JP4671114B2 - ミスト発生システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば浴室等において、その室内空間に対し加熱された湯水をミストにして噴霧することによりサウナ感を得るためなどに用いられるミスト発生システムに関する。
従来、ミスト生成用の湯水として給湯器等の熱源機からの給湯を利用するものが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1には、熱源機には給湯に係る特有事情、すなわち、給湯使用時の安全のために一定時間(例えば1時間)連続して給湯使用すると自動的に給湯を停止し燃焼を強制的に停止させるという、内蔵タイマを用いた自動安全制御が行われているという特有事情があること、この結果、ミストの継続使用中に上記の給湯の自動停止が作動してしまいミストの使用が中断されてしまうケースも起こり得ること、が記載されている。これを解決するために、上記のミスト発生のための運転を開始した場合には、上記内蔵タイマによるタイムアップの前に熱源機の燃焼を一旦停止させ、これにより内蔵タイマのタイマカウントをキャンセルした上で燃焼を再開させるという制御を行うことが、上記特許文献1にて提案されている。
特開2001−198178号公報
しかしながら、上記の如く燃焼を一旦停止させると、安全制御のための内蔵タイマのタイマカウントはキャンセルし得るものの、給湯も同時に停止してしまう結果、給湯を使用してのミスト生成も停止してしまい、ミストの利用も不能となってしまうという不都合がある。
そもそも、上記の一定時間の連続燃焼が発生すれば安全のために燃焼を強制停止させるという制御は、ユーザによる給湯栓の閉め忘れや、ユーザは閉めたにも拘わらず機器故障が生じたなどのユーザが意図しない状況に陥るケースを想定して付加されたものである。かかる安全のための制御の存在に起因して、ミストの連続使用が上記の一定時間の範囲内に制限され、それ以上の長時間に亘るミストの連続使用が不能となるという事態を招いている。そして、実際にミストの連続使用が上記の一定時間を超過すると、上記の安全制御により給湯が停止されてしまうため、再度のミスト使用を可能にするためにユーザに余分な操作を強いることになる。すなわち、上記の安全制御に基づく燃焼停止処理を解除して再度のミスト使用が可能な状態にするために、熱源機の例えば運転スイッチを一旦OFFにしてから再度ONにすることにより制御をリセットさせるという操作が必要になる。
又、熱源機が浴槽への給湯によるふろ湯張り機能を有する場合には、ふろ湯張り以外の給湯使用中においては、ふろ湯張りスイッチのON操作等によりふろ湯張り指令がたとえ出力されたとしても、他の給湯使用が終了するまでふろ湯張りの実行を待機させたり、あるいは、ふろ湯張りの実行中にそれ以外の給湯使用が発生すると、その給湯使用が終了するまでふろ湯張りを一時中断させたりするというように、ふろ湯張り以外の給湯使用を優先させる給湯優先制御が行われることがある。
ところが、このような制御を有する熱源機からの給湯をミスト用水として利用する場合には、ふろ湯張り途中においてミスト噴霧を開始させて浴室内を昇温させようとすると、そのミスト噴霧による給湯使用によりふろ湯張りが中断されてしまい、浴室内がミスト噴霧により十分に暖まったとしても、ふろ湯張り自体がまだ完了していない、という事態が生じることになる。つまり、ミスト用水として熱源機からの給湯を利用しようとすると、上記の安全制御の場合と同様に、熱源機側の制御内容に基づく制限を受けて、ミスト噴霧の活用による快適性等の享受や実現を損ねてしまうことがある、という不都合が生じるのである。
一方、これらの不都合を解消させるために、熱源機側の制御内容に変更を加えることも考えられるものの、給湯を利用する他の給湯先の事情を全て考慮して全てを満足させることは困難であり、熱源機側ではなくてミスト発生のための装置側での対策が要請される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱源機からの給湯を利用するミスト発生システムにおいて、熱源機側の制御内容に基づく制限や、あるいは、熱源機側の制御事情に基づき、ユーザによるミスト使用が中断されたり、快適なミスト使用が妨げられたりすることのないミスト発生システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、ミスト用水を加熱してミスト噴霧させるミスト発生装置と、給湯機能を有し給湯配管を介して上記ミスト発生装置に対し給湯可能に接続された熱源機とを備えたミスト発生システムを対象として次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記ミスト発生装置に対し給水配管からの給水及び上記給湯配管からの給湯のいずれか一方をミスト用水として選択的に切換供給するミスト用水切換手段と、このミスト用水切換手段により切換供給される上記ミスト用水を熱交換加熱する液・液熱交換器と、上記熱源機に設けられて熱源機側の給湯運転状態に関する情報を上記ミスト発生装置に対し送信する情報送信手段と、この情報送信手段から送信される上記給湯運転状態に関する情報に基づき、上記ミスト用水切換手段によるミスト用水の供給切換により、上記給湯配管からの給湯を受けて上記液・液熱交換器で再加熱した上でミスト噴霧させる給湯ミスト運転又は上記給水配管からの給水を受けて上記液・液熱交換器で加熱した上でミスト噴霧させる給水ミスト運転に切換制御する供給切換制御手段とを備えることとした(請求項1)。
