JP4673830B2 - 放射性廃棄物の冷却貯蔵設備 - Google Patents

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Description

本発明は放射性廃棄物の冷却貯蔵技術に係り、特に原子力プラントで発生する低レベル放射性廃棄物を効率よく有効的に自然冷却し、貯蔵室内の温度を低く保持可能な放射性廃棄物の冷却貯蔵設備に関する。
原子力発電プラントには、コンクリート製ピットが構築されており、地下のコンクリート製造ピット内に原子力発電プラントで発生する低レベル放射性廃棄物の貯蔵室が形成される。貯蔵室内には低レベル放射性廃棄物が収納して貯蔵される一方、この放射性廃棄物を冷却する冷却通風路が形成されている。
貯蔵室には、冷却風通路が形成されるとともに放射線を遮蔽する構造となっている。一般的なコンクリート材料は100℃以上の温度で含有水の殆どが蒸発してしまう。中性子遮蔽に有効な水素含有量を維持するために、コンクリート製ピット内は通常の使用可能温度が65℃以下、局所的な高温部でも90℃以下とされており、放射性廃棄物からの発熱を効率的に冷却し、除去する必要がある。
コンクリート製ピット内に形成される貯蔵室の冷却方式は給気ダクト口と排気ダクト口のヘッド差を利用した自然冷却方式である。貯蔵室の一側壁面側に形成された給気ダクトから冷却空気を取り込み、取り込まれた冷却空気は貯蔵室内の放射性廃棄物を効率的に冷却して昇温した後、貯蔵室の反対側壁面に形成された排気ダクトから昇温した空気が外部に排出される構造となっている。
貯蔵室内に貯蔵される放射性廃棄物の冷却構造に関して特許文献1〜4に開示された技術がある。
特許文献1においては、貯蔵室内に放射性廃棄物を貯蔵した各収納管を収納させており、貯蔵室内の冷却空気の流量アンバランスに起因した各放熱管の放熱ムラを低減させるために、冷却空気を収納管下部から収納管表面廻りの通風路を通して上部プレナムに案内している。上部プレナムへ流出した流れがそのまま上昇し、排気ダクトを通してダクト頂部の排気口から排出する構造となっている。
また、特許文献2では、収納管を収容した通風管の下方が開放されており、通風管の下部から流入した冷却空気が上昇し、収納管上部の開口部から流出させる一方、流出する開口部を収納管プラグで開閉可能として、冷却する必要のある収納管に冷却空気が効率よく流れるように案内した放射能汚染物収納体用貯蔵庫が開示されている。
さらに、特許文献3には、貯蔵室内に複数の収納管を林立状態で収納し、各収納管を通風管に収容することなく露出させ、貯蔵室一側の給気通路から流入した冷却空気を反対側の排気路に導き、排気ダクトから頂部の排気口を経て外部に排出する使用済燃料用キャニスタの貯蔵設備が開示されている。この貯蔵設備は、収納管の周りに通風管を設けないで収容効率を向上させる一方、収納管内の機密性と圧力検出手段でモニタリングしたものである。
さらにまた、特許文献4には、貯蔵室を形成する鋼製遮蔽壁を排気ダクト部の鋼製ダクトとを連通させ、貯蔵室と排気ダクト部をコンクリート製ピット内に収容し、コンクリート壁面と貯蔵室および排気ダクト部に空気断熱層の隙間を形成し、コンクリート壁の熱保護を効果的に行ない得るようにした発熱体貯蔵設備が開示されている。
特開平7−294697号公報 特開平11−337694号公報 特開平11−271493号公報 特開2001−27695号公報
従来の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備においては、放射性廃棄物を収納した収納管を通風管内に納めて二重管構造としない場合があり、冷却空気は収納管の外表面に沿って長手方向に上昇するとは限らない。この場合には、複数の収納管を収納した貯蔵室の給気ダクト側から排気ダクト側に向って冷却空気が収納管を斜めに横切る流れが生じる。
斜めに横切る冷却空気の流れは、貯蔵室内各部の流量がアンバランスとなり、貯蔵室内で流体が淀んでしまう領域においては、貯蔵室の壁面温度が局所的に高くなってしまい、放射性廃棄物の崩壊熱により生じた発熱を有効的に効率よく冷却できない虞があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、放射性廃棄物を有効的に効率よく冷却し、貯蔵室内に淀みや熱溜りが発生するのを未然に防止し、貯蔵室内の温度を低く保つことができる放射性廃棄物の冷却貯蔵設備を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、放射性廃棄物の貯蔵効率を向上させるとともに、貯蔵室内に淀みや熱溜りが生じないように冷却空気の流れを均一かつスムーズにし、放射性廃棄物を熱効率よく冷却し、貯蔵することができる放射性廃棄物の冷却貯蔵設備を提供するにある。
