JP4668145B2 - 媒体撮像装置 - Google Patents

媒体撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4668145B2
JP4668145B2 JP2006212551A JP2006212551A JP4668145B2 JP 4668145 B2 JP4668145 B2 JP 4668145B2 JP 2006212551 A JP2006212551 A JP 2006212551A JP 2006212551 A JP2006212551 A JP 2006212551A JP 4668145 B2 JP4668145 B2 JP 4668145B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
contract
imaging
camera
mounting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006212551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008042416A (ja
Inventor
克好 府内
陵太 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP2006212551A priority Critical patent/JP4668145B2/ja
Publication of JP2008042416A publication Critical patent/JP2008042416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4668145B2 publication Critical patent/JP4668145B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

この発明は、本人確認等に用いる画像として運転免許証、健康保険証等の証明書を撮像する媒体撮像装置に関し、特に金融機関等で利用される契約装置に適用される媒体撮像装置に関する。
従来、金融機関等では、顧客との間における、クレジット加入や金銭貸借等の契約を行う契約装置が利用されている。契約装置としては、例えば特許文献1、2に示されているものがある。契約装置は、店舗に設置され、契約を行う顧客が操作する。契約装置は、通信回線を介してセンタに設置された管理装置に接続されている。この管理装置は、契約装置を操作している顧客との契約について審査するオペレータが操作する。
契約装置で契約を行う顧客は、住所、氏名、電話番号等の必要事項を記入した申込書や、運転免許証、健康保険証等の身分の証明に用いる書類(以下、身分証明書と言う。)を載置台に載置する。契約装置は、載置台に載置された書類を撮像する撮像装置を備えており、当該撮像装置で撮像した書類の撮像画像を通信回線を介して管理装置へ送信する。管理装置は、契約装置から送信されてきた撮像画像を表示する。オペレータは、管理装置において表示された申込書や、身分証明書等の画像を確認し、契約装置を操作している顧客との契約を許可するかどうかを判断した判断結果を管理装置に入力する。管理装置は、オペレータが入力した判断結果を通信回線を介して契約装置に送信する。契約装置は、管理装置から送信されてきた判断結果に基づいて、顧客に対する契約書や会員カード等の発行、契約不可の通知等を行う。
このように、契約装置を利用したシステムでは、身分証明書の真偽を、オペレータが直接手に持って確認するのではなく、契約装置で撮像された身分証明書の撮像画像の目視確認で行っている。このため、コピーや、切り貼り等で偽造された身分証明書であっても、オペレータが偽造された身分証明書であることに気づかずに、契約を許可してしまう危険性がある。特に、最近のプリンタや複写機の技術の進歩により、高精度の印刷物が簡単に得られる環境であることから、オペレータにおける身分証明書の真偽にかかる判断が正確に行えるようにする必要がある。また、場合によっては、契約を許可するかどうかを判断するときに、身分証明書の表面に記載されている事項だけでなく、裏面に記載されている事項も必要になることがある。
特許文献1では、書類の反射像、透過像をカメラで撮像している。書類の上方に配置した蛍光灯で書類を照射し、書類からの反射像を書類の上方に配置したカメラで撮像する。また、(1)書類の下方に配置した蛍光灯による書類の裏面からの透過像を書類の上方に配置したカメラで撮像し、書類の上方に配置した蛍光灯による書類の表面からの透過像を書類の下方に配置したカメラで撮像する方法や、(2)書類の表面は直接、裏面は鏡2枚に反射させて、書類の上方に配置した1台のカメラで撮像する方法、という2通りの方法で、書類を裏返すことなく書類の表裏両面の透過像を取得する方法を明示している。
