JPH10246206A - 制御弁装置 - Google Patents
制御弁装置Info
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- JPH10246206A JPH10246206A JP4803897A JP4803897A JPH10246206A JP H10246206 A JPH10246206 A JP H10246206A JP 4803897 A JP4803897 A JP 4803897A JP 4803897 A JP4803897 A JP 4803897A JP H10246206 A JPH10246206 A JP H10246206A
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Abstract
来の制御弁装置と同じ機能を持ち、かつパイロット弁部
の小型化を可能とする。 【解決手段】ロック弁機構16のパイロット弁部22の
パイロットスプール32に、シート弁20の出口側につ
ながる第1ポート34を開閉するランド部38、シート
弁の背圧室21につながる第2ポート35とタンクにつ
ながる第3ポート36との連通を制御するノッチ付きラ
ンド部39、このノッチ付きランド部と第3ポート間を
開閉するシート部40とを設けると共に、ノッチ付きラ
ンド部39をシート部40に直接接続し、このノッチ付
きランド部の第2ポート側にのみノッチ39aを形成
し、シート部側には、第1ポートが閉じられた後で第2
ポートを第3ポートに連通させる不感帯39bを形成す
る。
Description
り、特に、ロック弁機構を介してアクチュエータの負荷
を保持する制御弁装置に関する。
ル等では油圧システムの高圧化が進んでいる。高圧化が
進むと、油圧シリンダーの径を小さくできる。その反
面、油圧シリンダーの動きを制御する方向制御弁のスプ
ール部からの漏れが問題になる。また、同じ漏れ量であ
れば、油圧シリンダーの径が小さい方が沈下量が大き
い。このため、高圧化したシステムを用いる油圧ショベ
ルでは、例えばブームシリンダー等の方向制御弁に、シ
ート弁を利用したロック弁機構が取り付けられる。
弁機構を示す。図5において(a)はシート弁201の
動作を2位置2方弁202−1で制御するロック弁機構
を示し、(b)はシート弁201の動作を2位置3方弁
202−2で制御するロック弁機構を示している。
御弁203を(I)の位置に操作すると、油圧ポンプ2
04の吐出油はアクチュエータ205のボトム側(イ)
へシート弁201を開弁して送られる。この時、パイロ
ット弁202−1,202−2は図示の位置にあり、両
者の機能に差はない。
ると、油圧ポンプ204の吐出油はアクチュエータ20
5のロッド側(ロ)へ送られる。パイロット弁202−
1,202−2が図示の位置にあると、シート弁201
の背圧室206にアクチュエータ205のボトム側
(イ)の圧力が導かれており、シート弁201は開弁し
ない。このため、方向制御弁203を(II)の位置に操
作する時は、パイロット弁202−1,202−2を図
示の(I)の位置から(II)の位置に移動させる。図5
の(a)の場合、アクチュエータ205のボトム側
(イ)とシート弁201の背圧室206の間の油通路に
絞り207があり、パイロット弁202−1を(II)の
位置に移動させると、アクチュエータ205のボトム側
(イ)からタンクTへの圧油の流れが生じ、絞り207
の前後に圧力差が生じ、この圧力差によりシート弁20
1は開弁する。
202−2が(II)の位置に移動すると、アクチュエー
タ205のボトム側(イ)とシート弁201の背圧室2
06の連通が立たれ、背圧室206はタンク(T)と連
通し、背圧室206の圧力が低下し、シート弁201が
開弁する。
弁として2位置3方弁を用いたものとして、図6に示す
実公平1−24402号公報のロック弁機構がある。
ク弁306、パイロット弁307を有し、ロジック弁3
06は図5(b)のシート弁201に相当し、パイロッ
ト弁307が図5(b)のパイロット弁202−2に相
当する。ロジック弁306はポペット室311とバネ室
313とを有し、ポペット室311が図5(b)のシー
ト弁201の出側に相当し、バネ室313はシート弁2
01の背圧室206に相当する。
介してパイロットスプール325に誘導され、この圧力
はポート312を介してバネ室313に誘導される。
