JP4672842B2 - 多色印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印刷ドラムを有し、1パス(1回の用紙搬送)で多色刷りが可能な孔版印刷装置等の多色印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、1パス方式の多色孔版印刷装置では、一つの印圧胴の周りに印刷色の異なる印刷ドラムが複数配置され、給紙手段により給紙された用紙を印圧胴のクランパで挟持して搬送することにより、多色重ね刷りがなされるようになっている。
また、特開平10−315601号公報に開示されるように、複数の印刷ドラムを水平面上に並置し、用紙を直線的に搬送して多色重ね刷りする方式も知られている。
【0003】
このような多色印刷装置では、印刷部間(印刷ドラム間)における画像位置のずれが発生することを避けられないので、これを修正するためにマスタ搬送方向である天地方向の画像位置調整機構を有しており、また、マスタ搬送方向と直交するマスタ幅方向である左右方向の画像位置調整機構を備えている。
オペレータが重ね刷り印刷された画像を見て、どの色の画像がどのくらいずれているかを判断し、これに基づいて天地方向の画像位置調整機構又は左右方向の画像位置調整機構を操作して修正するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の方法では、重ね刷りされた画像そのものを見ても、どの色とどの色の関係がどっちの方向にどれだけずれているのかが判断しにくいという問題があった。
これは画像の種類によっても異なるが、太線が多い画像の場合やベタ画像や写真画像の場合等には特に判断がしにくい。2色刷りの場合にはある程度容易であるが、色数が多くなると混在してしまって分かりにくい。
印刷された画像の中のどの部分を基準にして合わせればよいかを探す必要があり、初心者にとっては難しく、熟練を要していた。
また、画像位置のずれを合わせる作業そのものも面倒で熟練を要するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、色数が多くても熟練を要することなく色間のずれを正確且つ容易に判断でき、画像位置ずれを合わせる作業の迅速化を図れる多色印刷装置の提供を、その目的とする。
また、本発明は、ずれ量の判断から画像位置ずれを合わせる作業までを一貫して自動化でき、画像位置ずれを合わせる作業の高精度化を実現できる多色印刷装置の提供を、その目的とする。
【0006】
上記目的を達成すべく、請求項1記載の発明では、複数の印刷ドラムと、色別の製版画像データに基づいてマスタを製版する少なくとも一つの製版手段と、マスタ搬送方向である天地方向の画像位置調整機構と、マスタ搬送方向と直交するマスタ幅方向である左右方向の画像位置調整機構とを有し、多色重ね刷りが可能な多色印刷装置において、上記色別の製版画像データに基づく製版の他に、上記製版手段により、印刷画像位置調整のための位置合わせ用マークを製版することができ、上記位置合わせ用マークがマスタの製版画像領域外に設けられ、画像位置確認用の印刷時のみ所定量だけ用紙に対する画像位置を移動させて上記位置合わせ用マークが用紙上に現れて画像位置が確認できるように制御する制御手段を有している、という構成を採っている。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の多色印刷装置において、上記位置合わせ用マークは、色毎に区別できるように製版され、天地方向のずれ量を確認するものと、左右方向のずれ量を確認するものとの組み合わせから成る、という構成を採っている。
【0009】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の多色印刷装置において、色別に製版される複数の位置合わせ用マークのうちの一つを基準マークとし、該基準マークに対する他の位置合わせ用マークのそれぞれのずれ量を入力するずれ量入力手段と、該ずれ量入力手段により入力されたずれ量に基づいて天地方向の画像位置調整機構又は左右方向の画像位置調整機構を制御する制御手段とを有している、という構成を採っている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、図7で示す実施形態以外は参考例として示す。
