JP2000205426A - 多連方向切換弁 - Google Patents

多連方向切換弁

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JP2000205426A
JP2000205426A JP11010009A JP1000999A JP2000205426A JP 2000205426 A JP2000205426 A JP 2000205426A JP 11010009 A JP11010009 A JP 11010009A JP 1000999 A JP1000999 A JP 1000999A JP 2000205426 A JP2000205426 A JP 2000205426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元的に配列される各方向切換弁の隣同士
の間隔を充分に狭めることができ、以て小型化を図れる
と共に、圧油リークの恐れが無い多連方向切換弁を提供
すること。 【解決手段】 弁本体に設けられたスプール孔2にスプ
ール3が摺動自在に挿入された方向切換弁を複数個備え
ている多連方向切換弁において、単一の弁本体1に4個
以上のスプール孔2が平行に内設されると共に、スプー
ル孔の内の2つを一対とし、一つの対のスプール孔は水
平な面内に配置され、他の対のスプール孔は異なる水平
な面内に配置され、異なる水平な面内に在る前記各スプ
ール孔が2つの平行な垂直面内に配置され、一方の垂直
面に配置される方向切換弁は共通の第1供給通路15か
ら圧油が供給され、他方の垂直面に配置される方向切換
弁は異なる第2供給通路16から圧油が供給され、第1
供給通路および第2供給通路も前記弁本体に内設されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
種々の産業用機械に用いられ、液体圧力源により駆動さ
れる各種アクチュエータに給排する圧油の流量を制御す
る複数の方向切換弁を連結して構成された多連方向切換
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多連方向切換弁は、各方向切換弁
の弁本体がそれぞれ別個独立に形成されている。即ち一
つの弁本体に一つのスプールが摺動自在に挿入された構
造であり、各弁本体は、その合わせ面を介して隣同士接
合されている。
【0003】また、他の従来技術として、実開昭59−
186502号公報や実開平7−22183号公報等が
挙げられる。これらの従来技術文献には、単一の弁本体
に2つのスプールが挿入されたものが開示されている。
これらの従来技術も2つのスプールまでは弁本体を共通
にしているが、その限りであり、3次元的に複数の方向
切換弁が配列される多連方向切換弁全体としては、各弁
本体を互いに合わせ面を介して隣同士接合させ連結用ボ
ルトで強固に一体化する構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多連方向切換弁
は、3次元的に配列される各方向切換弁の弁本体が、そ
の合わせ面を介して接合される構造であるため、その合
わせ構造を伴う分だけどうしても小型化に限界があると
いう問題があった。すなわち、各方向切換弁は、それぞ
れ単独の個体として確立されるために、その弁本体が一
定以上の強度を備えることが必然的に要請される。従っ
て、各弁本体の厚さ(スプール孔周囲の前記合わせ面ま
での厚さ)は、その必要強度を備えるために一定以上確
保する必要がある。
【0005】また、従来技術に開示されたもののよう
に、単一の弁本体に形成された2つの方向切換弁に、各
々異なるポンプから供給通路を介して圧油が供給される
ものは、2つの供給通路の圧油が夫々に合わせ面に作用
して両合わせ面に互いに引き離す方向の反力が生じ、各
弁本体の隣同士の間に間隙が生じる虞があり、圧油がそ
の合わせ面からリークする恐れがあった。更に、前記合
わせ面を介しての接合であることから油圧回路中に接合
箇所が多くなり、該合わせ面にシール構造を付与しても
圧油がその合わせ面からリークする恐れがあった。
【0006】本発明の課題は、3次元的に配列される各
方向切換弁の隣同士の間隔を充分に狭めることができ、
以て小型化を図れると共に、圧油リークの恐れが無い多
連方向切換弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、弁本体に設けられた
スプール孔にスプールが摺動自在に挿入され該スプール
の摺動によりアクチュエータへの圧油の流量と流方向と
が制御される方向切換弁を複数個備えている多連方向切
換弁において、単一の弁本体に4個以上のスプール孔が
平行に内設されると共に、スプール孔の内の2つを一対
