JP4671204B2 - 医用画像表示制御装置及び医用画像表示制御プログラム - Google Patents

医用画像表示制御装置及び医用画像表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、管状組織に沿った経路の所定の範囲と、当該経路と交差する交差断面と、を表示手段に表示する医用画像表示制御装置に関し、特に経路の所定の範囲及び交差断面を順次変更しながら表示させる際における医用画像表示制御装置に関する。
近年、コンピュータを用いた画像処理技術の進展に伴い開発されたコンピュータ断層撮影(CT:computed tomography)装置、核磁気共鳴映像(MRI:magnetic resonance imaging)装置等により、人体の内部構造を直接観測することが可能となり、これら装置によって撮影された生体の断層画像を用いた医療診断が広く行われるようになった。
このようなコンピュータによって撮影された三次元デジタルデータ(ボリュームデータ)から三次元構造のイメージを直接描画するボリュームレンダリングが医療診断に利用されており、これによれば、断層画像だけでは分かりにくい複雑な人体内部の三次元構造のイメージを観察すること(可視化)が実現でき、生体内部をよりわかりやすく把握することができるようになる。
このようなボリュームレンダリングによる画像表示法の一例として、三次元デジタルデータ(ボリュームデータ)から観察対象となる人体内部の管状組織(血管や大腸など)の任意断面を抽出し表示したMPR( M u l t i P l a n a r R e c o n s t r u c t i o n)画像がある。MPR画像では、例えば、管状組織のボリュームデータから、該管状組織の経路に対して垂直に切断した画像(いわば管状組織を輪切りにしたような画像)が表示される。また、この他に断面を表示する画像として、雑音を軽減し、血管のように蛇行する組織を観察しやすくするために厚みのある領域を切り出して(スラブ)MPR処理を行なった厚み付きMPR画像、スラブMIP画像などや、管状組織内部に視点を設置し透視投影法による描画を行なう仮想内視鏡によって観察したVE(Virtual Endoscope)画像があり、更には、これら厚み付きMPR画像とVE画像処理とを組み合わせた厚み付きVE画像、また、MPR画像処理とVE画像処理とを組み合わせたMPR付きVE画像の他、sphereVE画像(魚眼投影画像)、厚み付きMIP画像等が利用されている。
一方、このようなボリュームレンダリングによる画像表示法の他の例として、CPR(Curved Multi Planer Reconstruction)画像処理方法がある(例えば、非特許文献1、2)。このCPR画像処理方法では、管状組織のボリュームデータから、管状組織をその経路方向に沿って(言い換えれば、管状組織のうねりにそって)切断した切断面を生成し表示する。CPR画像には、切断面を2次元平面画像として表示する際の手法別に、投影CPR画像、伸張CPR画像、ストレートCPR画像の3種類がある。これらは、夫々診断の用途に応じて使い分けられている。特に、ストレートCPR(Straight Curved Multi Planer Reconstruction)画像によれば、管状組織の太さや長さを該管状組織に沿って組織の全体を俯瞰するのに適している。
CPR−Curved Planer Reconstruction、Armin Kanitsar, Dominik Fleischmann, Rainer Wegenkittl, Petr Felkel, Meister Eduard Gr¨oller, IEEE VISUALIZATION. IEEE Computer Society 「CT/MR対応血管CPR自動表示システムの開発」 白旗 崇、後藤 良洋 株式会社日立メディコ技術研究所 技術レポート MEDIX VOL.43 P.41―P.44
ところで、ストレートCPR画像は管状組織の全体を俯瞰するのに適しているが歪みが大きい。そのため、例えば血管にあっては血管の動脈瘤及び狭窄症に関する診断、経過観察等のためには、その血管の狭窄率や血管の径など、診察対象である管状組織の様相を精確に評価、観察することが必要とされる。そこで、先ず、上述したストレートCPR画像により管状組織をその走行方向(経路方向)に沿って切断して得られた切断面画像にて観察し、そこで確認された狭窄が疑われる箇所(位置)やポリープが疑われる箇所(位置)について更にMPR画像による断面画像(管状組織を経路に垂直に切断した画像)を生成し、これを観察することがある。
この際、コンピュータを操作する臨床医師は、ストレートCPR画像で表された管状組織の経路方向の切断面画像(以下、「ストレートCPR画像」と言う。)を見て、MPR画像によって観察すべき箇所(狭窄が疑われる箇所等)を、このストレートCPR画像上にてカーソル等を用いて指定することにより、指定されたストレートCPR画像に対応する箇所(位置)の、MPRによる断面画像(管状組織を経路に垂直に切断した画像。以下、「MPR画像」と言う。)を表示させるようになっている。したがって、例えば、画面上に表示されたストレートCPR画像が臨床医師によってその経路方向にパン操作された場合、臨床医師がMPR画像の表示を所望するストレートCPR画像の位置を再びカーソル等を用いて指定し、当該指定されたストレートCPR画像に対応する箇所(位置)のMPR画像を表示させることとなる。
