JP2010169888A - 表示パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】表示領域の全域にわたって表示媒体層の厚みを均一に保持して、表示媒体層の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することができる表示パネルを提供することを目的とする。
【解決手段】液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40とシール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離aが、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40とシール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離bよりも大きくなるように構成されている。そして、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅cが、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅dよりも大きくなるように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、一対の基板を所定の間隔を隔てて重ね合わせ、一対の基板の間隙に液晶を封入する液晶表示パネル等の表示パネルに関する。
表示パネルの1つである液晶表示パネルは、薄型で軽量であるため、ノートパソコンや携帯電話機等のモバイル機器や、液晶テレビ等のAV機器に広く用いられている。
一般に、液晶表示パネルは、互いに対向して配置された一対の基板(即ち、TFT(Thin Film Transistor)基板とCF(Color Filter)基板)と、一対の基板の間に設けられた液晶層と、一対の基板を互いに接着するとともに、両基板の間に液晶を封入するために枠状に設けられたシール材と、一対の基板の間に設けられ、液晶層の厚みを規制するための複数のスペーサとを備えている。
ここで、液晶表示パネルにおいては、画像を均一に表示するために、表示領域の全域にわたって液晶層の厚み(即ち、セルギャップ)を均一にする必要がある。そして、液晶層の厚みを均一にするために、シール材の配置を考慮した液晶表示パネルが提案されている。
より具体的には、シール材を、TFT基板上に形成された層間絶縁膜の外周部に形成するとともに、当該シール材を層間絶縁膜の端部と重ね合わせることにより、層間絶縁膜の端部が空気中に露出することを防止した液晶表示パネルが開示されている。そして、このような構成により、特に、高温、高湿、または結露が生じるような使用環境下において、層間絶縁膜の吸湿を防止して、層間絶縁膜中に取り込まれた水分が液晶層中に侵入することを防止するとともに、層間絶縁膜の吸湿に起因する表示劣化を防止できるため、均一なセルギャップを実現できると記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−232404号公報
ここで、図12に示すように、一般に、液晶表示パネル50は、矩形状に形成されており、液晶表示パネル50の長手方向Xにおいて、TFT基板60がその上辺においてCF基板70よりも突出した構成となっている。そして、このような液晶表示パネル50においては、図12に示すように、液晶表示パネル50の長手方向Xにおけるシール材51とシール材51に隣接するフォトスペーサ52との距離Fと、液晶表示パネル50の短手方向Yにおけるシール材51とシール材51に隣接するフォトスペーサ52との距離Gとが異なる(例えば、図12に示すように、F>G)場合がある。この場合、液晶表示パネル50の長手方向Xにおけるシール材51に対する加重と、液晶表示パネル50の短手方向Yにおけるシール材51に対する加重とが異なるため、液晶表示パネル50の長手方向Xと短手方向Yにおいて、シール材51を挟持する樹脂(例えば、TFT基板の層間絶縁膜やCF基板のブラックマトリクス)に対するシール材51のめり込み量が異なることになる。そうすると、図13、図14に示すように、液晶表示パネル50の長手方向Xにおける液晶層53の厚みtと、液晶表示パネル50の短手方向Yにおける液晶層53の厚みtとが異なることになる。従って、表示領域Dの全域にわたって液晶層53の厚みを均一に保持することができなくなるため、結果として、液晶層53の厚みに起因する表示ムラが発生してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、表示領域の全域にわたって表示媒体層の厚みを均一に保持して、表示媒体層の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することができる表示パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1部材を有する第1基板と、
第1基板に対向して配置され、第1部材と対向する第2部材を有する第2基板と、第1基板及び第2基板の間に設けられた表示媒体層と、第1基板及び第2基板の間に設けられ、表示媒体層の厚みを規制するための複数のスペーサと、第1部材と第2部材との間に挟持され、第1基板及び第2基板を互いに接着するとともに、表示媒体層を封入するために枠状に設けられたシール材とを備えた表示パネルであって、表示パネルの第1の辺方向におけるシール材とシール材に隣接するスペーサとの距離をa、表示パネルの第1の辺と垂直な第2の辺方向におけるシール材とシール材に隣接するスペーサとの距離をbとした場合に、a>bの関係が成立し、表示パネルの第1の辺方向において、シール材の、第1部材と第2部材との間に狭持される部分の幅をc、表示パネルの第2の辺方向において、シール材の、第1部材と第2部材との間に狭持される部分の幅をdとした場合に、c>dの関係が成立することを特徴とする。
