JP4677227B2 - 多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物、及びその製作方法 - Google Patents

多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物、及びその製作方法 Download PDF

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Description

本発明は、冬季に行われる各種のイベント会場における店舗等の商業的用途に適する 多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物、及びその製作方法に関するものである。
北国の風物詩であるかまくらに代表される氷雪製建造物は、個人的な楽しみとして製作される他、各種行事やイベント等においても製作され使用されている。氷雪製建造物の製作方法としては、種々のものが知られている。最も簡単な方法は、雪を積み上げて固め、内部をくり抜く方法である。また、ポールを組み立ててポールの上にシートを掛け、その上に雪を積み上げて固める方法もある。さらに、氷のブロックを積み上げて製作する方法もある。
しかしながら、いずれの方法も、製作するのに時間がかかるため、コスト高になり、商業的な用途に使用するには、適さないという問題がある。また、ボールを使用して製作する氷雪製建造物の場合、外形が不揃いになるという不都合もある。特に、多角錐や円錐などの外形形状を有する氷雪製建造物の場合、外形形状を整えるためにかなり時間がかかる。
本発明は、多角錐や円錐などの外形形状を有する外形形状の整った氷雪製建造物を短時間で比較的容易に製作することと目的としてなされたものである。
本発明は、三角形型板のみ、又は、一対の台形型板と、四角形型板とのうち、一種類以上の型板と三角形型板との組み合わせにより、角錐又は円錐状の仮設形状を形成し、各型板に対応する形状をなす雪塊又は氷塊からなるブロック片を、各型板に合わせて積み重ね接合して多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物を形成することを特徴とする。
本発明によれば、各種のイベント会場等における商業的施設等に利用可能な多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物を、数種の型枠を組み合わせることにより、容易に短時間でかつ安価に製作することができる。
数種類の型枠を組み合わせることにより、容易に、多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物を製作することを実現した。
添付図面を参照して、本発明に係る、多角錐又は円錐形状を有する氷雪製建造物及び、その製作方法について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る四角錐の氷雪製建造物12の鳥瞰図、図2は正面図、図3は平面図、図4は立面図である。本実施の形態に係る氷雪製建造物12は、雪塊又は氷塊を材料とする壁面形成部が三角形状を有する三角形ブロック片18(合計4個)と、壁面形成部がそれぞれ台形形状を有し、互いに左右対称の形状を有する一対の台形ブロック片20及び22、24及び26、28及び30(それぞれ合計4個)と、壁面形成部が四角形状を有する四角形ブロック片32(合計3個),34(合計6個),36(合計2個)と、により構成されている。
三角形ブロック片18は、4個を互いに隣り合わせて接合させることにより、四角錐の頂点を構成する。また、一対の台形ブロック片20及び22、24及び26、28及び30は、第1側辺20a及び22a、24a及び26a、28a及び30aと、第2側辺20b及び22b、24b及び26b、28b及び30bと、をそれぞれ有し、第1側辺20a及び22aを互いに隣り合わせて接合させることにより平面を形成する。一方、第2側辺20b及び22b、24b及び26b、28b及び30bを互いに隣り合わせて接合することにより屈曲部を形成し、これにより、四角錐の4つの角が構成される。
また、台形ブロック片20及び22は、三角形ブロック片18の下部に、台形ブロック片24及び26は、台形ブロック片20及び22の下部に、台形ブロック片28及び30は、台形ブロック片24及び26の下部に、それぞれ連続して接合され、連続した四角錐の角が構成される(図2)。
四角錐の4つの面のうちの3面は、台形ブロック片24及び26の間に四角形ブロック片32が配設され、これらにより平面を形成するように接合される。また、図3示のように、台形ブロック片28及び30の間に2個の四角形ブロック片34がそれぞれ隣り合って配設され、これらにより平面を形成するように接合される。
