JP4808477B2 - 画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、管状組織を可視化する画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
近年、コンピュータを用いた画像処理技術の進展に伴い、3次元物体の内部を可視化する技術が注目されている。特に、医療分野では、生体内部を可視化することにより病巣を早期に発見することができるCT(Computed Tomography)装置もしくはMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置による医療診断が広く行われている。
また、物体内部の3次元画像を得る方法として、ボリュームレンダリングという方法が知られている。このボリュームレンダリングでは、3次元のボクセル(微小体積要素)空間に対して光(レイ)を照射することにより投影面に画像が投影される。この操作をレイキャスティングと称する。このレイキャスティングでは、レイの経路に沿って一定間隔でサンプリングし、各サンプリング点のボクセルからボクセル値を取得する。
ボクセルは、物体の3次元領域の構成単位であり、ボクセル値は、ボクセルの濃度値等の特性を表わす固有のデータである。物体全体はボクセル値の3次元配列であるボクセルデータで表現される。通常、CTにより得られる2次元の断層画像データを断層面に垂直な方向に沿って積層し、必要な補間を行うことにより3次元配列のボクセルデータが得られる。
レイキャスティングでは、仮想視点から物体に対して照射された仮想光線に対する仮想反射光は、ボクセル値に対して人為的に設定される不透明度に応じて生ずるものとされる。そして、仮想的な表面を捕捉するためにボクセルデータのグラディエントすなわち法線ベクトルを求め、仮想光線と法線ベクトルのなす角の余弦から陰影付けのシェーディング係数を計算する。仮想反射光は、ボクセルに照射される仮想光線の強度にボクセルの不透明度とシェーディング係数を乗じて算出される。
図28(a)は、人体内部の管状組織を可視化する場合として、大腸をボリュームレンダリングの平行投影法により表示した例を示す。このようなボリュームレンダリングによれば、腹部の断層面に垂直な方向に沿って順次得られる2次元の断層画像データから、大腸の3次元構造を透視するイメージ画像を形成することができる。しかしながら、平行投影法による画像は、外部からの観察には適しているが内側からの観察には適していない。
図28(b)は、ボリュームレンダリングで大腸内部の透視投影画像を作成することによって仮想内視鏡(Virtual Endoscope)を構成した例を示す。このように、ボクセルデータを管状組織の内部の視点から再構成することによって、内視鏡検査を模擬することができ、管状組織内部のポリープ等を発見することができる。しかし、仮想内視鏡画像には一度に表示される領域が狭いので、診断を行うには多数の仮想内視鏡画像を参照する必要があるという欠点がある。
図29は、平行投影法と透視投影法を説明するための図である。平行投影法は、図29(a)に示すように、仮想視点81から仮想光線82を平行に照射し、主に観察対象83を外側から観察するための画像を生成することができる。一方、透視投影法は、図29(b)に示すように、仮想視点84から仮想光線85を放射状に照射する。透視投影法では、人間が目で見るのと同じように、遠近感をつけた表現によりリアリティのある画像を生成することができる。
図30は、レイキャスティングにおいて、円筒座標系を利用した管状組織の展開表示の例を示す。図29(b)に示した透視投影法によれば大腸等の内視鏡検査を模擬することができるが、大腸の内部を移動しながら検査する場合に、ポリープ等の管壁における位置あるいはポリープ等の大きさを正確に把握することが難しい。
そこで、図30(a)に示すように、大腸93の中心線94上に仮想視点91をとり、仮想視点91から仮想光線92を中心線94に垂直な方向に放射することにより、大腸93の内壁面の画像を生成する。そして、その画像を中心線94に平行に切り開いて、図30(b)に示すような、大腸の内壁面の展開表示を行うことができる。
図31は、円筒座標系を利用した円筒投影法の説明図である。図31(a)は、管状組織101の内部に設定された円筒座標系102と、円筒座標系102の中心軸から放射される仮想光線103を示す。図31(b)は、円筒座標系102が、中心軸に沿った距離hと中心軸の周りの角度αにより、C(h,α)として表される様子を示す。また、図31(c)は、円筒座標C(h,α)を展開して2次元座標l(u,v)に変換する様子を示す。また、図31(d),(e)は、管状組織101の中心軸から仮想光線103を放射する様子を示す。このように、管状組織101の内部に円筒座標系102を仮定し、その中心軸より放射状に投影を行うことにより、管状組織101の内壁面の360度パノラマ画像を作成することができる。
図32は、観察対象の管状組織が屈曲している場合の屈曲円筒投影法を説明するための図である。屈曲円筒投影法は、図32(a),(b)に示すように、観察対象の管状組織111が屈曲している場合に、屈曲した中心線112から仮想光線113を放射して投影する方法である。このように屈曲円筒投影法によれば、屈曲している実際の人間の臓器に沿った中心線(Central Path)112を仮定し、それを中心に投影することにより、CTデータにより仮想内視鏡検査を行うことができる。
図33は、従来の屈曲円筒投影法のフローチャートを示す。従来の屈曲円筒投影法では、まず、中心パスを設定し(ステップS11)、中心パス上の位置tを初期化してt=0とする(ステップS12)。
次に、中心パスの位置tの座標P(x,y,z)、および中心パスの位置tの中心パスの方向ベクトルD(x,y,z)を取得する(ステップS13)。そして、仮想光線をP(x,y,z)よりD(x,y,z)と垂直な方向に360°投射する(ステップS14)。
次に、tに1を加算し(ステップS15)、終点位置に到達したかどうかを判断するために、tとt_maxの大きさを比較し(ステップS16)、tがt_maxより小さい場合(yes)はステップS12に戻り、tがt_maxより小さくない場合(no)は処理を終了する。