同構成によれば、スペーサとシール材との距離に対応させて、シール材と第1部材との接触面積、及びシール材と第2部材との接触面積を変化させることが可能になる。そうすると、表示パネルの第1の辺方向におけるシール材に対する加重と、表示パネルの第2の辺方向におけるシール材に対する加重とを等しくすることが可能になる。従って、表示パネルの第1の辺方向における表示媒体層の厚みと、表示パネルの第2の辺方向における表示媒体層の厚みとを同じ値に設定することが可能になるため、表示領域の全域にわたって表示媒体層の厚みを均一に保持することが可能になる。その結果、表示媒体層の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示パネルであって、シール材には、ガラスファイバーが混入されていることを特徴とする。
同構成によれば、ガラスファイバーにより、表示パネルの第1の辺方向におけるシール材に対する加重と、表示パネルの第2の辺方向におけるシール材に対する加重とをより一層等しくすることが可能になる。従って、第1基板及び第2基板を所定の間隔で確実に保持することが可能になるため、表示パネルの第1の辺方向における表示媒体層の厚みと、表示パネルの第2の辺方向における表示媒体層の厚みとを同じ値に確実に設定することが可能になる。その結果、表示媒体層の厚みをより一層均一に保持することが可能になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の表示パネルであって、シール材の枠幅が、0.5mm以上2.0mm以下であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示パネルであって、第1部材が絶縁膜であり、第2部材がブラックマトリクスであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示パネルであって、第1部材が絶縁基板であり、第2部材が絶縁膜であることを特徴とする。
また、本発明の請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の表示パネルは、表示媒体層の厚みを均一に保持することができるという優れた特性を備えている。従って、請求項6に記載の発明のように、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の表示パネルであって、表示媒体層に、液晶層を使用した表示パネルに好適に使用される。
本発明によれば、表示パネルの全域にわたって表示媒体層の厚みを均一に保持することが可能になるため、表示媒体層の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの全体構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの等価回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルを構成するTFT基板の全体構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの表示部の全体構成を示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示パネルの表示部の全体構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示パネルの長手方向における断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示パネルの短手方向における断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの変形例を説明するための断面図である。 従来の液晶表示パネルの全体構成を示す平面図である。 図12のC−C断面図である。 図12のE−E断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの全体構成を示す平面図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの断面図である。また、図3は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの等価回路図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルを構成するTFT基板の全体構成を示す断面図である。また、図5は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示パネルの表示部の全体構成を示す断面図であり、図6は、図1のA−A断面図である。また、図7は、図1のB−B断面図である。なお、本実施形態においては、表示パネルとして、液晶表示パネルを例に挙げて説明する。
図1、図2に示す様に、液晶表示パネル1は、第1基板であるTFT基板2と、TFT基板2に対向して配置された第2基板であるCF基板3と、TFT基板2及びCF基板3の間に挟持して設けられた表示媒体層である液晶層4と、TFT基板2とCF基板3との間に狭持され、TFT基板2及びCF基板3を互いに接着するとともに液晶層4を封入するために枠状に設けられたシール材40とを備えている。このシール材40は、液晶層4を周回するように形成されており、TFT基板2とCF基板3は、このシール材40を介して相互に貼り合わされている。また、シール材40には、例えば、シリカにより形成されたガラスファイバー33(図6、図7参照)が混入されている。また、図1に示すように、液晶表示パネル1は、液晶層4の厚み(即ち、セルギャップ)を規制するための複数のフォトスペーサ25を備えている。
また、図1に示すように、液晶表示パネル1は、矩形状に形成されており、液晶表示パネル1の第1の辺(即ち、長辺1a)方向である長手方向Xにおいて、TFT基板2がその上辺においてCF基板3よりも突出し、その突出した領域には、後述するゲート線やソース線等のの複数の表示用配線が引き出され、端子領域Tが構成されている。