本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備は、上述した課題を解決するために、放射性廃棄物を収納可能な収納管が貯蔵室内の天井側に支持されて配置され、前記貯蔵室の下方に下部プレナムが形成され、この下部プレナムの一側が給気ダクトに連通される一方、前記給気ダクトの反対側の貯蔵室上部壁面に排気ダクトが設けられ、前記貯蔵室の天井に天井断熱材が設けられ、この天井断熱材の下面に前記排気ダクトの方向に向けて上り傾斜させたガイド面が設けられ、前記貯蔵室は水平方向に延びる下部プレナム板で上部の収納室と下部プレナム室とに仕切られ、前記給気ダクトから排気ダクトを結ぶ横方向に直交する幅方向に延び、上昇流路を形成するフローガイドが、下部プレナム板上に複数箇所設けられ、前記フローガイドは複数の収納管の間に配置され、かつ上端側と下端側に連通用スリットが設けられたことを特徴とするものである。
本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備は、放射性廃棄物の貯蔵効率を向上させるとともに、貯蔵室内に淀みや熱溜りが生じないように冷却空気の流れを均一にあるいはスムーズにし、放射性廃棄物を例えば自然冷却方式で熱効率よく冷却し、効果的に冷却貯蔵させることができる効果を奏する。
本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1および図2は、本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第1実施形態を示す構成図および平断面図である。
図1において符号10は、放射性廃棄物の冷却貯蔵設備を示し、この冷却貯蔵設備10は原子力発電プラントのコンクリート製ピット11内の地下に構築された貯蔵室12を有する。この貯蔵室12の一側壁下部、例えば一側側の入口側隅部あるいはコーナ部に給気ダクト13が、また反対側の他側出口壁、例えば他側出口隅部あるいはコーナ部に排気ダクト14がそれぞれ設けられる。給気ダクト13に備えられた給気口16は貯蔵室12の下端入口部に開口する一方、排気ダクト14の排気口17は貯蔵室12の反対側の上端出口部に開口している。
貯蔵室12は下部が仕切プレートを兼ねる下部プレナム板18で上下に仕切られ、この下部プレナム板18の下方に水平方向に拡がる下部プレナム19が形成される。この下部プレナム19に給気ダクト13の給気口16が臨んでいる。下部プレナム板18の上方にボックス状あるいはチャンバ状に収納室23が構成され、この収納室23に放射性廃棄物(放射性廃棄体)を収納した複数の収納管20が林立状態で設けられる。
複数の収納管20はステンレス等の金属製で、貯蔵室12の天井22側に固定され、この天井(天井スラブ)22から垂下するように配列され、支持される。各収納管20は貯蔵室12の収納室23内を下方に延び、下部プレナム板18の上方近傍で終端している。各収納管20の下端は自由端となっている。各収納管20は長手方向の途中が配管サポート24により多段状に、例えば3段で支持された配管サポート24は、メッシュ状、パンチングプレート状あるいは格子状の金属プレートで通風可能に構成される。また、収納管20と配管サポート24の間隔を大きく取り、その間隙にサポート部材を配置することによって耐震性、通風性の双方の機能を得る構成にすることもできる。この金属プレートは貯蔵室12の天井側から垂下された各収納管20を挿通して支持している。各配管プレート24は上下方向に、例えば収納管20の長手方向に適宜間隔をおいて複数枚が多段状に配設される。各配管プレート24は水平方向に装荷され、各収納管20を安定的に振止め可能に保持している。
貯蔵室12の天井22には、プレート状の天井断熱材25が設けられる。天井断熱材25は貯蔵室12の天井22に装着される一方、天井断熱材25は収納室23側に露出する下面(ガイド面)25aが排気口17の上部側に向って上り傾斜しており、天井断熱材25は給気口16側から排気口17側に向って肉厚が漸次薄肉化するように構成される。
一方、貯蔵室12は水平方向に装荷された下部プレナム板18により上方の収納室23と下方の下部プレナム19に仕切られる。ステンレス等の金属製下部プレナム板18には、図2に示すように各収納管20に対応するそれぞれの位置に通風孔であるプレナム孔27が設けられる。各プレナム孔27は、下部プレナム19に案内された冷却空気を収納室23内に導き、収納室23に収納された放射性廃棄物を自然冷却方式で冷却するようになっている。収納管20を介して放射性廃棄物を冷却した冷却空気は温度が上昇しながら上方向に上昇し、天井断熱材25の下面に案内されて排気口17から排気ダクト14に導かれ、ダクト上部から外部の環境下に排出されるようになっている。排気ダクト14を水平方向から垂直方向に屈曲させ、ダクト上部側を開放させることで、貯蔵室12内の自然冷却作用をチムニ効果で促進させることができる。貯蔵室12は冷却貯蔵室として作用し、収納管20は冷却管として機能する。
次に、放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10の作用を説明する。