本発明の場合、供給切換制御手段において、上記情報送信手段から送信される熱源機側の給湯運転状態に関する情報に基づき、ミスト用水切換手段により供給切換えしてミスト用水として給湯から給水に切換えて給湯ミスト運転から給水ミスト運転に切換制御することにより、ミスト発生装置では熱源機に依存することなく独立してミスト噴霧することが可能になる。つまり、熱源機からの給湯が熱源機側の制御等に起因して使用不能になったとしても、それまで給湯をミスト用水として用いてミスト噴霧する給湯ミスト運転に代えて、給水をミスト用水として用いて加熱した上でミスト噴霧する給水ミスト運転に切換えることにより、ミスト噴霧を中断させることなく継続して使用することが可能になる。
本発明をさらに具体化すると、上記熱源機は浴槽に対する湯張り機能を備え、かつ、その熱源機の作動を制御する熱源機コントローラとして湯張り指令に基づく湯張りと、湯張り以外の給湯との同時運転を規制して、湯張りの実行よりもその湯張り以外の給湯を優先させる制御を実行するように構成し、上記情報送信手段から送信する給湯運転状態に関する情報として、上記湯張り指令が出力されている旨の情報とすることができる(請求項2)。この場合には、湯張り指令と、ミスト用水としての給湯使用とが同時に発生し、熱源機側の本来の制御であれば、同時運転が規制されるところ、その湯張り指令の出力が情報送信手段により情報伝達され、この情報に基づいて供給切換制御手段による切換制御が行われることにより、上記の規制に基づく不都合の解消を図ることが可能となる。すなわち、上記供給切換制御手段として、上記情報送信手段から湯張り指令が出力されている旨の情報を受信したとき、上記給湯ミスト運転から給水ミスト運転へ切換えるように上記ミスト用水切換手段による供給切換を切換制御する構成とすればよい(請求項3)。これにより、ミスト噴霧を中断させることなく継続して使用することが可能になる上に、同時に湯張りの実行も可能となる。
又、上記熱源機の作動を制御する熱源機コントローラとして、給湯燃焼状態が設定経過時間に亘り連続することを条件に給湯作動を強制停止させる安全制御手段を備えたものとし、上記情報送信手段から送信する給湯運転状態に関する情報として、上記安全制御手段による制御指標である給湯燃焼状態の連続時間に関する情報とすることができる(請求項4)。この場合には、送信される連続時間に関する情報に基づき熱源機側での安全制御により給湯作動の規制停止時期が予測され、この予測に基づき供給切換制御手段により事前にミスト用水として給水を用いるように供給切換えすることが可能になり、上記の安全制御の実行に起因する不都合の解消を図ることが可能となる。すなわち、上記供給切換制御手段として、上記情報送信手段から受信する給湯燃焼状態の連続時間に関する情報に基づき、上記給湯ミスト運転から給水ミスト運転へ切換えるように上記ミスト用水切換手段による供給切換を切換制御する構成とすることができる(請求項5)。これにより、ミスト発生装置を熱源機側の安全制御と切り離すことが可能になる一方、ミスト噴霧を中断させることなく継続して使用することが可能になる。
さらに、本発明において、上記ミスト発生装置を、浴室空間に対しミストを放出するように浴室乾燥機に備えたものとし、上記情報送信手段からの送信として、熱源機から上記浴室乾燥機に備えられた上記ミスト発生装置に対し行われる構成とすることができる(請求項6)。この場合には、浴室乾燥機にミスト発生装置を併設することにより、熱源機と浴室乾燥機との間の通信の有効活用を図ることが可能になる。
以上、説明したように、請求項1〜請求項6のいずれかのミスト発生システムによれば、情報送信手段から送信される熱源機側の給湯運転状態に関する情報に基づき、ミスト用水の供給切換制御することができ、これにより、熱源機に依存することなくミスト発生装置の側で独立してミスト噴霧することができるようになる。つまり、熱源機からの給湯が熱源機側の制御等に起因して使用不能になったとしても、給水をミスト用水として用いて加熱した上でミスト噴霧する給水ミスト運転に切換えることにより、ミスト噴霧を中断させることなく継続して使用することができるようになる。
特に、請求項2によれば、湯張り指令と、ミスト用水としての給湯使用とが同時に発生し、熱源機側の本来の制御であれば、同時運転が規制されるところ、湯張り指令の出力情報に基づいて供給切換制御手段による切換制御が行われることにより、同時運転規制に基づく不都合の解消を図ることができるようになる。この場合、請求項3によれば、ミスト噴霧を中断させることなく継続して使用することができる上に、同時に熱源機側では湯張りの実行も行うことができるようになる。これにより、浴室空間にミスト噴霧を適用した場合には、ミスト噴霧の快適な使用を享受することができるようになる。
請求項4によれば、送信される連続時間に関する情報に基づき熱源機側での安全制御により給湯作動の規制停止時期を予測して、この予測に基づき事前にミスト用水の供給切換を制御することができ、熱源機側の安全制御の実行に起因する不都合の解消を図ることができるようになる。この場合、請求項5によれば、ミスト発生装置を熱源機側の安全制御と切り離すことができる一方、ミスト噴霧を中断させることなく継続して使用することができるようになる。
