JP2876574B2 - ミニディスク収納ケース - Google Patents
ミニディスク収納ケースInfo
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- JP2876574B2 JP2876574B2 JP2391792A JP2391792A JP2876574B2 JP 2876574 B2 JP2876574 B2 JP 2876574B2 JP 2391792 A JP2391792 A JP 2391792A JP 2391792 A JP2391792 A JP 2391792A JP 2876574 B2 JP2876574 B2 JP 2876574B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的なディスク状記
録担体をケーシングに収めてなるミニディスクを収納す
るミニディスク収納ケースに関する。
録担体をケーシングに収めてなるミニディスクを収納す
るミニディスク収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ミニディスク(MD)と称するオ
ーディオ用の情報記憶装置が実用化されようとしてい
る。図11に示すように、このミニディスク1は、光学
的なディスク状記録担体2を矩形状の薄いケーシング3
に収めてなるものであり、マイクロフロッピーディスク
と同様の構造になっている。前記ケーシング3は、上ケ
ーシング部材4と下ケーシング部材5とを結合してなる
もので、凹状のシャッター組込み部6が一側部に形成さ
れており、このシャッター組込み部6に、ディスク状記
録担体2に臨んで開口した窓孔7が形成されているとと
もに、この窓孔7を開閉するシャッター8が摺動自在に
組込まれている。また、前記上ケーシング部材4の表面
には、ラベル面9が形成されている。なお、前述のよう
なミニディスク1の寸法は、縦横それぞれ70mm程度であ
り、比較的小さいものである。
ーディオ用の情報記憶装置が実用化されようとしてい
る。図11に示すように、このミニディスク1は、光学
的なディスク状記録担体2を矩形状の薄いケーシング3
に収めてなるものであり、マイクロフロッピーディスク
と同様の構造になっている。前記ケーシング3は、上ケ
ーシング部材4と下ケーシング部材5とを結合してなる
もので、凹状のシャッター組込み部6が一側部に形成さ
れており、このシャッター組込み部6に、ディスク状記
録担体2に臨んで開口した窓孔7が形成されているとと
もに、この窓孔7を開閉するシャッター8が摺動自在に
組込まれている。また、前記上ケーシング部材4の表面
には、ラベル面9が形成されている。なお、前述のよう
なミニディスク1の寸法は、縦横それぞれ70mm程度であ
り、比較的小さいものである。
【0003】もちろん、前述のようなミニディスク1
は、その保護のために、保管時などに収納ケースに収納
しておくことが望ましい。例えば、他の情報記憶用ディ
スクであるマイクロフロッピーディスクなどにおいて
は、プラスチック製のベースにプラスチック製のカバー
を開閉自在に枢着してなる収納ケースが用いられてい
る。しかしながら、このように別個に成形されるベース
とカバーとからなる収納ケースではコストが高くつき、
特に、寸法の比較的小さいミニディスク1では不利であ
る。また、やはりミニディスク1の寸法が小さいことに
より、ミニディスク収納ケースについては、ミニディス
ク1の収納や取り出しの容易さを特に配慮する必要があ
る。
は、その保護のために、保管時などに収納ケースに収納
しておくことが望ましい。例えば、他の情報記憶用ディ
スクであるマイクロフロッピーディスクなどにおいて
は、プラスチック製のベースにプラスチック製のカバー
を開閉自在に枢着してなる収納ケースが用いられてい
る。しかしながら、このように別個に成形されるベース
とカバーとからなる収納ケースではコストが高くつき、
特に、寸法の比較的小さいミニディスク1では不利であ
る。また、やはりミニディスク1の寸法が小さいことに
より、ミニディスク収納ケースについては、ミニディス
ク1の収納や取り出しの容易さを特に配慮する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ミニデ
ィスク収納ケースについては、そのコストを下げること
や、寸法の小さいミニディスク1の取り出しなどの容易
さを高めることが課題となる。
ィスク収納ケースについては、そのコストを下げること
や、寸法の小さいミニディスク1の取り出しなどの容易
さを高めることが課題となる。
【0005】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、低コストでできるとともに、ミニディスク
の取り出しが容易なミニディスク収納ケースを提供する
ことを目的とする。
するもので、低コストでできるとともに、ミニディスク