このように、管状組織を観察する際、ストレートCPR画像とMPR画像とは、密接に連動して表示されるべきものであるのに対し、従来これらの表示画面上の関連づけは考慮されていなかった。
従って、臨床医師はストレートCPR画像を経路方向にパン操作しつつ観察し、MPR画像の表示を所望する箇所があれば、その位置を指定し、その結果、表示されたMPR画像を観察し、再びストレートCPR画像を経路方向にパン操作しつつ観察し、再びMPR画像を表示する箇所を指定し・・・・、を繰り返し行なわなければならず、数画面分に及ぶ管状組織のストレートCPR画像を観察する際の操作者(例えば臨床医師)の作業量が多く、煩雑であった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ストレートCPR等の管状組織に沿った経路の所定の範囲と、MPR画像等の該経路と交差する交差断面を表示する際に、操作者の手を煩わせることなく、ストレートCPR等の管状組織に沿った経路の所定の範囲の表示に連動してスムーズにMPR画像等の交差断面の表示を行なうことができる医用画像表示制御装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、ボリュームデータに含まれる管状組織を可視化する医用画像表示制御装置であって、前記管状組織に沿った経路を取得する経路取得手段と、当該経路の所定の範囲に沿った管状組織を含むボリュームデータを可視化し表示手段の画面上に表示する第1表示制御手段と、前記経路と交差する2以上の交差断面を示す交差断面情報を取得すべき前記経路上の各位置を特定するために、前記経路の所定の範囲より前記画面上の位置を夫々設定する設定手段と、設定された前記画面上の各位置に対応する前記経路上の各位置の前記交差断面を示す前記交差断面情報を取得し、当該交差断面情報に基づいて前記各交差断面を前記画面上に表示する第2表示制御手段と、前記画面上に表示すべき前記経路の所定の範囲を新たに指定する指定手段と、前記経路と交差する2以上の交差断面を示す交差断面情報を取得すべき前記経路上の各位置を特定するために、前記指定手段によって新たに指定された前記経路の所定の範囲より前記画面上の位置を夫々新たに設定する再設定手段と、新たに指定された前記経路の所定の範囲に沿った管状組織を含むボリュームデータを可視化し前記画面上に表示する第3表示制御手段と、前記再設定手段にて設定された前記画面上の各位置に対応する前記経路上の各位置の前記交差断面を示す前記交差断面情報を新たに取得し、当該交差断面情報に基づいて前記各交差断面を前記画面上に表示する第4表示制御手段と、を有することを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、管状組織に沿った経路の所定の範囲と、当該経路と交差する交差断面を取得すべき経路上の位置を表示画面に対して設定するよう構成したので、表示すべき(可視化される)経路の所定の範囲が新たに指定された場合にも、操作者の手を煩わせることなく、新たに指定されたストレートCPR画像、円筒投影画像等の経路の所定の範囲の表示に連動してスムーズに交差断面の表示を行なうことができる。
上記課題を解決すべく、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像表示制御装置であって、前記指定手段は、前記第1表示制御手段にて前記画面上に表示された前記経路の所定の範囲を前記経路方向にパン操作する手段を備え、当該パン操作によって前記経路の所定の範囲を新たに指定することを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、操作者である臨床医師が目線を画面に表示した各交差断面に合わせたまま、マウスを操作して経路の所定の範囲の一例である切断面をパン操作した場合、切断面の更新に伴って各交差断面も自動で更新表示されるため、操作者である臨床医師は目線を移動させることなく、各交差断面を順次確認することができ、より優れたユーザインターフェースを実現することができる。
上記課題を解決すべく、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の医用画像表示制御装置であって前記1表示制御手段及び前記第3表示制御手段は、前記管状組織のボリュームデータを用いた円筒投影画像処理によって可視化をすることを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、管状組織の経路に沿って管状組織内部から観察した経路の所定の範囲の一例である円筒投影画像と、当該経路と交差する交差断面を取得すべき経路上の位置を表示画面に対して設定するよう構成したので、表示すべき円筒投影画像が新たに指定された場合にも、操作者の手を煩わせることなく、新たに指定された円筒投影画像の表示に連動してスムーズに交差断面の表示を行なうことができる。
