JP2005266011A - カラーフィルタ基板及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止されるカラーフィルタ基板及びそれを用いた表示装置を提供する。
【解決手段】絶縁性透明基板9と、絶縁性透明基板9上に設けられ複数の着色層を有すると共に画面内表示領域3を構成するカラーフィルタ層6と、画面内表示領域3の周りに規定された画面内額縁領域4と、を備えたカラーフィルタ基板2aであって、画面内額縁領域4には、絶縁性透明基板9を覆うように遮光層13が設けられ、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3には、各々、絶縁性透明基板9に起立するように、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bが形成されている共に、第1スペーサ部7aの高さと遮光層13の膜厚との和は、第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6の膜厚との和と略同じである。
【選択図】図3

Description

本発明は、カラー液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ基板及びそれを用いた表示装置に関するものである。
液晶表示装置は、小型、薄型、低消費電力及び軽量という特徴を有するため、現在、各種の電子機器に広く用いられている。特に、スイッチング素子を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置は、パソコン等のOA機器、テレビ等のAV機器や携帯電話等の携帯情報機器に広く採用されている。また、近年、液晶表示装置の大型化や、高精細化、画素有効面積比率の向上(高開口率化)、広視野角化及び色純度向上等の表示品位の向上が急速に進んでいる。
この液晶表示装置は、互いに対向するように配置されたアクティブマトリクス基板及びカラーフィルタ基板と、それら両基板の間に挟持された液晶層とから構成されている。
この液晶層の厚みは、セルギャップ、セル厚と呼ばれ、上述のアクティブマトリクス基板、又は、カラーフィルタ基板に所定サイズのプラスチックビーズを散布して、両基板間にプラスチックビーズをスペーサとして挟持されることにより形成されている。
このスペーサの散布方法は、一般に、プラスチックビーズを気流にのせて散布しているため、そのプラスチックビーズの存在する位置を特定することができず、画素上に不特定に存在するビーズスペーサによって光の散乱又は透過が発生して、液晶表示装置の表示品位が低下するという問題がある。
また、液晶表示装置を構成するアクティブマトリクス基板及びカラーフィルタ基板は、それぞれ、画像の最小要素である画素が多数配設された画面内表示領域と、その画面内表示領域の外周囲に位置する画面内額縁領域と、が規定されている。
液晶表示装置は、開口部を有する筐体又はフレーム枠に組み付けられ、その開口部に画面内表示領域が、その開口部の周縁に画面内額縁領域が、それぞれ位置している。
アクティブマトリクス基板の画面内表示領域には、複数のゲート線と複数のソース線とが互いに直交するように配設され、各ゲート線とソース線との交差部にはスイッチング素子が設けられている。そして、一対のゲート線及び一対のソース線で囲われる領域のそれぞれに画素を構成する画素電極が設けられている。
また、アクティブマトリクス基板の画面内額縁領域には、画面内表示領域のゲート線又はソース線の引出配線や欠陥修正及び検査用の予備配線が配設され、その全領域に遮光層が設けられている。
画面内額縁領域は、画像表示に直接関わらないが、その遮光層によって画面内表示領域において画像表示に必要なバックライト等からの光を遮断している。また、遮光膜が感光性樹脂から形成される場合には、遮光性を高めるために、その膜厚を厚くする必要がある。さらに、画面内額縁領域の遮光層は、液晶表示装置の筐体又はフレーム枠に組み付けられる場合、その開口部の周縁の位置に当たるので、組み付けマージンを考慮して、幅広になってしまう。
そのため、画面内額縁領域にこの遮光膜を設けることにより、画面内表示領域と画面内額縁領域との間に段差が発生し、両者の間でセル厚が変わってしまう。そして、このセル厚変動によって、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍では、表示光に位相差(リタデーション)が生じ、色調が異なって色むらとして視認される恐れがある。
そこで、スペーサの位置を特定すると共に、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍での色むらを抑制するために、カラーフィルタ基板上に樹脂等で形成された柱状スペーサを設ける方法が提案されている。
特許文献1では、有効画面外にダミースペーサを設ける技術が開示されているが、そのダミースペーサの好ましい構成及び位置については具体的記述がない。
特許文献2では、基板周囲のシール材塗布部分に柱状体を形成して対向基板(カラーフィルタ基板)とのギャップ制御機能を行うと記載されているが、その柱状体の具体的構成について記述がない。
特許文献3では、カラーフィルタを形成する際のドライフィルムラミネートを利用して、均一な厚みのスペーサを形成する技術が開示されている。
特許文献4では、画面内表示領域、画面内額縁領域及びその外周領域の非表示領域にスペーサを設ける技術が開示されているが、各スペーサの厚みの関係について具体的記述がない。
特開平8−114809号公報 特開平10−82909号公報 特開2001−100221号公報 特開2001−51266号公報
しかしながら、このような従来のスペーサの形成方法では、単に、カラーフィルタ基板上の特定の位置にスペーサが形成されるだけであり、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生を抑止するものではない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止されるカラーフィルタ基板及びそれを用いた表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は、カラーフィルタ基板上に、又は、表示装置を構成するカラーフィルタ基板上に、セル厚を調整するように構成されたスペーサを設けるようにしたものである。
具体的に、本発明のカラーフィルタ基板は、透明基板と、該透明基板上に設けられ複数の着色層を有すると共に画面内表示領域を構成するカラーフィルタ層と、該画面内表示領域の周りに規定された画面内額縁領域と、を備えたカラーフィルタ基板であって、上記画面内額縁領域には、上記透明基板を覆うように遮光層が設けられ、上記画面内額縁領域及び画面内表示領域には、各々、上記透明基板に起立するように、第1スペーサ部及び第2スペーサ部が形成されている共に、上記第1スペーサ部の高さと上記遮光層の膜厚との和が、上記第2スペーサ部の高さと上記カラーフィルタ層の膜厚との和と略同じであることを特徴とする。
上記の構成によれば、カラーフィルタ基板の画面内額縁領域及び画面内表示領域に、そのベースの透明基板に起立するように第1及び第2スペーサ部がそれぞれ形成されている。しかも、その第1スペーサ部の高さと遮光層の膜厚との和が、第2スペーサ部の高さとカラーフィルタ層の膜厚との和と略同じである。そのため、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端の高さが略同じになる。これにより、画面内額縁領域に設けられた遮光層に起因する画面内額縁領域と画面内表示領域との間の段差がなくなることになる。よって、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記遮光層が、上記カラーフィルタ層よりも厚肉であって、上記第1スペーサ部の高さが、上記第2スペーサ部よりも低くてもよい。
上記の構成によれば、画面内額縁領域の遮光層が、画面内表示領域のカラーフィルタ層よりも厚い場合、画面内額縁領域の第1スペーサ部の高さが、画面内表示領域の第2スペーサ部よりも低くなることにより、その第1スペーサ部の高さと遮光層の膜厚との和が、第2スペーサ部の高さとカラーフィルタ層の膜厚との和と略同じになる。これにより、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端が略同じ高さになる。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記カラーフィルタ層の複数の着色層の間には該複数の着色層の間を遮光するブラックマトリクスが設けられていてもよい。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記第2スペーサ部が、上記ブラックマトリクスに重なるように設けられ、上記第1スペーサ部の高さと上記遮光層の膜厚との和が、上記第2スペーサ部の高さと上記ブラックマトリクスの膜厚との和と略同じであってもよい。
