JP4668626B2 - 連続秤 - Google Patents

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本発明は、例えば粉粒体や塊状物などが連続的に供給される状態で、計量する連続秤に関する。
従来、連続計量秤としては、例えば非特許文献1に開示されているようなロスインウエイト式、インパクト式、コリオリ式等がある。ロスインウエイト式では、一定量の粉体を計量ホッパに収容し、計量ホップの下部からフィーダで順次粉体を排出する。このとき、計量ホッパの粉体の残量が減少するので、この時間当たりの重量の減少量を測定し、流量を測定する。インパクト式は、フィーダなどから粉体を自然落下させ、斜めに取り付けた検出板で受け、検出板に加わった衝撃力をの水平分力が、その粉体の瞬間質量に比例することを利用したものである。コリオリ式では、放射状にガイドを配置した円板を一定速度で回転させ、円板の中に粉体を導入すると、粉体がガイドに当たって遠心力を得て、円板の端から排出される。その間に、粉体の接線方向の速度が増加する。速度の増加は、粉体が加速度を受けたことを表しており、ここにコリオリの力が発生する。円板の軸は、コリオリの力の反力によりねじれ、この捩りモーメントが質量流量に比例しているので、これを測定することによって、質量流を得ている。また、非特許文献2に開示されているようなコンベヤスケール式もある。コンベヤスケール式では、ベルトコンベヤで輸送される物品の質量をコンベヤベルトを介して荷重検出装置で検出し、コンベヤベルトの移動量をベルト速度検出装置で検出し、これら検知値を基に輸送量を算出する。
実用流量測定 松山裕 著 財団法人 省エネルギーセンター 1999年6月 15日 第1版第2刷発行 第202頁−第203頁 第206頁−第209頁 はかり 社団法人日本計量機器工業連合会編 同 1991年11月15日 発行 第176頁−第179頁
これらいずれの方式でも、計量動作中に被計量物の搬入または搬出動作による運動衝撃が作用する。そのため、高精度に計量を行うことができなかった。
本発明は、連続的に供給される物品を計量しながら、運動衝撃の影響を受けずに、高精度に計量することができる連続秤を提供することを目的とする。
本発明による連続秤は、連続的に供給される物品を、一バッチごとに時間をおいて搬出する物品供給手段を有している。この物品供給手段から供給された一バッチの物品が供給されるごとに、計量手段は、その一バッチの物品を計量し、その後に搬出する。この場合、計量手段は、自身が備える風袋と一バッチの物品の合計重量を計量することがある。この計量手段から一バッチの物品が排出されるごとに、搬送手段が、その一バッチの物品を先に排出された一バッチの物品の後段に受けて、連続的な物品として搬送する。計量手段での計量値を積算手段が積算する。
このように構成された連続秤では、連続的に供給される物品を一バッチごとに計量手段に供給して計量し、この計量の間には新たな物品が計量手段に供給されないので、衝撃等の影響を受けずに、高精度に計量することができる。しかも、この計量手段から搬出された物品は、搬出手段において連続的な流れに再度変換されるので、次工程で使用する機器が連続的な流れに対応した既存の機器であっても、対応可能である。
前記物品供給手段は、連続的に供給される物品を所定方向に搬送する供給コンベヤである。この場合、供給コンベヤの先端部が前記所定方向に沿って定めた第1の前進位置と第1の後退位置との間で往復運動する。前記計量手段は、計量コンベヤである。計量コンベヤは、その先端部が第1前進位置よりも前記所定方向に沿って前方にある第2前進位置と、第2前進位置よりも後方にある第2後退位置との間を往復運動可能に構成されている。この計量コンベヤの先端部が第2前進位置にあるときに前記供給コンベヤの先端部が第1前進位置から第1後退位置に移動することによって前記供給コンベヤから一バッチの物品が前記計量コンベヤに載荷される。この一バッチの物品の先端が第2前進位置にある前記計量コンベヤの先端部までに到達するまでの間に、前記計量コンベヤが当該一バッチの物品を計量する。前記搬送手段は、搬送コンベヤである。この搬送コンベヤは、前記計量コンベヤでの計量完了後に、前記計量コンベヤの先端部が第2前進位置から第2後退位置に移動することによって、前記計量コンベヤから一バッチの物品の先端が、既に供給されている一バッチの物品のほぼ後方に位置するように受けて搬送する。