プール325を図示左方へ移動し、まずランド部335
でポート314を閉鎖し、この時ポペット部(シート
部)326も開くが、ポート312とシート部326を
つなぐノッチ330が閉鎖状態にあり、ポート312は
バネ室336に連通せず、未だバネ室313の油はタン
クへ排出されない。
るとポート312はバネ室336に連通し、バネ室31
3の油はタンクへ排出される。
ク弁機構と図5(b)に示すロック弁機構とを比較した
場合、パイロット弁部で見ると、図5(b)の2位置3
方弁202−2に比べ図5(a)の2位置2方弁202
−1の方が簡素化できる。しかし、図5(a)の2位置
2方弁202−1は絞り207の前後差圧に依存して動
作するから、開弁時間がアクチュエータ205のボトム
側(イ)の圧力の大小に依存すること、及びこの動作
中、常に絞り207を介したドレーン流量があり、この
流量は方向制御弁203のスプールで制御できないこと
等の欠点を有している。
欠点はない。また、パイロット弁部として図6に示す構
成とした場合は、圧力室313の圧油をタンクへ排出す
る部位はポペット部326のシート構造となっており、
漏れを防止する点で望ましい構造になっている。しか
し、図5(b)のロック弁機構は基本的に図5(a)の
ものに比べパイロット弁部が複雑であり、方向制御弁に
取り付ける場合のスペースの制約を考えると、図5
(b)のロック弁機構の機能は維持しつつ、パイロット
弁部を極力簡素化、小型化する必要がある。
ト314を閉鎖した後、バネ室313の油を排出する順
序動作をさせるために、パイロットスプール325のラ
ンド328の部位に2つのノッチ330とスリーブ32
3に油通路用のえぐり部(環状溝)332を必要とし、
機器の簡素化、小型化の点で問題がある。
御弁装置において、従来の制御弁装置と同じ機能を持
ち、かつパイロット弁部の小型化を可能とする制御弁装
置を提供することである。
ロックに、アクチュエータに連通する1対のアクチュエ
ータポートと、これら1対のアクチュエータポートと油
圧ポンプ及びタンクとの連通を制御するスプールと、一
方のアクチュエータポート側の油通路に設けられ、アク
チュエータへの供給油は流通させ、アクチュエータから
の戻り油は操作信号が与えられた時のみ流通させるロッ
ク弁機構とを備え、このロック弁機構が、前記油通路を
開閉するシート弁と、このシート弁の背圧室をシート弁
の出口側とタンクのいずれかに選択的に連通させるパイ
ロット弁部とを有し、前記パイロット弁部は、(a)シ
ート弁の出口側につながる第1ポート、シート弁の背圧
室につながる第2ポート、タンクにつながる第3ポート
と、(b)前記第1ポートを開閉する第1ランド部、前
記第2ポートと第3ポートとの連通を制御する第2ラン
ド部、及びこの第2ランド部と前記第3ポート間を開閉
するシート部を有するパイロットスプールとを有し、
(c)前記パイロットスプールの第1及び第2ランド部
は、前記操作信号がないときは第1ポートを開き、かつ
このとき前記シート部を閉じ、前記操作信号が与えられ
ると、前記第1ポートを閉じ、前記シート部を開けると
共に、第1ポートが閉じられた後で前記第2ポートが第
3ポートに連通するよう機能する制御弁装置において、
(d)前記第2ランド部を前記シート部に直接接続し、
かつこの第2ランド部の第2ポート側にのみノッチを形
成し、シート部側には、第1ポートが閉じられた後で第
2ポートを第3ポートに連通させる不感帯を形成したも
のとする。
イロットスプールがシート部を開ける方向に動かされる
と、まず、第1ポートが第1ランド部で閉じられるまで
の間は、第2ランド部の不感帯により第2ランド部のノ
ッチが閉じられたままであり、その後第1ポートが閉じ
られると当該ノッチが開き、第2ポート35を第3ポー
ト36に連通させる。このため、従来の制御弁装置と同
じ機能を果たせる。
し、第2ランド部のシート部側は不感帯としたので、従
来の制御弁装置のような無駄な構成要素が存在せず、パ
イロット弁部を簡素化、小型化できる。更に、製造時の
寸法管理箇所が減るので、順序動作がより確実になり、
動作の信頼性が向上する。
前記パイロット弁部のパイロットスプールのシート部側
に、パイロットスプールをシート部の閉弁方向に付勢す
るバネを配置したバネ室を設け、前記パイロットスプー
ル内にこのバネ室を前記第3ポートに連通させる中空孔
を設け、このバネ室と中空孔を介して、前記第1ポート
が閉じられた後前記第2ポートを第3ポートに連通させ