上記の構成によれば、画面内表示領域の第2スペーサ部が、カラーフィルタ層の複数の着色層の間のブラックマトリクスと重なるように設けられている。そのため、第2スペーサ部によって光の散乱又は透過があったとしても、画面内の表示品位を低下させる恐れがない。さらに、第1スペーサ部の高さと上記遮光層の膜厚との和が、上記第2スペーサ部の高さと上記ブラックマトリクスの膜厚との和と略同じであるので、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端の高さが略同じになる。これにより、画面内額縁領域に設けられた遮光層に起因する画面内額縁領域と画面内表示領域との間の段差がなくなることになる。よって、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記遮光層が、上記ブラックマトリクスよりも厚肉であって、上記第1スペーサ部の高さが、上記第2スペーサ部よりも低くてもよい。
上記の構成によれば、画面内額縁領域の遮光層が、画面内表示領域のブラックマトリクスよりも厚い場合、画面内額縁領域の第1スペーサ部の高さが、画面内表示領域の第2スペーサ部よりも低くなることにより、その第1スペーサ部の高さと遮光層の膜厚との和が、第2スペーサ部の高さとブラックマトリクスの膜厚との和と略同じになる。これにより、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端が略同じ高さになる。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記カラーフィルタ層が、赤色、緑色及び青色の着色層が配設され、上記遮光層が、上記カラーフィルタ層の赤色及び青色の着色層を構成する材料を積層して形成されていてもよい。
上記の構成によれば、画面内額縁領域の遮光層が、カラーフィルタ層の赤色及び青色の着色層を構成する材料を積層して形成されている。すなわち、遮光層はカラーフィルタ層の赤色及び青色の着色層と同じ工程で形成されるため、カラーフィルタ基板の製造工程は簡略化される。また、赤色、緑色及び青色の着色層のうち、赤色及び青色の着色層の組み合わせが最も光の透過率が低いので、カラーフィルタ層の形成を利用して十分な遮光性を有する遮光層を形成することできる。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記第2スペーサ部が、上記第1スペーサ部を構成する材料と、上記カラーフィルタ層の着色層を構成する材料とを積層して形成されていてもよい。
上記の構成によれば、画面内表示領域の第2スペーサ部が、画面内額縁領域の第1スペーサ部を構成する材料と、画面内表示領域の着色層を構成する材料とを積層して形成されている。そのため、第2スペーサ部の高さが、第1スペーサ部の高さよりも着色層の膜厚の分だけ高くなって、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端が同じ高さになる。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記透明基板のカラーフィルタ層側には液晶分子が配向され、上記画面内表示領域が、上記第1及び第2スペーサ部を構成する材料で形成され、上記液晶分子の配向を制御するための突起部を有してもよい。
上記の構成によれば、画面内表示領域には、第1及び第2スペーサ部を構成する材料で形成された突起部が設けられ、この突起部により液晶分子の配向を制御することができる。
本発明のカラーフィルタ基板は、上記カラーフィルタ層、遮光層、並びに、第1及び第2スペーサ部が、各々、フィルム上に形成させた樹脂膜を上記透明基板に転写するドライフィルムラミネート法で形成されていてもよい。
上記の構成によれば、カラーフィルタ層、遮光層、並びに、第1及び第2スペーサ部は、各々、ドライフィルムラミネート法によって形成されるので、従来のスピンコート法で各々を形成する場合より、その膜厚の精度が高くなる。そのため、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端の位置、つまり、両スペーサ部の高さを精度よく制御することができる。
以上のようなカラーフィルタ基板は、表示装置において、特にその効果が有効に発揮できる。
本発明の表示装置は、透明基板と該透明基板上に設けられ複数の着色層からなるカラーフィルタ層とを有するカラーフィルタ基板と、該カラーフィルタ基板に対向配置され、透明基板と該透明基板上に設けられた複数のスイッチング素子とを有する素子基板と、それら両基板の間に挟持される表示媒体層と、を備えた表示装置であって、上記カラーフィルタ基板及び素子基板には、各々、上記カラーフィルタ層の対応部分である画面内表示領域と、該画面内表示領域の周りに位置する画面内額縁領域と、が規定され、上記素子基板の画面内額縁領域には、上記透明基板を覆うように遮光層が設けられ、上記素子基板の表面が、画面内額縁領域及び画面内表示領域との間で上記遮光層に対応する段差を有しており、上記カラーフィルタ基板の画面内額縁領域及び画面内表示領域には、各々、上記表示媒体層の厚みを規定するように、第1スペーサ部及び第2スペーサ部が形成されていると共に、上記第1スペーサ部と第2スペーサとの高さの差が、上記画面内額縁領域及び画面内表示領域との間の表面段差と略同じであることを特徴とする。
上記の構成によれば、素子基板の画面内額縁領域に、遮光層が設けられ、カラーフィルタ基板の画面内額縁領域及び画面内表示領域に、表示媒体層の厚みを規定するように、第1及び第2スペーサ部がそれぞれ形成されている。しかも、第1スペーサ部と第2スペーサ部との高さの差は、画面内額縁領域及び画面内表示領域との間の表面段差と略同じである。そのため、画面内額縁領域に形成された第1スペーサ部と画面内表示領域に形成された第2スペーサ部との高さの差により、素子基板における画面内額縁領域及び画面内表示領域との間の表面段差が解消される。よって、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
本発明の表示装置は、上記素子基板の画面内額縁領域の表面が、該素子基板の画面内表示領域の表面のよりも高い位置にあると共に、上記第1スペーサ部の高さが、上記第2スペーサ部よりも低くてもよい。
上記の構成によれば、素子基板の画面内額縁領域の遮光層により、素子基板の画面内額縁領域の表面が、素子基板の画面内表示領域の表面のよりも高い位置にある場合、画面内額縁領域に形成された第1スペーサ部の高さが、画面内表示領域に形成された第2スペーサ部よりも低くなることにより、素子基板における画面内額縁領域及び画面内表示領域との間の表面段差が解消される。
本発明の表示装置は、上記第2スペーサ部が、上記第1スペーサ部を構成する材料と、上記カラーフィルタ層の着色層を構成する材料とを積層して形成されていてもよい。
上記の構成によれば、画面内表示領域の第2スペーサ部が、画面内額縁領域の第1スペーサ部を構成する材料と、画面内表示領域の着色層を構成する材料とを積層して形成されている。そのため、第2スペーサ部の高さが、第1スペーサ部の高さよりも着色層の膜厚の分だけ高くなって、素子基板における画面内額縁領域及び画面内表示領域との間の表面段差が解消される。
本発明の表示装置は、上記表示媒体層が、液晶分子から構成され、上記カラーフィルタ基板の画面内表示領域が、上記第1及び第2スペーサ部を構成する材料で形成され、上記液晶分子の配向を制御するための突起部を有してもよい。
上記の構成によれば、画面内表示領域には、第1及び第2スペーサ部を構成する材料で形成された突起部が設けられ、この突起部により液晶分子の配向を制御することができる。
本発明の表示装置は、上記カラーフィルタ層、遮光層、並びに、第1及び第2スペーサ部が、各々、フィルム上に形成させた樹脂膜を上記透明基板に転写するドライフィルムラミネート法で形成されていてもよい。
上記の構成によれば、カラーフィルタ層、遮光層、並びに、第1及び第2スペーサ部は、各々、ドライフィルムラミネート法によって形成されるので、従来のスピンコート法で各々を形成する場合より、その膜厚の精度が高くなる。そのため、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端の位置、つまり、両スペーサ部の高さを精度よく制御することができる。
本発明によれば、カラーフィルタ基板の画面内額縁領域及び画面内表示領域に、第1及び第2スペーサ部がそれぞれ形成されている。しかも、その第1スペーサ部の高さと遮光層の膜厚との和が、第2スペーサ部の高さとカラーフィルタ層の膜厚との和と略同じであるので、画面内額縁領域及び画面内表示領域における第1及び第2スペーサ部の上端の高さが略同じになる。そのため、画面内額縁領域に設けられた遮光膜に起因する画面内額縁領域と画面内表示領域との間の段差がなくなることになり、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
