JP4018679B2 - レンダリング処理方法、レンダリング処理プログラム、レンダリング処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンダリング処理方法、レンダリング処理プログラム、レンダリング処理装置に関する。
従来、診断・治療等の医療行為を行う場で、X線診断装置、X線CT装置、核磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)等の医用画像診断装置で作成した臓器に関する医用画像情報を、3次元的な表示ができるように画像処理し、診断若しくは治療の目的として3次元的に観察することが行われていた。例えば、臓器の中でも血管、気管、消化管等の管状臓器についてはこの3次元的な表示方法として、次の方法があった。
1つは、管状臓器に対してその外部から平行光線を照射し、管状臓器を2次元平面上に投影する平行投影法(Parallel Projective Method)である。図19に示すように、平行投影法による平行投影画像P1は、管状臓器を外部から観察するのに適しているが、その内部を観察することはできなかった。そこで、管状臓器の内部に視点を設定し、その視点から放射状に光線を照射して管状臓器の内部の画像を2次元平面上に投影する中心投影法(Perspective Projective Method )により、中心投影画像P2を作成していた。図20に示すように、この中心投影画像P2は、管状臓器の内側を恰も内視鏡による画像のように観察できるため、仮想内視鏡として使用されていた。中心投影画像P2では、管状臓器の内側を見ることはできるが、診断時に管状臓器の内周全てを注意深く見ないと、ポリープ等を見落とす虞があった。また、管状臓器の襞の裏等が見えにくかった。
そこで、円筒投影法、屈曲円筒投影法により、管状臓器の周囲に仮想的に配置した円筒投影面に管状臓器を投影し、その投影画像を円筒投影面の側面を切開してできた2次元平面上に展開する展開画像表示が行われていた(例えば、非特許文献1)。図21に示すように、この展開画像P3では、管状臓器の内壁面を2次元平面上で見ることができるので、ポリープ等を発見しやすかった。
アー・フィラノヴァ・バルトローリ(A. Vilanova Bartroli),エル・ヴェゲンキットル(R. Wegenkittl ),アー・ケニッヒ(A. Konig),エー・グレーレル(E. Groller),「仮想大腸展開方法(Virtual Colon Unfolding )」,米国電気電子学会論文誌(IEEE Visualization),米国,2001年,p411-420
ところで、ボリュームレンダリング等により人体の組織の断面を数種類の異なる表示方法で表示し、それぞれを比較して診断等を行うことがあった。例えば、管状臓器を含む人体の断面の画像として中心投影画像P2を作成し、さらに、その中心投影画像P2に表示された管状臓器の展開画像P3を作成し、その中心投影画像P2と展開画像P3とを並べて表示して診察等を行うことがあった。しかしながら、その中心投影画像P2が展開画像P3として表示された画像上でどの位置の断面の画像であるかが分かりにくいため、中心投影画像P2と展開画像P3との対応が付きにくかった。すなわち、例えば、中心投影画像P2で観察している断面の位置が展開画像P3上ではどこに位置しているか、反対に、展開画像P3上で観察している位置が中心投影画像P2ではどこに位置しているかが分かりにくかった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、3次元以
上の画像データの面情報を出力させることのできるレンダリング処理方法、レンダリング処理プログラム、レンダリング処理装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、1つのコンピュータが単独処理でまたは複数のコンピュータが単独処理と分散処理とのうち少なくとも1つの処理で、複数の3次元以上の画素からなる3次元以上の画像データのうちの任意の複数の画素を円筒投影面に投影し、前記円筒投影面を該円筒投影面に対応した投影平面に展開した展開画像と、前記任意の複数の画素を含む3次元以上の画像データの任意の断面を表現する断面画像とを得るレンダリング処理方法において、少なくとも1つのコンピュータが、前記円筒投影面の中心線を利用して仮想円筒を作成する仮想円筒作成段階と、前記任意の断面中の前記各画素であって、前記仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って前記任意の断面の位置を前記展開画像に示すための面情報を算出する面情報算出段階と、前記面情報と前記展開画像とを合成して合成画像を生成する合成段階と、前記合成画像に基づいて前記面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する出力段階とを備えたことを要旨とする。
この発明によれば、任意の断面中の各画素であって、仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って任意の断面の位置を展開画像に示すための面情報を算出する。そして、その面情報と展開画像とを合成して合成画像を生成し、その合成画像に基づいて面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する。従って、展開画像と断面画像との対応関係を容易に把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のレンダリング処理方法において、前記各位置データは前記複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、前記面情報算出段階は、前記各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出することを要旨とする。
この発明によれば、各位置データは複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、面情報算出段階は、各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出するので、例えば、位置データを出力部に出力して視認できる。また、さらに、その位置データは、デカルト座標系で表現されているため、面情報を直感的に把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のレンダリング処理方法において、前記面情報を前記展開画像上と前記断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成することを要旨とする。
この発明によれば、合成段階は、面情報を展開画像上と断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成するので、展開画像上と断面画像上のうち少なくとも一方で面情報を視認することができる。従って、展開画像と断面画像との対応関係を容易に把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のレンダリング処理方法において、前記面情報は、前記仮想円筒と、前記任意の断面との交線で表現されることを要旨とする。
この発明によれば、面情報は、仮想円筒と、任意の断面との交線で表現されるので、簡単でありながらも、例えば、展開画像と断面画像との対応を容易に付けることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のレンダリング処理方法において、前記面情報は、前記断面画像として表現される前記任意の断面における方向であることを要旨とする。
この発明によれば、面情報は、断面画像として表現される前記任意の断面における方向であるので、例えば、断面画像における方向を展開画像上で表示することができる。従って、簡単でありながらも展開画像と断面画像との対応を容易に付けることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載のレンダリング処理方法において、前記任意の複数の画素は、管体であることを要旨とする。
この発明によれば、任意の複数の画素は、管体であるため、例えば、展開画像上で管体の内部を把握しながらも面情報を視認できる。従って、管体の内部を把握しながらも、断面画像と展開画像との対応関係を容易に把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のレンダリング処理方法において、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから少なくとも1つの任意の一部の領域の3次元以上の画像データを抽出した領域抽出結果の断面であることを要旨とする。
この発明によれば、任意の断面は、3次元以上の画像データから少なくとも1つの任意の一部の領域の3次元以上の画像データを抽出した領域抽出結果の断面であるので、例えば、複数の領域抽出結果の断面であったり、断面の形状が任意の形状であったりしても、断面画像と展開画像との対応を容易に付けることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のレンダリング処理方法において、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断平面であることを要旨とする。
