JP2000291601A - 多連方向切換弁 - Google Patents

多連方向切換弁

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JP2000291601A
JP2000291601A JP11094600A JP9460099A JP2000291601A JP 2000291601 A JP2000291601 A JP 2000291601A JP 11094600 A JP11094600 A JP 11094600A JP 9460099 A JP9460099 A JP 9460099A JP 2000291601 A JP2000291601 A JP 2000291601A
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cover
opening
valve body
unload
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JP11094600A
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Takashi Miki
崇 三木
Yutaka Hamada
豊 濱田
Kensuke Ioku
賢介 井奥
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極力ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏れ
を回避して追加方向切換弁を追加可能とすることができ
る多連方向切換弁を提供する。 【解決手段】 第1及び第2アンロード通路59,60
とタンク通路63を共用する追加方向切換弁55が、カ
バー53を外した状態の弁本体50の端面50aにシー
ル部材65を介して液密状態にて追加可能に形成され、
当該追加方向切換弁は、そのハウジング40が前記カバ
ーの機能を有するように前記カバーと一体成形により単
一体に形成されている。ハウジング40が前記カバーの
機能を有するように前記カバーと一体成形により単一体
に形成されているので、カバーの肉厚が当該方向切換弁
のハウジングの厚さに加算され、単一体としての剛性が
高まって、押圧力に対抗して撓み難さを高めることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
産業機械の各種アクチュエータの駆動制御に用いられる
方向切換弁であって、弁本体にポンプから供給される作
動油の流れを制御する複数個の方向切換弁を備えた多連
方向切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多連方向切換弁として、弁本体に
貫通形成された各スプール孔に各スプールが摺動可能に
配設されかつ各スプールを往復動させることにより、各
アクチュエータへの作動油の流れを制御する複数個の方
向切換弁を有するものが知られている(例えば、実開昭
59−186502号公報参照)。
【0003】従来技術に係る多連方向切換弁は、弁本体
に2つのアンロード通路が形成され、この2つのアンロ
ード通路は、各々別の方向切換弁に連通している。この
方向切換弁は、アンロード通路が連通するスプール孔
と、このスプール孔に開口するアクチュエータ通路およ
びタンク通路と、スプール孔に挿入され、その慴動によ
り供給通路とアクチュエータ通路、もしくはタンク通路
とアクチュエータ通路とを連通させるスプールを備えて
いる。
【0004】多連方向切換弁に、アンロード通路および
タンク通路を共用する追加方向切換弁を追加することが
できるように、弁本体の端面に2つのアンロード通路お
よびタンク通路をそれぞれ開口させ、この開口をOリン
グを介して液密状態で塞ぐカバーがボルトにより弁本体
端面に着脱可能に締結されている。そして、追加方向切
換弁を追加する場合は、前記カバーを外して弁本体とカ
バーとの間に配置して当該追加方向切換弁の両面ともO
リングを介して液密状態で前記ボルトにより締結固定さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アンロード
通路が2つであるので、弁本体の端面においてOリング
によって囲まれたシール領域の面積が2倍となり、方向
切換弁の往復動に基づく圧力増加に伴ってシール領域に
押圧力が作用したとき、追加方向切換弁の受ける前記押
圧力は単純に計算しても2倍となる。そのため、アンロ
ード通路内の昇圧に伴って前記シール領域に押圧力が作
用したとき、追加方向切換弁のハウジングが撓んで、前
記Oリングによるシール力が低下し、液密状態が維持で
きなくなり、弁本体の端面と追加方向切換弁の合わせ面
との間から作動油が洩れ出るという問題がある。
【0006】この問題は、追加方向切換弁を弁本体とカ
バーとの間に介在させて締結するボルトの本数を多くす
れば、締め付け力が強まって前記ハウジングの撓みを抑
制できるが、このような構造を採用することとすると、
ボルトの本数分だけ弁本体のスペースを確保しなければ
ならず、多連方向切換弁が大型化する問題がある。
【0007】本発明の課題は、締結用ボルトの本数を極
力減らしつつ作動油の漏れを回避して追加方向切換弁を