以下、本発明の実施形態を図面に用いて詳細に説明する。以下の実施形態では、表示装置として、TFTをスイッチング素子として用いた液晶表示装置を例に説明する。但し、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、他の構成であってもよい。
《発明の実施形態1》
以下に、本発明の実施形態1に係る液晶表示装置について説明する。
図1は、液晶パネル10aを構成するカラーフィルタ基板2aがマザーガラス1上に複数個配設された状態を示す平面模式図であり、図2は、その1つの液晶パネル10aの周辺部分を拡大した平面模式図であり、図3は、図2中のA−A’線に沿った断面模式図である。また、図4は、その液晶パネルの画素部分の平面模式図であり、図5は、図4中のB−B’線に沿った断面模式図である。但し、図3中のアクティブマトリクス基板1aは、その基板上の構成を簡略化している。
液晶表示装置を製造する際のマザーガラス1には、複数のカラーフィルタ基板2aがマトリクス状に配設しており、その各々の部分がパネル領域を形成して液晶パネル10aとなる。
液晶パネル10aは、素子基板として機能するアクティブマトリクス基板1aと、そのアクティブマトリクス基板1aに対向配置されるカラーフィルタ基板2aと、それら両基板1a及び2aの間に挟持され表示媒体層を構成する液晶層8と、を備えている。
アクティブマトリクス基板1aは、絶縁性透明基板9上に複数のゲート線15と複数のソース線16とが互いに直交するように配設され、各ゲート線15の間には容量線18がゲート線15と並行に延びるように配設されている。そして、各ゲート線15とソース線16との交差部にはスイッチング素子としてTFT21が設けられている。また、一対のゲート線15と一対のソース線16とで囲われる表示領域に画素を構成する画素電極20が各TFT21に対応して設けられている。
また、アクティブマトリクス基板1aは、絶縁性透明基板9上に、ゲート絶縁膜23及び層間絶縁膜12が順に積層された積層構造となっている。
絶縁性透明基板9とゲート絶縁膜23との層間には、ゲート線15と、ゲート線15からソース線16の延びる方向に突出したゲート電極15aと、容量線18と、ゲート線15の延設部であるゲート線引出配線11と、が設けられている。
ゲート絶縁膜23と層間絶縁膜12との層間には、真性アモルファスシリコン層22aとn+アモルファスシリコン層22bとが順に積層してTFT21を構成する半導体層22が設けられ、半導体層22の上層には、ソース線16と、各TFT21に対応してソース線16からゲート線15の延びる方向に突出したソース電極16aと、ソース電極16aに対峙するドレイン電極17と、ドレイン電極17の延設部であるドレイン電極引出電極17aと、が設けられている。
層間絶縁膜12の上層には、ドレイン電極引出電極17aにコンタクトホール19を介して接続された画素電極20が設けられ、その画素電極20の上層には、配向膜(不図示)が設けられている。
ドレイン電極引出電極17aの容量線18と重なる部分は、補助容量電極となり、ゲート絶縁膜23を介して容量線18と共に補助容量を構成している。
カラーフィルタ基板2aは、絶縁性透明基板9上に、カラーフィルタ層6及び共通電極(不図示)が順に積層された積層構造となっている。
共通電極の上層には、アクティブマトリクス基板1aとカラーフィルタ基板2aとの間に挟持される液晶層8の厚みを規定するために、絶縁性透明基板9に起立するようにスペーサが設けられている。
カラーフィルタ層6には、アクティブマトリクス基板1aの各画素に対応して、赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cのうちの1色の着色層が設けられている。そして、カラーフィルタ層6の周り(後述する画面内額縁領域4)には、カラーフィルタ層6より厚肉で赤色層6a及び青色層6cを積層してなる遮光膜13が設けられている。
この遮光層13は、画面内額縁領域4に位置しているので画像表示に直接関わらないものであるが、画面内表示領域において画像表示に必要なバックライト等からの光を遮断するものである。
液晶層8は、電気光学特性を有するネマチック液晶材料から構成されている。
この液晶パネル10aにおいて、複数の画素がマトリクス状に配設した領域、つまり、カラーフィルタ基板2aのカラーフィルタ層6がマトリクス状に配設した領域は、画面内表示領域3と規定され、その画面内表示領域3の周りで、カラーフィルタ基板2aのある領域は、画面内額縁領域4と、同じく、カラーフィルタ基板2aのないアクティブマトリクス基板1aだけの領域は、画面外領域と、規定されている。
そして、液晶パネル10aは、開口部を有する筐体又はフレーム枠に組み付けられ、その開口部に画面内表示領域3が、その開口部の周縁に画面内額縁領域4が、それぞれ配置され、液晶表示装置を構成している。
上述のカラーフィルタ基板2aのスペーサは、画面内額縁領域4に設けられた第1スペーサ部7aと、画面内表示領域3の各画素間に設けられた第2スペーサ部7bとから構成されている。そして、第1スペーサ部7aの高さと遮光層13の膜厚との和が、第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6の膜厚との和と略同じになるように、第1スペーサ部7aの高さが第2スペーサ部7bよりも低く調整されている。
ここで、第1スペーサ部7aの高さと遮光層13の膜厚との和が、第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6の膜厚との和と略同じとは、両者の差が0.1μmの差以内で、実質的に同じであることをいう。このように、両者の差が0.1μmの差以内であれば、リタデーションによる色調の変化は殆ど視認されない。
これにより、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端の高さが実質的に同じになる。そのため、カラーフィルタ基板2aの画面内額縁領域に設けられた遮光層13に起因する画面内額縁領域4と画面内表示領域3との間の段差がなくなることになる。よって、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
この液晶パネル10aは、各画素電極20ごとに1つの画素が構成されており、各画素において、ゲート線15(ゲート線引出配線11)からゲート信号が送られてTFT21がオン状態になったときに、ソース線16からのソース信号が送られてソース電極16a及びドレイン電極17(ドレイン電極引出電極17a)を介して、画素電極20に所定の電荷が書き込まれ、画素電極20とカラーフィルタ基板2aの共通電極との間で電位差が生じることになり、液晶層8からなる液晶容量及び補助容量に所定の電圧が印加されるように構成されている。そして、液晶パネル30では、その印加電圧の大きさに応じて液晶分子の配向状態が変わることを利用して、バックライト等から入射する光の透過率を調整することにより、画像が表示される。
なお、本実施形態では、スイッチング素子として、アモルファスシリコンからなるTFTを例示したが、マイクロクリスタルシリコン、ポリシリコン及びCGS(連続粒界結晶シリコン)からなるTFT、又は、MIM(Metal Insulator Metal)等の2端子スイッチング素子であってもよい。
次に、本発明の実施形態1に係る液晶パネル10aの製造方法について説明する。
<アクティブマトリクス基板作製工程>
まず、ガラス基板等の絶縁性透明基板9上の基板全体に、アルミニウム(Al)からなる金属膜(厚さ200nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、フォトリソグラフィー技術(Photo Engraving Process、以下、「PEP技術」と称する)によりパターン形成して、ゲート線15、ゲート電極15a、容量線18及びゲート線引出配線11を形成する。
次いで、ゲート線15、ゲート電極15a、容量線18及びゲート線引出配線11上の基板全体に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により窒化シリコン膜(厚さ400nm程度)等を成膜し、ゲート絶縁膜23を形成する。
次いで、ゲート絶縁膜23上の基板全体に、CVD法により真性アモルファスシリコン膜(厚さ150nm程度)と、リンがドープされたn+アモルファスシリコン膜(厚さ50nm程度)とを連続して成膜し、その後、PEP技術によりゲート電極15a上に島状にパターン形成して、真性アモルファスシリコン層22aとn+アモルファスシリコン層22bからなる半導体層22を形成する。