上記課題を解決すべく、請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の医用画像表示制御装置であって、前記1表示制御手段及び前記第3表示制御手段は、前記管状組織のボリュームデータを用いたストレートCPR(Curved Multi Planer Reconstruction)画像処理によって可視化をすることを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、管状組織の経路に沿って切断した切断面であるストレートCPR画像と、当該経路と交差する交差断面を取得すべき経路上の位置を表示画面に対して設定するよう構成したので、表示すべきストレートCPR画像が新たに指定された場合にも、操作者の手を煩わせることなく、新たに指定されたストレートCPR画像の表示に連動してスムーズに交差断面の表示を行なうことができる。
上記課題を解決すべく、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、前記第2表示制御手段及び第4表示制御手段は、前記各交差断面をMPR( M u l t i P l a n a r R e c o n s t r u c t i o n)画像により表示することを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、管状組織に沿った経路の所定の範囲と、当該経路と交差するMPR画像を取得すべき経路上の位置を表示画面に対して設定するよう構成したので、表示すべき(可視化される)経路の所定の範囲が新たに指定された場合にも、操作者の手を煩わせることなく、新たに指定された管状組織に沿った経路の所定の範囲の表示に連動してスムーズにMPR画像の表示を行なうことができる。
上記課題を解決すべく、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、前記第2表示制御手段及び第4表示制御手段は、前記各交差断面を、VE(Virtual Endoscope)画像、MPR付きVE画像、厚み付きVE画像、sphereVE画像、厚み付きMIP画像の何れかにより表示することを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、交差断面として、上記経路と交差するVE画像、MPR付きVE画像、厚み付きVE画像、sphereVE画像または厚み付きMIP画像を利用して、新たに指定された経路の所定の範囲に連動した各画像(VE画像、MPR付きVE画像、厚み付きVE画像、sphereVE画像または厚み付きMIP画像)の表示を行なうことができる。
上記課題を解決すべく、請求項7に記載の発明は、請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、前記指定手段は、前記管状組織を前記経路を軸に回転表示させるため所定角度回転操作する手段を備え、前記1表示制御手段及び前記第3表示制御手段は、前記所定角度回転させて可視化をし、前記第4表示制御手段は、前記第2表示制御手段にて表示された前記各交差断面を夫々前記所定角度回転させた前記各交差断面を前記画面上に表示することを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、操作者である臨床医師が目線を画面に表示した各交差断面に合わせたまま、マウスを操作して経路を軸に管状組織を回転操作した場合、経路の所定の範囲を所定角度回転させて可視化を更新し、当該更新に伴って各交差断面も自動で更新表示されるため、操作者である臨床医師は目線を移動させることなく、各交差断面を順次確認することができ、より優れたユーザインターフェースを実現することができる。
上記課題を解決すべく、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、前記指定手段は、前記画面上に表示された前記経路の所定の範囲の拡大操作又は縮小操作の少なくともいずれか一方を行なう手段を備え、当該拡大操作又は縮小操作によって前記経路の所定の範囲を新たに指定することを特徴とする医用画像表示制御装置である。
これによれば、操作者である臨床医師が目線を画面に表示した各交差断面に合わせたまま、マウスを操作して切断面等の経路の所定の範囲を拡大又は縮小操作した場合、切断面等の経路の所定の範囲の更新に伴って各交差断面も自動で更新表示されるため、操作者である臨床医師は目線を移動させることなく、各交差断面を順次確認することができ、より優れたユーザインターフェースを実現することができる。
上記課題を解決すべく、請求項9に記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置として機能させることを特徴とする医用画像表示制御プログラムである。
本発明によれば、管状組織に沿った経路の所定の範囲と、当該経路と交差する交差断面を取得すべき経路上の位置を表示画面に対して設定するよう構成したので、表示すべき経路の所定の範囲等が新たに指定された場合にも、操作者の手を煩わせることなく、新たに指定された経路の所定の範囲の表示に連動してスムーズに交差断面の表示を行なうことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本実施形態では、コンピュータ断層撮影(CT)装置によって撮影されたCT画像データから得られたボリュームデータに基づいて、血管(管状組織の一例)の経路の所定の範囲に沿ったボリュームデータを可視化したストレートCPR画像、及び当該経路と交差するMPR画像を生成して表示する画像表示装置に対して本発明の医用画像表示制御装置を適用する例について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像表示装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、この画像表示装置1は、演算機能を有するコンピュータとしてのCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラム(本発明の医用画像表示制御プログラムを含む)等を記憶するROM(Read