る。
るドレンポートをパイロット弁部ブロックの上部端面側
に開口させることができ、制御弁装置のバルブブロック
の端面位置のような周囲が制約された部位であっても、
配管の干渉を気にせずにパイロット弁部を容易に取り付
け可能となる。
〜図4を用いて説明する。
バルブブロック10(一部のみ図示)を有し、このバル
ブブロック10には、アクチュエータ5に連通する1対
のアクチュエータポート11,12が形成され、かつ方
向制御弁のスプール14が摺動自在に収納されている。
このスプール14はリモート制御装置13からの制御信
号I又はIIにより中立位置(III)から左右の切換位置
(I)又は(II)のいずれかに切り換えられ、1対のア
クチュエータポート11,12の一方を油圧ポンプ4に
連通させ、他方をタンクTに連通させる。リモート制御
装置13は例えばパイロット弁であり、制御信号I又は
IIとして操作レバーの操作量に応じたパイロット圧を出
力する。
ュエータポート11側の油通路15にロック弁機構16
が設けられている。このこのロック弁機構16は、アク
チュエータ5への供給油は流通させ、アクチュエータ5
からの戻り油はリモート制御装置13からの制御信号II
が与えられた時のみ流通させるものであり、その構成の
詳細は以下のようである。
るシート弁20と、このシート弁20の背圧室21をシ
ート弁20の出口20a側とタンクTのいずれかに選択
的に連通させるパイロット弁部22とを有している。
面に開口する横穴20aに摺動可能に挿入された弁体2
0bを有し、弁体20bと横穴20aの開口部を閉じる
プラグ20cとの間には背圧室21が形成され、かつ弁
体20bはこの背圧室21に配置されたバネ20dによ
りシート部20eに向けて閉弁方向に付勢されている。
0に嵌装されたスリーブ31と、このスリーブ31内に
摺動可能に挿入されたパイロットスプール32とを有
し、バルブブロック30はバルブブロック10の端面に
装着されている。また、スリーブ31はプラグ33によ
り所定位置に固定保持されている。
1に形成された第1ポート34、第2ポート35と、プ
ラグ33に形成された第3ポート36の3つのポートを
有し、第1ポート34はシート弁20の出口側に油通路
23a,23bを介して連通し、第2ポート35はシー
ト弁20の背圧室21に油通路23c,23dを介して
連通し、第3ポート36はバルブブロック30に形成さ
れたドレンポート37を介してタンクTにつながってい
る。
4を開閉するランド部38、第2ポート35と第3ポー
ト36との連通を制御するノッチ付きランド部39、及
びノッチ付きランド部39と第3ポート36間を開閉す
るシート部40を有している。また、パイロットスプー
ル32はバネ室41に配置されたバネ42によりシート
部40の閉弁方向に付勢され、バネ室41はパイロット
スプール32内に形成された中空孔43及びパイロット
スプール32の反バネ室41側に形成されたドレン室4
4を介して第3ポート36に連通している。
られ、このピストン45のロッド46がドレン室44に
突出し、パイロットスプール32の端面に当接すると共
に、ピストン45の受圧面にリモート制御装置13から
の制御信号IIが作用し、制御信号IIに応じた力でパイロ
ットスプール32を図示下方に移動させる。
ド部39は、図2に拡大して示すように、シート部40
に直接接続され、かつノッチ付きランド部39の第2ポ
ート35側にのみにノッチ39aが形成され、シート部
40側には不感帯39bが形成されている。
方に移動したときのストロークに対する第1ポート34
の開口面積及びノッチ39aの開口面積(第2ポート3
5の第3ポート36への連通路の開口面積)の関係を示
す。図3中、「a」が第1ポート34の開口面積であ
り、「b」がノッチ39aの開口面積である。この図に
示すように、不感帯39bは、パイロットスプール32
が図示下方に移動したとき第1ポート34がランド部3
8で閉じられた後、ノッチ39aがバネ室41に開口す
るように設定されている。
ル32のランド部38とノッチ付きランド部39は、制
御信号IIがないときは第1ポート35を開き、かつこの
ときシート部40を閉じ、制御信号IIが与えられると第
1ポート35を閉じ、シート部40を開けると共に、第
1ポート35が閉じられた後で第2ポート36が第3ポ
ート36に連通するように動作する。
動作を説明する。
力し、バルブブロック10に収容された方向制御弁のス