四角錐の残りの1面は、台形ブロック片24及び26の間にはブロック片が配設されず、空間を形成する。また、台形ブロック片28及び30には、四角形ブロック片36がそれぞれ1個ずつ隣り合って配設され、それぞれ平面を形成するように接合される。これにより、隣り合う四角形ブロック片36の間に空間が形成され、台形ブロック片24及び26間と、四角形ブロック片36間とにより形成された空間によって出入口38が構成される。
図5〜図14は、三角形ブロック片18、台形ブロック片20及び22、24及び26、28及び30、四角形ブロック片32、34及び36を製作する際に使用する成形用の型枠を示した図である。
図5(a)及び図5(b)に示される型枠40は、三角形ブロック片18を製作する際に使用する型枠であり、外壁面を構成する三角形状の外壁部40aを有する。また、内壁面を構成する部分である内壁部40bは、外壁部40aよりも面積の小さい相似の三角形状を有し、外壁部40aと平行に配置され、頂点及び底辺が外壁部40aのそれらよりも下方に位置する。さらに、外壁部40a及び内壁部40bの底辺の間を閉鎖する底部40cと、外壁部40aと内壁部40bの左右両側辺を閉鎖する側壁40d及び40eと、が設けられ、内部空間40fにブロック片の材料となる雪、水が投入される。
図6(a)及び図6(b)に示される型枠42は、台形ブロック片20を製作する場合に使用する型枠であり、外壁面を構成する台形形状の外壁部42aを有する。この外壁部42aの図6(a)中左側辺は上辺と底辺とを垂線で結ぶ形状を有し、図6(a)中右側辺は、上辺から底辺に向かって幅方向に広がる形状を有している。外壁部42aよりも小面積で相似形の内壁部42bが、図5に示す型枠40の外壁部40aと内壁部40bと同間隔をあけて、外壁部42aと平行にかつ底辺が若干下方に位置するように配置されている。外壁部42a及び内壁部42bの上辺及び底辺の間をそれぞれ閉鎖するように上部42c及び底部42dが設けられており、上部42c及び底部42dは、外壁部42aから内壁部42bに向かって、それぞれ所定の角度で傾斜する斜面となっている。上部42cの傾斜角度は、型枠40の底部40cの傾斜角度と一致しており、それぞれ面接触可能に構成されている。外壁部42aと内壁部42bとの間には、図6(a)中左右両側辺を閉鎖する側壁42e及び42fが設けられており、側壁42eは、上下方向に垂直に位置している。側壁42fは、上部42cから底部42d方向に向かって、また外壁部42aから内壁部42b方向に向かって、それぞれ所定の角度で傾斜する斜面となっている。側壁42fの上下方向及び前後方向の傾斜角度は、型枠40の側壁40eとそれぞれ一致するように構成されており、型枠42の内部空間42gにはブロック片の材料となる雪、水が投入される。
なお、図7(a)及び図7(b)に示される型枠44は、台形ブロック片22を製作する際に使用する型枠であるが、図6(a)及び(b)に示した型枠42と同様に、外壁部44a、内壁部44b、上部44c、底部44d、側壁44e、側壁44f及び内部空間44gを有し、型枠42と左右対称の形状を有し、且つ寸法等は同様なため、その詳細な説明は省略する。
図8(a)及び図8(b)に示される型枠46は、台形ブロック片24を製作する場合に使用する型枠であるが、外壁部46a、内壁部46b、上部46c、底部46d、側壁46e及び側壁46fにより構成される基本的構造、及び外壁部46a及び内壁部46b間の幅寸法は、図6(a)及び(b)に示した型枠42と同様であるが、内壁部46bの寸法及び外壁部46aに対する高さ方向の配置位置が異なっている。また、上部46cと図6(a)に示す型枠42の底部42dの傾斜角度は互いに一致しており、互いに面接触可能である。また、側壁46fの傾斜角度は図6(a)に示す側壁42fと互いに一致しており、図8(b)に示される型枠46の内部空間46gには、ブロック片の材料となる雪、水が投入される。
図9(a)及び図9(b)に示される型枠48は、四角形ブロック片32を製作する場合に使用する型枠であるが、外壁面を構成する矩形の外壁部48aと、内壁面を構成する矩形の内壁部48bとを有する。これら外壁部48aと内壁部48bとは、図8(a)に示す型枠46の外壁部46a及び内壁部46bと同じ幅寸法をあけて平行に配設されており、図9(a)中左右方向寸法は同寸法である。外壁部48a及び内壁部48bの高さ方向寸法は、それぞれ図8(a)に示す型枠46の外壁部46a及び内壁部46bの高さ方向寸法と一致しており、外壁部48a及び内壁部48bの上辺及び底辺の間をそれぞれ閉鎖するように上部48c及び底部48dが設けられている。上部48c及び底部48dは、外壁部48aから内壁部48bに向かって、それぞれ所定の角度で傾斜する斜面となっており、上部48cの傾斜角度は、図8(a)に示す型枠46の底部46dの傾斜角度と一致し、互いに面接触可能である。また、外壁部48aと内壁部48bとの間には、前記左右両側辺を閉鎖する垂直な側壁48e及び482がそれぞれ設けられており、図9(b)に示される型枠48の内部空間48gには、ブロック片の材料となる雪、水が投入される。
