JP4677079B2 - 油圧作業機械用多連弁 - Google Patents

油圧作業機械用多連弁 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧シリンダ等の複数の油圧アクチュエータを有する油圧作業機械に搭載される油圧作業機械用多連弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧シリンダ等の複数の油圧アクチュエータを有する油圧作業機械として、バックホーローダと称される土木・荷役機械がある。このバックホーローダは、図11に示されるように、車体10の前後にローダ部12とバックホー部14を設けて構成されており、これらのローダ部12およびバックホー部14を駆動する各油圧アクチュエータ16には油圧ポンプから吐出された圧油がそれぞれ切換弁を介して供給されるようになっている。
【0003】
このようなバックホーローダ等の油圧作業機械は、油圧アクチュエータ16をオペレータが運転席で操作できるように、各切換弁を運転席の前方に配置するとともに、実開平3−111660号公報に示されるような多連弁として一体化している場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平3−111660号公報に記載された多連弁は全てのシリンダポートを同一方向に開口させて構成されているため、このような多連弁をバックホーローダに搭載した場合には、図12に示されるように、シリンダポートが前方に向かって開口する第1の多連弁18Aとシリンダポートが後方に向かって開口する第2の多連弁18Bを運転席の前方に設けたブラケット20に取り付けることになる。このため、比較的大きな取付けスペースを要するばかりでなく、油圧配管の接続作業やメンテナンス性が阻害されるという難点があった。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、油圧作業機械の種類に応じてシリンダポートの向きを任意に選択でき、シリンダポートに接続される油圧配管の接続作業やメンテナンス作業等の作業性を向上させることのできる油圧作業機械用多連弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、油圧作業機械の油圧ポンプに接続されるポンプポートと前記油圧作業機械の油圧アクチュエータから戻された戻り油をタンクに排出するタンクポートと前記ポンプポートに供給された圧油を前記油圧アクチュエータに供給する複数のシリンダポートとを有する多連弁本体と、前記シリンダポートの形成された第1の面に対して直角な相対する第2及び第3の側面の間であって前記多連弁本体内に設けられた複数本の切換スプールとを備えてなる油圧作業機械用多連弁であって、前記多連弁本体の、前記切換スプールの長手方向と平行であって前記シリンダポートの形成された面に対して直角な第4の面に、前記多連弁本体内を前記切換スプールの長手方向と直角な方向に貫通する複数のボルト挿通孔と、多連弁のポンプポートおよび多連弁のタンクポートにそれぞれ連通する開口部を設けるとともに、前記多連弁と接続可能な単体弁であって、この単体弁における第4の面に、前記単体弁本体内を前記単体弁の切換スプールの長手方向と直角な方向に貫通する複数のボルト挿通孔と、単体弁のポンプポートおよび単体弁のタンクポートにそれぞれ連通する開口部を設け、前記多連弁であればシリンダポートを有する側となる第1の面に対して裏側であるこの単体弁の第5の面に単体弁のシリンダポートを形成し、ボルト挿通孔は単体弁本体の内部を切換スプールの長手方向と直角な方向に貫通しており、単体弁本体は前記ボルト挿通孔を挿通するボルトによって多連弁本体と連結可能であり、前記ポンプポートと前記タンクポートはそれぞれ対応するポンプ通路とタンク通路および信号通路対応させて設けることで、シリンダポートの位置が異なる前記多連弁と前記単体弁のそれぞれ開口部同士が連通することで、前記シリンダポートの向きが多連弁と相反する単体弁を接続可能としたことを特徴とする。
【0007】
