JP4671341B2 - 液晶レンズ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各々電極を有する透明な基板間に液晶材料を充填して液晶セルを構成し、前記電極間の電圧印加により屈折率を変化させて焦点距離を可変とした液晶レンズに関する。
従来光ディスク装置やカメラ等の合焦点機構における可変焦点レンズとして、液晶材料の複屈折性を利用して光路長を電気的に制御する液晶レンズが提案されている。
この液晶レンズは透過光に光路差を与えて焦点を可変するものであり、その一例としては、少なくとも一方の基板がレンズ形状に形成された対向する2枚の透明基板と、この透明基板の互いに対向する側の面にそれぞれ設けられた一様な透明電極と、この透明電極に挟まれたレンズ形状の空間内に封入された液晶材料とよりなり、前記透明電極への印加電圧を制御する事によって屈折率を可変するレンズ形状型の液晶レンズがある。(例えば、特許文献1参照)
また、他の例としては、平坦な2枚の透明基板と、この透明基板の互いに対向する内面の少なくとも一方の面には光軸を中心に同心状に設けられた複数の同心電極を含め、各々の面に設けられた透明電極と、この透明電極に挟まれた平坦な空間内に封入された液晶材料とよりなり、前記同心電極を構成する各透明電極への印加電圧を異ならせることにより、半径方向に電圧分布を発生させて屈折率を可変する平行基板型の液晶レンズがある。(例えば、特許文献2参照)
また、液晶レンズに関する技術ではないが、液晶材料が低温時に動作特性が悪くなることに着目し、表示装置に用いる液晶セルにヒータ電極を設けて低温時に加熱する技術が提案されている。(例えば、特許文献3参照)
また、本発明でヒータ電極の形成に用いる水金法による液晶セル電極の形成に付いては、本発明者がすでに提案している公知技術がある(例えば、特許文献4参照)
特許昭63−206721号公報 特開平5−53089号公報 特開2004−170852号公報 特開平11−194358号公報
前記液晶レンズをカメラのズーム機能やフォーカス機能に応用するためには、焦点距離の可変範囲を大きくする必要があり、このためには大きな屈折率変化を発生する必要がある。さらに液晶レンズをカメラの焦点調節機構として用いる場合には、その応答速度が重要な要素であり、自動焦点調節機構に於いては2秒以下の応答速度が要求される。
しかし、前記平行基板型の液晶レンズにおいて屈折率変化を大きくするためには、液晶セルを構成する液晶物質の屈折率異方性(Δn)を大きくするか、または前記平行基板間の距離すなわちセルギャップ(d)を大きくする必要がある。しかし液晶物質の屈折率異方性には大きさに限界があり(Δn<0,3)、必要な屈折率変化を得る為にはセルギャップ(d)を大きくする必要がある。
一方、このセルギャップの大きさは液晶セルの応答特性及び温度特性に大きな影響を有する。すなわち液晶セルの駆動電圧印加による立ち上がり、または立ち下りの応答速度とセルギャップのとの関係は、応答速度がセルギャップの二乗に比例して遅くなり、また温度に対して大きく依存する。
図15は従来の液晶セル(セルギャップ10μm)と液晶レンズ用にセルギャップを大きくした液晶セル(セルギャップ25μm)との温度に対する応答速度の特性図であり、横軸は温度(℃)を示し、縦軸は応答速度(ms)を示す。
図15においてLC1はセルギャップ10μmの従来の液晶セル、LC2はセルギャップ25μmの液晶レンズ用の液晶セルの特性曲線であり、LC1では−10℃でも2000ms以下であるのに対し、LC2は5℃で2000msを超えている。
すなわち、液晶レンズ用にセルギャップを大きくした液晶セルでは、低温側においてカメラ用の液晶レンズとしての機能を満足しない事になる。
すなわち、液晶レンズによってカメラの焦点調節機構を実現する場合、焦点調節範囲を大きくするために大きなセルギャップが必要であり、またセルギャップを大きくすることによって応答速度が遅くなるという相反する問題がある。現状の液晶レンズにおいてはこの問題に関する有効な解決策が見いだされておらず、液晶レンズを用いたカメラの焦点調節機構は実用化が進んでいない。