この冷却貯蔵設備10は、冷却空気が貯蔵室12内を冷却して上昇する自然冷却貯蔵設備の例を示したが、給気ダクト13側に送風ファン(図示せず)を設けて、貯蔵室12内を強制的に送風冷却させてもよい。
第1実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10においては、給気ダクト13から下部プレナム19に流入した冷却空気は、下部プレナム板18の通風孔27を通って収納室23に送り込まれる。収納室23の下部に送り込まれた冷却空気は複数の収納管20の間の空間を上昇し、収納室23の天井部に至る。収納室23の天井部においては、天井断熱材25のガイド面(下面)25aに沿った空間を排気ダクト14の方向に向って円滑かつスムーズに流れ、排気口17から排気ダクト14を通って環境中に排出される。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10においては、貯蔵室12の天井22に設けられた天井断熱材25は給気ダクト13の入口側上壁部の隅部やコーナ部は、給気ダクト13と排気ダクト14を結ぶ対角線より遠い位置となるので、冷却空気の流れに淀みを生じて温度上昇する傾向にある。しかし、貯蔵室12の天井22には天井断熱材25が形成され、その下面25aは、排気ダクト14の方向に向って斜め上方に上り傾斜したガイド面に形成したので、収納管20を冷却して温度上昇した冷却空気がガイド面に沿って排気ダクト14へスムーズに排出され易くなる。
収納管20内には放射性廃棄物が収容され、この放射性廃棄物は所要レベル、例えば低レベルの放射線と崩壊熱を放出して温度上昇する。しかし、崩壊熱を発生させる放射性廃棄物には、収納管20に沿う長手方向あるいは斜め上方に向かう冷却空気流により積極的に効率よく冷却される。したがって、給気ダクト13側の貯蔵室12の天井22に生じがちな淀みを開放し、収納室23内の冷却空気の流れと略均一にすることができる。熱溜りを解消し、貯蔵室12内の温度を低く保つことができる。また、収納管20は貯蔵室12内に露出し、多重管構造を備えていないので、熱効率がよく、しかも放射性廃棄物を効率よく収納することができる。
[第2の実施形態]
図3ないし図5は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第2実施形態を示すものである。
この第2実施形態の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Aにおいて、第1実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10と構成および作用を基本的にほぼ同じくするので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Aにおいても、貯蔵室12に放射性廃棄物を収納した複数の収納管20が林立状態で設けられる。複数の収納管20は貯蔵室12の天井22側に固定されて貯蔵室12の収納室23に配列される。各収納管20はその長手方向の途中が配管サポート24によって支持される。
貯蔵室12の天井(天井スラブ)22には天井断熱材25Aが設けられる。この天井断熱材25Aはその下面25aが排気ダクト14に向って上り傾斜するガイド面に形成される。天井断熱材25Aの下面25aは図4に示すように、給気ダクト13から排気ダクト14を結ぶ方向に直交する幅方向の水平断面において、その中心が高くなる山型、あるいはくの字状、逆椀状のガイド面に構成される。天井断熱材25Aの下面25aは、給気ダクト13から排気ダクト14に向って上り傾斜のガイド面を形成する一方、このガイド面は幅方向の中心側が中高となるように山型形状あるいは逆椀形状に構成され、しかも、排気ダクト14側に向って上り傾斜するように形成される。
また、貯蔵室12は、仕切りプレートを兼ねる図5の下部プレナム板18で上方の収納室23と下方の下部プレナム19に仕切られる。下部プレナム板18には複数のプレナム孔27が、各収納管20にそれぞれ対向して形成される。
第2実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Aにおいて、放射性廃棄物を冷却することにより温度上昇した冷却空気は、天井断熱材25Aの最頂部近傍に集められ、天井断熱材25Aの山型形状で排気口17側に上り傾斜したガイド面25aに沿って、第1実施形態で示された天井断熱材25の平面状の傾斜面を有するガイド面より速い速度で流れる。天井断熱材25Aの下面25aが給気ダクト13側から排気ダクト14に向って上り傾斜し、かつ図4に示すように、手前側から奥側に向う幅方向の中心が高くなる山型形状あるいは逆椀形状のガイド面を形成するように構成したので、排気ダクト14側に排出される冷却空気の流れを促進させることができる。天井断熱材25の下面は山型形状に代えて中央部が高くなる円弧形状、断面逆椀形状あるいは弧状湾曲形状に、かつ給気ダクト13側から排気ダクト14側に向けて弧状の湾曲面が上り傾斜するガイド面を構成してもよい。