この場合、多連弁本体は、油圧アクチュエータへの供給圧力を検出するための検出コアおよび又は油圧アクチュエータの作動圧力を補償するための複数の圧力補償スプールを有することが可能である。また、圧力補償スプールの各々は互いに連通する信号圧通路を有し、この信号圧通路は前記ボルト挿通孔および前記開口部の形成された面に開口していることが好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図10を参照して説明する。なお、図12に示したものと同一部分には同一符号を付して説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る油圧作業機械用多連弁と該弁に連結される単体弁の斜視図である。また、図2は図1に示す油圧作業機械用多連弁と該弁に連結される単体弁の平面図で、図3はその底面図、図4はその側面図である。図1乃至図4において、符号22は本発明の一実施形態に係る油圧作業機械用多連弁を示し、この多連弁22の多連弁本体24には、ポンプポート26およびタンクポート28が設けられているとともに、複数(例えば12個)のシリンダポート38A,38Bが設けられている(図2及び図3参照)。
【0010】
ポンプポート26は多連弁本体24の図中上面に形成されており、このポンプポート26には油圧ポンプ30から吐出された圧油がポンプライン32を介して供給されるようになっている。一方、タンクポート28は多連弁本体24の図中下面に形成されており、このタンクポート28にはタンク34に連通するタンクライン36が接続される構成となっている。
【0011】
シリンダポート38A,38Bは多連弁本体24の図中上面に形成されており、多連弁本体24の内部には、図5に示されるように、シリンダポート38A,38Bに連通するシリンダコア40A,40B、ポンプポート26に連通するポンプ通路42A,42B、タンクポート28に連通するタンク通路44が形成されているとともに、シリンダポート38A,38Bの半分の数(例えば6本)の切換スプール46がその長手方向に移動可能に設けられている。さらに多連弁本体24の内部には、油圧アクチュエータ16の作動圧力を補償する複数の圧力補償スプール50が切換スプール46に対応して設けられているとともに、設定圧力より高い圧力を圧力逃しコア86A,86Bを介してタンク通路44に放出する安全弁84A,84Bがシリンダポート38A,38Bに対応して設けられている。
【0012】
ポンプ通路42A,42Bはシリンダコア40Aとシリンダコア40Bとの間に形成されており、ポンプ通路42Aとポンプ通路42Bとの間には、油圧アクチュエータ16への供給圧力を検出するための検出コア48が設けられている。一方、タンク通路44は検出コア48の図中下方に形成されており、油圧アクチュエータ16からシリンダポート38A(又は38B)に戻された戻り油は補助タンクコア60A(又は60B)および環状通路62を経てタンク通路44に導入されるようになっている。
【0013】
検出コア48は油圧アクチュエータ16への供給圧力を検出するためのものであり、この検出コア48とポンプ通路42A及び42Bとの間には、検出コア48に流入した圧油をシリンダコア40A,40Bに導入するための供給コア58A,58Bが形成されている。
【0014】
切換スプール46は、シリンダポート38A,38Bの形成された面に対して直角な相対する二つの側面の間において多連弁本体24内に設けられている。また、切換スプール46はポンプ通路42A,42B内の圧油を検出コア48、逆止弁56を経て供給コア58A又は58Bに導入するための切欠部47A,47Bを有するとともに、油圧アクチュエータ16からシリンダポート38A又は38Bに流入した戻り油を補助タンクコア60A又は60Bに導入するための切欠部49A,49Bを有している。
【0015】
圧力補償スプール50は前室66を有しており、この前室66内には圧縮コイルばね70のばね力で絞り68を閉鎖する逆止弁72が設けられている。また、圧力補償スプール50は互いに連通する信号通路64を有しており、この信号通路64は前室66および絞り68を介して検出コア48と連通されている。従って、複数の切換スプール46を同時に操作した場合には、圧力の最も高い検出コア48が逆止弁72により選択され、選択された検出コア48内の圧力は信号通路64を介して圧力補償スプール50内の室64aに与えられ、各スプール50を上方へ移動させることにより環状通路62の通路断面積を絞るべく作用することにより軽負荷と高負荷用シリンダへの供給圧油量をバランスさせる。
【0016】
切欠部47A,47Bおよび49A,49Bは切換スプール46の中央部と両中間部に相対向して形成されており、たとえば切換スプール46の図中右端側に形成された油室54Aにパイロット圧油を供給し、このパイロット圧油の圧力により切換スプール46が図示の位置から図中左方に所定量だけストロークすると、ポンプ通路42Bと検出コア48が切欠部47Bを介して連通するので、油圧ポンプ30から吐出された圧油はポンプポート26、ポンプ通路42B、切欠部47B、検出コア48、逆止弁56、供給コア58A、切欠部52A、シリンダコア40A、シリンダポート38Aを経て油圧アクチュエータ16に供給され、このとき油圧アクチュエータ16からシリンダポート38Bに戻された戻り油はシリンダコア40B、切欠部49B、補助タンクコア60B、環状通路62、タンク通路44、タンクポート28を経てタンク34に排出される。