そこで本出願人は、焦点調節範囲を大きくするとともに応答速度を改善した液晶レンズとして、ヒータ電極による加熱方式の液晶レンズを既に提案している。
以下、図10〜14により先願のヒータ付き液晶レンズに付いて説明する。
図10は先願の液晶レンズ装置を組み込んだカメラ機構の構成図である。100は液晶レンズ装置で、後述するヒータ電極10を有する液晶レンズ1と液晶駆動回路110と前記ヒータ電極10を駆動するヒータ駆動電源120とのより構成される。
前記液晶レンズ装置100はレンズ130,140等とともにハウジング150に収められており、被写体160に向けられるカメラを構成している。そして前記ハウジング150には前記被写体160側に開口部150aが設けられている。
図11は図10に示す液晶レンズ1の断面図、図12はその平面図である。図に示すごとく液晶レンズ50は第1液晶セルである上セル2と第2液晶セルである下セル3との、配向方向を直交させた2個の液晶セルを積層したいわゆる2層液晶レンズである。上セル2と下セル3とは基本的構成は同じ構成を有するので、そこ構成を上セル2に付いて説明する。
5は大型の第1基板、6は小型の第2基板であり、この2枚の基板間に液晶層7が封止されて上セル2が構成されている。さらに前記第1基板5の内面側には液晶駆動電極8、ヒータ電極51が設けられ、さらに第1基板5の庇部分には接続電極9が設けられている。また前記第2基板6の内面側にはコモン電極11が設けられている。
前述のごとく上セル2と下セル3とは基本的構成は同じであるが、図12に示すごとく上セル2の配向方向H1と下セル3の配向方向H2とは直交配置されており、この基本的構成は同じで配向方向のみが異なる2個の液晶セルの第1基板側をUV接着層12で接着することにより液晶レンズ50を構成している。
なお、この直交配向の2層液晶レンズは、前記特許文献2に記載されている公知の液晶レンズであり、広い範囲での合焦点動作が可能で偏光依存性のない優れたものである。そして先願における液晶セルの定義としては、前記液晶レンズ1の図10に示す配置において入射光側、すなわち被写体160側に向いている方を上セル2、被写体160の対向側を下セル3としている。
図13、図14は図11に示す第1基板5と第2基板6の電極パターン図である。図13において前記液晶駆動電極8はレンズ用の複数の透明輪帯電極であり、各輪帯電極は抵抗線15で接続されるとともに中心電極8aと最外周電極8bに電源を供給することによりレンズ動作を行なう。また前記ヒータ電極51は前記液晶駆動電極8の周囲を取り囲むようにリング形状設けられている。そして前記接続電極9は液晶駆動電極8に接続される2本の接続電極9a,9bとヒータ電極51に接続される2本の接続電極9c、9dと前記第2基板6に設けられたコモン電極11に基板間導通部11aを介して接続される1本の接続電極9eとがある。
次に上記液晶レンズ50の動作を説明する。前記第1基板5に形成された液晶駆動電極8と第2基板6に形成されたコモン電極11は何れもITO(酸化インジューム・酸化スズ合金)等の透明電極で構成せれており、前記液晶駆動回路110より接続電極9a,9bを介して前記抵抗線15に供給される液晶駆動信号により、各透明輪帯電極には半径方向に電圧分布を発生する。そしてこの各透明輪帯電極に発生した電圧分布と前記コモン電極11に接続電極9eから基板間導通部11aを介して供給されるコモン信号とにより、液晶層7の屈折率が制御されてレンズ機能を生ずることになる。
また、前記第1基板5における液晶駆動電極8の周囲を取り囲むように設けられたヒータ電極51は、レンズ領域外に設けられているので透明である必要はなく、導電性の良い金電極等の金属材料を使用している。
そして、前記第1液晶セル2と第2液晶セル3とに各々設けられたヒータ電極51は温度低下を検出する温度センサー(図示せず)の信号に従って、前記ヒータ駆動電源120から接続電極9c,9dを介して供給されるヒータ駆動信号により発熱して、前記液晶層7を過熱することで応答速度の改善を行なう。