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Aは、貯蔵室12の天井あるいは天井スラブ22に設けられる天井断熱材25Aの下面25aは中央部が凹となる山型形状あるいは弧状湾曲面のガイド面を形成し、このガイド面25aは排気ダクト14の排気口17に向けて上り傾斜するように構成したので、各収納管20に沿って上昇あるいは排気口17側に向けて斜めに上昇した冷却空気流は、冷却空気の浮力に応じ天井断熱材25Aの下面25aの中央部に集められ、その後天井断熱材25Aの表面近傍の流速が増して排気ダクト14側にスムーズに排出される。したがって、天井断熱材25Aの下面近傍の温度を低く保つことができる。
[第3の実施形態]
図6および図7は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第3実施形態を示す図である。
第3実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Bの全体的な構成および作用は第1実施形態の冷却貯蔵設備10と基本的にほぼ同じくするので、同じ構成には同一符号を付して重複する説明を簡素化あるいは省略する。
図6に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Bは、給気ダクト13から排気ダクト14を結ぶ横方向に直交する幅方向にプレート状の複数のフローガイド30が設けられる。各フローガイド30は幅方向に列をなす収納管群と横方向に隣り合う収納体群との間に介装される。各フローガイド30は、天井断熱材25と下部プレナム板18との間にそれぞれ隙間を空けて複数枚設置される。各フローガイド30は貯蔵室12の収納室23の天井側(上端側)と下端側に連通用スリット33が形成され、これらの連通用スリット33を介して冷却空気がスムーズに移動するようになっている。
第3実施形態の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Bにおいては、給気ダクト13から給気口16を通して下部プレナム19に流入した冷却空気は図7の下部プレナム板18の通風孔(プレナム孔)27を通して貯蔵室12の収納室23に流入される。収納室23に流入した冷却空気は、各フローガイド30間に形成される空間を収納管20の長手方向に沿って均等に上昇する。上昇する間に冷却空気は、収納管20に収納された放射性廃棄物を効率よく有効的に冷却することができる。この冷却により放射性廃棄物に発生する崩壊熱を除去することができる。放射性廃棄物を冷却して温度上昇した冷却空気は貯蔵室12の天井部に導かれ、この天井部において天井断熱材25の下面(ガイド面)25aに沿ってより上り傾斜しながら排気ダクト14の方向に流れ、排気ダクト14から外部に円滑かつスムーズに排出される。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Bによれば、給気ダクト13と排気ダクト14を結ぶ横方向に直交する幅方向に複数枚のフローガイド30を設け、横方向に間隔を置いて設けられる各フローガイド30間の空間に冷却空気を案内する上昇流路を形成し、この上昇流路内に各収納管20を立設状態に配列したので、各収納管20内に収納される放射性廃棄物を、各収納管20の長手方向に沿って上昇する冷却空気で効率よく冷却することができる。冷却空気は、収納管20を斜めに横切ることなく均等に上昇するので、各収納管20の冷却部の温度を均等化することができる。
[第4の実施形態]
図8および図9は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第4実施形態を示す図である。
図8に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Cは、貯蔵室12の収納室23に水平方向に装荷されるフローガイド31を、収納管20の長手方向に間隔をおいて互い違いに交差させ、収納室23内にジグザグ状の冷却流路を形成したものである。各段のフローガイド31は多段状の配管サポート24間に、水平方向に設置される。
貯蔵室12の収納室23に設けられる多段状複数のフローガイド31は、貯蔵室12の入口(給気口)側壁面と出口(排気口)側壁面とに交互に固定されて断面中央付近まで水平方向に延び、その先端側が終端している。貯蔵室12内に複数のフローガイド31が交互に多段状に設けられた場合、フローガイド31は下段側から上段側に向って互いに反対の水平方向に、横方向の中央付近まで延びて終端し、収納室23内にジグザグ状の冷却流路を形成している。