或いは、前記物品供給手段は、第1回転体の周縁部が第1方向に回転することによって描く軌跡の一点から第1回転体に連続的に物品が供給されるものである。この場合、第1回転体上に第1の方向と反対の第2方向に回転する第1掻き出し手段が設けられる。第1掻き出し手段が前記供給されている物品の先端に接触した時点から前記軌跡の一点まで回転する間に、前記供給された物品を一バッチの物品として搬出する。前記計量手段では、第1回転体と同心状に配置された第2回転体が回転する。計量手段は、第1回転体から掻き出された一バッチの物品を、固定位置に設けられた第2掻き出し手段の位置まで搬送し、前記一バッチの物品が全て供給されてから、その先端が第2掻き出し手段の位置に到達するまでの間に計量する。更に計量手段は、第2掻き出し手段によって前記一バッチの物品を掻き出す。前記搬送手段は、第2回転体と同心状に配置されて回転する第3回転体を有している。また、搬送手段は、第3回転体上に第2掻き出し手段によって順に供給される物品を1回転する間に掻き出す第3掻き出し手段も有している。第3掻き出し手段が1回転したとき、第2掻き出し手段によって新たな物品が第3回転体上に供給される。
以上のように、本発明による連続秤によれば、計量中には運動衝撃を受けることが無く高精度に計量することができる上に、後続の機器に連続的な流れの物品を供給することができる。
本発明の第1の実施形態の連続秤は、図1に示すように、物品供給手段、例えば供給コンベヤ2を有している。この供給コンベヤ2は、例えばベルトコンベヤによって構成され、先端部にあるプーリ4と後端部にあるプーリ6との間に紐帯、例えばベルト8が張架され、図示しない駆動手段によってプーリ6が駆動されることによって、第1の方向、例えばプーリ4側に向かってベルト8が走行し、そのとき、ベルト8の上面で物品を支持して搬送する。この供給コンベヤ2のプーリ6の近傍に、別の供給手段、例えばベルトコンベヤ10によって連続的に物品が供給されている。この供給コンベヤ2の先端部プーリ4は、内蔵されているシャトル駆動部12により、点線で示す第1前進位置と実線で示す第1後退位置との間を、強制的に往復運動させられる。先端部のプーリ4が往復するとき、ベルト8の長さが変動するので、プーリ4が第1前進位置にあるとき、ベルト長さ調整プーリ14が点線で示す位置に位置し、プーリ4が第1後退位置にあるとき、ベルト長さ調整プーリ14が実線で示す位置に位置して、ベルト8の長さの変動を吸収する。
この連続秤は、計量手段、例えば計量コンベヤ16も有している。計量コンベヤ16は、供給コンベヤ2の下方に、これとほぼ平行に配置されている。この計量コンベヤ16も、供給コンベヤ2と同様に、ベルトコンベヤを備えている。このベルトコンベヤは、先端部プーリ18、後端部プーリ20、ベルト22、シャトル駆動部24、ベルト長さ調整用プーリ26を有している。先端部プーリ18も第2前進位置と第2後退位置との間で往復移動するが、第2前進位置は、第1前進位置よりも前方にあり、第2後退位置は、第1前進位置よりも後側、例えば第1前進位置よりも幾分前方側に設定されている。なお、第1前進位置と第1後退位置との間の距離と、第2前進位置と第2後退位置との間の距離は、等しく設定されている。このベルトコンベヤ全体が、荷重検出手段、例えばロードセル28によって支持されている。このロードセル28からの計量信号(一バッチの物品の重量とベルトコンベヤ等の風袋の合計重量を表す計量信号)が、積算手段、例えば演算・積算計30に供給され、ここで一バッチの物品の重量が算出され、積算され、表示される。
この連続秤は、搬送手段、例えばベルトコンベヤ32も有している。ベルトコンベヤ32は、計量コンベヤ16の下方に、計量コンベヤ16とほぼ平行に配置されたもので、先端部プーリ34と後端部プーリ36との間に、ベルト38を張架したものである。但し、先端部プーリ34は、計量コンベヤ16の先端部プーリ18の第2前進位置よりも前方に位置し、後端部プーリ36は、計量コンベヤ16の先端側プーリ18の第2前進位置と第2後退位置との間に位置している。