次いで、半導体層22が形成されたゲート絶縁膜23上の基板全体に、アルミニウム(Al)からなる金属膜(厚さ200nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、ソース線16、ソース電極16a、ドレイン電極17及びドレイン電極引出電極17aを形成する。
なお、ゲート線15及びソース線16を構成する材料は、アルミニウム(Al)を例示したが、所望の電気抵抗が得られる金属膜であればよい。例えば、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、クロム(Cr)等の金属及びこれらの金属の合金等、また、TaN(窒化タンタル)/Ta/TaN、Ti/Al/Tiなどを積層してなる積層膜であってもよい。さらに、ソース線16を構成する材料は、一般的な金属膜だけでなく、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電性膜であってもよい。
次いで、ソース電極16a及びドレイン電極17をマスクとして半導体層15のn+アモルファスシリコン層をエッチング除去することにより、チャネル部を形成する。
次いで、ソース線16、ソース電極16a、ドレイン電極17及びドレイン電極引出電極17a上の基板全体に、アクリル系のポジ型感光性透明樹脂を厚さ2.5μm程度で塗布して、層間絶縁膜12を形成する。
次いで、層間絶縁膜12のドレイン電極引出電極17aに対応する部分をエッチング除去して、コンタクトホール19を形成する。
次いで、層間絶縁膜12上の基板全体に、ITO膜からなる透明導電膜(厚さ10nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、画素電極20を形成する。なお、所望の電気抵抗値であれば、ITO膜の代わりにIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透明導電膜を用いてもよい。
次いで、画素電極20上の基板全体に、ポリイミド樹脂を厚さ100nm程度で塗布して、配向膜を形成する。
上述のようにしてアクティブマトリクス基板1aを作製することができる。
<カラーフィルタ基板作製工程>
前もって、赤、緑、青の各色の顔料が分散された感光性樹脂(ネガ型)の樹脂膜を、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等のフィルム支持体で挟持させたドライフィルムを準備する。
まず、赤色のドライフィルムの片面のフィルム支持体を剥がした後、絶縁性透明基板9にそのフィルム支持体を剥がした方の面を押し当てながらドライフィルムを貼り合わせ、他方のフィルム支持体を剥離させる。これによって、赤色の感光性樹脂膜が絶縁性透明基板9上に転写される。この工程は、一般にドライフィルムを加熱しながら実行される、いわゆる熱転写工程であり、この樹脂膜を基板に転写する方法をドライフィルムラミネート法という。
次いで、転写された赤色の感光性樹脂膜を、フォトマスクを介して露光及び現像することによりパターン形成して赤色層6aを形成する。ここで、赤色層6aは、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分と画面内額縁領域4の全領域とに形成される。
次いで、緑色について、赤色と同様な工程を繰り返して、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分に緑色層6bを形成する。
次いで、青色について、赤色及び緑色と同様な工程を繰り返して、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分と画面内額縁領域4の全領域とに青色層6cを形成する。これによって、画面内額縁領域4の全領域には、赤色層6aと青色層6cとを積層してなる遮光層13が形成される。すなわち、遮光層13はカラーフィルタ層6の赤色層6a及び青色層6cと同じ工程で形成されるため、カラーフィルタ基板2aの製造(作製)工程は簡略化される。また、赤色、緑色及び青色の着色層のうち、赤色及び青色の着色層の組み合わせが最も光の透過率が低いので、カラーフィルタ層6の形成を利用して十分な遮光性を有する遮光層13を形成することできる。
このようにして、赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cからなるカラーフィルタ層6及び遮光層13がそれぞれ形成される。なお、赤、緑、青の各色の着色層を形成する順序は、上述の順序でなくてもよい。
次いで、カラーフィルタ層6上の基板全体に、ITO膜等の透明導電膜(厚さ10nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、共通電極を形成する。なお、所望の電気抵抗値であれば、ITO膜の代わりにIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透明導電膜を用いてもよい。
次いで、共通電極上の基板全体に、ドライフィルムラミネート法により、感光性樹脂膜を転写する。
次いで、転写された感光性樹脂膜を、フォトマスクを介して露光及び現像することによりパターン形成して、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bからなるスペーサを形成する。このとき、画面内額縁領域4は画面内表示領域3より露光時間を短く調整することにより、画面内表示領域3に第2スペーサ部7bが、画面内額縁領域4に第2スペーサ部7bよりも高さの低い第1スペーサ部7aが、それぞれ形成される。
このように、カラーフィルタ層6、遮光層13、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bをドライフィルムラミネート法を用いて形成することにより、従来のスピンコート法で各々を形成する場合よりも、その膜厚の精度が高くなる。そのため、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端の位置、つまり、両スペーサ部の高さを精度よく制御することができる。なお、両スペーサ部の高さを精度をあまり考慮しなくてもよい場合には、カラーフィルタ層6、遮光層13、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの形成を、ドライフィルムラミネート法だけでなく、スピンコート法、ダイコート法で行うことも可能である。
次いで、共通電極上の基板全体に、ポリイミド樹脂を塗布して、配向膜を形成する。
上記のようにして、カラーフィルタ基板2aを作製することができる。
<液晶パネル作製工程>
まず、アクティブマトリクス基板1a及びカラーフィルタ基板2aの何れかの一方の基板にスクリーン印刷により、熱硬化性エポキシ樹脂等からなるシール材料を液晶注入口の部分を欠いた枠状パターンに塗布する。
次いで、アクティブマトリクス基板1aとカラーフィルタ基板2aとを貼り合わせ、シール材料を硬化させた後、液晶パネル単位に分断して、空セルを形成する。
次いで、空セルのアクティブマトリクス基板1a及びカラーフィルタ基板2aの両基板間に、減圧法により液晶材料を注入し液晶層8を形成する。その後、液晶注入口にUV硬化樹脂を塗布し、UV照射によりUV硬化樹脂を硬化し、注入口を封止する。
以上のようにして、本発明の液晶パネル10aを製造することができる。
液晶パネル10aからなる本発明の液晶表示装置は、上述のように、カラーフィルタ基板2aの画面内額縁領域4及び画面内表示領域3に、絶縁性透明基板9に起立するように第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bがそれぞれ形成されている。しかも、その第1スペーサ部7aの高さと赤色層6a及び青色層6cを積層してなる遮光層13の膜厚との和は、第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6の膜厚との和と同じになるように、第1スペーサ部7aの高さが第2スペーサ部7bよりも青色層6cの膜厚の分だけ低く調整されている。そのため、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端の高さが実質的に同じになる。これにより、カラーフィルタ基板2aの画面内額縁領域4に設けられた遮光層13に起因する画面内額縁領域4と画面内表示領域3との間の段差がなくなることになる。よって、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
《発明の実施形態2》
以下に、本発明の実施形態2に係る液晶表示装置について説明する。
図6は、液晶パネル10bの断面模式図であり、実施形態1の説明で用いた図3の断面模式図に対応するものである。但し、図6中のアクティブマトリクス基板1aは、図3と同様に、その基板上の構成を簡略化している。
