JP2000066995A - バス調停方法および装置とその利用装置およびシステム - Google Patents

バス調停方法および装置とその利用装置およびシステム

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JP2000066995A
JP2000066995A JP10231442A JP23144298A JP2000066995A JP 2000066995 A JP2000066995 A JP 2000066995A JP 10231442 A JP10231442 A JP 10231442A JP 23144298 A JP23144298 A JP 23144298A JP 2000066995 A JP2000066995 A JP 2000066995A
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masters
bus arbitration
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JP10231442A
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English (en)
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Masao Watanabe
辺 征 男 渡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のバスマスタが各々同時に共通バスに対
し連続アクセスしようとする場合に、バス使用要求信号
のディセーブルから再アサートまでの最小時間が各々異
なると、従来は各々のデータ転送量の割合を所望の値に
制御することができなかったが、これを可能にすること
で、システム性能の向上を図る。 【解決手段】 複数のバスマスタ間の共通バスに対する
アクセス競合をバス使用許可制御手段4において調停す
る際に、データ転送量制御手段7で、データ転送量設定
記憶手段5に予め設定記憶されたデータ転送量の割合
と、データ転送量計測記憶手段6の値に基づき、バス調
停優先順位を決定し、またバス調停時間制御手段10
で、バス調停時間設定記憶手段8に予め設定記憶された
連続アクセス時のバス使用要求信号のディセーブルから
再アサートまでの最小時間と、バス調停時間計測手段9
の値に基づき、バス調停タイミングを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のバスマスタ
からの、共通バスに対するアクセスのためのバス使用要
求を効果的に調停し得るバス調停方法、バス調停装置お
よびこれらを用いたデータ転送装置やナビゲーションシ
ステム等のマイクロプロセッサ応用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ転送装置やマイクロプロセ
ッサ応用システムでは、それらに含まれる共通バスに接
続された複数のバスマスタの各々がバスアクセスを実行
する場合、バスアクセスを実行しようとするバスマスタ
が、バス調停装置に対しバス使用要求を発行し、バス調
停装置からのバス使用許可を得てから実際にバスアクセ
スを実行する。同時には、一つのバスマスタしかバスア
クセスを実行することができないので、複数のバスマス
タからほぼ同時にバス使用要求が発行された場合には、
バス調停装置はこれを調停して、ある一つのバスマスタ
に対してのみバス使用許可を与える。この時のバス調停
方法には、先着順制御方法、巡回順制御方法、固定優先
順制御方法、可変優先順制御方法、またはこれらの複合
された方法等様々あり、システムに求められる仕様に応
じて使い分けている。そうしたシステムの中には、シス
テムに含まれる複数のバスマスタの内、特定のバスマス
タ間における、データ転送量の割合を最適な値に制御し
ないと、システム全体としての性能を引き出せない場合
があり、このようなシステムにおける、複数のバスマス
タに対するバス調停方法としては、例えば特平4−24
105号公報に記載された「バス調停回路」に見られる
ような、動的に優先順位を自ら変えていく可変優先順制
御方法が挙げられる。
【0003】図4は従来のこの種のバス調停装置200
の一例を示す概略ブロック図、図5および図6は図4の
従来のバス調停装置200の動作を説明するための概略
タイミング図である。これらを用いて以下その動作を説
明する。まず図4のバス使用回数記憶手段15に、共通
バスに接続された第1バスマスタ11、第2バスマスタ
12、第3バスマスタ13の各々のバス使用回数を、マ
イクロプロセッサ等により予め設定記憶しておく。ここ
ではその値を2:1:∞(=第1バスマスタ:第2バス
マスタ:第3バスマスタ、以下同様)とする。ここで∞
は、バス使用回数を制御することなく、バス使用優先順
位を常に最高にする事を意味する。この状態で第1バス
マスタ11、第2バスマスタ12、第3バスマスタ13
から共通バスに対するアクセスを行おうと、バス使用要
求信号nBREQ1、nBREQ2、nBREQ3が、
それぞれ図5のように、図4のバス使用許可制御手段1
4に対して入力されたとする。ここでは第1バスマスタ
11と第2バスマスタ12がそれぞれ連続して、バス使
用要求信号nBREQ1、nBREQ2を発生し、第3
バスマスタ13は少ない頻度で、バス使用要求信号nB
REQ3を発生している様子を示している。
【0004】まず最初の調停ポイントである図5の調停
1では、バス使用要求信号nBREQ1とnBREQ2
