JP4672690B2 - 記憶情報管理装置、ゲーム媒体預かり装置、ゲーム装置及びゲームシステム - Google Patents
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Description
また、通信機能を備えたゲーム装置であっても、その通信の仕様が当該他の装置と互換性がないようなものである場合、スタンドアローン型のゲーム装置と同様に、記憶情報を他の装置へ伝達しようとする場合、依然として、ゲーム施設の店員による上記作業が必要となる。
また、請求項2の発明は、ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置で該ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって、電子データを記憶する記憶部を備えているものを受け取る共通ゲーム媒体受取手段と、所定のカウント期間内に上記共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の量をカウントするカウント手段と、該カウント手段がカウントした数を受取元特定情報に関連付けて記憶するカウント数記憶手段と、受取元特定情報を出力する出力手段とを備えたゲーム媒体預かり装置であって、ゲーム装置の記憶装置に記憶されていた記憶情報であって該ゲーム装置で更新される払出元記憶情報、又はその払出元記憶情報に基づく情報を記憶する情報記憶手段と、上記共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の記憶部から、該共通ゲーム媒体を払い出したゲーム装置についての払出元記憶情報を読み取る払出元記憶情報読取手段と、該払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報又はその払出元記憶情報に基づく情報を、該情報記憶手段に保存する情報保存手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置のうちの1つのゲーム装置において、上記複数のゲーム装置で上記ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって、電子データを記憶する記憶部を備えているものを受け取る共通ゲーム媒体受取手段と、上記複数のゲーム装置のうちの他のゲーム装置の記憶装置に記憶されていた記憶情報であって該他のゲーム装置で更新される払出元記憶情報、又はその払出元記憶情報に基づく情報を記憶する情報記憶手段と、該共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の記憶部から、該共通ゲーム媒体を払い出したゲーム装置についての払出元記憶情報を読み取る払出元記憶情報読取手段と、該払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報又はその払出元記憶情報に基づく情報を、該情報記憶手段に保存する情報保存手段と、該情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて上記ゲームの進行を制御するゲーム制御手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3のゲーム装置において、上記情報記憶手段は、上記払出元記憶情報に基づく情報として貯留量データを記憶しており、上記情報保存手段は、上記払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報に基づいてカウントアップされた貯留量データを該情報記憶手段に保存するものであり、上記ゲーム制御手段は、上記所定の払出条件を満たすか否かを抽選により決定するゲームの進行を制御するものであって、該所定の払出条件が満たされたときに上記貯留量データに応じた払出量分のゲーム媒体を払い出すための処理を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置のうちの1つのゲーム装置において、上記複数のゲーム装置で上記ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって電子データを記憶する記憶部を備えているものを、プレイヤーに対して払い出す共通ゲーム媒体払出手段と、上記ゲームの進行を制御し、該ゲームで所定の共通ゲーム媒体払出条件が満たされたときに所定量の共通ゲーム媒体を該共通ゲーム媒体払出手段により払い出す制御を行うゲーム制御手段と、記憶情報を記憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶されている記憶情報を更新する更新手段と、該記憶装置に記憶されている記憶情報であって該更新手段により更新されるものを、上記共通ゲーム媒体払出手段が払い出す共通ゲーム媒体の記憶部に払出元記憶情報として書き込むデータ書込手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5のゲーム装置において、ゲーム媒体を受け取るゲーム媒体受取手段と、所定期間内に該ゲーム媒体受取手段が受け取ったゲーム媒体の量をカウントするカウント手段と、該カウント手段がカウントした数を上記記憶情報として上記記憶装置に保存する保存手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5のゲーム装置において、動作異常を検知する異常検知手段と、該異常検知手段が検知した動作異常の情報を上記記憶情報として上記記憶装置に保存する保存手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項5、6又は7のゲーム装置を複数備え、かつ、請求項1の記憶情報管理装置を少なくとも1つ備えることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項5、6又は7のゲーム装置を複数備え、かつ、請求項2のゲーム媒体預かり装置を少なくとも1つ備えることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項5、6又は7のゲーム装置を複数備え、かつ、請求項3又は4のゲーム装置を少なくとも1つ備えることを特徴とするものである。
