JP4679693B2 - 梱包装置のベール成形装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、牧草・稲藁等の飼料またはある程度乾燥した堆肥・または雑芥類を、梱包室に送り込んで、順次、巻締め減容化してロール状に成形するロールベーラ型の梱包装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従前のロールベーラ型の梱包装置Aは、圃場に刈倒されている牧草・稲藁を、ピックアップして梱包室に送り込み、順次、巻締めてロール状に成形する形態の梱包装置について具体的にいえば、図1にあるように、自走して、または被牽引により走行する機体aの前面側(図1において左面側)の下部に、圃場に刈倒されている牧草・稲藁等の飼料類をピックアップして機体aの後方に向け送り上げるピックアップ装置1を装架し、機体aの上面側には、送り上げられてくる飼料類を受け入れて、順次、ロール状に巻締め成形して梱包していく梱包室2を装架し、その梱包室2は前部梱包室2aと後部梱包室2bとに前後に2分するか、上部梱包室と下部梱包室とに2分し、その一方となる、例えば後部梱包室2bを、機体aに固定装架し、他方の、例えば前部梱包室2aを、前記固定装架した後部梱包室2bに対しヒンジ3中心に回動自在に装架しておき、その回動により梱包室2を開放し、梱包室2内において成形し梱包し終えたロール状のベールの外部への取り出しが行なえるように構成する。
【0003】
そして、梱包室2は、それの内腔を、周壁部の一部が、ピックアップ装置1の後端部の後方上方を占める位置において受入口wとして開放する軸線方向を左右方向とした円筒状に形成し、この梱包室2の左右の両端部に、エンドレスに回動するタイトチェン4・4を、図1にあるように、側面視において開裂のあるリング状のガイドレール5と、それの外側に配列して機体aの構成部材となっている梱包室2の機枠2cに軸支したスプロケット6…とにより、側面視において、内側回動部4aが略円筒状の軌跡をもって回動し、外側回動部4bが梱包室2の機枠2cの内面に沿う軌跡をもって回動するように張架し、これら左右に一対に対向するタイトチェン4・4間に、図2にあるようタイトバー7を渡架してそれの両端部に設けた取付部70…によりタイトチェン4・4に組付け連結し、かつ、そのタイトバー7…は図1にあるようタイトチェン4・4の全長に渡る範囲に、タイトチェン4・4の長手方向に適宜の間隔をおき並列させて組付け渡架してあって、これにより、前述のスプロケット6…のうちの適宜のスプロケット6を、機体aに装架せる原動機の出力軸に伝導機構を介し伝導して、図1において矢印方向に回動するよう駆動することで、内側回動部4aが同図において二重線の矢印に示しているように回動し、受入口wから送給されてくる飼料類を内側回動部4aの内周側で搬送してロール状に順次巻き込んでいくベール成形装置bを構成するようにしてある。
【0004】
また、梱包装置Aには、梱包室2内での被梱包物の巻締め成形が、所定の締込圧に達したときに、被梱包物の送り込みを停めて、タイトチェン4・4を空運転した状態で、結束紐を繰り出し、その紐により梱包・結束する結束装置(図示省略)が設けられる。
【0005】
この梱包装置Aは、ある程度乾燥した堆肥または雑芥類を巻締め成形する場合は、ピックアップ装置1に換えて送込コンベアを機体aの前面側の下部に装架し、そこに、堆肥または雑芥類を投入することで、その堆肥または雑芥類をロール状に巻締め成形し、減容化していくように使用される。そして、このときは、機体aは通常定置式に構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のロールベール型の梱包装置は、それの梱包室内に装設するベール成形装置を、左右に一対に対向させて装架するタイトチェン間に、多数のタイトバーを、そのタイトチェンの長手方向に適宜の間隔をおいて並列させて渡架することで構成していることから、ロール状に巻き込み成形しようとする被梱包物が、牧草や稲藁等の草丈・稈長の長いものである場合は、タイトチェン上に所定の間隔をおいて並列する多数のタイトバーにより被梱包物を支障なく搬送しながらロール状に巻き込み成形してしていけるようになるが、被梱包物がある程度乾燥させた堆肥や雑芥物の如く、小片を多く含むものであるときには、被梱包物が並列する多数のタイトバーとタイトバーとの間隔からこぼれ出すことで、ロール状に成形する成形物にに対する成形ロスが多くなる問題がある。
【0007】
また、ロールベール型の梱包装置には、堆肥や雑芥物の圧縮・成形に用いる場合に、使用時期・期間が限られた牧草・稲藁等の飼料作物の圧縮・成形の場合と異なり、使用時期・期間が長く、連続して使用されることが多いことで、ロール成形装置のタイトチェンの回動を案内するガイドレールに生ずる摩耗・損傷が甚だしく、そのため、回動するタイトバーががたつくようになって、被梱包物の成形時のこぼれ落ちが多くなり成形ロスを多くするようになる問題がある。