このように、従来の屈曲円筒投影法では、一つの中心パス上の点から投射される仮想光線はいずれもD(x,y,z)を法線ベクトルとする平面上を通る従来の円筒投影法と同じになる。
また、先行技術として、仮想光線をパスより作成された仮想磁場曲線に沿うように投影する方法(例えば、特許文献1参照)、および、円筒投影を行う前に観察対象を有限要素法を用いて伸張する方法(例えば、非特許文献1参照)が知られている。
米国特許第6212420号明細書 アー・フィラノヴァ・バルトローリ(A. Vilanova Bartroli),エル・ヴェゲンキットル(R. Wegenkittl ),アー・ケニッヒ(A. Konig),エー・グレーレル(E. Groller),「仮想大腸展開方法(Virtual Colon Unfolding )」,米国電気電子学会論文誌(IEEE Visualization),米国,2001年,p411-420
図34は、従来の屈曲円筒投影法の問題点を説明するための図である。従来の屈曲円筒投影法では、中心パス112から垂直に仮想光線118〜127を投射するので(仮想光線の通る面の法線ベクトルは中心パス112と同一方向)、中心パス112が大きく曲がる部分Bでは、仮想光線123,124および仮想光線125,126が交差する。
また、中心パス112の揺らぎにあわせて仮想光線118,119,120,121等も揺らぎ、大腸111の状態の把握が難しい画像が生成される。すなわち、大腸111の平坦部分Aでは、中心パス112の揺らぎに忠実に仮想光線が揺らぎ、画像上の縮尺128,129が大きく揺らぐため、中心パス112方向の長さの表現が揺らぐ。また、中心パス112が大きく曲がる部分Bでは仮想光線が交差するため、交差した箇所で同じ観察対象130が重複して表示される。
この課題に対して、非特許文献1では対象臓器の表面形状を取得した上で表面の折りたたみ構造を有限要素変形的アプローチで引き伸ばす方法で解決を試みている。しかし、この方法では臓器表面抽出において主観的で複雑な条件設定が必要である、引き伸ばし過程で観察対象も引き伸ばされ病変部が把握できなくなる、表面抽出、引き伸ばしの計算が膨大である、などの理由により実用的とはいいがたい。また、特許文献1では仮想磁場曲線を用いるが、曲線に係る計算負荷が膨大となる。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、計算負荷を増やすことなく、中心パスに沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止するとともに、中心パスが大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
本発明の画像処理方法は、パス近傍の生体情報を可視化する画像処理方法であって、可視化対象の生体情報の含まれる領域を決定するステップと、前記パスに沿った点から仮想交線を投射する場合に、前記仮想光線の通過する平面が、前記領域内で互いに交差しないように、前記平面の向きを変更するステップと、を有する。
上記構成によれば、パスに沿った点から仮想交線を投射する場合に、仮想光線の通過する平面が、決定した領域内で互いに交差しないように、平面の向きを変更するので、パスが大きく曲がる部分でも同じ観察対象が重複して表示されることがなく、病変部を正確に把握することができる。また、上記構成によれば、決定した領域内での仮想光線の交わりを防止することにより、画像全体での仮想光線の交わりを防止するために曲線を用いる従来の手法に比べて、計算負荷を低減できる。
また、本発明の画像処理方法は、前記領域が、前記パスから所定の距離内の領域であるものである。また、本発明の画像処理方法は、前記領域が、観察対象である管状組織の領域であるものである。また、本発明の画像処理方法は、前記領域が、観察対象である管状組織を拡張した領域であるものである。
上記構成によれば、平面が交差しないように調整する範囲を、パスから所定の距離内の領域、観察対象である管状組織の領域、または、観察対象である管状組織を拡張した領域に限定することにより、処理時間を短縮し、正確な投影画像を高速に表示することができる。
また、本発明の画像処理方法は、前記平面の法線ベクトルを求めるステップと、隣り合う前記平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるように、前記平面の向きを変更するステップを有する。また、本発明の画像処理方法は、隣り合う前記平面間に仮想バネを接続するステップと、前記仮想バネのエネルギーが小さくなるように、前記平面の向きを変更するステップを有する。
上記構成によれば、隣り合う平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるように、または、隣り合う平面間の仮想バネのエネルギーが小さくなるように、平面の向きを変更するので、パスに沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、パスに沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、パスが大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
また、本発明の画像処理方法は、観察対象に前記仮想光線を投射し、ボリュームレンダリングにより投影画像を生成するステップを有する。また、本発明の画像処理方法は、観察対象に前記仮想光線を投射し、サーフィスレンダリングにより投影画像を生成するステップを有する。
また、本発明の画像処理方法は、観察対象に前記仮想光線を投射し、ネットワーク分散処理により投影画像を生成するステップを有する。また、本発明の画像処理方法は、観察対象に前記仮想光線を投射し、GPUを使用して投影画像を生成するステップを有する。
また、本発明の画像処理方法は、人体内の管状組織に前記仮想光線を投射し、医療画像を生成するステップを有する。また、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータに、本発明の各ステップを実行させるための画像処理プログラムである。