この液晶パネル10bは、素子基板として機能するアクティブマトリクス基板1aと、そのアクティブマトリクス基板1aに対向配置されるカラーフィルタ基板2bと、それら両基板1a及び2bの間に挟持され表示媒体層を構成する液晶層8と、を備えている。
アクティブマトリクス基板1a及び液晶層8については、実施形態1のものと実質的に同じであるので、その詳細な説明は省略する。
カラーフィルタ基板2bについては、第2スペーサ部7bの構成以外、実施形態1のカラーフィルタ基板2aの構成と同じであるので、以下に、第2スペーサ部7bの構成を中心に説明する。
この第2スペーサ部7bは、第2スペーサ下層部6c’と第2スペーサ上層部7a’とから構成され、カラーフィルタ層6上に設けられている。第2スペーサ下層部6c’は、そのスペーサを形成する位置の着色層と異なる色の着色層で形成されるものである。図6の場合には、第2スペーサ部7bが緑色層6b上にあるので、第2スペーサ下層部6c’は、青色層6cになっている。
また、第2スペーサ部7bの高さは、第1スペーサ部7aよりも第2スペーサ下層部6c’の膜厚の分だけ高く調整され、第1スペーサ部7aの高さと赤色層6a及び青色層6cを積層してなる遮光層13の膜厚との和は、第2スペーサ上層部7a’及び第2スペーサ下層部6c’を積層してなる第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6の膜厚との和と略同じになっている。
実施形態1と同様に、上記「略同じ」とは、両者の差が0.1μmの差以内で、実質的に同じであることをいう。このように、両者の差が0.1μmの差以内であれば、リタデーションによる色調の変化は殆ど視認されない。
本発明の実施形態2に係る液晶パネル10bの製造方法については、実質的に実施形態1と同じであるので、実施形態2の特徴であるカラーフィルタ基板2bの作製方法についてのみ説明する。
<カラーフィルタ基板作製工程>
前もって、実施形態1と同様に、赤、緑、青の各色の顔料が分散された感光性樹脂(ネガ型)の樹脂膜を、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等のフィルム支持体で挟持させたドライフィルムを準備する。
まず、赤色のドライフィルムの片面のフィルム支持体を剥がした後、絶縁性透明基板9にそのフィルム支持体を剥がした方の面を押し当てながらドライフィルムを貼り合わせ、他方のフィルム支持体を剥離させる。これによって、赤色の感光性樹脂膜が絶縁性透明基板9上に転写される。
次いで、転写された赤色の感光性樹脂膜を、フォトマスクを介して露光及び現像することによりパターン形成して赤色層6aを形成する。ここで、赤色層6aは、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分と画面内額縁領域4の全領域とに形成される。
次いで、緑色について、赤色と同様な工程を繰り返して、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分に緑色層6bを形成する。
次いで、青色について、赤色及び緑色と同様な工程を繰り返して、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分と、画面内表示領域3内に形成した緑色層6bに対応する部分と、画面内額縁領域4の全領域と、に青色層6cを形成する。これによって、画面内額縁領域4の全領域には、赤色層6aと青色層6cとを積層してなる遮光層13が、画面内表示領域3内に赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cからなるカラーフィルタ層6が、その緑色層6bの上層には第2スペーサ下層部6c’が、それぞれ形成される。
次いで、カラーフィルタ層6上の基板全体に、ITO膜等の透明導電膜(厚さ10nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、共通電極を形成する。なお、所望の電気抵抗値であれば、ITO膜の代わりにIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透明導電膜を用いてもよい。
次いで、共通電極上の基板全体に、ドライフィルムラミネート法により、感光性樹脂膜を転写する。
次いで、転写された感光性樹脂膜を、フォトマスクを介して露光及び現像することによりパターン形成して、画面内表示領域3に第1スペーサ部7aを、画面内額縁領域4に第2スペーサ上層部7a’をそれぞれ形成する。
ここで、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ上層部7a’は、その形成時の露光時間が同じであるので、その高さが同じである。そして、第2スペーサ部7bは、第2スペーサ下層部6c’と第2スペーサ上層部7a’との積層膜であるので、その高さが第1スペーサ部7aよりも第2スペーサ下層部6c’の膜厚の分だけ高くなっている。そのため、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端が実質的に同じ高さになる。
なお、赤、緑、青の各色の着色層を形成する順序は、上記の順序でなくてもよい。
次いで、共通電極上の基板全体に、ポリイミド樹脂を塗布して、配向膜を形成する。
上述のようにして、カラーフィルタ基板2bを作製することができる。
本発明のカラーフィルタ基板2b及びそれを備えた液晶パネル10bは、上述のように、カラーフィルタ基板2bの画面内額縁領域4及び画面内表示領域3に、絶縁性透明基板9に起立するように第1スペーサ部7a、及び、第2スペーサ上層部7a’と第2スペーサ下層部6c’とからなる第2スペーサ部7bがそれぞれ形成されている。しかも、その第1スペーサ部7aの高さと赤色層6a及び青色層6cを積層してなる遮光層13の膜厚との和は、上層部7a’及び下層部6c’を積層してなる第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6の膜厚との和と略同じになるように、第1スペーサ部7aの高さが第2スペーサ部7bよりも青色層6cの膜厚の分だけ低く調整されている。そのため、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端の高さが実質的に同じになる。これにより、カラーフィルタ基板2aの画面内額縁領域4に設けられた遮光層13に起因する画面内額縁領域4と画面内表示領域3との間の段差がなくなることになる。よって、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
《発明の実施形態3》
以下に、本発明の実施形態3に係る液晶表示装置について説明する。
図7は、液晶パネル10cの断面模式図であり、実施形態1の説明で用いた図3の断面模式図に対応するものである。但し、図7中のアクティブマトリクス基板1aは、図3と同様に、その基板上の構成を簡略化している。
この液晶パネル10cは、素子基板として機能するアクティブマトリクス基板1aと、そのアクティブマトリクス基板1aに対向配置されるカラーフィルタ基板2cと、それら両基板1a及び2cの間に挟持され表示媒体層を構成する液晶層8と、を備えている。
アクティブマトリクス基板1a及び液晶層8については、実施形態1のものと実質的に同じであるので、その詳細な説明は省略する。
カラーフィルタ基板2cは、絶縁性透明基板9上に、カラーフィルタ層6及び共通電極(不図示)が順に積層された積層構造となっている。
カラーフィルタ層6には、アクティブマトリクス基板1aの各画素に対応して、赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cのうちの1色の着色層が、各着色層の間には各着色層間を遮光するブラックマトリクス24が、その周りの画面内額縁領域4にはブラックマトリクス24より厚肉の遮光膜13が、それぞれ設けられている。
共通電極の上層には、アクティブマトリクス基板1aとカラーフィルタ基板2cとの間に挟持される液晶層8の厚みを規定するために、絶縁性透明基板9に起立するようにスペーサが設けられている。
このスペーサは、画面内額縁領域4に設けられた第1スペーサ部7aと、画面内表示領域3のブラックマトリクス24に対応して設けられた第2スペーサ部7bとから構成されている。そして、第1スペーサ部7aの高さと遮光層13の膜厚との和が、第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6(ブラックマトリクス24)の膜厚との和と略同じになるように、第1スペーサ部7aの高さを第2スペーサ部7bよりも低く調整されている。
実施形態1及び2と同様に、上記「略同じ」とは、両者の差が0.1μmの差以内で、実質的に同じであることをいう。このように、両者の差が0.1μmの差以内であれば、リタデーションによる色調の変化は殆ど視認されない。
これにより、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端の高さが実質的に同じになる。
