JP4670202B2 - 記録媒体収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体収納ケース、特にメモリースティック(Memory Stick)、スマーメディア(Smart Media)、SD(SecureDigital)カードと称されている半導体を記録媒体としたメモリーカードを収納して携帯するのに好適なケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
メモリーカードを収納する記録媒体収納ケースとして、例えば図14〜図17に示すものが知られている。
【0003】
図14、図15に示す記録媒体収納ケース101は、ケース本体部102と、ケース本体部102にヒンジ103を介して設けられた蓋部104と、を備えている。ケース本体部102は、ベースプレート部105と、ベースプレート部105に重ね合わされた樹脂シート106とからなっている。
【0004】
ベースプレート部105と樹脂シート106は、溶着部107で部分的に溶着されていて、溶着されていない部分、即ち、非溶着部108を開口部とする複数のメモリーカード収納部109が形成される。そして、メモリーカード収納部109にメモリーカード100を収納した後に蓋部104を閉じる構成になっている。
【0005】
ケース本体部102を構成する樹脂シート105の表面(蓋部104を閉じたときにも外部に露出する部分)には、収納されているメモリーカード100の種類や容量等を表示した加飾部301が設けられている。
【0006】
図16、図17に示す記録媒体収納ケース201は、ケース本体部202と、ケース本体部202にヒンジ203を介して設けられた蓋部204と、を備えている。ケース本体部202、ヒンジ203、蓋部204は、プラスチックにより一体的に形成されている。
【0007】
ケース本体部202内には、発泡ポリエチレン(PE)製のトレイ205が取り付けられている。そして、トレイ205の凹部206にメモリーカード100を収納したのち蓋部204を閉じる構成になっている。蓋部204は、その表面にメモリーカードの種類や容量を示す文字等を表示した表示部(以下、文字や図形、装飾模様や色彩等を総称して加飾部という)301を備えている。加飾部301は、ケース本体部102、202や蓋部104、204の表面に文字や模様等を印刷する等の方法により形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の記録媒体収納ケース101、201には、次に述べるような問題点があった。
(1)ケース本体部102、202や蓋部104、204の表面の外部に露出する部分に加飾部301を設けていたために、加飾部301が損傷を受け易い。特に、記録媒体収納ケース101、201がメモリーカード100等を収納して携帯する小型の記録媒体収納ケースである場合には、携帯時に加飾部301が他部材に接触して摩耗や剥離を起こし易い。
(2)ケース本体部102、202や蓋部104、204の表面に凹凸が存在する場合には、加飾部301を設けるのが困難になる。
【0009】
本発明は、ケース本体部や蓋部の表面に凹凸が存在する場合でもこれに関係なく加飾部を設けることができ、しかも使用時、特に携帯時においても加飾部の摩耗や剥離を起こすことのない記録媒体収納ケースを提供することを目的になされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、記録媒体を収納する記録媒体収納部と、その記録媒体収納部に付された加飾部と、を備え記録媒体収納部は、記録媒体が出し入れされる開口部を有し且つ記録媒体を収納するインナーケースと、そのインナーケースの開口部及び開口部近傍部分を除いた部分を覆うようにインナーケースを収納するアウターケースと、そのアウターケースに回動可能に取り付けられ且つ開口部近傍部分に係合可能であってその開口部近傍部分に係合することにより開口部を閉じる蓋体と、によって構成され、
記録媒体収納部に、一端部が開口部から突出され且つ挿入された記録媒体を係合保持する弾性を有する係合部を他端側に設けた係合解除レバーと、その係合解除レバーを開口部側に付勢する板バネと、を設け、アウターケースを、透明若しくは半透明のプラスチック素材によって形成すると共に、加飾部を、インナーケースの外面及びアウターケースの内面のいずれか一方又は両方に設けることにより、
