JP4671519B2 - 描画プロセッサおよび描画処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータグラフィックスの図形描画を行う描画プロセッサに関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータグラフィックス(CG)技術の進歩には目覚しいものがある。コンピュータグラフィックスの代表的な応用例としては、CAD・CAE・ゲーム等がある。また最近では、カーナビゲーション等の地図情報表示にも利用されている。
【0003】
コンピュータグラフィックスでは、描画を実行するための描画命令と描画図形の座標データを用いる。また、図形に模様を施すテクスチャマッピング技術では、物体に貼りつける模様を表すテクスチャデータが必要となる。近年、処理可能なデータ量の増加に伴い、より緻密な描画が要求され始めており、このため、必要な描画データ量も拡大の一途を辿っている。一方、コンピュータグラフィックスでは、表示画面のイメージデータを保持するためのフレームバッファも必要であるが、表示画面のサイズも近年、拡大化の傾向にある。したがって、昨今の描画プロセッサは、膨大な記憶容量を有するワークメモリを必要とする。
【0004】
従来、描画データの処理のための作業領域となるデータメモリと、表示データを保持するための描画領域となるフレームメモリとが、別個に構成されていた。ところが最近では、単一のメモリに作業領域と描画領域とを構成するユニファイドメモリ構造(UMA:Unified Memory Architecture )が採用され始めている。このユニファイドメモリ構造では、描画プロセッサとメモリとの関係が一意に決定されるので、システム構成が簡略化され、コストを大幅に低減することができる。
【0005】
図10は従来の描画プロセッサの構成を示すブロック図である。図10において、描画プロセッサ200は、CPU202とメモリ203との間で生成された描画命令を外部バス201を介して入力する。入力された描画命令は、CPUインターフェース211から第1のデータバス213を介してFIFOメモリ215に供給される。FIFOメモリ215に入力された描画命令は、描画命令デコード手段216によってデコードされ、描画手段218はそのデコード結果に従って描画処理を実行する。描画処理によって得られた表示データは、第2のデータバス214を介してメモリインターフェース212からワークメモリ204に供給される。ワークメモリ204に格納された表示データは、第2のデータバス214を介して表示手段219に供給され、表示装置205に表示される。
【0006】
すなわち、外部から入力された描画命令は、第1のデータバス213を介してFIFOメモリ215に供給されるが、その他のデータは、第2のデータバス214を介してCPUインターフェース211とメモリインターフェース212との間でデータ転送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
描画性能の向上を目的としてデータの転送レートを上げるためには、例えば、動作速度(クロックレート)を向上させたり、データバスのバス幅を増やすといった方法が考えられる。ところが、動作速度の向上は、消費電力の増加等の問題を生む。このため、データバス幅の増加を採用する場合が多いが、上述した従来の描画プロセッサでは、データバスが少なくとも2本は必要になるので、描画プロセッサをLSIで実現するような場合には、バス幅の増加が大幅なコスト上昇につながるおそれがある。
【0008】
また、データバスを共用する方法も考えられる。しかしながら、この場合、単一のデータバスに複数種類のデータが流れることになるため、データ転送が競合してしまい、例えば、描画命令の供給レートを稼ぐことが困難になる、あるいは表示画像が途切れてしまうといった問題が生じるおそれがある。このような問題を回避するために、内部メモリの記憶容量を格段に大きくする等の対策も考えられるが、この場合も、大幅なコスト上昇につながることになる。
【0009】
一方、描画命令は一般的に、固定長ではなく可変長データである。これは、例えばカーナビゲーションに見られるように、地図描画に用いられる海岸線や住宅区画等は、単純な三角形や四角形では表現できない多数の連続座標からなる図形データを必要とするためである。
【0010】
例えば、図11(a)に示すように、道路等は連続直線によって表現され、このような連続直線を描画するための描画命令は、図11(b)に示すように、連続直線を構成する複数の座標点を有する。また、図12(a)に示すように、住宅区画等は多角形によって表現され、このような多角形を描画するための描画命令は、図12(b)に示すように、外枠線を構成する複数の座標点を有する。
【0011】
また、図12(a)のような図形内部の塗りつぶしを行う場合、描画処理を速やかに終えるためには、外枠線を描くまでは内部の塗りつぶしを実行できないので、外枠線の描画を早期に終了させることが不可欠である。したがって、例えば1/30秒または1/60秒毎のスクロール等のアニメーション表示を実行する場合には、描画に必要な座標データを不足なく供給することが必須となる。なお、図形内部の塗りつぶし処理は、例えば「実践コンピュータグラフィックス」日刊工業pp100−pp102に示されるアルゴリズムに従って実行可能である。
【0012】
