JPH11230106A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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Publication number
JPH11230106A
JPH11230106A JP4465198A JP4465198A JPH11230106A JP H11230106 A JPH11230106 A JP H11230106A JP 4465198 A JP4465198 A JP 4465198A JP 4465198 A JP4465198 A JP 4465198A JP H11230106 A JPH11230106 A JP H11230106A
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JP
Japan
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valve
spool
lock
actuator
passage
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JP4465198A
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Inventor
Masao Kashiwagi
雅夫 柏木
Masayuki Nakamura
雅之 中村
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック弁を備えたバルブブロックを複数積層
した積層ブロック全体の大きさを小さくすることがで
き、かつ、油路構成が簡単で加工コストの安い油圧制御
装置を提供すること。 【解決手段】 ロック弁Va、Vbを2つ組み込んだロ
ック弁用ブロック1の両側面に、スプール弁をそれぞれ
組み込んだスプール弁用ブロック2a、2bを重ね合わ
せて積層ブロックを構成し、一方のスプール弁用ブロッ
ク2aに設けたスプール弁とロック弁用ブロック1に設
けた一方のロック弁Vbとで1つの制御セクションS1
を構成し、他方のスプール弁用ブロック2bに設けたス
プール弁とロック弁用ブロック1に設けた他方のロック
弁Vaとで他の制御セクションS2を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリンダを切り
換える油圧制御装置に係わり、特に、シリンダを所定の
ストローク位置で保持するためのロック弁を備えた油圧
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パワーショベルにおいて、アー
ムやブームを所定の位置に保持して作業しようとする場
合、これらアームやブームを動かすシリンダを停止した
状態に保持しなければならない。しかし、シリンダを切
り換え制御する制御弁が、スプール弁だけから構成され
ていると、たとえこのスプール弁によってシリンダの両
室をポンプおよびタンクから遮断したとしても、アーム
やブームの自重などによる負荷がスプール弁に作用する
と、スプールの摺動面を介して圧油がタンク側に漏れて
しまう。圧油がタンク側に漏れてしまえば、当然のこと
としてシリンダも動いてしまい、アームやブームを所定
の位置に保持することができなかった。つまり、スプー
ル弁だけでは、シリンダの位置を保持することができな
かった。そこで、従来、圧油のリークを防止するロック
弁を備えた油圧制御装置として、本出願人が特開平6ー
50302号公報に開示したものがある。この従来例の
油圧制御装置を図4〜6に示す。
【0003】図4に示すように、バルブブロックaに
は、一対のアクチュエータポート32、36を形成し、
これらアクチュエータポートのうち、一方のアクチュエ
ータポート32を図示していないシリンダのロッド側室
に接続し、他方のアクチュエータポート36をシリンダ
のボトム側室に接続している。そして、このバルブブロ
ックaを、アクチュエータポート32を通るA−A線
と、アクチュエータポート36を通るB−B線とで切っ
た断面図を図5に示す。なお、図5中上側の断面図がA
−A線断面で、下側の断面図がB−B線断面である。
【0004】図5のA−A線断面図に示すように、バル
ブブロックaには、スプール23を摺動自在に設けると