図10(a)及び図10(b)に示される型枠50は、台形ブロック片26を製作する際に使用する型枠であるが、図8に示した型枠46と同様に、外壁部50a、内壁部50b、上部50c、底部50d、側壁50e、側壁50f及び内部空間50gを有し、図8(a)及び(b)に示す型枠46と左右対称の形状を有し、且つ寸法等は同様なため、その詳細な説明は省略する。
図11(a)及び図11(b)に示される型枠52は、台形ブロック片28を製作する場合に使用する型枠である。外壁部52a、内壁部52b、上部52c、底部52d、側壁52e及び側壁52fにより構成されるという基本的構造、及び外壁部52a及び内壁部52b間の幅寸法は、図6(a)及び(b)に示す型枠42と同様であるが、外壁部52aの高さ寸法、及び内壁部52bの寸法及び外壁部52aに対する高さ方向の配置位置が異なっている。また、上部52cは図8(a)に示す型枠46の底部46dと傾斜角度が互いに一致しており、面接触可能である。側壁52fの傾斜角度は図8(a)に示す側壁46fと一致しており、図11(b)に示される型枠52の内部空間52gには、ブロック片の材料となる雪、水が投入される。
図12(a)及び図12(b)に示される型枠54は、四角形ブロック片34を製作する場合に使用する型枠である。外壁面を構成する矩形の外壁部54aと、内壁面を構成する矩形の内壁部54bが図11(a)に示す型枠52と同じ幅寸法をあけて平行に配設されており、外壁部54aの図12(a)中左右方向寸法は内壁部54bと同寸法である。外壁部54a及び内壁部54bの高さ方向寸法は、それぞれ図11(a)に示す型枠52の外壁部52a及び内壁部52bの高さ方向寸法と一致しており、外壁部54a及び内壁部54bの上辺及び底辺の間をそれぞれ閉鎖するように上部54c及び底部54dが設けられている。上部54c及び底部54dは、外壁部54aから内壁部54bに向かって、それぞれ所定の角度で傾斜する斜面となっており、上部54の傾斜角度は、図8(a)に示す底部46d、図9(a)に示す底部48d及び図10(a)に示す底部50dとそれぞれ一致し、面接触可能である。また、外壁部54aと内壁部54bとの間には、図12(a)中左右両側辺を閉鎖する垂直な側壁54e及び54fがそれぞれ設けられている。また、図12(b)に示される型枠54の内部空間54gには、ブロック片の材料となる雪、水が投入される。
図13(a)及び図13(b)に示される型枠56は、台形ブロック片30を製作する際に使用する型枠であるが、図11(a)及び(b)に示した型枠52と同様に、外壁部56a、内壁部56b、上部56c、底部56d、側壁56e、側壁56f及び内部空間56gを有し、型枠52と左右対称の形状を有し、且つ寸法等は同様なため、その詳細な説明は省略する。
図14(a)及び図14(b)に示される型枠58は、四角形ブロック片36を製作する際に使用する型枠であるが、図12に示した型枠54と同様に、外壁部58a、内壁部58b、上部58c、底部58d、側壁58e、側壁58f及び内部空間58gを有し、型枠54とは図14中左右方向の寸法が異なるだけで、他の寸法及び構造は同様なため、その詳細な説明は省略する。
次に、図1、図2、図3及び図4に示した四角錐の氷雪製建造物12の製作方法について説明する。これらに示される氷雪製建造物12の製作は、各ブロック片と対応する寸法形状に形成され、容易に組立て及び解体可能な複数の型板を組み立てることにより行われる。
まず、図1及び図3に示すように、合板等によって台形ブロック片28及び30、四角形ブロック片34及び36とそれぞれ対応する寸法形状に形成された台形型板A1、台形型板B2、四角形型板4、及び四角形型板3を地上に立設する。このとき、出入口38が形成される面は、台形型板A1、台形型板B2及び2つの四角形型板3により構成され、図3中右端に、台形型板A1が、これの第2側辺1bが右側に位置するように、また、図3中左端に、台形型板B2が、これの第2側辺2bが左側に位置するように、それぞれ配設される。台形型板A1の第1側辺1a及び台形型板B2の第1側辺2aにそれぞれ隣接して四角形型板3が配設され、それぞれ接合される。これにより、2つの四角形型板3の間には、出入口38を構成する空間が形成される。
出入り口38が形成されない他の3面は、それぞれ台形型板A1、台形型板B2及び2つの四角形型板4により構成され、先に立設した台形型板A1の第2側辺1bと、台形型板B2の第2側辺2bとが互いに隣接し、角錐の屈曲部を形成するように台形型板A1と90度の角度を成して台形型板B2を配設し、接合する。次に、台形型板B2の隣に四角形型板4を配置し、台形型板B2の第1側辺2aと、四角形型板4の一側辺とが互いに隣接するように接合する。次に、この四角形型板4に隣り合ってもう1つの四角形型板4を配置し、一方の四角形型板4の他側辺に他方の四角形型板4の一側辺を接合する。次に、他方の四角形型板4に隣り合って台形型板A1を配置し、他方の四角形型板4の他側辺と台形型板A1の第1側辺1aとを接合することにより、一平面が構成される。これらの工程をさらに2回繰り返すことにより、四角錐の1段目の仮設形状が組み立てられる。