との間で、所定の優先順位に従ったバス調停が、図4の
バス使用許可制御手段14において行われる。この所定
の優先順位は、バス使用回数制御手段17において、バ
ス使用回数記憶手段15の値=2:1:∞と、バス使用
回数計測手段16の値=0:0:0(=第1バスマス
タ:第2バスマスタ:第3バスマスタ、以下同様)との
比較により、∞を指定したバスマスタを最高にして、対
応する値の差が大きなバスマスタほど高く、対応する値
の差が同じバスマスタには巡回するようなルールに従っ
て決定される。そしてその結果としての優先順位制御信
号が、バス使用回数制御手段17で生成され、バス使用
許可制御手段14に入力される。従って調停1での優先
順位は、nBREQ3>nBREQ1>nBREQ2と
なり、この優先順位に従ったバス調停を、バス使用許可
制御手段14において行い、第1バスマスタ11に対す
るバス使用許可信号nBACK1のみを、図5のように
調停1の後アサート出力する。
【0005】これを受けて図4の第1バスマスタ11は
共通バスに対するバスアクセスを実行し、必要なデータ
転送処理等を行う。そしてバスアクセス終了時に、バス
使用要求信号nBREQ1を図5のようにディセーブル
する。すると図4のバス使用許可制御手段14も、第1
バスマスタ11に対するバス使用許可信号nBACK1
を図5のようにディセーブルし、次の調停ポイントであ
る調停2に移行する。この時図4のバス使用回数計測手
段16は、バス使用許可信号nBACK1のディセーブ
ルによる変化を用いて、第1バスマスタ11のバス使用
回数をカウントしておく。
【0006】調停2ではバス使用要求信号nBREQ1
とnBREQ2との間でバス調停が行われるが、バス使
用回数計測手段16の値=1:0:0となっているた
め、調停1とは異なる優先順位、nBREQ3>nBR
EQ2>nBREQ1に従うことになり、バス使用許可
制御手段17からは、第2バスマスタ12に対するバス
使用許可信号nBACK2のみを図5のように、調停2
の後アサート出力する。これを受けて第2バスマスタ1
2は共通バスに対するアクセスを実行し、必要なデータ
転送処理等を行う。そしてバスアクセス終了時に、バス
使用要求信号nBREQ2を図5のようにディセーブル
する。すると図4のバス使用許可制御手段14も、第2
バスマスタ12に対するバス使用許可信号nBACK2
を図5のようにディセーブルし、次の調停ポイントであ
る調停3に移行する。この時図4のバス使用回数計測手
段16は、バス使用許可信号nBACK2のディセーブ
ルによる変化を用いて、第2バスマスタ12のバス使用
回数をカウントしておく。
【0007】以下同様に、調停3、第1バスマスタ11
のバスアクセス動作、第1バスマスタ11のバス使用回
数のカウントを順次行い、調停4を迎える。この時点で
図4のバス使用回数計測手段16の、各バスマスタのバ
ス使用回数は2:1:0となり、バス使用回数記憶手段
15に予め設定しておいた、バス使用回数の値=2:
1:∞の、第1バスマスタ11と第2バスマスタ12の
部分が一致する。するとバス使用回数制御手段17は一
致検出信号を発生し、バス使用回数計測手段16に入力
することで、図5に示すように各バスマスタのカウント
値を全て0に初期化し、調停1を行う状態と同じにす
る。
【0008】したがって、以後同様の動作が行われるこ
とにより、この従来例でのバス調停装置は、システムに
含まれる複数のバスマスタの内、特定のバスマスタ間に
おけるバス使用回数の割合を制御する形で、特定のバス
マスタ間におけるデータ転送量の割合を所望の値に制御
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバス調停装置においては、図4の第1バスマスタ1
1と第2バスマスタ12の、データ転送量の割合を所望
の値に制御するために、バス使用回数記憶手段15の値
と、バス使用回数計測手段16の値を、バス使用回数制
御手段17で比較し、その結果に基づく優先順位に従っ
て、バス使用許可制御手段14において、複数のバスマ
スタ11、12、13間のバス調停を行うが、この際、
複数のバスマスタ11、12、13のバスサイクルの終
了に伴うバス使用要求信号、nBREQ1、nBREQ
2、nBREQ3のディセーブルから、再アサートする
までの最小時間が、それぞれ異なる場合であっても、あ
るバスマスタのバスサイクル終了に伴うバス使用許可信
号のディセーブルタイミングから次の調停タイミングま
での時間、すなわちバス調停時間が常に一定(一般的に
はバスの使用されない時間が最小となるような値)であ
るために、図6に示すように、バス使用要求信号nBR
EQ2のディセーブルから再アサートするまでの時間
が、バス調停時間を上回るような場合には、調停2や調
停4といった次の調停タイミングまでに、nBREQ2
の再アサートが間に合わず、それら調停時の優先順位が
高いにもかかわらず、バス使用権を獲得できず、本来バ
スを獲得して欲しくない、優先順位の低いバスマスタに
バス使用権が与えられてしまい、複数のバスマスタのバ
ス使用回数の割合を所望の値に制御することができない
という問題が発生する。
【0010】図6ではこのようになる一例を示してお
り、ここでは図4の複数のバスマスタ11、12、13
のバス使用回数の割合が、1:3:∞になるよう、図4
のバス使用回数記憶手段15に予め設定記憶している。
図5と同様の手順で動作が行われるが、図6の調停2で
は、図4の第2バスマスタ12のバス使用回数が未だ1
回であるため、バス使用優先順位は、nBREQ3>n
BREQ2>nBREQ1となるが、nBREQ2のデ