しかし、前記ヒータ電極51を前記液晶駆動電極8の周囲にリング形状に設けた場合、その形状や材質によって発熱体としての機能を発揮させるための条件が厳しいことが解った。
図13において、液晶レンズ部分の大きさは直径4mm程度の小さいものであり、そのレンズ範囲を取り囲むヒータ電極51の直径も5mm以下である。
この直径が5mm程度のヒータ電極51の材料としてシート抵抗3Ωの金薄膜を用いた場合、ヒータ電極51の幅を200μmとするとヒータ抵抗が50Ωとなる。このヒータ電極51に3Vの電圧を供給すると60mAの電流がながれて180mWの電力となるが、その結果としてヒータ温度が20℃しか上昇しなかった。
この温度上昇が少ない理由は、電力消費がリング全体で行われるため、単位面積あたりの電力消費が小さくなって、温度上昇が少なくなるものと思われる。
また、ヒータ電極としてシート抵抗の低い金薄膜に替えて、シート抵抗の高いITOを用いることも考えられるが、電子カメラ等の電池電源機器の場合3V以上の電圧供給は困難であり、同じ3V電源の場合にはさらに温度上昇が低下する結果となる。
本発明は、液晶レンズのヒータ電極構成を改良する事により、電子カメラのような電池電源による低電圧電源においても十分な温度補償が得られ、高速応答する広範囲な焦点調節範囲を有する液晶レンズを実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明における液晶レンズ装置では、内面側に電極を有する2枚の基板の間に液晶を封入して液晶セルを構成し、前記2枚の基板の一方の基板の内面側にレンズ用の複数の透明輪体電極よりなる液晶駆動電極と、前記液晶駆動電極の周囲を取り囲むようにリング形状のヒータ電極を設け、ヒータ電極によって液晶層を加熱する液晶レンズにおいて、前記ヒータ電極は発熱部を構成する高抵抗電極部と該高抵抗電極部間を接続する低抵抗電極部とを交互に設けて構成され、かつ前記発熱部は前記リング形状の中心に対して対称位置に配置されていることを特徴とするものである。
本発明の液晶レンズ装置では、前記高抵抗電極部が透明電極で形成される透明電極部であり、前記低抵抗電極部が金属電極で形成される金属電極部である。
本発明の液晶レンズ装置では、前記透明電極はインジューム・スズ酸化膜であり、前記金属電極は金電極である。
本発明の液晶レンズ装置では、前記透明電極の長さが金属電極の長さより小さく、また前記透明電極の幅が金属電極の幅より大きく構成されている。
本発明の液晶レンズ装置では、前記ヒータ電極における、透明電極部は前記レンズ用の透明輪帯電極と同一透明電極であり、金属電極部は前記透明輪帯電極の接続電極と同一の金電極である。
本発明の液晶レンズ装置では、前記液晶レンズは液晶配向方向を直交させた第1、第2の液晶セルを積層して構成されており、前記第1、第2の液晶セルの少なくとも一方の液晶セルにヒータ電極を設けている。
本発明の液晶レンズ装置では、前記第1の液晶セルは、液晶レンズを装置に組み込んだ状態で入射光側に向く上セルを構成し、前記第2の液晶セルは、前記入射光側の反対方向に向く下セルを構成しており、前記ヒータ電極は下セルである第2の液晶セルにのみ設けている。
本発明の液晶レンズ装置では、第1、第2の液晶セルは、1枚の共通基板と2枚の対向基板との3枚の基板によって構成されており、前記共通基板の1方の面に前記ヒータ電極を設けている。
上述したように、本発明によれば液晶レンズの温度補償が十分行われることで、焦点調節の可変範囲が大きくて応答速度の速い液晶レンズ装置が実現できる。
以下、図面により本発明の実施の形態に付いて詳細に説明する。なお前記図10〜図14に示す先願の液晶レンズ装置は基本的に本発明にも適用するものであり、同一要素には同一番号を付して説明を省略する。