このような可変長データを含む描画命令を確実に供給するためには、上述の従来例では、描画プロセッサの描画命令を保持するFIFOメモリを、CPUが所定時間間隔で管理する必要がある。ところがこの場合、CPUに大きな負荷がかかかることになり、特にデータ長が長い描画命令を処理する場合には、その負荷は顕著に大きくなる。ところが、CPUは、描画処理システム全体ではOSなどの処理を実行するので、CPUに負荷がかかることはシステム全体のパフォーマンスや応答性能を低下させることになりかねない。もちろん、CPUのパフォーマンスを向上させることも考えられるが、システムコストを向上させることになってしまう。また、CPUの負荷を低減するためには、FIFOの記憶容量を大きくすることも考えられるが、これもコスト増につながってしまう。
【0013】
前記の問題に鑑み、本発明は、描画プロセッサとして、データバスを有効に活用することによって、描画性能を向上させることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明が具体的に講じた解決手段は、描画プロセッサとして、外部から入力された描画命令を受けるための第1のインターフェースと、ワークメモリとのデータ転送を行うための第2のインターフェースと、前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間のデータ転送を行うデータバスと、前記データバスから描画命令を入力し、この描画命令をデコードして表示データを生成し、前記データバスに出力する表示データ生成部と、前記データバスから前記表示データを入力し、表示装置に画像を表示する画像表示部と、前記データバスの使用状況を監視し、その使用権を制御するバス制御部とを備え、前記バス制御部は、前記データバスにおけるデータ転送について優先度を設定し、設定した優先度に応じて前記データバスの使用権を制御するものであり、前記表示データ生成部は、前記データバスから入力した描画命令を一時的に保持する描画命令保持部と、前記描画命令保持部から出力された描画命令をデコードするデコード部とを備え、前記描画命令保持部は、第1および第2のデータ保持手段を有し、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方に所定のアドレス順に描画命令を書き込むとともに、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方から所定のアドレス順に描画命令を読み出すものであり、かつ、描画命令を読み出すデータ保持手段において、読み出しアドレスが所定のチェックアドレスに一致したとき、当該データ保持手段に、描画命令の新たな書き込みを開始するものである。
【0015】
して、前記本発明に係る描画プロセッサにおけるバス制御部は、少なくとも、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送、前記ワークメモリから前記表示データ生成部に描画命令を供給するデータ転送、および、前記ワークメモリから前記画像表示部に表示データを供給するデータ転送について、優先度を設定するのが好ましい。
【0016】
また、本発明が具体的に講じた解決手段は、描画プロセッサとして、外部から入力された描画命令を受けるための第1のインターフェースと、ワークメモリとのデータ転送を行うための第2のインターフェースと、前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間のデータ転送を行うデータバスと、前記データバスから描画命令を入力し、この描画命令をデコードして表示データを生成し、前記データバスに出力する表示データ生成部と、前記データバスから前記表示データを入力し、表示装置に画像を表示する画像表示部と、前記データバスの使用状況を監視し、その使用権を制御するバス制御部と、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送の際に、データ転送される描画命令をプリデコードするプリデコード部と、前記プリデコード部によるプリデコード結果から、前記表示データ生成部におけるデータ処理量を予測する処理量予測部とを備え、前記バス制御部は、前記データバスにおけるデータ転送について優先度を設定し、設定した優先度に応じて前記データバスの使用権を制御するものであり、かつ、前記処理量予測部によって予測されたデータ処理量に応じてデータ転送の優先度を変更するものである
【0017】
また、前記バス制御部は、データ転送の優先度が動的に設定変更可能に構成されているのが好ましい。
【0018】
あるいは、前記バス制御部は、所定時間当たりの予測データ処理量が所定量を超えるとき、前記ワークメモリから前記表示データ生成部に描画命令を供給するデータ転送の優先度を、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送の優先度よりも高くするのが好ましい。
【0019】
あるいは、前記ワークメモリに格納された描画命令のデータ量をモニタするメモリモニタを備え、前記バス制御部は、前記メモリモニタによってモニタされたデータ量に応じてデータ転送の優先度を変更するのが好ましい。さらに、前記バス制御部は、モニタデータ量が所定量よりも小さくなったとき、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送の優先度を、前記ワークメモリから前記表示データ生成部に描画命令を供給するデータ転送の優先度よりも高くするのが好ましい。
【0020】