本発明においては、払出元ゲーム装置の記憶情報を他の装置へ伝達する情報伝達を、その払出元ゲーム装置と当該他の装置とを含むゲームシステム内を流通する共通ゲーム媒体を利用して実現する。そして、この共通ゲーム媒体を払出元ゲーム装置から当該他の装置へと運ぶ担い手は、その払出元ゲーム装置でプレイして当該共通ゲーム媒体を獲得したプレイヤーである。したがって、本発明によれば、通信ネットワークを介して情報を送信する通信機能もゲーム施設の店員等の作業も必要とせずに、ゲーム装置の記憶情報を当該他の装置へ伝達することできる新たな情報伝達システムを実現できる。
しかも、情報伝達を担う共通ゲーム媒体の流通は、そのゲームシステム内におけるプレイヤーの通常の行動、すなわち、従来の共通ゲーム媒体を利用した一般的なゲームシステムでのプレイヤーの行動と同様の行動によって実現される。したがって、共通ゲーム媒体を運ぶプレイヤーが情報伝達を意識することはない。
以下、本発明を、ゲームシステムであるプッシャーゲーム機に適用した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について、図面を用いて説明する。
なお、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、したがって、本発明は各図で例示された形状、大きさ及び位置関係のみに限定されるものではない。また、各図では、構成の明瞭化のため、断面におけるハッチングの一部が省略されている。
図1は、本実施形態1に係るプッシャーゲーム機1の外観の一部を示す斜視図である。
本プッシャーゲーム機1は、ゲーム装置としてのメダルゲーム機であるセンター抽選装置2000を囲うように4つのサテライト部SAが設けられている。各サテライト部SAは、それぞれ、払出元のゲーム装置としてのメダルゲーム機である4つのステーション部STを備えており、各プレイヤーは各ステーション部STでそれぞれゲームをプレイすることになる。また、各サテライト部SAは、物理抽選手段としてのサテライト抽選装置1000をそれぞれ1つずつ備えており、そのサテライト抽選装置1000の周りに各ステーション部STが並んで配置されている。
図2は、本プッシャーゲーム機1におけるステーション部STの構成を説明するための説明図である。
図3は、ステーション部STの内部構造を説明するための説明図である。
図3に示すように、ステーション部STは、メダル投入機構100と、メダル搬送経路200と、第1リフトアップホッパ300と、第2リフトアップホッパ350と、メダル排出経路400と、プレイフィールド500と、制御部600と、表示部700と、筐体800とを有する。
リフトアップ部320の上端は、プレイフィールド500よりも上に配置される。これに伴い、リフトアップ部320の上端に設けられた通常メダル排出部330もプレイフィールド500よりも上に配置される。したがって、プレイフィールド500下に設けられた通常メダル貯留部310に一時蓄積されたメダルMは、リフトアップ部320によりプレイフィールド500よりも上に持ち上げられた後、通常メダル排出部330からメダル排出経路400を介してプレイフィールド500へ射出される。
リフトアップ部370の上端は、プレイフィールド500よりも上に配置される。これに伴い、リフトアップ部370の上端に設けられたICメダル排出部380もプレイフィールド500よりも上に配置される。したがって、プレイフィールド500下に設けられたICメダル貯留部360に一時蓄積されたICメダルM’は、リフトアップ部370によりプレイフィールド500よりも上に持ち上げられた後、ICメダル排出部380からメダル排出経路450を介してプレイフィールド500へ射出される。
本実施形態1のように、メダルMとICメダルM’とを外観上区別して認識できることで、プレイヤーに対し、プレイフィールド500内に存在するメダルMよりもICメダルM’を優先的にメダル落下溝へ落とすという戦略的なプレイを促すことができ、ゲーム性が向上する。なお、メダルMとICメダルM’とを外観上同一のものとし、プレイヤーがメダルMとICメダルM’とを外観上区別して認識できないようにしてもよい。この場合、プレイヤーがメダルMとICメダルM’とを外観上区別して認識できる場合には提供し得ないようなゲーム性を提供することが可能となる。
また、本実施形態1のICメダルM’のICチップには、本ICメダルM’の有効期限を特定するための有効期限データが記憶されている。これにより、ICメダルM’の有効期限管理が可能となる。