次に、前記地上に立設した1段目の仮設形状の上に2段目の仮設形状の組立てを行う。
出入口38が形成される面は、台形型板A5、台形型板B6により構成され、図1中右側の台形型板A1及び四角形型板3の上部に台形型板A5を、これの第2側辺5bが右端に配置されるように接合する。これにより、台形型板A5の第2側辺5bと台形型板A1の第2側辺1bとが連続した辺となり、台形型板A5の第1側辺5aと四角形型板3の左側辺とが連続した辺となる。
また、図1中左側の台形型板B2及び四角形型板3の上部に台形型板B6を、これの第2側辺6bが左端に配置されるように接合する。これにより、台形型板B6の第2側辺6bと台形型板B2の第2側辺2bとが連続した辺となり、台形型板B6の第1側辺6aと四角形型板3の右側辺とが連続した辺となる。
したがって、台形型板A5と台形型板A6の間に、地上から連続する出入口38を構成する空間が形成される。
出入口38が形成されない他の3面は、台形型板A5、台形型板B6及び四角形型板7によりそれぞれ構成され、前記出入口38が形成される面に配設された台形型板A5と90度の角度を成すように台形型板B6を配置し、台形型板A5の第2側辺5bと台形型板B6の第2側辺6bとにより角錐の屈曲部を形成するように接合する。次に、台形型板B6に隣り合って四角形型板7を配置し、台形型板B6の第1側辺6aと四角形型板7の一方の側辺とを接合する。四角形型板7のもう一方の隣には台形型板A5を配置し、四角形型板7の他方の側辺と台形型板A5の第1側辺5aとを接合する。また、各型板B6、7及びA5とこれらの下部に位置する型板B2、4及びA1とをそれぞれ接合することにより、一平面が構成され、これらの工程をさらに2回繰り返すことにより、四角錐の2段目の仮設形状が組み立てられる。
次に、前記2段目の仮設形状の上に3段目の仮設形状の組立てを行う。3段目の全ての面は、台形型板A8及び台形型板B9を1つずつ用いることにより構成される。
まず、出入口38を形成する面において、図1中右側の台形型板A5の上部に台形型板A8を、これの第2側辺8bが右端に配置されるように接合する。これにより、台形型板A8の第2側辺8bと台形型板A5の第2側辺5bとが連続した辺となる。また、図1中左側の台形型板B6の上部に台形型板B9を、これの第2側辺9bが左端に配置されるように接合する。これにより、台形型板B9の第2側辺9bと台形型板B6の第2側辺6bとが連続した辺となる。また、台形型板A8の第1側辺8aと台形型板A9の第1側辺9aとは、隣接しており、これらを接合し、平面を構成する。これにより、台形型板A8の下部と台形型板A9の下部とにより出入口38の上部が構成される。
一方、出入口38を形成しない他の3面においては、前記出入口38が形成される面に配設された台形型板A8と台形型板B9とを、互いに90度の角度を成すように隣り合って配設し、台形型板A8の第2側辺8bと台形型板B9の第2側辺9bとにより角錐の屈曲部を形成するように接合する。また、台形型板B9の下部と台形型板B6及び四角形型板7の上部とを接合する。次に、台形型板B9に隣り合って台形型板A8を配置し、互いの第1側辺9a及び8a同士を接合するとともに、台形型板A8の下部と四角形型板7及び台形型板A5の上部とをそれぞれ接合する。これにより、台形型板A8の第2側辺8bと台形型板A5の第2側辺5bとにより連続した角が形成されるとともに、一平面が構成される。これらの工程をさらに2回繰り返すことにより、四角錐の3段目の仮設形状が組み立てられる。
次に、前記3段目の仮設形状の上に4段目の仮設形状の組立てを行う。4段目は、全ての面が、四角形型板10を1つずつ用いることにより構成される。
まず、台形型板A8及び台形型板B9の上部に、三角形型板10の両側辺と台形型板A8の第2側辺8b及び台形型板B9の第2側辺9bとが連続した辺となるように配置し接合する。次に、次の面の台形型板A8及び台形型板B9の上部に、三角形型板10の両側辺と台形型板A8の第2側辺8b及び台形型板B9の第2側辺9bとが連続した辺となるように、また、隣り合う三角形型板10同士が互いに90度の角度を成すように配置し、三角形型板10の側辺同士が角錐の屈曲部を構成するように接合する。この工程をさらに2回繰り返すことにより、四角錐の4段目の仮設形状が組み立てられる。