Only Memory)等から構成された制御部11と、後述するコンピュータ断層撮影装置により撮影されたCT画像データをデータベースやサーバ装置からネットワークを介して装置内部に取り込むための通信部12と、ユーザが操作部15を操作することにより指定された箇所のストレートCPR画像を生成して表示したり、或いはMPR画像を表示する表示手段としての表示部14、例えば、キーボード、マウス、ホイール回転操作機構、或いは、キーボード等の操作パネルなどによって構成され、ユーザからの各種の操作指令、位置指令、メニュー選択指令を受け付け当該指令に応じた指示信号をCPUに対して与え、特に、ストレートCRP画像の表示・更新を指定し、制御部11と共に本発明の指定手段として機能するポインティングデバイスとしての操作部15、複数のCT画像データを記憶すると共に、必要に応じて通信部12及びネットワークを介してデータベース20からCT画像データを取得して記憶する磁気ディスク16、を備えて構成される。そして、制御部11、通信部12、記憶部13、表示部14、操作部15、磁気ディスク16は、バス17を介して相互に接続されている。
制御部11は、図示しないCPU、作業用RAM、本発明の医用画像表示制御プログラム等を含む各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM及び発振回路等を備えて構成されており、操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部材を制御するための制御情報を生成し、バス17を介して当該制御情報を該当する構成部材に出力して当該各構成部材の動作を統轄制御する。
また、制御部11は、ROM等に記憶された医用画像表示制御プログラムを実行することにより、他の構成部材と協動して本発明の経路取得手段、第1表示制御手段、設定手段、第2表示制御手段、指定手段、第3表示制御手段、第4表示制御手段として機能するようになっている。
なお、本実施形態では表示部14を画像表示装置1内に内蔵したが、外部接続したモニタ等を表示手段として用いてもよい。この場合には、画像表示装置1に内蔵されたビデオカード、及び、VGAケーブル、DVIケーブル、BNCケーブルなどを介して外部接続したモニタ等の表示手段へ表示制御指示信号を送出するよう構成する。
次に通信部12を介して画像表示装置1へ取り込まれるCT画像データについて、図2を用いて説明する。
図2は、CT画像データを取得するためのコンピュータ断層撮影(CT)装置の概略図である。
コンピュータ断層撮影装置2は、被検体の組織等をX線により可視化するものである。X線源101からは同図に鎖線で示す縁部ビームを有するピラミッド状のX線ビーム束102が放射される。X線ビーム束102は、例えば患者103(被検体)を透過しX線検出器104に照射される。X線源101及びX線検出器104は、本実施形態の場合にはリング状のガントリー105に互いに対向配置されている。リング状のガントリー105は、このガントリーの中心点を通るシステム軸線106に対して、同図に示されていない保持装置に回転可能(矢印a参照)に支持されている。
テーブル107は、患者103が寝るための台であり、患者103が寝た状態で図示されていない支持装置によりシステム軸線106に沿って移動可能(矢印b参照)に支持されている。また、このテーブル107は、X線が透過するよう構成されている。
このように、X線源101及びX線検出器104は、システム軸線106に対して回転可能でありかつシステム軸線106に沿って患者103に対して相対的に移動可能である測定システムを構成するので、患者103はシステム軸線106に関して種々の投影角及び種々の位置のもとでX線投射することができる。
例えば、シーケンス走査の場合には患者103の層毎の走査が行なわれる。この場合、X線源101及びX線検出器104はシステム軸線106を中心に患者103の周りを回転し、X線源101及びX線検出器104を含む測定システムは患者103の2次元断層を走査するために多数の投影を撮影する。その際に取得された測定値から、走査された断層を表示する断層像が再構成される。相連続する断層の走査の間に、患者103はその都度システム軸線106に沿って移動される。この過程は全ての関心断層が捕捉されるまで繰り返される。
一方、スパイラル走査中の場合には、テーブル107を連続的に矢印bの方向に移動させつつ、X線源101及びX線検出器104を含む測定システムはシステム軸線106を中心に患者103の周りを回転する。すなわち、X線源101及びX線検出器104を含む測定システムは、患者103に対して相対的に連続的にスパイラル軌道上を、患者103の関心領域が全部捕捉されるまで移動する。
このように、コンピュータ断層撮影装置2によって撮影された患者103の診断範囲における多数の相連続する断層信号がデータベース20に供給される。