後から追加可能とすることができる多連方向切換弁を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、弁本体に、ポンプに
連通する第1アンロード通路及び第2アンロード通路
と、タンクに連通するタンク通路と、各アクチュータに
連通するアクチュエータ通路と、これらの各通路を切り
換えるべく操作される複数のスプールが配設されてな
り、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード
通路及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が
形成され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成
され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバ
ーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバー
と協働して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設
けられて成る多連方向切換弁であって、前記第1及び第
2アンロード通路と前記タンク通路を共用する追加方向
切換弁が、前記カバーを外した状態の前記弁本体の端面
に前記シール部材を介して液密状態にて追加可能に形成
されていると共に、当該追加方向切換弁は、それ自体の
ハウジングが前記カバーの機能を有するように前記カバ
ーと一体成形により単一体に形成されていることを特徴
とするものである。
【0009】本発明によれば、追加方向切換弁は、それ
自体のハウジングが前記カバーの機能を有するように前
記カバーと一体成形により単一体に形成されているの
で、カバーの肉厚が当該方向切換弁のハウジングの厚さ
に加算され、単一体としての剛性が高まって、押圧力に
対抗して撓み難さを高めることができる。従って、ボル
トの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加方向
切換弁を追加可能とすることができる。
【0010】また、本願請求項2に記載の発明は、弁本
体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2ア
ンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各ア
クチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの
各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配
設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1
アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び
第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の
開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被
覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には
前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシー
ル部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記
第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用す
る追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバーと
の間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて追加
可能に形成され、前記追加方向切換弁のハウジングの厚
みは、前記弁本体に取り付けられた状態で、前記第1及
び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記シール部材
に囲まれた部分に作用する押圧力に対抗し、前記シール
部材による液密状態を維持できる程度の耐撓み力を発揮
する肉厚に形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明によれば、追加方向切換弁のハウジ
ングの肉厚を上記の如く厚く形成したので、該追加方向
切換弁を弁本体端面に取り付けたときに、第1及び第2
アンロード通路内の圧力増加に起因する前記の撓みを抑
制でき、従って、ボルトの本数を減らしつつ作動油の漏
れを回避して追加可能とすることができる。
【0012】また、本願請求項3に記載の発明は、弁本
体に、ポンプに連通する第1アンロード通路及び第2ア
ンロード通路と、タンクに連通するタンク通路と、各ア
クチュータに連通するアクチュエータ通路と、これらの
各通路を切り換えるべく操作される複数のスプールが配
設されてなり、前記弁本体の端面の中央部に、前記第1