次に、上述のように型板を利用して形成した仮設形状に、上述の各型枠によって予め形成してあるブロック片を積み重ね接合していく。具体的には、まず、台形型板A1、及びB2、及び四角形型板3及び4を支えとして、これらの形状寸法にそれぞれ対応する型枠52、56,58及び54により製造した台形ブロック片28及び30、四角形ブロック片36及び34を地上に立設固定するとともに、隣接するブロック片の側面同士を接合する。このとき、互いに隣接する台形ブロック片28及び30の第2側面同士は、互いに接触する際、90度の角度を成すように成形されているので、台形ブロック片28及び30は90度の角度を成して接合されることになる。また、台形ブロック片28及び30の第1側面と四角形ブロック片36及び34の側面は、平面を形成するように成形されているので、台形ブロック片28及び30、及び四角形ブロック片36及び34により平面が形成される。このようにして、四角錐の氷雪製建造物12の1段目が形成される。
次に、台形型板A5及びB6、及び四角形型板7を支えとして台形ブロック片24及び26、及び四角形ブロック片32をそれぞれ対応する型板にあわせ、1段目のブロック片の上に設置し、隣接するブロック片の側面同士、及び上下に接触するブロック片の面同士を接合する。このとき、互いに隣接する台形ブロック片24及び26は、これらの第2側面同士を接合することにより、90度の角度を成すように接合され、1段目の台形ブロック片28及び30の第2側面と連続した屈曲部を形成する。また、台形ブロック片24及び26の第1側面と四角形ブロック片32の側面は、これらを接合することにより平面を形成するように成形されているので、台形ブロック片24及び26、及び四角形ブロック片32により平面が形成される。このようにして、四角錐の氷雪製建造物12の2段目が形成される。
次に、台形型板A8及びB9を支えとして台形ブロック片20及び22をそれぞれ対応する型板にあわせ、2段目のブロック片の上に設置し、隣接するブロック片の側面同士、及び上下に接触するブロック片の面同士を接合する。このとき、互いに隣接する台形ブロック片20及び22は、これらの第2側面同士を接合することにより、90度の角度を成すように接合され、2段目の台形ブロック片24及び26の第2側面と連続した屈曲部を形成する。また、台形ブロック片20及び22の第1側面同士は、これらを接合することにより平面を形成するように成形されているので、台形ブロック片20及び22により平面が形成される。このようにして、四角錐の氷雪製建造物12の3段目が形成される。
次に、台形型板10を支えとして三角形ブロック片18を型板にあわせ、3段目のブロック片の上に設置し、隣接する三角形ブロック片の側面同士、及び上下に接触するブロック片の面同士を接合する。このとき、互いに隣接する三角形ブロック片18は、これらの側面同士を接合することにより90度の角度を成すように接合され、3段目の台形ブロック片20及び22の第2側面と連続した屈曲部を形成する。また、4つの三角形ブロック片18によって四角錐の頂点が形成され、4段目が形成される。これにより、図1、図2及び図4に示される四角錐の氷雪製建造物12が完成する。なお、ブロック片同士の接合には、雪、或いは雪に適量の水を加えたシャーベット状の雪を用いることができる。
(実施形態2)
図15及び図16にブロック片を6段積み重ねた四角錐の氷雪製建造物60の正面図及び裏面図をそれぞれ示す。
これは、実施形態1に示す4段の四角錐の氷雪製建造物12における出入口38部分において、1段目の四角形ブロック片36に代えて四角形ブロック片34を台形ブロック片28及び30の間に配設し、2段目の台形ブロック片24及び26の間に四角形ブロック片32を配設して、出入口38を塞いだものの下部に、ブロック片を2段設けることにより製作される。
すなわち、図15に示すように、1段目の出入口62が形成される面には、実施形態1の1段目と同様に左右対称の台形ブロック片64及び66をそれぞれ左右端に配設し、台形ブロック片64及び66の内側に隣接させて、四角形ブロック片68をそれぞれ接合し、四角形ブロック片68の内側に隣接させて、四角形ブロック片68よりも左右の幅方向寸法が小さい四角形ブロック片70をそれぞれ接合し、出入口62側の一段目を形成する。
次に、図16に示すように、その他の3面は、左右に配設した台形ブロック片64及び66間に四角形ブロック片68を4つ接合することにより構成される。また、隣り合う台形ブロック片64及び66間の接合も実施形態1と同様であり、90度の屈曲部が形成される。
次に、図15に示すように、2段目の出入口62が形成される面には、これの左右端に左右対称の台形ブロック片72及び74をそれぞれ配設し、それぞれに隣接して四角形ブロック片76を接合する。また、互いに接触する1段目のブロック片ともそれぞれ接合することにより形成される。
また、図16に示すように、その他の3面は、左右に配設した台形ブロック片72及び74の間に互いに隣接させて四角形ブロック片76を3つ接合するとともに上下方向に互いに接触する1段目のブロック片ともそれぞれ接合することにより構成される。また、隣り合う台形ブロック片64及び66の間の接合も実施形態1と同様であり、90度の屈曲部が形成される。
このようにして、6段の氷雪製建造物60が製作される。
(実施形態3)