【0017】
また、逆に切換スプール46の図中左端側に形成された油室54Bにパイロット圧油を供給し、このパイロット圧油の圧力により切換スプール46が図示の位置から図中右方へ所定量だけストロークすると、ポンプ通路42Aと検出コア48が切欠部47Aを介して連通するので、油圧ポンプ30から吐出された圧油はポンプポート26、ポンプ通路42A、切欠部47A、検出コア48、逆止弁56、供給コア58B、切欠部52B、シリンダコア40B、シリンダポート38Bを経て油圧アクチュエータ16に供給され、このとき油圧アクチュエータ16からシリンダポート38Aに戻された戻り油はシリンダコア40A、切欠部49A、補助タンクコア60A、環状通路62、タンク通路44、タンクポート28を経てタンク34に排出される。
【0018】
図2及び図3において、符号74は切換スプール46の長手方向と平行であってシリンダポート38A,38Bに対して直角な多連弁本体24の側面を示しており、この側面74には、複数(例えば4つ)のボルト挿通孔76が設けられているとともに、開口部78A,78B,78C,78Dが設けられている(図6参照)。
【0019】
ボルト挿通孔76は多連弁本体24の内部を切換スプール46の長手方向と直角な方向に貫通しており、各ボルト挿通孔76には、開口部78A〜78Dが形成された多連弁本体24の側面74に単体弁122A,122Bおよびカバー体84を接合するためのボルト80(図4参照)が挿入されている。ここで、単体弁122Aは図5に示した構成と同じ構成をしており、一対のシリンダポートはスプールに対し逆止弁側に設けられている。
【0020】
開口部78A,78B,78C,78Dは前記ポンプ通路42A、ポンプ通路42B、タンク通路44および信号通路64とそれぞれ連通しており、従ってポンプポート26はポンプ通路42A,42Bを介して開口部78A,78Bと連通され、タンクポート28はタンク通路44を介して開口部78Cと連通されている。なお、開口部78A〜78Dはその周囲をシール部材82A,82B,82Cによってシールされ、これらのシール部材82A〜82Cは多連弁本体24の側面74に形成された環状溝部に保持されている。
【0021】
図9は、単体弁122Aとは一対のシリンダポートが反対側に設けられた単体弁122Bの内部構造を示す断面図であり、この単体弁122Bの単体弁本体124には一対のシリンダポート138A,138Bがそれぞれ設けられている。これらのシリンダポート138A,138Bは多連弁22のシリンダポート38A,38Bと反対側、すなわち単体弁本体124の図中下面に形成されており、単体弁本体124の内部には、シリンダポート138A,138Bに連通するシリンダコア140A,140B、ポンプ通路142A,142Bおよびタンク通路144が形成されているとともに、切換スプール146がその長手方向に移動可能に設けられている。さらに単体弁本体124の内部には、油圧アクチュエータの作動圧力を補償する圧力補償スプール150が設けられているとともに、設定圧力より高い圧力を圧力逃しコア186A,186Bを介してタンク通路144に放出する安全弁184A,184Bがシリンダポート138A,138Bに対応して設けられている。
【0022】
ポンプ通路142A,142Bはシリンダコア140Aとシリンダコア140Bとの間に形成されており、ポンプ通路142Aとポンプ通路142Bとの間には、油圧アクチュエータ16への供給圧力を検出するための検出コア148が設けられている。一方、タンク通路144は検出コア148の図中下方に形成されており、油圧アクチュエータ16からシリンダポート138A(又は138B)に戻された戻り油は補助タンクコア160A(又は160B)および環状通路162を経てタンク通路144に導入されるようになっている。
【0023】
検出コア148は油圧アクチュエータ16への供給圧力を検出するためのものであり、この検出コア148とポンプ通路142A及び142Bとの間には、検出コア148に流入した圧油をシリンダコア140A,140Bに導入するための供給コア158A,158Bが形成されている。
【0024】
切換スプール146は、シリンダポート138A,138Bの形成された面に対して直角な相対する二つの側面の間において単体弁本体124内に設けられている。また、切換スプール146はポンプ通路142A,142B内の圧油を検出コア148、逆止弁156を経て供給コア158A又は158Bに導入するための切欠部147A,147Bを有するとともに、油圧アクチュエータ16からシリンダポート138A又は138Bに流入した戻り油を補助タンクコア160A又は160Bに導入するための切欠部149A,149Bを有している。