この発明によれば、例えば、MPR(Multi Planar Reconstruction )で生成した断面画像と展開画像との対応を容易に付けることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のレンダリング処理方法において、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断曲面であることを要旨とする。
この発明によれば、例えば、CPR(Curved Multi Planar Reconstruction)で生成した断面画像と展開画像との対応を容易に付けることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載のレンダリング処理方法において、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した中心投影画像を含む断平面であることを要旨とする。
この発明によれば、例えば、管体を中心投影法(Perspective Projective Method)で
表示した中心投影画像と、その管体の周辺の断面の画像を合成して生成した断面画像と展開画像との対応を容易に付けることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンダリング処理方法において、前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、ボリュームレンダリングによって生成されることを要旨とする。
この発明によれば、展開画像と断面画像のうち少なくとも一方は、ボリュームレンダリ
ングによって生成されるので、3次元以上の画像データを基に正確で滑らかな展開画像、断面画像を生成することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンダリング処理方法において、前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、サーフィスレンダリングによって生成されることを要旨とする。
この発明によれば、展開画像と断面画像のうち少なくとも一方は、サーフィスレンダリングによって生成されるので、少ない計算量で展開画像、断面画像を生成することができる。従って、展開画像、断面画像の出力に要する時間を短縮することができる。
請求項13に記載の発明は、1つのコンピュータが単独処理でまたは複数のコンピュータが単独処理と分散処理とのうち少なくとも1つの処理で、複数の3次元以上の画素からなる3次元以上の画像データのうちの任意の複数の画素を円筒投影面に投影し、前記円筒投影面を該円筒投影面に対応した投影平面に展開した展開画像と、前記任意の複数の画素を含む3次元以上の画像データの任意の断面を表現する断面画像とを得るレンダリング処理プログラムにおいて、前記1つのコンピュータまたは複数のコンピュータを、前記円筒投影面の中心線を利用して仮想円筒を作成する仮想円筒作成手段と、前記任意の断面中の前記各画素であって、前記仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って前記任意の断面の位置を前記展開画像に示すための面情報を算出する面情報算出手段と、前記面情報と前記展開画像とを合成して合成画像を生成する合成手段と、前記合成画像に基づいて前記面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する出力手段として機能させることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記各位置データは前記複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、前記面情報算出手段は、前記各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出することを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記合成手段は、前記面情報を前記展開画像上と前記断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成することを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項16に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記面情報は、前記仮想円筒と、前記任意の断面との交線で表現されることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項17に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記面情報は、前記断面画像として表現される前記任意の断面における方向であることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項18に記載の発明は、請求項13乃至17のいずれか1項に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記任意の複数の画素は、管体であることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項19に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから少なくとも1つの任意の一部の領域の3次元以上の画像データを抽出した領域抽出結果の断面であることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項20に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断平面であることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項21に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断曲面であることを要旨とする。この発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項22に記載の発明は、請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した中心投影画像を含む断平面であることを要旨とする。この発明によれば、請求項10に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項23に記載の発明は、請求項13乃至22のいずれか1項に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、ボリュームレンダリングによって生成されることを要旨とする。この発明によれば、請求項11に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項24に記載の発明は、請求項13乃至22のいずれか1項に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、サーフィスレンダリングによって生成されることを要旨とする。この発明によれば、請求項12に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項25に記載の発明は、複数の3次元以上の画素からなる3次元以上の画像データのうちの任意の複数の画素を円筒投影面に投影し、前記円筒投影面を該円筒投影面に対応した投影平面に展開した展開画像と、前記任意の複数の画素を含む3次元以上の画像データの任意の断面を表現する断面画像とを得るレンダリング処理装置において、前記円筒投影面の中心線を利用して仮想円筒を作成する仮想円筒作成手段と、前記任意の断面中の前記各画素であって、前記仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って前記任意の断面の位置を前記展開画像に示すための面情報を算出する面情報算出手段と、前記面情報と前記展開画像とを合成して合成画像を生成する合成手段と、前記合成画像に基づいて前記面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する出力手段とを備えたことを要旨とする。この発明によれば、請求項13に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載のレンダリング処理装置において、前記各位置データは前記複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、前記面情報算出手段は、前記各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出することを要旨とする。この発明によれば、請求項14に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項27に記載の発明は、請求項25に記載のレンダリング処理装置において、前記合成手段は、前記面情報を前記展開画像上と前記断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成することを要旨とする。この発明によれば、請求項15に記載の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項28に記載の発明は、請求項25乃至27のいずれか1項に記載のレンダリング処理装置において、前記面情報算出手段、前記合成手段の一部または全部は、GPUであることを要旨とする。
