JPH06247486A

JPH06247486A - 記録ディスク収納ケース

Info

Publication number: JPH06247486A
Application number: JP3225193A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Goto; 薫後藤
Original assignee: Mitsubishi Materials Corp
Current assignee: Mitsubishi Materials Corp
Priority date: 1993-02-22
Filing date: 1993-02-22
Publication date: 1994-09-06

Abstract

(57)【要約】【目的】ミニディスク収納ケースにおいて、その細長
い側板部に設けるラベルを見やすくする。【構成】ベース22は、主板部22a の３辺に側板部22b
が立っている。透明なカバー23は、主板部23a の３辺か
ら側板部23b が垂れている。両主板部22a ，23a は、互
いに対向する。カバー23の各側板部23b は、ベース22の
各側板部22bの外側に位置する。カバー23は、ベース22
に対し一側板部22b ，23b と直交する方向にずらせる。
ベース22およびカバー23の側板部22b ，23b 間にラベル
31を挟み込む。カバー23の側板部23b は円筒凸レンズに
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばミニディスクな
どの記録ディスク収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】図５に示すように、記録ディスクの一種
であるミニディスク１は、プラスチックからなる薄い矩
形状のディスケット２内に、円盤状の光学式あるいは光
磁気式記録担体（図示していない）を回転自在に内蔵し
たものである。なお、ミニディスクには、再生専用のも
のと、録音および再生可能なものとがある。そして、デ
ィスケット２の表面には、ラベル貼り部３があり、ここ
に記録内容を記したラベル４を貼れるようになってい
る。

【０００３】そして、ミニディスク１は、その保護のた
めに、プラスチック製の収納ケース11内に収納して保管
する。この収納ケース11は、平行に相対向する一対の主
板部11a ，11b と、これら主板部11a ，11b の対応する
辺を繋ぐ細長い側板部11c ，11d ，11e とを有し、薄い
矩形状になっている。そして、一側面が開口部12となっ
ており、この開口部12を介して、ミニディスク１が挿脱
自在に収納されるものである。主板部11a ，11b には開
口部12に臨ませて、収納したミニディスク１を摘むため
の凹部13が形成されている。また、収納ケース11は、一
方の主板部11aおよび側板部11c ，11d ，11e を形成す
る不透明なベース14と、他方の主板部11b を形成する透
明なカバー15とを結合してなっている。そして、ミニデ
ィスク１は、通常ラベル４をカバー15からなる主板部11
b の方へ向けて収納する。これにより、カバー15を通し
てミニディスク１のラベル４を透視できる。また、図示
していないが、収納ケース11のベース14からなる主板部
11a の表面には、ラベル貼り部があり、ここにも記録内
容を記したラベルを貼れるようになっている。しかし、
ミニディスク１およびその収納ケース11が薄く、小さい
ものであることもあって、従来、収納ケース11の側板部
11c ，11d ，11e の表面には、ラベルを貼ることを考え
ていない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、複数ある収
納ケース11は、通常場所を取らないように、厚さ方向に
重ねて、すなわち、主板部11a ，11b を相互に重ねて保
管することになる。この保管状態にあっては、不透明な
主板部11a のラベルや透明な主板部11b に対向したミニ
ディスク１のラベル４は、もとより見えない。しかも、
従来の収納ケース11では、側板部11c ，11d ，11e にラ
ベルがないため、収納ケース11の中身がわかりにくい。
もちろん、側板部11c ，11d ，11e にラベルを貼ること
はできるが、側板部11c ，11d ，11e は細いものなの
で、ここに貼るラベルに記す文字なども小さくならざる
をえず、ラベルに記した文字などが非常に見にくい。

【０００５】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、ミニディスクなどの記録ディスク収納ケ
ースにおいて、その側板部に設けたラベルを見やすくす
ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、平行に相対向する一対の主板部と、これ
ら主板部の対応する辺を繋ぐ細長い側板部とを有し、記
録ディスクが挿脱自在に収納される記録ディスク収納ケ
ースにおいて、一側板部にラベルを設けるとともに、こ
のラベルを覆って細長い拡大レンズを設けたものであ
る。