本発明によれば、パスに沿った点から仮想交線を投射する場合に、仮想光線の通過する平面が決定した領域内で互いに交差しないように、平面の向きを変更するので、計算負荷を増やすことなく、パスが大きく曲がる部分でも同じ観察対象が重複して表示されることがなく、病変部を正確に把握することができる。
また、隣り合う平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるように、または、隣り合う平面間の仮想バネのエネルギーが小さくなるように、平面の向きを変更するので、パスに沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、パスに沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、パスが大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理方法で使用されるコンピュータ断層撮影(CT)装置を概略的に示す。コンピュータ断層撮影装置は、被検体の組織等を可視化するものである。X線源401からは同図に鎖線で示す縁部ビームを有するピラミッド状のX線ビーム束402が放射される。X線ビーム束402は、例えば患者403である被検体を透過しX線検出器404に照射される。X線源401及びX線検出器404は、本実施形態の場合にはリング状のガントリー405に互いに対向配置されている。リング状のガントリー405は、このガントリーの中心点を通るシステム軸線406に対して、同図に示されていない保持装置に回転可能(矢印a参照)に支持されている。
患者403は、本実施形態の場合には、X線が透過するテーブル407上に寝ている。このテーブルは、図示されていない支持装置によりシステム軸線406に沿って移動可能(矢印b参照)に支持されている。
従って、X線源401及びX線検出器404は、システム軸線406に対して回転可能でありかつシステム軸線406に沿って患者403に対して相対的に移動可能である測定システムを構成するので、患者403はシステム軸線406に関して種々の投影角及び種々の位置のもとで投射されることができる。その際に発生するX線検出器404の出力信号は、ボリュームデータ生成部411に供給され、ボリュームデータに変換される。
シーケンス走査の場合には患者403の層毎の走査が行なわれる。その際に、X線源401及びX線検出器404はシステム軸線406を中心に患者403の周りを回転し、X線源401及びX線検出器404を含む測定システムは患者403の2次元断層を走査するために多数の投影を撮影する。その際に取得された測定値から、走査された断層を表示する断層像が再構成される。相連続する断層の走査の間に、患者403はその都度システム軸線406に沿って移動される。この過程は全ての関心断層が捕捉されるまで繰り返される。
一方、スパイラル走査中は、X線源401及びX線検出器404を含む測定システムはシステム軸線406を中心に回転し、テーブル407は連続的に矢印bの方向に移動する。すなわち、X線源401及びX線検出器404を含む測定システムは、患者403に対して相対的に連続的にスパイラル軌道上を、患者403の関心領域が全部捕捉されるまで移動する。本実施形態の場合、同図に示されたコンピュータ断層撮影装置により、患者403の診断範囲における多数の相連続する断層信号がボリュームデータ生成部411に供給される。
ボリュームデータ生成部411で生成されたボリュームデータは、画像処理部417内の中心パス設定部412に導かれる。中心パス設定部412は、ボリュームデータに含まれる管状組織の中心パスを設定するものである。平面生成部414は後に詳しく説明するが、設定された中心パス及びボリュームデータから、円筒投影に用いる仮想光線が通過する平面を決定する。平面生成部414で生成された平面は、円筒投影部415に供給される。
円筒投影部415は、ボリュームデータを用いて、平面生成部414で生成された平面に従って円筒投影を行い、円筒投影画像を生成する。円筒投影部415で処理された円筒投影画像はディスプレイ416に供給され表示される。また、ディスプレイ416には円筒投影画像の他、ヒストグラムの合成表示、複数の画像の並列表示、複数の画像を順次表示するアニメーション表示、あるいは仮想内視鏡(VE)画像との同時表示などを行う。
また、操作部413は、キーボードやマウスなどからの操作信号に応じて、中心パスの設定や、平面生成の設定や、球面円筒投影における表示角度の設定を行い、設定値の制御信号を生成し中心パス設定部412、平面生成部414、円筒投影部415に供給する。これにより、ディスプレイ416に表示された画像を見ながら画像をインタラクティブに変更し、病巣を詳細に観察することができる。
(第一の実施形態)
図2は、本発明の画像処理方法における第一の実施形態に係る補正円筒投影法を説明するための図である。本実施形態の補正円筒投影法では、円筒投影部415が、仮想光線13〜22を中心パス11に対して一律に垂直に投射するのではなく、隣接する仮想光線が中心パス11から少なくとも大腸12の内部で互いに交差しないように、投射方向を調整する。
例えば、中心パス11が揺らいでいる平坦部分Aでは、仮想光線13,14,15,16がほぼ平行になるように調整する。また、中心パス11が大きく曲がる部分Bでは、仮想光線18,19,20,21が徐々に曲がるように調整する。
これにより、平坦部分Aでは、中心パス11に沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、中心パス11に沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できる。また、中心パス11が大きく曲がる部分Bで同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