ィセーブルタイミングから再アサートタイミングまでの
最小時間が、バス調停時間よりも大きいために、図6の
調停2になる調停タイミングまでに、nBREQ2の再
アサートが間に合わず、nBACK1がアサートされる
ことになり、結果として優先順位の低い図4の第1バス
マスタ11がバス使用権を獲得し、バスアクセスを実行
する。このため第2バスマスタ12は、図6の調停3に
おいてようやくバス使用権を獲得し、バスアクセスを実
行する。
【0011】しかし調停4においては、調停2と全く同
様のことが起こり、優先順位の低い図4の第1バスマス
タ11が、再びバス使用権を獲得してバスアクセスを実
行してしまう。この結果、図4のバス使用回数計測手段
16の、各バスマスタのバス使用回数は図6のように、
2:2:0となり、図4のバス使用回数記憶手段15
に、予め設定しておいたバス使用回数の値、2:1:∞
のうち、第1バスマスタ11と第2バスマスタ12の部
分は、一致することがなくなってしまう。このため第1
バスマスタ11と第2バスマスタ12のバス使用回数の
割合を所望の値に制御することが不可能となる。
【0012】また、従来のバス調停装置においては、図
4の第1バスマスタ11と第2バスマスタ12の、デー
タ転送量の割合が所望の値になるよう制御するのに、予
め設定記憶したバス使用回数と、計測したバス使用回数
の比較結果を用いて、優先順位を可変する、バス使用回
数の割合による制御でもってバス調停を行うために、複
数のバスマスタ11、12、13の1回のバスアクセス
におけるデータ転送量がそれぞれ異なる場合には、バス
使用回数の割合とデータ転送量の割合が等しくなくな
り、結果として所望とは異なるデータ転送量の割合で制
御してしまうという問題も発生する。
【0013】本発明は、このような上記従来の問題点を
解決するものであり、複数のバスマスタの1回のバスア
クセスにおけるデータ転送量がそれぞれ異なる場合にお
いても、所望の割合で特定のバスマスタ間のデータ転送
量を制御可能とするバス調停方法、バス調停装置、およ
びこれらを用いたデータ転送装置やナビゲーション等の
マイクロプロセッサ応用システムを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、システムに含まれる複数のバスマスタの
内、特定のバスマスタ間のデータ転送量が所望の割合に
なるようバス調停する際に、予め設定記憶した複数のバ
スマスタ毎のバス調停時間と、調停毎に決定される優先
順位とに応じて、バス調停時間を可変しながらバス調停
を行うことで、複数のバスマスタのバスサイクルの終了
に伴うバス使用要求信号のディセーブルから再度アサー
トするまでの最小時間がそれぞれ異なる場合において
も、所望の割合で特定のバスマスタ間のデータ転送量を
制御可能とし、また予め設定記憶した複数のバスマスタ
毎のデータ転送量と、計測した複数のバスマスタ毎のデ
ータ転送量の比較結果に応じて、調停毎に優先順位を可
変しながらバス調停を行うことで、複数のバスマスタの
1回のバスアクセスにおけるデータ転送量がそれぞれ異
なる場合においても、所望の割合で特定のバスマスタ間
のデータ転送量を制御可能とするバス調停装置、バス調
停方法、およびこれらを用いたデータ転送装置やナビゲ
ーション等のマイクロプロセッサ応用システムを実現す
ることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1または8に記載
の発明は、複数のバスマスタからの共通バスに対するア
クセスを調停するバス調停方法または装置において、前
記複数のバスマスタ毎のデータ転送量を予め設定記憶す
るとともに、前記複数のバスマスタ毎のデータ転送量を
各々計測して記憶し、前記計測した値が前記設定した値
になるように第1制御信号を生成し、前記複数のバスマ
スタ毎のバス調停タイミング値を予め設定記憶するとと
もに、前記複数のバスマスタに対するバス使用許可信号
がディセーブルされた時点からの経過時間を計測し、前
記計測された経過時間が前記設定されたバス調停タイミ
ング値に達するよう、バス調停タイミングを必要に応じ
て基準時刻よりも遅らせるための第2制御信号を生成
し、前記複数のバスマスタからのバス使用要求信号を第
1制御信号に従って優先順位付けし、第2制御信号に従
ってバス調停タイミングを必要に応じて基準時刻より遅
らせながら、前記複数のバスマスタに対するバス使用許
可信号を択一的に発生することを特徴とするものであ
る。
【0016】以上の構成により、予め設定記憶した複数
のバスマスタ毎のバス調停時間と、調停毎の優先順位と
に応じてバス調停時間を可変しながらバス調停を行うた
め、複数のバスマスタのバスサイクルの終了に伴うバス
使用要求信号のディセーブルから再度アサートするまで
の最小時間がそれぞれ異なる場合でも、所望の割合で特
定のバスマスタ間のデータ転送量を制御することができ
る。また予め設定記憶した複数のバスマスタ毎のデータ
転送量と、計測した複数のバスマスタ毎のデータ転送量
の比較結果に応じて、調停毎の優先順位を可変しながら
バス調停を行うため、複数のバスマスタの1回のバスア
クセスにおけるデータ転送量がそれぞれ異なる場合にお
いても、所望の割合で特定のバスマスタ間のデータ転送
量を制御することがきる。
【0017】また請求項2または9に記載の発明は、請
求項1記載のバス調停方法または装置において、前記予
め設定記憶する前記複数のバスマスタ毎のバス調停タイ
ミング値が、前記複数のバスマスタに対するバス使用許
可信号がディセーブルされてから、再び同じバスマスタ
がバスアクセスしようとバス使用要求信号をアサートし