の取り出しが容易なミニディスク収納ケースを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ディスク状記録担体を矩形状の薄いケー
シングに収めてなるミニディスクを収納するプラスチッ
クにより一体成形されたミニディスク収納ケースであっ
て、ベースと、このベースに回動開閉自在にかつ一体に
連結されたカバーとを備え、前記ベースにおけるカバー
への対向面に、前記ミニディスクが前記対向面と平行に
着脱自在に収納される収納部を形成してなり、この収納
部は、前記対向面に突出形成されミニディスクの端縁を
囲んで保持するリブを有し、前記ベースは、前記収納部
の周辺部よりも中央部を薄肉に形成したものである。
成するために、ディスク状記録担体を矩形状の薄いケー
シングに収めてなるミニディスクを収納するプラスチッ
クにより一体成形されたミニディスク収納ケースであっ
て、ベースと、このベースに回動開閉自在にかつ一体に
連結されたカバーとを備え、前記ベースにおけるカバー
への対向面に、前記ミニディスクが前記対向面と平行に
着脱自在に収納される収納部を形成してなり、この収納
部は、前記対向面に突出形成されミニディスクの端縁を
囲んで保持するリブを有し、前記ベースは、前記収納部
の周辺部よりも中央部を薄肉に形成したものである。
【0007】
【作用】本発明のミニディスク収納ケースでは、ミニデ
ィスクを収納するとき、ベースとカバーとを開いて、ベ
ースにおけるカバーへの対向面にある収納部にミニディ
スクを収納した後、ベースとカバーとを閉じる。この収
納状態で、ミニディスクは、前記対向面と平行に位置す
るとともに、この対向面に突出形成されたリブがミニデ
ィスクの端縁を囲んで保持し、また、収納部はカバーに
より覆われる。一方、ミニディスクを取り出すときに
は、ベースとカバーとを開いた後、ベースにおける収納
部に臨む薄肉部分をミニディスクの方へ押して弾性変形
させることにより、このミニディスクを収納部のリブ内
から押し出して、収納部から取り出す。
ィスクを収納するとき、ベースとカバーとを開いて、ベ
ースにおけるカバーへの対向面にある収納部にミニディ
スクを収納した後、ベースとカバーとを閉じる。この収
納状態で、ミニディスクは、前記対向面と平行に位置す
るとともに、この対向面に突出形成されたリブがミニデ
ィスクの端縁を囲んで保持し、また、収納部はカバーに
より覆われる。一方、ミニディスクを取り出すときに
は、ベースとカバーとを開いた後、ベースにおける収納
部に臨む薄肉部分をミニディスクの方へ押して弾性変形
させることにより、このミニディスクを収納部のリブ内
から押し出して、収納部から取り出す。
【0008】
【実施例】以下、本発明のミニディスク収納ケースの一
実施例について、図1から図10を参照して説明する。
本ミニディスク収納ケース11は、ある程度の弾性を有す
るプラスチックにより一体成形されたものであり、それ
ぞれカバーを兼ねる左右一対の矩形板状のベース12を背
板部13を介して回動開閉自在にかつ一体に連結してなる
ものである。すなわち、この背板部13は、両ベース12の
一長辺を一体に繋いでおり、また、背板部13の長手方向
両側縁に沿って、それぞれ回動自在の薄肉ヒンジ部14が
形成されている。そして、両ベース12におけるこれらを
閉じた際の対向面には、それぞれ、薄肉ヒンジ部14を除
く端縁に沿って正面視ほぼコ字形状の外周リブ15が突出
形成されているとともに、この外周リブ15の中央部から
薄肉ヒンジ部14の方へ向けて突出した区画リブ16が突出
形成されている。また、前記両対向面には、薄肉ヒンジ
部14側の中央部にベース12の長辺に沿う押えリブ17が突
出形成されているとともに、この押えリブ17の中央部か
ら前記区画リブ16へ向けて突出した区画リブ18が突出形
成されている。さらに、前記両対向面には、外周リブ15
の両端部の内面から突出し前記押えリブ17の延長線上に
位置する押えリブ19がそれぞれ突出形成されている。こ
うして、外周リブ15の半分と区画リブ16,18と押えリブ
17,19との間に、それぞれミニディスク1が着脱自在に
嵌め込まれて収納される収納部20が形成されている。よ
り詳しく説明すると、この収納部20において、リブ15,
16,18,17,19によりミニディスク1の周囲の端縁が囲
んで保持され、このミニディスク1がベース12と平行に
位置するものである。そして、収納部20は、各ベース12
にそれぞれ2つあって、収納ケース11全体では計4つあ
る。また、外周リブ15および押えリブ17の内面におい
て、区画リブ16,18の両側近傍位置には、ミニディスク
1を収納部20内へ押える押え爪部21,22がそれぞれ突出
形成されている。これら押え爪部21,22は、収納部20の
開口側へ向かって尖った三角形状になっている。さら
に、前記外周リブ15における長辺部分には、各収納部20