ともに、このスプール23の両端をパイロット室24、
25に臨ませている。そして、これらパイロット室2
4、25には、図示していないパイロット圧源を接続し
ている。また、バルブブロックaには、ポンプPからの
圧油を導く供給通路29と、タンクTに連通するタンク
通路31とを形成している。そして、スプール23を図
中右方向に移動させると、スプール23に形成した第1
環状溝33を介してアクチュエータポート32とタンク
通路31とが連通し、スプール23に形成した第2環状
溝34を介して接続ポート38と供給通路29とが連通
する。上記と反対に、スプール23が図中左方向に移動
すれば、アクチュエータポート32と供給通路29とが
連通し、接続ポート38とタンク通路31とが連通す
る。
【0005】一方、B−B線断面図に示すように、アク
チュエータポート36と通路37との連通過程には、ロ
ック弁vを設けている。このロック弁vは、図6に示す
ように、メインポペット41とパイロットポペット42
とを備え、これら両ポペット41、42間に圧力室43
を設けている。そして、この圧力室43には、スプリン
グ44を介在させ、そのバネ力でメインポペット41を
シート部52に押しつけている。また、メインポペット
41には、通路41a、41bを形成し、これら通路4
1a、41bを介してアクチュエータポート36と圧力
室43とを連通している。そして、アクチュエータポー
ト36側に圧力が発生した場合には、その圧力を通路4
1a、41bを介して圧力室43に導き、メインポペッ
ト41をシート部52に押しつける。したがって、アク
チュエータポート36と通路37との連通が、ロック弁
vによって遮断されることになる。
【0006】上記パイロットポペット42の図中左側に
は、図5に示すように、パイロット室45内のパイロッ
ト圧によって右方向に移動するパイロットピストン46
を設けている。そして、パイロット室45内に図示して
いないパイロット圧源からのパイロット圧を導くと、パ
イロットピストン46は、図中右方向に移動し、パイロ
ットポペット42を図中右方向に押す。パイロットポペ
ット42が押されて右方向に移動すると、シート部47
が開き、圧力室43が通路42a→42b→シート部4
7→通路50→通路51を介して戻り通路48に連通す
る。この戻り通路48は、A−A断面図に示した中継通
路30に連通させているため、上記のようにシート部4
7が開けば、アクチュエータポート36と中継通路30
とが連通する。
【0007】なお、パイロット室45は、上記スプール
23の一端を臨ませたパイロット室25にも連通してい
て、パイロット室23にパイロット圧を導けば、パイロ
ット室45にもパイロット圧が導かれるようにしてい
る。また、アクチュエータポート36を、A−A線断面
図に示すリリーフポート39に連通させ、通路37を、
接続ポート38に連通させている。そして、符号35、
40は、リリーフ弁を示し、アクチュエータポート3
2、36内が所定の圧力に達すると、その圧油をタンク
通路31に排出する。
【0008】次に、この従来例の圧力制御弁の作用を説
明する。パイロット室24にパイロット圧を作用させ
て、スプール23を図中右側方向に移動させると、供給
通路29と接続ポート38とが連通し、タンク通路31
とアクチュエータポート32とが連通する。そのため、
ポンプPの吐出油が、供給通路29→接続ポート38→
通路37に流入する。通路37に流入した圧油は、ロッ
ク弁vのメインポペット41を押し開き、アクチュエー
タポート36を介して図示していないシリンダのボトム
側室に供給される。また、このときシリンダのロッド側
室からの戻り油が、アクチュエータポート32→第1環
状溝33→タンク通路31を介してタンクTに戻る。
【0009】上記の状態で、スプール23を中立位置に
戻せば、このスプール23によって両アクチュエータポ
ート32、36が供給通路29およびタンク通路31か
ら遮断される。したがって、図示していないシリンダ
は、その位置で停止する。そして、この状態において、
例えばシリンダのボトム側室に圧力が発生した場合、こ
の圧力が上記したようにアクチュエータポート36から
ロック弁vの圧力室43に作用する。そのため、メイン
ポペット41が閉じた状態を保ち、ボトム側室からの圧
油の漏れを防止する。したがって、シリンダも所定のス
トローク位置で保持することができる。