図17及び図18にブロック片を7段積み重ねた四角錐の氷雪製建造物80の正面図及び裏面図をそれぞれ示す。
これは、実施形態3の6段の四角錐の氷雪製建造物60における2段目の出入口38部分を、四角形ブロック片74で塞ぎ、1段目の下部にさらにもう1段製作したものである。
すなわち、図17に示すように、1段目の出入口82が形成される面には、実施形態1の1段目と同様に左右対称の台形ブロック片84及び86をそれぞれ左右端に配設し、台形ブロック片84及び86の内側に互いに隣接させて、四角形ブロック片88をそれぞれ2つずつ接合し、出入口82側の一段目を構成する。
また、図18に示すように、その他の3面は、左右に配設した台形ブロック片84及び86間に互いに隣接させて、四角形ブロック片88を5つ接合することにより構成される。隣り合う台形ブロック片84及び86間の接合も実施形態1と同様であり、互いに90度の角度を成して接合され、すべての段において連続した屈曲部が形成される。これにより、7段の四角錐の氷雪製建造物80を製作することができる。
このように、四角錐の氷雪製建造物の段数は、左右両端に配設される台形ブロック片間に配設する四角形ブロック片の数を増減させることにより、変化させることができる。例えば、段数を1段増やす場合、各面の一段目を構成する四角形ブロック片の数を1つ増やすことにより、1段増やすことができる。
(実施形態4)
次に、図19及び図20に、円錐の氷雪製建造物の型枠92及び94を示す。
型枠92は、氷雪製建造物の頂点を構成する円錐形のブロック片を製作するためのものであり、円錐形の外壁部92a、外壁部92aと同心且つ小径の内壁部92b、外壁部92aと内壁部92bとの間の下部空間を塞ぐ下部92c、及び外壁部92aと内壁部92bとの間に形成され、雪、水などブロック片の材料が投入される内部空間92dにより構成される。
また、型枠94は、円筒形のブロック片を製作するための型枠であり、型枠92と同角度で上部から下方に向かって傾斜する円筒を軸方向に2分割した形状を有している。円筒の外壁を形成する外壁部94a、外壁部94aと同心且つ小径であり、円筒の内壁を形成する内壁部94b、外壁部94aと内壁部94bとの上部空間を塞ぐ上部94cと、下部空間を塞ぐ下部94d、及び外壁部94aと内壁部94bとの間に形成され、雪、水などブロック片の材料が投入される内部空間94eにより構成される。
これの制作方法も、実施形態1と同様であり、以下に簡単に説明する。
前記円錐形ブロック片及び円筒形ブロック片の形状寸法に対応した円錐形型板及び円筒形型板を用い。2つの円筒形型板を互いに隣り合わせて地上に立設して接合し、円筒形型板の上部に円錐形型板を接合して、仮設形状を形成する。次に、2つの円筒形ブロック片を円筒形型板を支えとして地上に立設し、隣り合う円筒形ブロック片の側面同士を接合した後、円錐形ブロック片を円筒形ブロック片の上部に配設し、円錐形ブロック片の下部と円筒形ブロック片の上部とを接合することにより製作される。ブロック片同士の接合には、実施形態1と同様、雪、或いは雪に適量の水を加えたシャーベット状の雪を用いることができる。
ここで、前記実施形態1,2及び3で用いた三角形型枠、台形型枠及び四角形型枠の好適な寸法例を図21(a)、(b)、(c)、図22(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、図23(a)、(b)、図24(a)、(b)を用いて示す。
図5に示す型枠40の好適な一例である図21(a)に示すような三角形型枠の場合、これの頂点と底辺を結ぶ高さ方向寸法は、頂点と底辺を結ぶ線の断面図である図21(b)に示すように、外壁側の内寸が100cm、内壁側の内寸が51.5cmであり、外壁と内壁との間の幅が、25cmである。また、C面の寸法は、図21(c)に示すように、外壁側の内寸が90cm、内壁側の内寸が46cm、外壁と内壁との間の幅方向寸法が25cmである。
次に、図6、図8、図11に示す型枠42,46,52の好適な一例である図22(a)に示すような台形型枠の場合、これの上部であるA面の寸法は、図22(b)に示すように、外壁側の内寸が45cm、内壁側の内寸が23.5cmであり、第1側面を形成するB面の寸法は、図22(c)に示すように、外壁側の内寸が85cm、内壁側の内寸が71cm、外壁と内壁との幅方向寸法が25cmである。また、第2側面を形成するC面の寸法は、図22(d)に示すように、外壁側の内寸が96cm、内壁側の内寸が79cm、外壁と内壁との間の幅方向寸法が25cmであり、下部を形成するD面の寸法は、図22(e)に示すように、外壁側の内寸が87.5cm、内壁側の内寸が58cm、内壁と外壁との幅方向寸法が25cmである。
なお、台形型枠は、一対の左右対称の型枠が形成されるため、図22とは逆の形を有する型枠も前記と同寸法が好適であり、すなわち、図7、図10、図13に示す型枠44,50,56にも適用される。