アンロード通路及び第2アンロード通路の第1開口及び
第2開口が形成され、更に前記端面に前記タンク通路の
開口が形成され、前記各開口を連通しつつ前記端面を被
覆するカバーが着脱可能に装着され、且つ前記端面には
前記カバーと協働して前記各開口を液密に包囲するシー
ル部材が設けられて成る多連方向切換弁であって、前記
第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共用す
る追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバーと
の間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて追加
可能に形成され、前記追加方向切換弁のハウジングに
は、前記弁本体端面側とカバー側とを連通する連通孔が
形成され、当該追加方向切換弁が、弁本体に取り付けら
れた状態で、前記第1及び第2アンロード通路内の昇圧
に伴って前記ハウジングの弁本体端面への接合面であっ
て前記シール部材に囲まれた領域に作用する押圧力を、
前記連通孔を介して前記ハウジングの前記カバー側の接
合面であって前記シール部材に囲まれた領域にも伝達可
能に構成されていることを特徴とするものである。
【0013】本発明によれば、追加方向切換弁を弁本体
端面に取り付けたときに、前記第1及び第2アンロード
通路内の昇圧に伴って前記シール部材に囲まれた領域に
作用する押圧力が、前記連通孔を介して前記ハウジング
の両側の両シール領域に伝達されるため、当該ハウジン
グをシール領域の液密性を低下する方向に撓ませる力が
大幅に相殺され、当該ハウジングは一層撓みにくくな
る。従って、追加方向切換弁のハウジングを差ほど厚く
することなく、かつ、ボルトの本数を減らしつつ作動油
の漏れを回避して追加可能とすることができる。
【0014】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1から3のいずれかに記載された多連方向切換弁にお
いて、前記弁本体の端面で前記第1及び第2開口が互い
に接近して配置され、前記シール部材にはOリングが用
いられ、前記第1及び第2開口は1個のOリングによっ
て包囲されていることを特徴とするものである。本発明
によれば、多連方向切換弁の小型化を図りつつかつ追加
方向切換弁を油漏れなく追加できる。
【0015】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項3又は4に記載された多連方向切換弁において、前記
連通孔は前記タンクに連通されていることを特徴とする
ものである。本発明によれば、前記シール領域に作用す
る押圧力をタンク圧に等しくすることができるので、前
記撓みを大幅に低減することができ、作動液の漏れを低
減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉図1は本発明に
係る実施の形態1の説明図であって、複数個の方向切換
弁が設けられた単一の弁本体に追加可能な追加方向切換
弁を装着する前の状態を示す正面図、図2は同弁本体に
本実施の形態に係る追加方向切換弁を装着した状態を示
す正面図、図3は図1に示すカバーを弁本体から取り外
した状態で図1の矢印III方向から目視した状態を示す
端面図、図5は図2に示す追加方向切換弁を図2に示す
弁本体から取り外して矢印IV方向から目視した状態を示
す平面図であり、図4は図1に示すカバーを図1の矢印
V方向から平面図である。
【0017】図1において、符号50は多連方向切換弁
の弁本体を示す。この弁本体50には、その一面側から
他面側に向かって複数のスプール孔(図示せず)が貫通
形成され、各スプール孔に各スプール(図示せず)が摺
動可能に配設され、これによって、各スプールの往復動
に基づき図示を略す各アクチュエータへの作動油の流れ
を制御する複数個の方向切換弁51が構成されている。
図1において、符号52は、アクチュエータに配管接続
されるアクチュエータポートを示す。
【0018】弁本体50は、本実施の形態では直方体形
状の単一ブロックから形成され、その下端面にはカバー
53が4本の短尺ボルト54Sによって着脱可能に締結
されている。この弁本体50には、図2に示した如く、
カバー53を取り外して、追加方向切換弁55が4本の
長尺ボルト54Lにより追加可能に構成されている。図
2において、符号56、57は当該追加方向切換弁55
のアクチュエータポートを示す。
【0019】図3に示した如く、弁本体50には、図示
を略すポンプに連通する2つの第1アンロード通路59
と第2アンロード通路60とが形成されていると共に、
図示を略すタンクに連通する4つのタンク通路63とが
形成されている。そして、弁本体50の端面50aに
は、図3に示すように第1アンロード通路59の第1開
口59aと、第2アンロード通路60の第2開口60a
とが形成されていると共に、タンク通路63の開口63
aが形成されている。
【0020】この端面50aには、4個のボルト挿通孔
64が穿設されている。カバー53は、弁本体50の端
面50aに前記短尺ボルト54Sを前記ボルト挿通孔6
4に締結することにより取り付けられる。
