JP4672901B2 - ねじ研削盤の砥石芯出方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ねじ研削盤において砥石をワークに対し心出しする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内面研削盤において、図6に示すように、チャック51に取り付けたインジケータ52を砥石53の周囲で回転し、インジケータ52の指針を見ながら、砥石軸54をワーク回転軸線と平行に移動して、砥石53をワークに対し芯出しする方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の芯出方法をねじ研削盤に適用すると、図7に示すように、砥石53と雌ねじTの干渉を回避するために砥石軸54をワーク回転軸線に対し傾けた場合に、砥石53がインジケータ52の測定面に対し斜めとなるので、砥石53の位置を正確に測定できなくなる問題点があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、ねじ研削盤において、砥石をワークに対し正確に芯出しできる方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明による砥石芯出方法は、ワークのねじ部を砥石で研削するねじ研削盤において、砥石軸をワークの回転軸線に対し傾け、砥石軸軸線上の砥石取付位置に球状の被測定子を取り付け、ワークを保持して回転するチャックに測定器を保持させ、測定器を被測定子の周囲でワークの回転軸線周りに回転させ、被測定子の位置を測定器で測定し、測定結果に基づき砥石軸を移動させ、被測定子の球心をワークの回転軸線上に位置決めしたのち、砥石を被測定子と交換して砥石軸に取り付けることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明による芯出方法は、被測定子を砥石軸軸線上で位置調整可能に取り付けることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、この実施形態のねじ研削盤1は基台2と砥石台3と砥石ヘッド4とから構成されている。砥石ヘッド4には砥石軸5が回転可能に支持され、砥石軸5に内研クイル7を介して砥石6が取り付けられている。そして、砥石軸5及び主軸台上のチャックを回転し、主軸台を直交2軸方向に移動し、砥石6によりワークのねじ部を研削するようになっている。
【0008】
砥石台3は水平盤11と垂直盤12とから側面L字型に形成されている。垂直盤12の前面には昇降盤13が垂直ガイド14を介し昇降可能に支持され、調整ネジ15で高さ調整され、ボルト26で調整高さに保持される。昇降盤13の前面には保持盤16が4本のクランプボルト17で組み付けられ、保持盤16の前面に砥石ヘッド4が水平ガイド18を介し調整ネジ19により砥石軸5の軸線方向へ微調整可能に保持されている。
【0009】
また、昇降盤13にはクランプボルト17を案内する左右2条のガイド溝20が砥石6側を中心とする円弧状に形成され、ガイド溝20により砥石ヘッド4が砥石軸5の軸線を含む垂直面内で旋回可能に支持されている。なお、本実施形態では、垂直面内における砥石ヘッド4の旋回角度が±10°に設定されている。
【0010】
ガイド溝20より反砥石側において、保持盤16の上端にはブラケット21が後方へ突設され、その突端部に水平軸22が支持されている。水平軸22には操作軸23が螺合され、その頭部24は垂直盤12の天板25に左右動可能に支持されている。そして、操作軸23の正逆回転により、保持盤16を上下に傾動操作して、垂直面内における砥石ヘッド4の旋回角度を調整できるようになっている。
【0011】
水平盤11は基台2上に4本のボルト27〜30により組み付けられ、砥石6側における前方の旋回軸ボルト27は水平盤11の定位置で基台2の案内溝31に締め付けられている。水平盤11には残り3本のボルト28〜30を通す長孔32〜34が形成され、基台2上に砥石台3が旋回軸ボルト29を中心に水平面内で旋回可能に支持されている。
【0012】
基台2の右端部上面には軸受35が載置され、案内溝31に嵌合するスライダ36を介し最寄のボルト30に連結されている。軸受35の上部にはネジ軸37が螺合され、その右端部はブラケット38に支持されていて、ネジ軸37により軸受35、スライダ36及びボルト30を介して砥石台3を左右方向に位置調整できるようになっている。
【0013】
また、軸受35の下部には球面ベアリング39を介し操作軸40が支持され、その後端は水平盤11の反砥石側端部に固定した突出板41に結合されている。そして、操作軸40の正逆回転により、水平盤11を前後に傾動操作して、水平面内における砥石台3の旋回角度を調整できるようになっている。なお、本実施形態では、水平面内における砥石台3の旋回角度が±5°に設定されている。
【0014】