また、液晶表示パネル1では、TFT基板2及びCF基板3が重なる領域に画像表示を行う表示領域Dが規定されている。ここで、表示領域Dは、画像の最小単位である画素がマトリクス状に複数配列されることにより構成されている。
また、シール材40は、図1に示すように、表示領域Dの周囲全体を囲む矩形枠状に設けられている。このシール材40の枠幅Zは、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上2.0mm以下に設定できる。
TFT基板2は、図3、図4に示すように、ガラス基板等の絶縁基板6と、当該絶縁基板6上に互いに平行に延設された複数のゲート線11と、各ゲート線11を覆うように設けられたゲート絶縁膜12と、ゲート絶縁膜12上に各ゲート線11と直交する方向に互いに平行に延設された複数のソース線14と、各ゲート線11及び各ソース線14の交差部分毎にそれぞれ設けられた複数のTFT5と、各ソース線14及び各TFT5を覆うように順に設けられた層間絶縁膜10(本実施形態における第1部材)である第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜16と、第2層間絶縁膜16上にマトリクス状に設けられ、各TFT5の各々に接続された複数の画素電極19と、各画素電極19を覆うように設けられた配向膜9とを有している。
また、TFT5は、図4に示すように、各ゲート線11が側方に突出したゲート電極17と、ゲート電極17を覆うように設けられたゲート絶縁膜12と、ゲート絶縁膜12上でゲート電極17に重なる位置において島状に設けられた半導体層13と、半導体層13上で互いに対峙するように設けられたソース電極18及びドレイン電極20とを備えている。ここで、ソース電極18は、各ソース線14が側方に突出した部分である。また、ドレイン電極20は、図4に示すように、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜16に形成されたコンタクトホール30を介して画素電極19に接続されている。また、画素電極19は、図5に示すように、第2層間絶縁膜16上に設けられた透明電極31と、透明電極31上に積層され、透明電極31の表面上に設けられた反射電極32とにより構成されている。また、半導体層13は、図4に示すように、下層の真性アモルファスシリコン層13aと、その上層のリンがドープされたnアモルファスシリコン層13bとを備え、ソース電極18及びドレイン電極20から露出する真性アモルファスシリコン層13aがチャネル領域を構成している。
また、TFT基板2及びそれを備えた液晶表示パネル1の表示部では、図5に示すように、反射電極32により反射領域Rが規定され、反射電極32から露出する透明電極31により透過領域Tが規定されている。また、画素電極19の下層の第2層間絶縁膜16の表面は、図5に示すように、凹凸状に形成されており、第2層間絶縁膜16の表面に透明電極31を介して設けられた反射電極32の表面も凹凸状に形成されている。
なお、第1層間絶縁膜15を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiNx(xは正数))等が挙げられる。また、第1層間絶縁膜15の厚みは、600nm以上1000nm以下が好ましい。これは、第1層間絶縁膜15の厚みが600nm未満の場合は、第1層間絶縁膜15を平坦化することが困難になるという不都合が生じる場合があるためであり、1000nmより大きい場合は、エッチングにより、コンタクトホール30を形成することが困難になるという不都合が生じる場合があるためである。
CF基板3は、図5に示すように、ガラス基板等の絶縁基板21と、絶縁基板21上に設けられたカラーフィルター層22と、カラーフィルター層22の反射領域Rにおいて、反射領域R及び透過領域Tにおける光路差を補償するための透明層23と、カラーフィルター層22の透過領域T及び透明層23(即ち、反射領域R)覆うように設けられた共通電極24と、共通電極24上に柱状に設けられたフォトスペーサ25と、共通電極24及びフォトスペーサ25を覆うように設けられた配向膜26とを有している。なお、カラーフィルター層22には、各画素に対して設けられた赤色層R、緑色層G、および青色層Bの着色層28と、遮光膜であるブラックマトリクス27(本実施形態における第2部材)とが含まれる。ブラックマトリクス27は、隣接する着色層28の間に設けられ、これら複数の着色層28を区画する役割を有するものである。また、図5に示すように、ブラックマトリクス27は、フォトスペーサ25を介して、TFT基板2が有する第1部材である層間絶縁膜10に対向して配置されている。
また、図1に示すフォトスペーサ25は、例えば、アクリル系の感光性樹脂からなり、フォトリソグラフィー法により形成される。
また、ブラックマトリクス27は、Ta(タンタル)、Cr(クロム)、Mo(モリブデン)、Ni(ニッケル)、Ti(チタン)、Cu(銅)、Al(アルミニウム)などの金属材料、カーボンなどの黒色顔料が分散された樹脂材料、または、各々、光透過性を有する複数色の着色層が積層された樹脂材料などにより形成される。
上記構成の半透過型の液晶表示パネル1は、反射領域RにおいてCF基板3側から入射する光を反射電極32で反射するとともに、透過領域TにおいてTFT基板2側から入射するバックライト(不図示)からの光を透過するように構成されている。
そして、液晶表示パネル1は、各画素電極毎に1つの画素が構成されており、各画素において、ゲート線11からゲート信号が送られてTFT5をオン状態にした場合に、ソース線14からソース信号が送られてソース電極18及びドレイン電極20を介して、画素電極19に所定の電荷が書き込まれ、画素電極19と共通電極24との間で電位差が生じ、液晶層4に所定の電圧が印加されるように構成されている。そして、液晶表示パネル1では、印加された電圧の大きさに応じて、液晶分子の配向状態が変わることを利用して、バックライトから入射する光の透過率を調整することにより、画像が表示される構成となっている。