【0021】この端面50aには、カバー53と協働し
て各通路の各開口59a、60a、63aを包囲して液
密にシールするシール部材としてのOリング65、66
が設けられている。ここでは、第1開口59aと第2開
口60aとは端面50aの中央付近に接近して配設され
て、弁本体50の小型化が図られている。この第1開口
59aと第2開口60aとは1個のOリング65によっ
て包囲されている。
【0022】カバー53は、図4に示した如く、その本
体中央に第1アンロード通路59の第1開口59aおよ
び第2アンロード通路60の第2開口60aに臨む開口
部53fと、タンク通路63の各開口63aに臨む開口
53gと、各開口53fおよび53gとを連絡する連絡
路53hと、各ボルト挿通孔64に対応する箇所に形成
されたボルト挿通孔53iとを有している。
【0023】図5に示した如く、本実施の形態に係る追
加方向切換弁55は、それ自体のハウジング40が前記
カバー53の機能を有するように前記カバー53と一体
成形により単一体に形成されている。すなわち、前記カ
バー53の開口部53f、開口53g、連絡路53h及
びボルト挿通孔53iの各機能を総て具備した構造にて
一体成形(鋳造)されている。この追加方向切換弁55
は、第1アンロード通路59および第2アンロード通路
60と一連になる共用第1アンロード通路67および共
用第2アンロード通路68と、更にタンク通路63と一
連になる共用タンク通路69とを有している。
【0024】そして、該追加方向切換弁55の前記弁本
体50の端面50aへの合わせ面55aには、図5に示
した如く、第1開口59aに接続される共用第1アンロ
ード通路67の第1接続口71と、第2開口60aに接
続される共用第2アンロード通路68の第2接続口72
と、更にタンク通路63の開口63aに接続される共用
タンク通路69の接続口73とが形成されている。更
に、この追加方向切換弁55には、長尺ボルト64Lに
対応する箇所にボルト挿通孔70が形成されている。
【0025】本実施の形態によれば、追加方向切換弁5
5は、それ自体のハウジング40がカバー53の機能を
有するように前記カバーと一体成形により単一体に形成
されているので、カバー53の肉厚が当該追加方向切換
弁55のハウジング40の厚さに加算される。従って、
ハウジング40の全体としては単一体としての剛性が高
まって、2つのアンロード通路内の昇圧に起因する前記
押圧力に対抗して当該ハウジング40の撓み難さを高め
ることができる。従って、ボルトの本数を減らしても当
該高剛性化によって撓みにくくなり、作動油の漏れを回
避して追加方向切換弁を追加することができる。
【0026】また、図5に示したように、本実施の形態
に係る追加方向切換弁55のハウジング40には、弁本
体端面に接合させる合わせ面55aとタンク通路73と
を連通するドレン孔81が形成されている。このドレン
孔81は、当該追加方向切換弁55が、弁本体50に取
り付けられた状態で、前記Oリング65に囲まれた領域
に漏れた油をタンクに放出する働きをする。
【0027】〈実施の形態2〉図6は本発明の実施の形
態2の説明図であって、カバーと別体の追加方向切換弁
を弁本体端面に装着した状態を示す正面図、図7は追加
方向切換弁を弁本体から取り外して矢印VII方向から目
視した状態を示す合わせ面の図、図8は図6に示すカバ
ーを取り外して当該追加方向切換弁を矢印VIII方向から
目視した状態を示す端面図である。図6乃至図8におい
て、発明の実施の形態1と同一構成要素については、同
一符号を付してその詳細な説明は省略することとし、異
なる部分についてのみ説明することとする。
【0028】この実施の形態2では、追加方向切換弁5
5には、発明の実施の形態1と異なり、カバー53が一
体成形されてはおらず、弁本体50の端面50aをカバ
ーするカバー53が追加方向切換弁55の前記合わせ面
55aと反対側の端面55bをカバーするのに用いられ
るように形成されている。すなわち、追加方向切換弁5
5のハウジング41は、前記弁本体50の端面50aと
前記カバー53との間に、その両面55a、55bのい
ずれもOリング65,77を介して液密状態にて追加可
能に形成されている。そして、該ハウジング41の厚み
は、前記弁本体50に取り付けられた状態で、前記第1
及び第2アンロード通路59,60内の昇圧に伴ってO
リング65,77に囲まれた領域に作用する押圧力に対
抗して、前記Oリング65,77による液密状態を維持
できる程度の耐撓み力を発揮する肉厚に形成されてい
る。
【0029】図8に示したように、追加方向切換弁55
のハウジング41は、第1および第2アンロード通路5
9、60を共用する共用第1及び第2アンロード通路6
7、68と、更にタンク通路63を共用する共用タンク
通路69とを有する。そして、該ハウジング41の弁本
体50との合わせ面55aとは反対側の端面55bに、
共用第1アンロード通路67の第1開口74と共用第2
アンロード通路68の第2開口75と、更に共用タンク
通路69の開口76とが形成されている。各開口74〜
76は、前記の如く各Oリング77、78によってそれ
ぞれ包囲されている。
【0030】本実施の形態によれば、追加方向切換弁5
5のハウジング41の肉厚を上記の如く厚く形成したの