請求項6によれば、浴室乾燥機にミスト発生装置を併設することにより、熱源機と浴室乾燥機との間の通信の有効活用を図ることができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るミスト発生装置を浴室乾燥機に併設したミスト発生システムを示す。つまり、ミストを放出する対象の室内空間として浴室空間Rに適用したものを示す。この浴室乾燥機は、給湯機能及び温水循環式暖房機能を併有する熱源機2と、ミスト用水を生成・準備する室外機としてのミストユニット3と、室内機としての室内ユニット4と、換気装置5とを備えたものである。
上記熱源機2は、温水循環経路内の温水又は不凍液等の熱媒を加熱して外部の暖房端末に循環供給する温水循環系21と、給湯経路内の給水を加熱して外部の給湯先に給湯する給湯系22とを個別に備えたものである。これら温水循環系21と給湯系22とは、それぞれ互いに独立した燃焼缶体を備え、いわゆる2缶2水路に構成されたものである。そして、これらの燃焼作動等が熱源機コントローラ23によって制御されるようになっている。従って、必ずしも1つの熱源機2である必要はなく、温水循環系21のみで構成された第1の熱源機と、給湯系22のみで構成された第2の熱源機との2つを用いてもよい。
上記温水循環系21からは種々の暖房端末に対し加熱後の熱媒(以下、「高温水」という)を熱源として循環供給するための循環路が接続されており、その一部として、暖房往路24及び暖房戻路25からなる循環路が上記ミストユニット3を経由して室内ユニット4内の後述の放熱用熱交換器42まで延びている。これら暖房往路24及び暖房戻路25は上記ミストユニット3内においてそれぞれ分岐されて、後述のミスト用水加熱手段としての液・液熱交換器31に対し高温水を加熱用熱源として循環供給し得るようになっている。すなわち、暖房往路24から分岐した暖房往分岐路241が熱媒供給切換部としての閉止機能付き流量調整弁である水比例弁311を介して液・液熱交換器31の入口に接続され、この液・液熱交換器31の出口に接続された暖房戻分岐路251が暖房戻路25に対し合流されている。これにより、暖房往分岐路241から液・液熱交換器31に供給された高温水が放熱後(熱交換加熱後)に低温となり、低温となった熱媒である低温水が暖房戻分岐路251を通して温水循環系21に戻されるようになっている(図1の矢印参照)。
上記温水循環系21の例を図2に基づいて説明すると、この温水循環系21は膨張タンク211内に貯留された低温水を循環ポンプ212の作動により熱交換器213に送り、燃焼バーナ214の燃焼熱との熱交換により加熱して高温水とした上で、この高温水を熱源要求のある暖房端末(例えば床暖房ユニット等)に供給するようになっている。そして、暖房端末での放熱により低温となった低温水が上記膨張タンク211に戻されて循環されるようになっている。上記の暖房端末の一つとして上記の放熱用熱交換器42があり、この熱交換器42に対し温水循環系21から高温水が上記暖房往路24を通して供給され、熱交換器42から低温水が暖房戻路25を通して膨張タンク211に戻されるようになっている。
又、上記給湯系22からは種々の給湯先(台所カラン261,シャワーカラン262等)への給湯配管が接続されており、その一部として給湯配管61が上記液・液熱交換器31(図1参照)に対し熱交換加熱対象のミスト用水として給湯し得るように接続されている。上記給湯系22では、いずれかの給湯先が開かれて給水配管62から入水路221への入水が最低作動流量以上になったことの検出出力を入水流量センサ222から受けて熱源機コントローラ23により燃焼バーナ223の燃焼が開始され、熱交換器224において入水が燃焼熱により熱交換加熱されて出湯路225へ出湯された後、給湯配管61を含む種々の給湯配管に給湯されるようになっている。なお、図2中、符号226は出湯路225に介装されて出湯温度を検出する出湯温度センサ、符号227は出湯路225から給湯配管への給湯流量を調整する閉止機能付きの流量調整弁である。又、上記の給水配管62及び後述の給水配管63は共に上流端が水道管に接続され、水道水の供給圧又は減圧調整後の供給圧が作用している。
さらに、後述の第1実施形態に特有の設備として、上記給湯系22から浴槽Bへの注湯によるふろ湯張りと、その浴槽B内の湯水の追い焚きとが可能となっている。すなわち、給湯系22には、追い焚き用の熱交換器241と、この熱交換器241に浴槽B内の湯水を循環させて追い焚きさせる往き路242a及び戻り路242bからなる追い焚き循環路242とが配設される一方、この追い焚き循環路242に対し出湯路225からの給湯を湯張り用に注湯する注湯電磁弁243が配設されている。そして、注湯電磁弁243を開制御することにより、浴槽Bへのふろ湯張りが開始されるようになっている。なお、かかる設備は後述の第2実施形態においては必須ではない。