この発明によれば、面情報算出手段、合成手段の一部または全部は、GPUであるので、面情報算出、合成に要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、3次元以上の画像データの面情報を出力させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すように、画像表示装置1は、データベース2から例えば、CT(Computerized Tomography )画像撮影装置により撮影されたCT画像データを読み取って、医療診断用の各種画像を生成し画面に表示する。本実施形態では、CT画像データを例に説明するが、これに限定されない。すなわち、使用される画像データは、CTに限らず、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等の医用画像処理装置より得られるデータ及びそれらを組み合わせたり加工したりしたものである。
画像表示装置1は、計算機(コンピュータ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ)3と、モニタ4と、キーボード5及びマウス6などの入力装置とを備えている。計算機3はデータベース2と接続されている。
図2は、画像表示装置1の概略構成を示す。計算機(コンピュータ)3にはCPU(中央処理装置)7、ハードディスク等からなるメモリ8が備えられており、メモリ8には、レンダリング処理を実行するためのプログラム(アプリケーションソフト)9が記憶されている。メモリ8はデータベース2又はハードディスクから読み取ったCT画像データから得られたボクセルデータを一時記憶するメモリ部8aを備えている。また、メモリ部8aは、図6(a)に示すような管状組織Tの中心を表す中心線CPを記憶している。また、メモリ8は、管状組織Tを含む人体の断面観察画像(図9に示す断面画像としての元断面観察画像OR1)の画像データを記憶する断面観察画像記憶部OCを備えている。さらに、メモリ8は、管状組織Tの展開画像(図9に示す展開画像としての元展開画像UR1、図10に示す新たな展開画像としての新展開画像UP1)の画像データを記憶する展開画像記憶部UF及び面情報を記憶する面情報記憶部DIとを備えている。
CPU7は、このプログラム9を実行することにより、データベース2から取得したCT画像データから得られたボクセルデータを用いて管状組織Tの展開画像の面情報を算出
し、出力するレンダリング処理を実行する。すなわち、本実施形態では、CPU7(計算機3)が、レンダリング処理(仮想円筒作成段階、面情報算出段階、合成段階、出力段階等)のレンダリング処理プログラムを実行する。これにより、計算機3は、仮想円筒作成手段、面情報算出手段、合成手段、出力手段等として機能する。
そして、モニタ4(画面4a)には、図9に示すように、レンダリング処理を実行する前の画像である元展開画像UR1が、元断面観察画像OR1と並べて表示される。さらに、モニタ4(画面4a)には、図10に示すように、レンダリング処理を実行した後の画像である新展開画像UP1が、元断面観察画像OR1と並べて表示されるようになっている。
ここで、3次元以上の画像データとしてのボクセルデータVDとは、図3に示すように、3次元以上の画素としてのボクセル(Voxel )の集合(複数の3次元以上の画素)であり、3次元の格子点にボクセル値として濃度値が割り当てられている。本実施形態では、例えば、CT画像データの画素値、すなわちCT値をそのまま濃度値としている。
CT画像データは、患者等の人体を断層撮影したもので、1枚については骨、血管、臓器等の2次元断層画像であるが、多数の隣接するスライス(断層)について得られていることから、これら全体では3次元の画像データと言える。従って、以下、CT画像データは、複数のスライスを含んだ3次元の画像データを意味する。
また、CT画像データは、被写体としての組織(骨、血管、臓器等)毎に異なるCT値を持っている。CT値は、水を基準として表現した組織のX線減弱係数であり、CT値により組織や病変の種類等が判断できるようになっている。また、CT画像データには、CT撮影装置によりCTスキャンされた人体の断層画像(スライス画像)の座標データもすべてあり、視線方向(奥行き方向)における異なる組織間の位置関係は、座標データから判別できるようになっている。すなわち、ボクセルデータVDは、CT値(以下、ボクセル値という。)及び座標データを備えている。
また、任意の複数の画素としての管状組織(Tubular Tissue)Tとは、例えば、血管、気管、消化管(食道、胃、小腸、大腸)等の管状の臓器である。本実施形態では、例えば、大腸を例に挙げて説明するが、これに限定されない。すなわち、管状組織としては、血管、気管、消化管等の臓器に限らず、管体であればよい。
元断面観察画像OR1とは、ボリュームレンダリング処理等の3次元画像投影方法で作成される管状組織Tを含む人体等の断面画像であって、観察位置や観察内容に応じて3次元画像データのうちの任意の断面を表示した画像である。図9に示すように、元断面観察画像OR1は、管状組織の中心投影画像P2(図20参照)だけでは管状組織Tと周囲の組織との関係が分かりにくいので、管状組織Tの中心投影画像P2と管状組織Tの周囲の組織の断平面の画像とを合成している。その結果、管状組織Tの内部の様子を把握しながらも管状組織Tとその周囲の組織との関係も把握することのできる画像となっている。
元展開画像UR1とは、前記元断面観察画像OR1に表示された管状組織Tの内壁面を2次元平面上に投影した画像であって、本実施形態では、ボリュームレンダリング処理のうち、円筒座標系等を利用する方法である円筒投影法または類似の投影法、例えば屈曲円筒投影法により生成される。
まず、ボリュームレンダリング処理について説明する。ボリュームレンダリングには一般的にレイキャスティング法が用いられる。レイキャスティング法とは、図3に示すように、観察する側(フレームF側)から光の経路を考えるもので、フレームF側のピクセル
PXから光線(レイR)を飛ばし、一定距離を進むごとにその位置での反射光を計算する(図3では「…、V1、V2、V3、…」の符号が各到達位置のボクセルに対応している)。レイ到達位置が格子上にない場合はその周りのボクセルのボクセル値から補間処理を行ってその位置でのボクセル値を計算する。
視線方向からボクセルデータに1本のレイRを照射すると、レイRはボクセルデータVDに当たって一部反射しながらボクセルデータVDを構成するボクセルを順次透過して進むことになる。そして、ボクセル毎に光の吸収・反射の離散的な計算をし、その反射光を演算することでフレームFに投影される画像のピクセル値を求めて2次元画像を生成する。
図4は、レイキャスティング法の計算方法を説明するもので、図3における1本のレイに対応した処理である。図4におけるブロックはボクセルに相当するもので、これら各ボクセルは光に対する特性パラメータとして不透明度(オパシティ(opacity )値)αnおよびシェーディング係数βnを有する。ここで、不透明度αnは、0≦αn≦1を満たす数値で表され、値(1−αn)は透明度(transparency)を示す。不透明度αn=1は不透明、αn=0は透明、0<αn<1は半透明にそれぞれ対応する。シェーディング係数は色、グラディエントなどシェーディングに関する情報を持つ。
初期入射光(光線)I1は、各ボクセルを順次透過してゆくとともに各ボクセルで一部反射および吸収されることによりその残存光(透過光)は徐々に減衰する。各ボクセルにおける部分反射光Rn(n=1,2,…)の積算値(積算反射光)が、フレームF側におけるピクセルPXの輝度に相当する。ここで、減衰光Dn(n=1,2,…)は、n番目のボクセルの入射光Inを用いて、式 Dn=αnIn で表されるため、部分反射光Rnは、式 Rn=βnDn=βnαnIn で表される。また各ボクセルにおける入射光と残存光(透過光)との関係式から、式 In+1=(1−αn)In が成り立つ。よって積算反射光であるピクセル値Pvは、次式により表される。
Pv=β1α1I1+β2α2I2+・・・+βnαnIn=ΣβnαnIn
なお、各ボクセル値に対して不透明度αnとの関係付けが予めなされており、その関係付け情報に基づきボクセル値から不透明度αnを得ている。例えば、大腸のボリュームレンダリング画像を得たい場合、大腸に対応したボクセル値には不透明度「1」を関連付け、他のボクセル値には不透明度「0」を関連付けることで、大腸を表示することができる。
図5(a)、(b)、(c)は、ボクセルデータを用いて円筒投影法にて管状組織Tの元展開画像UR1を作成する処理を説明するための図である。
円筒投影法は、図5(a)に示すように、円筒座標系を仮定し、投影対象11の周囲に配設された円筒投影面12(図5(b)参照)の中心軸14上(紙面と垂直方向)に連続的に分布する視点を仮定する。そして、その視点から、投影対象11内であって円筒投影面の中心軸と直交する平面13内にレイRを放射状に照射し、図5(b)に示すように、投影対象を円筒投影面12に投影する。そして、その円筒投影面12に投影された投影画像に対して、図5(c)に示すように、投影平面としての2次元平面16に座標変換を行うことにより、図9に示すように、管状組織Tの内部が表示された元展開画像(Original
Unfolding Picture)UR1を得る。