【０００７】

【作用】本発明の記録ディスク収納ケースでは、その細
長い一側板部にラベルを設けるが、このラベルは、この
ラベルを覆う細長い拡大レンズによって、拡大して見ら
れる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１から
図３を参照しながら説明する。本実施例の記録ディスク
収納ケース21は、ミニディスク１用のものであり、不透
明なプラスチックからなるベース22と、透明なプラスチ
ックからなるカバー23とを結合してなっている。前記ベ
ース22は、矩形状の主板部22a の３辺から細長い側板部
22b ，22c ，22d が図示上方へほぼ垂直に屈曲した形状
を有している。一方、前記カバー23も、矩形状の主板部
23a の３辺から細長い側板部23b ，23c ，23d が図示下
方へほぼ垂直に屈曲した形状を有している。ベース22お
よびカバー23の主板部22a ，23a は、互いに平行に相対
向するものである。また、カバー23の側板部23b ，23c
，23d は、ベース22の側板部22b ，22c ，22d の外側
に重なって位置するものである。また、ベース22とカバ
ー23との結合状態を保持するために、ベース22の相対向
する一対の側板部22c ，22d に複数の係止孔24がそれぞ
れ形成されているとともに、カバー23の相対向する一対
の側板部23c ，23d の内面に複数の係止凸部25がそれぞ
れ形成されている。これら係止孔24および係止凸部25
は、互いに係脱自在に係合するものであり、この係合に
よりベース22とカバー23との結合状態を保持するもので
ある。このようにしてベース22とカバー23とを結合した
状態で、一対の主板部22a ，23a の３辺が細長い側板部
22b ，22c ，22d ，23b ，23c ，23d により繋がった形
状の収納ケース21が構成される。この収納ケース21は、
一側面が開口部26となっており、この開口部26を介して
ミニディスク１が挿脱自在に収納されるものである。そ
して、一側面が開口部26となっているために、カバー23
は、ベース22に対し、側板部22c ，22d ，23c ，23d に
沿って前記開口部26と反対側の側板部22b ，23b と直交
する方向へずらせる。

【０００９】また、ベース22の側板部22b の外面におい
て、主板部22a 側の端縁部には、凸条27が形成されてい
る。一方、カバー23の側板部23b の先端部内側には、前
記ベース22の凸条27が嵌合する凹条28が形成されてい
る。これとともに、カバー23の側板部23b は、円筒凸レ
ンズからなる拡大レンズとなっている。さらに、ベース
22およびカバー23の主板部22a ，23a には、開口部12に
臨ませて、収納したミニディスク１を摘むための凹部2
9，30が形成されている。

【００１０】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。ミニディスク１は、開口部26を介して収納ケ
ース21に収納し、また、この収納ケース21から取り出
す。また、記録内容を示すラベル31を設けるときには、
まず、ベース22に対し、カバー23を側板部22c ，22d ，
23c ，23d に沿って図示左方へずらす。このとき、ベー
ス22およびカバー23の弾性により、カバー23の係止凸部
25がベース22の係止孔24から外れる。そして、この状態
で、ベース22およびカバー23の対向する側板部22b ，23
b 間に隙間が生じるが、この隙間にラベル31を入れる。
ついで、ベース22に対しカバー23を逆方向にずらして、
ベース22およびカバー23の側板部22b ，23b を互いに突
き合わせる。この状態で、ベース22の凸条27にカバー23
の凹条28が係合するとともに、側板部22b ，23b 間にラ
ベル31が挟み込まれる。凸条27に凹条28が係合している
ことにより、側板部22b ，23b 間からラベル31が抜け出
ることが確実に防止される。また、この状態で、カバー
23の係止凸部25がベース22の係止孔24に係合し、ベース
22とカバー23との結合状態が保たれる。