図1に戻り、上記ミストユニット3は浴室空間Rの外部に設置され、液・液熱交換器31と、水比例弁311と、液・液熱交換器31に対する高温水の供給及び加熱対象のミスト用水の切換等を制御するミストユニットコントローラ32とを備えている。上記液・液熱交換器31には、ミスト用水の導入側、すなわち上記の高温水により液・液熱交換加熱される被加熱側入口に対し、上記の給湯配管61が給湯電磁弁611及び給湯流検知手段としての給湯流量センサ612を介して接続される一方、給水配管63も給水電磁弁631を介して接続されている。なお、これら給湯配管61及び給水配管63にはストレーナや、凍結予防ヒータがそれぞれ介装されている。
そして、上記液・液熱交換器31の被加熱側出口にはミスト用水供給配管64の上流端が接続され、このミスト用水供給配管64の下流端は上記室内ユニット4のミスト噴霧ノズル44a等に接続されている。これにより、上記液・液熱交換器31で所定温度まで加熱・昇温された後のミスト用水がミスト噴霧ノズル44a等に供給されるようになっている。上記ミスト用水供給配管64には、加熱後のミスト用水の温度を検出するミスト温度センサ(サーミスタ)641と、開閉切換によりミスト用水の供給の開始・停止を切換えるミスト電磁弁642とが介装されている。又、上記ミスト用水供給配管64から排水用配管65が排水電磁弁651を介して分岐されており、内部の残留水等の所定温度に未到達の湯水を排水し得るようになっている。
上記の給湯電磁弁611及び給水電磁弁631がその開閉切換により液・液熱交換器31に供給するミスト用水として給湯か給水かの供給切換えを行うミスト用水切換手段を構成し、これらの電磁弁611,631による供給切換と、水比例弁311による高温水を供給するか否かの切換と、ミスト電磁弁642によるミスト用水を供給するか否かの切換となどがミストユニットコントローラ(室外機コントローラ)32により制御されるようになっている。
上記室内ユニット4は浴室空間Rの天井にはめ込まれる天井設置タイプと、浴室空間Rの側壁に取り付けられる壁掛け設置タイプとがある。本実施形態では壁掛け設置タイプとして説明する。その例として図3にも示すように、室内ユニット4は、ケーシング41内に温風生成用の熱交換器42及び送風機(循環ファン)43が配設されると共に、ミスト放出手段としての2以上(図例では4つ)のミストノズル44a,44a,44b,44bと、開閉切換によりミストを噴霧させるノズル数を変更するための切換電磁弁45と、以上の機器の作動制御を行う室内ユニットコントローラ(室内機コントローラ)46とが配設されている。なお、図3では上記の切換電磁弁45及び室内ユニットコントローラ46の図示を共に省略している。上記の温風生成用の熱交換器42及び送風機(循環ファン)43により温風吹出手段が構成されている。
上記送風機43が上記室内ユニットコントローラ46により送風作動されると、ケーシング41の上部の吸い込み口411から浴室空間Rの内気を熱交換器42に対し外側から内側に通過させて吸い込む一方、続いて熱交換器42に対し内側から外側に通過させた上で温風吹き出し口412から浴室空間Rに向けて吹き出させることになる。上記の熱交換器42の通過の際に、熱交換器42に対し熱動弁421(図1参照)を介して循環供給されている高温水の放熱を受けて所定温度まで加熱・昇温されて温風に変換され、この温風が浴室空間Rに対し吹き出されるようになっている。温風吹き出し口412には、ルーバーモータ47により首振り傾動されるルーバー471が設置され、このルーバー471の傾動角度の変更設定により温風の吹き出し方向が変更されるようになっている。このような温風吹き出し機能によって浴室乾燥機が構成されることになる。以上の送風機43の作動、熱動弁421の開作動による高温水の循環供給、及び、ルーバーモータ47の作動によるルーバー471の傾動角度設定等の温風吹き出しのための作動制御、並びに、これらの作動制御を吸気温度の検出により室内温度を検出する室内温度センサ48の検出温度や湿度センサ49の検出湿度等に基づいて行う温度及び湿度の管理制御等が室内ユニットコントローラ46によって実行されるようになっている。
上記ケーシング41の下部位置に水平方向に互いに離間して配設された4つの内、中央の2つのミストノズル44a,44aは正面の斜め下方に向けてミストが噴霧(放出)されるように位置付けられ、左右両側の2つのミストノズル44b,44bは左右両側方に向けてミストが噴霧されるように位置付けられている。つまり、室内ユニット4の正面にユーザが位置すると、その頭部から上半身にかけて上記中央のミストノズル44a,44aから噴霧されたミストが吹き付けられる一方、両側のミストノズル44b,44bはユーザの体には直接には当たらないようになっている。これにより、後述のミスト噴霧量(ミスト放出量)の切換えと相まってユーザが良好なサウナ感を得られるようにしている。
又、切換電磁弁45は、閉状態にするとミスト用水供給配管64からのミスト用水が中央の2つのミストノズル44a,44aだけに供給される一方、開状態にすると上記ミスト用水が4つ全てのミストノズル44a,44a,44b,44bに供給されるようになっている。上記の各ミストノズル44a,44bは、供給されたミスト用水を給水源圧力に基づいて噴き出させることにより浴室空間Rに対しミストを噴霧するように構成されている。従って、ミスト用水の供給されるミストノズルの数が多いほど、浴室空間Rに対するミスト噴霧量は多くなる。以上より、上記切換電磁弁45の開閉切換により浴室空間Rに対するミスト噴霧量を大小切換えすることができるようになっており、この切換電磁弁45の開閉切換がミストユニットコントローラ32からの制御信号を受けて室内ユニットコントローラ46によって制御されるようになっている。