ここで、一般に管状組織Tは屈曲しているため、屈曲している管状組織T全体を円筒投影面に投影すると互いに重なり合ってしまう。このような管状組織Tを投影する方法として挙げられるのが屈曲円筒投影法である。
図6(a)、(b)、(c)は、ボクセルデータを用いて屈曲円筒投影法にて管状組織Tの元展開画像UR1を作成する処理を説明するための図である。
屈曲円筒投影法は、図6(a)に示すように、管体としての管状組織Tの中心線(Central Path)に沿った中心線CPを仮定する。そして、その中心線CP上に連続的に分布する視点を仮定する。そして、その視点から、中心線CPと直交する平面22内にレイRを照射し、投影対象を投影対象の外側を覆う図示しない円柱投影面に投影する。そして、その円柱投影面に投影された投影画像に対して2次元平面に座標変換を行うことにより、図9に示すように、円筒投影面を切り開いたように管状組織の内部が表示された元展開画像UR1を得る。このように、中心線CPを管状組織Tの屈曲に合わせて屈曲させ、さらにその中心線CPに直交する平面間の距離を短くすることにより、屈曲した管状組織Tについても2次元平面上に投影した元展開画像UR1を作成することができる。
この屈曲円筒投影法において、管状組織Tの屈曲が大きいと、図6(b)に示すように、中心線CPと直交する平面23,24,25と平面26とが交差してしまう。この結果、管状組織Tの内壁面において、元展開画像UR1上に複数回表示される部分や、表示し損なう部分ができてしまう。例えば、図6(b)に示すように、ポリープ27については平面24及び平面26において投影されるため、元展開画像UR1上において2回表示される。また、ポリープ28については直交する平面がないため、管状組織T上に存在しているのにも関わらず、元展開画像UR1上では1度も表示されない。これを避けるために、非直線レイキャスティングが行われる。
非直線レイキャスティングは、屈曲円筒投影法において、中心線CPからレイRを照射する際に、中心線CPと直交する平面上ではなく、図6(c)に示すように、中心線CPに近い側では中心線CPと直交しながらも湾曲している平面31〜36上にレイRを照射する。すなわち、中心線CPから非直線のレイRを照射する。これにより、図6(c)に示すように、ポリープ27を投影する面は1つであるため、元展開画像UR1上にはポリープ27が1回のみ表示される。また、ポリープ28については、中心線CPと直交する平面の枚数を増やすことにより、元展開画像UR1上に投影することができる。
面情報とは、図10においてモニタ4(画面4a)に表示される元断面観察画像OR1、すなわち管状組織Tの断面が新展開画像UP1(元展開画像UR1)上ではどこに位置しているかを示すためのものである。面情報は、元断面観察画像OR1の断面位置を表す交線CL(図10参照)と元断面観察画像OR1における方向を示す方向としての方向指標D(図10参照)を備えている。
交線CLは、図7に示すように、元断面観察画像OR1(観察断面42)と仮想円筒40との交線である。詳述すると、元断面観察画像OR1、すなわち元断面観察画像OR1を作成する断面である任意の断面としての観察断面42上には、任意の断面としての管状組織Tの断面Sを含む組織が投影(構成)されているとする。一方、管状組織Tは、仮想円筒40に投影することができるので、仮想円筒40(管状組織T)と観察断面42とは断面Sにおいて交差し、断面Sの円周は仮想円筒40と観察断面42との交線CLとなる。すなわち、この交線CLは、仮想円筒40(管状組織T)と観察断面42とで共有しているため、図10に示すように、この交線CLを面情報として新展開画像UP1上で表示すれば、観察断面42(元断面観察画像OR1)が新展開画像UP1上のどこに位置しているかを把握できる。この結果、新展開画像UP1と元断面観察画像OR1とを対応付けることができる。なお、仮想円筒40と観察断面42は、いずれも位置データ、座標データとしての3次元座標を有しているため、その3次元座標から交線CLを算出し、前記面情報記憶部DIに記憶される。
ここで、仮想円筒40とは、中心線CP(円筒投影面の中心軸)を中心として、例えば
、レンダリング処理プログラムを適用するアプリケーション指定の一定値の半径を有する仮想円筒である。詳述すると、円筒投影法、屈曲円筒投影法において、管状組織Tの周囲に配設された円筒投影面は仮想的なものであり、その円筒投影面に向かって中心線CPから無限遠にレイRが照射されており、円筒投影面の半径は無限大である。従って、その円筒投影面と観察断面42との交線は存在しない。そこで、本実施形態では、円筒投影面と同心円状に位置する仮想円筒40を作成し、元断面観察画像OR1(観察断面42)と仮想円筒40とで面情報としての交線CLを算出する。
方向指標Dは、元断面観察画像OR1における方向を示すものであって、例えば、図10に示すように、元断面観察画像OR1における上下左右等の方向を方向指標Dとして新展開画像UP1上に示す。方向指標Dにより、元断面観察画像OR1が新展開画像UP1上でどこに位置するかを把握できるのみならず、元断面観察画像OR1における方向を新展開画像UP1上で容易に把握することができる。なお、元断面観察画像OR1における上下左右の3次元座標を算出し、その上下左右を表示した画像が、その3次元座標とともに方向指標Dとして前記面情報記憶部DIに記憶される。
また、図2に示すように、計算機(コンピュータ)3は、GPU(Graphics Processing Unit)10を備えている。GPU10は、主に3次元の高度なグラフィックス機能をサポートしたグラフィックス用のコントローラ・チップであり、ユーザから与えられたプログラム等に基づいて2次元や3次元のグラフィックス描画を高速化する機能を持つ。本実施形態では、GPU10により後処理が実行される。これにより、面情報の表示に要する時間を短縮することができる。
後処理は、算出した面情報をモニタ4等の出力装置に表示するために色、コントラスト及び明るさ等を補正する処理である。詳しくは、多くの医用画像装置の出力(CT画像、MRI画像等)は12bit階調データであるため、レンダリング処理で算出された面情報を含んだ新展開画像UP1も12bit階調データであるが、コンピュータ3等のモニタ4はRGB各色を8bitで表現する画像を表示することが多い。そのため、WL変換(Window Level Transformation )やLUT変換(Color Look-Up Table Transformation)等を行い、色、コントラスト及び明るさ等をモニタ4に表示できるように変換する。また、画面の大きさ等に合わせてアフィン変換(Affine Transformation )を行い、それぞれのモニタ4に表示できるように変換する。
次に、このように構成されたレンダリング処理の作用について説明する。
本実施形態では、例えば、展開画像算出処理、すなわち屈曲円筒投影法により展開された元展開画像UR1は既にメモリ8の展開画像記憶部UFに記憶されているとする。また、元断面観察画像OR1は断面観察画像記憶部OCに記憶されているとする。元断面観察画像OR1及び元展開画像UR1の算出処理は公知の方法で行われるため、その詳細な作用の説明は省略する。そして、新展開画像UP1上に表示する面情報をレンダリング処理によって算出する。
図8は、レンダリング処理の全体のフローチャートを示している。
まず、CPU7は、仮想円筒40を作成する(ステップS5)。すなわち、中心線CPを中心として、アプリケーション指定の一定値の半径を持った仮想円筒40を作成し、メモリ部8aに記憶する。次に、その仮想円筒40と観察断面42との交線CLを算出し(ステップS10)、算出した交線CLを面情報として面情報記憶部DIに記憶する。次に、CPU7は観察断面42における方向指標Dを算出し(ステップS15)、算出した方向指標Dを面情報として面情報記憶部DIに記憶する。
そして、CPU7は、展開画像記憶部UFから元展開画像UR1を読み出す。また、面
情報記憶部DIから交線CL、方向指標Dを読み出す。そして、CPU7は、元展開画像UR1と面情報(交線CL、方向指標D)とを合成して、元展開画像UR1上に交線CL、方向指標Dをオーバレイ表示した第1の合成画像としての合成画像CI1を生成する(ステップS20)。
その合成画像CI1に対して、GPU10が後処理を行い、新たな展開画像としての新展開画像UP1(図10参照)を生成する(ステップS50)。後処理が終了すると、元断面観察画像OR1と新展開画像UP1を並べてモニタ4の画面4aに出力する(ステップS55)。レンダリング処理終了後の新展開画像UP1には面情報、すなわち交線CL、方向指標Dが付加されているため、図10に示すように、管状組織Tの内壁面が観察しやすく、さらにその観察位置や観察方向が元断面観察画像OR1と対応付けられた新展開画像UP1を得ることができる。
すなわち、元断面観察画像OR1に表示されている管状組織Tの断面が、新展開画像UP1上ではどこに対応しているかが交線CLで表示されているため、元断面観察画像OR1と新展開画像UP1との対応関係を直感的に把握することができる。また、元断面観察画像OR1における上下左右等の方向が方向指標Dとして表示されているため、新展開画像UP1上で元断面観察画像OR1における方向を直感的に把握することができる。