図3は、仮想光線の通る平面と、平面の法線ベクトルの説明図である。本実施形態では、仮想光線の通る平面の法線ベクトルを求め、隣り合う平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるように、平面の向きを変更する。これは、仮想光線の通る平面の法線ベクトル23n,24nと中心パス11の角度θ23,θ24、および隣り合う法線ベクトル間の角度φを調整することにより行われる。
これにより、パスに沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、パスに沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、パスが大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
本実施形態の画像処理方法における補正円筒投影法の概略の処理ステップを、図4を参照して説明する。本実施形態の補正円筒投影法では、まず、大腸12の最大半径(R)を取得する(ステップS1)。そして、中心パス11に対して垂直な半径Rの円盤を作成する(ステップS2)。これは、仮想光線が通る平面を円盤に限定することにより、仮想光線が交差しない条件を円盤が交差しない条件に置き換え、計算処理を簡略化するためである。
次に、円盤の輪郭同士を繋げる仮想バネを作成し(ステップS3)、仮想バネエネルギーEが最小になるように円盤を動かす(ステップS4)。そして、円盤上で仮想光線を投射する(ステップS5)。この場合、仮想バネエネルギーEが最小になる状態で計算解が安定し、仮想光線(円盤)が交差しない条件を求めることができる。このようにすることによって仮想光線の到達範囲内で仮想光線が互いに交わることが無くなる。
図5は、本実施形態の画像処理方法において、大腸12を一定半径の円盤で近似し、円盤を仮想バネで繋いだ状態を説明するための図である。本実施形態では、大腸12の最大半径(R)の円盤13A〜22Aを作成し、それぞれの円盤の輪郭同士を仮想バネ31a〜39bで繋ぐ。
図5(a)では、パスに沿って隣り合う円盤13A,14A等を、複数の仮想バネ31a,31b等で繋いだ様子を2次元的に示し、図5(b)では、隣り合う2つの円盤13A,14Aをより詳細にを、例えば4つの仮想バネ31a,31b,31c,31dで繋いだ様子を3次元的に示す。隣り合う2つの円盤間の仮想バネは3次元的な自由度を確保するためには最小で3であるが、計算の安定性や効率を追求するために3より多くのバネを用いてもかまわない。なお、隣り合う円盤の中心同士を1つの仮想曲げバネで繋ぐことも可能である。更にそれぞれの円盤の中心の座標を固定する。
このように、隣り合う円盤の輪郭同士を仮想バネで繋ぎ、仮想バネエネルギーEが最小になるように円盤の向きを調整することにより、隣り合う円盤同士が交差しないようにする。そして、それぞれの円盤を通って仮想光線を投射することにより、大腸12内の画像を生成する。
これにより、中心パス11に沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、中心パス11に沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、中心パス11が大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
次に、本実施形態の画像処理方法における補正円筒投影法をフローチャートに従って詳細に説明する。図6は、本実施形態の補正円筒投影法における全体の処理を示すフローチャートである。すなわち、本実施形態の補正円筒投影法は、初期化工程(ステップS100)、計算工程(ステップS200)、および描画工程(ステップS300)から成る。
図7および図8は、本実施形態の補正円筒投影法における初期化工程のフローチャートである。初期化工程は、まず、中心パスを設定し(ステップS101)、大腸の領域を抽出して領域VOIとする(ステップS102)。そして、中心パスに沿ってVOIの最大半径を求めRとする(ステップS103)。領域VOIを抽出するには例えば領域拡張法(Region Growing)やレベルセット領域抽出法(Level Set Segmentation)等の既存の方法を用いることが出来る。Rを取得するには中心パス上の各点上に中心を持つ半径Rの仮想球を仮定し、全ての仮想球を含むチューブ状領域が領域VOIを完全に含む最小のRを求めることによって取得できる。
次に、配列、平面基準位置P(x,y,z)[t]、円盤の法線方向D(x,y,z)[t]、理想バネベクトルIS(x,y,z)[t-1]、バネベクトルS(x,y,z)[t-1,i]の格納領域を確保する(ステップS104)(図9)。ここで、理想バネベクトルIS(x,y,z)[t-1]は、二つの円盤の中心パス位置の方向ベクトルであり、バネのバネ変位0の時の長さを表わす。このバネを円盤のフチに接続すると中心パスの曲がり具合によってバネが延ばされたり圧縮されたりする。尚、バネ圧縮時のたわみは考慮しない。
次に、位置Pに対するバネの接続位置を関数SP[t,i,R]で求める(ステップS105)。そして、中心パス上の位置tを初期化して t=0とし(ステップS106)、中心パスの位置tの座標P(x,y,z)[t]、および中心パスの位置tの円盤の法線ベクトルD(x,y,z)を取得する(ステップS107)。
次に、tに1を加算し(ステップS108)、tとt_maxを比較し(ステップS109)、tがt_maxより小さい場合(yes)はステップS107に戻り、tがt_maxより小さくない場合(no)は、tを0とし(ステップS110)、理想変位IS(x,y,z)[t] = P(x,y,z)[t+1]-P(x,y,z)[t]を計算する(ステップS111)。
次に、tに1を加算し(ステップS112)、tとt_max-1を比較し(ステップS113)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS111に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、初期化を終了する。