また、画面内表示領域3の第2スペーサ部7bが、カラーフィルタ層6の複数の着色層の間の遮光性のブラックマトリクス24と重なるように設けられている。そのため、第2スペーサ部7bによって光の散乱又は透過があったとしても、画面内の表示品位を低下させる恐れがない。
本発明の実施形態3に係る液晶パネル10cの製造方法については、実質的に実施形態1と同じであるので、実施形態3の特徴であるカラーフィルタ基板2cの作製方法についてのみ図8を用いて説明する。
<カラーフィルタ基板作製工程>
前もって、実施形態1と同様に、赤、緑、青の各色の顔料が分散された感光性樹脂(ネガ型)の樹脂膜を、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等のフィルム支持体で挟持させたドライフィルムを準備する。
まず、赤色のドライフィルムの片面のフィルム支持体を剥がした後、絶縁性透明基板9にそのフィルム支持体を剥がした方の面を押し当てながらドライフィルムを貼り合わせ、他方のフィルム支持体を剥離させる。これによって、赤色の感光性樹脂膜が絶縁性透明基板9上に転写される。
次いで、転写された赤色の感光性樹脂膜を、フォトマスクを介して露光及び現像することによりパターン形成して赤色層6aを形成する。
次いで、緑色について、赤色と同様な工程を繰り返して、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分に緑色層6bを形成する。
次いで、青色について、赤色及び緑色と同様な工程を繰り返して、画面内表示領域3内の所定の画素に対応する部分に青色層6cを形成する。これによって、画面内表示領域3内に、赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cが、それぞれ形成される。なお、赤、緑、青の各色の着色層を形成する順序は、上記の順序でなくてもよい。
次いで、赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cを覆うように基板全体に、ドライフィルムラミネート法により黒色の顔料が分散された感光性樹脂膜を転写して、ブラックマトリクス形成膜25を形成する。このブラックマトリクス形成膜25の膜厚は、各着色層の膜厚の約2倍である。
次いで、図8(a)に示すように、赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cをマスクとして絶縁性透明基板9側から露光して、各着色層間及び画面内額縁領域4のブラックマトリクス形成膜25を硬化させ、ブラックマトリクス形成部24a及び遮光層下層部13aを形成する。
次いで、図8(b)に示すように、着色層及びブラックマトリクス形成部24a、つまり、画面内表示領域3を遮光するようにフォトマスク26を位置付けて、そのフォトマスク26を介して露光して、さらに画面内額縁領域4のブラックマトリクス形成膜25を硬化させ、遮光層上層部13bを形成する。
次いで、現像を行うことにより、図8(c)に示すような赤色層6a、緑色層6b及び青色層6cの間にブラックマトリクス24が設けられ、画面内額縁領域4に遮光層13が設けられたカラーフィルタ層6が形成する。
次いで、カラーフィルタ層6上の基板全体に、ITO膜等の透明導電膜(厚さ10nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、共通電極を形成する。なお、所望の電気抵抗値であれば、ITO膜の代わりにIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透明導電膜を用いてもよい。
次いで、共通電極上の基板全体に、ドライフィルムラミネート法により、スペーサを形成するための感光性樹脂膜を転写する。
次いで、転写された感光性樹脂膜を、フォトマスクを介して露光及び現像することによりパターン形成して、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bからなるスペーサを形成する。このとき、画面内額縁領域4は画面内表示領域3より露光時間を短くすることにより、画面内表示領域3に第2スペーサ部7bが、画面内額縁領域4に第2スペーサ部7bよりも高さの低い第1スペーサ部7aが、それぞれ形成される。
次いで、共通電極上の基板全体に、ポリイミド樹脂を塗布して、配向膜を形成する。
上記のようにして、カラーフィルタ基板2cを作製することができる。
本発明のカラーフィルタ基板2c及びそれを備えた液晶パネル10cは、上述のように、カラーフィルタ基板2cの画面内額縁領域4及び画面内表示領域3に、絶縁性透明基板9に起立するように第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bがそれぞれ形成されている。しかも、その第1スペーサ部7aの高さと遮光層13の膜厚との和は、第2スペーサ部7bの高さとカラーフィルタ層6(ブラックマトリクス24)の膜厚との和と略同じになるように、第1スペーサ部7aの高さが第2スペーサ部7bよりも青色層6cの膜厚の分だけ低く調整されている。そのため、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3における第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bの上端の高さが実質的に同じになる。これにより、カラーフィルタ基板2aの画面内額縁領域4に設けられた遮光層13に起因する画面内額縁領域4と画面内表示領域3との間の段差がなくなることになる。よって、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との境界近傍の色むらの発生が抑止される。また、画面内表示領域3内のスペーサ(第2スペーサ部7b)が遮光性のブラックマトリクス24と重なるように設けられているので、そのスペーサによって光の散乱又は透過があったとしても、画面内の表示品位を低下させる恐れがない。
《発明の実施形態4》
以下に、本発明の実施形態4に係る液晶表示装置について説明する。
図9は、液晶パネル10dの断面模式図であり、実施形態1の説明で用いた図3の断面模式図に対応するものである。但し、図9中のアクティブマトリクス基板1aは、図3と同様に、その基板上の構成を簡略化している。
この液晶パネル10dは、素子基板として機能するアクティブマトリクス基板1aと、そのアクティブマトリクス基板1aに対向配置されるカラーフィルタ基板2dと、それら両基板1a及び2dの間に挟持され表示媒体層を構成する液晶層8と、を備えている。
アクティブマトリクス基板1a及び液晶層8については、実施形態1のものと実質的に同じであるので、その詳細な説明は省略する。
カラーフィルタ基板2dについては、突起部28の構成以外、実施形態1のカラーフィルタ基板2aの構成と同じであるので、以下に、突起部28の構成を中心に説明する。
この突起部28は、液晶層8を構成する液晶分子の配向を制御するためのものであり、各着色層に対応してカラーフィルタ層6上に設けられている。
より具体的には、突起部28は、カラーフィルタ層6の上層の共通電極(不図示)上に設けられている。
また、突起部28は、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bを構成する材料で形成されている。そのため、実施形態1及び3のカラーフィルタ基板の作製工程において、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bを形成するために感光性樹脂膜の露光する際に、対応する部分の露光時間を短くすることにより、カラーフィルタ層6(共通電極)上に突起部28を形成することができる。よって、カラーフィルタ基板2dの作製方法についてはその詳細な説明を省略する。
本発明のカラーフィルタ基板2d及びそれを備えた液晶パネル10dは、実施形態1における効果に加えて、上述のように、突起部28によって液晶層8を構成する液晶分子の配向を制御することも可能である。
《発明の実施形態5》
以下に、本発明の実施形態5に係る液晶表示装置について説明する。
図10は、液晶パネル10eの断面模式図であり、実施形態1の説明で用いた図3の断面模式図に対応するものである。但し、図10中のアクティブマトリクス基板1eは、図3と同様に、その基板上の構成を簡略化している。
この液晶パネル10eは、素子基板として機能するアクティブマトリクス基板1eと、そのアクティブマトリクス基板1eに対向配置されるカラーフィルタ基板2eと、それら両基板1e及び2eの間に挟持され表示媒体層を構成する液晶層8と、を備えている。
アクティブマトリクス基板1eについては、素子基板側の遮光層27の構成以外、実施形態1のアクティブマトリクス基板1aと同じであるので、以下に、素子基板側遮光層27の構成を中心に説明する。