さらに、面情報が表示された新展開画像UP1を利用して、観察位置の予想をすることができる。すなわち、例えば、図10に示すように、新展開画像UP1上にポリープ44が表示されている場合に、どの位置の観察断面を見れば元断面観察画像OR1においてポリープ44を観察することができるかを予想することができる。この結果、元断面観察画像OR1において観察したい位置を短時間で特定し、表示することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、屈曲円筒投影法により展開した管状組織Tの元展開画像UR1と3次元画像データのうちの任意の断面(観察断面42)を表示した元断面観察画像OR1との対応情報である面情報を、交線CLで表現した。すなわち、元断面観察画像OR1に表示されている管状組織Tの断面が元展開画像UR1上のどこに対応しているかが、新展開画像UP1上に交線CLで表示されているため、元断面観察画像OR1と新展開画像UP1との対応関係を直感的に把握することができる。この結果、元断面観察画像OR1と新展開画像UP1とを並べて表示して診断するとき等に、元断面観察画像OR1と新展開画像UP1とを容易に対応付けることができる。従って、展開画像でありながらも観察位置や観察方向を特定することができる。
(2)本実施形態によれば、元断面観察画像OR1における上下左右の方向を方向指標Dとして管状組織Tの元展開画像UR1上に表示した新展開画像UP1を生成した。従って、新展開画像UP1上で元断面観察画像OR1における方向を直感的に把握することができる。
(3)本実施形態によれば、元展開画像UR1上に3次元画像データの任意の断面(観察断面42)との対応情報である面情報を表示した新展開画像UP1を生成したので、管状組織Tの内壁面を観察しやすく、さらに、その観察方向や観察位置を元断面観察画像OR1と対応付けて直感的に把握することができる。
(4)本実施形態によれば、面情報は、仮想円筒40と観察断面42とが交差する交線CLの座標と、元断面観察画像OR1における方向を示す座標から算出した。従って、簡単な演算で、新展開画像UP1と元断面観察画像OR1とを対応付ける面情報を算出することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図11〜図13に従って説明する。なお、第2実施形態は、元展開画像UR1として表示されている管状組織Tを観察断面42上で特定する面情報を新たな断面画像としての新断面観察画像OP1(図11参照)上に表示することに特徴がある。そのため、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施形態では、図11に示すような新断面観察画像OP1を実現するために、メモリ8の断面観察画像記憶部OCには、CPU7及びGPU10によって作成する新断面観察画像OP1の画像データが記憶される。
本実施形態では、例えば、図12に示すように、新断面観察画像OP2上に複数の管状組織Tが表示されている場合に、どの管状組織Tが元展開画像UR1で表示されているかを把握できるように、図11に示すように、画面4aに表示された新断面観察画像OP1に対して元展開画像UR1の情報を面情報として表示する。
面情報は、交点Nと軌跡TRを備えている。詳述すると、新断面観察画像OP1上の交点Nは、管状組織Tの中心線CPと観察断面42(図7参照)との交点である。すなわち、元展開画像UR1上に表示されている管状組織Tの中心線であって仮想円筒40における中心線CP(図11参照)を設定し、図11に示すように、その中心線CPと観察断面42との交点が、交点N(十字の指標DN)として新断面観察画像OP1上に表示される。なお、中心線CPと観察断面42は、それぞれ3次元座標を有しているため、その交点Nをそれら3次元座標から算出し、交点Nを表す画像として十字の指標DNの画像を形成する。そしてその十字の指標DNの画像を3次元座標とともに面情報として面情報記憶部DIに記憶する。
軌跡TRは、管状組織Tが新断面観察画像OP1においてどの方向に向かって位置しているかを示すものであって、例えば、図11に示すように、仮想円筒40の中心線CPの軌跡TR(指標DT)を観察断面42上、すなわち、新断面観察画像OP1上に表示する。なお、中心線CPは3次元座標を有しているので、中心線CPのうちの予め定めた長さLの3次元座標のみを算出し、その長さLの軌跡TRに対応した指標DTの画像を、その3次元座標とともに面情報として面情報記憶部DIに記憶する。
次に、このように構成されたレンダリング処理の作用について説明する。図13は、レンダリング処理の全体のフローチャートを示している。
本実施形態でも、第1実施形態と同様に、屈曲円筒投影法により展開された元展開画像UR1を既に展開画像記憶部UFに記憶しているとする。また、元断面観察画像OR1を断面観察画像記憶部OCに記憶しているとする。まず、CPU7は、管状組織T(仮想円筒40)における中心線CPを設定する(ステップS25)。次に、その中心線CPと観察断面(元断面観察画像OR1)との交点Nを算出し(ステップS30)、中心線CPの軌跡TRを算出する(ステップS35)。そして、その交点Nの指標DN及び、軌跡TRの指標DTと元断面観察画像OR1とを合成し、第2の合成画像としての合成画像CI2を生成する(ステップS40)。
そして、その合成画像CI2に対して、GPU10が後処理を行い、新断面観察画像OP1を生成する(ステップS50)。後処理が終了すると、新断面観察画像OP1と元展開画像UR1を並べてモニタ4の画面4aに出力する(ステップS55)。このとき、図11に示すように、元断面観察画像OR1(図9参照)上に中心線CPとの交点Nの指標DNが表示されている新断面観察画像OP1が表示される。そのため、図12に示すように、新断面観察画像上に複数の管状組織Tが表示されている場合にも、画面4aに表示されている元展開画像UR1がどの管状組織Tのものかを直感的に容易に把握できる。また、新断面観察画像OP1上に軌跡TRの指標DTを表示することにより、元展開画像UR
1として表示されている管状組織Tが、新断面観察画像OP1上でどの方向に向かって位置しているかを直感的に把握することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、元断面観察画像OR1上に仮想円筒40の中心線CPとの交点Nの指標DNが表示されている新断面観察画像OP1が表示される。従って、新断面観察画像OP1上に複数の管状組織Tが表示されている場合にも、画面4aに新断面観察画像OP1と関連付けられて表示されている元展開画像UR1が、複数の管状組織Tのうちのどの管状組織Tのものかを直感的に容易に把握できる。
(2)本実施形態によれば、元断面観察画像OR1上に仮想円筒40の中心線CPの軌跡TRの指標DTが表示されている新断面観察画像OP1が表示される。従って、新断面観察画像OP1上に複数の管状組織Tが表示されている場合にも、画面4aに新断面観察画像OP1と関連付けられて表示されている元展開画像UR1に対応する管状組織Tが、新断面観察画像OP1上でどの方向に向かって位置しているかを直感的に把握することができる。
(3)本実施形態によれば、元断面観察画像OR1上に元展開画像UR1との対応情報である面情報(交点Nの指標DN及び軌跡TRの指標DT)を表示した新断面観察画像OP1を生成した。従って、画面4aに表示された新断面観察画像OP1が複数の管状組織Tが含まれた新断面観察画像OP1であっても、管状組織Tの位置や方向を特定することができ、新断面観察画像OP1と元展開画像UR1とを対応付けて直感的に把握することができる。
(4)本実施形態によれば、面情報は、仮想円筒40の中心線CPと観察断面(元断面観察画像OR1)とが交差する交点Nの座標と、中心線CPを示す座標から算出した。従って、簡単な演算で、元展開画像UR1と新断面観察画像OP1とを対応付ける面情報を算出することができる。
(第3実施形態)
前記第1及び第2実施形態では、1台のワークステーションなどの計算機(コンピュータ)3が単独でレンダリング処理を行ったが、本実施形態では、レンダリング処理を構成する各処理のうち少なくとも1つの段階を複数のコンピュータが分散処理で行う。以下の実施形態において、前記第1及び第2実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
例えば、複数台のワークステーションが接続された病院内ネットワークにおいて、少なくとも1つの処理を複数台のワークステーションが分散処理で行う構成を採用できる。以下、レンダリング処理を分散処理で行う場合の例として、中心線CPの長さを分割する場合と、後処理だけ分割する場合と、展開画像算出処理と面情報算出処理とで分割する場合の3つを示す。なお、説明の便宜上、図14〜図16に示すように、2台のワークステーションWS1,WS2を用いて、サイズ512×512の画像をつくる場合を例とするが、これを複数台のワークステーションで分散処理を行ってもよい。また、本実施形態では、ワークステーションWS2にのみGPU10を搭載しているとする。
(例1)例1は、前記中心線CPを中心線CPAと中心線CPBとに分割する場合である。図14に示すように、中心線CPAからレイが照射されるボクセルV1〜Vkと、中心線CPBからレイが照射されるボクセルVk+1〜Vnとに分割する。この場合、それぞれのワークステーションWS1,WS2で展開画像算出処理と面情報算出処理を行う。このようにすれば、ワークステーション毎の展開画像記憶部UF及び面情報記憶部DIのメモリ量、転送量が全体の展開画像サイズの半分で済む。処理の手順は以下のようになる