てくるまでの最小時間に基づいていることを特徴とする
ものであり、バス調停時間を必要最低限にし、所望の割
合で特定のバスマスタ間のデータ転送量を制御すること
による、バスの使用効率の低下を最小限に抑えることが
できる。
【0018】また請求項3または10に記載の発明は、
請求項1または2記載のバス調停方法または装置におい
て、前記複数のバスマスタ毎のデータ転送量を各々計測
する際に、前記複数のバスマスタの各々のバスアクセス
制御信号をもとに計測することを特徴とするものであ
り、予め行う前記データ転送量設定記憶手段への設定記
憶に際し、前記複数のバスマスタの1回のバスアクセス
におけるデータ転送量の事前把握をする必要がなくな
る。また前記複数のバスマスタの1回のバスアクセスに
おけるデータ転送量が固定ではなく、動的に変化する場
合でも、常に正確にデータ転送量を計測できるため、所
望の割合で特定のバスマスタ間のデータ転送量を制御す
ることがきる。さらにバスアクセスの種類毎のデータ転
送量を計測することもできるため、所望の割合で特定の
バスマスタ間のデータ転送量を制御する際に、データ転
送量としてバスアクセスの種類を指定することもでき
る。
【0019】また請求項4または11に記載の発明は、
請求項1、2または3記載のバス調停方法または装置に
おいて、予め設定記憶する前記複数のバスマスタ毎のバ
ス調停タイミング値を外部から設定することを特徴とす
るものであり、必要に応じて前記複数のバスマスタ毎の
バス調停タイミング値を、マイクロプロセッサなどによ
り、外部から動的に変化させることができる。
【0020】また請求項5または12に記載の発明は、
請求項1、2、3または4記載のバス調停方法または装
置において、予め設定記憶する前記複数のバスマスタ毎
のデータ転送量を外部から設定することを特徴とするも
のであり、必要に応じて前記複数のバスマスタ毎のデー
タ転送量を、マイクロプロセッサなどにより、外部から
動的に変化させることができ、実行するアプリケーショ
ンソフト毎に、前記複数のバスマスタ間のデータ転送量
の割合を最適制御して、システム全体の性能を最大限引
き出すことができる
【0021】また請求項6または13に記載の発明は、
データ転送装置として、上記したバス調停方法または装
置を用いる構成としたものであり、上記バス調停方法ま
たは装置の持つ特徴を備えたデータ転送装置とすること
ができる。
【0022】また請求項7または14に記載の発明は、
カーナビゲーションシステム等のマイクロプロセッサ応
用システムとして、上記したバス調停方法または装置を
用いる構成としたものであり、上記バス調停方法または
装置の持つ特徴を備えたカーナビゲーションシステム等
のマイクロプロセッサ応用システムとすることができ
る。
【0023】(実施の形態)以下、本発明の一実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の実施の形態におけるバス調停装置100と、それを用
いた簡単なシステムの概略ブロック図、図2、図3は図
1のバス調停装置100の動作を説明するための概略タ
イミング図である。
【0024】図1において、1、2、3はそれぞれ共通
バスに対するバスアクセスを行う第1バスマスタ、第2
バスマスタ、第3バスマスタ、4は前記バスマスタ1、
2、3からのバス使用要求信号nBREQ1、nBRE
Q2、nBREQ3を、第1制御信号に従って優先順位
付けし、第2制御信号に従ってバス調停タイミングを基
準時刻より遅らせながら、前記バスマスタ1、2、3に
対するバス使用許可信号nBACK1、nBACK2、
nBACK3のうちのどれかを択一的にアサートするバ
ス使用許可制御手段、5は前記バスマスタ1、2、3毎
のデータ転送量を予め設定記憶するデータ転送量設定記
憶手段、6は前記バスマスタ1、2、3毎のデータ転送
量を各々計測し記憶するデータ転送量計測記憶手段、7
は前記データ転送量計測記憶手段6の値が前記データ転
送量設定記憶手段5の値になるよう、前記バス使用許可
制御手段4への第1制御信号を生成するデータ転送量制
御手段、8は前記バスマスタ1、2、3毎のバス調停タ
イミング値を予め設定記憶するバス調停時間設定記憶手
段、9は前記バスマスタ1、2、3に対するバス使用許
可信号nBACK1、nBACK2、nBACK3のど
れか一つが、ディセーブルされた時点からの経過時間を
計測するバス調停時間計測手段、10は前記バス調停時
間計測手段9の値が前記バス調停時間設定記憶手段8の
値に達するまで、バス調停タイミングを必要に応じて基
準時刻より遅らせるよう、前記バス使用許可制御手段4
への第2制御信号を生成するバス調停時間制御手段であ
る。
【0025】また図2、図3において、各実線はそれぞ
れ図1の第1バスマスタ1、第2バスマスタ2、第3バ
スマスタ3からのバス使用要求信号nBREQ1、nB
REQ2、nBREQ3、および前記バスマスタ1、
2、3に対するバス使用許可信号nBACK1、nBA
CK2、nBACK3であり、破線はバス調停を行うタ
イミングを示している。
【0026】以上のように構成されたバス調停装置10
0について、以下図1、図2、図3を用いてその動作を
詳しく説明する。まず、図1のデータ転送量設定記憶手
段5に、共通バスに接続された第1バスマスタ1、第2
バスマスタ2、第3バスマスタ3の内、第1バスマスタ
1と第2バスマスタ2のデータ転送量を、予め内部的に
設定記憶しておく。ここではその値を1:3:∞(=第
1バスマスタ:第2バスマスタ:第3バスマスタ、以下
同様)とする。ここで∞は、データ転送量を制御するこ