また、本実施形態1のICメダルM’のICチップには、そのICメダルM’を払い出したステーション部STにおけるメダルIN情報(払出元記憶情報)が記憶される。メダルIN情報とは、本実施形態1では、所定期間内にそのステーション部STのメダル投入機構100に投入されたメダル価値の累積量を示す情報である。メダル投入機構100にメダルM又はICメダルM’が投入されるたびに、そのステーション部STの記憶装置に記憶されたメダルIN情報が、そのメダル価値分だけカウントアップされる。ICメダルM’のICチップには、その払い出し時におけるメダルIN情報が当該ステーション部STを特定するためのステーションIDに関連づけられた状態で記憶される。なお、ICメダルM’のICチップに記憶されたメダルIN情報を利用した具体的な制御の内容については後述する。
なお、ICメダルM’のICチップに記憶する電子データは、本実施形態1に例示したものに限らず、ICメダルM’の利用方法等に応じて適宜選択される電子データが記憶される。
本実施形態1では、このようにボールB1,B2をプレイフィールド500へ供給するための構成部分が異形物供給手段を構成する。
図6は、サテライト抽選装置1000の主要構成を示す斜視図である。
サテライト抽選装置1000は、アウタービンゴステージ1100と、インナービンゴステージ1200と、ボール供給機構1300及び1400と、ボール搬送経路1500と、ステージボール投入機構1600と、支持台1700とを有する。
図7は、プレイフィールド500及びその周辺部の構成を抽出した部分斜視図である。
図8(a)及び(b)は、プレイフィールド500におけるプッシャー部510の往復運動を説明するための説明図である。
上述したように、プレイフィールド500は、載置台であるメインテーブル501と、メインテーブル501上に摺動可能に載置された押出部材であるプッシャー部510とから構成される。プッシャー部510は、表示部700のディスプレイ701の下方に設けられた収納部720を出入するように、メインテーブル501上を前後にスライド運動する。なお、図8(a)はプッシャー部510が収納部720内に最も退避した際の上視図であり、図8(b)はプッシャー部510が収納部720から最も突出した際の上視図である。
メダル仕分け部は、メダル搬送経路1002の底面に設けられた仕分け孔1003により構成されている。この仕分け孔1003の幅(メダル搬送方向に対して直交する方向の長さ)は、メダルMの直径よりも小さく、かつ、ICメダルM’の直径よりも大きい。したがって、メダルMは、メダル搬送経路1002の底面にそのメダル面を当接させるようにして滑って搬送されてくると、仕分け孔1003には落ちずに、その仕分け孔1003を通過し、第3リフトアップホッパ1020における貯留部1021へと搬送される。一方、メダルMよりも直径が小さいICメダルM’は、メダル搬送経路1002の底面にそのメダル面を当接させるようにして滑って搬送されてくると、仕分け孔1003に落ちる。仕分け孔1003の下方には、第4リフトアップホッパ1050における貯留部1051へ向けて傾斜したICメダル搬送経路1004が配置されている。よって、仕分け孔1003に落ちたICメダルM’は、第4リフトアップホッパ1050における貯留部1051へと搬送される。
第4リフトアップホッパ1050の基本構成は、第3リフトアップホッパ1020の構成と同様である。ただし、第4リフトアップホッパ1050は、第4リフトアップホッパ1050のリフトアップ部1053に、排出するICメダルのICチップへ制御部600から命令された電子データを書き込むデータ書込手段としてのICライタ1054が設けられている点で、第3リフトアップホッパ1020の構成と異なっている。
図10は、本実施形態1におけるメダル投入機構100を示す斜視図である。
図11は、このメダル投入機構100の正面図である。
図12は、このメダル投入機構100の上面図である。
図13は、このメダル投入機構100の正面透視図である。
第1のメダル投入部108と第2のメダル投入部109とは同一構造なので、以下、第2のメダル投入部109を例に挙げてその内部構造を説明する。
第2のメダル投入部109は、第2のガイド部114すなわち第2の段差部114の終端部に近接する第2のメダル投入口109−1と、第2の段差部114の終端部と連通するメダル投入経路109−7と、メダル投入経路109−7と連通するメダル落下孔109−8と、メダル投入経路109−7と該メダル投入経路109−7との各々の両側部を画定する第1のメダルガイドプレート109−5及び第2のメダルガイドプレート109−6とを有する。メダル投入経路109−7は、第2のメダル投入口109−1を介して投入されたメダルMをメダル落下孔109−8まで導くように形成される。
制御部600は、メダル投入機構100に投入されたICメダルM’のICチップに記憶されている各種データをICリーダ109−9が読み取ると(S51)、まず、ICリーダ109−9から受信する店舗IDが有効な店舗IDであるか否かを判断する(S52)。具体的には、RAM603に記憶されている有効店舗IDデータを参照し、受信した店舗IDが有効店舗IDデータと一致するか否かを判断する。店舗IDが有効な店舗IDでないと判断した場合、何らかのエラー報知を起こったり、当該ICメダルM’を第2リフトアップホッパ350まで搬送される前に回収し、プレイヤーへ返却したりするエラー処理を行う(S53)。一方、店舗IDが有効な店舗IDであると判断した場合、次に、受信した有効期限データが示す有効期限が過ぎているか否かを判断する(S54)。具体的には、RAM603に記憶されている日付データ、時刻データ又は日時データを参照して、受信した有効期限データが示す有効期限が日付データ、時刻データ又は日時データを越えているか否かを判断する。有効期限を越えていると判断した場合、何らかのエラー報知を起こったり、当該ICメダルM’を第2リフトアップホッパ350まで搬送される前に回収し、プレイヤーへ返却したりするエラー処理を行う(S53)。