この連続秤では、ベルトコンベヤ10から連続的に供給コンベヤ2に供給される物品を、一バッチごとに、時間をおいて計量コンベヤ16に供給する。計量コンベヤ16は、一バッチごとに物品を計量する。このとき、計量コンベヤ16には供給コンベヤ2から物品の供給は行われないので、物品供給に伴う衝撃が計量コンベヤ16に加わることがなく、高精度に計量することができる。計量コンベヤ16で計量された1バッチの物品は、ベルトコンベヤ32に供給される。この供給は、既にベルトコンベヤ32に供給されている物品の丁度後ろに行われ、各一バッチの物品は、連続流の物品となって搬送される。
以下、図2を参照しながら、詳細に上記の動作を説明する。なお、これらコンベヤ2、10、16、32は、いずれも同一速度で運転される。なお、以下に示す各ステップの期間は、全て同一である。
ステップ0では、供給コンベヤ2の先端側のプーリ4は第1後退位置にあり、その先端部にまで物品が供給されている。ステップ0からステップ1の間に、供給コンベヤ2の先端側のプーリ4は第1前進位置まで一気に移動する。ステップ1からステップ4まで、供給コンベヤ2上を物品が前進する。ステップ4では、計量コンベヤ16の先端部プーリ18は、第2前進位置まで前進している。
ステップ4と5の間に、供給コンベヤ2の先端側プーリ4が第1後退位置まで一気に後退している。これによって、ステップ5では、供給コンベヤ2上の第1前進位置から第1後退位置までの間にあった物品が計量コンベヤ16上に一バッチの物品として載荷される。このとき、一バッチの物品の先端は、まだ計量コンベヤ16の先端側のプーリ18まで到達していない。
ステップ6では、一バッチの物品の先端が計量コンベヤ16の先端側のプーリ18に到達するまでの間に、一バッチの物品と計量コンベヤ16のベルトコンベヤ等の風袋との合計重量の計量が行われる。このステップ6では、計量コンベヤ16上に新たな物品の供給は行われていない。従って、計量中に計量コンベヤ16に衝撃が加わることが無く、高精度に計量が行われる。
ステップ6とステップ7との間に、計量コンベヤ16の先端部プーリ18が一気に第2前進位置から第2後退位置に移動し、計量コンベヤ16上の一バッチの物品がベルトコンベヤ32上に供給され、ステップ7において先端部プーリ18に向かって搬送が開始される。
ステップ8では、第2後退位置まで後退した計量コンベヤ16の先端部プーリ18が第2前進位置まで前進し、次回の計量に備える。
ステップ9では、計量コンベヤ16には、物品の乗り込みも排出も生じていないので、この間にロードセル28の零点調整が行われる。即ち、ロードセル28の計量信号の環境の変化に伴うオフセットや、コンベヤベルト22への物品の付着による風袋の変動による零点の変動が補正される。なお、ステップ8における計量コンベヤ16の先端側のプーリ18の第2後退位置から第2前進位置までの移動による振動の影響を無視することができる場合には、ステップ8において、零点調整を行うこともできる。
ステップ10では、上述したステップ6、7、8、9の間に、ステップ1から4までと同様にして供給コンベヤ2上に供給されていた物品が、ステップ5と同様に載荷される。以下、同様にして、計量、零点調整、載荷が繰り返される。
なお、ステップ7でベルトコンベヤ32上に供給された一バッチの物品は、ステップ11まで一定速度で搬送される。ステップ11では、ベルトコンベヤ32上の一バッチの物品の最後尾が、第2前進位置にある計量コンベヤ16の先端部プーリ18の位置に到達する。そして、ステップ12において、ベルトコンベヤ32上を先行している一バッチの物品の丁度最後尾に、計量コンベヤ16上から新たな一バッチの物品の先頭が位置するように新たな一バッチの物品が供給され、2つのバッチの物品がベルトコンベヤ32上で繋がる。これによって、ベルトコンベヤ32上から物品の流れが途切れたり、重なったりすることなく一定の流量で物品が、次工程に搬送される。
なお、ステップ6、11のように計量が行われるごとに、演算・積算計30において、一バッチの物品と計量コンベヤ16のベルトコンベヤ等の風袋との合計重量と、一バッチの物品を排出した後の風袋の重量との差が算出されて、一バッチの物品の重量が求められ、この一バッチの物品の重量の積算が行われる。この積算重量を単位経過時間で除算することによって単位時間当たりの流量値が算出され、表示される。なお、上述したようにステップ9等において零点調整が行われているので、積算値の誤差は非常に少ない。