【0008】
本発明は、従来手段に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、左右に一対に対向させて張架せるタイトチェンに並列させて渡架するタイトバーの並列する隙間からの、被梱包物のこぼれによるロール成形時の成形ロスを少なくする新たな手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明においては、上述の目的を達成するための第1の手段として、左右に対向するタイトチェン間に渡架する多数のタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に形成し、その楕円の長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢として左右のタイトチェン間に長手方向に並列させて渡架し、かつ、並列するタイトバーの相い隣なる同志の間隔を、側面視におけるタイトチェンの回動軌跡のうちで、梱包室の内周壁を形成する内側回動部の部位において略零となり、直線に沿い回動する部位において所定の間隔を保持する状態となる間隔巾に設定してタイトチェン上に並列配位しタイトチェンに組付けて梱包装置のベール成形装置を構成する手段を提起し、
【0010】
第2の手段として、左右に対向するタイトチェン間に渡架するタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に形成し、その楕円の長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢として、タイトチェンの長手方向に通常の間隔をおき並列させて組み付け、それらタイトバーの巾方向の一方の側縁に、隣接するタイトバーの周面の他方の側縁に向け突出する板部材を、その板部材の突出端部と相い隣なるタイトバーの周面との間に形成される間隔が、側面視におけるタイトチェンの回動軌跡のうちで、梱包室の内周壁を形成する内側回動部の部位において略零となり、直線に沿い回動する部位において所定の間隔を保持する突出長さに設定して、タイトバーに一体的に取り付けて梱包装置のベール成形装置を構成する手段を提起し、
【0011】
また、第3の手段として、左右に対向するタイトチェン間に渡架する多数のタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に形成し、その楕円の長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢として左右のタイトチェン間に長手方向に並列させて渡架し、かつ、並列するタイトバーの相い隣なる同志の間隔を、側面視におけるタイトチェンの回動軌跡のうちで、梱包室の内周壁を形成する内側回動部の部位において略零となり、直線に沿い回動する部位において所定の間隔を保持する間隔寸法に設定してタイトチェンに組み付け、タイトチェンの内側回動部を支承させるガイドレールを、梱包室の機枠と別体に形成して、それに前記機枠に対し組み付ける組付部を設け、その組付部により前述機枠に対し装脱自在に装架せしめて梱包装置のベール成形装置を構成する手段を提起するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明手段を実施し得るロールベーラ型の梱包装置Aは、圃場を走行して飼料作物をピックアップしながら成形する形態のもの、また、定置して飼料作物または雑芥類を成形する形態のもの等、各種の形態のものがある。
【0014】
そして、その梱包装置のそれ自体の基本的な構成は、従来手段の梱包装置と同様に構成してよい。
【0015】
走行して移動する形態とする場合についていえば、図4にあるよう、自走して走行する機体aまたは被牽引により走行する機体の前面側の下部に、被梱包物である圃場に刈倒されている飼料作物をピックアップして機体aの後方に向け送り上げるピックアップ装置1を装架し、機体aの上面側には、前記ピックアップ装置1でピックアップされて後方に送られてくる被梱包物の飼料作物を、機体aの前方に向けて開放させてある受入口wから受け入れる梱包室2を装架し、その梱包室2内には、前記受入口wから受け入れる被梱包物を巻き込み圧縮してロール状に成形するベール成形装置bを収蔵せしめ、その梱包室2は、それを、前部梱包室2aと後部梱包室2bとに2分し、後部梱包室2bを機体aに固定装架し、前部梱包室2aをヒンジ3により後部梱包室2bに回動自在に軸架するか、前部梱包室2aを機体aに固定装架し、後部梱包室2bをヒンジ3により前部梱包室2aに回動自在に軸架して、それの回動により梱包室2内を外部に大きく開放させて、成形し終えた成形物を外部に取り出せるようにするか、または、梱包室2を上下に2分して、下部梱包室を機体aに固定装架し、上部梱包室をヒンジにより下部梱包室に回動自在に軸架して、その上部梱包室の回動により梱包室内を外部に大きく開放させて、成形し終えた成形物を外部に取り出せるようにする。