【0025】
圧力補償スプール150は前室166を有しており、この前室166内には圧縮コイルばね170のばね力で絞り168を閉鎖する逆止弁172が設けられている。また、圧力補償スプール150は信号通路164を有しており、この信号通路164は前室166および絞り168を介して検出コア148と連通されている。なお、この圧力補償スプール150の作用については前記した圧力補償スプール50の作用と同じである。
【0026】
切欠部147A,147Bおよび149A,149Bは切換スプール146の中央部と両中間部に相対向して形成されており、たとえば切換スプール146の図中右端側に形成された油室154Aにパイロット圧油を供給し、このパイロット圧油の圧力により切換スプール146が図示の位置から図中左方に所定量だけストロークすると、ポンプ通路142Bと検出コア148が切欠部147Bを介して連通するので、ポンプ通路142B内の圧油は切欠部147B、検出コア148、逆止弁156、供給コア158B、切欠部149B、シリンダコア140B、シリンダポート138Bを経て油圧アクチュエータ16に供給され、このとき油圧アクチュエータ16からシリンダポート138Aに戻された戻り油はシリンダコア140A、切欠部152A、補助タンクコア160A、環状通路162を経てタンク通路144に導入される。
【0027】
また、逆に切換スプール146の図中左端側に形成された油室154Bにパイロット圧油を供給し、このパイロット圧油の圧力により切換スプール146が図示の位置から図中右方へ所定量だけストロークすると、ポンプ通路142Aと検出コア148が切欠部147Aを介して連通するので、ポンプ通路142A内の圧油は切欠部147A、検出コア148、逆止弁156、供給コア158A、切欠部149A、シリンダコア140A、シリンダポート138Aを経て油圧アクチュエータ16に供給され、このとき油圧アクチュエータ16からシリンダポート138Bに戻された戻り油はシリンダコア140B、切欠部152B、補助タンクコア160B、環状通路162を経てタンク通路44に導入される。
【0028】
図2及び図3において、符号174は切換スプール146の長手方向と平行であってシリンダポート138A,138Bに対して直角な単体弁本体124の側面を示しており、この側面174には複数(例えば4つ)のボルト挿通孔176が設けられていると共に開口部178A,178B,178C,178Dが設けられている(図10参照)。
【0029】
ボルト挿通孔176は単体弁本体124の内部を切換スプール146の長手方向と直角な方向に貫通しており、単体弁本体124は前記ボルト挿通孔76,176を挿通するボルト80によって多連弁本体24と連結可能な構造となっている。
【0030】
開口部178A,178B,178C,178Dは前記ポンプ通路142A、ポンプ通路142B、タンク通路144および信号通路164とそれぞれ連通しており、これらの開口部178A〜178Dは単体弁本体124の側面174を多連弁本体24の側面74に重ね合わせたときに前記開口部78A〜78Dと一致する位置に形成されている。なお、開口部178A〜178Dはその周囲をシール部材182A,182B,182Cによってシールされ、これらのシール部材182A〜182Cは単体弁本体124の側面174に形成された環状溝部に保持されている。
【0031】
このように構成される本実施形態では、たとえば多連弁本体24の側面74に単体弁本体124の側面174を突き合わせ、多連弁本体24と単体弁本体124とをボルト80で接合すると、単体弁本体124に設けられたポンプ通路142A,142B、タンク通路144および信号通路164が開口部178A〜178Dおよび開口部78A〜78Dを介して多連弁本体24に設けられたポンプ通路42A,42B、タンク通路44および信号通路64とそれぞれ連通し、多連弁本体24と単体弁本体124が一つの弁本体として一体化される。
【0032】
従って、本実施形態では多連弁本体24の側面74に単体弁122Aまたは122Bを接続することにより、搭載される油圧作業機械の種類に応じてシリンダポートの向きを任意に選択することができ、これによりシリンダポートに接続される油圧配管の接続作業やメンテナンス作業等の作業性を向上させることができる。
【0033】
また、上述した本実施形態では開口部78A〜78Dおよび178A〜178Dの周囲がシール部材82A〜82Cおよび182A〜182Cによってシールされているので、油圧ポンプ30からの圧油が多連弁本体24と単体弁本体124との接合部から漏洩することを防止できる。