加飾部を、インナーケースとアウターケースの間に挟んだ状態にして、アウターケースの外面側から透視する構成にして、加飾部の保護を図ると共に、アウターケースの外面に凹凸が存在する場合でも、これに関係無く加飾部をインナーケースの外面及びアウターケースの内面のいずれか一方又は両方に設けることができるようにした。
【0011】
図1〜図は、第1の実施形態を示す。図1は、記録媒体収納ケースの斜視図、図2は、インナーケースの分解斜視図である。
【0012】
図1に示したように、記録媒体収納ケース1は、記録媒体としてのメモリーカード100を収納する記録媒体収納部2と、記録媒体収納部2の開口部23bを開閉する蓋部3と、記録媒体収納部2に表示された文字及び図形の一方又は両方からなる加飾部4と、を備えている。ここで、加飾部4とは前述したように、文字や図形、装飾のための模様や色彩等を表示した表示部を総称する。
【0013】
記録媒体収納部2は、記録媒体100を収納するインナーケース21と、インナーケース21を収納するアウターケース22と、を備えている。
【0014】
図2に示したように、インナーケース21は、インナーケース本体部23と、インナーケース本体部23のカバープレート取付面23aに取り付けられるカバープレート24と、を備えている。
【0015】
前記インナーケース本体部23は、一枚のメモリーカード100を収納する矩形の皿状に形成されている。インナーケース本体部23は、開口部23bから挿入したメモリーカード100の凹部100aに係合する弾性を有するメモリーカード係合部25を第1の側部23c側に備えていると共に、前記メモリーカード係合部25をメモリーカード100の凹部100aから抜き出してメモリーカード係合部25によるメモリーカード100の係合を解除する係合解除レバー26を備えている。
【0016】
係合解除レバー26は、インナーケース本体部23に設けられたガイド部材27によって、インナーケース本体部23の第1の側部23cの内面に沿ってスライド可能になっている。
【0017】
係合解除レバー26は、板バネ28の第1の端部28aによって矢印A方向に付勢されていて、一端部(以下、被押圧部という)26aがインナーケース本体部23の開口部23b側から突出している。
【0018】
板バネ28は、第2の端部28b側がインナーケース本体部23の底部23d上に突出している。
【0019】
インナーケース本体部23は、カバープレート取付面23aにカバープレート24を超音波溶着するための溶着リブ(エネルギーダイレクター)29…29を備えている。
【0020】
インナーケース本体部23は、第1の側部23cの外面と、第2の側部23eの外面に、インナーケース本体部23を次に説明するアウターケース24内に結合し、或はインナーケース本体部23相互を結合するための結合凹部31と結合凸部32を備えている。
【0021】
結合凹部31と結合凸部32は、基部に向かって徐々に幅が狭くなる所謂アリとアリ溝状に形成されていて、結合凹部31に結合凸部32を係合すると両者は外れにくくなっている。
【0022】
インナーケース本体部23と係合解除レバー26は、アクリルブチレンスチロール(ABS)を射出成形することにより製造されている。インナーケース本体部23と係合解除レバー26は、前述アクリルブチレンスチロールに限定されるものではなく、ポリスチレン(PS,GP−PS)、ハイインパクトポリスチレン(HI−PS)、アクリルスチロール(AS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)といった熱可塑性樹脂を用いてもよい。インナーケース本体部23と係合解除レバー26は、同一材質に限定されるものではなく、適宜に選択して使用される。
【0023】
板バネ28は、厚さ略0.2mmのステンレス製板材を所定の形状に打ち抜いた後に折り曲げることにより形成されている。
【0024】
カバープレート24は、アクリルブチレンスチロール(ABS)製の厚さ略0.4mmの薄板を所定の形状に打ち抜くことにより形成されている。
【0025】
カバープレート24は、前記溶着リブ29…29を使用して、超音波溶着によりインナーケース本体部23のカバープレート取付面23aに取り付けられる。
【0026】