【0010】上記と反対に、パイロット室25にパイロ
ット圧を作用させて、スプール23を左方向に移動させ
ると、供給通路29とアクチュエータポート32とが第
1環状溝33を介して連通し、タンク通路31と接続ポ
ート38とが第2環状溝34を介して連通する。そのた
め、ポンプPの吐出油が、供給通路29→第1環状溝3
3→アクチュエータポート32を介して図示していない
シリンダのロッド側室に供給され、シリンダのボトム側
室からの戻り油が、アクチュエータポート36に供給さ
れる。そして、パイロット室25にパイロット圧を作用
させた場合には、ロック弁vのパイロット室45にもパ
イロット圧が作用するので、上記したようにパイロット
ポペット42のシート部47が開く。そのため、圧力室
43は、通路42a→通路42b→シート部47→通路
50→通路51→戻り通路48→中継通30に連通す
る。また、スプール23が左方向に移動しているときに
は、中継通路30とタンク通路31とがスプール23に
形成した第3環状溝49を介して連通するようにしてい
るので、圧力室43がタンクTに連通することになる。
【0011】このように圧力室43がタンクに連通して
いる状態で、シリンダのボトム側室からアクチュエータ
ポート36に導かれた戻り油がメインポペット41の周
囲に作用すれば、この戻り油によってメインポペット4
1に生じる左方向の推力がスプリング44のバネ力に打
ち勝って、メインポペット41が開く。メインポペット
41が開けば、シリンダの戻り油が、アクチュエータポ
ート36→通路37→接続ポート38→タンク通路31
を介してタンクTに排出される。なお、このようにスプ
ール23やロック弁vを組み込んだバルブブロックa
を、複数用いる場合には、これらバルブブロックaを重
ね合わせて積層ブロックを構成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
スプール23を備えたバルブブロック内にロック弁vを
組み込む構成にしているので、ロック弁vの分だけバル
ブブロックaが厚くなる。そのため、次のような問題が
あった。すなわち、パワーショベル等の建設車両などに
おいて、ロック弁vを必要とするシリンダが複数ある場
合、当然のこととして、これらシリンダを制御するバル
ブブロックも、シリンダと同じ数だけ必要になる。とこ
ろが、このロック弁vを組み込んだバルブブロックa
は、前記したようにそのロック弁vの分だけ厚くなって
しまう。このように厚くなったバルブロックaを、複数
のシリンダに個々に対応させているので、積層ブロック
そのものの厚さが極端に厚くなり、装置全体も大型化す
るという問題があった。
【0013】また、1つのバルブブロックa内に、スプ
ール23とロック弁vとを組み込んでいるので、バルブ
ブロックa内の油路構成がどうしても複雑になり、加工
コストが高くなるという問題もあった。この発明の目的
は、ロック弁を備えたバルブブロックを複数積層して積
層ブロックを構成する場合に、積層ブロック全体の大き
さをできるだけ小さく抑えることができ、かつ、油路構
成が簡単で加工コストの安い油圧制御装置を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、スプール
の移動位置に応じてアクチュエータを制御するスプール
弁と、このスプール弁とアクチュエータとを接続する通
路間に設けるとともに、アクチュエータへの供給油を自
由に流通させ、アクチュエータからの戻り油を操作力が
作用したときのみ流通させるロック弁とを備え、これら
スプール弁とロック弁とで1つの制御セクションを構成
する油圧制御装置において、ロック弁を2つ組み込んだ
ロック弁用ブロックの両側面にスプール弁をそれぞれ組
み込んだスプール弁用ブロックを重ね合わせて積層ブロ
ックを構成し、一方のスプール弁用ブロックに設けたス
プール弁とロック弁用ブロックに設けた一方のロック弁
とで1つの制御セクションを構成し、他方のスプール弁
用ブロックに設けたスプール弁とロック弁用ブロックに
設けた他方のロック弁とで他の制御セクションを構成し
たことを特徴とする。
【0015】第2の発明は、ロック弁用ブロックに、ア
クチュエータ通路を形成し、このアクチュエータ通路
に、ロック弁とリリーフ弁とを並列に設けたことを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜3に示すこの発明の実施例