図1は本発明の液晶レンズの断面図であり、液晶レンズ1は図113に示す先願の液晶レンズ50と基本構成は同じでヒータ電極10のみが異なっている。また図2、図3は図1おける第1基板5と第2基板6の電極パターン図であり、先願における図13、図14に対応している。
従って、図2、図3において図13、図14と同一要素には同一番号を付して説明を省略する。
図2において、図13と異なるのはヒータ電極の構成であり、図13のヒータ電極51が金薄膜のような一様な金属層で構成されていたが、図2に示す本発明のヒータ電極10は発熱部を構成する透明電極部10a(高抵抗電極部)と該透明電極部10a間を接続する金属電極部10b(低抵抗電極部)とが交互に設けられたゼブラ模様に構成されていることである。そしてヒータ電極10は前記液晶駆動電極8の周囲を取り囲むように設けられており、ヒータ電極10に接続される2本の接続電極9c、9dに前記ヒータ駆動電源120から供給される電圧によって前記透明電極部10aを発熱させて液晶レンズ1の温度補償を行う。
また、図3に示す第2基板6のコモン電極11は図14のパターンと同一構成、同一作用である。
図4a、図4bは図2に示す電極パターンを分解した電極パターン図であり、図4aは前記液晶駆動電極8を示し、図4bは前記ヒータ電極10を示す。
図4bにおいて、液晶レンズ部分の大きさは直径4mm程度の小さいものであり、そのレンズ範囲を取り囲むヒータ電極10の直径も5mm以下である。本実施形態においては直径が5mmのヒータ電極10について説明する。
前記ヒータ電極10の透明電極部10aを前記液晶駆動電極8と同じITOの透明電極で構成し、また金属電極部10bを接続電極9と同じ金薄膜電極で構成した。そしてヒータ電極10のリング巾を200μm、前記発熱部を構成する透明電極部10aの長さLを20μmとし、かつ前記発熱部である透明電極部10aは前記ヒータ電極10のリング形状の中心に対して対称位置に3個配置した。
この結果、接続電極9d、9c間の抵抗値は58Ωとなり、この接続電極9d,9cに3Vの電圧を供給したところ51.7mAの電流が流れ、3箇所の発熱部の温度上昇が100℃を超えて十分な温度補償が出来た。
上記構成によれば、ヒータ電極10の全体を発熱させるのではなく、微小面積の透明電極部10aのみを発熱させることによって高い温度上昇を可能とし、さらに発熱部をヒータ電極10のリング形状の中心に対して対称位置に配置することによって、それぞれ微小面積での発熱を液晶レンズを構成する液晶全体に対して効率よく伝えることで温度補償を可能にしている。
さらに、前記透明電極部10aの数を少なくすれば発熱部における温度上昇は大きくなるが、液晶レンズ部分に対する温度分布のバラツキが大きくなる。一方前記透明電極部10aの数を多くすれば発熱部における温度上昇は小さくなるが液晶レンズ部分に対する温度分布のバラツキが小さくなる。
従って、この透明電極部10aの数の選択は、供給電力に対する温度上昇と温度バラツキの状態を考慮してヒータの最適条件を決めるようにおこなわれる。例えば30mWの供給電力において液晶レンズ部分の温度を出来るだけ均一に20℃上昇させることである。
次に上記ゼブラ模様のヒータ電極10の製造方法に付いて説明する。
この製造方法に付いては本発明者が「液晶パネルの配線パターン形成法」として既に特許文献4で提案している水金法で形成している。
すなわち上記水金法による第1基板5の電極パターン形成工程を簡単に説明すると、まず第1基板5の上面にITO電極膜を構成する(工程a)。次に有機金に酸化性の樹脂を混ぜ合わせてペーストを作り、このペーストで上記ITO電極膜上の必要部分(各接続電極部分と前記ヒータ電極10の金属電極部10b)にスクリーン印刷機を用いて金ペースト印刷膜を形成する(工程b)。次に第1基板5を焼成炉に入れて500℃位に過熱し、前記金ペースト印刷膜の樹脂分を完全に蒸発させる。この樹脂分を完全に蒸発させることによって金だけが残り、この金がITO電極膜の表面に焼き付いて金電極膜が形成される(工程c)。この金電極膜により、各接続電極9と前記ヒータ電極10の金属電極部10bが形成される。 上記工程b及び工程cによって金電極膜を形成する方法はいわゆる「水金法」とよばれるものである。