また、ICメダルM’のICチップに記憶されるメダルIN情報も、第4リフトアップホッパ1050のICライタ1054を用いて書き込む。これにより、第4リフトアップホッパ1050によりプレイヤーへ払い出される直前におけるメダルIN情報、すなわち、そのICメダルM’を払い出す時点における最新のメダルIN情報、を書き込むことができる。なお、ICメダルM’のICチップにメダルIN情報を記憶する際、ICライタ1054は、自己のステーション部STに対応するステーションIDに関連付けた状態でメダルIN情報をICチップに記憶する。
図16は、センター抽選装置2000の構成を示す正面図である。
図17は、センター抽選装置2000の構成を示す斜視図である。
センター抽選装置2000は、主に、円形の回転搬送装置2100と、回転搬送装置2100を鉛直方向下側から支持する装置支持台2200と、ディスプレイ装置2300と、大型抽選ボール2400を投入する大型ボール投入機構2500と、大型ボール投入機構2500から投入された大型抽選ボール2400を回転搬送装置2100へ搬送する搬送スロープ2600とから構成されている。
図19は、本プッシャーゲーム機1のゲーム制御系とメダルM又はICメダルM’の排出制御系の主要構成を示すブロック図である。なお、このブロック図は、説明の便宜上、メダルM又はICメダルM’の排出関係以外の駆動制御系等、例えばゲーム進行に応じて各部を駆動させるための駆動制御系等の構成については省略されている。
本実施形態1におけるゲーム制御系の構成は、主に、ステーション部STの制御部600と、サテライト抽選装置1000の制御部610と、センター抽選装置2000の制御部620とから構成される。ステーション部STの制御部600は、主に上述したスロットゲーム及びビンゴゲームの全体的な進行制御を担い、サテライト抽選装置1000の制御部610は、主に上述したビンゴゲームの物理抽選の制御やボールB1,B2の搬送制御を担う。一方、センター抽選装置2000の制御部620は、ジャックポット抽選の制御を担う。
次に、本実施形態1におけるプッシャーゲーム機1の各ステーション部STで進行するスロットゲームの流れについて説明する。
図20は、本実施形態1におけるスロットゲームの流れを示すフローチャートである。
プレイヤーが貯留面101上のメダルMを上述したようにして第1のメダル投入口108−1や第2のメダル投入口109−1へ投入すると、プレイフィールド内のサブテーブル511上に向けてメダルMが送り出される。そして、サブテーブル511上のメダルM又はICメダルM’のうちの一部が傾斜テーブル512を滑り落ち、チャッカー515−1,515−2,515−3のいずれかに進入して図示しないメダル検出手段により検出されると、その検出信号がステーション部STの制御部600の制御装置601に送られ、制御装置601はチャッカー515−1,515−2,515−3のいずれかにメダルMが入ったことを把握する(S1)。これにより、制御装置601は、スロットゲームの開始条件が満たされたと判断し、ROM602に記憶されている抽選プログラムを実行し、生成した乱数が所定の当選テーブルに照らして上述したいずれかの役に当選したか又はハズレたかを決定するデジタル抽選を行う(S2)。また、制御装置601は、表示部700に表示されている図4に示すスロット用ゲーム画面の3つのダイス状スロットDSを回転させる表示制御を行うとともに、デジタル抽選で当選役が決定した場合には表示部700にその当選役に係る図柄の組み合わせが停止表示するように、3つのダイス状スロットDSの回転を停止させる表示制御を行う(S3)。
一方、小当たり役Aに当選した場合(S5)、制御装置601は、第1リフトアップホッパ300の通常メダル排出部330を制御し、プレイフィールド500へ3枚のメダルMを供給する(S6)。なお、本実施形態1では、プレイフィールド500内へメダルMを排出するための機構として、プレイヤーが貯留面101上のメダルMを投入したときにプレイフィールド500内のサブテーブル511上へメダルMが送り出す第1リフトアップホッパ300を兼用する場合について説明するが、第1リフトアップホッパ300とは別の機構を用いてもよい。別の機構を用いる場合には、第1リフトアップホッパ300と同様の構成を採用することができる。
ここで、本実施形態1においては、制御部600の制御装置601の制御の下、ICメダル排出部380に予めセットされているICメダルのICチップに、制御部600の制御装置601から命令された電子データを書き込むデータ書込手段としてのICライタ390が設けられている。本実施形態1において、制御装置601は、小当たり役Bに当選した場合、プレイフィールド500へ排出する各ICメダルM’のICチップに記憶されているメダル価値データを、所定のメダル価値決定条件に従って適宜書き換えた後、プレイフィールド500へ排出する。所定のメダル価値決定条件としては、例えば乱数等により抽選で決定されるメダル価値データに書き換えるという条件を採用できる。また、当該プッシャーゲーム機1、サテライト部SA又は当該ステーション部STにおける実際のペイアウト率を目標ペイアウト率に近づけるために決定されたメダル価値データに書き換えるという条件も採用できる。この条件を採用する場合、実際のペイアウト率が目標ペイアウト率よりも低い場合には、排出するICメダルM’に書き込まれるメダル価値データが大きくなるようにし、逆に、実際のペイアウト率が目標ペイアウト率よりも高い場合には、排出するICメダルM’に書き込まれるメダル価値データが小さくなるようにする。