に対してそれぞれ、ここに収納されたミニディスク1の
端縁から離れる方へ弓状に湾曲した湾曲部23が形成され
ており、この湾曲部23の内側すなわちこの湾曲部23と収
納されたミニディスク1の端縁との間に指入れ部24が形
成されている。また、前記ベース12の背面には、各収納
部20にそれぞれ対応させて、球面状凹部25が形成されて
いる。これにより、前記ベース12は、収納部20の周辺部
から中央部にいくに従い次第に肉厚が薄くなっており、
ベース12における収納部20の中央部を容易に弾性変形さ
せられるようになっている。さらに、前記両ベース12の
対向面には、それぞれ外周リブ15の中央部の外側に位置
して、互いに係脱自在に係合して両ベース12を閉じた状
態に保持するクランプ爪部26,27が突出形成されてい
る。なお、これらクランプ爪部26,27と外周リブ15とは
補強リブ28により一体に繋がっている。
実施例について、図1から図10を参照して説明する。
本ミニディスク収納ケース11は、ある程度の弾性を有す
るプラスチックにより一体成形されたものであり、それ
ぞれカバーを兼ねる左右一対の矩形板状のベース12を背
板部13を介して回動開閉自在にかつ一体に連結してなる
ものである。すなわち、この背板部13は、両ベース12の
一長辺を一体に繋いでおり、また、背板部13の長手方向
両側縁に沿って、それぞれ回動自在の薄肉ヒンジ部14が
形成されている。そして、両ベース12におけるこれらを
閉じた際の対向面には、それぞれ、薄肉ヒンジ部14を除
く端縁に沿って正面視ほぼコ字形状の外周リブ15が突出
形成されているとともに、この外周リブ15の中央部から
薄肉ヒンジ部14の方へ向けて突出した区画リブ16が突出
形成されている。また、前記両対向面には、薄肉ヒンジ
部14側の中央部にベース12の長辺に沿う押えリブ17が突
出形成されているとともに、この押えリブ17の中央部か
ら前記区画リブ16へ向けて突出した区画リブ18が突出形
成されている。さらに、前記両対向面には、外周リブ15
の両端部の内面から突出し前記押えリブ17の延長線上に
位置する押えリブ19がそれぞれ突出形成されている。こ
うして、外周リブ15の半分と区画リブ16,18と押えリブ
17,19との間に、それぞれミニディスク1が着脱自在に
嵌め込まれて収納される収納部20が形成されている。よ
り詳しく説明すると、この収納部20において、リブ15,
16,18,17,19によりミニディスク1の周囲の端縁が囲
んで保持され、このミニディスク1がベース12と平行に
位置するものである。そして、収納部20は、各ベース12
にそれぞれ2つあって、収納ケース11全体では計4つあ
る。また、外周リブ15および押えリブ17の内面におい
て、区画リブ16,18の両側近傍位置には、ミニディスク
1を収納部20内へ押える押え爪部21,22がそれぞれ突出
形成されている。これら押え爪部21,22は、収納部20の
開口側へ向かって尖った三角形状になっている。さら
に、前記外周リブ15における長辺部分には、各収納部20
に対してそれぞれ、ここに収納されたミニディスク1の
端縁から離れる方へ弓状に湾曲した湾曲部23が形成され
ており、この湾曲部23の内側すなわちこの湾曲部23と収
納されたミニディスク1の端縁との間に指入れ部24が形
成されている。また、前記ベース12の背面には、各収納
部20にそれぞれ対応させて、球面状凹部25が形成されて
いる。これにより、前記ベース12は、収納部20の周辺部
から中央部にいくに従い次第に肉厚が薄くなっており、
ベース12における収納部20の中央部を容易に弾性変形さ
せられるようになっている。さらに、前記両ベース12の
対向面には、それぞれ外周リブ15の中央部の外側に位置
して、互いに係脱自在に係合して両ベース12を閉じた状
態に保持するクランプ爪部26,27が突出形成されてい
る。なお、これらクランプ爪部26,27と外周リブ15とは
補強リブ28により一体に繋がっている。
【0009】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。収納ケース11にミニディスク1を収納すると
きには、まず、両ベース12を薄肉ヒンジ部14において回
動させて開く。このとき、図9に示すような両ベース12
が閉じた状態から、図示下側の一方のベース12のクラン
プ爪部26側を薄肉ヒンジ部14の方へ押し込むようにすれ
ば、プラスチックからなる収納ケース11自体の弾性変形
により、両ベース12のクランプ爪部26,27を互いに外す
ことができる。こうして両ベース12を開いた後、全部で
4つある収納部20のうち空いている所望の収納部20にミ
ニディスク1を嵌め込んで収納する。この収納状態で、
ミニディスク1はベース12と平行に位置し、リブ15,1
6,17,18,19がミニディスク1の周囲の端縁を囲んで
保持する。これとともに、外周リブ15および押えリブ17
の押え爪部21,22がミニディスク1の両側縁部に引っ掛