で、追加方向切換弁55を弁本体端面50aに取り付け
たときに、第1及び第2アンロード通路59,60内の
圧力増加に起因する前記の撓みを抑制でき、従って、ボ
ルトの本数を減らしつつ作動油の漏れを回避して追加す
ることができる。
【0031】また、図7及び図8に示した如く、追加方
向切換弁55のハウジング41に、前記合わせ面55a
側とカバー側すなわち反対の端面55bとを連通する連
通孔82が形成され、当該追加方向切換弁55が、弁本
体50に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アン
ロード通路59,60内の昇圧に伴って前記ハウジング
41の前記合わせ面55aの前記Oリング65に囲まれ
た領域に作用する押圧力を、前記連通孔81を介して前
記ハウジング41の反対側の端面55bの前記Oリング
77に囲まれた領域にも伝達可能に構成されているもの
は、以下の作用効果が得られる。
【0032】当該連通孔82によって当該ハウジング4
1を前記シール領域の液密性を低下する方向に撓ませる
力が大幅に相殺され、当該ハウジング41は一層撓みに
くくなる。従って、追加方向切換弁55のハウジング4
1を差ほど厚くすることなく、かつ、ボルトの本数を減
らしつつ作動油の漏れを回避して追加することができ
る。
【0033】さらに、前記連通孔82を前記タンクに連
通すれば、前記シール領域に作用する押圧力をタンク圧
に等しくすることができるので、前記撓みを更に大幅に
低減することができ、作動液の漏れを低減することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、以上に説明したよう
に、締結用ボルトの本数を極力減らしつつ作動油の漏れ
を回避して追加方向切換弁を追加可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1の説明図であって、
複数個の方向切換弁が設けられた単一の弁本体に追加可
能な追加方向切換弁を装着する前の状態を示す正面図で
ある。
【図2】同弁本体に本実施の形態1に係る追加方向切換
弁を装着した状態を示す正面図である。
【図3】図1に示すカバーを弁本体から取り外した状態
で図1の矢印III方向から目視した状態を示す端面図で
ある。
【図4】図2に示す追加方向切換弁を図2に示す弁本体
から取り外して矢印IV方向から目視した状態を示す平面
図である。
【図5】図1に示すカバーを図1の矢印V方向から平面
図である。
【図6】本発明の実施の形態2の説明図であって、カバ
ーと別体の追加方向切換弁を弁本体端面に装着した状態
を示す正面図である。
【図7】実施の形態2の追加方向切換弁を弁本体から取
り外して矢印VII方向から目視した状態を示す合わせ面
の図である。
【図8】図6に示すカバーを取り外して当該追加方向切
換弁を矢印VIII方向から目視した状態を示す端面図であ
る。
【符号の説明】
50 弁本体 50a 端面 53 カバー 55 追加方向切換弁 55a 合わせ面 55b 端面 59 第1アンロード通路 60 第2アンロード通路 59a、60a、63a 開口 63 タンク通路 65 Oリング(シール部材) 67 共用第1アンロード通路 68 共用第2アンロード通路 69 共用タンク通路 71、72、73 接続口 77 Oリング(シール部材) 81 ドレン孔 82 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井奥 賢介 兵庫県神戸市西区福吉台1丁目1617番1 株式会社ナブコ西神工場内 Fターム(参考) 3H051 AA10 BB02 CC01 CC11 CC12 FF07 3H067 AA17 BB08 BB14 CC02 CC32 CC33 DD07 DD14 EC23 EC29 FF11 GG15 GG22 3H089 BB27 DB43 DB75 GG02 HH09 HH12 HH14 JJ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に、ポンプに連通する第1アンロ
    ード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通する
    タンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエー
    タ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される
    複数のスプールが配設されてなり、 前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路
    及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成
    され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成さ
    れ、 前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着
    脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働