とし、一つの対のスプール孔は水平な面内に配置され、
他の対のスプール孔は異なる水平な面内に配置され、異
なる水平な面内に在る前記各スプール孔が2つの平行な
垂直面内に配置され、一方の垂直面に配置される方向切
換弁は共通の第1供給通路から圧油が供給され、他方の
垂直面に配置される方向切換弁は異なる第2供給通路か
ら圧油が供給され、第1供給通路および第2供給通路も
前記弁本体に内設されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明によれば、3次元的に配設される4
個以上の方向切換弁の弁本体が、単一ブロックから成る
ため、各方向切換弁の水平方向及び垂直方向の間隔を従
来のものに比して接近させることが可能となる。すなわ
ち、本発明によれば、隣接する方向切換弁の間に位置す
る弁本体部分は、両者で共有されるため、必要な強度を
確保するための厚さも共有できる。従って、上記の如
く、各方向切換弁の間隔を従来の合わせ面を介しての接
合構造に比して約半分近くまで接近させることが可能と
なり、多連方向切換弁全体(水平方向および垂直方向)
としての小型化を図ることができる。また、その部分で
は連結用ボルトが不要となり、その分、部品点数を減少
することができる。また、従来の合わせ面が無くなるた
め、圧油リークの恐れが無い。
【0009】更に、各垂直面に配置される方向切換弁に
圧油を供給するための第1供給通路および第2供給通路
が、いずれも前記単一の弁本体に内設されているので、
例えば2本のアンロード通路が従来のように合わせ面を
介して連通し、それをシールで囲う構造では、その囲わ
れる面積が大きくなると共に、外的圧力の影響により各
弁本体が歪んでシール力が低下し、圧油がそこからリー
クする恐れがあったが、本発明によれば、前記の如く、
弁本体の単一ブロック化によりそのようなリークの問題
が無くなる。
【0010】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載された発明において、前記各方向切換弁のア
クチュエータポートは、前記2つの垂直面に平行な2つ
の外側面にそれぞれ開口していることを特徴とするもの
である。本発明によれば、各方向切換弁の各アクチュエ
ータポートも単一の弁本体に設けられるので、この点か
らも全体の寸法、特に高さ方向の寸法を小さくすること
が可能になる。
【0011】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項2に記載された発明において、前記2つの外側面と各
方向切換弁のスプール孔内面との距離L1、L2と前記各
スプール孔内面の間の距離L3の間にL1=L2=L3の関
係が成立するように形成されていることを特徴とするも
のである。本発明によれば、上記の如く、L1=L2=L
3の関係が成立するように寸法関係を規定したので、内
部通路を無駄なく形成することができ、もって多連方向
切換弁の小型化を図ることができる。
【0012】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1〜3のいずれかにおいて、単一の弁本体の水平断面
形状がほぼ正方形であることを特徴とするものである。
本発明によれば、多連方向切換弁が建設機械等に取り付
けられた場合、スプール孔が開口する弁本体の側面には
リリーフ弁等が取り付けられ、アクチュエータポートが
開口する他の側面には配管が取り付けられるが、前記の
如く、弁本体は断面ほぼ正方形であるため、該多連方向
切換弁の設置に際し、建設機械の配管に応じてアクチュ
エータポートが開口する側面の向きを変更する自由度が
増す。
【0013】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項1〜4のいずれかに記載された発明において、同期運
転を必要とするアクチュエータに給排する方向切換弁が
前記対を成して一つの水平な面内に配置されていること
を特徴とするものである。本発明によれば、同期運転を
必要とする一対の方向切換弁に至る圧力損失をほぼ同じ
にすることが可能なので、操作性が向上する。
【0014】また、本願請求項6記載の発明は、請求項
5に記載された発明において、同期運転を必要とするア
クチュエータに給排する方向切換弁の前記対が圧油の流
れ方向の上流側に配置されていることを特徴とするもの
である。本発明によれば、このように上流側に配置した
ので、圧力損失を少なくして、圧力損失の差も少なくす
ることができる。
【0015】また、本願請求項7に記載の発明は、請求
項6に記載された発明において、同期運転を必要とする
アクチュエータに給排する方向切換弁の前記対が右走行
用方向切換弁及び左走行用方向切換弁であることを特徴