図3に示したように、溶着リブ29…29は、断面三角形状に形成されている。断面三角形状の溶着リブ29…29の底辺幅W1は、カバープレート取付面23aの幅W2の略1/2に形成され、高さW3は、カバープレート取付面23aの幅W2の略1/4に形成されている。
【0027】
溶着リブ29は、超音波ホーンにより圧力と超音波を加えて溶融して、カバープレート24の内面の表層部と相溶、固化されて、図4に示したように、インナーケース本体部23とカバープレート24を一体的に結合する。超音波を利用した溶着は、接着剤等を使用することなく、短時間に体裁よく溶着することができる。インナーケース本体部23とカバープレート24は、同一の材質又は互いに相溶性を有する材質の樹脂材料を使用するのが望ましい。前述のようにして、インナーケース本体部23に取り付けられたカバープレート24の表面には、文字や図形等の加飾部4が付されている。
【0028】
インナーケース21は、前述のような構成であって、メモリーカード100にインナーケース本体部23に挿入すると、図5に示したように、メモリーカード100の底面100bで板バネ28の第2の端部28bが押圧され、弾性変形して付勢力が蓄勢されると共に、メモリーカード100の凹部100aにメモリーカード係合部25に係合してメモリーカード100をロックする。また、係合解除レバー26の被押圧部26aを押圧すると、係合解除レバー26は、図2の矢印B方向にスライドして、係合解除部26bでメモリーカード係合部25を押圧して、該メモリーカード係合部25を前記凹部100aから抜き出してメモリーカード100のロックを解除する。
【0029】
メモリーカード係合部25によるロックを解除されたメモリーカード100は、前記板バネ28の第2の端部28bのバネ力でインナーケース本体部23の開口部23bから排出される。
【0030】
次に、アウターケース24について説明する。アウターケース24は、透明若しくは半透明のプラスチック素材、例えばアクリルブチレンスチロール(ABS)で形成されている。
【0031】
図6に示したように、アウターケース24は、前面部(前面側ハーフ)41、後面部(後面側ハーフ)42と、で構成されている。
【0032】
前面部41と後面部42は、第1の側部41a,42aの内面に、前記インナーケース本体部23の第1の側部23cの外面に設けた結合凹部31と係合する結合凸部44を備えていると共に、第2の側部41b,42bの内面に、前記インナーケース本体部23の第2の側面23dの外面に設けた結合凸部32に係合する結合凹部45を備えている。
【0033】
結合凸部44と結合凹部45は、前記結合凹部31、結合凸部32と同様に所謂アリとアリ溝状に形成されている。また、前面部41の第1の側部41aの外面側及び後面部42の第1の側面42aの外面側には、蓋部3を開閉回動可能に取り付けるための蓋取付部46が設けられている。蓋取付部46は、コイルばね47と、コイルばね47により付勢された蓋操作部48を備えている。
【0034】
蓋操作部48は、その上面に第1の傾斜面49aと第2の傾斜面49bからなる略V字状のクリック操作面49を備えている。また、前面部41と後面部42は、蓋取付部46の対向部に軸受孔50を備えている。
【0035】
蓋部3は、軸受用のアーム部51を備えている。蓋部3は、軸受用のアーム部51を、前面部41と後面部42の蓋取付部46間に挿入し、これら蓋取付部46の対向部に設けた軸受孔50と、軸受用のアーム部51に設けた軸受孔52の位置を合わせて、これら軸受孔50、52に挿入した軸53によって、回動可能に前面部41と後面部42の蓋取付部46間に取り付けられている。
【0036】
そして、蓋部3を閉じた状態においては、前記軸受用のアーム部51の下面側の第1の端部51aと第2の端部51bが前記蓋操作部48の第1の傾斜面49aと第2の傾斜面49bで押圧されて、蓋部3は、閉蓋状態に維持される。また、閉蓋状態から蓋部3を前記軸53を中心にして略90°回転させると、前記蓋部3は、軸受用のアーム部51の下面の第1の端部51bを、前記蓋操作部48の第1の傾斜面49aで押圧されて開蓋状態に維持される。
【0037】
インナーケース本体部23は、第1の側部23c,23dの外面に設けた結合凹部31と結合凸部32を、アウターケース24の前面部41及び後面部42の第1の側部41aの内面及び第2の側部41bの内面にそれぞれ設けた結合凸部44と結合凹部45に係合されて、アウターケース22内に組み付けられた状態になる。
【0038】