次に、図14に示す型枠58の好適な一例である図23(a)に示すような四角形型枠の場合、これの上部であるA面及び下部であるD面の両側部間の幅方向の内寸が42.5cm、これの側部であるB面及びC面の上下方向の内寸が85cmであり、図23(b)に示すように、外壁と内壁との間の幅方向寸法が25cmである。
次に、図9及び図12に示す型枠48及び54の好適な一例である図24(a)に示すような四角形型枠の場合、これの上部であるA面及び下部であるD面の両側部間の幅方向の内寸が42,5cm、これの側部を形成するB面及びC面の外壁側の高さ方向の内寸が85cm、内壁側の高さ方向の内寸が71cmである。また、図24(b)に示すように、外壁と内壁との間の幅方向寸法が25cmである。
また、前記実施形態1,2及び3では、四角錐の氷雪製建造物について、また、実施形態4では、円錐の氷雪製建造物について説明したが、氷雪製建造物は、四角錐や円錐に限らず、三角錐や、五角錐、六角錐、八角錐以上の多角形の角錐であっても良いことは勿論である。
さらには、前記実施形態4では、2段で構成される円錐の氷雪製建造物について説明したが、円錐形ブロック片を上下方向に積み重ねることにより、任意の段数の氷雪製建造物を製作することができる。
上記の例は、氷のブロックを積み重ねて氷雪製建造物12を形成したものであるが、支えの枠を予め作製してブロック片を組み立てていくようにしても良い。
次に、説明が前後するが、図25により、4段の四角錐の氷雪製建造物の製作工程を具体的に説明する。図25(a)は、型枠40に水を入れる状態を示す。型枠40内には、氷ブロックを取り外しし易いように、プラスチックシート等をいれておいても良い。図25(b)は、仮設形状に型枠(パネル)100を組み立てる工程を示す。パネル100同士の連結は、金属の支え板101を型枠(パネル)100の結合部分に裏側から架け渡し、手で廻せるボルトで締め付けるようにする。図25(c)は仮設形状に組立てられたパネル100の完成工程を示す。図25(d)は型枠40からブロック片20を外す工程である。型枠40の内側にはめ込んだプラスチックシートを引っ張り出すようにしてブロック片20を取り出すようにすると取り出し易い。なお、型枠40によりブロック片20を製作する例について説明するが、他の型枠についても同様であるので、ここでは省略する。図25(e)は仮設形状に沿ってブロック片を下から順に組み立てる工程を示す。図25(f)は仮設形状の型枠(パネル)100をボルトを外すことにより取り外す工程を示す図である。出入り口から氷雪建造物の内部に入って、ボルトを緩めて支え板101外して、パネル100を内側から取り出すようにする。
数種の型枠を組み合わせることにより、形の整った多角錐または円錐形状を有する氷雪製建造物を、容易に短時間かつ安価に製作することができるので、各種のイベント会場等における商業的施設等に利用可能である。
4段の四角錐の氷雪製建造物を示す鳥瞰図である。(実施形態1) 4段の四角錐の氷雪製建造物を示す正面図である。(実施形態1) 4段の四角錐の氷雪製建造物の1段目を示す平面図である。(実施形態1) 4段の四角錐の氷雪製建造物を示す立面図である。(実施形態1) (a)は三角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。(実施形態1) (a)は台形型枠Aを示す正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。(実施形態1) (a)は台形型枠Bを示す正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。(実施形態1) (a)は台形型枠Aを示す正面図、(b)は(a)のD−D断面図である。(実施形態1) (a)は四角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のE−E断面図である。(実施形態1) (a)は台形型枠Bを示す正面図、(b)は(a)のF−F断面図である。(実施形態1) (a)は台形型枠Aを示す正面図、(b)は(a)のG−G断面図である。(実施形態1) (a)は四角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のH−H断面図である。(実施形態1) (a)は台形型枠Bを示す正面図、(b)は(a)のI−I断面図である。(実施形態1) (a)は四角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のJ−J断面図である。(実施形態1) 6段の四角錐の氷雪製建造物を示す正面図である。(実施形態2) 6段の四角錐の氷雪製建造物を示す裏面図である。(実施形態2) 7段の四角錐の氷雪製建造物を示す正面図である。(実施形態3) 7段の四角錐の氷雪製建造物を示す裏面図である。(実施形態3) 三角錐の氷雪製建造物の三角錐型枠を示す図である。(実施形態4) 三角錐の氷雪製建造物の円筒形型枠を示す図である。