の装置は、ロック弁用ブロック1に、2つのロック弁V
a、Vbを設けている。また、このロック弁用ブロック
1の上下両側面には、スプール弁を備えたスプール弁用
ブロック2a、2bを設け、これらスプール弁用ブロッ
ク2a、2bの外側面にさらにカバーブロック3a、3
bを設けている。そして、これら5つのブロックを、ボ
ルト4、4によって固定し、1つの積層ブロックを構成
している。なお、上記ロック弁用ブロック1とスプール
弁用ブロック2a、2bとの個々の厚みは、上記従来例
のバルブブロック、すなわちスプール弁とロック弁とを
組み込んだバルブブロックよりも薄くしている。
【0017】上記ロック弁用ブロック1には、一対のア
クチュエータポート5a、5bを形成し、そのうち一方
のアクチュエータポート5aをシリンダC2のボトム側
室b1に連通し、他方のアクチュエータポート5bをシ
リンダC1のボトム側室b2に接続している。また、ス
プール弁用ブロック2a、2bにも、それぞれアクチュ
エータポート13a、13bを形成している。そして、
スプール弁用ブロック2aの一方アクチュエータポート
13aをシリンダC1のロッド側室r1に接続し、他方
のアクチュエータポート13bをキャップ16で塞いで
いる。また、スプール弁用ブロック2bの一方のアクチ
ュエータポート13aをキャップ16で塞ぎ、他方のア
クチュエータポート13bをシリンダC2のロッド側室
r1に接続している。
【0018】上記ロック弁用ブロック1は、図2に示す
ように、アクチュエータポート5a、5bにそれぞれ連
通するアクチュエータ通路6a、6bと、このアクチュ
エータ通路6a、6bにそれぞれ連通する通路7a、7
bと、この通路7a、7bにそれぞれ連通する連絡ポー
ト8a、8bとを形成している。そして、上記アクチュ
エータ通路6a、6bと通路7a、7bとの連通部分に
は、それぞれロック弁Va、Vbを設けている。これら
ロック弁Va、Vbの構造および機能については、従来
例のロック弁と基本的に同じなので、ここではその詳細
な説明を省略する。
【0019】また、このロック弁用ブロック1には、タ
ンク通路9a、9bを形成し、これらタンク通路9a、
9bと上記アクチュエータ通路6a、6bとの連通部分
にそれぞれリリーフ弁10a、10bを設けている。こ
れらリリーフ弁10a、10bは、アクチュエータ通路
6a、6b内が、所定の圧力に達すると開き、圧油をタ
ンク通路9a、9b側に排出する。
【0020】このようにしたロック弁用ブロック1の上
側の側面には、スプール弁用ブロック2aを設けている
が、このスプール弁用ブロック2aは、図3に示すよう
に、その内部にスプール15を摺動自在に組み込むとと
もに、このスプール15の両側をパイロット室12a、
12bに臨ませている。また、上記アクチュエータポー
ト13a、13bにそれぞれ連通するアクチュエータ通
路14a、14bと、上記ロック弁用ブロック1のタン
ク通路9a、9bにそれぞれ連通するタンク通路17
a、17bとを形成している。そして、一方のタンク通
路17aとアクチュエータ通路14aとの連通部分にリ
リーフ弁18を設け、他方のタンク通路17bとアクチ
ュエータ通路14bとの連通部分をキャップ19によっ
て塞いでいる。
【0021】さらに、上記一方のパイロット室12aと
上記ロック弁Vbのパイロット室11bとを図示してい
ない配管によって連通し、パイロット室12aにパイロ
ット圧が導かれれば、ロック弁Vbのパイロット室11
bにもパイロット圧が導かれるようにしている。そし
て、符号20はポンプからの吐出油を導く供給通路を示
し、符号21は連絡ポートを示す。そして、連絡ポート
21は、上記ロック弁用ブロック1に形成した連絡ポー
ト8bに一致するようにしている。
【0022】一方、ロック弁用ブロック1の下側の側面
には、スプール弁用ブロック2bを設けているが、この
スプール弁用ブロック2bの構造は、上記スプール弁用
ブロック2aと基本的に同じである。ただし、スプール
弁用ブロック2bでは、図3に示した連絡ポート21
を、アクチュエータ通路14a側に形成し、この連絡ポ
ートをロック弁用ブロック1の連絡ポート8aに連通さ
せている。また、アクチュエータ通路14aとタンク通
路17aとの連通部分をキャップ19で塞ぎ、アクチュ
エータ通路14bとタンク通路17bとの連通部分にリ
リーフ弁を設けている。さらに、アクチュエータポート