上記換気装置5は、換気ファン51の作動により浴室空間R内の内気を外部に排出させるようになっている。
次に、各種コントローラによる制御について説明する。図4にも示すように、ミストユニットコントローラ32と熱源機コントローラ23とは有線又は無線により双方向通信が可能に接続され、又、ミストユニットコントローラ32と室内ユニットコントローラ46とも有線又は無線により双方向通信が可能に接続されている。そして、上記ミストユニットコントローラ32は例えばワイヤレス式のリモコン7からの入力指令や、ミスト温度センサ641,給湯流量センサ612もしくは室内温度センサ48等からの検出情報に基づいて熱源機コントローラ23や室内ユニットコントローラ46に対し制御信号を送出するなどして、3つのコントローラ23,32,46が協働して浴室空間Rに対するミスト噴霧を制御するようになっている。従って、コントローラ23,32,46によってミスト制御手段8が構成されることになる。なお、上記のミストユニットコントローラ32と熱源機コントローラ23との間の通信は、少なくとも熱源機コントローラ23の後述の情報送信部23aからミストユニットコントローラ32への一方向の情報通信が可能であればよい。
上記のリモコン7は、現在状況に関する情報を含む各種情報をユーザに報知するための表示部もしくは音声出力部や、各種スイッチを備えている。各種スイッチとしては、ミスト噴霧運転、浴室乾燥運転又は換気運転等をON・OFFする運転スイッチの他に、例えば浴室空間Rをサウナ化するための自動運転スイッチ、ユーザの望むだけミスト噴霧運転を継続させたりミスト噴霧量を変更させたりし得るマニュアル運転スイッチや、浴室空間R内の室内温度を何度にする、又は、室内温度として既に設定されている値を変更する、もしくは、現在温度よりも上げたいか下げたいかなどの室内温度の設定や変更に関する設定スイッチを備えている。
上記のミストユニットコントローラ32には設定室内温度としてサウナ感が得られるか否かの境界温度(例えば40℃〜45℃)が予め設定され、上記の自動運転スイッチによる自動運転がユーザにより選択された場合には、上記の設定室内温度と現在の検出室内温度との比較に基づいて、ミスト用水の供給流量を大流量にして大噴霧量のミスト噴霧を実行させるか、小流量にして小噴霧量のミスト噴霧を実行させるかの切換制御を上記のミスト制御手段8により行い、快適なサウナ感を早期に得られるようにしている。
上記の室内温度に基づく自動運転について基本の制御を説明すると、まずミスト運転についての運転スイッチがONされた場合、浴室空間Rの室内温度(室内温度センサ48による検出室内温度)は設定室内温度よりもまだ低いままであるため、熱源機2からの給湯を再加熱した上でミスト用水として室内ユニット4に供給して大噴霧量でのミスト噴霧を実行させる。すなわち、水比例弁311を開いて液・液熱交換器31に高温水を加熱用熱源として循環供給させる一方、給水電磁弁631を閉じ給湯電磁弁611を開けて給湯系22からの給湯をミスト用水として上記液・液熱交換器31に供給する。なお、この際、熱源機2の温水循環系21では図外の暖房端末等のために高温水が循環供給可能の状態になっており、上記の水比例弁311を開けば高温水が液・液熱交換器31に循環供給されるようになっている。又、熱源機2の給湯系(給湯用の燃焼缶体)22において最低作動流量が流れることにより燃焼が開始され所定温度の給湯になるまで、すなわち、立ち上がり時は排水用配管65から排水される。
そして、上記給湯は液・液熱交換器31において熱源としての高温水により再加熱された後、ミスト用水としてミスト用水供給配管64を通して室内ユニット4に供給する。このとき切換電磁弁45を開状態に変換し、ミスト用水配管64からのミスト用水を4つ全てのミストノズル44a,44a,44b,44bから噴霧させる。この4つ全てのミストノズル44a,44a,44b,44bからの大量のミスト噴霧により浴室空間Rは早期に温度・湿度共に上昇する。ここで、以上のようなミスト用水として給湯を受けて再加熱した上でミスト噴霧するというミスト噴霧運転のことを、給湯再加熱によるミスト噴霧、すなわち給湯ミスト運転と呼ぶことにする。
そして、室内温度センサ48による検出室内温度が設定室内温度を超えれば、浴室空間Rのサウナ化が所定レベルまで到達した、つまりサウナ感が得られる室内環境まで到達したと判断して、次に、この室内環境を維持し得る程度の小噴霧量のミスト噴霧に切換・変更する。この切換・変更は上記の給湯再加熱によるミスト噴霧(給湯ミスト運転)から、ミスト用水として給水を受けて加熱した上でミスト噴霧するという給水加熱によるミスト噴霧、すなわち給水ミスト運転に変更する。具体的には、給水電磁弁631の開切換作動、給湯電磁弁611の閉切換作動、及び、切換電磁弁45の閉切換作動を実行させ、液・液熱交換器31に供給するミスト用水を給湯から給水に切換えると共に、ミスト噴霧するミストノズルの数を4つ全てから中央側の2つのミストノズル44a,44aに切換えてミスト噴霧量を小噴霧量に低減させる。これにより、浴室空間Rを上記のサウナ感が得られる室内環境に維持させることができる一方、室内ユニット4の前にユーザが立てば上記中央側の2つのミストノズル44a,44aから緩やかなミスト噴霧を頭部や上半身に受けることができる。この際、ミスト噴霧が小噴霧量に絞られて液・液熱交換器31に供給される給水流量も小流量に絞られるため、暖房往路24からの高温水との液・液熱交換により早期に熱交換加熱されて所定温度のミスト用水として室内ユニット4に供給されることになる。