また、本実施形態においては、図1、図6、図7に示すように、液晶表示パネル1においては、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40と当該シール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離をa、液晶表示パネル1の第1の辺と垂直な第2の辺(即ち、短辺1b)方向である短手方向Yにおけるシール材40と当該シール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離をbとした場合に、距離aが距離bよりも大きく(即ち、a>b)なるように構成されている。
また、本実施形態においては、図6に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の全体は、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板3のブラックマトリクス27との間に狭持される構成となっている。
また、本実施形態においては、図7に示すように、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の一部は、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板3のブラックマトリクス27との間に狭持される構成となっている。
そして、本実施形態においては、図6、図7に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板のブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅をc、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板のブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅をdとした場合に、幅cが幅dよりも大きい(即ち、c>d)点に特徴がある。
このような構成により、フォトスペーサ25とシール材40との距離に対応させて、シール材40と層間絶縁膜10との接触面積、及びシール材40とブラックマトリクス27との接触面積を変化させることが可能になる。
より具体的には、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離bに比し、フォトスペーサ25とシール材40との距離aが大きい液晶表示パネル1の長手方向Xにおいては、上述のごとく、シール材40の全体を、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板3のブラックマトリクス27との間に狭持させることにより、シール材40の、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅cを大きくして、シール材40と層間絶縁膜10との接触面積、及びシール材40とブラックマトリクス27との接触面積を大きくする。一方、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離aに比し、フォトスペーサ25とシール材40との距離bが小さい液晶表示パネル1の短手方向Yにおいては、上述のごとく、シール材40の一部を、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板3のブラックマトリクス27との間に狭持させることにより、シール材40の、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅dを小さくして、シール材40と層間絶縁膜10との接触面積、及びシール材40とブラックマトリクス27との接触面積を小さくする。
従って、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40に対する加重とを等しくすることが可能になる。そうすると、図6、図7に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける、ブラックマトリクス27に対するシール材40のめり込み量eと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける、ブラックマトリクス27に対するシール材40のめり込み量fとを同じ値(即ち、e=f)に設定することが可能になる。また、同様に、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける、層間絶縁膜10に対するシール材40のめり込み量gと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける、層間絶縁膜10に対するシール材40のめり込み量hとを同じ値(即ち、g=h)に設定することが可能になる。従って、図6、図7に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける液晶層4の厚み(即ち、セルギャップ)Tと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける液晶層4の厚みTとを同じ値(即ち、T=T)に設定することが可能になるため、液晶層4の厚みを均一にすることが可能になる。
なお、上述のシール材40の幅c,dの値は、特に限定されず、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離a、及び液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離bに対応させて決定することができる。例えば、距離aが距離bの1.5倍(即ち、a=1.5b)の場合、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40に対する加重とが等しくなるように、例えば、シール材40の幅dを、シール材40の幅cの0.8倍(即ち、d=0.8c)に設定することができる。