なお、所定のメダル価値決定条件は以上の例示した条件に限らず、他の条件を採用してもよい。また、ICライタ390は必ずしも設ける必要はない。
また、確変ボーナス役に当選した場合(S11)、制御装置601は、第1リフトアップホッパ300の通常メダル排出部330を制御してプレイフィールド500へ30枚のメダルMを供給する(S12−1)。また、制御装置601は、以後のデジタル抽選で用いる当選テーブルとして、当選確率が高めに設定された高確率当選テーブルを用いるように設定変更する(S12−2)。
次に、本実施形態1におけるプッシャーゲーム機1の各ステーション部STで進行するビンゴゲームの流れについて説明する。
図21は、本実施形態1におけるビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。
本実施形態1のビンゴゲームでは、ボールB1,B2がメダル落下溝に落ちるか、上述したスロットゲームで直接サテライト役に当選するかのいずれかのビンゴゲームの開始条件を満たすと(S21)、ステーション部STにおける制御部600の制御装置601は、ROM602に記憶されているビンゴ実行プログラムを実行し、ビンゴゲームを開始する。具体的には、制御装置601は、まず、表示部700に表示されている図4に示したスロット用ゲーム画面を図5に示したビンゴ用ゲーム画面に切り替え、その表示制御を行う(S22)。ここで、ビンゴ用ゲーム画面に表示されているビンゴカード画像BCは、過去の任意のタイミングで生成された配列情報に基づくものである。配列情報を生成するタイミングは、本プッシャーゲーム機1の電源投入時、図示しないリセットボタンの操作時、過去のビンゴゲームでビンゴが成立した時などが挙げられる。本実施形態1では、ビンゴゲームでビンゴが成立した時に新しい配列情報を生成し、これを過去の配列情報と置き換える場合を例に挙げて説明する。
また、制御装置601は、ビンゴが成立した特定配列が通常ボール供給賞に係るものである場合には(S28のYes)、特典付与手段として機能し、上述したスロットゲームにおいて小当たり役Bが当選した場合と同様の方法でプレイフィールド500上へ所定枚数のICメダルM’を供給するとともに(S29−1)、上述したスロットゲームにおいてボール供給役が当選した場合と同様の方法でプレイフィールド500上へボールB1を供給する(S29−2)。
また、制御装置601は、ビンゴが成立した特定配列がメダル供給賞に係るものである場合には(S28のNo)、特典付与手段として機能し、上述したスロットゲームにおいて小当たり役Bが当選した場合と同様の方法でプレイフィールド500上へ所定枚数のICメダルM’を供給する(S30)。
なお、ビンゴが成立したときにプレイフィールド500上へ供給されるICメダルM’の枚数は、そのビンゴ成立に係る賞ごとに異なる枚数としてもよいし、同じ枚数としてもよい。また、ICメダルM’ではなくメダルMを供給するようにしてもよい。
次に、本実施形態1におけるプッシャーゲーム機1のセンター抽選装置2000で進行するジャックポット抽選の流れについて説明する。
図22は、本実施形態1におけるジャックポット抽選の流れを示すフローチャートである。
各ステーション部STのメダル投入機構100から有効なICメダルM’が搬送されてきて、これをセンター抽選装置2000の図示しないICメダル受取装置で受け取ると(S41−1)、そのICチップに記憶されているステーションID及びこれに関連づけられたメダルIN情報がICリーダ625に読み取られる(S41−2)。なお、このステーションIDは、上述したように、当該ICメダルM’が払い出されたステーション部STを特定するための情報であり、これに関連づけられたメダルIN情報は、当該ICメダルM’の払出時における当該ステーション部STのRAM603に記憶されていたメダルIN情報である。
なお、センター抽選装置2000の制御装置621がジャックポット抽選の開始条件を満たしたステーション部STを把握する方法としては、例えば、各ステーション部STのメダル投入機構100に投入されたICメダルM’をセンター抽選装置2000のメダル受取装置のICメダル貯留部まで搬送するための各通路の途中に、ICメダルを検知するセンサをそれぞれ設け、そのセンサの検知結果からジャックポット抽選の開始条件を満たしたステーション部STを把握する方法が考えられる。もちろん、他の方法であってもい。
また、制御装置621は、上記のようなメダル払出処理を行った後、RAM623に記憶されているジャックポット貯留枚数データを初期値にリセットする(S45−2)。
ステーション部STは、電子データを記憶する記憶部としてのICチップを備えていて他のゲーム装置でも利用可能な共通ゲーム媒体としてのICメダルM’を、プレイヤーに対して払い出す共通ゲーム媒体払出手段としての第4リフトアップホッパ1050と、プッシャーゲームやスロットゲーム等の進行を制御し、該ゲームでメダル落下溝からICメダルM’が落下するという所定の共通ゲーム媒体払出条件が満たされたときに所定量のICメダルM’を第4リフトアップホッパ1050により払い出す制御を行うゲーム制御手段としての制御装置601と、記憶情報であるメダルIN情報を記憶する記憶装置としてのRAM603と、RAM603に記憶されているメダルIN情報を、第4リフトアップホッパ1050が払い出すICメダルM’のICチップに払出元記憶情報として書き込むデータ書込手段としてのICライタ1054とを有している。