なお、上記の自動運転制御によるミスト噴霧運転において、ユーザがもう少し熱い方がよいと感じれば、リモコン7により設定室内温度としてもう少し高い温度を設定変更すればよく、逆にもう少しぬるい方がよいと感じれば、同様にして設定室内温度としてもう少し低い温度を設定変更することができる。
以上の構成を前提として熱源機2側の特に給湯系22における特有な制御内容等に起因して、快適なミスト噴霧の活用を図ることができない事態が発生することを回避してふろ湯張りと共に快適なミスト噴霧を享受し得るようにしたり、適正なミスト噴霧が継続し得ない事態が発生することを回避してミスト噴霧が中断されることなくユーザが望むだけ連続して継続させ得るようにしたりするための制御内容について、以下の各実施形態に示す。
<第1実施形態>
第1実施形態は、熱源機2の熱源機コントローラ23が図示省略の熱源機用リモコンのふろ湯張りスイッチのON操作に基づくふろ湯張り指令を受けて注湯電磁弁243を開くことにより浴槽Bへのふろ湯張りを実行するふろ湯張り制御を備え、かつ、このふろ湯張り以外の給湯使用があるときには上記のふろ湯張りの実行よりもその給湯使用を優先させる給湯優先制御を備えている場合において、これに起因する不都合を回避するためにミスト制御手段8で実行される対策制御である。
上記の給湯優先制御により熱源機2側では、ふろ湯張りの実行中に給湯ミスト運転の開始、つまり給湯路61を通しての給湯が開始されると、この給湯を優先させて給湯が終了するまでふろ湯張りを中断させる一方、給湯ミスト運転が行われている間にふろ湯張り指令が出力されたとしてもその給湯ミスト運転のための給湯を優先させてふろ湯張りの実行を待機させる、という制御が行われることになる。これらに対処するために、本実施形態では、ふろ湯張り指令が出力されているというふろ湯張り情報を熱源機コントローラ23の情報送信手段としての情報送信部23aからミストユニットコントローラ32に送信させ、ミストユニットコントローラ32においてはふろ湯張り情報を受信しているか否かによって給水ミスト運転か給湯ミスト運転かに切換制御するようにしたものである。
例えば図5に示すように、ミストユニットコントローラ32では、給湯ミスト運転を開始するにあたり、まず、情報送信部23aからのふろ湯張り情報の受信があるか否かを判定し(ステップSA1)、受信がなければ熱源機2からの給湯を受けて給湯ミスト運転を開始する(ステップSA1でNO)。その際、給水電磁弁(同図には「給水弁」と表示)631が現在開いていれば閉じた上で給湯電磁弁(同図には「給湯弁」と表示)611を開け(ステップSA2でYES,ステップSA3,SA4)、給水電磁弁631が閉じていれば直ぐに給湯電磁弁611を開ける(ステップSA2でNO,ステップSA4)。そして、ステップSA1に戻りふろ湯張り情報の受信があるか否かを監視する。
逆に、上記のステップSA1でふろ湯張り情報の受信があれば、給水路63からの給水を受けて給水ミスト運転を行う(ステップSA1でYES)。その際、給湯電磁弁611が現在開いていれば閉じた上で給水電磁弁631を開け(ステップSA5でYES,ステップSA6,SA7)、給湯電磁弁611が閉じていれば直ぐに給水電磁弁631を開ける(ステップSA5でNO,ステップSA7)。そして、ステップSA1に戻る。
一方、熱源機コントローラ23では、図6に示すように、ふろ湯張り指令が出力されると、ふろ湯張り指令が出力されている旨のふろ湯張り情報を情報送信部23aからミストユニットコントローラ32に送信し(ステップSB1)、給湯使用が現在行われていないことを確認した上でふろ湯張りを実行する、すなわち、注湯電磁弁243を開いて給湯系22から浴槽Bに注湯する(ステップSB2でYES,ステップSB3)。給湯使用が現在行われているときには、それが終了するまで上記のふろ湯張りの実行を待機させる(ステップSB2でNO,ステップSB4)。
以上の第1実施形態によれば、給湯ミスト運転中にふろ湯張り指令が出力されても、給湯ミスト運転に代えて給水ミスト運転に切換えられるため、ミスト噴霧のためにふろ湯張りの実行を待機させることなく直ぐに実行可能となると同時に、ミスト噴霧も中断させることなく継続させることができることになる。その一方、ふろ湯張りの実行中にミスト運転の開始指令が出力されても、そのミスト運転が給湯ミスト運転ではなくて給水ミスト運転により行われるため、ふろ湯張りの実行を中断させることなく継続させることができると同時に、ミスト噴霧も直ぐに得ることができることになる。これにより、熱源機2側の制御事情に起因してミスト噴霧による快適性の享受が阻害されることなく、ふろ湯張り機能と、ミスト噴霧機能とを両立させて、ユーザに快適性を享受させることができるようになる。
なお、上記の給湯ミスト運転から給水ミスト運転への切換の際には、その切換に併せて、リモコン7を用いてユーザに対する案内報知を行うようにしてもよい。すなわち、リモコン7の表示部への表示又は音声出力部への音声出力によって、ミスト用水の自動切換えを実行した旨、故障ではない旨、及び/又は、しばらくすれば復帰する旨等をユーザに対し案内報知する。なお、かかるユーザに対する案内報知制御を実行する点は以下の第2実施形態においても同様である。