13aをキャップ16で塞ぎ、アクチュエータポート1
3bをシリンダC2のロッド側室に接続している。そし
て、スプール弁用ブロック2bのパイロット室12bと
ロック弁Vaのパイロット室11aとを連通している。
【0023】なお、シリンダC1、C2は、ロック弁用
ブロック1とスプール弁用ブロック2a、2bとを重ね
合わせた積層ブロックからなるバルブ機構によって制御
されているが、シリンダC1は、図1に示すように、ス
プール弁用ブロック2aとロック弁用ブロック1のロッ
ク弁Vb側とからなる制御セクションS1によって制御
され、シリンダS2は、スプール弁用ブロック2bとロ
ック弁用ブロック1のロック弁Va側とからなる制御セ
クションS2によって制御されている。そのため、ロッ
ク弁Va、Vbを組み込んだロック弁用ブロック1は、
両スプール弁用ブロック2a、2bに対して共用とな
る。
【0024】次に、この実施例の作用を説明するが、シ
リンダC1を制御する制御セクションS1と、シリンダ
C2を制御する制御セクションS2とでは、スプールの
移動方向に対するシリンダの作動方向が逆になっている
だけなので、ここでは制御セクションS2の作用説明に
ついては省略し、シリンダC1を制御する制御セクショ
ンS1の作用のみを説明する。
【0025】パイロット室12bにパイロット圧を供給
して、スプール15を図中右方向に移動させると、スプ
ール15に形成した環状溝15aを介してアクチュエー
タポート通路14aとタンク通路17aが連通し、環状
溝15bを介して供給通路20とアクチュエータポート
14bとが連通する。したがって、図示していないポン
プからの圧油が、供給通路20→環状溝15b→アクチ
ュエータ通路14b→連絡ポート21→連絡ポート8b
を介して通路7bに導かれる。通路7bに導かれた圧油
は、ロック弁Vbを押し開いてアクチュエータ通路6b
からアクチュエータポート5bを介してシリンダC1の
ボトム側室b1に供給される。そして、シリンダC1の
ロッド側室r1からの戻り油がアクチュエータポート1
3a→アクチュエータ通路14a→環状溝15a→タン
ク通路17aを介してタンクに排出される。
【0026】上記の状態でスプール15を中立位置に戻
せば、シリンダC1の両室r1、b1とポンプおよびタ
ンクとの連通が遮断される。このとき、シリンダC1の
ボトム側室b1に圧力が発生したとしても、ボトム側室
b1の下流側の流路にロック弁Vbを設けているので、
このロック弁Vbがその圧油の流通を遮断する。
【0027】また、パイロット室12a側にパイロット
圧を供給して、スプール15を図中左方向に移動させれ
ば、環状溝15aを介して供給通路20とアクチュエー
タ通路14aとが連通し、環状溝15bを介してタンク
通路17bとアクチュエータ通路14bとが連通する。
したがって、ポンプの吐出油が、供給通路20→アクチ
ュエータ通路14a→アクチュエータポート13aを介
してシリンダC1のロッド側室r1に供給される。そし
て、シリンダC1の戻り油がアクチュエータポート5b
を介してアクチュエータ通路6bに導かれるが、このと
きロック弁Vbのパイロット室11bにもパイロット圧
が導かれているので、ロック弁Vbのメインポペットが
開き、戻り油を通路7b→連絡ポート8b→連絡ポート
21→アクチュエータポート14b→タンク通路17b
を介してタンクに排出する。
【0028】この実施例によれば、ロック弁用ブロック
1の上下両側面にスプール弁用ブロック2a、2bを配
置するとともに、ロック弁用ブロック1のロック弁Va
をスプール弁用ブロック2b用とし、ロック弁用ブロッ
ク1内のロック弁Vbをスプール弁用ブロック2a用と
している。そのため、ロック弁用ブロック1は、その上
下両側面に設けたスプール弁用ブロック2a、2bに対
して共用になる。そして、ロック弁用ブロック1および
スプール用ブロック2a、2bの個々の厚みは、上記従
来例のバルブブロックよりも薄いので、積層ブロックと
した場合、その厚みを従来に比べて薄くできる。したが
って、装置全体をコンパクトにすることができる。しか
も、その重量も軽くすることができる。
【0029】また、この実施例によれば、スプール弁と
ロック弁Va、Vbとを別々のブロックに設け、しか
も、ロック弁用ブロック1側にリリーフ弁10a、10
bも設けている。そのため、ロック弁Va、Vbとリリ
ーフ弁10a、10bとを連通するアクチュエータ通路