プール14を(I)の位置に移動すると、油圧ポンプ4
の吐出油はバルブブロック10内の油通路15を介し
て、シート弁20のシート部20eに達する。この時、
パイロット弁部22のピストン45にはリモート制御装
置13から制御信号(II)が出力されていないから、パ
イロットスプール32はバネ42でシート部40を閉じ
る図示の位置に付勢されており、パイロット弁部22の
第1ポート34は開いており、シート弁20の背圧室2
1の圧油は、油通路23c,23d、第2ポート35、
パイロットスプール32の周囲通路32a、第1ポート
34、油通路23a,23bを介し、シート弁20の出
口側へと排出される。このため、シート弁20は開弁
し、油圧ポンプ4の吐出油はポート11を介してアクチ
ュエータ5のボトム側(イ)に流れ、図示の場合、アク
チュエータ5は上昇する。
号Iの出力を断ち、スプール14を中立位置(III)に
戻すと、油圧ポンプ4の吐出油はタンクTへ還流され、
油圧ポンプ4とバルブブロック10内の油通路15との
連通が断たれ、アクチュエータ5の上昇動作は停止す
る。この時、シート弁20の出口側であるポート11の
圧力が油通路23a,23b、第1ポート34、パイロ
ットスプール32の周囲通路32a、第2ポート35、
油通路23c,23dを介してシート弁20の背圧室2
1に伝えられ、シート弁20をシート部20e側へ付勢
し、ポート11(シート弁20の出口側)からシート弁
20の入口側への漏れを防止する。
もパイロットスプール32がバネ42でシート部40を
閉じる図示の位置に付勢されており、第2ポート35と
バネ室41の間はシート部22で漏れ防止している。ま
た、第3ポート36と第1ポート34間は漏れを防止す
るのに十分な摺動長さがランド部38に与えられてい
る。従って、シート弁20及びパイロット弁部22から
の漏れが防止され、アクチュエータ5が漏れにより下降
することがない。
ート制御装置13から制御信号IIを出力するとスプール
14は(II)の位置に移動し、この制御信号IIはパイロ
ット弁部22のピストン45にも伝えられ、パイロット
スプール32を図示下方へ移動させる。
0のポート12を介して、アクチュエータ5のロッド側
(ロ)へ流れ、アクチュエータ5のボトム側(イ)の圧
油はシート弁20を介して油通路15へと流れる。
イロットスプール32が移動することで、まず第1ポー
ト34が閉じられ、シート弁20の出口側の圧油はパイ
ロットスプール32の周囲通路32aに入ってこない。
また、この第1ポート34が閉じられるまでの間、シー
ト部22もシートから離れて開くが、前記不感帯39b
によりノッチ39aはバネ室41に連通していない。更
に、スプール20が移動すると、ノッチ39aとバネ室
1が連通し、背圧室21の圧油は油通路23c,23
d、第2ポート35、ノッチ39a、バネ室41、スプ
ール32内の中空孔43を介して第3ポート36へと流
れ、タンクTに排出される。従って、シート弁20は出
口側(ポート11側)の圧力で開弁する。
第3ポート36の開閉関係を第1ポート34が閉じてか
ら、第2ポート35が第3ポート36に連通する関係と
したので、スプール14を(II)の位置から中立位置
(III)に戻す時も、第2ポート35と第3ポート36
との連通が遮断されてから第1ポート34が開く関係に
なり、シート弁20の出口側(ポート11側)の圧油が
第3ポート36を介してタンクTに流出することはな
い。
示す従来技術と同様、方向制御弁スプール14の中立位
置(III)では、シート部40で第2ポート35と第3
ポート36の連通を遮断し、方向制御弁スプール14を
(II)の位置に移動し、パイロット弁部22を動作させ
るときは、第1ポート34を閉じた後、第2ポート35
を第3ポート36に連通させるので、パイロット弁部2
2での漏れを最小に防止できる。
40に直接接続し、ノッチ付きランド部39の第2ポー
ト35側にのみノッチ39aを形成し、シート部40側
には不感帯39bを形成したので、図6に示す従来技術
のようなシート部326とスプールランド部328間に
あるスプールステム部や、ランド部328上の2つのノ
ッチ330のうちの一方のノッチ及びスリーブ323の
えぐり部332が存在せず、パイロット弁部22を簡素
化、小型化できる。また、従来技術では、製造に際して
シート部326とえぐり部332間の寸法、えぐり部3
32とノッチ330間の寸法の管理が必要であるが、本