あるいは、前記第1のインターフェースは、当該描画プロセッサの外部にある外部バスと接続されており、前記外部バスは、当該外部バスにおける転送データ量をモニタする外部バスモニタが接続されており、前記バス制御部は、前記外部バスモニタによってモニタされた転送データ量に応じて、前記データバスにおけるデータ転送の優先度を変更するのが好ましい。
【0021】
た、本発明は、描画処理システムとして、前記本発明に係る描画プロセッサと、前記描画プロセッサの前記第1のインターフェースと接続された外部バスと、前記外部バスに接続されたCPUおよびメモリと、前記描画プロセッサの前記第2のインターフェースと接続されたワークメモリと、前記描画プロセッサの前記画像表示部と接続された表示装置とを備えたものである。
【0022】
また、本発明は、描画プロセッサとして、外部から入力された描画命令を受けるための第1のインターフェースと、ワークメモリとのデータ転送を行うための第2のインターフェースと、前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間を接続するデータバスと、前記データバスから描画命令を入力し、この描画命令をデコードして表示データを生成し、前記データバスに出力する表示データ生成部と、前記データバスから前記表示データを入力し、表示装置に画像を表示する画像表示部とを備え、前記表示データ生成部は、前記データバスから入力した描画命令を一時的に保持する描画命令保持部と、前記描画命令保持部から出力された描画命令をデコードするデコード部とを備え、前記描画命令保持部は、第1および第2のデータ保持手段を有し、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方に所定のアドレス順に描画命令を書き込むとともに、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方から所定のアドレス順に描画命令を読み出すものであり、かつ、描画命令を読み出すデータ保持手段において、読み出しアドレスが所定のチェックアドレスに一致したとき、当該データ保持手段に、描画命令の新たな書き込みを開始するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る描画プロセッサの構造を示すブロック図である。図1において、描画プロセッサ100は、CPU102とのインターフェース制御を実行し、CPU102からの描画命令を入力する第1のインターフェースとしてのCPUインターフェース11と、ワークメモリ104とのインターフェース制御を実行する第2のインターフェースとしてのメモリインターフェース12と、CPUインターフェース11とメモリインターフェース12との間のデータ転送を行うデータバス13と、データバス13のデータ転送状態を監視するバス監視制御手段41と、データバス13におけるデータ転送の優先度を管理する描画優先度判定手段42と、描画命令を一時的に保持するための描画命令保持部22と、データバス13から描画命令保持部22にデータを転送制御する描画データ転送手段21と、描画命令保持部22のアドレスを管理するアドレス管理手段27と、描画命令保持部22に保持された描画命令をデコードする描画命令デコード手段25と、描画命令デコード手段25の出力に従って描画制御を実行する描画制御手段28と、描画命令デコード手段25を経由した描画データを描画制御手段28に従って処理する描画手段26と、描画済みデータを画像表示するデータに変換し、表示制御する画像表示部30とを備えている。
【0025】
描画データ転送手段21、描画命令保持部22、描画命令デコード手段25、描画手段26、アドレス管理手段27および描画制御手段28によって、表示データ生成部20が構成されている。表示データ生成部20は、データバス13から描画命令を入力し、入力した描画命令をデコードして表示データを生成し、データバス13に出力する。また、バス監視制御手段41および描画優先度判定手段42によって、バス制御部40が構成されている。バス制御部40は、データバス13の使用状況を監視し、その使用権を制御する。
【0026】
また、描画命令保持部22は、第1および第2のデータ保持手段22a,22bを有している。制御線50はデータバス13におけるデータ転送等の制御のために用いられる。
【0027】
さらに、描画プロセッサ100に加えて、描画プロセッサ100に描画命令を供給するCPU102と、CPU102による演算・制御のために用いられるメモリ103と、CPU102およびメモリ103が用いる外部バス101と、描画プロセッサ100から出力された画像表示データを表示する表示装置105と、ワークメモリ104とによって、描画処理システムが構成されている。ワークメモリ104は描画作業のための作業領域や表示データを保持するための描画領域として用いられ、いわゆるユニファイドメモリ構造(UMA:Unified Memory Architecture )となっている。
【0028】
図2は図1の描画プロセッサ100の動作を示す図である。図2に示すように、まずDVDやCD等の記録媒体106に記録された描画データが((1))、外部バス101を介してメモリ103に転送される((2))。CPU102はメモリ103に格納された描画データから、描画プロセッサ100によって実行可能な描画命令を作成する。作成された描画命令は、CPUインターフェース11、データバス13およびメモリインターフェース12を介して、ワークメモリ104に転送される((4))。この場合の描画命令の転送は、CPU102によって実行してもよいし、CPU102を直接介さないDMA転送のような形態で実行してもよい。