(実施形態4) (a)は三角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のA面及びB面、(c)は(a)のC面である。 (a)は台形型枠を示す正面図、(b)は(a)のA面、(c)は(a)のB面、(d)は(a)のC面、(e)は(a)のD面である。 (a)は四角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のA及びD面である。 (a)は四角形型枠を示す正面図、(b)は(a)のB及びC面である。 4段の四角錐の氷雪製建造物の製作工程を説明する図であり、(a)は、型枠に水をいれる工程、(b)は、仮設形状に型板(パネル)を組み立てる工程、(c)は仮設形状の完成工程を示す図である。 4段の四角錐の氷雪製建造物の製作工程を説明する図であり、(d)は型枠からブロック片を外す工程、(e)は仮設形状に沿ってブロック片を組み立てる工程、(f)は仮設形状の型板(パネル)を取り外す工程を示す図である。
符号の説明
A1,A5,A8 台形型板
B2,B6,B9 台形型板
1a、2a 第1側辺
1b、2b 第2側辺
3,4,7 四角形型板
10 三角形型板
12 四角錐の氷雪製建造物
18 三角形ブロック片
20,22,24,26,28,30 台形ブロック片
32,34,36 四角形ブロック片

Claims (4)

  1. 壁面形成部が三角形状を有する三角形型板と、壁面形成部がそれぞれ台形形状を有し、
    互いに左右対称の形状を有する一対の台形型板と、壁面形成部が四角形状を有する四角形型板と、を有し、
    1枚以上の前記三角形型板を互いに隣り合わせて接合して連続させることにより、多角錐を形成し、前記一対の台形型板は、前記三角形型板の下部に連続して接合可能であるとともに、互いに隣り合わせて接合することにより平面を形成する第1側辺と、互いに隣り合わせて接合することにより屈曲部を形成する第2側辺とをそれぞれ有し、四角形型板は前記一対の台形型板の上下及び左右方向に連続して接合可能であり、
    前記三角形型板のみ、又は、前記一対の台形型板と、四角形型板とのうち、一種類以上の型板と三角形型板との組み合わせにより、角錐の仮設形状を形成し、前記各型板に対応する形状をなす雪塊又は氷塊からなるブロック片を、前記各型板に合わせて積み重ね接合してなることを特徴とする多角錐形状を有する氷雪製建造物。
  2. 前記一対の台形型板及び四角形型板の組み合わせ枚数により氷雪建造物の大きさが可変である請求項1記載の多角錐形状を有する氷雪製建造物。
  3. 一対の台形型板と、四角形型板とのうち、一種類以上の型板を取り外し可能に接合しながら地上に立設し、前記地上に立設した型板の上部に一対の台形型板と、四角形型板とのうち、一種類以上の型板を取り外し可能に積み上げ接合し、この積み上げ接合を任意段数繰り返し周壁部の仮設形状を形成する工程と、該周壁部の上部に適宜枚数の三角形型板を互いに隣接して取り外し可能に接合して角錐の仮設形状を形成する工程と、型枠に、雪及び氷のうち、少なくとも一方を投入し、前記三角形型板、一対の台形型板及び四角形型板の形状に対応する雪塊又は氷塊からなるブロック片を形成する工程と、前記ブロック片を、前記三角形型板、一対の台形型板及び四角形型板に沿って順次積み重ねながら、相互に接合する工程とを備えていることを特徴とする多角錐形状を有する氷雪製建造物の製作方法。
  4. 氷雪製建造物の頂点を構成する円錐形のブロック片を製作する型枠は、円錐形の外壁部、該外壁部と同心且つ小径の内壁部、該外壁部と該内壁部との間の下部空間を塞ぐ下部、及び該外壁部と該内壁部との間に形成され、雪、水などブロック片の材料が投入される内部空間が構成され、
    円筒形のブロック片を製作するための型枠は、頂点を構成する前記型枠と同角度で上部から下方に向かって傾斜する円筒を軸方向に2分割した形状を有しており、
    円筒の外壁を形成する外壁部、該外壁部と同心且つ小径であり、円筒の内壁を形成する内壁部、該外壁部と該内壁部との上部空間を塞ぐ上部と、下部空間を塞ぐ下部、及び該外壁部と該内壁部との間に形成され、雪、水などブロック片の材料が投入される内部空間が構成され、
    円錐形ブロック片及び円筒形ブロック片の形状寸法に対応した円錐形型板及び円筒形型板を用いて、2つの円筒形型板を互いに隣り合わせて地上に立設して接合し、円筒形型板の上部に円錐形型板を接合して、仮設形状を形成し、
    次に、2つの円筒形ブロック片を円筒形型板の支えとして地上に立設し、隣り合う円筒形ブロック片の側面同士を接合した後、円錐形ブロック片を円筒形ブロック片の上部に配設し、円錐形ブロック片の下部と円筒形ブロック片の上部とを接合することにより製作することを特徴とする円錐形状を有する氷雪製建造物の製作方法。
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