かることにより、収納部20内にミニディスク1が確実に
保持され、このミニディスク1の安易な脱落が防止され
る。なお、収納部20にミニディスク1を嵌め込むとき、
傾斜した形状を有する押え爪部21,22がミニディスク1
により押されるのに伴って、収納ケース11自体が弾性変
形することにより、ミニディスク1が押え爪部21,22を
乗り越える。そして、収納部20にミニディスク1を嵌め
込んだ後に、両ベース12を回動させて閉じる。両ベース
12を閉じ終わるとき、これら両ベース12のクランプ爪部
26,27が互いに弾性変形しつつ係合し、以後は、これら
クランプ爪部26,27相互の係合により、両ベース12が確
実に閉じた状態に保持される。この状態で、両ベース12
のリブ15,16,17,18,19が互いに突き当たって、ベー
ス12の収納部20の開口が他のベース12により塞がれ、ミ
ニディスク1は密閉した収納部20内に位置することにな
る。一方、収納ケース11からミニディスク1を取り出す
ときには、やはりまず両ベース12を開く。そして、図1
に示すように、収納ケース11を一方の手で下から支え、
この一方の手の指F1で、ベース12における収納部20の薄
肉になっている中央部を押し上げて弾性変形させる。こ
れにより、ミニディスク1は弾発的にリブ15,16,17,
18,19間から押し出される。これとともに、他方の手の
指F2を外周リブ15の湾曲部23とミニディスク1の端縁と
の間の指入れ部24に入れて、ここでミニディスク1の端
縁部に指F2を掛ける。そして、ミニディスク1における
指F2を掛けた端縁部側を持ち上げてミニディスク1を回
すようにして収納部20から取り出す。なお、このような
ミニディスク1の取り出し時において、収納ケース11自
体が弾性変形することにより、ミニディスク1から外周
リブ15の押え爪部21が外れ、また、押えリブ17の押え爪
部22の下方からはミニディスク1の端縁部が抜き取られ
る。
説明する。収納ケース11にミニディスク1を収納すると
きには、まず、両ベース12を薄肉ヒンジ部14において回
動させて開く。このとき、図9に示すような両ベース12
が閉じた状態から、図示下側の一方のベース12のクラン
プ爪部26側を薄肉ヒンジ部14の方へ押し込むようにすれ
ば、プラスチックからなる収納ケース11自体の弾性変形
により、両ベース12のクランプ爪部26,27を互いに外す
ことができる。こうして両ベース12を開いた後、全部で
4つある収納部20のうち空いている所望の収納部20にミ
ニディスク1を嵌め込んで収納する。この収納状態で、
ミニディスク1はベース12と平行に位置し、リブ15,1
6,17,18,19がミニディスク1の周囲の端縁を囲んで
保持する。これとともに、外周リブ15および押えリブ17
の押え爪部21,22がミニディスク1の両側縁部に引っ掛
かることにより、収納部20内にミニディスク1が確実に
保持され、このミニディスク1の安易な脱落が防止され
る。なお、収納部20にミニディスク1を嵌め込むとき、
傾斜した形状を有する押え爪部21,22がミニディスク1
により押されるのに伴って、収納ケース11自体が弾性変
形することにより、ミニディスク1が押え爪部21,22を
乗り越える。そして、収納部20にミニディスク1を嵌め
込んだ後に、両ベース12を回動させて閉じる。両ベース
12を閉じ終わるとき、これら両ベース12のクランプ爪部
26,27が互いに弾性変形しつつ係合し、以後は、これら
クランプ爪部26,27相互の係合により、両ベース12が確
実に閉じた状態に保持される。この状態で、両ベース12
のリブ15,16,17,18,19が互いに突き当たって、ベー
ス12の収納部20の開口が他のベース12により塞がれ、ミ
ニディスク1は密閉した収納部20内に位置することにな
る。一方、収納ケース11からミニディスク1を取り出す
ときには、やはりまず両ベース12を開く。そして、図1
に示すように、収納ケース11を一方の手で下から支え、
この一方の手の指F1で、ベース12における収納部20の薄
肉になっている中央部を押し上げて弾性変形させる。こ
れにより、ミニディスク1は弾発的にリブ15,16,17,
18,19間から押し出される。これとともに、他方の手の
指F2を外周リブ15の湾曲部23とミニディスク1の端縁と
の間の指入れ部24に入れて、ここでミニディスク1の端
縁部に指F2を掛ける。そして、ミニディスク1における
指F2を掛けた端縁部側を持ち上げてミニディスク1を回
すようにして収納部20から取り出す。なお、このような
ミニディスク1の取り出し時において、収納ケース11自
体が弾性変形することにより、ミニディスク1から外周
リブ15の押え爪部21が外れ、また、押えリブ17の押え爪
部22の下方からはミニディスク1の端縁部が抜き取られ
る。