(1‐1)ワークステーションWS1は、中心線CPA上のボクセルデータVD(ボクセルV1〜Vk)について、展開画像算出処理と面情報算出処理を行う。そして、算出した展開画像、面情報を、それぞれ展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIに記憶する。一方、ワークステーションWS2は、中心線CPB上のボクセルデータVD(ボクセルVk+1〜Vn)について、展開画像算出処理と面情報算出処理を行い、算出した展開画像、面情報を、それぞれ展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIに記憶する。
(1−2)ワークステーションWS2の展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIにそれぞれ記憶した展開画像、面情報を合成した合成画像CI1BをワークステーションWS1に転送する。このときの転送サイズは512×256で済む。
(1−3)ワークステーションWS1は、展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIにそれぞれ記憶した展開画像、面情報を合成した合成画像CI1Aを生成する。そして、ワークステーションWS1は、自身で生成した合成画像CI1AとワークステーションWS2で生成した合成画像CI1Bとを合成(結合)した合成画像CI1に対して後処理を行い、面情報が可視化された新展開画像UP1を得る。
(例2)例2は、後処理だけ分割する場合である。図15に示すように、この場合、ワークステーションWS1でボクセルデータVD全体に対して展開画像算出処理と面情報算出処理を行う。そして、高速画像処理に適しているGPU10を搭載したワークステーションWS2で後処理を行うようにすれば、後処理に要する時間を短縮できる。処理の手順は以下のようになる。
(2−1)ワークステーションWS1は、ボクセルデータVDについて、展開画像算出処理と面情報算出処理を行う。そして、算出した元展開画像UR1、面情報を、それぞれ展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIに記憶する。
(2−2)ワークステーションWS1の展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIにそれぞれ記憶した元展開画像UR1、面情報を合成した合成画像CI1を生成し、その合成画像CI1をワークステーションWS2に転送する。このときの転送サイズは512×512である。
(2−3)ワークステーションWS2は、合成画像CI1に対して後処理を行い、面情報が可視化された新展開画像UP1を得る。
(例3)例3は、展開画像算出処理と面情報算出処理とで分割する場合である。図16に示すように、この場合、ワークステーションWS1,WS2間でのデータ転送回数が多くなるが、展開画像算出処理と並列して面情報算出処理を行うことにより、全体の処理速度の向上を図ることができる。
(3−1)ワークステーションWS1は、ボクセルデータVDの断面毎について、展開画像算出処理を行う。そして、断面毎の元展開画像UR1が算出されると、ワークステーションWS2に転送し、各元展開画像UR1は、ワークステーションWS2の展開画像記憶部UFに記憶される。
(3−2)ワークステーションWS2は、ワークステーションWS1の展開画像算出処理と並列に面情報算出処理を行う。そして、展開画像算出処理、面情報算出処理が終了した断面については、元展開画像UR1と面情報とを合成した合成画像CI1を生成する。
(3−3)ワークステーションWS2は、ボクセルデータVD全体に対応した合成画像CI1を生成すると、その合成画像CI1をワークステーションWS1に転送する。そして、ワークステーションWS1は、その合成画像CI1に対して後処理を行い、面情報が可視化された新展開画像UP1を得る。このとき、後処理をGPU10を搭載したワークステーションWS2で実行すると、さらに全体の処理速度を向上することができる。
上記実施形態によれば、第1及び第2実施形態の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、複数の計算機(コンピュータ)3による分散処理を採用するためレンダリング処理の速度向上を図ることができるので、例えば、モニタ4の画面4aに表示される面情報がオーバレイ表示された新展開画像UP1のリアルタイム性を確保し易くなる。
(2)本実施形態によれば、複数の計算機(コンピュータ)3による分散処理を採用するため、展開画像記憶部UF、面情報記憶部DIのために使用するメモリ量を低減することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、元断面観察画像OR1における上下左右を新展開画像UP1上で方向指標Dとして表示した。これを、上下左右に限らず、アンギオ撮影のように斜め方向からの画像で観察する場合のために、斜め方向を表示してもよい。すなわち、方向を表す面情報であればよい。
○上記第1実施形態では、交線CLと方向指標Dとを両方とも新展開画像UP1上に面情報として表示した。これを交線CL、方向指標Dのいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
○上記第2実施形態では、交点Nの指標DNと軌跡TRの指標DTとを両方とも新断面観察画像OP1上に面情報として表示した。これを、これを交点Nの指標DN、軌跡TRの指標DTのいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
○上記第2実施形態では、交点Nの指標DNは十字で表現したが、十字以外でもよく、要は交点Nを視認できる形状であればよい。
○上記第1実施形態では、交線CLと方向指標Dとを両方とも新展開画像UP1上に面情報として表示し、上記第2実施形態では、交点Nの指標DNと軌跡TRの指標DTとを両方とも新断面観察画像OP1上に面情報として表示した。これを、新展開画像UP1上には交線CLと方向指標Dを、新断面観察画像OP1には交点Nの指標DNと軌跡TRの指標DTとを表示し、新展開画像UP1と新断面観察画像OP1とを並べてモニタ4の画面4a上に表示するようにしてもよい。これにより、より容易に新展開画像UP1と新断面観察画像OP1との対応を付けることができ、管状組織Tの観察位置や観察方向等をより容易に直感的に把握することができる。
また、これら交線CL、方向指標D、交点Nの指標DN、軌跡TRの指標DTのうちユーザが把握したい面情報を、キーボード5やマウス6等を使ったユーザの操作によってユーザが選択するようにしてもよい。これにより、新展開画像UP1と新断面観察画像OP1との対応が容易に付きながらも、ユーザが把握したい面情報のみ表示された、見やすい画像となる。
さらに、交線CL、方向指標D、交点Nの指標DN、軌跡TRの指標DTを、一定時間毎に切り換えて表示するようにしてもよい。これにより、新展開画像UP1と新断面観察画像OP1との対応が容易に付きながらも、見やすい画像となる。
○上記第3実施形態では、ネットワークを介して接続されたワークステーションWS1,WS2によってネットワーク分散処理を行った。これを、1台のコンピュータに多数のプロセッサを搭載して分散処理を行ってもよい。
○上記第3実施形態では、レンダリング処理を分散処理で行う場合の例として、中心線CPの長さを分割する場合と、後処理だけ分割する場合と、展開画像算出処理と面情報算
出処理とで分割する場合の3つを示した。これを、元展開画像UR1や元断面観察画像OR1等をライン(モニタ4の走査線)毎にレンダリングするときのそのライン毎にレンダリング処理を分割するようにしてもよい。
○上記各実施形態では、元断面観察画像OR1は管状組織Tの中心投影画像P2を含む任意の断平面とした。これを平面ではなく、図17に示すように、臓器や球や角柱等の任意の立体形状をマスクした領域抽出結果の表面、すなわち、任意の形状の断面の元断面観察画像OR2としてもよい。また、その任意の形状の断面は複数あってもよいし、領域抽出された領域やマスクの境界面であってもよい。
このとき、面情報(交線CL)は、例えば、図17のように新展開画像UP2上に表示されるので、直感的に元断面観察画像OR2と新展開画像UP2との対応関係を把握することができる。
○上記各実施形態では、元断面観察画像OR1は、管状組織Tの中心投影画像P2を含む任意の断平面とした。これを、図12に示すように、MPR(Multi Planar Reconstruction )によって生成した元断面観察画像に面情報を表示した新断面観察画像OP2であってもよい。MPRとは、3次元画像データ(ボクセルデータVD)の任意の断平面を抽出して表示する方法で、例えば、横断面で撮影した複数枚のスライス画像(CT画像)からそれとは異なる平断面のスライス画像を再構成することができる。
このとき、面情報(交線CL)は、例えば、図17のように新展開画像UP2上に表示されるので、新断面観察画像OP2と新展開画像UP2との対応が付きやすい。また、交点Nの指標DN及び軌跡TRの指標DTは、図12のように表示されるので、新展開画像UP2として表示されている管状組織Tの新断面観察画像OP2上の位置や方向を容易に直感的に把握することができる。
○上記各実施形態では、元断面観察画像OR1は、管状組織Tの中心投影画像P2を含む任意の断平面とした。これを、図18に示すように、CPR(Curved Multi Planar Reconstruction)によって生成した元断面観察画像に面情報を表示した新断面観察画像OP3であってもよい。CPRとは、3次元画像データ(ボクセルデータVD)の任意断曲面を抽出して表示する方法であって、例えば、血管等の細い管状組織Tを観察する際に、常にその細い管状組織Tを断面上に表示するために、任意の断曲面を抽出して表示する。