【0029】
表示データ生成部20は、ワークメモリ104に描画命令が保持された((5))ことを描画制御手段28によって認識すると、一連の描画処理を開始する。すなわち、描画データ転送手段21は、ワークメモリ104から描画命令保持部22に描画命令のデータ転送を実行する((6))。その後、描画命令保持部22に保持された描画命令を描画命令デコード手段25によってデコードし、描画手段26によって描画処理を実行する((7))。描画手段26によって描画処理されたデータは、ワークメモリ104に表示データとして転送される((8))。
【0030】
ワークメモリ104に格納された表示データは、例えば1/30秒または1/60秒間隔で画像表示部30に転送され、表示装置105に表示される((9))。以降、これらの一連の処理が実行される。
【0031】
本実施形態では、バス制御部40は、データバス13におけるデータ転送について優先度を設定し、設定した優先度に応じて、データバス13の使用権を制御する。例えば、外部から入力された描画命令をワークメモリ104に転送するデータ転送((4))、ワークメモリ104から表示データ生成部20に描画命令を供給するデータ転送((6))、または、ワークメモリ104から画像表示部30に表示データを供給するデータ転送((9))について、優先度を設定する。
【0032】
図3は図1における描画優先度判定手段42の内部構成の一例を示す図である。図3の例では、描画優先度判定手段42は、優先度設定レジスタ42aおよび優先度比較手段42bを備えている。優先度設定レジスタ42aは、データバス13におけるデータ転送の各種別についての優先度が、それぞれ設定されている。優先度比較手段42bは、現在のデータ転送の後にデータ転送を要求している装置を制御線50を介して認識し、優先度設定レジスタ42aの内容を参照して、次に実行すべきデータ転送を決定し、バス監視制御手段41に指示する。バス監視制御手段41は、次に実行すべきデータ転送に係る装置に対して、データバス13の使用権を与える。
【0033】
図4は優先度設定の一例を示す図である。図4の例では、優先度の値が低いほど優先度が高いものとしている。本例では、表示データ供給が最も優先度が高い。これは、例えば1/30秒または1/60秒毎に表示データの供給を行わないと、表示装置105に正常な描画を行うことができず、表示図形にノイズが乗ってしまうためである。
【0034】
なお、優先度設定レジスタ42aは、その設定内容が、制御線50を介して外部から変更可能に構成されている。例えば図4の例では、描画データの書き込み、すなわち描画手段から発生する描画データの書き込みの優先度が、最も低い値になっているが、これを、例えばCPUインターフェース11を介してCPU102から設定変更することも可能である。言い換えると、バス制御部40は、データ転送の優先度が、動的に設定変更可能に構成されている。
【0035】
なお、データ転送の優先度が固定されている場合には、描画優先度判定手段42を、レジスタを用いないでハードロジックで構成してもよい。
【0036】
またここでは、描画優先度判定手段42は、現在実行中のデータ転送が終了してから次のデータ転送を開始するものとしたが、例えば、データ転送の途中に、優先度がより高いデータ転送、例えば、表示データ供給、描画書き込み等の実行要求があったときは、現在実行中のデータ転送を一旦中断し、要求のあったデータ転送を先に実行して、その後、元のデータ転送を再開するようにしてもかまわない。
【0037】
なお、データバス13に、外部の他の装置が接続されている場合には、その装置が要求するデータ転送についても優先度を設定するのが好ましい。想定されるデータ転送としては、ビデオカメラによって撮影した画像データの転送、TV等の放送データの転送(ストリーム配信(MPEG4))、他の画像生成装置で生成され、送信された画像データの転送などがある。
【0038】
このような外部動画を入力する場合、動画系の優先度を、グラフィックの優先度よりも上げるのが好ましい。
【0039】
また、マルチウィンドウ画面における画面表示の前後関係や、表示画面サイズの大小によって、表示の優先度を決定してもよい。例えば、マルチウィンドウ画面において、より前に表示される画面の表示データの優先度を高くし、あるいはサイズの大きい画面の表示データの優先度を高くする。画面サイズが同じ場合は、グラフィックよりも動画系の優先度を高く設計する。
【0040】
図5は図1における表示データ生成部20の構成の一部を詳細に示す図である。図5において、アドレス管理手段27は、第1および第2のチェックアドレス保持レジスタ27a,27bと、第1および第2のチェックアドレス保持レジスタ27a,27bのいずれを用いるかを決定するための領域設定レジスタ27cと、第1および第2のチェックアドレス保持レジスタ27a,27bのいずれかの値を領域設定レジスタ27cの値に従って選択するセレクタ27dと、セレクタ27dの出力と描画命令保持部22をアクセスするために描画制御手段28が出力するアドレス値とを比較する比較手段27eとを備えている。
【0041】
また、描画データ転送手段21は、描画命令のデータ転送を制御するデータ転送制御手段21aと、データ転送制御手段21aによる制御のために必要なパラメータを保持するデータ転送領域設定手段21bとを備えている。
【0042】