次に金電極膜とITO電極膜の露出した全面にスクリーン印刷でポジ型のフォトレジスト膜を形成する(工程d)。次に配線パターン形状のフォトマスクを用いて紫外線照射を行いパターンイングを行う(工程e)。次に金用のエッチング液に浸漬して金電極膜の不要な部分を除去する(工程f)。この工程により、前記各接続電極9と前記ヒータ電極10の金属電極部10bとの余分な部分が除去されて各電極の形状が整えられる。続いてITO用のエッチング液に浸漬し、ITO電極膜をパターンニングする(工程g)。この工程により前記液晶駆動電極8の透明輪帯電極とヒータ電極10の透明電極部10aが形成される。上記エッチング処理工程の後に、表面層に残ったフォトレジスト膜をレジスト剥離液に浸漬して除去することで前記第1基板5の電極パターン形成工程が終了する。
図2に示す、ゼブラ模様のヒータ電極10には以下のような利点がある。
まず、透明電極部10a(高抵抗部)と金属電極部10b(低抵抗部)とを直列に配置することで、発熱部である透明電極部10aの形状と配置位置を任意に設定する事が出来るため、発熱条件の選択自由度が高い。また発熱部である透明電極部10aを分割して分散配置しているため、各透明電極部10aの電極幅を比較的広くする事が可能となり、この結果、熱の拡散がよく電極が剥がれ難くなる。
上記のヒータ電極を構成する金電極膜を水金法で形成することによって以下の利点がある。
まず、加熱効率を良くするために液晶セル内部にヒータ電極を設ける場合は、特にヒータ電極を構成する金属と液晶物質が直接接触するために前記金属の安定性が問題になる。その場合に水金法によって形成される金電極膜は純金に近い安定したものとなるため、液晶物質に直接触れても化学反応による劣化を生ずる事が無い。
また、水金法によって形成される金電極膜は、ITO膜やガラスとの密着性が良いため、過熱された時に剥がれ難い。
さらに、水金法とホトエッチングの組合せ加工によって形成されるヒータ電極10は、微細パターン形成が可能なためヒータ電極としての重要なファクターである抵抗値の管理がし易く、高性能な液晶レンズの製造が可能となる。
図5は本発明の第2の実施の形態を示すヒータ電極パターン図であり、前記第1基板5に形成されたヒータ電極21は透明電極部10aの数を多くし、5個の透明電極部10aを前記ヒータ電極21のリング形状の中心に対して対称位置に配置した。
このようにヒータ電極21のリング形状の中心に対して対称位置に配置された発熱部の数を増やすことによって、それぞれ微小面積での発熱を液晶レンズを構成する液晶全体に対して、さらに効率よく熱を伝えることが可能となる。
図6は本発明の第3の実施の形態を示すヒータ電極パターン図であり、前記第1基板5に形成されたヒータ電極31における透明電極部10aの巾をヒータ電極10のリング巾より大きくしている。
すなわち、ヒータ電極31のリング巾200μmに対して前記発熱部を構成する透明電極部10aは巾が300μmで、長さLを20μmとしている。
この結果、透明電極部10aの面積が増えたことによって発熱部での温度上昇が大きくなり、液晶レンズを構成する液晶全体に対して、さらに効率よく熱を伝えることが可能となる。
図7は本発明の第4の実施の形態を示す液晶レンズの断面図であり、図1に示す液晶レンズの断面図と同一要素には同一番号を付し説明を省略する。
図7に示す液晶レンズ20において前記図1に示す液晶レンズ1と異なるところは、ヒータ電極10を下セル3にのみ設け、上セル2には設けていないことでる。
我々は、2層セル方式の液晶レンズにおいて液晶層7に対する温度特性を測定した結果、図7に示す下セル3のみにヒータ電極10を設ける方式が、上セル2のみにヒータ電極10を設ける方式に比べて優れており、図1示す下セルと上セルの両方にヒータ電極10を設ける方式に比して遜色がないことがわかった。