また、特許文献2では、載置台に載置された身分証明書の表面、および裏面の反射画像を、1台のカメラで同時に撮像するための構成が記載されている。
特開平9−204464号公報 特開2000−358184号公報
しかしながら、特許文献2は、身分証明書を載置する透明な載置台の下に、反射面をこの載置台に対向させた反射体を配置するとともに、載置台に載置されている身分照明書の上面、および反射体の反射面に投射されている身分証明書の下面の虚像が、撮像領域に入るように、この載置台に載置された身分証明書を斜め上方から撮像する向きにカメラを取り付けた構成であった。この構成では、カメラで撮像された身分証明書の撮像画像に歪みが生じる。このため、オペレータが撮像された身分証明書の撮像画像を目視確認したときに、撮像画像に生じている歪みが、斜めから撮像したことにより生じた歪みであるのか、偽造された身分証明書自体の歪みであるのかを正確に判断することができず、結果的に身分証明書の真偽にかかる判断を誤るという問題があった。
特許文献1に記載されている構成では、透過像を取得する際には書類を裏返す必要はないものの、反射像を取得する際には顧客に書類を裏返してもらう必要がある。このため、顧客の操作が煩雑になり、契約に要する時間の増大を招くという問題が生じる。また、裏返す必要のない透過像取得方法についても、上記(1)ではカメラが2台必要になり装置全体の構成の大型化やコストの増大といった問題があり、上記(2)でも書類の表面を撮像するときと、裏面を撮像するときとでカメラの向きを変えねばならないといった問題がある。
この発明の目的は、載置位置に載置された媒体を裏返すことなく、1台のカメラで、この媒体の表面、および裏面を同時に撮像することができるとともに、歪みを抑えた撮像画像を得ることができる媒体撮像装置を提供することにある。
この発明の媒体撮像装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
媒体を載置する透明な載置板と、
前記載置板に対向する反射面が断面V字型に形成された反射体と、
前記載置板を挟んで前記反射体の反対側に、当該載置台を正面から撮像するカメラと、を備え、
前記カメラは、撮像領域が、前記載置板の前記載置位置に載置された媒体における前記反射体に対向していない側の面、および前記反射体の他方の反射面に投射されている当該媒体における前記反射体に対向している側の面の両方を撮像する大きさであり、
前記反射体は、一方の反射面が前記載置板における媒体の載置位置に対向し、他方の反射面が前記載置板における媒体の載置位置に対向しない配置である
この構成では、透明アクリル等で形成された透明な載置台に媒体が載置される。載置台の載置位置に載置された媒体の反射体側の面が、この面に対向する反射体の一方の反射面で反射され、これが反射体の他方の反射面に投射されて写し出される。載置台を挟んで反射体と反対側に配置されているカメラにより、載置台に載置されている媒体のカメラに対向している側の面が直接撮像され、媒体のカメラに対向していない側の面が反射体の他方の面に写し出された虚像を撮像する。したがって、このカメラにより、載置台に載置された媒体の表面、および裏面を同時に撮像することができるとともに、撮像画像における歪みも抑えられる。
また、カメラは、載置台に載置されている媒体の表面、および裏面が同時に撮像できる大きさである。
また、光源を点灯させて、載置位置に載置された媒体を照射している状態で、載置台に載置されている媒体の表面および裏面を同時に撮像することにより、適当な明るさの撮像画像を得ることができる。
カメラにより同時に撮像された媒体の表面、および裏面の撮像画像における、縦横比、位置ズレ、色合い等から、媒体の真偽を判別する第1の真偽判別部を設けてもよい。真偽判別に用いる判定用データについては、予め設定しておけばよい。
また、載置板を挟んでカメラの反対側に設けた照明を点灯させ、カメラと同じ側に設けた照明を消灯させて、載置台に載置されている媒体の透過画像を撮像し、この透過画像について、透過光量の変化が所定量を超えている箇所を検出し、ここで検出した箇所の位置が適性であるかどうかにより、当該媒体の真偽を判別する第2の真偽判別部を設けてもよい。透過画像を基に媒体の真偽を判別するときに用いる判定用データについても、予め設定しておけばよい。
また、載置板に、視野角を規制する視野規制フィルムを貼付し、装置の内部構造を見えにくくしてもよい。この場合、載置板における媒体の載置面と反対の面に、視野規制フィルムを貼付するのが好ましい。その理由は、媒体との摩擦によるダメージを受けないからである。