この素子基板側の遮光層27は、TFT21、ソース線16及び画面内額縁領域4の全領域を覆うように設けられている。
TFT21上に設けられた遮光層27(不図示)は、その上方から半導体層22(チャネル部)に入射する光を遮断することができ、光によるリーク電流の発生を抑止することができる。
画面内額縁領域4に設けられた遮光層27は、画面内額縁領域4に位置しているので画像表示に直接関わらないものであるが、画面内表示領域において画像表示に必要なバックライト等からの光を遮断するものである。
また、画面内額縁領域4の遮光層27は、液晶表示装置の筐体又はフレーム枠に組み付けられる時、その開口部の周縁の位置に当たるので、組み付けマージンを考慮して、ソース線16上に設けられた遮光層27(10μm程度)よりもかなり幅広(数mm)になっている。
そのため、図10に示すように、遮光層27上の層間絶縁膜12の表面は、画面内表示領域3においては、層間絶縁膜12を構成する感光性樹脂膜のリフローによる追従効果によって幅狭の遮光層27の膜厚が吸収されて平坦であるが、画面内額縁領域4においては、遮光層27が幅広であるためその追従効果が小さくなり盛り上がってしまう。これによって、層間絶縁膜12の表面には画面内表示領域3と画面内額縁領域4との間で段差が生じている。
カラーフィルタ基板2eは、その画面内額縁領域4が、実施形態1におけるカラーフィルタ基板2aの遮光層13と異なって、青色層6cを備えていない構成となっている。
また、カラーフィルタ基板2eは、絶縁性透明基板9上に、カラーフィルタ層6及び共通電極(不図示)が順に積層された積層構造となっている。
共通電極の上層には、アクティブマトリクス基板1eとカラーフィルタ基板2eとの間に挟持される液晶層8の厚みを規定するために、絶縁性透明基板9に起立するようにスペーサが設けられている。
このスペーサは、画面内額縁領域4に設けられた第1スペーサ部7aと、画面内表示領域3の各画素間に設けられた第2スペーサ部7bとから構成されている。そして、第1スペーサ部7aと第2スペーサ7bとの高さの差は、画面内額縁領域4及び画面内表示領域3との間の表面段差と略同じであるので、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との間での層間絶縁膜12の表面の段差がなくなるように、第1スペーサ部7aの高さが第2スペーサ部7bよりも低く調整されている。これにより、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
実施形態1、2及び3と同様に、上記「略同じ」とは、両者の差が0.1μmの差以内で、実質的に同じであることをいう。このように、両者の差が0.1μmの差以内であれば、リタデーションによる色調の変化は殆ど視認されない。
液晶層8については、実施形態1のものと実質的に同じであるので、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施形態5に係る液晶パネル10eの製造方法について説明する。
<アクティブマトリクス基板作製工程>
実施形態1に記載された方法で、絶縁性透明基板9上にゲート線15、ゲート電極15a、容量線18、ゲート線引出配線11、ゲート絶縁膜23、半導体層22、ソース線16、ソース電極16a、ドレイン電極17、ドレイン電極引出電極17a及び半導体層のチャネル部(TFT21)を順次形成する。
次いで、基板全体にドライフィルムラミネート法により黒色の顔料が分散された感光性樹脂膜を転写し、その後、PEP技術によりソース線16、TFT21及び画面内額縁領域4を覆うようにパターン形成して、遮光層27を形成する。
次いで、遮光層27及びドレイン電極引出電極17a上の基板全体に、アクリル系のポジ型感光性透明樹脂を厚さ2.5μm程度で塗布して、層間絶縁膜12を形成する。
次いで、層間絶縁膜12のドレイン電極引出電極17aに対応する部分をエッチング除去して、コンタクトホール19を形成する。
次いで、層間絶縁膜12上の基板全体に、ITO膜からなる透明導電膜(厚さ10nm程度)をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、画素電極20を形成する。なお、所望の電気抵抗値であれば、ITO膜の代わりにIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透明導電膜を用いてもよい。
次いで、画素電極20上の基板全体に、ポリイミド樹脂を厚さ100nm程度で塗布して、配向膜を形成する。
上記のようにしてアクティブマトリクス基板1eを作製することができる。
<カラーフィルタ基板作製工程>
実施形態1のカラーフィルタ基板2aの画面内額縁領域4の遮光膜13を構成する青色層6cを省けばよいだけなので、その詳細な説明は省略する。
<液晶パネル作製工程>
実施形態1と同様なので、その詳細な説明は省略する。
以上のようにして、本発明の液晶パネル10eを製造することができる。
本発明の液晶パネル10eは、上述のように、アクティブマトリクス基板1eの画面内額縁領域4に、遮光層27が設けられ、カラーフィルタ基板2eの画面内額縁領域4及び画面内表示領域3に、液晶層8の厚みを規定するように、第1スペーサ部7a及び第2スペーサ部7bがそれぞれ形成されている。しかも、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との間での層間絶縁膜12の表面の段差が解消されるように、第1スペーサ部7aの高さが第2スペーサ部7bよりも低く調整されている。そのため、画面内額縁領域4に形成された第1スペーサ部7aと画面内表示領域3に形成された第2スペーサ部7bとの高さの差により、アクティブマトリクス基板1eにおける画面内表示領域3及び画面内額縁領域4の間の表面段差が解消される。よって、画面内表示領域3と画面内額縁領域4との境界近傍の色むらの発生が抑止される。
また、本実施形態5は、実施形態1の構成において、アクテフィブマトリクス基板の画面内額縁領域に遮光層を設けた構成形態であるが、実施形態2、3及び4の構成において適応することもできる。
次に、具体的に行った実験について説明する。
本発明の実施例として、上述の実施形態5と同一の方法で、液晶パネルを作製した。
具体的には、遮光層27の膜厚を1.5μm、層間絶縁膜12の膜厚を2.5μmとしてアクティブマトリクス基板1eを作製し、画面内額縁領域4の第1スペーサ部7aの高さを3.0μm、画面内表示領域3の第2スペーサ部7bの高さを3.4μmとしてカラーフィルタ基板2eを作製し、それら両基板1e及び2eを貼り合わせ、液晶材料を注入・封止して液晶パネルを作製した。
次に、本発明の実施例に対する比較例について説明する。
具体的には、画面内額縁領域及び画面内表示領域のスペーサの高さを3.4μmとしてカラーフィルタ基板を作製し、実施例と同一のアクティブマトリクス基板1eを準備して、それら両基板を貼り合わせ、液晶材料を注入・封止して液晶パネルを作製した。
以上、実施例及び比較例の結果を図11のグラフを用いて説明する。
図11(a)は、比較例で作製した液晶パネルの画面内表示領域におけるセル厚分布を示すグラフであり、図11(b)は、実施例で作製した液晶パネルの画面内表示領域におけるセル厚分布を示すグラフである。ここで、比較例及び実施例で作製した液晶パネルのパネルサイズは、15インチであり、図11(a)及び図11(b)は、その液晶パネルのセル厚を一定距離毎の測定して、その結果をプロットしたものである。また、図中横軸(S1〜S6)は、液晶パネルのゲート線方向を、図中縦軸(1,3,5)は、液晶パネルのソース線方向を、それぞれ示すものである。
アクティブマトリクス基板1eの画面内額縁領域4に形成した遮光膜27によって、アクティブマトリクス基板1eの表面は、画面内額縁領域及び画面内表示領域の間で表面段差が、0.3〜0.4μmが生じた。
比較例では、画面内額縁領域及び画面内表示領域に関係なく、同じ高さのスペーサを形成したので、上述の0.3〜0.4μmの表面段差に対応して、画面内額縁領域近傍のセル厚が、画面内表示領域の中央部分のセル厚よりも大きくなっている。そのため、液晶パネルの周囲部分において、色むらが確認された。
それに対して、実施例では、画面内額縁領域4の第1スペーサ部7aの高さを3.0μm、画面内表示領域3の第2スペーサ部の高さを3.4μmとしたので、上述の0.3〜0.4μmの表面段差が解消され、画面内額縁領域近傍のセル厚と画面内表示領域の中央部分のセル厚との間に差は認められず、画面内全領域にわたってセル厚がほぼ一定であった。そのため、液晶パネルは良好な表示品位を有していた。
以上説明したように、本発明は、画面内表示領域と画面内額縁領域との境界近傍の色むらの発生が抑止されるので、カラー液晶表示装置について有用である。