【0016】
そして、この梱包室2内に収蔵せしめるベール成形装置についても、基本的には従来手段のものと同様に構成してよい。
【0017】
即ち、梱包室2の機枠2cの左右の両側部位に、ガイドレール5・5とスプロケット6…とにより、タイトチェン4・4を、側面視において、受入口wと対向する部位に開裂部のある円弧状の軌跡をもって回動する内側回動部4aとそれの外周側を梱包室2の機枠2cの内面に沿い回動する外側回動部4bとが連続するようにそれぞれ張架して、左右に一対に対向させ、これらタイトチェン4・4間に、多数のタイトバー7…を、タイトチェン4・4の長手方向に並列させて渡架し、それらタイトバー7の左右の両端部に装設せる取付部によりタイトチェンに取り付け連結することで構成し、多連に配列させて梱包室2の機枠2cに軸支するスプロケット6…のうちの、適宜のスプロケット6を、機体aに装架しておく原動機の出力軸に伝導機構を介し伝導して駆動することによって、タイトチェン4を図4において細線の矢印で示している方向にエンドレスに回動させて、それの内向きの円弧状の回動軌跡をもって回動する内側回動部4aにより、受入口wに送給される被梱包物を、二重線の矢印に示しているように梱包室2内に引き込んで、順次、円筒状に巻き込み、ロール状に巻締め成形していくようにすることについては、従前手段のロールベール型の梱包装置のベール成形装置と同様に構成してよい。
【0018】
しかし、このベール成形装置の左右に対向するタイトチェン4・4間に、そのチェンの長手方向に並列させて渡架し、左右の両端部に設けた取付部70・70によりタイトチェン4・4に組付けるタイトバー7…は、それらを、金属材または合成樹脂材により、被梱包物を巻締め成形する際の荷重に耐える強度の、チューブ状ないし軸筒状に成形する際に、それの周壁7aが側断面において楕円をなす形状に成形する。
【0019】
そして、この楕円のチューブ状ないし軸筒状に成形したタイトバー7…を、それの側断面における楕円の長軸の方向が、タイトチェン4・4の長手方向に沿う姿勢に揃えて、そのタイトチェン4・4上に所定の間隔をおいて並列させて渡架し、それらタイトバー7…の両端部に装設しておく取付部70…を、タイトチェン4・4のリンクプレートに装設しておく組付座40に連結することで組付けるようにする。
【0020】
これにより、タイトチェン4・4に、それの長手方向に所定の間隔をおいて並列させて組付けるタイトバー7…は、それらの相い隣なるタイトバー7…同志の間に形成されるタイトバー間の間隔が、タイトバー7を楕円に成形することで拡巾した分だけ狭められて、被梱包物を成形するときに、そのタイトバー7…の間隔からこぼれ落ちる被梱包物の量を少なくして、成形時の成形ロスを少なくする。
【0021】
このように、側断面において周壁7aが楕円形となるパイプ状ないし軸筒状に成形したタイトバー7…は、そのタイトバー7…を、相い隣なるタイトバー同志の間隔が殆ど零となるように、間隔を詰めて並列させてタイトチェン4・4に渡架して組付けることで、被梱包物を成形するときの、被梱包物のこぼれ落ちが殆ど無い状態にし得るようになるが、タイトチェン4・4に渡架したタイトバー7…が梱包室2の内周壁を構成する内側回動部4aに回動してきたときに、タイトバー7…同志の間隔を詰めるようになることで、互いに干渉して、破損・故障を生ぜしめるようになってくる。
【0022】
このことから、このタイトバー7…は、それらの間隔を詰めてタイトチェン4・4上に並列渡架するときは、タイトチェン4・4の回動軌跡のうちで、側面視において、略円筒状をなす梱包室2の内周面を形成するように、内向きの円弧を形成して回動する内側回動部4aの部位において、図7にあるように、隣接するタイトバー7…の間隔が略零となり、タイトチェン4・4が直線に張られる部位においては所定の間隔を保持するように間隔巾を設定し、タイトチェン4・4上に並列させて、組付ける。
【0023】
これにより、タイトチェン4・4に並列させて組付けたタイトバー7…の隣接するタイトバー7同志の間隔は、タイトチェン4・4が側面視において直線に沿う部位にあっては少しの間隔を保持し、スプロケット6…の外周を回動する部位にあってはその間隔が拡張し、被梱包物を成形する梱包室2の内周壁を構成する内側回動部4aにあっては、略間隔が零となる状態となることで、干渉なしに円滑に回動するようになり、しかも、被梱包物を成形する部位である内側回動部4aにおいて間隔が殆ど無い状態となることで、成形時の被梱包物のこぼれ落ちが殆どなくなり、成形時の成形ロスを著しく少なくするようになる。
【0024】