第1の実施形態の連続秤は、コンベヤと物品との接触に無理がないので、粉粒体から塊状物まで広い用途に適用できる。極端なものの例として、肉片や生ハンバーグ、生コロッケなどの軟体塊状物などにも適用でき、例えば、その後段の冷凍機を処理重量に比例する賃貸しにするなどの用途が考えられるし、処理量と冷凍機の電力費の緻密な効率計算も可能である。
図3に第2の実施形態の連続秤を示す。この連続秤は、物品供給手段として、ディスクフィーダ40を有している。このディスクフィーダ40は、第1の回転体、例えば円板42を有している。円板42の中心には回転軸43が設けられている。回転軸43は、タイミングプーリ44が取り付けられている。このタイミングプーリ44は、紐帯、例えばタイミングベルト46、軸48に取り付けられたタイミングプーリ50、軸48に設けられた別の歯車52、この歯車52と噛み合っている歯車54、この歯車54が取り付けられている駆動軸56を介して駆動手段、例えばモータ58に結合されている。従って、円板42は、モータ58によって所定の方向に回転する。
円板42が回転することによって、その周縁部が描く回転軌跡の一点に、ベルトコンベヤ60によって連続的に物品が供給される。ベルトコンベヤ60以外にも、スクリューフィーダ等の連続的に物品を供給することができるものであれば、種々の装置を使用することができる。円板42が回転し、かつ回転軌跡の一点に物品が供給されるので、円板42上の上述した回転軌跡上に順次物品が供給される。
回転軸43の周囲には、回転軸とは別個に回転可能に回転軸62が配置されている。この回転軸62から外方に向かって1つのアーム64が突出し、その先端には、第1の掻き出し手段、例えばスクレーパ66が取り付けられている。このスクレーパ66は、上述した回転軌跡上を回転可能に配置され、物品に接触したとき、物品を外方下方に掻き出す。回転軸62には、タイミングプーリ68が設けられている。このタイミングプーリ68は、タイミングベルト70を介して駆動軸56に取り付けられているタイミングプーリ72に連結されている。従って、スクレーパ66も回転し、その回転方向は、円板42の回転方向とは反対方向に回転する。
円板42の下方に計量手段、例えば計量ディスクフィーダ74が配置されている。計量ディスクフィーダ74は、第2の回転体、例えば円板76を有している。この円板76は、円板42と同心状に配置され、その半径は円板42とほぼ同一である。円板76の中心には、回転軸78が挿通され、これは基部80に回転自在に支持されている。回転軸78にはタイミングプーリ82が取り付けられている。このタイミングプーリ82は、タイミングベルト84を介して、駆動手段、例えばモータ86に結合されたタイミングプーリ88に連結されている。従って、円板76は回転軸78の回りに回転し、その周縁部が描く回転軌跡上にディスクフィーダ40から供給された物品を載荷して搬送する。
基部80には、円板76の回転に伴って円板76の周縁部が描く回転軌跡上の所定の位置に到達した物品を外方下方に掻き出すように、第2の掻き出し手段、例えばスクレーパ90が固定されている。スクレーパ90の固定位置は、後述するように供給ディスクフィーダ40において物品の供給が円板76上に開始される位置から90度だけ円板76の回転方向に回転した位置である。
基部80には荷重検出手段、例えばロードセル92が結合されている。このロードセル92は、円板76、スクレーパ90、基部80、円板76上に供給された物品の重量を検出する。この重量から円板76、スクレーパ90、基部80の重量が風袋引きされて、円板76上の物品の重量が算出され、演算積算計94に供給される。
計量ディスクフィーダ74の下方には、搬出手段、例えば搬出ディスクフィーダ96が配置されている。この搬出ディスクフィーダは、第3の回転体、例えば円板98を有している。円板98は、円板76と同心状に配置され、かつ円板76とほぼ同一の半径である。円板98の中心には、回転軸100が取り付けられている。回転軸100には、タイミングプーリ102が取り付けられ、これはタイミングベルト104を介して駆動軸56に取り付けられたタイミングプーリ106に連結されている。従って、モータ58の回転に従って円板98は回転し、この回転に従って、その周縁部が描く回転軌跡上に計量ディスクフィーダ40から物品が供給され、この物品を搬送する。