前面部41と後面部42の接合面には、前記インナーケース本体部23のカバープレート取付面23aに設けた溶着リブ29…29と同様の溶着リブ54…54が設けられている。そして、前面部41と後面部42の接合面を重ね合わせて、超音波ホーンにより圧力と超音波を加えると、溶着リブ54…54は、溶融して前面部41と後面部42とが一体的に結合されてアウターケース24が構成される。前面部41と後面部42は、同一の材質の樹脂材料又は互いに相溶性を有する材質の樹脂材料を使用するのが望ましい。
【0039】
次に、加飾部4について説明する。加飾部4は、カバープレート24の表面に蓄光性(残光性)を有する素材を充填したインキにより印刷されている。
【0040】
上記インキは、例えば、アクリル樹脂系透明インキ:27重量部に対して、蓄光性素材(光を吸収し、光を取り除いた後にも光が残る素材)として無機質系素材である略13〜15μm径のアルミン酸ストロンチウム酸化物:65重量部と、表面調整材として略60μm径のアクリル樹脂製の球状フィラー:8重量部を混錬して得られる。そして、前記インキをシルク印刷法にて略20μmの厚みで印刷を行うことにより加飾部4が形成されていて、該加飾部4は、暗い所で光るようになっている。
【0041】
前記加飾部4の残光量や残光時間は、樹脂インキに対する蓄光性素材の充填量や、インキの印刷厚みに依存し、蓄光性素材の充填量を増やせば増やすほど、また、インキの印刷厚みを大きくすれば大きくするほど、残光量や残光時間は増大するが、反面、樹脂インキに対する蓄光性素材の充填量を増やしたり、蓄光性素材を充填したインキの印刷厚みを厚くすると、カバープレート24に対する密着強度が低下するとう問題が生じる。
【0042】
そこで、前記インキのカバープレート24の表面に対する密着性について検査してみた。ここで、前記インキの密着性の検査は、クロスカット法により印刷面にカッターナイフで1mm間隔の直線状の11本の傷を付け、更に、この傷に直交するように印刷面にカッターナイフで1mm間隔の直線状の11本の傷を付けることにより形成した1OO個の升目上に粘着テープを貼り、この粘着テープを剥がした後、印刷面に残留した升目の数を比較することにより行った。その結果、53/100(53%)の残留に止どまった。
【0043】
前記蓄光性素材を充填したインキに対して、通常の着色インキ、例えばアクリル樹脂系透明インキ:95重量部に、白色顔料として酸化チタン:5重量部を混入して得られた白色インキを、略12μmの厚みに印刷したものを、比較例として前記と同様の試験を行った結果、残留した升目の数は100/100(100%)であった。このように、前記蓄光性素材を充填したインキによる加飾部4は、剥離しやすいために、メモリーカードを収納して携帯するのに使用する記録媒体収納ケースの加飾部には不向きであるとされていたが、本発明においては、前記蓄光性素材を充填したインキによる加飾部4は、アウターケース22によりカバーされることにより、剥離しやすいという問題点は解決され、携帯に使用する記録媒体収納ケースにも十分に使用可能なものになる。
【0044】
前記加飾部4に用いられるインキは、蓄光性素材としてアルミン酸ストロンチウム酸化物を充填したインキの他に、金属感を得るためにアルミニューム、真鍮、銅等の金属微粉末を充填したインキ、或は光沢感を得るためにガラスフレークやマイカなどの表面に酸化チタン等の金属顔料をコーティングした板状微粉末を充填したインキであってもよい。前記インキによって印刷された加飾部4は、アウターケース22によりカバーされて、目的とする金属感、光沢感を長期的に維持することができる。
【0045】
カバープレート24への加飾部4の印刷は、図7に示したように、カバー原反61からカバープレート24を打ち抜く前のカバー原反61の段階で、カバー原反61の表面にパット印刷、シルク印刷、ホットスタンプ転写等の手段で加飾部4を形成した後、前記カバー原反61を所定の形状に打ち抜いてカバープレート24を形成してもよい。カバー原反61の表面にアルミニューム蒸着等を施して所謂メタリック調の外観を得てもよい。なお、カバー原反61からカバープレート24を打ち抜いてから、カバープレート24の表面にパット印刷、シルク印刷、ホットスタンプ転写等の手段で加飾部4を形成してもよい。
【0046】