6a、6bを直線的にすることができる。このように通
路を直線的にすれば、ブロック内の油路構成を簡単にす
ることができ、加工コストを安くすることができる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明によれば、ロック弁を2つ組
み込んだロック弁用ブロックの両側面に、スプール弁を
それぞれ組み込んだスプール弁用ブロックを重ね合わせ
て積層ブロックを構成し、一方のスプール弁用ブロック
に設けたスプールとロック弁用ブロックの一方のロック
弁とで1つの制御セクションとし、他方のスプール弁用
ブロックに設けたスプール弁とロック弁用ブロックの他
方のロック弁とで1つの制御セクションとしている。そ
のため、ロック弁用ブロックは、2つのスプール弁用ブ
ロックに対して共用となり、2つのスプール弁用ブロッ
クに対して1つのロック弁用ブロックだけで足りる。そ
して、これらスプール弁用ブロックおよびロック弁用ブ
ロックの個々の厚みは、スプール弁とロック弁とを一体
的に組み込んだバルブブロックよりも薄くできるので、
積層ブロックの厚みも薄くできる。したがって、装置全
体をコンパクトにすることができる。また、装置全体を
コンパクトにできる分、装置の軽量化もできる。
【0031】第2の発明によれば、ロック弁用ブロック
にロック弁とリリーフ弁とを設け、これらロック弁とリ
リーフ弁とをアクチュエータ通路に対して並列にするこ
とによって、アクチュエータ通路を直線的にできる。こ
のようにすれば、ブロック内の油路構成が簡単になり、
その分加工コストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の油圧制御装置の正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】従来例の油圧制御装置の正面図である。
【図5】図4に示したバルブブロックの、A−A線およ
びB−B線断面図である。
【図6】ロック弁の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ロック弁用ブロック 2a、2b スプール弁用ブロック 10a、10b リリーフ弁 14a、14b アクチュエータ通路 C1、C2 この発明のアクチュエータに相当する
シリンダ S1、S2 制御セクション Va、Vb ロック弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールの移動位置に応じてアクチュエ
    ータを制御するスプール弁と、このスプール弁とアクチ
    ュエータとを接続する通路間に設けるとともに、アクチ
    ュエータへの供給油を自由に流通させ、アクチュエータ
    からの戻り油を操作力が作用したときのみ流通させるロ
    ック弁とを備え、これらスプール弁とロック弁とで1つ
    の制御セクションを構成する油圧制御装置において、ロ
    ック弁を2つ組み込んだロック弁用ブロックの両側面
    に、スプール弁をそれぞれ組み込んだスプール弁用ブロ
    ックを重ね合わせて積層ブロックを構成し、一方のスプ
    ール弁用ブロックに設けたスプール弁とロック弁用ブロ
    ックに設けた一方のロック弁とで1つの制御セクション
    を構成し、他方のスプール弁用ブロックに設けたスプー
    ル弁とロック弁用ブロックに設けた他方のロック弁とで
    他の制御セクションを構成したことを特徴とする油圧制
    御装置。
  2. 【請求項2】 ロック弁用ブロックに、アクチュエータ
    通路を形成し、このアクチュエータ通路に、ロック弁と
    リリーフ弁とを並列に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の油圧制御装置。
JP4465198A 1998-02-10 1998-02-10 油圧制御装置 Pending JPH11230106A (ja)

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JP4465198A JPH11230106A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 油圧制御装置

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