本発明の実施形態1に係る液晶パネル10aを構成するカラーフィルタ基板2aがマザーガラス上に複数個配設された状態を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る液晶パネル10aの平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る液晶パネル10aの断面模式図であり、図2中のA−A’線に対応するものである。 本発明の実施形態1に係る液晶パネル10aを構成するアクティブマトリクス基板1aの平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る液晶パネル10aの断面模式図であり、図4中のB−B’線に対応するものである。 本発明の実施形態2に係る液晶パネル10bの断面模式図であり、図3の断面模式図に対応するものである。 本発明の実施形態3に係る液晶パネル10cの断面模式図であり、図3の断面模式図に対応するものである。 本発明の実施形態3に係る液晶パネル10cを構成するカラーフィルタ基板2cの作製工程を示す断面模式図である。 本発明の実施形態4に係る液晶パネル10dの断面模式図であり、図3の断面模式図に対応するものである。 本発明の実施形態5に係る液晶パネル10eの断面模式図であり、図3の断面模式図に対応するものである。 本発明の実施例及び比較例で作製した液晶パネルの画面内表示領域におけるセル厚分布を示すグラフである。
符号の説明
1 マザーガラス
1a,1e アクティブマトリクス基板
2 パネル領域
2a,2b,2c,2d,2e カラーフィルタ基板
3 画面内表示領域
4 画面内額縁領域
5 画面外領域
6 カラーフィルタ層
6a 赤色層
6b 緑色層
6c 青色層
6c’ 第2スペーサ下層部
7a 第1スペーサ部
7a’ 第2スペーサ上層部
7b 第2スペーサ部
8 液晶層
9 絶縁性透明基板
10 液晶パネル
11 ゲートバスライン引出配線
12 層間絶縁膜
13,27 遮光層
13a 遮光層下層部
13b 遮光層上層部
15 ゲート線
15a ゲート電極
16 ソース線
16a ソース電極
17 ドレイン電極
17a ドレイン電極引出電極
18 容量線
19 コンタクトホール
20 画素電極
21 TFT
22 半導体層
22a 真性アモルファスシリコン層
22b n+アモルファスシリコン層
23 ゲート絶縁膜
24 ブラックマトリクス
24a ブラックマトリクス形成部
25 ブラックマトリクス形成膜
26 フォトマスク
28 突起部

Claims (15)

  1. 透明基板と、該透明基板上に設けられ複数の着色層を有すると共に画面内表示領域を構成するカラーフィルタ層と、該画面内表示領域の周りに規定された画面内額縁領域と、を備えたカラーフィルタ基板であって、
    上記画面内額縁領域には、上記透明基板を覆うように遮光層が設けられ、
    上記画面内額縁領域及び画面内表示領域には、各々、上記透明基板に起立するように、第1スペーサ部及び第2スペーサ部が形成されている共に、
    上記第1スペーサ部の高さと上記遮光層の膜厚との和は、上記第2スペーサ部の高さと上記カラーフィルタ層の膜厚との和と略同じであることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  2. 請求項1に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記遮光層は、上記カラーフィルタ層よりも厚肉であって、
    上記第1スペーサ部の高さは、上記第2スペーサ部よりも低いことを特徴とするカラーフィルタ基板。
  3. 請求項1に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記カラーフィルタ層の複数の着色層の間には該複数の着色層の間を遮光するブラックマトリクスが設けられていることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  4. 請求項3に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記第2スペーサ部は、上記ブラックマトリクスに重なるように設けられ、
    上記第1スペーサ部の高さと上記遮光層の膜厚との和は、上記第2スペーサ部の高さと上記ブラックマトリクスの膜厚との和と略同じであることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  5. 請求項4に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記遮光層は、上記ブラックマトリクスよりも厚肉であって、
    上記第1スペーサ部の高さは、上記第2スペーサ部よりも低いことを特徴とするカラーフィルタ基板。
  6. 請求項1又は3に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記カラーフィルタ層は、赤色、緑色及び青色の着色層が配設され、
    上記遮光層は、上記カラーフィルタ層の赤色及び青色の着色層を構成する材料を積層して形成されていることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  7. 請求項1又は3に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記第2スペーサ部は、上記第1スペーサ部を構成する材料と、上記カラーフィルタ層の着色層を構成する材料とを積層して形成されていることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  8. 請求項1又は3に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記透明基板のカラーフィルタ層側には液晶分子が配向され、
    上記画面内表示領域は、上記第1及び第2スペーサ部を構成する材料で形成され、上記液晶分子の配向を制御するための突起部を有することを特徴とするカラーフィルタ基板。
  9. 請求項1又は3に記載されたカラーフィルタ基板において、
    上記カラーフィルタ層、遮光層、並びに、第1及び第2スペーサ部は、各々、フィルム上に形成させた樹脂膜を上記透明基板に転写するドライフィルムラミネート法で形成されていることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載されたカラーフィルタ基板と、該カラーフィルタ基板に対向配置される素子基板と、それら両基板の間に挟持される表示媒体層と、を備えることを特徴とする表示装置。
  11. 透明基板と該透明基板上に設けられ複数の着色層からなるカラーフィルタ層とを有するカラーフィルタ基板と、該カラーフィルタ基板に対向配置され、透明基板と該透明基板上に設けられた複数のスイッチング素子とを有する素子基板と、それら両基板の間に挟持される表示媒体層と、を備えた表示装置であって、
    上記カラーフィルタ基板及び素子基板には、各々、上記カラーフィルタ層の対応部分である画面内表示領域と、該画面内表示領域の周りに位置する画面内額縁領域と、が規定され、
    上記素子基板の画面内額縁領域には、上記透明基板を覆うように遮光層が設けられ、
    上記素子基板の表面は、画面内額縁領域及び画面内表示領域との間で上記遮光層に対応する段差を有しており、
    上記カラーフィルタ基板の画面内額縁領域及び画面内表示領域には、各々、上記表示媒体層の厚みを規定するように、第1スペーサ部及び第2スペーサ部が形成されていると共に、
    上記第1スペーサ部と第2スペーサとの高さの差は、上記画面内額縁領域及び画面内表示領域との間の表面段差と略同じであることを特徴とする表示装置。
  12. 請求項11に記載された表示装置において、
    上記素子基板の画面内額縁領域の表面は、該素子基板の画面内表示領域の表面のよりも高い位置にあると共に、
    上記第1スペーサ部の高さは、上記第2スペーサ部よりも低いことを特徴とする表示装置。
  13. 請求項11に記載された表示装置において、
    上記第2スペーサ部は、上記第1スペーサ部を構成する材料と、上記カラーフィルタ層の着色層を構成する材料とを積層して形成されていることを特徴とする表示装置。
  14. 請求項11に記載された表示装置において、
    上記表示媒体層は、液晶分子から構成され、
    上記カラーフィルタ基板の画面内表示領域は、上記第1及び第2スペーサ部を構成する材料で形成され、上記液晶分子の配向を制御するための突起部を有することを特徴とする表示装置。
  15. 請求項11に記載された表示装置において、
    上記カラーフィルタ層、遮光層、並びに、第1及び第2スペーサ部は、各々、フィルム上に形成させた樹脂膜を上記透明基板に転写するドライフィルムラミネート法で形成されていることを特徴とする表示装置。
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