となく、バス使用優先順位を常に最高にすることを意味
する。またバス調停時間設定記憶手段8に、共通バスに
接続された各バスマスタ1、2、3のバス調停タイミン
グ値を、予め内部的に設定記憶しておく。ここではその
値をB:A:−(=第1バスマスタ:第2バスマスタ:
第3バスマスタ、以下同様)とする。ここで−は、バス
調停時間を制御することなく、本体のバス調停時間でも
ってバス調停を常に行うことを意味する。
【0027】この状態で第1バスマスタ1、第2バスマ
スタ2、第3バスマスタ3から、共通バスに対するバス
アクセスを行おうと、バス使用要求信号nBREQ1、
nBREQ2、nBREQ3が、それぞれ図2のよう
に、図1のバス使用許可制御手段4に対して入力された
とする。ここでは第1バスマスタ1と第2バスマスタ2
がそれぞれ連続して、バス使用要求信号nBREQ1、
nBREQ2を発生し、第3バスマスタ3は少ない頻度
でバス使用要求信号nBREQ3を発生している様子を
示している。
【0028】まず、最初の調停ポイントである図2の調
停1では、バス使用要求信号nBREQ1とnBREQ
2との間で、所定の優先順位に従ったバス調停が、図1
のバス使用許可制御手段4において行われる。この所定
の優先順位は、図1のデータ転送量制御手段7におい
て、データ転送量設定記憶手段5の値=1:3:∞と、
データ転送量計測記憶手段6の値、0:0:0(=第1
バスマスタ:第2バスマスタ:第3バスマスタ、以下同
様)との比較により、∞を指定したバスマスタの優先順
位を最高にし、対応する値の差が大きなバスマスタほど
高く、対応する値の差が同じバスマスタは巡回するよう
なルールでもって決定される。
【0029】そして、その結果としての優先順位を制御
する第1制御信号が、図1のバス使用許可制御手段4お
よびバス調停時間制御手段10にそれぞれ入力される。
従って図2の調停1での優先順位はnBREQ3>nB
REQ2>nBREQ1となり、この優先順位に従った
バス調停を、図1のバス使用許可制御手段4において行
い、第2バスマスタ2に対するバス使用許可信号nBA
CK2のみを図2のようにアサート出力する。
【0030】これを受けて図1の第2バスマスタ2は、
共通バスに対するバスアクセスを行い、必要なデータ転
送処理等を実行し、バスアクセス終了時にバス使用要求
信号nBREQ2を図2のようにディセーブルする。す
ると図1のバス使用許可制御手段4も、第2バスマスタ
2に対するバス使用許可信号nBACK2を図2のよう
にディセーブルし、本来次の調停ポイントである調停X
に移行する。この時、図1のデータ転送量計測記憶手段
6は、第2バスマスタ2のバスアクセスによる第2バス
マスタアクセス制御信号の変化を用いて、第2バスマス
タ2のデータ転送量をカウントしておく。従って図2の
調停Xでは、図1のデータ転送量制御手段7において、
データ転送量設定記憶手段5の値=1:3:∞と、デー
タ転送量計測記憶手段6の値=0:1:0とが比較さ
れ、前述の優先順位付けルールにより、図2の調停1と
同じ優先順位nBREQ3>nBREQ2>nBREQ
1となる、優先順位を制御する第1制御信号が、図1の
バス使用許可制御手段4およびバス調停時間制御手段1
0にそれぞれ入力される。
【0031】一方、バス調停時間計測手段9は、バス使
用許可制御手段4が、第2バスマスタ2に対しバス使用
許可信号nBACK2を、図2のようにディセーブルし
た時刻Tからの経過時間を計測し、その計測した値を図
1のバス調停時間制御手段10に対し入力する。バス調
停時間制御手段10は、これらを受けて、予め設定記憶
してあるバスマスタ1、2、3の各々のバス調停時間の
うち、バス調停時間制御対象のバスマスタで、かつ優先
順位の最も高いバスマスタである、第2バスマスタ2の
バス調停時間Aと、バス調停時間計測手段9からの、時
刻Tからの経過計測時間との比較を行い、時刻Tからの
経過計測時間の値が、第2バスマスタ2のバス調停時間
Aの値に達したか否かを表し、バス調停時間を制御する
第2制御信号を生成し、バス使用許可制御手段4へ入力
する。
【0032】そうすると、バス使用許可制御手段4は、
データ転送量制御手段7からのバス調停優先順位を制御
する第1制御信号と、バス調停時間制御手段10からの
バス調停時間を制御する第2制御信号とによって、本来
の調停ポイントである調停Xにおいてバス調停を行おう
とする。ここでデータ転送量制御対象バスマスタで、か
つ優先順位の最も高いバスマスタからのバス使用要求信
号、すなわちnBREQ2が、調停Xにおいて未だアサ
ートされていない場合には、調停を行わず、nBREQ
2がアサートされるまで、もしくはバス調停時間計測手
段9からの時刻Tからの経過計測時間の値が、第2バス
マスタ2のバス調停時間Aの値に達するまで、調停タイ
ミングを遅延させる。そして時刻Tからの経過計測時間
の値が、第2バスマスタ2のバス調停時間Aの値に達し
ないうちに、図2のようにnBREQ2がアサートされ
たならば、調停2において、優先順位nBREQ3>n
BREQ2>nBREQ1に従って、調停を行い、第2
バスマスタ2に対し、バス使用許可信号nBACK2
を、図2のようにアサートする。
【0033】したがって、従来例で見られたような、本
来バスを使用して欲しくない、優先順位の低い第1バス
マスタ1が、バス使用権を獲得し、バスアクセスを実行
してしまうようなことがなくなる。なおこの逆で、バス
調停時間計測手段9からの、時刻Tからの経過計測時間
の値が、第2バスマスタ2のバス調停時間Aの値に達し
てもなお、nBREQ2がアサートされない、図3のよ
うな場合には、調停2において、優先順位nBREQ3