描画制御手段28は、描画命令保持部22にアドレスを出力し、第1または第2のデータ保持手段22a,22bのいずれか一方から描画命令を読み出して描画処理を行う。比較手段27eは描画制御手段28が出力したアドレスとセレクタ27dの出力とを比較する。描画制御手段28は、比較手段27eの出力を受けて、描画データ転送手段21におけるデータ転送領域設定手段21bに対してデータ転送のためのパラメータを出力する。このパラメータは、描画命令デコード手段25のデコード出力を基にして決定された,描画命令保持部22のアクセスアドレスとデータ転送量とを含む。データ転送制御手段21aは、データ転送領域設定手段21bが受けたパラメータに従って、メモリインターフェース12およびデータバス13を介して、ワークメモリ104との間でデータ転送を実行する。
【0043】
図6は描画命令の供給シーケンスを示す図である。同図中、22a,22bは第1および第2のデータ保持手段22a,22bのアドレスマップをそれぞれ表している。第1のチェックアドレスCHA1は第1のデータ保持手段22aに新たな描画命令を供給するためのきっかけとなるアドレス値であり、第1のチェックアドレス保持レジスタ27aに設定される。また、第2のチェックアドレスCHA2は第2のデータ保持手段22bに新たな描画命令を供給するためのきっかけとなるアドレス値であり、第2のチェックアドレス保持レジスタ27bに設定される。第1および第2のチェックアドレスCHA1,CHA2の設定は、描画制御手段28が予め行う。ここでは、第1および第2のチェックアドレスCHA1,CHA2として、各アドレス空間においてアドレスの最大値近傍の値が設定されているものとする。領域設定レジスタ27cには、第1または第2のデータ保持手段22a,22bのいずれの領域をチェックの対象にするかを示すパラメタが設定される。
【0044】
第1ステップS11において、第1および第2のデータ保持手段22a,22bがともに描画命令が満たされていない場合、第1および第2のデータ保持手段22a,22bの両方にデータを充填する。データ充填シーケンスFS1に従って、例えばアドレスの昇順に、第1および第2のデータ保持手段22a,22bに描画命令が充填される。
【0045】
第2ステップS12において、描画制御手段28は、第1のデータ保持手段22aに充填された描画命令をデータ使用シーケンスUS1に従って例えばアドレスの昇順に読み出して描画処理を実行する。ここで、第1のチェックアドレス保持レジスタ27aに設定された第1のチェックアドレスCHA1と同一のアドレスがアクセスされたとき、アドレス管理手段27における比較手段27eが割り込み信号INTを出力する。第1のチェックアドレスCHA1が比較的大きい値に設定されているので、割り込み信号INTの出力は、第1のデータ保持手段22aの描画命令がまもなく用い尽くされて、第1のデータ保持手段22aへの描画命令の充填が可能になることを意味する。またこのとき、領域設定レジスタ27cの値が変更される。
【0046】
第3ステップS13において、割り込み信号INTを受けた描画制御手段28は、データ充填シーケンスFS2に従い例えばアドレスの昇順に、第1のデータ保持手段22aに新たな描画命令を充填する。このとき、第2のデータ保持手段22bの描画命令がデータ使用シーケンスUS2に従い例えばアドレスの昇順に読み出され、実行される。ここで、第2のチェックアドレス保持レジスタ27bに設定された第2のチェックアドレスCHA2と同一のアドレスがアクセスされたとき、アドレス管理手段27における比較手段27eが割り込み信号INTを出力する。
【0047】
第4ステップS14において、データ使用シーケンスUS3に従い第1のデータ保持手段22aの描画命令を使用しているときは、描画制御手段28は、データ充填シーケンスFS3に従い第2のデータ保持手段22bに対して例えばアドレスの昇順に新たな描画命令の充填を実行する。
【0048】
第1ステップS11および第2ステップS12に続いて、第3ステップS13および第4ステップS14を交互に繰り返す一連のシーケンスは、全ての描画命令が終了するか、または描画終了命令など特定の命令が発行されるまで、実行される。
【0049】
図6に示すような一連のシーケンスにおいて、第1または第2のチェックアドレスCHA1,CHA2がアクセスされた場合、アドレス管理手段27は描画優先度判定手段42に割り込み信号INTを出力する。描画優先度判定手段42は、描画命令供給の優先度と、次にデータバス13の使用を要求するデータ転送の優先度とを比較し、描画命令供給の優先度の方が高いときは、描画命令供給を優先的に実行させるよう、バス監視制御手段41に指示する。
【0050】
図7は本実施形態において、描画命令デコード手段25が、命令の実行シーケンスを変更するジャンプ命令やサブルーチン命令に相当する描画命令をデコードした際における、第1および第2のデータ保持手段22a,22bの動作を中心にその動作原理を示した図である。図7において、描画命令GI1がジャンプ命令やサブルーチン命令に相当する。
【0051】
描画命令デコード手段25は、第1および第2のデータ保持手段22a,22bから順序通りに描画命令を取り込んで、デコード処理を実行する。このデコード処理において、命令の実行シーケンスを変更する描画命令GI1をデコードしたとき、描画命令デコード手段25は、描画制御手段28に指示して、第1および第2のデータ保持手段22a,22bに格納された描画命令の更新を、アドレス管理手段27からの割り込み信号INTの出力の有無に関係なく、実行する。描画命令の取り込みは、上述したものと同様に実行される。