一方、センター抽選装置2000は、複数のステーション部STから払い出されるICメダルM’を受け取る共通ゲーム媒体受取手段としての図示しないメダル受取装置と、ステーション部STのRAM603に記憶されていたメダルIN情報を記憶する情報記憶手段としてのRAM623と、メダル受取装置が受け取ったICメダルM’のICチップから、そのICメダルM’を払い出したステーション部STについてのメダルIN情報を読み取る払出元記憶情報読取手段としてのICリーダ625と、ICリーダ625が読み取ったメダルIN情報をRAM623に保存する情報保存手段、及び、RAM623に記憶されているメダルIN情報に基づいてジャックポット抽選の進行を制御するゲーム制御手段としての制御装置621とを有している。
このようなプッシャーゲーム機によれば、ICメダルM’の払出元であるステーション部STのメダルIN情報をICメダルM’の受取先であるセンター抽選装置2000へ伝達するための情報伝達を、本プッシャーゲーム機1で流通するICメダルM’を利用して実現される。そして、このICメダルM’をステーション部STからセンター抽選装置2000へと運ぶ担い手は、そのステーション部STでプレイして当該ICメダルM’を獲得したプレイヤーである。したがって、本プッシャーゲーム機によれば、通信ネットワークを介してメダルIN情報を送信する通信機能もゲーム施設の店員等の作業も必要とせずに、ステーション部STのメダルIN情報をセンター抽選装置2000へ伝達することできる新たな情報伝達システムが構築される。しかも、メダルIN情報の伝達を担うICメダルM’の流通は、本プッシャーゲーム機1内におけるプレイヤーの通常の行動、すなわち、メダルMを共通利用した複数のゲーム装置から構成される一般的なゲームシステムでのプレイヤーの行動と同様の行動によって実現される。したがって、ICメダルM’を運ぶプレイヤーが情報伝達を意識することはない。
また、本実施形態1では、払出元のゲーム装置である複数のステーション部STと、受取先のゲーム装置であるセンター抽選装置2000とが、互いに近接して配置されたゲームシステムを例に挙げて説明したが、払出元のゲーム装置同士や、払出元のゲーム装置と受取元のゲーム装置とが、互いに遠く離れて配置されたゲームシステムであっても、同様である。ただし、この場合、プレイヤーの通常の行動範囲内、例えば同一店舗内であることが望まれる。
また、払出元の各ゲーム装置は、互いに異なるゲーム内容のものであってもよい。例えば、払出元のゲーム装置の1つは競馬ゲーム機で、払出元のゲーム装置の他の1つはスロットマシンであるようなゲームシステムであってもよい。
また、本実施形態1では、受取先のゲーム装置が実行するゲームが払出元の各ゲーム装置におけるメダルIN情報を利用したジャックポット抽選である場合を例に挙げて説明したが、払出元の各ゲーム装置の記憶情報を利用したゲームであれば、他のゲームであってもよい。
すなわち、メダル投入機構100に投入されたメダルが搬送されるメダル搬送経路200中に、上記メダル搬送経路1002の底面に設けられた仕分け孔1003のようなメダル仕分け部を設け、メダル投入機構100に投入されたメダルMとICメダルM’とを仕分けできるようにする。このとき、メダルMは第1リフトアップホッパ300の通常メダル貯留部310へ搬送し、ICメダルM’は第2リフトアップホッパ350のICメダル貯留部360へ搬送するように構成する。また、メダル投入機構100に投入されたICメダルM’が第2リフトアップホッパ350のICメダル貯留部360へ搬送されるまでの間に、そのICメダルM’のICチップ内の電子データを読み取るデータ読取手段としてのICリーダを設け、ICリーダで読み取ったメダル価値データを制御部600で受信できるようにする。そして、制御部600は、ICリーダから受信したメダル価値データが示すメダル価値に相当するメダルMがプレイフィールド500に連続的に排出されるように、第1リフトアップホッパ300を制御する。以上の構成により、プレイヤーがICメダルM’をメダル投入機構100に投入した場合、そのICメダルM’のICチップに記憶されたメダル価値データが示すメダル価値に相当する枚数分のメダルMが連続してプレイフィールド500内に排出される。
すなわち、メダル投入機構100に投入されたメダルが搬送されるメダル搬送経路200中に、上記メダル搬送経路1002の底面に設けられた仕分け孔1003のようなメダル仕分け部を設け、メダル投入機構100に投入されたメダルMとICメダルM’とを仕分けできるようにする。このとき、メダルMは第1リフトアップホッパ300の通常メダル貯留部310へ搬送し、ICメダルM’は第2リフトアップホッパ350へ搬送するように構成する。ここで、第2リフトアップホッパ350には上記ICメダル貯留部360を設けず、第2リフトアップホッパ350は、メダル投入機構100に投入されたICメダルM’そのものをプレイフィールド500に排出するように駆動する。以上の構成により、プレイヤーがICメダルM’をメダル投入機構100に投入した場合、そのICメダルM’そのものがプレイフィールド500内に排出される。