そして、データベース20では、蓄積された断層信号をCT画像データとして蓄積・記憶し、ネットワークを介して画像表示装置1に供給するようになっている。
続いて、図を参照してストレートCPR画像及びMPR画像を表示する際の画像表示制御処理の具体的手法について説明する。
図3は、表示部14に表示されたストレートCPR画像とMPR画像の表示例である。
先ず、制御部11は、上述したコンピュータ断層撮影装置2にて撮影されデータベース20に蓄積されたCT画像データを、ネットワークを介して通信部12から画像処理装置1に取り込み、磁気ディスク16に記憶させておく。
そして、ストレートCPR画像及びMPR画像の表示を行なう際、制御部11は、磁気ディスク16に記憶したCT画像データからボリュームデータを生成し、当該ボリュームデータを用いて所望のストレートCPR画像及びMPR画像を生成することとなる。例えば、制御部11は、ボリュームデータに基づいて観察対象である血管の中心線(血管経路の軸。図中一点鎖線で示す)を含む任意断曲面を生成し、当該任意断曲面に対するストレートCPR画像処理を行ない、血管経路の所定の範囲に沿ったボリュームデータの可視化として、当該経路に沿った切断面であるストレートCPR画像3を生成し表示部14に表示する。なお、図3にあるように血管の中心線を示す線は、厳密に血管の中心を通過する必要はない、狭窄、瘤、分岐により血管が複雑な形状を有するときにはおおよそに血管に沿った線を用いることが観察者の直感に即した画像につながるからである。よって、おおまかに血管の経路を指し示すものであればよい。
次いで、制御部11は、磁気ディスク16に記憶したCT画像データから表示部14の画面上に設定されたMPR取得位置a〜e(図中点線にて表示)によって特定された血管の経路上の各位置におけるMPR画像データ(交差断面情報)を取得し、取得した各MPR画像データに基づいて各MPR画像4A、4B、4C、4D及び4Eをそれぞれ生成して表示部14に表示する。図3に示す例によれば、表示部14の画面に対して固定設定されているMPR取得位置a〜eにそれぞれ対応する各MPR画像4(A、B、C、D、E)が血管の経路と交差する交差断面として生成され、表示部14(図において表示部14の下段)に表示されている。この場合、例えば、MPR画像4Cが観察部位であり、MPR画像4A、4B、4D、4Eが観察部位と比較観察するための対象部位である。
そして、操作者である臨床医師が、マウスを介して操作部15を操作すると、表示部14の画面上にはマウスの動きに合わせて移動する小さなキャラクタ(カーソル)が表示され、これを操ることによって表示部14に表示すべき新たなストレートCPR画像3を指定することができるように構成されている。つまり、血管をその経路に沿って観察するために、現在表示されているストレートCPR画像3を、経路方向(図3において双方向矢印にて示す)にパン操作し、新たに表示すべきストレートCPR画像3を指定する。これにより、操作者のマウス操作及び画面描画とを並行して処理を行なうことができ、操作者は、新たに指定されたストレートCPR画像3を表示部14に順次表示させて、血管をその経路に沿ってシームレスに観察することができるようになっている。
ここで、表示手順の一例に沿って、表示部14の画面に対して設定されるMPR取得位置a〜eについて説明する。
図4は、表示部14の画面に対して設定されるMPR取得位置についての説明図である。なお、血管に沿った経路はあらかじめ取得され、設定されているものとする。
先ず、表示部14に表示すべき血管経路の所定の範囲に沿ったボリュームデータの可視化として、当該経路に沿った切断面(図中点線楕円で囲む)であるストレートCPR画像3が生成される。
そして、表示部14の画面に対して設定されたMPR取得位置a〜eによって血管の経路上の位置が特定される。つまり、MPR取得位置a〜eによって血管の経路と交差する交差断面である各MPR画像4(A、B、C、D、E)を取得すべき位置が特定される。
MPR取得位置a〜eは、表示部14の画面(表示部14の画面中に設定されたウィンドウを含む)に対して固定設定されており、画面上のx位置座標を用いて、その位置に表示されている血管の経路上の位置tが取得される。そして、血管の経路上の位置tにおける空間上の座標Xが取得される。例えば、MPR取得位置aは(xa)→(ta)→ X(xa, ya, za)、MPR取得位置bは(xb)→(tb)→ X(xb, yb, zb)、MPR取得位置cは(xc)→(tc)→ X(xc, yc, zc)・・・、として設定される。また、それぞれMPR取得位置における血管の経路の方向ベクトルが取得される。
そして、このように画面上設定された位置によって、血管経路上の各位置と方向ベクトルが特定され、各位置を含み方向ベクトルを法線ベクトルとする平面によってMPR画像の平面が特定され、対応するMPR画像データが取得され、各MPR画像データに基づいて各MPR画像4(A、B、C、D、E)が夫々生成、表示されることとなる。
図5は、パン操作によるストレートCPR画像3の表示と、これに連動する各MPR画像4(A、B、C、D、E)の表示についての説明図である。