【0034】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が実施可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、油圧作業機械の種類に応じてシリンダポートの向きを任意に選択でき、シリンダポートに接続される油圧配管の接続作業やメンテナンス作業等の作業性を向上させることのできる油圧作業機械用多連弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る油圧作業機械用多連弁の斜視図である。
【図2】図1に示す油圧作業機械用多連弁の平面図である。
【図3】図1に示す油圧作業機械用多連弁の底面図である。
【図4】図1に示す油圧作業機械用多連弁の側面図である。
【図5】図2に示す多連弁本体の断面図である。
【図6】図2に示す多連弁本体の側面図である。
【図7】図6の線X−Xに沿った断面図である。
【図8】図6の線Y−Yに沿った断面図である。
【図9】図2に示す単体弁本体の断面図である。
【図10】図2に示す単体弁本体の側面図である。
【図11】バックホーローダの側面図である。
【図12】従来の多連弁を示す図である。
【符号の説明】
10 バックホーローダ
16 油圧アクチュエータ
22 多連弁
24 多連弁本体
26 ポンプポート
28 タンクポート
30 油圧ポンプ
34 タンク
38A,38B シリンダポート
42A,42B ポンプ通路
44 タンク通路
46 切換スプール
48 検出コア
50 圧力補償スプール
62 環状通路
64 信号通路
74 側面
76 ボルト挿通孔
78A,78B,78C,78D 開口部
122A,122B 単体弁
124 単体弁本体
138A,138B シリンダポート
146 切換スプール
142A,142B ポンプ通路
144 タンク通路

Claims (5)

  1. 油圧作業機械の油圧ポンプに接続されるポンプポートと前記油圧作業機械の油圧アクチュエータから戻された戻り油をタンクに排出するタンクポートと前記ポンプポートに供給された圧油を前記油圧アクチュエータに供給する複数のシリンダポートとを有する多連弁本体と、
    前記シリンダポートの形成された第1の面に対して直角な相対する第2及び第3の側面の間であって前記多連弁本体内に設けられた複数本の切換スプールとを備えてなる油圧作業機械用多連弁であって、
    前記多連弁本体の、前記切換スプールの長手方向と平行であって前記シリンダポートの形成された面に対して直角な第4の面に、前記多連弁本体内を前記切換スプールの長手方向と直角な方向に貫通する複数のボルト挿通孔と、多連弁のポンプポートおよび多連弁のタンクポートにそれぞれ連通する開口部を設けるとともに、
    前記多連弁と接続可能な単体弁であって、
    この単体弁における第4の面に、前記単体弁本体内を前記単体弁の切換スプールの長手方向と直角な方向に貫通する複数のボルト挿通孔と、単体弁のポンプポートおよび単体弁のタンクポートにそれぞれ連通する開口部を設け、
    前記多連弁であればシリンダポートを有する側となる第1の面に対して裏側であるこの単体弁の第5の面に単体弁のシリンダポートを形成し、
    ボルト挿通孔は単体弁本体の内部を切換スプールの長手方向と直角な方向に貫通しており、単体弁本体は前記ボルト挿通孔を挿通するボルトによって多連弁本体と連結可能であり、
    前記ポンプポートと前記タンクポートはそれぞれ対応するポンプ通路とタンク通路および信号通路対応させて設けることで、シリンダポートの位置が異なる前記多連弁と前記単体弁のそれぞれ開口部同士が連通することで、
    前記シリンダポートの向きが多連弁と相反する単体弁を接続可能としたことを特徴とする油圧作業機械用多連弁。
  2. 前記多連弁本体は、油圧アクチュエータへの供給圧力を検出するための検出コアを有することを特徴とする請求項1記載の油圧作業機械用多連弁。
  3. 前記多連弁本体は、油圧アクチュエータの作動圧力を補償するための複数の圧力補償スプールを有することを特徴とする請求項1または2記載の油圧作業機械用多連弁。
  4. 前記圧力補償スプールの各々は、互いに連通する信号圧通路を有することを特徴とする請求項3記載の油圧作業機械用多連弁。
  5. 前記信号圧通路は、前記ボルト挿通孔および前記開口部の形成された面に開口していることを特徴とする請求項記載の油圧作業機械用多連弁。
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