図10、図11および図12は、本実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャートである。計算工程は、まず、仮想バネエネルギーEを0に設定し(ステップS201)、中心パス上の位置tを初期化し t=t0とし(ステップS202)、平面上にあるバネ接点のインデックスをi=i0とする(ステップS203)。
次に、S(x,y,z)[t,i] = SP[t+1,i,R] - SP[t,i,R] を取得し(ステップS204)、バネ変位 dS(x,y,z)[t,i] = S(x,y,z)[t,i] - IS(x,y,z)[t]を用いて微小仮想エネルギーdE[t,i] = -f*length(dS[t,i])^2(^2は2乗を表す)を計算する(f:仮想バネ定数)(ステップS205)。
次に、iに1を加算し(ステップS206)、iとi_max-1を比較し(ステップS207)、iがi_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS204に戻り、iがi_max-1より小さくない場合(no)は、tに1を加算する(ステップS208)。
次に、tとt_max-1を比較し(ステップS209)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS203に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、|E - ΣdE|とεを比較する(ステップS210)。そして、|E - ΣdE|がεより小さい場合(yes)は十分に計算が収束したものとし、計算を終了し、|E - ΣdE|がεより小さくない場合(no)は、E = ΣdEとする(ステップS211)。
次に、tをt0に設定し(ステップS212)、iをi0に設定し(ステップS213)、バネの接点を(a*dS(x,y,z)[t,i])だけ動かして平面を回転させる(a:1イテレーション当たりの変位量係数)(ステップS214:図13参照)。これにより、安定状態では隣り合う円盤が交差しなくなる。
次に、iに1を加算し(ステップS215)、iとi_max-1を比較し(ステップS216)、iがi_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS214に戻り、iがi_max-1より小さくない場合(no)は、tに1を加算し(ステップS217)する。そして、tとt_max-1を比較し(ステップS218)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS213に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、ステップS202に戻る。
図14は、本実施形態の補正円筒投影法における描画工程のフローチャートである。描画工程は、まず、tをt0とし(ステップS301)、仮想光線をP(x,y,z)[t]より円盤の法線ベクトルD(x,y,z)[t]と垂直な方向に360°投射する(ステップS302)。
次に、tに1を加算し(ステップS303)、tとt_max-1を比較し(ステップS304)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS302に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、描画を終了する。
このように、本実施形態の画像処理方法によれば、隣り合う平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるように、または、隣り合う平面間の仮想バネのエネルギーが小さくなるように、平面の向きを変更するので、パスに沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、パスに沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、パスが大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
(第二の実施形態)
図15は、本発明の第二の実施形態に係る画像処理方法を説明するための図である。本実施形態では、円盤41A〜50Aの半径を大腸12の半径に従って最適化する。すなわち、各円盤41A〜50Aの半径を大腸12の最大半径(R)で共通化するのではなく、それぞれの円盤41A〜50Aごとに大腸12を完全に含む半径にする。このようにすれば大腸12が細い箇所では、より大きく円盤の角度を曲げることができ、より自由度の高い屈曲が可能となる。
また、各円盤41A〜50Aを繋ぐ仮想バネ51a〜59bは、半径の小さい方の円盤の輪郭に合わせて接続する。そして、仮想バネエネルギーEが最小になるように円盤を動かし、円盤上で仮想光線を投射する。
このように、円盤41A〜50Aの半径を大腸12の場所ごとに最適化し、隣り合う円盤を仮想バネで繋ぎ、仮想バネエネルギーEが最小になるように円盤の向きを調整することにより、隣り合う円盤同士が交差しないようにする。
これにより、中心パス11に沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、中心パス11に沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、中心パス11が大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。
図16は、本実施形態において円盤の半径の決定方法および仮想バネの接続方法を説明するための図である。図16(a)に示すように、円盤60の半径rは、大腸12のそれぞれの断面ごとに、中心パス11を中心として大腸12を完全に含むように設定する。また、図16(b)に示すように、仮想バネ52a〜52dは、隣り合う円盤42A,43Aのうち、半径が小さい方の円盤42Aの輪郭に合わせて接続する。輪郭の取得には断面上の画像に対してフラッドフィル等の既存の2次元領域抽出(Segmentation)処理を行うことによって取得できる。