次に、本実施形態の液晶表示パネルの製造方法について一例を挙げて説明する。なお、本実施形態の製造方法は、TFT基板作製工程、CF基板作製工程、及び基板貼り合わせ工程を備える。
<TFT基板作製工程>
まず、絶縁基板6の全体に、スパッタリング法により、例えば、チタン膜、アルミニウム膜及びチタン膜などを順に成膜し、その後、フォトリソグラフィによりパターニングして、ゲート線11及びゲート電極17を厚さ4000Å程度に形成する。
続いて、ゲート線11及びゲート電極17が形成された基板全体に、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、例えば、窒化シリコン膜などを成膜し、ゲート絶縁膜12を厚さ4000Å程度に形成する。
さらに、ゲート絶縁膜12が形成された基板全体に、プラズマCVD法により、例えば、真性アモルファスシリコン膜(厚さ2000Å程度)、及びリンがドープされたnアモルファスシリコン膜(厚さ500Å程度)を連続して成膜し、その後、フォトリソグラフィによりゲート電極17上に島状にパターニングして、真性アモルファスシリコン層及びnアモルファスシリコン層が積層された半導体形成層を形成する。
そして、上記半導体形成層が形成された基板全体に、スパッタリング法により、例えば、アルミニウム膜及びチタン膜などを順に成膜し、その後、フォトリソグラフィによりパターニングして、ソース線14、ソース電極18及びドレイン電極20を厚さ2000Å程度に形成する。
続いて、ソース電極18及びドレイン電極20をマスクとして上記半導体形成層のnアモルファスシリコン層をエッチングすることにより、チャネル領域をパターニングして、半導体層13及びそれを備えたTFT5を形成する。
さらに、TFT5が形成された基板全体に、プラズマCVD法により、例えば、窒化シリコン膜などを成膜し、第1層間絶縁膜15を厚さ4000Å程度に形成する。
そして、第1層間絶縁膜15が形成された基板全体に、スピンコート法により、例えば、ポジ型の感光性樹脂を厚さ3μm程度に塗布し、その塗布された感光性樹脂を、複数の円形状の遮光部が互いに離間してランダムに形成された第1のフォトマスクを介して均一に且つ相対的に低照度で露光し、続いて、ドレイン電極20上のコンタクトホール30に対応する位置に開口部がそれぞれ形成された第2のフォトマスクを介して均一に且つ相対的に高照度で露光した後に、現像する。これにより、上述した高照度の露光部分の感光性樹脂は、完全に除去され、同低照度の露光部分の感光性樹脂は、塗布厚の40%程度が残膜し、未露光部分の感光性樹脂は、塗布厚の80%程度が残膜することになる。さらに、感光性樹脂が現像された基板を200℃程度に加熱して、感光性樹脂を熱だれさせることにより、反射領域Rの表面がなめらかな凹凸状になった第2層間絶縁膜16を形成する。その後、第2層間絶縁膜16から露出する第1層間絶縁膜15をエッチングして、コンタクトホール30を形成する。
次いで、第2層間絶縁膜16上の基板全体に、ITO膜などからなる透明導電膜をスパッタリング法により成膜し、その後、フォトリソグラフィによりパターニングして、絶縁基板6に透明電極31を厚さ1000Å程度に形成する。
次いで、透明電極31が形成された基板全体に、モリブデン膜(厚さ750Å程度)及びアルミニウム膜(厚さ1000Å程度)をスパッタリング法により順に成膜し、その後、フォトリソグラフィによりパターニングして、反射領域Rにおいて、透明電極31の表面上に反射電極32を形成して、透明電極31及び反射電極32を備えた画素電極19を形成する。
次いで、画素電極19が形成された基板全体に、印刷法によりポリイミド樹脂を塗布し、その後、ラビング処理を行って、配向膜9を厚さ1000Å程度に形成する。
以上のようにして、TFT基板2を作製することができる。
<CF基板作製工程>
まず、ガラス基板などの絶縁基板21の基板全体に、スピンコート法により、例えば、カーボン微粒子などの黒色顔料が分散されたポジ型の感光性樹脂を塗布し、その塗布された感光性樹脂をフォトマスクを介して露光した後に、現像及び加熱することにより、ブラックマトリクス27を厚さ2.0μm程度に形成する。
続いて、ブラックマトリクス27が形成された基板上に、例えば、赤、緑又は青に着色されたアクリル系の感光性樹脂を塗布し、その塗布された感光性樹脂をフォトマスクを介して露光した後に、現像することによりパターニングして、選択した色の着色層(例えば、赤色層R)28を厚さ2.0μm程度に形成する。さらに、他の2色についても同様な工程を繰り返して、他の2色の着色層(例えば、緑色層G及び青色層B)28を厚さ2.0μm程度に形成して、赤色層R、緑色層G及び青色層Bを備えたカラーフィルター層22を形成する。
次いで、カラーフィルター層22が形成された基板上に、スピンコート法により、アクリル系の感光性樹脂を塗布し、その塗布された感光性樹脂をフォトマスクを介して露光した後に、現像することにより、透明層23を厚さ2μm程度に形成する。
次いで、透明層23が形成された基板全体に、スパッタリング法により、例えば、ITO膜を成膜し、その後、フォトリソグラフィによりパターニングして、共通電極24を厚さ1500Å程度に形成する。
次いで、共通電極24が形成された基板全体に、スピンコート法により、アクリル系の感光性樹脂を塗布し、その塗布された感光性樹脂をフォトマスクを介して露光した後に、現像することにより、フォトスペーサ25を厚さ4μm程度に形成する。
最後に、フォトスペーサ25が形成された基板全体に、印刷法によりポリイミド系樹脂を塗布し、その後、ラビング処理を行って、配向膜26を厚さ1000Å程度に形成する。