<第2実施形態>
第2実施形態は、熱源機2の熱源機コントローラ23が給湯系22におけるフェイルセーフを図るための安全制御手段を備えている場合において、不都合を回避するためにミスト制御手段8で実行される対策制御である。
上記熱源機コントローラ23が備える上記安全制御手段は、燃焼バーナ223の燃焼開始に伴う給湯先への給湯開始から給湯状態が連続する限り内蔵のタイマ(図示省略)のカウントを続行し、そのタイマカウント(給湯状態の連続)が設定経過時間(例えば60分間)を超えるときには、ユーザが意図しない事情に基づく給湯の連続であると判断して、燃焼バーナ223の燃焼を強制停止し出湯路225の流量調整弁227を全閉に切換えて給湯を強制停止するようになっている。上記の意図しない事情とは、例えば台所カラン261等の閉め忘れや、機器故障等の発生が挙げられる。なお、かかる安全制御は給湯系22を対象とするものであり、温水循環系21は対象とされることはない。
これの対策、すなわち、給湯ミスト運転(給湯再加熱によるミスト噴霧)を上記設定経過時間以上に連続させると、給湯が強制停止されてしまいミスト噴霧が停止されてしまうことを回避するために、ミスト制御手段8、中でも特にミストユニットコントローラ32は次のような制御を備えている。
すなわち、ミストユニットコントローラ32は、リモコン7からの入力操作により、又は、制御上の設定により、給湯ミスト運転が開始される場合には、図7に示すように、給湯電磁弁611を開けて熱源機2からの給湯をミスト用水として受けてミスト噴霧を開始し、熱源機コントローラ23から給湯連続燃焼が時間T以上経過した旨を受信しない限りはその給湯ミスト運転を継続させる(ステップSC1,ステップSC2でNO)。一方、給湯ミスト運転の継続中に、熱源機コントローラ23から給湯連続燃焼が時間T以上経過した旨を受信すれば、給湯ミスト運転から給水ミスト運転に切換える(ステップSC1,ステップSC2でYES)。具体的には、給水電磁弁631を開けた上で(ステップSC3)、給湯電磁弁611を閉じる(ステップSC4)。
一方、熱源機コントローラ23では、上記の給湯ミスト運転のための給湯や、その他の給湯先261等への給湯を行っている間、つまり燃焼が連続して継続している間はタイマのカウント値に基づき給湯のための連続燃焼が時間Tを経過したか否かを監視する(ステップSD1でNO)。そして、連続燃焼状態で時間Tが経過すれば、連続燃焼で時間T以上経過した旨を情報送信部23aからミストユニットコントローラ32に送信する(ステップSD1でYES,ステップSD2)。上記の時間Tとしては、熱源機コントローラ23の安全制御手段により燃焼が強制停止される設定経過時間(例えば60分間)よりも事前切換が可能な程度の余裕時間を確保できる程度で短い時間値(例えば55分間)を設定すればよい。
以上の第2実施形態によれば、給湯ミスト運転が上記の安全制御上の設定経過時間以上に継続する場合や、他の給湯先での給湯使用により連続燃焼状態が上記の設定経過時間以上に亘る場合に陥ったとしても、その経過時間に関する情報を通信により事前に取得して給湯ミスト運転から給水ミスト運転に切換えるようにしているため、ミスト噴霧を中断させたり、ユーザに余分な操作をさせたりすることなく、ミスト噴霧を継続して行わせることができるようになる。これにより、熱源機2側の安全制御に起因してミスト噴霧が中断される事態を回避して、長時間に亘るとしてもミスト噴霧を継続して得ることができるようになる。
そして、上記の如く給湯ミスト運転から給水ミスト運転に切換えた後、全ての給湯使用が停止されて熱源機コントローラ23の上記のタイマカウントのキャンセル・リセット、そして安全制御のリセットが行われて燃焼再開が可能になれば、そのリセット情報の送信を受けて給水ミスト運転から給湯ミスト運転に再び切換えるようにすればよい。
なお、熱源機コントローラ23からの時間情報の送信(伝達)としては、例えば図8(b)に示すように連続燃焼が所定の単位時間Td(例えば15分)経過する毎にその経過したことの情報を送信するようにしてもよい。すなわち、給湯継続中には、連続燃焼時間が上記の単位時間Td経過する毎に(ステップSE1でYES)、連続燃焼状態で単位時間Tdが経過した旨をミストユニットコントローラ32に送信し(ステップSE2)、これを繰り返す。そして、ミストユニットコントローラ32では送信されてくる単位時間Tdを積算し、上記の時間T又は設定経過時間に到達すれば、給湯ミスト運転を給水ミスト運転に切換えるようにする。あるいは、熱源機コントローラ23から給湯開始時点に関する情報の送信を受けて、ミストユニットコントローラ32側に設置したタイマにて連続燃焼時間の経過を監視するようにしてもよい。ミストユニットコントローラ32が独自のタイマを備えるようにすれば、汎用品である熱源機2に対しミストユニット3等を事情に応じて組み合わせたりすることが容易に可能となる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記の第1,第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記各実施形態において、浴室乾燥機とは切り離してミスト発生装置として単独で使用してもよく、又、対象の室内空間としては浴室空間Rに限らずサウナのみを目的とした室内空間等のいずれの室内空間でもよい。