>nBREQ2>nBREQ1に従う調停を行い、第1
バスマスタ1に対し、バス使用許可信号nBACK1
を、図3のようにアサートする。これはただ単に、nB
REQ2がアサートされるまで、調停タイミングを遅延
させると、バスの使用されない時間が増え、場合によっ
てはバスの使用効率が著しく低下するのを未然に防ぐた
めである。
【0034】このような状況は、第2バスマスタ2が何
らかの理由により、一時的に連続でバスアクセスを行わ
ない場合に発生するものであって、第1バスマスタ1と
第2バスマスタ2が、連続してバスアクセスしようとす
る場合とは異なる。そこでこれに対しては、バス使用許
可制御手段4からデータ転送量計測記憶手段6への計測
制御信号をディセーブルにし、バス使用許可信号nBA
CK1がアサートされている期間の、第1バスマスタ1
のバスアクセスによる、データ転送量の計測を図3のよ
うに行わないようにする。
【0035】図2の次の調停ポイントである調停3で
は、図1のデータ転送量計測記憶手段6の各バスマスタ
のデータ転送量の値は、0:2:0となり、データ転送
量設定記憶手段5に予め設定しておいた値、1:3:∞
との比較が、データ転送量制御手段7において行われ、
優先順位はnBREQ3>nBREQ1>nBREQ2
となり、今度は第1バスマスタ1がバスアクセスを実行
する。
【0036】以上のような動作が以後調停4、調停5に
おいても行われ、そして調停6に移行する。調停6で
は、図1のデータ転送量計測記憶手段6の、各バスマス
タのデータ転送量の値は、1:3:1となり、データ転
送量設定記憶手段5に予め設定しておいた値、1:3:
∞の、第1バスマスタ1と第2バスマスタ2の該当部分
が各々一致するので、データ転送量制御手段7から一致
検出信号を発生させ、データ転送量計測記憶手段6に入
力して、各バスマスタのデータ転送量カウント値を図2
のように全て0に初期化する。これによって調停6は、
調停1と同じ状態になり、以後同様の動作を行わせるこ
とにより、本実施の形態でのバス調停装置100は、第
1バスマスタ1と第2バスマスタ2が連続バスアクセス
しようとする場合における、各々のデータ転送量の割合
を所望の値に制御することが可能である。
【0037】このように、本実施の形態におけるバス調
停装置は、図1の第1バスマスタ1と第2バスマスタ2
が同時に連続バスアクセスしようとする場合における、
各々のデータ転送量の割合を所望の値に制御するため
に、データ転送量設定記憶手段5の値とデータ転送量計
測記憶手段6の値をデータ転送量制御手段7で比較し、
それらに基づきその都度決定される優先順位に従って、
バス使用許可制御手段4において、複数のバスマスタ
1、2、3間のバス調停を行うものであり、複数のバス
マスタ1、2、3のバスサイクルの終了に伴う、バス使
用要求信号、nBREQ1、nBREQ2、nBREQ
3のディセーブルから、連続バスアクセスしようと再ア
サートするまでの最小時間がそれぞれ異なる場合であっ
ても、必要に応じて、次の調停タイミングを本来の調停
タイミングより遅延させることによって、図2に示すよ
うな、バス使用要求信号nBREQ2のディセーブルか
ら次のアサートまでの最小時間が本来のバス調停時間を
上回るような場合でも、予め設定しておいた、第2バス
マスタ2のバス調停時間AまでにnBREQ2のアサー
トが間に合えば、優先順位の高い第2バスマスタ2がバ
ス使用権を獲得でき、本来バスを獲得して欲しくない、
優先順位の低い第1バスマスタ1にバス使用権が与えら
れることがなくなり、同時に連続バスアクセスしようと
する複数のバスマスタ1、2間のデータ転送量の割合
を、所望の値に制御することが可能となる。
【0038】また、データ転送量計測記憶手段6におい
て、各バスマスタのデータ転送量を計測するのに、各バ
スマスタに対するバス使用許可信号nBACK1、nB
ACK2、nBACK3を用いる代わりに、各バスマス
タのバスアクセス制御信号を用いることにより、各バス
マスタの1回のバスアクセスにおけるデータ転送量がそ
れぞれ異なる場合、例えばあるバスマスタはシングルア
クセス、別のバスマスタはバーストアクセスであるよう
な場合にも、データ転送量を正しく計測することが可能
となり、従来のような各バスマスタ間のバス使用回数の
割合でもって、擬似的にデータ転送量の割合を制御する
のではなく、正しい本当のデータ転送量の割合でもって
制御を行うことができる。
【0039】また、バスアクセス制御信号として、デー
タ転送量が計測できるようなライトイネーブル信号、リ
ードイネーブル信号、アドレスストローブ信号あるいは
チップイネーブル信号等を単独もしくは複合したものを
用いることにより、例えばライトイネーブル信号のみを
用いたならば、データ転送量としてライト動作のみの値
を、リードイネーブル信号のみを用いたならば、データ
転送量としてリード動作のみの値を、ライトイネーブル
信号とリードイネーブル信号の両方を用いたならば、デ
ータ転送量としてライト動作+リード動作両方の値をそ
れぞれ計測できることになり、バスアクセスの種類毎に
きめ細かくデータ転送量を制御することも可能となる。
【0040】なお、本実施の形態では、図1のバス調停
時間設定記憶手段8に予め設定記憶する第2バスマスタ
2のバス調停時間Aとして特に値を限定して用いなかっ
たが、この値は、第2バスマスタ2のバスサイクルの終
了に伴うバス使用要求信号nBREQ2のディセーブル
から連続してバスアクセスしようと再アサートするまで
の最小時間に基づく値を用いることが好ましい。これに
より、本発明の目的である同時に連続してバスアクセス