まず、図1に基づいて本実施形態における多色印刷装置としての多色孔版印刷装置の全体構成の概要及び制御系統を説明する。
図1に示すように、多色孔版印刷装置2は、水平面上に間隔をおいて並置された1色目(赤)の印刷ドラム4と、2色目(青)の印刷ドラム6と、3色目(黒)の印刷ドラム8を有している。これらの印刷ドラム4,6,8は図示しないドラム装着部に対して着脱自在となっている。
【0017】
印刷ドラム4に対応して、該印刷ドラム4の使用済みマスタを剥離する排版部10と、原稿の読み取り画像を処理した製版画像データに基づいてマスタの製版を行うとともに製版済みのマスタを印刷ドラム4に供給する製版部12と、図示しない接離機構により印刷ドラム4に用紙Pを押圧するプレスローラ14が設けられている。
印刷ドラム6に対応して、同様の排版部16、製版部18、プレスローラ20が設けられ、印刷ドラム8に対応して、同様の排版部22、製版部24、プレスローラ26が設けられている。
【0018】
また、印刷ドラム4,6,8に対応してそれぞれ、天地・左右調整機構28,30,32が設けられている。これらはマスタ搬送方向である天地方向の画像位置調整機構と、マスタ搬送方向と直交するマスタ幅方向である左右方向の画像位置調整機構の意味を含むが、天地方向の画像位置調整機構と左右方向の画像位置調整機構は独立した別個の機構であり、後述する制御手段による制御ではこれらは個別に制御される。図示しないが、天地・左右調整機構28,30,32は周知の構成を有しており、天地方向の画像位置調整機構としては、例えば特開平10ー297074号公報に記載の構成を採用することができる。左右方向の画像位置調整機構としては、例えば特許公報第2542489号に記載の構成を採用することができる。
【0019】
また、印刷ドラム4,6,8に対応してそれぞれ、印刷ドラムの印刷色を検知するドラム識別手段34,36,38が設けられている。
図示しない装置本体の上部には原稿を読み取るためのスキャナ40が設けられており、スキャナ40で読み取られた原稿の画像情報は直接に又はパーソナルコンピュータ42を介して画像処理部44に出力されるようになっている。
多色孔版印刷装置2の印刷動作はメインコントローラとしての制御手段46により制御される。ここでの制御手段46は、ROM,RAM,I/Oインタフェース等を包含するマイクロコンピュータを意味する。
制御手段46は画像処理部44を制御して色別に分解された複数の製版画像データを作り、これを各製版部12,18,24へ出力する。各製版部12,18,24ではこの製版画像データに基づいて図示しないサーマルヘッドが駆動され、図示しないマスタへの製版がなされる。
【0020】
また、画像処理部44には、後述する印刷画像位置調整のための位置合わせ用マークの製版データがパーソナルコンピュータ42又は操作パネル48を介して入力され、各製版部12,18,24でマスタの画像に対して相対的に同じ位置に位置合わせ用マークが製版されるようになっている。
【0021】
図示しない給紙手段から用紙Pが一枚ずつ分離して給紙される。給紙された用紙Pは図示しないレジストローラ対で一旦停止され、ここで斜めずれ等を修正された後、1色目の印刷ドラム4の画像先端と給紙方向の所定位置とが一致するタイミングで印刷ドラム4の印刷ニップ部へ送られる。このタイミングに同期してプレスローラ14が上昇し、用紙Pを印刷ドラム4に押圧する。
印刷ドラム4により1色目のインキ画像を転写された用紙Pは、続いて印刷ドラム6の印刷ニップ部へ進入する。このタイミングに同期してプレスローラ20が上昇し、用紙Pを印刷ドラム6に押圧する。印刷ドラム6により2色目のインキ画像を転写された用紙Pは、続いて印刷ドラム8の印刷ニップ部へ進入する。このタイミングに同期してプレスローラ26が上昇し、用紙Pを印刷ドラム8に押圧する。
印刷ドラム8により3色目のインキ画像を転写された用紙Pは、図示しない搬送手段により搬送され、図示しない排紙台にスタックされる。
【0022】