実施形態ではそのような寸法管理が不要となり、第1ポ
ート34を閉じた後第2ポート35を第3ポート36に
連通させるという順序動作がより確実に行え、誤動作の
恐れを低減できる。
小型化の利点について詳述する。
付けスペースの制約が多く、高圧化により必要となって
きたロック弁機構は新たに取り付けスペースを確保しな
ければならない部品であり、極力小さいものが望まし
い。
22の取り付け例を示す。油圧ショベルの場合、最低6
つのアクチュエータを動かす必要があり、従って6つの
方向制御弁が必要である。通常、この6つの方向制御弁
は2つの弁グループに分けられ、それぞれの弁グループ
が1つの油圧ポンプに接続されている。また、油圧ショ
ベルのブーム、アームを駆動するブームシリンダ、アー
ムシリンダは大流量を必要とする場合があるので、各弁
グループに1つづつ方向制御弁を設け、2ポンプ合流で
駆動できるようにしている。このため、各弁グループに
は最低4つの方向制御弁があり、図4はそのうちの一方
の弁グループを示している。
4がそれぞれ方向制御弁を含む弁ユニットであり、弁ユ
ニットV2が図1及び図2に示した本発明の制御弁装置
に対応し、バルブブロック10を有している。アクチュ
エータ5は例えばアームシリンダである。バルブブロッ
ク10の下部両端にはスプール14(図1参照)両端の
受圧部を構成するバネカバー100が取り付けられ、他
の弁ユニットV1,V3,V4も同様にバネカバー10
0が取り付けられている。また、他の弁ユニットV1,
V3,V4のバルブブロックの上部両端にはアクチュエ
ータの駆動圧の上限を規制するオーバーロードリリーフ
弁101が取り付けられている。そして、ロック弁機構
の無い制御弁装置の場合、弁ユニットV2のバルブブロ
ックの上部両端にも同様にオーバーロードリリーフ弁1
01が取り付けられている。
ブブロックの上部両端に取り付けられていた2つのオー
バーロードリリーフ弁101の一方を取り外し、この部
位にロック弁機構16(図1参照)のパイロット弁部2
2のバルブブロック30を取り付ける。なお、上述した
ようにアームシリンダ5に対してはもう一方の弁グルー
プの方向制御弁があるので、取り外したオーバーロード
リリーフ弁はその方向制御弁の弁ユニットに取り付け
る。
った位置にロック弁機構のパイロット弁部を取り付ける
場合、この部位はスプールのバネカバー100やオーバ
ーロードリリーフ弁101で囲まれており、パイロット
弁部の取り付けスペースは余り大きくとれない。
パイロット弁部22を小型化できるので、このような取
り付けスペースの制約のある部位であっても他の部品と
干渉することなく取り付けることができる。
ート35を第3ポート36に連通させるバネ室41を、
その部位のバルブブロック30に直接第3ポート(ドレ
ンポート)を設けてタンクにつなげるのではなく、パイ
ロットスプール32内に中空孔43を設け、この中空孔
43とドレン室44を介して第3ポートに連通させるの
で、ドレンポート37がバルブブロック30の上部端面
側に位置する。このため、図4に示すようにパイロット
弁部22を取り付けるとき、ドレンポート37はバネカ
バー100のある下側ではなく、障害物の何もない端面
側に開口することになり、配管の引き回し等も他の部品
と干渉すること無く容易に行える。また、バネ室41及
びドレン室44はスプールからの油の漏れをタンクに戻
す通常のドレン機能も果たせる。
けるロック弁機構と同様に、第1ポートを閉じた後、第
2ポートを第3ポートに連通させるという順序動作によ
り、パイロット弁部での漏れを最小に防止できると共
に、パイロット弁部に無駄な構成要素が存在しないの
で、パイロット弁部を簡素化、小型化でき、制御弁装置
のバルブブロック端面のような取り付けスペースの制約
がある場所でも、容易に取り付けることができる。ま
た、無駄な構成要素がないので、製造時の寸法管理箇所
が減り、順序動作がより確実に行え、動作の信頼性を向
上できる。
断面で示す図である。
パイロット弁部の拡大断面図である。
開閉関係を示す図である。
示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−
B線矢視図である。
る。
具体的構成の一例を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】バルブブロックに、アクチュエータに連通
する1対のアクチュエータポートと、これら1対のアク