貯蔵室12の下方には水平方向に拡がる下部プレナム19が形成されており、貯蔵室12は下部プレナム19と上方の収納室23とに下部プレナム板18で仕切られている。下部プレナム板18には、各収納管20の取付位置に合せて通風孔であるプレナム孔27が穿設されている。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Cにおいては、給気ダクト13の給気口16から下部プレナム19に流入した冷却空気は、下部プレナム板18の通風孔27を通して収納室23に流入される。収納室23に流入した冷却空気は、貯蔵室12の収納室23に、互い違いに交差する階段状のフローガイド31により形成されるジグザグ状流路を流れて上昇し、貯蔵室12の天井部近傍に至る。
冷却空気は、フローガイド31で形成されるジグザグ状流路を上昇する間に、各収納管20を横切って、収納管20内の放射性廃棄物と熱交換して冷却し、温度上昇する。ジグザグ状流路を通って収納管20を冷却した冷却空気は温度上昇して貯蔵室12の天井部に至り、続いて天井断熱材25Bの下面(ガイド面)25bに案内されて排気ダクト14に導かれ、外部に排出される。その際、天井断熱材25Bは、貯蔵室12の天井22に設けられた同一厚肉構造のプレートであっても、また、貯蔵室12の天井22が排気口17側に向って上り傾斜するように形成しても、さらに、天井断熱材25の下面(ガイド面)25bが上り傾斜するように構成してもよい。
第4実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Cにおいて、給気ダクト13の給気口16から下部プレナム19に流入した冷却空気は、下部プレナム板18のプレナム孔27を通して収納室23に導かれる。収納室23に導かれた冷却空気は、多段構造のフローガイド31に沿って、入口側壁面12aおよび出口側壁面12bの方向に進度を相互に変えながらジグザグ状流路を上昇し、貯蔵室12の天井部に導かれる。ジグザグ状流路を通って各収納管20を横切る間に各収納管20内の放射性廃棄物を冷却する。
この放射性廃棄物を冷却して温度上昇した冷却空気は貯蔵室12の天井部に案内され、続いて貯蔵室12の天井22の天井断熱材25の下面(ガイド面)25bに案内されて排気口17にスムーズに導かれ、排気ダクト14を通り外部に排出される。
第4実施形態によれば、貯蔵室12の収納室23に複数のフローガイド31を水平方向に互い違いに多段状に設置したので、冷却空気は各収納管20を横切るように、ジグザグ状流路を流れながら進度を変えて温度上昇し、貯蔵室12の天井部に導かれる。貯蔵室12の天井部に導かれた冷却空気は、続いて天井断熱材25Bの下面(ガイド面)25bに沿って排気ダクト14に案内されるので、各収納管20の冷却部の温度を均一化することができる。
[第5の実施形態]
図10および図11は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第5実施形態を示す図である。
この第5実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Dは、フローガイド31を貯蔵室12の収納室23で下流側に向って上り傾斜するように設けた以外は、第4実施形態の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Cと構成および作用を同じくするので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を、簡素化あるいは省略する。
図10に示した放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Dは、貯蔵室12の入口(給気口)側壁面に下段のフローガイド32を設け、次段のフローガイド32を貯蔵室12の出口(排気口)側壁面に設け、各段のフローガイド32の自由端側を互いに反対方向から延設して横方向の断面中央付近で終端させたものである。各段のフローガイド32は冷却空気の下流側に向けて上り傾斜するように取り付けられる。
各段のフローガイド32は多段状の配管サポート24間に配置される。各段のフローガイド32で貯蔵室12の収納室23内にジグザグ状の冷却流路が形成され、このジグザグ状流路を流れる冷却空気は、給気口16から排気口17に向けて方向の進度を変えながら各収納管20を横切るように流れて上昇し、貯蔵室12の天井部に導かれる。貯蔵室12の天井部に導かれた冷却空気は、続いて貯蔵室12の天井断熱材25Bの下面(ガイド面)25bに案内されて排気口17に導かれ、この排気口17から排気ダクト14を通って外部に排出される。
第5実施形態によれば、貯蔵室12内に設けられるフローガイド32を入口側壁面12aと出口側壁面12bとから断面中央付近で終端する自由端側に上り傾斜するように段々に設置する。そして、貯蔵室12の横方向の断面中央付近でフローガイド32を終端させて、ジグザグ状冷却流路を形成したので、加熱された冷却空気の浮力に応じて収納室23内のジグザグ状流路をスムーズに進度を変えながら上昇し、天井断熱材25Bの下面に案内される。冷却空気は続いて天井断熱材25Bの下面25bに沿って、排気ダクト14へと清々と流れて排出されるので、各収納管20を効率よく冷却して、温度をより均一化することができる。