印刷ドラム4,6,8は周知のドラム構成を有している。すなわち、図示しないが、多孔性の円筒状基板の外周面に1層又は複数層のメッシュスクリーン層が設けられ、その外周面にマスタを巻装する構成となっている。円筒状基板の内部にはインキ供給手段が設けられており、該インキ供給手段によって供給されたインキが、プレスローラ14,20,26の押圧力によってマスタの穿孔部から滲み出し、用紙P上に転移するものである。
【0023】
ドラム識別手段34は、図2に示すように、印刷ドラム4の装着方向先端部に形成された突起34a,34bと、印刷ドラム4のドラム装着部50に設けられたセンサ34d,34e,34fを有している。センサ34d,34e,34fは印刷ドラム6,8においても同様に設けられている。
突起34aとセンサ34dの組み合わせは、ドラムの有無検知を担っており、突起34aの当接によってセンサ34dがオンするようになっている。この有無検知構成は印刷ドラム4,6,8の全てに設けられている。
センサ34e,34fは装着された印刷ドラムの印刷色を検知するもので、印刷ドラム4の場合には突起34bによってセンサ34eのみがオンし、印刷ドラム6では突起が設けられていなくてセンサ34e,34fのいずれもオフで、印刷ドラム8ではセンサ34fに対応する位置に突起34cのみが設けられていてセンサ34fのみがオンするようになっている。ドラム識別手段30,32も同様の構成となっている。
【0024】
次に、図3に基づいて位置合わせ用マークを具体的に説明する。
図3(a)は、1色目の印刷ドラム4での印刷がなされた状態を示している。用紙Pの印刷画像領域(マスタの製版画像領域)における用紙搬送方向(マスタ搬送方向)の先端部で且つ用紙幅方向(マスタ幅方向)の端部には、細線で目立たないように1色目の位置合わせ用マークM1が形成されている。
図3(b)は、2色目の印刷ドラム6での印刷がなされた状態を示している。用紙Pには2色目の印刷画像とともに、2色目の位置合わせ用マークM2が破線で形成されている。
図3(c)は、3色目の印刷ドラム8での印刷がなされた状態を示している。用紙Pには3色目の印刷画像とともに、3色目の位置合わせ用マークM3が一点鎖線で形成されている。
このように、位置合わせ用マークM1,M2,M3はそれぞれ、色毎に区別できるように実線、破線、一点鎖線で形成されているので、3色の重ね刷り後においても、容易に区別できる。
【0025】
位置合わせ用マークM2は、2色目の製版部18においてそのマスタに、1色目のマスタと同じ位置に製版されているが、印刷部間における画像位置のずれによって位置合わせ用マークM1とずれている。
位置合わせ用マークM3も、3色目の製版部24においてそのマスタに、1色目のマスタと同じ位置に製版されているが、印刷部間における画像位置のずれによって位置合わせ用マークM1とずれている。
【0026】
基準となる位置合わせ用マークM1は、図4に示すように、天地方向のずれ量を確認するためのマークM1aと、左右方向のずれ量を確認するためのマークM1bとから成り、且つ、マークM1aが用紙Pの幅方向に延ばされて離れた位置に同様にマークM1aとマークM1bが形成されている。
位置合わせ用マークM2は、天地方向のずれ量を確認するためのマークM2aと、左右方向のずれ量を確認するためのマークM2bとから成っている。
位置合わせ用マークM3も同様に、天地方向のずれ量を確認するためのマークM3aと、左右方向のずれ量を確認するためのマークM3bとから成っている。
【0027】
図3(c)に示すように、例えば位置合わせ用マークM1に対する位置合わせ用マークM3のずれ量が大きいと、すなわち、1色目の画像に対する3色目の画像の位置ずれが大きいと、十字形状の位置合わせ用マークM1が1つの場合、離れずぎているためにずれ量を正確に把握できないが、2パターン形成されているといずれか近い方のパターンとの対比によりずれ量を容易且つ正確に把握することができる。予め、マークM1b間の距離Wを把握しておけば、位置合わせ用マークM3におけるマークM3bのずれ量も容易に判断できる。
また、1色目の画像に対する2色目の画像のずれ量と、1色目の画像に対する3色目の画像のずれ量をそれぞれ独立に容易に判別できる利点がある。
【0028】