このように、タイトバー7…を、タイトチェン4・4に並列渡架する際の、タイトバー7同志の間隔を、タイトチェン4・4の内側回動部4aにおいて、略零となるように設定してタイトチェン4・4上に並列させて組付ける手段は、タイトバー7…を側断面がチューブ状ないし軸筒状をなす形状に成形する場合に限らず、側断面が軸杆状ないし盤状をなす形状に成形する場合、また、側断面が巾方向に長いチャンネル状・アングル状または角筒状に成形する場合にあっても実施し得る。
【0025】
また、側断面において、楕円のチューブ状ないし軸筒状に成形するタイトバー7…を、それの長軸方向がタイトチェン4・4の長手方向に沿う姿勢として、左右のタイトチェン4・4に対し並列渡架するときの間隔は通常のタイトバー7…を並列させて組付ける間隔に設定し、それらタイトバー7…の巾方向の側縁に、相い隣なるタイトバー7の側縁に向け突出して間隔を塞ぐ邪魔板となる板部材8を図8および図9にあるように取り付けて、それにより、成形時に、被梱包物が間隔からこぼれ落ちるのを阻止するようにしてよい。
【0026】
そして、このようにする場合、各タイトバー7…の、タイトチェン4・4の回動方向における前後の両側縁または前後の一方の側縁に設ける板部材8は、図8にあるように、タイトバー7の周面のタイトチェン4に対向する側から相い隣なるタイトバー7の周面のタイトチェン4と反対側に向けて斜めに突出するように装設し、かつ、それの突出長さを、その板部材8の突出端部と相い隣なるタイトバー7の周面との間に形成される間隔が、前述したタイトチェン4の内側回動部4aにおいて略零となり、直線に沿い回動する部位において少しの間隔を保持する状態となるように設定して装設する。
【0027】
これにより、並列するタイトバー7…の間に形成される間隔を塞ぐようにタイトバー7に突設する板部材8…は、並列するタイトバー7…が被梱包物をベールに成形する内側回動部4aを回動していく部位において隣り合うタイトバー7の周面に極く近接する状態となり、直線に沿い回動する部位およびスプロケット6…の外周を回動する部位においては隣り合うタイトバー7から離れた状態となる。そして、内側回動部4aを回動していくときに、板部材8の突出端部が隣り合うタイトバー7の周面に接触するようになっても、タイトバー7の周面に対し斜めに接することでその周面を摺接して逃げるようになるので、回動を阻害することがなく円滑に回動して、被梱包物のこぼれ落ちを阻止するようになる。
【0028】
次に、図10・図11は、上述のタイトバー7…を並列渡架するタイトチェン4・4の内側回動部4aを、所定の回動軌跡をもって回動するように、そのタイトチェン4・4をガイドするガイドレール5・5を、装脱自在に機枠2cに組付けた手段を示している。
【0029】
このガイドレール5・5は、従来手段においては、図1および図2にあるように、梱包室2の機枠2c・2cに熔接5aにより一体に取り付け支架していたものである。
【0030】
このガイドレール5・5を、本発明手段においては、梱包室2の機枠2cとは別体に形成してそれの基端側を延長して、その延長部に取付板50を形設しておき、かつ、そのガイドレール5を取付け支架する梱包室2の機枠2cのうちの内側の機枠20には、ガイドレール5・5を支承する棚板部21を形成して、それに、ガイドレール5の前記取付板50が挿し込まれる穴22を開設し、その棚板部21の前記穴22を通過した内側に、前述の取付板50を接合させて組付ネジ23により閉じ合わせることで一体に連結する組付座板24を設けて、それに取付板50を連結することでガイドレール5を取付機枠たる前述の内側の機枠20に組付け装着するようにしている。
【0031】
そして、これにより、ガイドレール5・5に摩耗が生じたときに、組付ネジ23を外して取付板50を組付座板24から引き離すことで、ガイドレール5・5の取り外しが行なえ、また、新たなガイドレール5・5の交換装着が行なわれるようにしてある。
【0032】
次に、図12は、本発明手段を、投込型の梱包装置に実施した例の概要側面図であり、機体aに装架した梱包室2の受入口wの前面に、送込コンベア9を装架することで、飼料作物・雑芥等をこの送込コンベア9上に投げ込むことで、それを梱包室2内に送り込んでベールに成形するようにしてある。
【0033】
この形態のものは、機枠aは定置式に構成してよい。
また、この例は、タイトバー7は側断面が楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に成形されて、それの長軸方向がタイトチェン4の長手方向に沿う姿勢としてそのチェン4に組み付けられ、また、タイトチェン4をガイドするガイドレール5は、それの基端側に設けた取付板50を、梱包室2の機枠2cの内側の機枠20に設けた組付座板24に接合して組付ネジ23により閉じ合わせることで、脱着自在に装着してある。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるロールベール型の梱包装置のベール成形装置は、それの左右に対向するタイトチェン間に並列させて渡架するタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に成形して、それの長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢としてタイトチェンに並列渡架するようにしているのだから、チューブ状ないし軸筒状に成形するタイトバーの強度を損なうことなく、タイトバー間の間隔を詰めて成形時のこぼれ落ちによる成形ロスを少なくし得るようになる。