回転軸100の内部には、回転軸100と独立して回転自在に回転軸108が設けられ、その一端部から外方に向かってアーム110が伸び、アーム110の先端部には、第3の掻き出し手段、例えばスクレーパ112が取り付けられている。このスクレーパ112は、円板98が回転したとき、その周縁部が描く回転軌跡内に位置するように配置されている。回転軸108の他端にはタイミングプーリ114が取り付けられ、このタイミングプーリ114は、タイミングベルト116を介して駆動軸56に設けられたタイミングプーリ116に連結されている。従って、スクレーパ112もモータ58の回転に従って、円板98と同一方向に回転する。そして、スクレーパ112は物品に接触すると、ホッパ118に物品を排出する。
なお、モータ58、86は、制御器118によって同期回転するように制御され、同一の速度で回転する。上述した各タイミングプーリやタイミングベルト、歯車が回転伝達機構を構成している。
供給ディスクフィーダ40の円板42とスクレーパ66とが上述したように逆方向に回転する。また、その回転速度は、スクレーパ66の方が円板42の3倍の速度に選択されている。さらに、計量ディスクフィーダ74の円板76の回転方向は、供給ディスクフィーダ74の円板42の回転方向とは反対方向、即ちスクレーパ66の回転方向と同一方向に回転する。また、その回転速度は、スクレーパ66の回転速度と同一速度に選択されている。また搬出ディスクフィーダ96の円板98は、供給ディスクフィーダ40の円板42の回転方向と同一の方向に回転する。その回転速度は、円板42の回転速度の4倍に選択されている。さらに搬出ディスクフィーダ40のスクレーパ112の回転方向は、円板98の回転方向と同一の方向に回転する。その回転速度は、供給ディスクフィーダ40のスクレーパ66の回転速度と同一である。即ち、円板98の回転速度の3/4の速度に選択されている。
なお、供給フィーダ40のスクレーパ66の速度を1とすると、供給ディスクフィーダ40の円板42の速度は1/3、計量ディスクフィーダ74の円板の速度は1、搬出ディスクフィーダ96の円板98の回転速度は4/3、搬出ディスクフィーダ96のスクレーパ112の速度は1となる。また、回転方向は、供給ディスクフィーダ40のスクレーパ56と計量ディスクフィーダ74の円板76とが同じ方向で、これと反対方向に供給ディスクフィーダ40の円板42、搬出ディスクフィーダ96の円板98、スクレーパ112が回転する。
以下、図4乃至図6を参照して、この連続秤の供給ディスクフィーダ40の動作を説明する。図4のステップ0に示すように、供給コンベヤ60によって円板42の周縁部の固定位置である供給位置に、スクレーパ66が位置する。この状態からスクレーパ66は図4における時計方向に、円板42は反時計方向に回転する。なお、以下に示す各ステップは、スクレーパ66が30度ずつ回転した状態を示している。
ステップ1では、スクレーパ66が30度時計方向に回転し、円板42は10度反時計方向に回転し、円板42は供給位置から10度までの範囲に物品が供給されている。以下、ステップ2、3、4、5、6、7、8を経て、図5に示すステップ9では、スクレーパ66は、時計方向に270度回転し、円板42は反時計方向に90度回転する。その結果、円板42の回転方向の物品の先端部とスクレーパ66とが接触し、物品の計量ディスクフィーダ74への掻き出しが開始される。以下、ステップ10、11、12を経て、スクレーパ66はステップ0におけるスクレーパ66の位置まで戻り、円板42の供給位置から反時計方向に90度までの範囲に供給された物品を計量ディスクフィーダ74に供給する。
その後、ステップS13、14、15、16、17、18、19、20を経てステップ21になるまで、物品は円板42の回転方向に沿って供給され、スクレーパ66は円板42とは逆方向に回転しているので、物品にスクレーパ66は接触せず、計量ディスクフィーダ74への物品の掻き出しは行われない。ステップ21からステップ22、23以降に、上述したのと同様にして物品が計量ディスクフィーダ74に供給される。このように連続的に供給される物品のうち円板42に供給された物品の一部が一バッチとして計量ディスクフィーダ74に供給されることが、時間をおいて繰り返される。