[第6の実施形態]
図12ないし図14は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第6実施形態を示す図である。
この第6実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Eの全体的な構成および作用は、第4実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Cと異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を、簡素化あるいは省略する。
この実施形態の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Eは、図14に貯蔵室12内の収納室23にジグザグ状の冷却流路を形成する多段状のフローガイド31に複数のガイド小孔35を設けたものであり、複数のガイド小孔35を設けた点を除いて第4実施形態の冷却貯蔵設備10Cと実質的に異ならない。
図12ないし図14に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Eは、給気ダクト13から給気口16を通して下部プレナム19に流入した冷却空気は、下部プレナム板18の複数のプレナム孔27を通して貯蔵室12の収納室23に案内される。
収納室23の底部に案内された冷却空気は、収納室23のフローガイド31により形成されるジグザグ状の冷却流路を進度を順次変えながらジグザグ状に上昇する。冷却空気はジグザグ状流路内を進度を変えながら上昇する一方、各フローガイド31のガイド小孔35を通して直接上昇する流れが生じ、貯蔵室12の天井部に案内される。貯蔵室12の天井部においては、天井断熱材25Bの下面(ガイド面)25bに沿って排気口17側に案内され、続いて排気ダクト14を通りダクト上部から外部に排出される。
第6実施形態の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Eにおいては、貯蔵室12の収納室23内に複数のフローガイド31によりジグザグ状の冷却流路を形成する。このジグザグ状の冷却流路を形成するフローガイド31は、貯蔵室12の入口側壁面12aと出口側壁面12bとで交互に階段状に設置される。各フローガイド31にはガイド小孔35を設けたので、ガイド小孔35を通る上昇流が生じる。
特に、ガイド小孔35を最下段のフローガイド31のみに設けた場合、入口側壁面12aに近い天井角部は淀みが生じ易く、温度が高くなる傾向にある。しかし、最下段のフローガイド31の複数のガイド小孔35がマトリクス状あるいは格子点状に多数設けられ、各ガイド小孔35から吹き出される直接的な上昇流により、冷却空気に上方向の移動流を生じさせて押し上げるので、各収納管20の冷却部を効率よく冷却し、冷却部の温度をより均等化することができる。
[第7の実施形態]
図15および図16は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第7実施形態を示す図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Fの全体的な構成および作用は、第1実施形態に示された冷却貯蔵設備10Cとほぼ同一である。第1実施形態の冷却貯蔵設備10と異なる構成は、貯蔵室12の入口側側壁の天井部側にくさび状構造物37を設けた点である。
図15に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Fは、貯蔵室12の収納室23に複数の収納管20が林立状態で収納され、各収納管20は貯蔵室12の天井22側に固定されて貯蔵室12内に垂下状態で支持される。各収納管20はその長手方向の中間部(途中)が収納管サポート20によって支持される。
貯蔵室12の下方には水平方向に拡がる下部プレナム19が設けられ、この下部プレナム19とその上方の収納室23とを水平方向の下部プレナム板(仕切りプレート)で仕切っている。下部プレナム板18には各収納管20の位置に合せた通風孔(プレナム孔)27が開口している。
また、貯蔵室12の天井断熱材25B近くで、しかも入口側側壁に近い貯蔵室12内の隅部又はコーナ部近傍にくさび型構造物37が設けられる。このくさび型構造物37は貯蔵室12内で入口側壁面12aに向けて先細構造に形成される。くさび型構造物37は貯蔵室12の天井断熱材25Bの下面から下方に離間してほぼ水平方向に設置される。
くさび型構造物37は、入口側壁面12aに向って斜め上方に上り傾斜する傾斜ガイド面37aとほぼ平坦な上部ガイド面37bとを有する。くさび型構造物37の先細形状の先端は入口壁面12a近傍で終端しており、貯蔵室12の給気口(入口)側壁面12aで各収納管20の長手方向に沿って上昇してくる冷却空気を貯蔵室12の上部隅部やコーナ部周りに案内し、貯蔵室12の上部隅部やコーナ部に熱溜りが生じるのを防止している。