【0052】
このような描画命令供給シーケンスにおいて、CPU102やメモリ103は常に直接関与することがなく、描画制御手段28が、描画命令の消費進行状況に応じて描画命令の供給を自主的に実行する。
【0053】
なお、描画命令保持部22へのデータ転送は、描画データ転送手段21を経由してもよいし、データバス13から直接行うようにしてもよい。また、チェックアドレス保持レジスタを2個設けるものとしたが、例えば1個の保持レジスタを更新するようにしてもよい。
【0054】
以上のように本実施形態に係る描画プロセッサによると、データバスにおけるデータ転送の優先度を管理することによって、ユニファイドメモリ等のシステムに接続され、複数種類のデータを一元的に扱うデータバスであっても、その空き状態を無駄にすることなく、有効に活用することができる。このため、描画命令の供給を効率的に行うことができ、したがって、描画処理システム全体の効率を向上させることが可能になる。
【0055】
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態に係る描画プロセッサの構成を示す図である。図8では、図1と共通の構成要素について、図1と同一の符号を付している。基本的な処理の流れは、第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と異なるのは、プリデコード部60および処理量予測部61を新たに追加した点である。
【0056】
図8に示す描画プロセッサ100Aでは、プリデコード部60は、外部から入力された描画命令をワークメモリ104に転送するデータ転送の際に、データバス13を流れる描画命令をプリデコードする。処理量予測部61は、プリデコード部60によるプリデコード結果から、表示データ生成部20におけるデータ処理量を予測する。具体的には例えば、プリデコード結果から、線描画、多角形描画等の描画命令の種類別の分布に関する統計データを求めて、データ処理量を予測する。
【0057】
統計データを求めるためには、予め、線描画および多角形描画に対して優先度を決定する重み付けパラメタを設定する。また多角形に関しては、頂点の数が多いものに、より多くの優先度を設定し、線描画においては、図11(a)に示すような連続直線について、その頂点数によって優先度を決定する。
【0058】
バス制御部40は、処理量予測部61によって予測されたデータ処理量に応じて、描画優先度判定手段42の優先度設定レジスタ42aの内容を更新し、データバス13におけるデータ転送の優先度を設定変更する。例えば、所定時間当たりの予測データ処理量が所定量を超えるとき、描画命令供給に係る優先度を上げる。すなわち、ワークメモリ104から表示データ生成部20に描画命令を供給するデータ転送の優先度を、外部から入力された描画命令をワークメモリ104に転送するデータ転送の優先度よりも高くする。この場合、判定のための所定時間や所定量のようなパラメタは、外部から設定可能とするのが好ましい。
【0059】
以上のように本実施形態によると、描画命令の予測処理量に応じて、データ転送の優先度を設定変更するので、描画命令の供給を滞ることなく実行することが可能になる。
【0060】
(第3の実施形態)
図9は本発明の第3の実施形態に係る描画プロセッサの構成を示す図である。図9では、図1と共通の構成要素について、図1と同一の符号を付している。基本的な処理の流れは、第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と異なるのは、メモリインターフェース12Aが、ワークメモリ104に保持された描画命令のデータ量をモニタするメモリモニタ71を有する点である。また、CPU102Aが、外部バス101におけるデータ転送量をモニタする外部バスモニタ72を有している。
【0061】
データ転送量のモニタは、例えば、タイマー割り込みによって所定時間毎にデータの転送が終了しているか否かを確認するか、または、DMAのデータ転送量を示すデータ転送長パラメタからデータ転送量を計算することによって、行うことができる。
【0062】
図9に示す描画プロセッサ100Bでは、メモリインターフェース12Aにおけるメモリモニタ71は、ワークメモリ104に格納された未処理の描画命令のデータ量をモニタする。バス制御部40は、メモリモニタ71によってモニタされたデータ量に応じて、描画優先度判定手段42の優先度設定レジスタ42aの内容を更新し、データバス13におけるデータ転送の優先度を設定変更する。例えば、モニタしたデータ量が所定量よりも小さくなったとき、ホストデータ供給に係る優先度を上げる。すなわち、外部から入力された描画命令をワークメモリ104に転送するデータ転送の優先度を、ワークメモリ104から表示データ生成部20に描画命令を供給するデータ転送の優先度よりも高くする。この場合、判定のための所定量のようなパラメータは、外部から設定可能とするのが好ましい。
【0063】
また、CPU102Aにおける外部バスモニタ72は、外部バス101における転送データ量をモニタする。バス制御部40は、外部バスモニタ72によってモニタされた転送データ量に応じて、描画優先度判定手段42の優先度設定レジスタ42aの内容を更新し、データバス13におけるデータ転送の優先度を設定変更する。
【0064】
なお、メモリモニタ71は、メモリインターフェース12A以外のところに設けてもかまわない。また、外部バスモニタ72は、CPU102A以外のところに設けてもかまわない。