【００１１】複数ある収納ケース11は、厚さ方向に重ね
て保管すればよいが、このとき、側板部23b が手前に向
くようにするとよい。これにより、透明な側板部23b を
通して、その内側にあるラベル31が見られ、収納ケース
11の中身がすぐにわかる。しかも、側板部23b が円筒凸
レンズとなっているので、ラベル31が拡大して見られ、
ラベル31が細長いものであるにもかかわらず、このラベ
ル31が見やすく、その記載を容易に読み取れる。

【００１２】また、前記実施例の構成によれば、互いに
ずらせるベース22およびカバー23の側板部22b ，23b 間
にラベル31を挟持するので、このラベル31を簡単に設け
られる。これとともに、ミニディスク１をあらたに録音
しなおしたような場合、あるいは、収納ケース21に収納
するミニディスク１自体を変えたような場合にも、ラベ
ル31を容易に交換できる。

【００１３】図４は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。この実施例の記録ディスク収納ケース41は、記録
ディスクの一種であるマイクロフロッピーディスク42が
挿脱自在に収納されるものであり、透明なプラスチック
からなるベース43に、同じく透明なプラスチックからな
るカバー44をヒンジ部45により枢着したものである。ベ
ース43は、主板部43a の一端縁部に、細長い側板部43b
を含めたポケット部46を有している。また、カバー44
は、ベース43の主板部43a に平行に対向する主板部44a
を有しているとともに、図示していないが、これら両主
板部43a ，44a の対応する辺を繋ぐように位置する細長
い側板部を有している。また、ベース43には、その内面
全体に沿ってラベル47が着脱自在に装着されている。こ
のラベル47は、ベース43の側板部43b に対向する背面表
示部47a を有している。この背面表示部47a を外側から
覆うベース43の側板部43b は、円筒凸レンズからなる拡
大レンズになっている。

【００１４】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。まず、本
発明の記録ディスク収納ケースは、前記ミニディスク１
やマイクロフロッピーディスク42をはじめとして、記録
ディスク類の収納ケース一般に利用できる。また、前記
実施例の収納ケースは、ベース22，43およびカバー23，
44を可動に結合したものであったが、全体が一体のもの
などであってもよい。また、ラベルを保持する手段も、
ベースとカバーとなどによる挟持やポケット部への挿入
に限るものではなく、接着剤による貼着など、各種のも
のが可能である。

【００１５】

【発明の効果】本発明によれば、相対向する一対の主板
部の対応する辺を細長い側板部により繋いだ形状を有す
る記録ディスク収納ケースにおいて、一側板部にラベル
を設けるとともに、このラベルを覆って細長い拡大レン
ズを設けたので、ラベルを拡大して見られ、側板部が細
長いものであるにもかかわらず、この側板部のラベルが
見やすくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の記録ディスク収納ケースの一実施例を
示すもので、背面部の断面図である。

【図２】同上一部を切欠いた分解斜視図である。

【図３】同上全体の斜視図である。

【図４】本発明の記録ディスク収納ケースの他の実施例
を示すもので、背面部の断面図である。

【図５】従来の記録ディスク収納ケースの一例を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１ミニディスク（記録ディスク） 21 収納ケース 22a 主板部 22b 側板部 22c 側板部 22d 側板部 23a 主板部 23b 側板部（拡大レンズ） 23c 側板部 23d 側板部 31 ラベル 41 収納ケース 42 マイクロフロッピーディスク（記録ディスク） 43a 主板部 43b 側板部（拡大レンズ） 44a 主板部 47 ラベル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】平行に相対向する一対の主板部と、これ
ら主板部の対応する辺を繋ぐ細長い側板部とを有し、記
録ディスクが挿脱自在に収納される記録ディスク収納ケ
ースにおいて、一側板部にラベルを設けるとともに、こ
のラベルを覆って細長い拡大レンズを設けたことを特徴
とする記録ディスク収納ケース。