図17は、隣り合う円盤の間を補間する場合の説明図を示す。大腸内に作成した円盤は、隣り合う円盤が交差しないように、仮想バネエネルギーEが最小になるように調整されるが、仮想バネを用いて計算するのは一部にして、隣り合う円盤間の平面に関しては補間処理によって平面の法線ベクトルを求める事にしても良い。これにより計算対象要素が少なくなるので計算が安定し、処理時間を短縮することができる。
本実施形態においても、図6に示した初期化工程(ステップS100)、計算工程(ステップS200)および描画工程(ステップS300)により画像が作成される。初期化工程(ステップS100)および描画工程(ステップS300)は、第一の実施形態と同様であり、図7,8および図14に示される。
図18、図19および図20は、本実施形態の計算工程を示す。本実施形態の計算工程は、まず、tをt0とし(ステップS221)、平面基準位置P(x,y,z)[t] (図16、11)に対応する半径PR[t] を求める。すなわち、平面基準位置P(x,y,z)[t]、法線方向D(x,y,z)[t]より平面PLを定義し、PLとVOIの重なる範囲ROIを求め、R_max = ROI上でP(x,y,z)[t]を中心としたROI上で最大半径、PR[t] = R_max(図16、41)を求める(ステップS222)。
次に、tに1を加算し(ステップS223)、tとt_max-1を比較し(ステップS224)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS222に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、Eを0(ステップS225)、tをt0(ステップS226)、iをi0とする(ステップS227)。
次に、半径R = min[PR[t], PR[t+1]]、S(x,y,z)[t,i] = SP[t+1,i,R] - SP[t,i,R] を取得し(ステップS228)、バネ変位 dS(x,y,z)[t,i] = S(x,y,z)[t,i] - IS(x,y,z)[t]を用いて、微小仮想エネルギー dE[t,i] = -f*length(dS[t,i]) ^2(^2は2乗を表す)を計算する(f:仮想バネ定数)(ステップS229)。
次に、iに1を加算し(ステップS230)、iとi_max-1を比較し(ステップS231)、iがi_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS228に戻り、iがi_max-1より小さくない場合(no)は、tに1を加算する(ステップS232)。そして、tとt_max-1を比較し(ステップS233)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS227に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、|E - ΣdE|とεを比較し(ステップS234)、|E - ΣdE|がεより小さい場合(yes)は十分に計算が収束したものとし計算を終了する。
一方、|E - ΣdE|がεより小さくない場合(no)は、E = ΣdEとし(ステップS235)、tをt0とし(ステップS236)、iをi0とし(ステップS237)、バネの接点を(a*dS(x,y,z)[t,i])動かして平面を回転させる(a:1イテレーション当たりの変位量係数)(ステップS238)。
次に、iに1を加算し(ステップS239)、iと<i_max-1を比較し(ステップS240)、iが<i_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS238に戻り、iが<i_max-1より小さくない場合(no)は、tに1を加算し(ステップS241)、tとt_max-1を比較する(ステップS242)。そして、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS237に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、ステップS226に戻る。
このように、本実施形態の画像処理方法によれば、隣り合う平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるように、または、隣り合う平面間の仮想バネのエネルギーが小さくなるように、平面の向きを変更するので、パスに沿った仮想光線の揺らぎが小さくなり、パスに沿って画像上の縮尺が揺らぐことを防止できるとともに、パスが大きく曲がる部分で同じ観察対象が重複して表示されることを防止することができる。特に実際の管状組織であってはゴムホースを折り曲げたときのように管状組織が大きく曲がるときは管状組織が扁平状に曲げられる。本実施形態においては扁平な2次元領域の短径方向により大きな曲げを許容することが出来るのでより自由度の高い屈曲が可能となる。
(第三の実施形態)
図21は、本発明の第三の実施形態に係る画像処理方法を説明するための図である。本実施形態では、大腸12の半径を中心パス11の位置毎、仮想光線の投射方向毎に求める。すなわち、大腸12の断面61A〜70Aを大腸12の輪郭を維持したまま利用する。また、仮想バネモデルではなく、大腸12の断面61A〜70Aの縁をつなぐベクトル71a〜79bを設定し、計算を簡略化する。このようにすれば、大腸12が細い箇所では、断面61A〜70Aの角度をより大きく曲げた場合でも、隣り合う断面が交差することがなくなる。
図22は、本実施形態における大腸12の断面61A〜70Aの求め方、および縁をつなぐベクトル71a〜79bを説明するための図である。図22(a)に示すように、大腸12の断面62Aは、中心パス11の位置毎に、大腸12の輪郭を維持した平面となる。また、図22(b)に示すように、大腸12の断面62A,63Aの縁をつなぐベクトル72a〜72dを設定する。
また、本実施形態では、隣り合う断面が交差しないようにするために、仮想バネモデルではなく、大腸12の中心パス11の方向ベクトルと縁をつなぐベクトルの内積が正になるように断面を回転する。これにより、大腸12の中心パス11の方向ベクトルと縁をつなぐベクトルが逆方向を向かないようにすることができ、隣り合う断面が交差しない条件を求める計算を簡略化することができる。