以下、2層セル方式の液晶レンズにおける両側ヒータ方式と片側ヒータ方式との加熱特性に付いて説明する。
図9はヒータ電極10の加熱による各液晶セルの温度上昇を示す温度特性図であり、横軸はヒータ電極10に対するヒータ駆動電源120からの印加電圧、縦軸は各液晶セルの温度を示す。
図9においてTabは上セル2と下セル3の両方にヒータ10を設けて加熱した場合の温度上昇を示す温度特性、Taは上セル2のみにヒータ電極10を設けて加熱した場合の温度上昇を示す温度特性、Tbは下セル3のみにヒータ電極10を設けて加熱した場合の温度上昇を示す温度特性である。
各温度特性において上セル2と下セル3とは熱伝導の良いUV接着層12で一体化されているため、どの加熱方式においても略同一の温度に保たれているが、両セル加熱の温度Tab(50℃)に比べて片側セル加熱の温度Ta(30℃)とTb(42℃)とは当然低い温度になるが、この温度低下にヒータ電極10を設ける液晶セルによって差が生じることがわかった。
この温度低下に差がある理由は、前記先願の図10に示すごとく液晶レンズの加熱された温度は前記ハウジング150の外気に向いている開口部150a(入射光側)から外部に放熱されるためである。
すなわち、上セル2のみにヒータ10を設けて加熱した場合には上セル2から、前記ハウジング150の開口部150aを通して直接外部に放熱されるため、下セル3側への熱伝達が十分行なわれず低い温度しか得られないのに対し、下セル3のみにヒータ10を設けて加熱した場合には下セル3から上セル2を通して前記ハウジング150の開口部150aから外部に放熱されるため、下セル3から上セル2への熱伝達が十分行なわれ、加熱温度を有効に活用する事ができるので温度低下を少なくする事がわかった。
図7に示すごとく両セルをUV接着層で一体化した2層セル方式の液晶レンズの、下セルのみにヒータ電極を設ける方式は前記ハウジング150の開口部150aの対向側の下セルから上セルを加熱する構成と、UV接着層の熱伝導性の良さから、両セルにヒータ電極を設ける方式に対して温度特性的に差が少なく、しかも1方の液晶セルのみにヒータ電極を設けるだけで良いため、構成が単純化されてコスト的にも有利になるという効果を有する。
図8は本発明の第5の実施の形態を示す液晶レンズの断面図であり、図1に示す液晶レンズの断面図と同一要素には同一番号を付し説明を省略する。
図8に示す液晶レンズ30において前記図1に示す液晶レンズ1と異なるところは、前記液晶レンズ1の上セル2と下セル3の大型基板である2枚の第1基板5の代わりに1枚の共通大型基板である第3基板35を設けた3枚構成の2層液晶セルである。
この2層液晶セルにおいては第3基板35の両面に、図2に示した液晶駆動電極8か設けられ、かつヒータ電極10は下セル3を構成する側の面にのみ設けられている。
もちろん、このヒータ電極10を上セル2側にも設けても良いが、図7に示す液晶レンズ20で説明したように下セル3のみのヒータ電極で加熱特性が満足出来る上、液晶レンズ30の場合はUV接着層12がない1層基板であるのでさらに熱伝導率は良く、液晶レンズ20より良好な加熱特性が得られた。
上記のごとく本発明によれば、液晶レンズの温度補償用のヒータ電極を発熱部を構成する透明電極と金属電極とを交互に設けたゼブラ模様に構成することによって液晶レンズを効率良く加熱しているため、低温時の動作遅れが補償されて焦点調節の可変範囲が大きくて応答速度の速い液晶レンズ装置が実現できる。
また、2層液晶セルで構成された液晶レンズにおいて片側の液晶セルのみにヒータ電極を設けることで構成が簡単で、コスト的に有利な液晶レンズが実現できる。
また、ヒータ電極を水金法とエッチングを用いて形成することにより電極の安定性が得られ、さらにコストダウンも期待できる。
前記ゼブラ模様のヒータ電極や水金法によるヒータ電極の形成に付いて、実施の形態では内在型のヒータ電極に付いて説明したが当然これに限定されるものではなく、外在型のヒータ電極の場合にも有効なことはいうまでもない。