次に、本発明を、複数のゲーム装置であるメダルゲーム機と記憶情報管理装置としてのゲーム媒体預かり装置であるメダル預かり機と、店舗管理装置とから構成されるゲームシステムに適用した一の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
なお、本実施形態2のゲームシステムでは、共通ゲーム媒体であるすべてのメダルがICメダルM’であり、通常のメダルMが存在しない場合を例に挙げて説明するが、上記実施形態1と同様にICメダルM’と通常のメダルMとを混在させてもよい。
このメダル預かり機3000は、本ゲームシステム内で流通するゲーム媒体であるICメダルM’をプレイヤーから一時的に預かるための装置である。メダル預かり機3000は、上部に共通ゲーム媒体であるICメダルM’を受け取る共通ゲーム媒体受取手段としてのメダル受取装置のメダル受取口3010を備えており、プレイヤーは、預けるICメダルM’を、メダル受取口3010に投入することになる。また、メダル預かり機3000には、タッチパネルが設けられている。このタッチパネルは、プレイヤーが行った操作を受け付ける入力装置3005と、操作説明等の画像を表示するための表示装置3006とから構成される。また、メダル預かり機3000には、預けたICメダルM’を引き出す際に必要な預かり証明書を排出するための排出口3011も設けられている。プレイヤーは、排出口3011から排出される預かり証明書を店舗のカウンター等の店員に見せることで、預けたICメダルM’を引き出すことができる。
各メダルゲーム機1A,1B,・・・は、少なくとも、ゲーム制御手段としての制御装置5001と、ROM5002と、RAM5003と、データ書込手段としてのICライタ5004と、異常検知手段としての異常検知機構5005と、共通ゲーム媒体払出手段としてのICメダル払出機構5006とから構成される。制御装置5001は、ROM5002に記憶されている各種プログラムを実行し、各種制御を行う。特に、制御装置5001は、その内部のコンピュータによりROM5002に記憶されていゲーム用実行プログラムを実行することで、ゲームに必要な各種制御を行い、ゲームの進行を制御する。なお、各メダルゲーム機1A,1B,・・・のゲーム内容は、どのようなものであってもよい。ROM5002は、各種制御の実行プログラム等を記憶している。RAM5003は、各種データあるいは情報を一時的に記憶するものである。なお、RAM5003は、異常検知機構が検知した各種動作異常を示す動作異常情報(記憶情報)を記憶する記憶装置として機能する。ICライタ5004は、制御装置5001の制御の下、ICメダル払出機構が払い出すICメダルM’のICチップに、RAM5003内に記憶されている動作異常情報を払出元記憶情報として書き込むためのものである。異常検知機構5005は、本メダルゲーム機の各種動作異常を検知するためのものであり、本実施形態では、電源電圧が異常電圧であることを検知する機構から構成されるが、これに限らず、メダルゲーム機の動作異常を検知するものであればよい。ただし、本実施形態2においては、動作異常が発生してからこれを店舗側が把握するまでにタイムラグが発生してしまうことから、メダルゲーム機の動作を緊急停止させる必要があるような動作異常を除いた動作異常を検知するものであることが好ましい。ICメダル払出機構5006は、制御装置5006が進行を制御するゲームで所定の払出条件が満たされたときに、制御装置5006の制御の下でICメダルM’をプレイヤーに払い出すためのものである。
100 メダル投入機構
101 貯留面
108−9,109−9,1005,625,3004 ICリーダ
300 第1リフトアップホッパ
310 通常メダル貯留部
320 リフトアップ部
330 通常メダル排出部
350 リフトアップホッパ
360 ICメダル貯留部
370 リフトアップ部
380 ICメダル排出部
390,1054,5004 ICライタ
500 プレイフィールド
501 メインテーブル
510 プッシャー部
600,610,620 制御部
1000 サテライト抽選装置
1002 メダル搬送経路
1003 仕分け孔
1004 ICメダル搬送経路
1020 第3リフトアップホッパ
1021 貯留部
1022 ホッパ駆動部
1023 リフトアップ部
1030 メダル払出部
1050 第4リフトアップホッパ
1051 貯留部
1053 リフトアップ部
1300,1400 ボール供給機構
2000 センター抽選装置
3000 メダル預かり機
3005 入力装置
3006,4005 表示装置
3008 プリンタ
4000 店舗管理装置
5000 メダルゲーム機
5005 異常検知機構
5006 ICメダル払出機構
B1,B2 ボール
M メダル
M’ ICメダル
SA サテライト部
ST ステーション部
Claims (10)
- ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置で該ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって、電子データを記憶する記憶部を備えているものを受け取る共通ゲーム媒体受取手段と、
ゲーム装置の記憶装置に記憶されていた記憶情報であって該ゲーム装置で更新される払出元記憶情報、又はその払出元記憶情報に基づく情報を記憶する情報記憶手段と、
該共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の記憶部から、該共通ゲーム媒体を払い出したゲーム装置についての払出元記憶情報を読み取る払出元記憶情報読取手段と、