操作者である臨床医師が現在表示されているストレートCPR画像3(図中上段)を、マウスによってパン操作(図においては画像を右方向に動かすことによって左方向に新たな血管経路断面を観察している)し、新たに表示すべきストレートCPR画像3が指定されると、指定されたストレートCPR画像3(図中下段)が表示されると共に、画面上設定されたMPR取得位置a〜eに対応する位置の各MPR画像4(A、B、C、D、E)が自動的に生成され、表示されるよう構成される。
このように、表示部14の画面にMPR取得位置a〜eを設定したことにより、ストレートCPR画像3が更新された場合でも、操作者である臨床医師がMPR画像を生成すべき位置を改めて指定することなく、表示部14の画面に設定されたMPR取得位置a〜eに対応する各MPR画像4(A、B、C、D、E)を自動的に生成し、表示することができる。従って、操作者の手を煩わせることなく、ストレートCPR画像3の更新と並行してその交差断面であるMPR画像4を自動的に表示させることができるため、操作者は、血管をその経路に沿って観察することが容易になり、優れたユーザインターフェースを実現することができる。特に、ストレートCPR画像3を経路方向に観察する際、操作者である臨床医師の操作や画面描画などと並行してシームレスに継ぎ目なくストレートCPR画像3の更新、表示を行なうことができる構成である場合には、ストレートCPR画像3の更新表示に連動してMPR画像4(A、B、C、D、E)も順次自動で更新表示させることができるため、より優れた効果を発揮することとなる。
加えて、操作者がMPR画像4を生成すべき位置を改めて指定する必要がないため、例えば、操作者である臨床医師は目線を表示部14に表示したMPR画像4の観察部位(例えばMPR画像4C)又は対象部位(例えばMPR画像4A、4B、4D又は4E)に合わせたまま、マウスを操作してストレートCPR画像3をパン操作(更新)すると、ストレートCPR画像3の更新に伴って画面上設定されたMPR取得位置a〜eにて特定される経路の位置が更新され、各MPR画像4(A、B、C、D、E)もこれに伴い自動で更新表示される。従って、操作者である臨床医師は目線を移動させることなく、MPR画像4を順次確認することができるため、より観察しやすくなる。
上述した実施形態では、パン操作することにより新たなストレートCPR画像3を表示(指定)する手法について述べたが、これに限らず、ストレートCPR画像3を回転操作させて新たに表示すべき経路の所定の範囲としてストレートCPR画像3を指定し、これに伴いMPR取得位置a〜eに対応する各MPR画像4(A、B、C、D、E)を自動的に生成し表示するよう構成してもよい。
図6は、回転操作によるストレートCPR画像3の表示と、これに連動するMPR画像4(A、B、C、D、E)の表示についての説明図である。
ここでは図6(A)に示すストレートCPR画像3について、曲線に沿った曲断面を回転させるよう構成する。操作者である臨床医師は、マウスなどを介して血管の回転軸(一点鎖線で示す)を中心に所定角度回転操作することで(図6(B)参照)、表示すべきストレートCPR画像3を更新する。
そして、回転後のストレートCPR画像3が図6(C)に示す如く表示部14に表示され、これに伴い画面上設定されたMPR取得位置a〜eに対応する位置の各MPR画像4(A、B、C、D、E)が自動的に生成表示される。
なお、回転操作の場合には、回転軸に沿って各MPR画像4(A、B、C、D、E)が全て同じ回転方向に揃って回転表示されるものである。そのため、回転後のストレートCPR画像3のMPR取得位置a〜eで特定される血管経路上の各位置に対応するMPR画像データ(交差断面情報)を、ボリュームデータより取得し、これに基づいて回転後の新たなMPR画像4(A、B、C、D、E)を生成表示する、という構成に限定されず、図6(A)に示す各MPR画像4(A、B、C、D、E)を、回転操作の際の回転角度分(例えば90度)だけ回転させたデータを交差断面情報として利用することにより、回転前の各MPR画像4(A、B、C、D、E)を同方向に揃って回転角度分(例えば90度)回転させて回転後のMPR画像4(A、B、C、D、E)として表示させるよう構成してもよい。
更に、ストレートCPR画像3を拡大又は縮小操作させて新たに表示すべき切断面を指定し、これに伴いMPR取得位置a〜eに対応する各MPR画像4(A、B、C、D、E)を自動的に生成し表示するよう構成することもできる。
図7は、拡大操作によるストレートCPR画像3の表示と、これに連動するMPR画像4(A、B、C、D、E)の表示についての説明図である。
ここでは図7に示すストレートCPR画像3について、マウスに具備されたホイールを操作することにより、ストレートCPR画像3を拡大表示するよう構成する。そして、拡大後のストレートCPR画像3が図7下段に示す如く表示部14に表示され、これに伴い画面上設定されたMPR取得位置a〜eに対応する位置の各MPR画像4(A、B、C、D、E)が自動的に生成表示される。
同図に示す如く、ストレートCPR画像3の拡大又は縮小表示により、表示されるMPR画像4のそれぞれの間隔を自動的に変更することができる。同図に示す例の場合、5mm間隔で表示させていたMPR画像4を、ストレートCPR画像3を拡大表示させたことにより、新たに3mm間隔で取得して表示することができた。