本実施形態では、位置合わせ用マークM1,M2,M3のうち、位置合わせ用マークM1を基準マークとし、位置合わせ用マークM1に対する位置合わせ用マークM2,M3のそれぞれのずれ量を、ずれ量入力手段としての操作パネル48に入力する。
図5に示すように、操作パネル48は、テンキー52、4個の矢印キー54a,54b,54c,54d、液晶表示部56、カウンタ表示部58等を有している。
液晶表示部56には、1色目、2色目、3色目における天地方向と左右方向のずれ量を入力するための欄が表示される。オペレータは、版付け動作又は試し刷りによって排紙された重ね刷り画像における位置ずれ量を位置合わせ用マークM1,M2,M3によって判断し、テンキー52、矢印キー54a,54b,54c,54dを操作して、ずれ量を入力する。
【0029】
図6は、ずれ量入力の一例を示している。位置合わせ用マークM1を基準としているため、1色目においては天地方向、左右方向ともに0となる。1色目の画像に対して2色目の画像が天地方向において搬送方向上流側に2.0ずれ、左右方向において搬送方向に向かって左側に1.5ずれており、この位置ずれを修正するための入力状態を示している。
また、1色目の画像に対して3色目の画像が天地方向において搬送方向下流側に2.5ずれ、左右方向において搬送方向に向かって右側に1.0ずれており、この位置ずれを修正するための入力状態を示している。
液晶表示部56における印刷ドラムの印刷色(赤、青、黒)は、ドラム識別手段34,36,38の検知情報に基づいて自動的に表示される。
【0030】
操作パネル48上の図示しない確定キーが押されると、制御手段46は入力されたずれ量に基づいて天地方向の画像位置調整機構及び左右方向の画像位置調整機構を制御し、画像位置のずれが生じないようにする。
【0031】
上記実施形態では、位置合わせ用マークM1,M2,M3が用紙Pの印刷画像領域(マスタの製版画像領域)に形成される構成としたが、位置合わせ用マークM1,M2,M3が実際に印刷されるため、印刷物の品質に影響を与える場合がある。
このため、位置合わせ用マークをマスタの製版画像領域外に製版する構成としてもよい。この実施形態を以下に説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り、既にした構成上及び機能上の説明は省略する。
【0032】
図7(a)に示すように、マスタ60の製版画像領域外におけるマスタ搬送方向の先端側で且つマスタ幅方向の端部に、位置合わせ用マークM1が製版されている。2色目、3色目のマスタにおいても同様である。
通常の印刷動作では、図7(b)に示すように、位置合わせ用マークM1が用紙P上には現れない。
本実施形態では、画像位置確認用の印刷時のみ、すなわち、版付け動作又は試し刷り時のみ、制御手段46は、天地方向の画像位置調整機構を制御することにより、位置合わせ用マークM1が現れる所定量(F)だけ用紙Pに対する画像位置を移動させる。
【0033】
かかる制御により、図7(c)に示すように、位置合わせ用マークM1(位置合わせ用マークM2,M3は省略)が用紙P上に現れ、位置合わせ用マークM1,M2,M3によるずれ量の確認ができるようになる。
上記実施形態と同様に、ずれ量入力手段によりずれ量を入力して確定キーを押すと、制御手段46は入力されたずれ量に基づいて天地方向の画像位置調整機構及び左右方向の画像位置調整機構を制御し、画像位置のずれが生じないようにする。その後、天地方向の画像位置調整機構を再び制御して画像位置を所定量(F)分元に戻し、通常の連続印刷モードに移行する。
【0034】
次に、図8に基づいて他の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り、既にした構成上及び機能上の説明は省略する。
上記各実施形態では、重ね刷りされた印刷画像をオペレータが見て目視でずれ量を判断する構成であったが、本実施形態では人為的な曖昧さを排除してずれ量を機械的且つ自動的に把握して画像位置のずれを高精度に修正することを特徴としている。
【0035】
3色目の画像を印刷された用紙Pは、搬送手段62により搬送され、排紙台64に排出・スタックされる。