【0010】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、ミニディスク収納ケース11全体をプラスチックによ
り一体成形したので、低コストでできる。また、一対の
ベース12をその長辺において回動開閉自在に連結し、両
ベース12にその長辺方向に沿ってそれぞれ一対の収納部
20を形成しているが、これは、約70mm四方のミニディス
ク1の寸法からいって最も合理的なものである。すなわ
ち、閉じた状態でも開いた状態でも収納ケース11の取扱
いが容易であるとともに、収納ケース11のラックなどへ
の収容も適当に行え、しかも、1つの収納ケース11にな
るべく多くのミニディスク1を収納できる。これは、コ
ストダウンにもつながる。また、各ミニディスク1が1
つずつ収納部20に収納されることにより、各ミニディス
ク1を確実に保護できる。さらに、外周リブ15に湾曲部
23を形成して、この湾曲部23とミニディスク1の端縁と
の間に指入れ部24を形成したので、ミニディスク1の取
り出しも容易である。それに加えて、ベース12は、収納
部20の周辺部よりも中央部を薄肉にして、この中央部を
弾性変形しやすくしたので、ミニディスク1の取り出し
時に、ベース12における収納部20の中央部を押し上げる
ことにより、ミニディスク1を弾発的に収納部20から押
し出せ、ミニディスク1の取り出しがよりいっそう容易
になる。
ば、ミニディスク収納ケース11全体をプラスチックによ
り一体成形したので、低コストでできる。また、一対の
ベース12をその長辺において回動開閉自在に連結し、両
ベース12にその長辺方向に沿ってそれぞれ一対の収納部
20を形成しているが、これは、約70mm四方のミニディス
ク1の寸法からいって最も合理的なものである。すなわ
ち、閉じた状態でも開いた状態でも収納ケース11の取扱
いが容易であるとともに、収納ケース11のラックなどへ
の収容も適当に行え、しかも、1つの収納ケース11にな
るべく多くのミニディスク1を収納できる。これは、コ
ストダウンにもつながる。また、各ミニディスク1が1
つずつ収納部20に収納されることにより、各ミニディス
ク1を確実に保護できる。さらに、外周リブ15に湾曲部
23を形成して、この湾曲部23とミニディスク1の端縁と
の間に指入れ部24を形成したので、ミニディスク1の取
り出しも容易である。それに加えて、ベース12は、収納
部20の周辺部よりも中央部を薄肉にして、この中央部を
弾性変形しやすくしたので、ミニディスク1の取り出し
時に、ベース12における収納部20の中央部を押し上げる
ことにより、ミニディスク1を弾発的に収納部20から押
し出せ、ミニディスク1の取り出しがよりいっそう容易
になる。
【0011】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、ベース12の背面に球面状凹部25を形成
することにより、ベース12を収納部20の周辺部よりも中
央部で薄肉にしたが、反対に、ベースの収納部側の面に
テーパー状の凹部を形成することにより、ベースを収納
部の周辺部よりも中央部で薄肉にすることもできる。ま
た、前記実施例では、長辺において回動開閉自在に連結
された一対のベース12にその長辺方向に沿ってそれぞれ
一対の収納部20を形成しているが、ベースにおける収納
部の数および配列は、それに限るものではない。例え
ば、ミニディスク1を一枚のみ収納する収納ケースであ
ってもよい。さらに、前記実施例では、ベース12自体を
カバーと兼用したが、ミニディスク1の収納部を有する
ベースに対して、収納部を有しないカバーを設けてもよ
い。
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、ベース12の背面に球面状凹部25を形成
することにより、ベース12を収納部20の周辺部よりも中
央部で薄肉にしたが、反対に、ベースの収納部側の面に
テーパー状の凹部を形成することにより、ベースを収納
部の周辺部よりも中央部で薄肉にすることもできる。ま
た、前記実施例では、長辺において回動開閉自在に連結
された一対のベース12にその長辺方向に沿ってそれぞれ
一対の収納部20を形成しているが、ベースにおける収納
部の数および配列は、それに限るものではない。例え
ば、ミニディスク1を一枚のみ収納する収納ケースであ
ってもよい。さらに、前記実施例では、ベース12自体を
カバーと兼用したが、ミニディスク1の収納部を有する
ベースに対して、収納部を有しないカバーを設けてもよ
い。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ベースとカバーとを回
動開閉自在にかつ一体に連結して、ミニディスク収納ケ
ース全体をプラスチックにより一体成形したので、低コ
ストでできる。また、ベースに突出形成されミニディス
クの端縁を囲んで保持するリブにより収納部を形成して
いるが、ベースは、収納部の周辺部よりも中央部を薄肉
にして、この中央部を弾性変形しやすくしたので、ベー