【0065】
なお、上述の各実施形態において、データバス13のバス権を決定する機能は、バス監視制御手段41に持たせる代わりに、例えばCPUインターフェース11やメモリインターフェース12に持たせてもかまわない。
【0066】
また、上述の各実施形態において、描画命令や各種データを供給するCPUは、描画プロセッサの外部に設けられるものとしたが、描画プロセッサの内部に内蔵してもよい。また、ワークメモリについても、描画プロセッサの内部に内蔵してもかまわない。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、データバスの使用権がデータ転送の優先度に応じて制御されるので、データバスを有効に活用することができる。このため、描画命令の供給を効率的に行うことができ、したがって、描画処理システム全体の効率を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る描画プロセッサの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の描画プロセッサの動作を示す図である。
【図3】 図1の構成における描画優先度判定手段の内部構成を示す図である。
【図4】 データ転送の優先度の設定の一例である。
【図5】 図1の構成におけるデータ保持手段のアドレス管理のための構成を示す図である。
【図6】 図1の構成におけるデータ保持手段のアドレス管理を説明するための図である。
【図7】 図1の構成におけるデータ保持手段のアドレス管理を説明するための図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係る描画プロセッサの構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態に係る描画プロセッサの構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の描画プロセッサの構成を示すブロック図である。
【図11】 (a)は連続直線の描画例、(b)は連続直線の描画命令の例である。
【図12】 (a)は任意頂点の多角形の描画例、(b)は多角形の描画命令の例である。
【符号の説明】
11 CPUインターフェース(第1のインターフェース)
12 メモリインターフェース(第2のインターフェース)
13 データバス
20 表示データ生成部
22 描画命令保持部
22a 第1のデータ保持手段
22b 第2のデータ保持手段
25 描画命令デコード手段(デコード部)
30 画像表示部
40 バス制御部
60 プリデコード部
61 処理量予測部
71 メモリモニタ
72 外部バスモニタ
100,100A,100B 描画プロセッサ
101 外部バス
102 CPU
103 メモリ
104 ワークメモリ
105 表示装置

Claims (10)

  1. 外部から入力された描画命令を受けるための第1のインターフェースと、
    ワークメモリとのデータ転送を行うための第2のインターフェースと、
    前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間のデータ転送を行うデータバスと、
    前記データバスから描画命令を入力し、この描画命令をデコードして表示データを生成し、前記データバスに出力する表示データ生成部と、
    前記データバスから前記表示データを入力し、表示装置に画像を表示する画像表示部と、
    前記データバスの使用状況を監視し、その使用権を制御するバス制御部とを備え、
    前記バス制御部は、前記データバスにおけるデータ転送について優先度を設定し、設定した優先度に応じて、前記データバスの使用権を制御するものであり、
    前記表示データ生成部は、
    前記データバスから入力した描画命令を一時的に保持する描画命令保持部と、
    前記描画命令保持部から出力された描画命令をデコードするデコード部とを備え、
    前記描画命令保持部は、
    第1および第2のデータ保持手段を有し、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方に所定のアドレス順に描画命令を書き込むとともに、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方から所定のアドレス順に描画命令を読み出すものであり、かつ、
    描画命令を読み出すデータ保持手段において、読み出しアドレスが所定のチェックアドレスに一致したとき、当該データ保持手段に、描画命令の新たな書き込みを開始するものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  2. 請求項1記載の描画プロセッサにおいて、
    前記バス制御部は、少なくとも、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送、前記ワークメモリから前記表示データ生成部に描画命令を供給するデータ転送、および、前記ワークメモリから前記画像表示部に表示データを供給するデータ転送について、優先度を設定するものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  3. 外部から入力された描画命令を受けるための第1のインターフェースと、
    ワークメモリとのデータ転送を行うための第2のインターフェースと、