排紙台64の用紙突き当て板64aの上端部には、版付け動作又は試し刷りにより排出された重ね刷り画像が形成された用紙Pの位置合わせ用マークM1,M2,M3を読み取るマーク読み取り手段としてのCCDカメラ66が設けられており、CCDカメラ66で読み取られた情報は、ずれ量検出手段68に入力される。ずれ量検出手段68で画像間の位置ずれが判断され、ずれ量が制御手段46ヘ入力される。
制御手段46はこのずれ量に基づいて天地方向の画像位置調整機構又は左右方向の画像位置調整機構を制御し、画像位置のずれが生じないようにする。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、どの色の画像がどのくらいずれているかが容易に分かり、画像位置調整作業が熟練を要することなく容易且つ迅速にできる。
【0037】
本発明によれば、どの色の画像がどのくらいずれているかが極めて容易に分かり、画像位置調整作業が熟練を要することなく容易且つ迅速にできる。
【0038】
本発明によれば、どの色の画像が天地方向及び左右方向でどのくらいずれているかが容易に分かり、画像位置調整作業が熟練を要することなく容易且つ迅速にできる。
【0041】
本発明によれば、位置合わせ用マークの形成による印刷物の品質への影響を無くすことができる。
【0042】
本発明によれば、ずれ量の判断が容易にでき、画像位置調整作業が熟練を要することなく容易且つ迅速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多色印刷装置としての多色孔版印刷装置の概要構成及び制御系統を示す正面図である。
【図2】ドラム識別手段を示す要部平面図である。
【図3】位置合わせ用マークの形成状態を示す図で、(a)は1色目の印刷が終わった状態の平面図、(b)は2色目の印刷が終わった状態の平面図、(c)は3色目の印刷が終わった状態の平面図である。
【図4】位置合わせ用マークを示す要部拡大図である。
【図5】ずれ量入力手段としての操作パネルの概要平面図である。
【図6】ずれ量の入力状態を示す液晶表示部の概要平面図である。
【図7】他の実施形態における位置合わせ用マークの形成状態を示す図で、(a)はマスタでの形成位置を示す平面図、(b)は印刷をした場合に位置合わせ用マークが現れていない状態を示す平面図、(c)は画像位置をずらすことによって位置合わせ用マークが用紙上に現れた状態を示す平面図である。
【図8】他の実施形態における多色孔版印刷装置の要部正面図である。
【符号の説明】
4,6,8 印刷ドラム
60 マスタ
12,18,24 製版手段としての製版部
M1,M2,M3 位置合わせ用マーク
F 所定量
46 制御手段
48 ずれ量入力手段としての操作パネル
34,36,38 ドラム識別手段
65 マーク読み取り手段としてのCCDカメラ
Claims (3)
- 複数の印刷ドラムと、色別の製版画像データに基づいてマスタを製版する少なくとも一つの製版手段と、マスタ搬送方向である天地方向の画像位置調整機構と、マスタ搬送方向と直交するマスタ幅方向である左右方向の画像位置調整機構とを有し、多色重ね刷りが可能な多色印刷装置において、
上記色別の製版画像データに基づく製版の他に、上記製版手段により、印刷画像位置調整のための位置合わせ用マークを製版することができ、
上記位置合わせ用マークがマスタの製版画像領域外に設けられ、画像位置確認用の印刷時のみ所定量だけ用紙に対する画像位置を移動させて上記位置合わせ用マークが用紙上に現れて画像位置が確認できるように制御する制御手段を有していることを特徴とする多色印刷装置。 - 請求項1記載の多色印刷装置において、
上記位置合わせ用マークは、色毎に区別できるように製版され、天地方向のずれ量を確認するものと、左右方向のずれ量を確認するものとの組み合わせから成ることを特徴とする多色印刷装置。 - 請求項1記載の多色印刷装置において、
色別に製版される複数の位置合わせ用マークのうちの一つを基準マークとし、該基準マークに対する他の位置合わせ用マークのそれぞれのずれ量を入力するずれ量入力手段と、該ずれ量入力手段により入力されたずれ量に基づいて天地方向の画像位置調整機構又は左右方向の画像位置調整機構を制御する制御手段とを有していることを特徴とする多色印刷装置。
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