とするものである。これらの右走行用方向切換弁及び左
走行用方向切換弁の対を上流側に配置したので、圧力損
失を少なくでき、操作性が一層向上する。
【0016】また、本願請求項8に記載の発明は、請求
項2〜7に記載された発明において、水平な面内に配置
される各方向切換弁の前記対は、右走行用方向切換弁と
左走行用方向切換弁の対、旋回用方向切換弁とブーム用
方向切換弁の対、及びアーム用方向切換弁とバケット用
方向切換弁の対から成ることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多連方向切換
弁の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図
1は本実施の形態に係る多連方向切換弁の一つの垂直面
で切った縦断面図、図2は同実施の形態に係る多連方向
切換弁の他の垂直面で切った縦断面図である。図3は図
1及び図2のA−A線断面図、図4は図1及び図2のB
−B線断面図、図5は図1及び図2のC−C図線断面
図、図6は図1及び図2のD−D線断面図、図7は図1
及び図2のE−E線断面図である。
【0018】この多連方向切換弁は、方向切換弁を複数
個備えている。該方向切換弁は、弁本体1にスプール孔
2が設けられ、該スプール孔2にスプール3が摺動自在
に挿入され、該スプール3の摺動によりアクチュエータ
への圧油の流量と流方向とが制御されるように形成され
ている。
【0019】本実施の形態では、単一の弁本体1に9個
のスプール孔2,2,…が平行に内設されており、図1
において、上から下に向かって走行直進用方向切換弁
4、右走行用方向切換弁5、旋回用方向切換弁6、アー
ム用方向切換弁7、第2カット弁8に対応している。ま
た、図2においては、上から下に向かって、左走行用方
向切換弁9、ブーム用方向切換弁10、バケット用方向
切換弁11、第1カット弁12に対応している。
【0020】そして、前記スプール孔2,2,…の内の
2つを一対とし、一つの対のスプール孔は水平な面内に
配置され、他の対のスプール孔は異なる水平な面内に配
置され、異なる水平な面内に在る前記各スプール孔が2
つの平行な垂直面内に配置されている。すなわち、本実
施の形態では、右走行用方向切換弁5と左走行用方向切
換弁9の対、旋回用方向切換弁6とブーム用方向切換弁
10の対、及びアーム用方向切換弁7とバケット用方向
切換弁11の対は、それぞれ水平な面内(図4乃至図6
の断面に相当する)に配置され、また、右走行用方向切
換弁5、旋回用方向切換弁6及びアーム用方向切換弁7
が一つの垂直面内(図1の縦断面に相当する)に配置さ
れ、左走行用方向切換弁9、ブーム用方向切換弁10及
びバケット用方向切換弁11が他の垂直面内(図2の縦
断面に相当する)に配置されている。また、実施の形態
では、第2カット弁8と第1カット弁12の対も一つの
水平面内に配置され、第2カット弁8は前記右走行用方
向切換弁5が属する前記垂直面内配置され、第1カット
弁12及び前記走行直進用方向切換弁4が前記左走行用
方向切換弁9が属する他の垂直面内に配置されている。
図2及び図3において、符号13はメインリリーフ弁を
示す。
【0021】一方の垂直面内(図1の縦断面内)に配置
される右走行用方向切換弁5、旋回用方向切換弁6及び
アーム用方向切換弁7は、共通の第1供給通路15から
圧油が供給され、他方の垂直面内(図2の縦断面内)に
配置される左走行用方向切換弁9、ブーム用方向切換弁
10及びバケット用方向切換弁11は、異なる第2供給
通路16から圧油が供給されるように形成されている。
そして、第1供給通路15および第2供給通路16のい
ずれも単一の弁本体1に内設されている。
【0022】また、本実施の形態では、前記右走行用方
向切換弁5、旋回用方向切換弁6及びアーム用方向切換
弁7、更に、左走行用方向切換弁9、ブーム用方向切換
弁10及びバケット用方向切換弁11の各アクチュエー
タポート17,17,…は、前記2つの垂直面に平行な
2つの外側面18,19にそれぞれ開口している。従っ
て、各方向切換弁の各アクチュエータポート17,1
7,…も単一の弁本体1に設けられているので、この点
からも全体の寸法、特に高さ方向の寸法を小さくするこ
とが可能になる。
【0023】また、本実施の形態では、図5にて代表的
に示したように、弁本体1は、前記2つの外側面18,
19と方向切換弁6,10のスプール孔2内面との距離
L1およびL2と、前記各スプール孔2内面の間の距離L
3の間にL1=L2=L3の関係が成立するように形成され
ている。このように、弁本体1は、L1=L2=L3の関
係が成立するように寸法関係が規定されているので、内
部通路を無駄なく形成することができる。従って、この
観点から多連方向切換弁の小型化を図ることができる。