図7、図8を参照して計量ディスクフィーダ74の動作を説明する。上述したステップ9において、即ち供給ディスクフィーダ40において計量ディスクフィーダ74への物品が供給される。このとき、物品の供給が開始される点と、固定されているスクレーパ90との間には180度の角度差がある。供給ディスクフィーダ40のスクレーパ66と計量ディスクフィーダ74の円板76とは同じ速度で同じ方向に回転しているので、ステップ10では、円板76上には約30度の範囲にわたって供給ディスクフィーダ40から物品が供給される。以下、ステップ11を経てステップ12では、約90度の範囲にわたって物品が供給される。以後、新たな物品の供給は行われない。
そして、ロードセル92による計量が開始され、ステップ13、14を経てステップ15まで一バッチの物品の計量が行われる。この間に、新たな物品の供給は行われておらず、計量中にロードセル92に衝撃が加わることはない。ステップ15以後、一バッチの物品の先端がスクレーパ90に接触を開始し、スクレーパ90によってディスクフィーダ96上に一バッチの物品が掻き出される。
この掻き出しはステップ18によって終了し、以後、ステップ21まで物品は円板76上には供給されない。この間に零点調整が行われ、ステップ21の終了後から上述したのと同様にステップ22、23、24のようにして一バッチの物品が新たに供給される。
図9、図10を参照して、搬出フィーダ96の動作を説明する。ステップ15において、スクレーパ112は、計量ディスクフィーダ74から物品の供給が開始される点に位置する。そして、円板92とスクレーパ112とは同じ方向に回転し、円板98上に物品が供給される。しかし、スクレーパ112が1ステップ分、即ち30度回転する間に、円板98はその4/3倍である40度回転する。従って、円板98の方がスクレーパ112よりも速度が速いので、供給された物品の先頭はスクレーパ112に接触し、ステップ16、17、18に示すように、物品が円板98上に供給されつつ、スクレーパー112によってホッパ118に物品が掻き出されている。物品の供給はステップ18において終了し、以後、ステップ19、20、21、22、23、24、25、26、27に示すように丁度スクレーパ112が一回転することによって、ステップ18までに供給された物品がホッパ118に排出される。ステップ27では、丁度ステップ15と同じ状態となり、新たな物品の供給が開始され、かつ排出が行われる。従って、一バッチごとに搬出フィーダ96に供給された物品が連続的な流れとなって、ホッパ118に供給される。
なお、ステップ12からステップ15の間にロードセル92で計量された計量値は、演算積算計94に供給され、積算重量が算出され、この積算重量を単位経過時間で除算することによって単位時間当たりの流量が算出され、表示される。また、ステップ18からステップ21の全く物品が計量ディスクフィーダ74に供給されていない間に、零点調整が行われる。ロードセル92の環境変化に伴う零点のオフセット、円板76上に物品が付着したままであることによる風袋の変動に伴う零点の変動も、この零点調整によって補正される。
第2の実施の形態の連続秤は、粉粒体や壊れてもよい塊状物に適用できる。また、連続表全体をカバーで囲むことによって粉体等を外部に排出することなく、密閉型の連続計量器、質量流量計として環境に影響を与えない工場設備を提供できる。
第1の実施の形態では、供給コンベヤ2、計量コンベヤ16及び搬送コンベヤ32にベルトコンベヤを使用したが、これに限ったものではなく、上面で物品を支持して搬送することができるコンベヤであれば種々のものを使用することができる。第2の実施形態では、各ディスクフィーダ40、74、96は、円板42、76、98を使用したが、これに限ったものではなく、上面の周縁部に物品を支持して回転可能なものであれば種々のものを使用することができ、例えば多角形状のものを使用することもできる。また、最もシンプルな形態として各ディスクフィーダを同心状に配置したが、必ずしも同心に配置する必要はない。
本発明の第1の実施形態の連続秤の概略構成図である。 図1の連続秤の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態の連続秤の概略構成図である。 図3の連続秤における供給ディスクフィーダのステップ0からステップ7までの動作状態を示す図である。 図3の連続秤における供給ディスクフィーダのステップ8からステップ15までの動作状態を示す図である。 図3の連続秤における供給ディスクフィーダのステップ16からステップ23までの動作状態を示す図である。 図3の連続秤における計量ディスクフィーダのステップ9からステップ16までの動作状態を示す図である。 図3の連続秤における計量ディスクフィーダのステップ17からステップ24までの動作状態を示す図である。 図3の連続秤における搬出ディスクフィーダのステップ15からステップ22までの動作状態を示す図である。 図3の連続秤における搬出ディスクフィーダのステップ23からステップ30までの動作状態を示す図である。