第7実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Fにおいては、くさび型構造物37の下面で加熱された冷却空気は、くさび型構造物37の下面(傾斜ガイド面)37aに沿って入口側壁面12a側に向って積極的に流れ、くさび型構造物37の先端で廻り込み、Uターンしてくさび型構造物37の上部ガイド面37b上を、天井断熱材25Bのガイド面25bに沿って排気口17側に導かれ、排気ダクト14を通してダクト上部から外部に排出される。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Fによれば、貯蔵室12の天井近傍でかつ入口側壁面12aの近くに、貯蔵室12内の上部角部にくさび型構造物37を貯蔵室12の幅方向(断面方向)全体に亘って設置し、くさび型構造物37の下面(傾斜ガイド面)37aは、貯蔵室12の入口側壁面12aに向って上り傾斜するように冷却空気を案内し、くさび型構造物37の先端に案内された冷却空気は反転してUターンし、くさび型構造物37の上面(上部ガイド面)37b上を、天井断熱材25Bの下面(ガイド面)25bに案内されて排気口17側にスムーズに導かれ、排気ダクト14を通り、ダクト上部から外部に排出される。
この冷却貯蔵設備10Fにおいては、貯蔵室12の入口側壁面12aの上部隅部あるいはコーナ部には冷却空気の淀みが生じて温度が高くなる傾向にある。しかし、加熱され、温度上昇した冷却空気は、くさび型構造物37の傾斜ガイド面37aと平らな上部ガイド面37bに案内される。冷却空気は、上部隅部やコーナ部で反転するようにU字状に案内されるので、上部隅部やコーナ部に熱溜りが生じるのを有効に案内される。しかも、冷却空気が上部隅部で反転するU字状の流れは、くさび型構造物37の上面(上部ガイド面)37bと天井断熱材25Bの下面(ガイド面)との間の空間に位置する冷却空気を排気口17側に押し出すので、貯蔵室12の上部隅部近傍の空間温度を低く保持することができる。
[第8の実施形態]
図17ないし図19は本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第8実施形態を示す図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Gの全体的構成および作用は、図1に示された冷却貯蔵設備10と配管サポート24および天井断熱材25の構造を異にし、他の構成および作用は異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を、省略あるいは簡素化する。天井断熱材25Bには、第5実施形態ないし第7実施形態の冷却貯蔵設備10D〜10Fに備えられる天井断熱材25Bと同様の天井断熱材25Bが用いられる。
また、第8実施形態に示された放射性廃棄物の冷却貯蔵設備Gの収納管サポート38のサポート形状、構造を異にする。収納管サポート38は、メッシュ状あるいはフィルタ状に代えて、図19に示すステンレス鋼等の金属プレートで構成され、貯蔵室12内に水平方向に横荷されて多段状に構成される。収納管サポート38には複数のサポート孔39がマトリクス状に配列される。
収納管サポート38の各サポート孔39は、貯蔵室12の入口側壁面12aに近いほど径が大きく、入口側壁面12aから遠ざかるほど漸次小さくなるように構成される。図19には収納管サポート38の各サポート孔39を誇張して説明したが、収納管サポート38の各サポート孔39に貯蔵室天井側から垂下された各収納管30が挿設されて支持される。収納管サポート38の各サポート孔39は、収納される各収納管20の外径より大きく、各サポート孔39と収納管20との間に冷却空気を通す間隙が形成される。
貯蔵室12にはその天井側に固定されて複数の収納管20が林立状態で配列されており、各収納管20は管長手方向の複数箇所と収納管サポート38によって支持される。収納管サポート38に穿けられたサポート孔39は、入口(給気口)側壁面に近いほど大きく、遠いほど小さくなっている。各サポート孔39に挿通されて支持される各収納管20は、サポート孔39の孔径に応じて外径が適宜選択される。収納管サポート38に穿設された各サポート孔39は、入口側壁面12aに近いほど大きく、遠ざかるほど小さくなっている。
貯蔵室12の下方には水平方向に拡がる下部プレナム19が形成されており、この下部プレナム19とその上方の収納室23は仕切板を兼ねた下部プレナム板18により仕切られる。下部プレナム板18には収納管20の位置に合せて通風孔27が形成され、貯蔵室12の天井には天井断熱材が設置されている。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Gでは、貯蔵室12の天井22に設置される天井断熱材25の給気ダクト13側近傍では、給気ダクト13と排気ダクト14を結ぶ対角線から遠い上部角部やコーナ部に冷却空気の流れが淀み熱溜りが発生し、冷却空気の温度が上昇する傾向にある。