【0035】
また、このタイトバーを、タイトチェンの内側回動部においてタイトバー同志の間隔が略零となるように間隔を設定して取り付けることで、タイトチェンの回動作動に支障を生ぜしめることなく、成形時におけるタイトバー間の間隔をなくすようにできて微細な被梱包物の成形が行なえるようになる。
【0036】
さらに、ガイドレールを装脱自在とすることで、摩耗・損傷に際し、簡単に脱着交換し得るようにしているから、摩耗・損傷によりタイトチェンの回動にがたつきが生じ、こぼれ落ちを多くする問題が、ガイドレールの交換により効果的に解消し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のロールベーラ型の梱包装置の概要側面図である。
【図2】同上の要部の縦断正面図である。
【図3】同上の要部の平面図である。
【図4】本発明を実施せるロールベーラ型の梱包装置の概要側面図である。
【図5】同上の要部の縦断正面図である。
【図6】同上の要部の平面図である。
【図7】同上の実施の形態を異にする例の概要側面図である。
【図8】同上のさらに実施の形態を異にする例の要部の拡大縦断側面図である。
【図9】同上の要部の斜視図である。
【図10】同上の別の実施形態の概要側面図である。
【図11】同上の要部の縦断正面図である。
【図12】同上のさらに別の実施形態の例の概要側面図である。
【符号の説明】
A…梱包装置、a…機体、b…ベール成形装置、w…受入口、1…ピックアップ装置、2…梱包室、2a…前部梱包室、2b…後部梱包室、2c…機枠、20…内側の機枠、21…棚板部、22…穴、23…組付ネジ、24…組付座板、3…ヒンジ、4…タイトチェン、4a…内側回動部、4b…外側回動部、40…組付座、5…ガイドレール、50…取付板、6…スプロケット、7…タイトバー、7a…周壁、70…取付部、8…板部材、9…送込コンベア。
Claims (3)
- 左右に対向するタイトチェン間に渡架する多数のタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に形成し、その楕円の長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢として左右のタイトチェン間に長手方向に並列させて渡架し、かつ、並列するタイトバーの相い隣なる同志の間隔を、側面視におけるタイトチェンの回動軌跡のうちで、梱包室の内周壁を形成する内側回動部の部位において略零となり、直線に沿い回動する部位において所定の間隔を保持する状態となる間隔巾に設定してタイトチェン上に並列配位しタイトチェンに組付けることを特徴とする梱包装置のベール成形装置。
- 左右に対向するタイトチェン間に渡架するタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に形成し、その楕円の長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢として、タイトチェンの長手方向に通常の間隔をおき並列させて組み付け、それらタイトバーの巾方向の一方の側縁に、隣接するタイトバーの周面の他方の側縁に向け突出する板部材を、その板部材の突出端部と相い隣なるタイトバーの周面との間に形成される間隔が、側面視におけるタイトチェンの回動軌跡のうちで、梱包室の内周壁を形成する内側回動部の部位において略零となり、直線に沿い回動する部位において所定の間隔を保持する突出長さに設定して、タイトバーに一体的に取り付けることを特徴とする梱包装置のベール成形装置。
- 左右に対向するタイトチェン間に渡架する多数のタイトバーを、側断面において楕円をなすチューブ状ないし軸筒状に形成し、その楕円の長軸方向がタイトチェンの長手方向に沿う姿勢として左右のタイトチェン間に長手方向に並列させて渡架し、かつ、並列するタイトバーの相い隣なる同志の間隔を、側面視におけるタイトチェンの回動軌跡のうちで、梱包室の内周壁を形成する内側回動部の部位において略零となり、直線に沿い回動する部位において所定の間隔を保持する間隔寸法に設定してタイトチェンに組み付け、タイトチェンの内側回動部を支承させるガイドレールを、梱包室の機枠と別体に形成して、それに前記機枠に対し組み付ける組付部を設け、その組付部により前述機枠に対し装脱自在に装架せしめることを特徴とする梱包装置のベール成形装置。
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