図8は、第1の変形例を示す。この変形例において、加飾部4は、シール(プリントシート)71に施されている。そして、前記シール71は、カバープレート24の表面に貼り付けられている。この場合にも、前記シール71の表面の加飾部4は、アウターケース22によりカバーされて保護される。
【0047】
図9は、第2の変形例を示す。この変形例において、加飾部4は、アウターケース22を構成する前面部41及び後面部42の一方又は両方の内面に設けられている。前記アウターケース22の前面部41及び後面部42の一方又は両方の内面に設けられた加飾部4は、内側をインナーケース21によりカバーされ、外側をアウターケース22でカバーされて保護される。
【0048】
図10は、第3の変形例を示す。この変形例において、アウターケース22は、その外面に凹凸部81や段差部82を設けることにより、滑り止め効果や装飾性(意匠性)の向上を図った場合を示す。この場合も、前記アウターケース22の外面の凹凸部81や段差部82の存在に関係なく、インナーケース21の外面側又はアウターケース22の内面側に所望の加飾部4を容易に設けることが可能になる。
【0049】
図11、図12は、第4の変形例を示す。この変形例において、図2に示す基本例のインナーケース本体部23を、前記結合凹部31と結合凸部32を利用して3個連結すると共に、これら連結した3個のインナーケース本体部23…23に跨がるように3個分の大きさのカバープレート24を取り付けて、インナーケース21を構成した場合を示す。当然のことながらアウターケース22もインナーケース21に見合う大きさに形成されている。また、蓋部3は、軸53によって回動開閉可能にアウターケース22に取り付けられている。そして、前記インナーケース21を構成する3個のインナーケース本体部23…23の開口部23aを同時に開閉するようになっている。他の構成は基本例の場合と略同じであるので同一構成部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0050】
図13は、第5の変形例を示す。この変形例において、アウターケース22の前面部41及び後面部42の一方又は両方の内面に無数の凹凸で凹凸模様91を形成した場合を示す。前記凹凸模様91は、アウターケース22の内面に、四角錐形状の突起或は三角形状突起を設けることにより構成されている。前記凹凸91は、インナーケース21でカバーされるので、メモリーカード100の出し入れに悪影響を及ぼすことはない。
【0051】
また、アウターケース22の内面には、部分的にアウターケース22の厚み変えることにより、レンズ部92やプリズム部93等の光屈折部94が設けられていて、これらレンズ部92やプリズム部93のレンズ効果やプリズム効果によって、インナーケース21に設けた加飾部4を拡大するなどして見ることができるようになっている。
【0052】
前記凹凸模様91やレンズ部92或はプリズム部93は、インナーケース21でカバーされるので、メモリーカード100の出し入れに悪影響を及ぼすことはない。前記凹凸模様91やレンズ部92或はプリズム部93は、アウターケース22を射出成形するための金型の表面に刻印等の加工を施しておくことにより、アウターケース22を射出成形するのと同時に形成することができる。
【0053】
なお、実施例では、記録媒体収納ケース1としてメモリーカード100を収納するメモリーカード収納ケースを示したが記録媒体収納ケース1に収納される記録媒体は、メモリーカードに限定されるものではなく、スティク状やディスク状の記録媒体であってもよい。
【0054】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明は、文字や図形等からなる加飾部は、インナーケースとアウターケースの間に挟まれた状態になっていて、これらインナーケースとアウターケースによって、被覆保護される。従って、加飾部が剥離しやすい残光性素材を充填したインキにより表示されたものであっても耐久性を持たせることができる。
(2)請求項2の発明は、加飾部を印刷するインキに無機質のフィラー(顔料)を充填したので、無機質のフィラーにより加飾部に光輝感や蓄光性等の機能を持たせることができる。
(3)請求項3の発明は、加飾部をシールに設け、該シールをインナーケースのの外面やアウターケースの内面に貼着する構成にしたので、安価で多様なデザインを記録媒体収納ケースに施すことが可能となり、魅力ある商品の提供が可能となる、