符号の説明
2 供給コンベヤ(物品供給手段)
16 計量コンベヤ(計量手段)
32 搬出コンベヤ(搬出手段)
40 供給ディスクフィーダ(物品供給手段)
74 計量ディスクフィーダ(計量手段)
96 搬出ディスクフィーダ(搬出手段)

Claims (3)

  1. 連続的に供給される物品を、一バッチごとに時間をおいて搬出する物品供給手段と、
    この物品供給手段から供給された一バッチの物品が供給されるごとに、その一バッチの物品を計量し、その後に搬出する計量手段と、
    この計量手段から一バッチの物品が排出されるごとに、その一バッチの物品を先に排出された一バッチの物品の後段に受けて連続的な物品として搬送する搬送手段と、
    前記計量手段での計量値を積算する積算手段とを、
    具備し、
    前記物品供給手段が、連続的に供給される物品を所定方向に搬送する供給コンベヤであって、その先端部が前記所定方向に沿って定めた第1の前進位置と第1の後退位置との間で往復運動し、
    前記計量手段は、先端部が第1前進位置よりも前記所定方向に沿って前方にある第2前進位置と、第2前進位置よりも後方にある第2後退位置との間を往復運動可能に構成された計量コンベヤであり、この計量コンベヤの先端部が第2前進位置にあるときに前記供給コンベヤの先端部が第1前進位置から第1後退位置に移動することによって前記供給コンベヤから一バッチの物品が前記計量コンベヤの中途に載荷され、この一バッチの物品の先端が第2前進位置にある前記計量コンベヤの先端部までに到達するまでの間に、前記計量コンベヤが当該一バッチの物品を計量し、
    前記搬送手段は、搬送コンベヤであって、前記計量コンベヤでの計量完了後に、前記計量コンベヤの先端部が第2前進位置から第2後退位置に移動することによって、前記計量コンベヤから一バッチの物品の先端が、既に前記搬送手段に供給されている一バッチの物品のほぼ後方に位置するように受けて搬送する
    連続秤。
  2. 連続的に供給される物品を、一バッチごとに時間をおいて搬出する物品供給手段と、
    この物品供給手段から供給された一バッチの物品が供給されるごとに、その一バッチの物品を計量し、その後に搬出する計量手段と、
    この計量手段から一バッチの物品が排出されるごとに、その一バッチの物品を先に排出された一バッチの物品の後段に受けて連続的な物品として搬送する搬送手段と、
    前記計量手段での計量値を積算する積算手段とを、
    具備し、
    前記物品供給手段は、第1回転体の周縁部が第1方向に回転することによって描く軌跡の一点から第1回転体に連続的に物品が供給され、第1回転体上に第1の方向と反対の第2方向に回転する第1掻き出し手段が設けられ、第1掻き出し手段が前記供給されている物品の先端に接触した時点から前記軌跡の一点まで回転する間に、前記供給された物品を一バッチの物品として搬出し、
    前記計量手段は、第1回転体と同心状に配置された第2回転体が回転し、第1回転体から掻き出された一バッチの物品を、固定位置に設けられた第2掻き出し手段の位置まで搬送し、前記一バッチの物品が全て供給されてから、その先端が第2掻き出し手段の位置に到達するまでの間に計量し、第2掻き出し手段によって前記一バッチの物品を掻き出し、
    前記搬送手段は、第2回転体と同心状に配置されて回転する第3回転体を有し、第3回転体上に第2掻き出し手段によって順に供給される物品を1回転する間に掻き出す第3掻き出し手段を有し、第3掻き出し手段が1回転したとき、第2掻き出し手段によって新たな物品が第3回転体上に供給される連続秤。
  3. 請求項2記載の連続秤において、前記計量手段は、前記一バッチの物品を排出してから新たに一バッチの物品が供給されるまでの間に、零点調整が行われる連続秤。
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