以上のようにして、CF基板3を作製することができる。
<貼り合わせ工程>
まず、例えば、ディスペンサを用いて、上記CF基板作製工程で作製されたCF基板3に、紫外線硬化及び熱硬化併用型樹脂などにより構成されたシール材40を枠状に描画する。
次いで、上記シール材40が描画されたCF基板3におけるシール材40の内側の領域に液晶材料を滴下する。
さらに、上記液晶材料が滴下されたCF基板3と、上記TFT基板作製工程で作製されたTFT基板2とを、減圧下で貼り合わせた後に、その貼り合わせた貼合体を大気圧に開放することにより、その貼合体の表面及び裏面を加圧する。
次いで、上記貼合体に挟持されたシール材40にUV光を照射した後に、その貼合体を加熱することによりシール材40を硬化させる。
なお、この際、上述のごとく、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板3のブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅cが、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の、TFT基板2の層間絶縁膜10とCF基板3のブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅dよりも大きくなるように、シール材40を形成する。
以上のようにして、図1に示す液晶表示パネル1を作製することができる。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態においては、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40とシール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離aを、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40とシール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離bより大きくする構成としている。また、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の、層間絶縁膜10とラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅cを、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27との間に狭持される部分の幅dより大きくする構成としている。従って、フォトスペーサ25とシール材40との距離に対応させて、シール材40と層間絶縁膜10との接触面積、及びシール材40とブラックマトリクス27との接触面積を変化させることが可能になる。そうすると、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40に対する加重とを等しくすることが可能になる。従って、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける液晶層4の厚みTと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける液晶層4の厚みTとを同じ値に設定することが可能になるため、液晶層4の厚みを均一にすることが可能になる。その結果、液晶層4の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することが可能になる。
本実施形態においては、シール材40には、ガラスファイバー33を混入する構成としている。同構成によれば、シール材40に混入された変形率の小さいガラスファイバー33により、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40に対する加重とをより一層等しくすることが可能になる。従って、TFT基板2及びCF基板3を所定の間隔で確実に保持することが可能になるため、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける液晶層4の厚みTと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける液晶層4の厚みTとを同じ値に確実に設定することが可能になる。その結果、液晶層4の厚みをより一層均一に保持することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示パネルの表示部の全体構成を示す断面図であり、図9は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示パネルの長手方向における断面図である。また、図10は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示パネルの短手方向における断面図である。なお、上記第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。また、液晶表示パネルの全体構成、TFT基板の全体構成、及び液晶表示パネルの製造方法は、上述の第1の実施形態において説明したものと同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。また、本実施形態においても、表示パネルとして、液晶表示パネルを例に挙げて説明する。
本実施形態においては、図8に示すように、カラーフィルター層22が、着色層28と、ブラックマトリクス27と、ブラックマトリクス27上に形成された絶縁膜29とにより構成されている。
ブラックマトリクス27は、例えば、Ta(タンタル)、Cr(クロム)、Mo(モリブデン)、Ni(ニッケル)、Ti(チタン)、Cu(銅)、Al(アルミニウム)などの金属材料により形成されている。