しかし、収納管サポート38に形成されたサポート孔39は貯蔵室12の入口側壁面12aに近いほど大きく、遠ざかるほど小さくなっているが、入口側壁面12aに近いほど上方へ多くの冷却空気が流れるので、高温部の温度を低く保つことができる。
この放射性廃棄物の冷却貯蔵設備10Gにおいては、給気ダクト13の給気口16から下部プレナム19に流入した冷却空気は、下部プレナム板18の通風孔27を通って貯蔵 室12の収納室23に流入する。収納室23に流入した冷却空気は多段構造の収納管サポート38の各サポート孔39を通って上昇し、貯蔵室12の天井壁に至る。その際、収納管サポート38の各サポート孔39は貯蔵室12の入口側壁面12aに近いほどサポート孔39の孔口径が大きく、孔口径の大きな各サポート孔39をくぐり抜けて上昇するので、貯蔵室12の入口側壁面12aに近いほど上方へ多くの冷却空気が流れる。
したがって、貯蔵室12内で流れの淀みが起き易い箇所に、冷却空気がスムースに流れ、淀みを生じさせたり、熱溜りが生じることなく、貯蔵室12内で冷却空気を円滑に流し、排気口17に導くことができ、高温部の温度を低く保つことができる。
本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第1実施形態を示す断面図。 図1のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第2実施形態を示す断面図。 図2の冷却貯蔵設備において、貯蔵室の天井に設けられる天井断熱材の斜視図。 図3のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第3実施形態を示す断面図。 図6のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第4実施形態を示す断面図。 図8のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第5実施形態を示す断面図。 図10のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第6実施形態を示す断面図。 図12のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 図12のB−B線に沿うフローガイドの平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第7実施形態を示す断面図。 図15のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 本発明に係る放射性廃棄物の冷却貯蔵設備の第8実施形態を示す断面図。 図17のA−A線に沿う下部プレナム板の平面図。 図17のB−B線に沿う収納管サポートの平面図。
符号の説明
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G 放射性廃棄物の冷却貯蔵設備
11 コンクリート製ピット
12 貯蔵室
13 給気ダクト
14 排気ダクト
16 給気口
17 排気口
18 下部プレナム板(仕切りプレート)
19 下部プレナム
20 収納管
22 貯蔵室の天井(天井スラブ)
23 収納室
24 配管サポート
25,25A,25B 天井断熱材
25a 天井断熱材の下面(ガイド面)
27 プレナム孔(通風孔)
30,31,32 フローガイド
33 連通用スリット
35 ガイド小孔
37 くさび型構造物
37a 傾斜ガイド面
37b 上部ガイド面
38 収納管サポート
39 サポート孔

Claims (2)

  1. 放射性廃棄物を収納可能な収納管が貯蔵室内の天井側に支持されて配置され、
    前記貯蔵室の下方に下部プレナムが形成され、この下部プレナムの一側が給気ダクトに連通される一方、前記給気ダクトの反対側の貯蔵室上部壁面に排気ダクトが設けられ、
    前記貯蔵室の天井に天井断熱材が設けられ、
    この天井断熱材の下面に前記排気ダクトの方向に向けて上り傾斜させたガイド面が設けられ、
    前記貯蔵室は水平方向に延びる下部プレナム板で上部の収納室と下部プレナム室とに仕切られ、
    前記給気ダクトから排気ダクトを結ぶ横方向に直交する幅方向に延び、上昇流路を形成するフローガイドが、下部プレナム板上に複数箇所設けられ、
    前記フローガイドは複数の収納管の間に配置され、かつ上端側と下端側に連通用スリットが設けられたことを特徴とする放射性廃棄物の冷却貯蔵設備。
  2. 前記貯蔵室には、複数の収納管を挿通支持させる収納管サポートが水平方向に多段状に設けられ、
    前記収納管サポートの各サポート孔は、前記貯蔵室の給気ダクト側の入口壁面ほど大きく、入口壁面より遠ざかるほど小さく形成した請求項1記載の放射性廃棄物の冷却貯蔵設備。
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