スにおける収納部の中央部を押し上げることにより、ミ
ニディスクを弾発的に収納部から押し出せ、ミニディス
クを容易に取り出せる。
動開閉自在にかつ一体に連結して、ミニディスク収納ケ
ース全体をプラスチックにより一体成形したので、低コ
ストでできる。また、ベースに突出形成されミニディス
クの端縁を囲んで保持するリブにより収納部を形成して
いるが、ベースは、収納部の周辺部よりも中央部を薄肉
にして、この中央部を弾性変形しやすくしたので、ベー
スにおける収納部の中央部を押し上げることにより、ミ
ニディスクを弾発的に収納部から押し出せ、ミニディス
クを容易に取り出せる。
【図1】本発明のミニディスク収納ケースの一実施例を
示すもので、ミニディスクの取り出し時の断面図であ
る。
示すもので、ミニディスクの取り出し時の断面図であ
る。
【図2】同上開いた状態の正面図である。
【図3】同上開いた状態の背面図である。
【図4】同上開いた状態の左側面図である。
【図5】同上開いた状態の右側面図である。
【図6】同上開いた状態の平面図である。なお、底面図
は平面図と対称に現われる。
は平面図と対称に現われる。
【図7】同上図2のA−A視断面図である。
【図8】同上図2のB−B視断面図である。
【図9】同上閉じた状態の斜視図である。
【図10】同上閉じた状態の断面図である。
【図11】ミニディスクの斜視図である。
1 ミニディスク 2 ディスク状記録担体 3 ケーシング 11 ミニディスク収納ケース 12 ベース(カバー) 15 外周リブ(リブ) 16 区画リブ(リブ) 17 押えリブ(リブ) 18 区画リブ(リブ) 19 押えリブ(リブ) 20 収納部 25 球面状凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスク状記録担体を矩形状の薄いケー
シングに収めてなるミニディスクを収納するプラスチッ
クにより一体成形されたミニディスク収納ケースであっ
て、ベースと、このベースに回動開閉自在にかつ一体に
連結されたカバーとを備え、前記ベースにおけるカバー
への対向面に、前記ミニディスクが前記対向面と平行に
着脱自在に収納される収納部を形成してなり、この収納
部は、前記対向面に突出形成されミニディスクの端縁を
囲んで保持するリブを有し、前記ベースは、前記収納部
の周辺部よりも中央部を薄肉に形成したことを特徴とす
るミニディスク収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2391792A JP2876574B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | ミニディスク収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2391792A JP2876574B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | ミニディスク収納ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05221479A JPH05221479A (ja) | 1993-08-31 |
JP2876574B2 true JP2876574B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=12123855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2391792A Expired - Fee Related JP2876574B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | ミニディスク収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876574B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5975298A (en) | 1997-01-02 | 1999-11-02 | Alpha Enterprises, Inc. | Video cassette container |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2391792A patent/JP2876574B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05221479A (ja) | 1993-08-31 |
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Legal Events
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