このように、ストレートCPR画像3の拡大又は縮小を指定した場合には、対応する各MPR画像4の間隔を改めて指定することなく、ストレートCPR画像3の拡大又は縮小に連動して各MPR画像4の間隔を変更することができる。これによって観察部位を含むMPR画像と比較部位を含むMPR画像との間隔を、2つのMPR画像を対比するのに適切な間隔に変更することを直接行なう必要がなくなり、ストレートCPR画像に対する拡大又は縮小操作に伴って自然に最適な複数のMPR画像が取得できる。
また、上述した実施形態では、パン操作、回転操作、拡大縮小操作における新たなストレートCPR画像3の指定について述べたが、これに限らず、現在表示されている血管とは別の血管を新しく取得して経路の所定の範囲に沿ったボリュームデータの可視化をする際にも、本発明を適用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、血管の経路に沿ったストレートCPR画像3と、当該経路と交差する各MPR画像4を取得すべき経路上の位置をMPR取得位置a〜eとして表示画面に対して設定するよう構成したので、表示すべきストレートCPR画像3が新たに指定された場合にも、操作者の手を煩わせることなく、新たに指定されたストレートCPR画像3に連動した各MPR画像4の表示を行なうことができる。特に、操作者である臨床医師が目線を画面に表示したMPR画像4に合わせたまま、マウスを操作してストレートCPR画像3を各種操作(例えば、パン操作、回転操作、拡大縮小操作等)した場合、ストレートCPR画像3の更新に伴って各MPR画像4(A、B、C、D、E)も自動で更新表示されるため、操作者である臨床医師は目線を移動させることなく、MPR画像4を順次確認することができ、より観察しやすくなる。
また、本実施形態によれば画面上に複数のMPR取得位置a〜eを設定したので、観察部位と当該観察部位と比較観察の対象となる対象部位とを同時に手間なく表示させることができる。
更に、本実施形態によれば、画面上に複数のMPR取得位置a〜eを設定したので、各MPR画像4が血管全体のどの部位であるかを一目で把握することが容易である。
なお、本実施形態では、管状組織に沿った経路の所定の範囲を示す画像としてストレートCPR画像を例に説明したが、これに限らず、管状組織内部から観察した展開面である円筒投影画像を利用することもできる。具体的には、経路上の所定の範囲に沿ったボリュームデータの可視化を行なう方法であれば何でも良い。なお、VE(Virtual Endoscope)画像は経路上の一点を起点としてボリュームデータの可視化を行なうものであるので管状組織に沿った経路の所定の範囲を示す画像としては含まれない。
また、本実施形態では、ストレートCPR画像の交差断面としてMPR画像を例に説明したが、これに限らず、VE(Virtual Endoscope)画像、MPR付きVE画像、厚み付きVE画像、sphereVE画像または厚み付きMIP画像を利用することもできる。また、「円筒投影画像」とその交差断面としての「sphereVE画像」など、これらの組み合わせにより本発明を実施することもできる。具体的には、少なくとも経路上の一点を起点としてボリュームデータの可視化を行なう方法であれば何でも良い。特に、経路上の一点を含んだ平面上のボリュームデータの可視化を行なう方法であれば望ましい。例えば、MPR付きVE画像は経路上の一点を含んだ平面上のボリュームデータの可視化したものであるMPR画像と経路上の一点を起点としてボリュームデータの可視化したものであるVE画像を合成したものである。また、特にMPR画像であっては、経路の方向ベクトルを法線ベクトルとする平面によってMPR画像の平面が特定されるもののみならず、MPR画像の平面の法線ベクトルは任意の方向であって良い。例えば、一つのMPR画像の平面の法線ベクトルは経路の方向ベクトルであり、他のMPR画像の平面はその一つのMPR画像の平面と平行であっても良い。
なお、本実施形態では、使用される画像データとしてCT画像データを例に説明したが、これに限らず、使用される画像データは、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等の医用画像処理装置より得られるデータ及びそれらを組み合わせたり加工したりしたものであってもよい。
なお、本実施形態では、可視化する対象として血管を例示したが、管状組織であれば何でも良い。例えば、小腸、大腸、胆嚢管、気管などが考えられる。
更に、画像表示制御プログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施形態に係る制御部11として機能させることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明は管状組織に沿った経路の所定の範囲と、当該経路に交差する交差断面と、を表示手段に表示する医用画像表示制御の分野に利用することが可能であり、特に管状組織に沿った経路の所定の範囲及び交差断面を順次変更しながら表示させる際における医用画像表示制御の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