尚、図5において、符号20はブリッジ通路、符号21
はアクチュエータ通路、符号22はタンク通路を示し、
更に符号23はチェック弁、符号24はオーバーロード
リリーフ弁を示す。更に、図1において、符号25はポ
ンプ通路、符号26はアンロード通路を示し、符号27
はパイロットポートを示す。
【0024】また、図3乃至図7に示したように、本実
施の形態では、単一の弁本体1の水平断面形状がほぼ正
方形に形成されている。図5を用いて代表的に説明する
と、多連方向切換弁が建設機械等に取り付けられた場
合、スプール孔2が開口する弁本体1の側面28にはオ
ーバーロードリリーフ弁24等が取り付けられ、アクチ
ュエータポート17が開口する他の側面18,19には
配管(図示せず)が取り付けられる。その際、前記の如
く、当該弁本体1は断面ほぼ正方形であるため、該多連
方向切換弁の設置に際し、建設機械の配管に応じてアク
チュエータポート17が開口する側面18,19の向き
を適宜自由に変更することができ、組立が容易である。
【0025】更に、本実施の形態では、前記の如く、同
期運転を必要とするアクチュエータに給排する各方向切
換弁が対を成して一つの水平な面内に配置されている。
このようにすることで、同期運転を必要とする一対の方
向切換弁に至る圧力損失をほぼ同じにすることが可能な
ので、操作性が向上する。更に、同期運転を必要とする
アクチュエータに給排する方向切換弁の対である右走行
用方向切換弁5及び左走行用方向切換弁9が圧油の流れ
方向の上流側に配置されている。これらの右走行用方向
切換弁5及び左走行用方向切換弁9の対を上流側に配置
したので、圧力損失を少なくでき、操作性が一層向上す
る。
【0026】なお、当該弁本体1の下面(図1又は図2
の下側の面)は、別体の本体29と互いの対向面を合わ
せ面として接合されており、該本体29には合単切換弁
30(図1)とニブラーもしくはブレーカー弁等のオプ
ションアクチュエータ用方向切換弁31が設けられてい
る。
【0027】次に、上記実施の形態に係る多連方向切換
弁の作用を説明する。本実施の形態によれば、3次元的
に配設される4個以上の方向切換弁の弁本体1が、単一
ブロックから成るため、各方向切換弁5,6,7,9,
10,11の水平方向及び垂直方向の間隔を従来のもの
に比して接近させることが可能となる。すなわち、隣接
する方向切換弁の間に位置する弁本体1部分は、両者で
共有されるため、必要な強度を確保するための厚さも共
有できる。従って、各方向切換弁5,6,7,9,1
0,11の間隔(水平方向及び垂直方向)を従来の合わ
せ面を介しての接合構造に比して約半分近くまで接近さ
せることが可能となり、多連方向切換弁全体としての小
型化を図ることができる。また、単一ブロック化した部
分では連結用ボルトが不要となるので、その分だけ部品
点数を減少することができる。更に、単一ブロック化し
た部分では従来の合わせ面が無くなるため、圧油リーク
の恐れが無くなる。
【0028】更に、各垂直面に配置される方向切換弁に
圧油を供給するための第1供給通路15および第2供給
通路16がいずれもも前記単一の弁本体1に内設されて
いるので、例えば2本のアンロード通路26が従来のよ
うに合わせ面を介して連通し、それをシールで囲う構造
では、その囲われる面積が大きくなると共に、外的圧力
の影響により各弁本体が歪んでシール力が低下し、圧油
がそこからリークする恐れがあったが、本発明によれ
ば、前記の如く、弁本体1の単一ブロック化によりその
ようなリークの問題が無くなる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、単一の弁本体に4個以
上のスプール孔が平行に内設されると共に、スプール孔
の内の2つを一対とし、一つの対のスプール孔は水平な
面内に配置され、他の対のスプール孔は異なる水平な面
内に配置され、異なる水平な面内に在る前記各スプール
孔が2つの平行な垂直面内に配置されているので、3次
元的に配列される各方向切換弁の隣同士の間隔を充分に
狭めることができ、以て小型化を図れると共に、圧油リ
ークの恐れが無い。更に、各垂直面に配置される方向切
換弁に圧油を供給するための第1供給通路および第2供
給通路がいずれもも前記単一の弁本体に内設されている
ので、例えば2本のアンロード通路が従来のように合わ
せ面を介して連通する場合には、外的圧力の影響により
各弁本体が歪んでシール力が低下し、圧油がそこからリ
ークする恐れがあったが、本発明によれば、前記の如
く、弁本体の単一ブロック化によりそのようなリークの
問題が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る多連方向切換弁の一つの垂
直面で切った縦断面図である。
【図2】同実施の形態に係る多連方向切換弁の他の垂直