しようとする複数のバスマスタ間のデータ転送量の割合
を制御しながらバス調停を行う場合においても、バス調
停タイミングを必要に応じて遅延させることによるバス
の使用効率の低下を必要最低限に抑えることができる。
【0041】また、本実施の形態では、共通バスに接続
される複数のバスマスタの数を3個とし、データ転送量
の割合を1:3:∞とした場合でもって、発明の基本動
作と効果を説明したが、複数のバスマスタの数が任意数
であっても、またデータ転送量の割合を任意とした場合
であっても、同様の動作と効果になる。
【0042】また、本実施の形態では、図1のデータ転
送量設定記憶手段5に、各バスマスタ毎のデータ転送量
を内部的に予め設定記憶していたが、マイクロプロセッ
サなどにより、外部から動的に変化させてもよい。この
場合には、実行するアプリケーションソフト毎に、複数
のバスマスタ間のデータ転送量の割合を最適制御するこ
とにより、本発明のバス調停装置を含むシステム全体の
性能を最大限に引き出すことができる。
【0043】また、本実施の形態では、図1のバス調停
時間設定記憶手段8に、各バスマスタ毎のバス調停時間
を内部的に予め設定記憶していたが、マイクロプロセッ
サなどにより、外部から設定記憶させてもよい。この場
合には、共通バスに接続する複数のバスマスタの種類を
他に変えても、変えたバスマスタに最適なバス調停時間
に設定し直すことができ、バス調停装置の柔軟性、シス
テムの柔軟性を確保することができる。
【0044】また、本実施の形態では、図1に示すよう
に本発明のバス調停装置を、複数のバスマスタおよびそ
れらが接続される共通バスのみから構成される簡単なシ
ステムにおいて用いたが、バス調停装置を必要とする如
何なるデータ転送装置においても、そこに含まれる従来
のバス調停装置に代えて用いることができる。この場合
の複数のバスマスタとしては、例えばDMAコントロー
ラやバスステートコントローラ、メモリコントローラ等
が挙げられる。これにより、これまで述べてきた、本発
明のバス調停装置の持つ多くの特徴を備えた、従来には
ない優れたデータ転送装置を提供することができる。
【0045】さらにまた、バス調停装置を必要とする如
何なるマイクロプロセッサ応用システムにおいても、そ
こに含まれる従来のバス調停装置に代えて用いることが
できる。この場合の複数のバスマスタとしては、例えば
描画プロセッサ、DVD−ROMドライブ、通信コント
ローラ、データ転送装置等が挙げられる。これにより、
これまで述べてきた、本発明のバス調停装置の持つ多く
の特徴を備えた、従来にはない優れたマイクロプロセッ
サ応用システムを提供することができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明は、シス
テムに含まれる複数のバスマスタの内、同時に連続して
バスアクセスを行おうとするバスマスタ間のデータ転送
量が所望の割合になるようバス調停する際に、予め設定
記憶した複数のバスマスタ毎のバス調停時間と調停毎に
決定される優先順位とに応じて、バス調停時間を可変し
ながらバス調停を行うことで、複数のバスマスタのバス
サイクルの終了に伴うバス使用要求信号のディセーブル
から再度アサートするまでの最小時間がそれぞれ異なる
場合においても、所望の割合でバスマスタ間のデータ転
送量を制御することができ、また複数のバスマスタ毎の
データ転送量を計測する際に、各バスマスタ毎のバスア
クセス制御信号を用いることにより、各バスマスタの1
回のバスアクセスにおけるデータ転送量が異なる場合に
おいても、あるいは同じバスマスタの1回のバスアクセ
スにおけるデータ転送量が動的に変化する場合において
も、データ転送量を正確に計測することができるバス調
停装置、バス調停方法、およびこれらを用いたデータ転
送装置やナビゲーションシステム等のマイクロプロセッ
サ応用システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるバス調停示装置お
よびそれを用いた簡単なシステムを示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるバス調停装置の動
作を説明するためのタイミング図(その1)
【図3】同バス調停装置の動作を説明するためのタイミ
ング図(その2)
【図4】従来例のバス調停装置およびそれを用いた簡単
なシステムを示す概略ブロック図
【図5】従来例のバス調停装置の動作を説明するための
タイミング図(その1)
【図6】従来例のバス調停装置の動作を説明するための
タイミング図(その2)
【符号の説明】
1 第1バスマスタ 2 第2バスマスタ 3 第3バスマスタ 4 バス使用許可制御手段 5 データ転送量設定記憶手段 6 データ転送量計測記憶手段 7 データ転送量制御手段 8 バス調停時間設定記憶手段 9 バス調停時間計測手段 10 バス調停時間制御手段 11 第1バスマスタ 12 第2バスマスタ 13 第3バスマスタ 14 バス使用許可制御手段 15 バス使用回数記憶手段 16 バス使用回数計測手段 17 バス使用回数制御手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバスマスタからの共通バスに対す
    るアクセスを調停するバス調停方法において、前記複数
    のバスマスタ毎のデータ転送量を予め設定記憶するとと
    もに、前記複数のバスマスタ毎のデータ転送量を各々計
    測して記憶し、前記計測した値が前記設定した値になる
    ように第1制御信号を生成し、前記複数のバスマスタ毎
    のバス調停タイミング値を予め設定記憶するとともに、