該払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報又はその払出元記憶情報に基づく情報を、該情報記憶手段に保存する情報保存手段とを有することを特徴とする記憶情報管理装置。 - ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置で該ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって、電子データを記憶する記憶部を備えているものを受け取る共通ゲーム媒体受取手段と、
所定のカウント期間内に上記共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の量をカウントするカウント手段と、
該カウント手段がカウントした数を受取元特定情報に関連付けて記憶するカウント数記憶手段と、
受取元特定情報を出力する出力手段とを備えたゲーム媒体預かり装置であって、
ゲーム装置の記憶装置に記憶されていた記憶情報であって該ゲーム装置で更新される払出元記憶情報、又はその払出元記憶情報に基づく情報を記憶する情報記憶手段と、
上記共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の記憶部から、該共通ゲーム媒体を払い出したゲーム装置についての払出元記憶情報を読み取る払出元記憶情報読取手段と、
該払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報又はその払出元記憶情報に基づく情報を、該情報記憶手段に保存する情報保存手段とを有することを特徴とするゲーム媒体預かり装置。 - ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置のうちの1つのゲーム装置において、
上記複数のゲーム装置で上記ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって、電子データを記憶する記憶部を備えているものを受け取る共通ゲーム媒体受取手段と、
上記複数のゲーム装置のうちの他のゲーム装置の記憶装置に記憶されていた記憶情報であって該他のゲーム装置で更新される払出元記憶情報、又はその払出元記憶情報に基づく情報を記憶する情報記憶手段と、
該共通ゲーム媒体受取手段が受け取った共通ゲーム媒体の記憶部から、該共通ゲーム媒体を払い出したゲーム装置についての払出元記憶情報を読み取る払出元記憶情報読取手段と、
該払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報又はその払出元記憶情報に基づく情報を、該情報記憶手段に保存する情報保存手段と、
該情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて上記ゲームの進行を制御するゲーム制御手段とを有することを特徴とするゲーム装置。 - 請求項3のゲーム装置において、
上記情報記憶手段は、上記払出元記憶情報に基づく情報として貯留量データを記憶しており、
上記情報保存手段は、上記払出元記憶情報読取手段が読み取った払出元記憶情報に基づいてカウントアップされた貯留量データを該情報記憶手段に保存するものであり、
上記ゲーム制御手段は、上記所定の払出条件を満たすか否かを抽選により決定するゲームの進行を制御するものであって、該所定の払出条件が満たされたときに上記貯留量データに応じた払出量分のゲーム媒体を払い出すための処理を行うことを特徴とするゲーム装置。 - ゲーム進行により所定の払出条件を満たすとゲーム媒体を払い出す複数のゲーム装置のうちの1つのゲーム装置において、
上記複数のゲーム装置で上記ゲーム媒体として不特定のプレイヤーに共通利用される共通ゲーム媒体であって電子データを記憶する記憶部を備えているものを、プレイヤーに対して払い出す共通ゲーム媒体払出手段と、
上記ゲームの進行を制御し、該ゲームで所定の共通ゲーム媒体払出条件が満たされたときに所定量の共通ゲーム媒体を該共通ゲーム媒体払出手段により払い出す制御を行うゲーム制御手段と、
記憶情報を記憶する記憶装置と、
該記憶装置に記憶されている記憶情報を更新する更新手段と、
該記憶装置に記憶されている記憶情報であって該更新手段により更新されるものを、上記共通ゲーム媒体払出手段が払い出す共通ゲーム媒体の記憶部に払出元記憶情報として書き込むデータ書込手段とを有することを特徴とするゲーム装置。 - 請求項5のゲーム装置において、
ゲーム媒体を受け取るゲーム媒体受取手段と、
所定期間内に該ゲーム媒体受取手段が受け取ったゲーム媒体の量をカウントするカウント手段と、
該カウント手段がカウントした数を上記記憶情報として上記記憶装置に保存する保存手段とを有することを特徴とするゲーム装置。 - 請求項5のゲーム装置において、
動作異常を検知する異常検知手段と、
該異常検知手段が検知した動作異常の情報を上記記憶情報として上記記憶装置に保存する保存手段とを有することを特徴とするゲーム装置。 - 請求項5、6又は7のゲーム装置を複数備え、かつ、請求項1の記憶情報管理装置を少なくとも1つ備えることを特徴とするゲームシステム。
- 請求項5、6又は7のゲーム装置を複数備え、かつ、請求項2のゲーム媒体預かり装置を少なくとも1つ備えることを特徴とするゲームシステム。
- 請求項5、6又は7のゲーム装置を複数備え、かつ、請求項3又は4のゲーム装置を少なくとも1つ備えることを特徴とするゲームシステム。
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