また、ブラックマトリクス27上に形成された絶縁膜29を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiNx(xは正数))等が挙げられる。
ブラックマトリクス27は、上述のCF基板作製工程において、ガラス基板などの絶縁基板21の基板全体に、スパッタリング法により、例えば、クロムを成膜し、その成膜されたクロム膜をフォトマスクを介して露光した後に、現像及びエッチングすることにより、厚さ2.0μm程度に形成される。また、絶縁膜29は、ブラックマトリクス27が形成された後、ブラックマトリクス27上に、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、例えば、窒化シリコン膜などを成膜することにより形成される。そして、その後、上述の第1の実施形態に場合と同様に、ブラックマトリクス27及び絶縁膜29が形成された基板上に、着色層28を形成して、カラーフィルタ層22を形成し、その後、透明層23、共通電極24、フォトスペーサ25、及び配向膜26を形成することにより、CF基板3を作製することができる。
また、本実施形態においては、図9に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の全体は、TFT基板2の絶縁基板(本実施形態における第1部材)6とCF基板3の絶縁膜(本実施形態における第2部材)29との間に狭持される構成となっている。
また、本実施形態においては、図10に示すように、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の一部は、TFT基板2の絶縁基板6とCF基板3の絶縁膜29との間に狭持される構成となっている。
そして、本実施形態においては、図9、図10に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の、TFT基板2の絶縁基板6とCF基板3の絶縁膜29との間に狭持される部分の幅をc、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の、TFT基板2の絶縁基板6とCF基板3の絶縁膜29との間に狭持される部分の幅をdとした場合に、幅cが幅dよりも大きい(即ち、c>d)点に特徴がある。
このような構成により、上述の第1の実施形態に場合と同様に、フォトスペーサ25とシール材40との距離に対応させて、シール材40と絶縁基板6との接触面積、及びシール材40と絶縁膜29との接触面積を変化させることが可能になる。
より具体的には、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離bに比し、フォトスペーサ25とシール材40との距離aが大きい液晶表示パネル1の長手方向Xにおいては、上述のごとく、シール材40の全体を、TFT基板2の絶縁基板6とCF基板3の絶縁膜29との間に狭持させることにより、絶縁基板6と絶縁膜29との間に狭持されるシール材40の幅cを大きくして、シール材40と絶縁基板6との接触面積、及びシール材40と絶縁膜29との接触面積を大きくする。一方、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離aに比し、フォトスペーサ25とシール材40との距離bが小さい液晶表示パネル1の短手方向Yにおいては、上述のごとく、シール材40の一部を、TFT基板2の絶縁基板6とCF基板3の絶縁膜29との間に狭持させることにより、絶縁基板6と絶縁膜29との間に狭持されるシール材40の幅dを小さくして、シール材40と絶縁基板6との接触面積、及びシール材40と絶縁膜29との接触面積を小さくする。
従って、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重とが等しくすることが可能になる。そうすると、図9、図10に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける、絶縁膜29に対するシール材40のめり込み量kと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける、絶縁膜29に対するシール材40のめり込み量mとを同じ値(即ち、k=m)に設定することが可能になる。
従って、図9、図10に示すように、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける液晶層4の厚み(即ち、セルギャップ)Tと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける液晶層4の厚み(即ち、セルギャップ)Tとを同じ値(即ち、T=T)に設定することが可能になるため、液晶層4の厚みを均一にすることが可能になる。その結果、液晶層4の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することが可能になる。
なお、上述の第1の実施形態の場合と同様に、上述のシール材40の幅c,dの値は、特に限定されず、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離a、及び液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるフォトスペーサ25とシール材40との距離bに対応させて決定することができる。例えば、距離bが距離aの1.5倍(即ち、b=1.5a)の場合、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重とが等しくなるように、例えば、シール材40の幅dを、シール材40の幅cの0.7倍(即ち、d=0.7c)に設定することができる。