    前記複数のバスマスタに対するバス使用許可信号がディ
    セーブルされた時点からの経過時間を計測し、前記計測
    された経過時間が前記設定されたバス調停タイミング値
    に達するよう、バス調停タイミングを必要に応じて基準
    時刻よりも遅らせるための第2制御信号を生成し、前記
    複数のバスマスタからのバス使用要求信号を第1制御信
    号に従って優先順位付けし、第2制御信号に従ってバス
    調停タイミングを必要に応じて基準時刻より遅らせなが
    ら、前記複数のバスマスタに対するバス使用許可信号を
    択一的に発生することを特徴とするバス調停方法。
  2. 【請求項2】 前記予め設定記憶する前記複数のバスマ
    スタ毎のバス調停タイミング値が、前記複数のバスマス
    タに対するバス使用許可信号がディセーブルされてか
    ら、再び同じバスマスタがバスアクセスしようとバス使
    用要求信号をアサートしてくるまでの最小時間に基づい
    ていることを特徴とする請求項1に記載のバス調停方
    法。
  3. 【請求項3】 前記複数のバスマスタ毎のデータ転送量
    を各々計測する際に、前記複数のバスマスタの各々のバ
    スアクセス制御信号をもとに計測することを特徴とする
    請求項1または2に記載のバス調停方法。
  4. 【請求項4】 前記予め設定記憶する前記複数のバスマ
    スタ毎のバス調停タイミング値を外部から設定すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のバス調停方
    法。
  5. 【請求項5】 前記予め設定記憶する前記複数のバスマ
    スタ毎のデータ転送量を外部から設定することを特徴と
    する請求項1、2、3または4に記載のバス調停方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4、または5に記載
    のバス調停方法を用いたデータ転送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、または5に記載
    のバス調停方法を用いたカーナビゲーションシステム等
    のマイクロプロセッサ応用システム。
  8. 【請求項8】 複数のバスマスタからの共通バスに対す
    るアクセスを調停するバス調停装置において、前記複数
    のバスマスタからのバス使用要求信号を第1制御信号に
    従って優先順位付けし、第2制御信号に従ってバス調停
    タイミングを必要に応じて基準時刻より遅らせながら、
    前記複数のバスマスタに対するバス使用許可信号を択一
    的に発生するバス使用許可制御手段と、前記複数のバス
    マスタ毎のデータ転送量を予め設定記憶するデータ転送
    量設定記憶手段と、前記複数のバスマスタ毎のデータ転
    送量を各々計測し記憶するデータ転送量計測記憶手段
    と、前記データ転送量計測記憶手段の値が前記データ転
    送量設定記憶手段の値になるように前記第1制御信号を
    生成するデータ転送量制御手段と、前記複数のバスマス
    タ毎のバス調停タイミング値を予め設定記憶するバス調
    停時間設定記憶手段と、前記複数のバスマスタに対する
    バス使用許可信号がディセーブルされた時点からの経過
    時間を計測するバス調停時間計測手段と、前記データ転
    送量制御手段からの第1制御信号を受けて、特定のバス
    マスタの前記バス調停時間計測手段の値が前記バス調停
    時間設定記憶手段の値に達するように、バス調停タイミ
    ングを必要に応じて基準時刻よりも遅らせるための前記
    第2制御信号を生成するバス調停時間制御手段とを備え
    ることを特徴とするバス調停装置。
  9. 【請求項9】 前記バス調停時間設定記憶手段に予め設
    定記憶する前記複数のバスマスタ毎のバス調停タイミン
    グ値が、前記複数のバスマスタに対するバス使用許可信
    号がディセーブルされてから、再び同じバスマスタがバ
    スアクセスしようとバス使用要求信号をアサートしてく
    るまでの最小時間に基づいていることを特徴とする請求
    項8に記載のバス調停装置。
  10. 【請求項10】 前記データ転送量計測記憶手段が、前
    記複数のバスマスタの各々のバスアクセス制御信号をも
    とに計測することを特徴とする請求項8または9に記載
    のバス調停装置。
  11. 【請求項11】 前記バス調停時間設定記憶手段に予め
    設定記憶する前記複数のバスマスタ毎のバス調停タイミ
    ング値を、前記バス調停時間設定記憶手段の外部から設
    定することを特徴とする請求項8、9または10に記載
    のバス調停装置。
  12. 【請求項12】 前記データ転送量設定記憶手段に予め
    設定記憶する前記複数のバスマスタ毎のデータ転送量
    を、前記データ転送量設定記憶手段の外部から設定する
    ことを特徴とする請求項8、9、10または11に記載
    のバス調停装置。
  13. 【請求項13】 請求項8、9、10、11または12
    に記載のバス調停装置を用いたデータ転送装置。
  14. 【請求項14】 請求項8、9、10、11または12
    に記載のバス調停装置を用いたカーナビゲーションシス
    テム等のマイクロプロセッサ応用システム。
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