方向の加速度を検出できる方向に搭載することで、それぞれの加速度センサから加速度を検出して、道路傾斜角θを求める。この傾斜角を考慮して車両加速度を求めることで道路の傾斜による加速度センサの誤差を補正した正しい車両加速度が算出できる。したがって、正しい位置認識が可能となる。
【0084】
(ナビゲーション装置の処理手順)
つぎに、この発明の実施例2にかかるナビゲーション装置における位置認識の処理手順について説明する。図9は、この発明の実施例2にかかるナビゲーション装置における位置認識の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0085】
図9のフローチャートにおいて、まず、ある車両位置において、GPS信号検出部602が、GPS信号D12を検出したか否かの判断を行う(ステップS901)。GPS信号D12を検出していなければ(ステップS901:No)、ステップS901に戻り待機状態となる。GPS信号D12を検出した場合は(ステップS901:Yes)、GPS信号処理部605においてGPS信号D12の処理を行い(ステップS902)、測位信号D15を出力する。
【0086】
また、ステップS901の処理が行われるのと同時に、ジャイロセンサ部603では、ジャイロ信号D13を検出したか否かの判断を行う(ステップS903)。ジャイロ信号D13を検出していなければ(ステップS903:No)、ステップS903に戻り待機状態となる。ジャイロ信号D13を検出した場合は(ステップS903:Yes)、ジャイロセンサ処理部606においてジャイロ信号D13の処理を行い(ステップS904)、方位信号D16を出力する。
【0087】
また、ステップS901、ステップS903の処理が行われるのと同時に、加速度センサ部601では、加速度信号D11を検出したか否かの判断を行う(ステップS905)。加速度信号D11を検出していなければ(ステップS905:No)、ステップS905に戻り待機状態となる。加速度信号D11を検出した場合は(ステップS905:Yes)、加速度センサ処理部604において、加速度信号D11の処理を行い(ステップS906)、測定加速度信号D14を出力する。
【0088】
ステップS906の処理によって、出力された測定加速度信号D14は、道路傾斜角演算処理部611へ入力される。道路傾斜角演算処理部611は、測定加速度信号D14による加速度センサ1,2の加速度から道路傾斜角θを算出し(ステップS907)、道路傾斜角信号D17を車両加速度演算処理部612へ入力する。車両加速度演算処理部612は、道路傾斜角信号D17から、入力される車両加速度αを算出し(ステップS908)、車両加速度αを表す信号D18を出力する。
【0089】
ステップS902の処理で出力された測位信号D15と、ステップS904の処理で出力された方位信号D16と、ステップS908の処理で出力された車両加速度αを表す信号D18とが、ある車両位置における検出信号として、車両移動情報演算処理部613へ入力される。車両移動情報演算処理部613は、これらの検出信号(D15,D16,D18)から、車両移動情報信号D19を算出する(ステップS909)。
【0090】
このとき、ステップS901におけるGPS信号D12や、ステップS903におけるジャイロ信号D13や、S905における加速度信号D11を検出できなかった場合は、対応する測位信号D15、方位信号D16および、車両加速度αを表す信号D18のいずれかは、入力されず、入力された信号のみで車両移動情報を算出する。つまり、車両の現在位置の環境の条件において、最も精度の高い車両移動情報を算出していることになる。
【0091】
ステップS909で算出された車両移動情報信号D19は、マップマッチング処理部607へ入力される。マップマッチング処理部607は、車両移動情報信号D19と、地図データから、現在位置を算出する(ステップS910)。この処理により車両の位置確認が行われる。
【0092】
つぎに、車両が移動しているか、否かの判断を行う(ステップS911)。これは、ステップS910で位置確認を行った後に、D11〜D13の各信号のいずれかに変化があるか否かの基に判断してもよいし、ユーザ操作部301(図3参照)から、移動停止を知らせる信号が入力されるまで、移動していると判断してもよい。
【0093】
車両が移動している場合(ステップS911:Yes)、ステップS901と、ステップS903と、ステップS905に戻り、つぎの位置における位置確認のための処理を行う。車両が移動していない場合(ステップS911:No)、つまり停車状態になると、位置確認の処理を終了する。
【0094】
以上説明したように、経路誘導装置、経路誘導方法および経路誘導プログラムによれば、車両の現在位置の道路の傾斜角を用いて加速度センサの誤差を補正することで、いかなる環境下でも高精度な位置認識を行うことができる。
【0095】
なお、本実施の形態で説明した経路誘導方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
Claims (3)
- 移動体の進行方向に沿った加速度を検出する第1の加速度検出手段と、
前記移動体の進行方向に対して所定の角度傾斜する方向の加速度を検出する第2の加速度検出手段と、
前記移動体の測位情報および方位情報を取得する位置情報取得手段と、
前記第1の加速度検出手段および前記第2の加速度検出手段のそれぞれが出力する2つの加速度に基づいて、前記移動体の現在位置の道路傾斜角の情報を算出する道路傾斜角算出手段と、
前記道路傾斜角算出手段によって算出した現在位置の前記道路傾斜角の情報を用いて、前記第1の加速度検出手段によって検出された加速度を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された加速度と、前記位置情報取得手段により取得した測位情報および方位情報とに基づいて前記移動体の現在位置を算出する位置算出手段と、
を備え、
前記所定の角度とは、前記移動体が水平方向に移動する際の進行方向の加速度を検出できる範囲における該進行方向から傾斜する角度であることを特徴とする経路誘導装置。 - 自立航法のための加速度センサの誤差を自動的に補正する機能を備えた経路誘導装置における経路誘導方法において、
移動体の進行方向に沿った加速度を検出する第1の加速度検出工程と、
前記移動体の進行方向に対して所定の角度傾斜する方向の加速度を検出する第2の加速度検出工程と、
前記移動体の測位情報および方位情報を取得する位置情報取得工程と、
前記第1の加速度検出工程および前記第2の加速度検出工程のそれぞれによって出力される2つの加速度に基づいて、前記移動体の現在位置の道路傾斜角の情報を算出する道路傾斜角算出工程と、
前記道路傾斜角算出工程によって算出した現在位置の前記道路傾斜角の情報を用いて、前記第1の加速度検出工程によって検出された加速度を補正する補正工程と、
前記補正工程によって補正された加速度と、前記位置情報取得工程により取得した測位情報および方位情報とに基づいて前記移動体の現在位置を算出する位置算出工程と、
を含み、
前記所定の角度とは、前記移動体が水平方向に移動する際の進行方向の加速度を検出できる範囲における該進行方向から傾斜する角度であることを特徴とする経路誘導方法。 - 請求項2に記載の経路誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする経路誘導プログラム。
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