    して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられ
    て成る多連方向切換弁であって、 前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共
    用する追加方向切換弁が、前記カバーを外した状態の前
    記弁本体の端面に前記シール部材を介して液密状態にて
    追加可能に形成されていると共に、 当該追加方向切換弁は、それ自体のハウジングが前記カ
    バーの機能を有するように前記カバーと一体成形により
    単一体に形成されていることを特徴とする多連方向切換
    弁。
  2. 【請求項2】 弁本体に、ポンプに連通する第1アンロ
    ード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通する
    タンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエー
    タ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される
    複数のスプールが配設されてなり、 前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路
    及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成
    され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成さ
    れ、 前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着
    脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働
    して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられ
    て成る多連方向切換弁であって、 前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共
    用する追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバ
    ーとの間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて
    追加可能に形成され、 前記追加方向切換弁のハウジングの厚みは、前記弁本体
    に取り付けられた状態で、前記第1及び第2アンロード
    通路内の昇圧に伴って前記シール部材に囲まれた部分に
    作用する押圧力に対抗し、前記シール部材による液密状
    態を維持できる程度の耐撓み力を発揮する肉厚に形成さ
    れていることを特徴とする多連方向切換弁。
  3. 【請求項3】 弁本体に、ポンプに連通する第1アンロ
    ード通路及び第2アンロード通路と、タンクに連通する
    タンク通路と、各アクチュータに連通するアクチュエー
    タ通路と、これらの各通路を切り換えるべく操作される
    複数のスプールが配設されてなり、 前記弁本体の端面の中央部に、前記第1アンロード通路
    及び第2アンロード通路の第1開口及び第2開口が形成
    され、更に前記端面に前記タンク通路の開口が形成さ
    れ、 前記各開口を連通しつつ前記端面を被覆するカバーが着
    脱可能に装着され、且つ前記端面には前記カバーと協働
    して前記各開口を液密に包囲するシール部材が設けられ
    て成る多連方向切換弁であって、 前記第1及び第2アンロード通路と前記タンク通路を共
    用する追加方向切換弁が、前記弁本体の端面と前記カバ
    ーとの間に両面側ともシール部材を介して液密状態にて
    追加可能に形成され、 前記追加方向切換弁のハウジングには、前記弁本体端面
    側とカバー側とを連通する連通孔が形成され、当該追加
    方向切換弁が、弁本体に取り付けられた状態で、前記第
    1及び第2アンロード通路内の昇圧に伴って前記ハウジ
    ングの弁本体端面への接合面であって前記シール部材に
    囲まれた領域に作用する押圧力を、前記連通孔を介して
    前記ハウジングの前記カバー側の接合面であって前記シ
    ール部材に囲まれた領域にも伝達可能に構成されている
    ことを特徴とする多連方向切換弁。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、前
    記弁本体の端面で前記第1及び第2開口が互いに接近し
    て配置され、前記シール部材にはOリングが用いられ、
    前記第1及び第2開口は1個のOリングによって包囲さ
    れていることを特徴とする多連方向切換弁。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、前記連通孔は
    前記タンクに連通されていることを特徴とする多連方向
    切換弁。
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