本発明による液晶レンズ装置は実施の形態に示したカメラに限定されず、ディスクのピックアップ装置や内視鏡等の医療機器、さらにはメガネの度数調整用等に利用可能である。
本発明の第1の実施形態を示す液晶レンズの断面図。 図1に示す第1基板5の電極パターン図。 図1に示す第2基板6の電極パターン図。 図1に示す第1基板5の液晶レンズの電極パターン図。 図1に示す第1基板5のヒータ電極パターン図。 本発明の第2の実施形態を示すヒータ電極パターン図。 本発明の第3の実施形態を示すヒータ電極パターン図。 本発明の第4の実施形態を示す液晶レンズの断面図。 本発明の第5の実施形態を示す液晶レンズの断面図。 ヒータ電極10の加熱による各液晶セルの温度特性図。 先願における液晶レンズ装置を組み込んだカメラ機構の構成図。 先願における液晶レンズの断面図。 先願における液晶レンズの断面図。 図10に示す第1基板5の電極パターン図。 図10に示す第2基板6の電極パターン図。 従来の液晶セルと、レンズ用液晶セルとの温度―応答速度特性図。
符号の説明
1、20,30,50 液晶レンズ
2 上セル
3 下セル
5 第1基板
6 第2基板
7 液晶層
8 液晶駆動電極
9 接続電極
10、21、31、51 ヒータ電極
10a 透明電極部
10b 金属電極部
11 コモン電極
12 UV接着層
35 第3基板
100 液晶レンズ装置
110 液晶駆動回路
120 ヒータ駆動電源

Claims (11)

  1. 内面側に電極を有する2枚の基板の間に液晶を封入して液晶セルを構成し、前記2枚の基板の一方の基板の内面側にレンズ用の複数の透明輪体電極よりなる液晶駆動電極と、前記液晶駆動電極の周囲を取り囲むようにリング形状のヒータ電極を設け、ヒータ電極によって液晶層を加熱する液晶レンズにおいて、前記ヒータ電極は発熱部を構成する高抵抗電極部と該高抵抗電極部間を接続する低抵抗電極部とを交互に設け構成され、かつ前記発熱部は前記リング形状の中心に対して対称位置に配置されていることを特徴とする液晶レンズ装置。
  2. 前記高抵抗電極部が透明電極で形成される透明電極部であり、前記低抵抗電極部が金属電極で形成される金属電極部である請求項1記載の液晶レンズ装置。
  3. 前記透明電極はインジューム・スズ酸化膜であり、前記金属電極は金電極である請求項2記載の液晶レンズ装置。
  4. 前記透明電極部は前記ヒータ電極の全面にリング形状に形成されており、前記金属電極部はヒータ電極を構成するリング形状の透明電極の発熱部を除く部分の表面に焼き付いて形成されている請求項2記載の液晶レンズ装置。
  5. 前記透明電極部の長さが金属電極部の長さより小さい請求項2〜4の何れか1項に記載の液晶レンズ装置。
  6. 前記透明電極部の幅が金属電極部の幅より大きい請求項5に記載の液晶レンズ装置。
  7. 前記ヒータ電極における、透明電極部は前記レンズ用の透明輪帯電極と同一透明電極であり、金属電極部は前記透明輪帯電極の接続電極と同一の金電極である請求項1〜6に記載の液晶レンズ装置。
  8. 前記液晶レンズは液晶配向方向を直交させた第1、第2の液晶セルを積層して構成されており、前記第1、第2の液晶セルの少なくとも一方の液晶セルにヒータ電極を設けた請求項1〜7の何れか1項に記載の液晶レンズ装置。
  9. 前記第1または第2の液晶セルの一方の液晶セルにのみヒータ電極を設けた請求項記載の液晶レンズ装置。
  10. 前記第1の液晶セルは、液晶レンズを装置に組み込んだ状態で入射光側に向く上セルを構成し、前記第2の液晶セルは、前記入射光側の反対方向に向く下セルを構成しており、前記ヒータ電極は下セルである第2の液晶セルにのみ設けた請求項記載の液晶レンズ装置。
  11. 第1、第2の液晶セルは、1枚の共通基板と2枚の対向基板との3枚の基板によって構成されており、前記共通基板の一方の面に前記ヒータ電極を設けた請求項8〜10の何れか1項に記載の液晶レンズ装置。
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