(4)請求項4の発明は、アウターケースの内側に、該ケースの肉厚の差等による光の透過量の差により文字や図形等の加飾部を形成したので、インキによる加飾部と異なる表示効果を持つ魅力ある商品の提供が可能となる。
(5)請求項5の発明は、アウターケースの内側に、プリズムやレンズのような光屈折部を設けたので、レンズ効果によりインナーケースヘ施した加飾部を拡大したり、遠近感を持たせ、或は、プリズムによる入射光の散乱等の効果により表示効果に優れた魅力ある商品の提供が可能となる。
(6)請求項6の発明は、インナーケースを、インナーケース本体部と、該インナーケース本体部の一側部に取り付けるカバープレートとで構成し、該カバープレートに加飾部を設けたので、インナーケース本体部に取り付ける前にカバープレートに加飾部を付すことにより、安価に、かつ多様な加飾部を形成することができる。
(7)請求項7の発明は、収納される記録媒体がメモリーカードであることにより、小型で携帯性に優れた記録媒体収納ケースとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 記録媒体収納ケースの斜視図
【図2】インナーケースの分解斜視図
【図3】溶着リブの断面図。
【図4】カバープレートを取り付けた状態の斜視図。
【図5】インナーケースへメモリーカードを挿入した状態の斜視図。
【図6】記録媒体収納ケースの分解斜視図。
【図7】カバープレートの製造方法を示す説明図。
【図8】第1の変形例を示す斜視図。
【図9】第2の変形例を示す斜視図。
【図10】第3の変形例を示す斜視図。
【図11】第4の変形例を示す斜視図。
【図12】第4の変形例を示す斜視図。
【図13】第5の変形例を示す斜視図。
【図14】従来例の斜視図。
【図15】従来例の斜視図。
【図16】従来例の斜視図。
【図17】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1…記録媒体収納ケース、2…記録媒体収納部、3…蓋部、4…加飾部、21…インナーケース、22…アウターケース、71…シール、94…光屈折部、100…記録媒体(メモリーカード)。

Claims (7)

  1. 記録媒体を収納する記録媒体収納部と、
    前記記録媒体収納部に付された加飾部と、を備え、
    前記記録媒体収納部は、前記記録媒体が出し入れされる開口部を有し且つ当該記録媒体を収納するインナーケースと、前記インナーケースの前記開口部及び開口部近傍部分を除いた部分を覆うようにインナーケースを収納するアウターケースと、前記アウターケースに回動可能に取り付けられ且つ前記開口部近傍部分に係合可能であって当該開口部近傍部分に係合することにより前記開口部を閉じる蓋体と、によって構成され、
    前記記録媒体収納部に、一端部が前記開口部から突出され且つ挿入された記録媒体を係合保持する弾性を有する係合部を他端側に設けた係合解除レバーと、前記係合解除レバーを前記開口部側に付勢する板バネと、を設け、
    前記アウターケースは、透明若しくは半透明のプラスチック素材によって形成されていて、
    前記加飾部は、前記インナーケースの外面及び前記アウターケースの内面のいずれか一方又は両方に付されている
    記録媒体収納ケース。
  2. 請求項1において、
    前記加飾部は、前記インナーケースの外面に無機質フィラーを充填したインキによって付されている
    記録媒体収納ケース。
  3. 請求項1において、
    前記加飾部は、前記インナーケースの外面に貼着されたプリントシールに付されている
    記録媒体収納ケース。
  4. 請求項1において、
    前記加飾部は、前記アウターケースに光透過率の異なる部分を設けることにより付されている
    記録媒体収納ケース。
  5. 請求項1において、
    前記アウターケースは、前記加飾部の外側に光屈折部を備えている
    記録媒体収納ケース。
  6. 請求項1において、
    前記インナーケースは、皿状のインナーケース本体部と、前記インナーケース本体部の一側面に接合されるカバープレートとからなっていて、前記カバープレートに前記加飾部が付されている
    記録媒体収納ケース。
  7. 請求項において、
    収納される記録媒体がメモリーカードである
    記録媒体収納ケース。
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