上記第2実施形態での安全制御の内容として、燃焼バーナ223の燃焼を強制停止し出湯路225の流量調整弁227を全閉に切換えて給湯を強制停止するようにしても、流量調整弁227の全閉切換えを行わずに燃焼バーナ223の燃焼を強制停止するだけにしても、いずれでもよい。
又、上記各実施形態では給湯電磁弁611と給水電磁弁631との組み合わせによりミスト用水切換手段を構成しているが、これに限らず、例えば給湯配管と給水配管との合流部に配設した三方切換弁等によりミスト用水切換手段を構成してもよい。
さらに、上記各実施形態では室外機としてのミストユニット3と、室内機としての室内ユニット4とを互いに独立させて設置するように構成された場合について説明しているが、これに限らず、ミストユニット(室外機)3の部分を浴室の天井裏に設置するようにして、ミストユニット(室外機)3と室内ユニット(室内機)4とを互いに一体化した一体型に構成してもよい。
本発明の実施形態を示す模式図である。 熱源機を示す拡大模式図である。 室内ユニットの断面説明図である。 制御ブロック図である。 第1実施形態の制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の熱源機側の制御を示すフローチャートである。 第2実施形態の制御を示すフローチャートである。 図8(a)は第2実施形態の熱源機側の制御を示すフローチャートであり、図8(b)も熱源機側の制御であるが図8(a)とは異なる制御を示すフローチャートである。
符号の説明
2 熱源機
3 ミストユニット(ミスト発生装置)
4 室内ユニット(浴室乾燥機)
23 熱源機コントローラ(安全制御手段)
23a 情報送信部(情報送信手段)
31 液・液熱交換器
2 ミストユニットコントローラ(供給切換制御手段)
61 給湯配管
63 給水配管
611 給湯電磁弁(ミスト用水切換手段)
631 給水電磁弁(ミスト用水切換手段)

Claims (6)

  1. ミスト用水を加熱してミスト噴霧させるミスト発生装置と、給湯機能を有し給湯配管を介して上記ミスト発生装置に対し給湯可能に接続された熱源機とを備えたミスト発生システムであって、
    上記ミスト発生装置に対し給水配管からの給水及び上記給湯配管からの給湯のいずれか一方をミスト用水として選択的に切換供給するミスト用水切換手段と、
    このミスト用水切換手段により切換供給される上記ミスト用水を熱交換加熱する液・液熱交換器と、
    上記熱源機に設けられて熱源機側の給湯運転状態に関する情報を上記ミスト発生装置に対し送信する情報送信手段と、
    この情報送信手段から送信される上記給湯運転状態に関する情報に基づき、上記ミスト用水切換手段によるミスト用水の供給切換により、上記給湯配管からの給湯を受けて上記液・液熱交換器で再加熱した上でミスト噴霧させる給湯ミスト運転又は上記給水配管からの給水を受けて上記液・液熱交換器で加熱した上でミスト噴霧させる給水ミスト運転に切換制御する供給切換制御手段と
    を備えていることを特徴とするミスト発生システム。
  2. 請求項1に記載のミスト発生システムであって、
    上記熱源機は浴槽に対する湯張り機能を備え、かつ、その熱源機の作動を制御する熱源機コントローラが湯張り指令に基づく湯張りと、湯張り以外の給湯との同時運転を規制して、湯張りの実行よりもその湯張り以外の給湯を優先させる制御を実行するように構成され、
    上記情報送信手段から送信する給湯運転状態に関する情報が、上記湯張り指令が出力されている旨の情報である、ミスト発生システム。
  3. 請求項2に記載のミスト発生システムであって、
    上記供給切換制御手段は、上記情報送信手段から湯張り指令が出力されている旨の情報を受信したとき、上記給湯ミスト運転から給水ミスト運転へ切換えるように上記ミスト用水切換手段による供給切換を切換制御するように構成されている、ミスト発生システム。
  4. 請求項1に記載のミスト発生システムであって、
    上記熱源機の作動を制御する熱源機コントローラは、給湯燃焼状態が設定経過時間に亘り連続することを条件に給湯作動を強制停止させる安全制御手段を備え、
    上記情報送信手段から送信する給湯運転状態に関する情報が、上記安全制御手段による制御指標である給湯燃焼状態の連続時間に関する情報である、ミスト発生システム。
  5. 請求項4に記載のミスト発生システムであって、
    上記供給切換制御手段は、上記情報送信手段から受信する給湯燃焼状態の連続時間に関する情報に基づき、上記給湯ミスト運転から給水ミスト運転へ切換えるように上記ミスト用水切換手段による供給切換を切換制御するように構成されている、ミスト発生システム。
  6. 請求項1に記載のミスト発生システムであって、
    上記ミスト発生装置は浴室空間に対しミストを放出するように浴室乾燥機に備えられたものであり、
    上記情報送信手段からの送信は、熱源機から上記浴室乾燥機に備えられた上記ミスト発生装置に対し行われるように構成されている、ミスト発生システム。
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