本実施形態に係る画像表示装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 CT画像データを取得するためのコンピュータ断層撮影装置の概略図である。 表示部14に表示されたストレートCPR画像とMPR画像の表示例である。 表示部14の画面に対して設定されるMPR取得位置a〜eについての説明図である。 パン操作によるストレートCPR画像3の更新表示と、これに連動するMPR画像4の更新表示の説明図である。 回転操作によるストレートCPR画像3の更新表示と、これに連動するMPR画像4の更新表示の説明図である。 拡大操作によるストレートCPR画像3の更新表示と、これに連動するMPR画像4の更新表示の説明図である。
符号の説明
1 画像表示装置
11 制御部
12 通信部
13 記憶部
14 表示部
15 操作部
16 磁気ディスク
17 バス
20 DB(データベース)
2 コンピュータ断層撮影装置
3 ストレートCPR画像
4、4A、4B、4C、4D、4E MPR画像
a〜e MPR取得位置

Claims (9)

  1. ボリュームデータに含まれる管状組織を可視化する医用画像表示制御装置であって、
    前記管状組織に沿った経路を取得する経路取得手段と、
    前記経路の所定の範囲に沿った管状組織を含むボリュームデータを可視化し表示手段の画面上に表示する第1表示制御手段と、
    前記経路と交差する2以上の交差断面を示す交差断面情報を取得すべき前記経路上の各位置を特定するために、前記経路の所定の範囲より前記画面上の位置を夫々設定する設定手段と、
    設定された前記画面上の各位置に対応する前記経路上の各位置の前記交差断面を示す前記交差断面情報を取得し、当該交差断面情報に基づいて前記各交差断面を前記画面上に表示する第2表示制御手段と、
    前記画面上に表示すべき前記経路の所定の範囲を新たに指定する指定手段と、
    前記経路と交差する2以上の交差断面を示す交差断面情報を取得すべき前記経路上の各位置を特定するために、前記指定手段によって新たに指定された前記経路の所定の範囲より前記画面上の位置を夫々新たに設定する再設定手段と、
    新たに指定された前記経路の所定の範囲に沿った管状組織を含むボリュームデータを可視化し前記画面上に表示する第3表示制御手段と、
    前記再設定手段にて設定された前記画面上の各位置に対応する前記経路上の各位置の前記交差断面を示す前記交差断面情報を新たに取得し、当該交差断面情報に基づいて前記各交差断面を前記画面上に表示する第4表示制御手段と、
    を有することを特徴とする医用画像表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記指定手段は、前記第1表示制御手段にて前記画面上に表示された前記経路の所定の範囲を前記経路方向にパン操作する手段を備え、当該パン操作によって前記経路の所定の範囲を新たに指定することを特徴とする医用画像表示制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記第1表示制御手段及び前記第3表示制御手段は、前記管状組織のボリュームデータを用いた円筒投影画像処理によって可視化をすることを特徴とする医用画像表示制御装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記第1表示制御手段及び前記第3表示制御手段は、前記管状組織のボリュームデータを用いたストレートCPR(Curved Multi Planer Reconstruction)画像処理によって可視化をすることを特徴とする医用画像表示制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記第2表示制御手段及び第4表示制御手段は、前記各交差断面をMPR( M u l t iP l a n a r R e c o n s t r u c t i o n)画像により表示することを特徴とする医用画像表示制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記第2表示制御手段及び第4表示制御手段は、前記各交差断面を、VE(Virtual Endoscope)画像、MPR付きVE画像、厚み付きVE画像、sphereVE画像、厚み付きMIP画像の何れかにより表示することを特徴とする医用画像表示制御装置。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記指定手段は、前記管状組織を前記経路を軸に回転表示させるため所定角度回転操作する手段を備え、
    前記1表示制御手段及び前記第3表示制御手段は、前記所定角度回転させて可視化をし、前記第4表示制御手段は、前記第2表示制御手段にて表示された前記各交差断面を夫々前記所定角度回転させた前記各交差断面を前記画面上に表示することを特徴とする医用画像表示制御装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置であって、
    前記指定手段は、前記画面上に表示された前記経路の所定の範囲の拡大操作又は縮小操作の少なくともいずれか一方を行なう手段を備え、当該拡大操作又は縮小操作によって前記経路の所定の範囲を新たに指定することを特徴とする医用画像表示制御装置。
  9. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の医用画像表示制御装置として機能させることを特徴とする医用画像表示制御プログラム。
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