本実施形態においても、図6に示した初期化工程(ステップS100)、計算工程(ステップS200)および描画工程(ステップS300)により画像が作成される。初期化工程(ステップS100)および描画工程(ステップS300)は、第一の実施形態と同様であり、図7,8および図14に示される。
図23、図24および図25は、本実施形態の計算工程を示す。本実施形態の計算工程は、まず、end_flagをtrueとし(ステップS251)、tをt0とし(ステップS252)、平面基準位置P(x,y,z)[t]、法線方向D(x,y,z)[t]より平面PL0を定義する(ステップS253)。
次に、PL0とVOIの重なる範囲ROI0を求め(ステップS254)、平面基準位置P(x,y,z)[t+1]、法線方向D(x,y,z)[t+1]より平面PL1を定義する(ステップS255)。そして、PL1とVOIの重なる範囲ROI1を求め(ステップS256)、iをi0とし(ステップS257)、S0(x,y,z) =PL0上でSV[t,i]方向に探索しROI0の境界との交差位置を求め、S1(x,y,z) =PL1上でSV[t,i]方向に探索しROI1の境界との交差位置を求める(ステップS258)。
次に、平面輪郭の方向ベクトルをdS(x,y,z)[t,i] = S1(x,y,z) - S0(x,y,z)とし(ステップS269)、平面輪郭の方向ベクトルの向いている方向を、G[i] = dS(x,y,z)[t,i] * IS(x,y,z)[t] (*はベクトル内積) により計算する(ステップS270)。
次に、iに1を加算し(ステップS271)、iと<i_max-1を比較し(ステップS272)、iが<i_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS258に戻り、iが<i_max-1より小さくない場合(no)は、G[i]が全て0以上かどうかを判断し(ステップS273)、G[i]が全て0以上の場合(yes)は、隣り合う断面が交差していないのでステップS276に移行する。
一方、G[i]が全て0以上でない場合(no)は、隣り合う断面が交差しているので、G[i]が全て0以上になる形にD(x,y,z)[t]を変更する。これはそれぞれの断面を平面基準位置Pを固定点として2自由度の自由度を与えて動かすことによって実現できる(ステップS274:図26,27参照)。そして、end_flagをfalseとし(ステップS275)、tに1を加算する(ステップS276)。
次に、tとt_max-1を比較し(ステップS277)、tがt_max-1より小さい場合(yes)は、ステップS253に戻り、tがt_max-1より小さくない場合(no)は、end_flagとfalseを比較し(ステップS278)、end_flagとfalseが等しい場合(yes)は、ステップS251に戻り、end_flagとfalseが等しくない場合(no)は、計算を終了する。
このように、本実施形態の画像処理方法によれば、大腸12の中心パス11の方向ベクトルと縁をつなぐベクトルの内積が正になるように断面を回転する。これにより、大腸12の中心パス11の方向ベクトルと縁をつなぐベクトルが逆方向を向かないようにすることができ、隣り合う断面が交差しない条件を求める計算を簡略化することができる。
なお、上記の実施形態の画像処理方法において、投影画像をサーフィスレンダリングで計算することもできる。サーフィスレンダリングは、ポリゴンなどの面を構成する要素を単位としてサーフィスデータを構成し3次元的物体を可視化する方法であり仮想光線を用いて画像を作成する点では同じである。ボリュームデータからサーフィスデータを作成するには例えば、適宜の閾値を設定してボリュームデータの領域を分割して、領域の境界面を求めることによってできる。さらに、レイキャスト法以外には、MIP法、MiNIP法、Raysum法、Average法、また、ボリュームレンダリング以外にレイトレーシングにも応用できる。
また、投影画像を生成する計算処理は、GPU(Graphic Processing Unit)により行うことができる。GPUは、汎用のCPUと比較して特に画像処理に特化した設計がなされている演算処理装置で、通常CPUとは別個にコンピュータに搭載される。
また、本実施形態の画像処理方法は、ボリュームレンダリングの計算を所定の角度単位、画像の領域、ボリュームの領域等で分割し、後で重ね合わせることができるので、パラレル処理やネットワーク分散処理、専用プロッセッサ、或いはそれらの複合により行うことができる。
また、上記の実施形態の画像処理方法において、観察対象の臓器の領域を仮想光線が交差しない領域として画像処理を行ったが、仮想光線が交差しない領域は観察対象の臓器の領域を拡張した領域であっても良い。このようにすることによって仮想光線を投射する隣り合う平面間の角度がより小さくなり安定した結果が得られる。
本発明の一実施形態にかかる画像処理方法で使用されるコンピュータ断層撮影(CT)装置を概略的に示す図 本発明の画像処理方法における第一の実施形態に係る補正円筒投影法を説明するための図 仮想光線の通る平面と、平面の法線ベクトルの説明図 第一の実施形態の画像処理方法における補正円筒投影法の処理の概略を示すフローチャート 第一の実施形態の画像処理方法において、大腸12を円盤で近似し円盤を仮想バネで繋いだ状態を説明するための図 第一の実施形態の補正円筒投影法における全体の処理を示すフローチャート 第一の実施形態の補正円筒投影法における初期化工程のフローチャート(1) 第一の実施形態の補正円筒投影法における初期化工程のフローチャート(2) 変数の定義を示す説明図 第一の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(1) 第一の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(2) 第一の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(3) 第一の実施形態において、バネの接点を(a*dS(x,y,z)[t,i])だけ動かして平面を回転させる場合の説明図 