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態においては、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40とシール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離aを、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40とシール材40に隣接するフォトスペーサ25との距離bより大きくする構成としている。また、液晶表示パネル1の長手方向Xにおいて、シール材40の、絶縁基板6と絶縁膜29との間に狭持される部分の幅cを、液晶表示パネル1の短手方向Yにおいて、シール材40の、絶縁基板6と絶縁膜29との間に狭持される部分の幅dより大きくする構成としている。従って、フォトスペーサ25とシール材40との距離に対応させて、シール材40と絶縁基板6との接触面積、及びシール材40と絶縁膜29との接触面積を変化させることが可能になる。そうすると、液晶表示パネル1の長手方向Xにおけるシール材40に対する加重と、液晶表示パネル1の短手方向Yにおけるシール材40に対する加重とを等しくすることが可能になる。従って、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける液晶層4の厚みTと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける液晶層4の厚みTとを同じ値に設定することが可能になるため、液晶層4の厚みを均一にすることが可能になる。その結果、液晶層4の厚みに起因する表示ムラの発生を効果的に防止することが可能になる。
また、本実施形態においても、上述の第1の実施形態の場合と同様に、シール材40に、ガラスファイバー33を混入する構成としているため、上述の第1の実施形態の場合と同様に、液晶表示パネル1の長手方向Xにおける液晶層4の厚みTと、液晶表示パネル1の短手方向Yにおける液晶層4の厚みTとを同じ値に確実に設定することが可能になる。その結果、液晶層4の厚みをより一層均一に保持することが可能になる。
なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。
上述の第1の実施形態においては、図7に示すように、シール材40の、液晶表示パネル1の短手方向Yの内側(液晶層4側)の部分を、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27により挟持する構成としたが、図11に示すように、シール材40の、液晶表示パネル1の短手方向Yの中央部分を、層間絶縁膜10とブラックマトリクス27により挟持する構成としても良い。このような構成においても、上述の第1の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態においては、表示パネルとして、液晶表示パネル1を例に挙げて説明したが、例えば、有機EL表示パネル等の他の表示パネルについても、本発明を適用することができる。
以上説明したように、本発明は、一対の基板を所定の間隔を隔てて重ね合わせ、一対の基板の間隙に液晶を封入する液晶表示パネル等の表示パネルに適している。
1 液晶表示パネル
2 TFT基板(第1基板)
3 CF基板(第2基板)
4 液晶層(表示媒体層)
6 絶縁基板(第1部材)
10 層間絶縁膜(第1部材)
25 フォトスペーサ
27 ブラックマトリクス(第2部材)
29 絶縁膜(第2部材)
33 ガラスファイバー
40 シール材
X 液晶表示パネルの長手方向(第1の辺方向)
Y 液晶表示パネルの短手方向(第2の辺方向)
Z シール材の枠幅

Claims (6)

  1. 第1部材を有する第1基板と、
    前記第1基板に対向して配置され、前記第1部材と対向する第2部材を有する第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に設けられた表示媒体層と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に設けられ、前記表示媒体層の厚みを規制するための複数のスペーサと、
    前記第1部材と前記第2部材との間に挟持され、前記第1基板及び前記第2基板を互いに接着するとともに、前記表示媒体層を封入するために枠状に設けられたシール材と
    を備えた表示パネルであって、
    前記表示パネルの第1の辺方向における前記シール材と該シール材に隣接する前記スペーサとの距離をa、前記表示パネルの第1の辺と垂直な第2の辺方向における前記シール材と該シール材に隣接する前記スペーサとの距離をbとした場合に、a>bの関係が成立し、
    前記表示パネルの第1の辺方向において、前記シール材の、前記第1部材と前記第2部材との間に狭持される部分の幅をc、前記表示パネルの第2の辺方向において、前記シール材の、前記第1部材と前記第2部材との間に狭持される部分の幅をdとした場合に、c>dの関係が成立することを特徴とする表示パネル。
  2. 前記シール材には、ガラスファイバーが混入されていることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記シール材の枠幅が、0.5mm以上2.0mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示パネル。
  4. 前記第1部材が絶縁膜であり、前記第2部材がブラックマトリクスであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示パネル。
  5. 前記第1部材が絶縁基板であり、前記第2部材が絶縁膜であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示パネル。
  6. 前記表示媒体層が液晶層であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の表示パネル。
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