このとき、面情報(交線CL)は、例えば、図18のように新展開画像UP3上に表示されるので、新断面観察画像OP3と新展開画像UP3との対応が付きやすい。また、交点Nの指標DN及び軌跡TRの指標DTは、図18のように表示されるので、新展開画像UP3として表示されている管状組織Tが新断面観察画像OP3上でどこに位置しているかを容易に直感的に把握することができる。
○上記各実施形態では、元断面観察画像OR1は、管状組織Tの中心投影画像P2を含む任意の断平面とした。これを管状組織Tの平行投影画像を含む任意の断面としてもよい。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、これをユーザ指定の値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒40としてもよい。すなわち、ユーザが、キーボード5やマウス6等を使った操作によって仮想円筒40の半径を指定してもよい。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持っ
た中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、これを、管状組織Tそのものを仮想円筒40としてもよい。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、これを、複数の仮想円筒を組み合わせた仮想円筒を仮想円筒40としてもよい。これにより、複雑な形状の管状組織Tに対しても、その周囲にその形状に合わせて複数の仮想円筒を組み合わせて作成された仮想円筒40を配設することができる。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、仮想円筒40は真っ直ぐでなくてもよく、例えば中心線CPが曲線の場合は、その中心線CPに沿って仮想円筒40が曲がるようにしてもよい。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、半径は一定値でなくてもよく、管状組織Tの太さ等に応じて変化させてもよい。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、中心線CPを中心としていなくてもよく、管状組織Tの太さ等に応じて仮想円筒40の中心が中心線CPから外れて偏心するようにしてもよい。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、この仮想円筒40に厚さを持たせてもよい。これにより、観察断面42と仮想円筒40との交線を幅を持った線で表現することができるので、例えば、仮想円筒40を管状組織Tそのものにしたときに、管状組織Tの内径の変化を新展開画像上で表現することができる。従って、新展開画像と新断面観察画像とをより容易に直感的に対応付けることができる。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、この仮想円筒40は、臓器の表面形状などの画像抽出によって得られる面であってもかまわない。これにより、臓器表面と臓器断面との対応を表現することができる。
○上記各実施形態では、仮想円筒40は、アプリケーション指定の一定値の半径を持った中心線CPを中心とした仮想円筒であったが、複数の仮想円筒40を使用することができる。これにより、図12に示すように、新断面観察画像OP2の中に複数の管状組織Tが存在したときにも、元展開画像UR1と新断面観察画像OP2とを容易に直感的に対応付けることができる。
○上記各実施形態では、円筒投影法(屈曲円筒投影法)のうち、中心線CPより直線のレイRを投射した場合を説明したが、レイRは曲線、折れ線であってもよい。
○上記各実施形態では、円筒投影法(屈曲円筒投影法)のうち、中心線CP上の点からレイRが同一平面上に投射される場合を説明したが、レイRが同一平面上でなく、例えば斜めに投射されていてもよい。
○上記各実施形態では、円筒投影法(屈曲円筒投影法)のうち、中心線CPよりレイRを投射した場合を説明したが、中心線CP近傍の点から投射されてもよく、さらに、その中心線CP近傍の点は複数であってもよい。
○上記各実施形態では、ボリュームレンダリングによって元展開画像UR1、元断面観察画像OR1,OR2を生成したが、サーフィスレンダリングによって元展開画像UR1、元断面観察画像OR1,OR2を生成してもよい。また、ボリュームレンダリング及びサーフィスレンダリングの組み合わせによって元展開画像UR1、元断面観察画像OR1,OR2を生成してもよい。
○上記各実施形態では、3次元画像データに対して面情報算出処理を行ったが、これを4次元以上の画像データに対して行ってもよい。
○上記各実施形態では、骨や臓器等の人体の部分について撮影されたCT画像に対してレンダリング処理を行ったが、CT撮影等が可能であれば、特に人体や動物、植物等の生物の組織に限らず、地質調査、鉱物探査、機械や装置類の構造材、電気回路のパターンを見る画像処理、LSIの故障診断等にも適用することができる。
○上記各実施形態では、骨や臓器等の人体の部分について撮影されたCT画像に対してレンダリング処理を行い、面情報を可視化したが、これを、計算機支援エンジニアリングシステムや科学技術計算の結果の可視化に適用してもよい。
第1実施形態の画像表示装置の概略構成図。 同じく、画像表示装置の概略構成を示すブロック図。 同じく、ボリュームレンダリングを説明する説明図。 同じく、ボリュームレンダリングを説明するブロック図。 同じく、(a)〜(c)は、それぞれ円筒投影法を示す説明図。 同じく、(a)〜(c)は、それぞれ屈曲円筒投影法を示す説明図。 同じく、面情報について説明する模式図。 同じく、レンダリング処理について説明するフローチャート。 同じく、元断面観察画像と元展開画像について説明する模式図。 同じく、新展開画像について説明する模式図。 第2実施形態の新断面観察画像について説明する模式図。 同じく、新断面観察画像について説明する模式図。 同じく、レンダリング処理について説明するフローチャート。 第3実施形態のレンダリング処理の分散処理を示すブロック図。 同じく、レンダリング処理の分散処理を示すブロック図。 同じく、レンダリング処理の分散処理を示すブロック図。 別例における元断面観察画像と新展開画像を示す説明図。 同じく、新断面観察画像と新展開画像について説明する模式図。 平行投影法による管状組織の投影画像を説明するための模式図。 中心投影法による管状組織の投影画像を説明するための模式図。 管状組織の展開画像を説明するための模式図。
符号の説明
CL…面情報としての交線、CI1,CI2,CI1A,CI1B…合成画像、CP,CPA,CPB…中心線、DI…面情報記憶部、D…面情報としての方向指標、DN…指標、DT…指標、N…交点、OR1,OR2…元断面観察画像、OP1,OP2,OP3…新断面観察画像、UR1…元展開画像、UP1,UP2,UP3…新展開画像、R…レイ、S…断面、T…管状組織、TR…軌跡、OC…断面観察画像記憶部、UF…展開画像記憶部、V1〜Vn…ボクセル、VD…ボクセルデータ、WS1,WS2…ワークステーション、1…画像表示装置、3…計算機(コンピュータ)、4…出力部としてのモニタ、7…CPU、10…GPU、12…円筒投影面、16…2次元平面、40…仮想円筒、4
2…観察断面。

Claims (28)

  1. 1つのコンピュータが単独処理でまたは複数のコンピュータが単独処理と分散処理とのうち少なくとも1つの処理で、複数の3次元以上の画素からなる3次元以上の画像データのうちの任意の複数の画素を円筒投影面に投影し、前記円筒投影面を該円筒投影面に対応した投影平面に展開した展開画像と、前記任意の複数の画素を含む3次元以上の画像データの任意の断面を表現する断面画像とを得るレンダリング処理方法において、
    少なくとも1つのコンピュータが、
    前記円筒投影面の中心線を利用して仮想円筒を作成する仮想円筒作成段階と、
    前記任意の断面中の前記各画素であって、前記仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って前記任意の断面の位置を前記展開画像に示すための面情報を算出する面情報算出段階と、
    前記面情報と前記展開画像とを合成して合成画像を生成する合成段階と、
    前記合成画像に基づいて前記面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する出力段階と
    を備えたことを特徴とするレンダリング処理方法。
  2. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記各位置データは前記複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、前記面情報算出段階は、前記各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出することを特徴とするレンダリング処理方法。
  3. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記合成段階は、前記面情報を前記展開画像上と前記断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成することを特徴とするレンダリング処理方法。