第一の実施形態の補正円筒投影法における描画工程のフローチャート 本発明の第二の実施形態に係る画像処理方法を説明するための図 第二の実施形態において円盤の半径の決定方法および仮想バネの接続方法を説明するための図 隣り合う円盤の間を補間する場合の説明図 第二の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(1) 第二の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(2) 第二の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(3) 本発明の第三の実施形態に係る画像処理方法を説明するための図 第三の実施形態における大腸12の断面61A〜70Aの求め方、および縁をつなぐベクトル71a〜79bを説明するための図 第三の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(1) 第三の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(2) 第三の実施形態の補正円筒投影法における計算工程のフローチャート(3) 第三の実施形態においてG[i]が全て0以上になる形にD(x,y,z)[t]を変更する場合の説明図(1) 第三の実施形態においてG[i]が全て0以上になる形にD(x,y,z)[t]を変更する場合の説明図(2) 大腸をボリュームレンダリングの平行投影法により表示した例、および仮想内視鏡(Virtual Endoscope)を構成した例 平行投影法と透視投影法を説明するための図 レイキャスティングにおいて、円筒座標系を利用した管状組織の展開表示の例 円筒座標系を利用した円筒投影法の説明図 観察対象の管状組織が屈曲している場合の屈曲円筒投影法を説明するための図 従来の屈曲円筒投影法のフローチャート 従来の屈曲円筒投影法の問題点を説明するための図
符号の説明
11,94,112 中心パス
12,93,101,111 大腸
13〜22,82,85,92,103,113,118〜127 仮想光線
13A〜22A,41A〜50A,60 円盤
23A,24A 仮想光線の通る平面
23n,24n 平面の法線ベクトル
31a〜39b,51a〜59b 仮想バネ
41 円盤の半径
61A〜70A 大腸の断面
71a〜79b 縁をつなぐベクトル
81,84,91 仮想視点
83,86 観察対象
102 円筒座標系
128,129 画像上の縮尺
130 観察対象
131A〜133A 補間された円盤
401 X線源
402 X線ビーム束
403 患者
404 X線検出器
405 ガントリー
406 システム軸線
407 テーブル
411 ボリュームデータ生成部
412 中心パス設定部
413 操作部
414 平面生成部
415 円筒投影部
416 ディスプレイ
417 画像処理部

Claims (11)

  1. ボリュームデータに含まれる管状組織を可視化する画像処理方法であって、
    前記管状組織の中心パスを設定するステップと、
    可視化対象である前記管状組織の含まれる領域を決定するステップと、
    前記パスに沿った点から仮想光線を投射する場合に、前記仮想光線の通過する平面が、前記領域内で互いに交差しないように、隣り合う前記平面の法線ベクトル間の角度が小さくなるよう前記平面の向きを変更するステップと、を有する画像処理方法。
  2. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    前記領域は、前記パスから所定の距離内の領域である画像処理方法。
  3. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    前記領域は、観察対象である前記管状組織の領域である画像処理方法。
  4. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    前記領域は、観察対象である前記管状組織を拡張した領域である画像処理方法。
  5. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    観察対象に前記仮想光線を投射し、ボリュームレンダリングにより投影画像を生成するステップを有する画像処理方法。
  6. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    観察対象に前記仮想光線を投射し、サーフィスレンダリングにより投影画像を生成するステップを有する画像処理方法。
  7. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    観察対象に前記仮想光線を投射し、ネットワーク分散処理により投影画像を生成するステップを有する画像処理方法。
  8. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    観察対象に前記仮想光線を投射し、GPUを使用して投影画像を生成するステップを有する画像処理方法。
  9. 請求項1記載の画像処理方法であって、
    人体内の前記管状組織に前記仮想光線を投射し、医療画像を生成するステップを有する画像処理方法。
  10. ボリュームデータに含まれる管状組織を可視化する画像処理方法であって、
    前記管状組織の中心パスを設定するステップと、
    可視化対象である前記管状組織の含まれる領域を決定するステップと、
    前記パスに沿った点から仮想光線を投射する場合に、前記仮想光線の通過する平面が、前記領域内で互いに交差しないように、隣り合う前記平面間に接続する仮想バネのエネルギーが小さくなるように、前記平面の向きを変更するステップを有する画像処理方法。
  11. コンピュータに、請求項1ないし10のいずれか一項記載の各ステップを実行させるための画像処理プログラム。
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