面で切った縦断面図である。
【図3】図1及び図2のA−A線断面図である。
【図4】図1及び図2のB−B線断面図である。
【図5】図1及び図2のC−C図線断面図である。
【図6】図1及び図2のD−D線断面図である。
【図7】図1及び図2のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 スプール孔 3 スプール 4 走行直進用方向切換弁 5 右走行用方向切換弁 6 旋回用方向切換弁 7 アーム用方向切換弁 8 第2カット弁 9 左走行用方向切換弁 10 ブーム用方向切換弁 11 バケット用方向切換弁 12 第1カット弁 13 メインリリーフ弁 15 第1供給通路 16 第2供給通路 17 アクチュエータポート 18,19 外側面 20 ブリッジ通路 21 アクチュエータ通路 22 タンク通路 24 オーバーロードリリーフ弁 25 ポンプ通路 26 アンロード通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井奥 賢介 兵庫県神戸市西区福吉台1丁目1617番1 株式会社ナブコ西神工場内 Fターム(参考) 3H051 AA10 BB10 CC11 FF07 FF15 3H089 CC01 CC08 DB32 DB75 GG02 HH05 HH16 JJ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に設けられたスプール孔にスプー
    ルが摺動自在に挿入され該スプールの摺動によりアクチ
    ュエータへの圧油の流量と流方向とが制御される方向切
    換弁を複数個備えている多連方向切換弁において、 単一の弁本体に4個以上のスプール孔が平行に内設され
    ると共に、スプール孔の内の2つを一対とし、一つの対
    のスプール孔は水平な面内に配置され、他の対のスプー
    ル孔は異なる水平な面内に配置され、異なる水平な面内
    に在る前記各スプール孔が2つの平行な垂直面内に配置
    され、一方の垂直面に配置される方向切換弁は共通の第
    1供給通路から圧油が供給され、他方の垂直面に配置さ
    れる方向切換弁は異なる第2供給通路から圧油が供給さ
    れ、第1供給通路および第2供給通路も前記弁本体に内
    設されていることを特徴とする多連方向切換弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記各方向切換弁の
    アクチュエータポートは、前記2つの垂直面に平行な2
    つの外側面にそれぞれ開口していることを特徴とする多
    連方向切換弁。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記2つの外側面と
    各方向切換弁のスプール孔内面との距離L1、L2と前記
    各スプール孔内面の間の距離L3の間にL1=L2=L3の
    関係が成立するように形成されていることを特徴とする
    多連方向切換弁。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、単一
    の弁本体の水平断面形状がほぼ正方形であることを特徴
    とする多連方向切換弁。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、同期
    運転を必要とするアクチュエータに給排する方向切換弁
    が前記対を成して一つの水平な面内に配置されているこ
    とを特徴とする多連方向切換弁。
  6. 【請求項6】 請求項5において、同期運転を必要とす
    るアクチュエータに給排する方向切換弁の前記対が圧油
    の流れ方向の上流側に配置されていることを特徴とする
    多連方向切換弁。
  7. 【請求項7】 請求項6において、同期運転を必要とす
    るアクチュエータに給排する方向切換弁の前記対が右走
    行用方向切換弁及び左走行用方向切換弁であることを特
    徴とする多連方向切換弁。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7において、水平な面内に配
    置される各方向切換弁の前記対は、右走行用方向切換弁
    と左走行用方向切換弁の対、旋回用方向切換弁とブーム
    用方向切換弁の対、及びアーム用方向切換弁とバケット
    用方向切換弁の対から成ることを特徴とする多連方向切
    換弁。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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