チュエータポートと油圧ポンプ及びタンクとの連通を制
御するスプールと、一方のアクチュエータポート側の油
通路に設けられ、アクチュエータへの供給油は流通さ
せ、アクチュエータからの戻り油は操作信号が与えられ
た時のみ流通させるロック弁機構とを備え、このロック
弁機構が、 前記油通路を開閉するシート弁と、 このシート弁の背圧室をシート弁の出口側とタンクのい
ずれかに選択的に連通させるパイロット弁部とを有し、 前記パイロット弁部は、 (a)シート弁の出口側につながる第1ポート、シート
弁の背圧室につながる第2ポート、タンクにつながる第
3ポートと、 (b)前記第1ポートを開閉する第1ランド部、前記第
2ポートと第3ポートとの連通を制御する第2ランド
部、及びこの第2ランド部と前記第3ポート間を開閉す
るシート部を有するパイロットスプールとを有し、 (c)前記パイロットスプールの第1及び第2ランド部
は、前記操作信号がないときは第1ポートを開き、かつ
このとき前記シート部を閉じ、前記操作信号が与えられ
ると、前記第1ポートを閉じ、前記シート部を開けると
共に、第1ポートが閉じられた後で前記第2ポートが第
3ポートに連通するよう機能する制御弁装置において、 (d)前記第2ランド部を前記シート部に直接接続し、
かつこの第2ランド部の第2ポート側にのみノッチを形
成し、シート部側には、第1ポートが閉じられた後で第
2ポートを第3ポートに連通させる不感帯を形成したこ
とを特徴とする制御弁装置。 - 【請求項2】請求項1記載の制御弁装置において、前記
パイロット弁部のパイロットスプールのシート部側に、
パイロットスプールをシート部の閉弁方向に付勢するバ
ネを配置したバネ室を設け、前記パイロットスプール内
にこのバネ室を前記第3ポートに連通させる中空孔を設
け、このバネ室と中空孔を介して、前記第1ポートが閉
じられた後前記第2ポートを第3ポートに連通させるこ
とを特徴とする制御弁装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04803897A JP3715062B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 制御弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP04803897A JP3715062B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 制御弁装置 |
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JPH10246206A true JPH10246206A (ja) | 1998-09-14 |
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JP04803897A Expired - Fee Related JP3715062B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 制御弁装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015087744A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | カヤバ工業株式会社 | 流体圧制御装置 |
US9874232B2 (en) | 2013-09-13 | 2018-01-23 | Kyb Corporation | Fluid pressure control apparatus |
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1997
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JP2015113900A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | カヤバ工業株式会社 | 流体圧制御装置 |
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JP3715062B2 (ja) | 2005-11-09 |
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