    前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間のデータ転送を行うデータバスと、
    前記データバスから描画命令を入力し、この描画命令をデコードして表示データを生成し、前記データバスに出力する表示データ生成部と、
    前記データバスから前記表示データを入力し、表示装置に画像を表示する画像表示部と、
    前記データバスの使用状況を監視し、その使用権を制御するバス制御部と、
    外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送の際に、データ転送される描画命令をプリデコードするプリデコード部と、
    前記プリデコード部によるプリデコード結果から、前記表示データ生成部におけるデータ処理量を予測する処理量予測部とを備え、
    前記バス制御部は、
    前記データバスにおけるデータ転送について優先度を設定し、設定した優先度に応じて、前記データバスの使用権を制御するものであり、かつ
    前記処理量予測部によって予測されたデータ処理量に応じて、データ転送の優先度を変更するものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  4. 請求項3記載の描画プロセッサにおいて、
    前記バス制御部は、データ転送の優先度が動的に設定変更可能に構成されている
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  5. 請求項3記載の描画プロセッサにおいて、
    前記バス制御部は、所定時間当たりの予測データ処理量が所定量を超えるとき、前記ワークメモリから前記表示データ生成部に描画命令を供給するデータ転送の優先度を、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送の優先度よりも高くするものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  6. 請求項3記載の描画プロセッサにおいて、
    前記ワークメモリに格納された描画命令のデータ量をモニタするメモリモニタを備え、
    前記バス制御部は、前記メモリモニタによってモニタされたデータ量に応じて、データ転送の優先度を変更するものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  7. 請求項6記載の描画プロセッサにおいて、
    前記バス制御部は、モニタデータ量が所定量よりも小さくなったとき、外部から入力された描画命令を前記ワークメモリに転送するデータ転送の優先度を、前記ワークメモリから前記表示データ生成部に描画命令を供給するデータ転送の優先度よりも高くするものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  8. 請求項3記載の描画プロセッサにおいて、
    前記第1のインターフェースは、当該描画プロセッサの外部にある外部バスと接続されており、
    前記外部バスは、当該外部バスにおける転送データ量をモニタする外部バスモニタが接続されており、
    前記バス制御部は、前記外部バスモニタによってモニタされた転送データ量に応じて、前記データバスにおけるデータ転送の優先度を変更するものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
  9. 請求項1または3記載の描画プロセッサと、
    前記描画プロセッサの前記第1のインターフェースと接続された外部バスと、
    前記外部バスに接続されたCPUおよびメモリと、
    前記描画プロセッサの前記第2のインターフェースと接続されたワークメモリと、
    前記描画プロセッサの前記画像表示部と接続された表示装置とを備えた
    ことを特徴とする描画処理システム。
  10. 外部から入力された描画命令を受けるための第1のインターフェースと、
    ワークメモリとのデータ転送を行うための第2のインターフェースと、
    前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間を接続するデータバスと、
    前記データバスから描画命令を入力し、この描画命令をデコードして表示データを生成し、前記データバスに出力する表示データ生成部と、
    前記データバスから前記表示データを入力し、表示装置に画像を表示する画像表示部とを備え、
    前記表示データ生成部は、
    前記データバスから入力した描画命令を一時的に保持する描画命令保持部と、
    前記描画命令保持部から出力された描画命令をデコードするデコード部とを備え、
    前記描画命令保持部は、
    第1および第2のデータ保持手段を有し、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方に所定のアドレス順に描画命令を書き込むとともに、前記第1および第2のデータ保持手段のうち選択した方から所定のアドレス順に描画命令を読み出すものであり、かつ、
    描画命令を読み出すデータ保持手段において、読み出しアドレスが所定のチェックアドレスに一致したとき、当該データ保持手段に、描画命令の新たな書き込みを開始するものである
    ことを特徴とする描画プロセッサ。
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