上記構成のねじ研削盤1において、次に、砥石芯出方法について説明する。図4は垂直面内における研削形態を示すものである。ワークWはこれを回転する部材としてのチャック8に把持され、砥石6は内研クイル7の先端に締付ボルト9で取り付けられている。内研クイル7は砥石軸5に交換可能に螺着され、砥石軸5は砥石6と雌ねじTとの干渉を回避するために雌ねじTのリードに応じた角度αでワーク回転軸線に対し傾けられている。
【0015】
砥石6の芯出しにあたっては、図5に示すように、砥石軸5をワークWの回転軸線に対し傾けたままの状態で、まず、中空軸43を内研クイル7と交換して砥石軸5に取り付ける。次いで、球状の被測定子44の軸部44aを中空軸43内に挿入し、被測定子44を砥石軸軸線上で位置調整して、軸部44aを止ねじ45で中空軸43に固定する。こうすれば、砥石形状や砥石突出し長さに応じ、被測定子44を砥石軸軸線上の砥石取付位置(図4,図5においてL1=L2)に簡単かつ正確に取り付けることができる。
【0016】
次に、測定器としてのインジケータ46をレバー47を介しボルト48でブロック49に固定し、ブロック49をチャック8に保持したのち、長孔47aに沿ってレバー47を位置調整し、インジケータ46の測定子46aを被測定子44の最大径部に当てる。そして、チャック8を回転し、インジケータ46を被測定子44の周囲で回転し、被測定子44の位置をインジケータ46で測定する。
【0017】
続いて、測定結果を示すインジケータ46の指針位置に基づき、調整ネジ15(図1参照)により砥石ヘッド4の高さを調整し、インジケータ46の指針が零を指示するまで、砥石軸5を上下に移動して、被測定子44の球心をワーク回転軸線上に位置決めする。また、前後方向に誤差がある場合は、主軸台をスライドしてインジケータ46の指針を零にする。その後、中空軸43を砥石軸5から取り外し、内研クイル7を砥石軸5に組み付け、砥石6を被測定子44と交換して砥石軸5に取り付け、芯出作業を完了する。
【0018】
上記方法によれば、球状の被測定子44を中空軸43を介して砥石軸5に取り付けて芯出しするので、砥石軸5を垂直面内で傾けて研削する場合のみならず、砥石軸5を水平面内で傾けて研削する場合でも、砥石6をワークWに対し正確に芯出しでき、ねじ研削盤1の加工精度を向上させることができる。
【0019】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1) 砥石ヘッド4に砥石軸5を軸線方向に位置調整自在に設けること。
(2) 砥石ヘッド4及び砥石台3の位置調整系並びに旋回系に電動モータを用いること。
(3) 砥石軸5が縦向きに配置された立形のねじ研削盤に本発明を適用すること。
(4) インジケータ46にかえ、レーザ又は超音波による非接触式測定器を用いること。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明の砥石芯出方法によれば、砥石軸をワーク回転軸線に対し傾け、砥石軸軸線上に球状の被測定子を取り付け、被測定子の球心をワークの回転軸線上に位置決めするので、ねじ研削盤において、砥石をワークに対し正確に芯出しできるという優れた効果を奏する。
【0021】
請求項2の発明の砥石芯出方法によれば、被測定子を砥石軸軸線上で位置調整可能に取り付けたので、ワークの変更に伴ない、要求される砥石形状や砥石突出し長さが変化した場合でも、1つの被測定子で砥石を正確に芯出しできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すねじ研削盤の立面図である。
【図2】同研削盤の平面図である。
【図3】同研削盤の右側面図である。
【図4】同研削盤の研削形態を示す立面図である。
【図5】同研削盤の砥石芯出方法を示す立面図である。
【図6】従来方法の説明図である。
【図7】従来方法の問題点を指摘する説明図である。
【符号の説明】
1・・ねじ研削盤、2・・基台、3・・砥石台、4・・砥石ヘッド、5・・砥石軸、6・・砥石、7・・内研クイル、20・・ガイド溝、27・・旋回軸ボルト、43・・中空軸、44・・被測定子、46・・インジケータ、W・・ワーク、T・・雌ねじ。

Claims (2)

  1. ワークのねじ部を砥石で研削するねじ研削盤において、砥石軸をワークの回転軸線に対し傾け、砥石軸軸線上の砥石取付位置に球状の被測定子を取り付け、ワークを保持して回転するチャックに測定器を保持させ、測定器を被測定子の周囲でワークの回転軸線周りに回転させ、被測定子の位置を測定器で測定し、測定結果に基づき砥石軸を移動させ、被測定子の球心をワークの回転軸線上に位置決めしたのち、砥石を被測定子と交換して砥石軸に取り付けることを特徴とする砥石芯出方法。
  2. 被測定子を砥石軸軸線上で位置調整可能に取り付ける請求項1記載の砥石芯出方法。
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