  4. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記面情報は、前記仮想円筒と、前記任意の断面との交線で表現されることを特徴とするレンダリング処理方法。
  5. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記面情報は、前記断面画像として表現される前記任意の断面における方向であることを特徴とするレンダリング処理方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンダリング処理方法において、
    前記任意の複数の画素は、管体であることを特徴とするレンダリング処理方法。
  7. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから少なくとも1つの任意の一部の領域の3次元以上の画像データを抽出した領域抽出結果の断面であることを特徴とするレンダリング処理方法。
  8. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断平面であることを特徴とするレンダリング処理方法。
  9. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断曲面であることを特徴とするレンダリング処理方法。
  10. 請求項1に記載のレンダリング処理方法において、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した中心投影画像を含む断平面であることを特徴とするレンダリング処理方法。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンダリング処理方法において、
    前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、ボリュームレンダリングによって生成されることを特徴とするレンダリング処理方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンダリング処理方法において、
    前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、サーフィスレンダリングによって生成されることを特徴とするレンダリング処理方法。
  13. 1つのコンピュータが単独処理でまたは複数のコンピュータが単独処理と分散処理とのうち少なくとも1つの処理で、複数の3次元以上の画素からなる3次元以上の画像データのうちの任意の複数の画素を円筒投影面に投影し、前記円筒投影面を該円筒投影面に対応した投影平面に展開した展開画像と、前記任意の複数の画素を含む3次元以上の画像データの任意の断面を表現する断面画像とを得るレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記1つのコンピュータまたは複数のコンピュータを、
    前記円筒投影面の中心線を利用して仮想円筒を作成する仮想円筒作成手段と、
    前記任意の断面中の前記各画素であって、前記仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って前記任意の断面の位置を前記展開画像に示すための面情報を算出する面情報算出手段と、
    前記面情報と前記展開画像とを合成して合成画像を生成する合成手段と、
    前記合成画像に基づいて前記面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する出力手段と
    して機能させることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  14. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記各位置データは前記複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、前記面情報算出手段は、前記各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出することを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  15. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記合成手段は、前記面情報を前記展開画像上と前記断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成することを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  16. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記面情報は、前記仮想円筒と、前記任意の断面との交線で表現されることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  17. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記面情報は、前記断面画像として表現される前記任意の断面における方向であることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  18. 請求項13乃至17のいずれか1項に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記任意の複数の画素は、管体であることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  19. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから少なくとも1つの任意の一部の領域の3次元以上の画像データを抽出した領域抽出結果の断面であることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  20. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断平面であることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  21. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した任意の断曲面であることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  22. 請求項13に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記任意の断面は、前記3次元以上の画像データから抽出した中心投影画像を含む断平面であることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  23. 請求項13乃至22のいずれか1項に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、ボリュームレンダリングによって生成されることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  24. 請求項13乃至22のいずれか1項に記載のレンダリング処理プログラムにおいて、
    前記展開画像と前記断面画像のうち少なくとも一方は、サーフィスレンダリングによって生成されることを特徴とするレンダリング処理プログラム。
  25. 複数の3次元以上の画素からなる3次元以上の画像データのうちの任意の複数の画素を円筒投影面に投影し、前記円筒投影面を該円筒投影面に対応した投影平面に展開した展開画像と、前記任意の複数の画素を含む3次元以上の画像データの任意の断面を表現する断面画像とを得るレンダリング処理装置において、
    前記円筒投影面の中心線を利用して仮想円筒を作成する仮想円筒作成手段と、
    前記任意の断面中の前記各画素であって、前記仮想円筒と交差する各画素の位置データを使って前記任意の断面の位置を前記展開画像に示すための面情報を算出する面情報算出手段と、
    前記面情報と前記展開画像とを合成して合成画像を生成する合成手段と、
    前記合成画像に基づいて前記面情報を含む新たな展開画像を出力部に出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とするレンダリング処理装置。
  26. 請求項25に記載のレンダリング処理装置において、
    前記各位置データは前記複数の3次元以上の画素のデカルト座標系の座標データであって、前記面情報算出手段は、前記各画素のデカルト座標系の座標データを使って面情報を算出することを特徴とするレンダリング処理装置。
  27. 請求項25に記載のレンダリング処理装置において、
    前記合成手段は、前記面情報を前記展開画像上と前記断面画像上のうち少なくとも一方で可視化されるように合成することを特徴とするレンダリング処理装置。
  28. 請求項25乃至27のいずれか1項に記載のレンダリング処理装置において、
    前記面情報算出手段、前記合成手段の一部または全部は、GPUであることを特徴とするレンダリング処理装置。
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