さらに、載置板の媒体が載置される面に、媒体の載置位置を規制する突起を形成することで、媒体の載置が容易に行え、操作性の向上が図れる。
この発明によれば、載置台に載置された媒体の表面、および裏面を同時に撮像することができるとともに、撮像画像における歪みが抑えられる。
図1は、この発明にかかる自動契約システムの構成を示す図である。自動契約システムは、金融機関等の店舗に設置されている契約装置1と、センタに設置されている管理装置2と、を備えている。契約装置1はクレジット加入や金銭貸借等の契約を行う顧客が操作する装置であり、管理装置2は顧客から要求があった契約を許可するかどうかを審査するオペレータが操作する装置である。契約装置1と、管理装置2とは、公衆回線や専用回線等の通信回線を介して接続される。各契約装置1は、通信回線を介して任意の管理装置2に接続できる。契約装置1は、通信回線を介して接続された管理装置2との間で音声、映像等の送受信が行える。
図2は、この発明にかかる契約装置の外観を示す図であり、図3は、この契約装置の構成を示すブロック図である。契約装置1は、制御部11と、書類撮像部12と、顧客撮像部13と、音声入力部14と、音声出力部15と、表示部16と、操作部17、通信部18と、を備えている。制御部11は、上記本体各部の動作を統括的に制御する。書類撮像部12は、書類テーブル12aに載置された書類を撮像する。書類撮像部12の詳細な構成については、後述する。
顧客撮像部13は、契約装置1本体を利用している顧客をビデオカメラ13aで撮像する。ビデオカメラ13aは、本体を利用している顧客の顔が撮像できるように、本体正面に取り付けている。音声入力部14は、本体正面に取り付けたマイクロホン14a(以下、単にマイク14aと言う。)を有し、このマイク14aで顧客の声を集音する。音声入力部14は、マイク14aで集音された音声を入力音声として処理する。音声出力部15は、本体正面に取り付けたスピーカ15aを有し、このスピーカ15aから音声を放音する。スピーカ15aから放音する音声は、本体に記憶している操作ガイダンス等のメッセージや、通信回線を介して管理装置2から送信されてきた音声メッセージである。
表示部16は、本体正面に取り付けた表示器16aを有している。また、操作部17は、表示器16aの表示面に貼り付けたタッチパネル17aを有している。表示部16は、表示器16aに入力操作画面等を表示し、操作部17はタッチパネル17aの押下位置を検出する。制御部11は、表示部16が表示器16aに表示している入力操作画面、および操作部17が検知したタッチパネル17aの押下位置、に基づいて、顧客の入力操作を判断する。通信部18は、書類撮像部12で撮像した書類の撮像画像、顧客撮像部13で撮像した顧客の顔画像、音声入力部14で入力を受け付けた顧客の音声、操作部17で受け付けた顧客の入力操作の内容等を通信回線を介して接続されている管理装置2に送信するとともに、管理装置2から送信されてきた音声や本体に対する指示等を受信する。
なお、契約装置1は、特に図示していないが、申込書等を本体に取り込んで回収する書類回収部や、契約内容を印字した契約書や会員カード等を発行する発行部等も備えている。
ここで、書類撮像部12について詳細に説明する。図4および図5は、書類撮像部の構成を示す図である。図5は、図4におけるA−A方向の断面図である。この書類撮像部12が、この発明にかかる媒体撮像装置に相当する部分である。ここでは、身分証明書として、運転免許証を撮像する書類撮像部12を例にして説明する。書類テーブル12aには、開口部41が形成されている。この開口部41は、幅方向の長さが運転免許証の横方向の長さよりも少し(1〜2cm程度)長く、また、奥行き方向の長さが運転免許証の縦方向の長さの2倍よりも少し(2〜3cm程度)長い。ここで言う開口部の幅方向とは、装置本体の幅方向と同じ方向であり、奥行き方向とは、装置本体の奥行き方向と同じ方向である。
開口部41の下面には、この開口部41全体を塞ぐ、板状のアクリル板42が取り付けられている。アクリル板42は、透明である。このアクリル板42が、この発明で言う、載置板に相当する。また、アクリル板42の下面には、略全面に視野規制フィルム43が貼付されている。視野規制フィルム43は、略正面から見たときに、この視野規制フィルム43の向こう側が見え、ある程度の角度をもって見たときに、この視野規制フィルム43の向こう側が見えなくなる特性を有する公知の光学フィルムである。
また、書類撮像部12は、アクリル板42に載置された運転免許証を撮像するカメラ31を備えている。このカメラ31は、アクリル板42に載置された運転免許証を、正面から撮像するように、アクリル板42の真上に取り付けられている。カメラ31の撮像領域は、書類テーブル12aの開口部41全体を含む大きさである。また、書類撮像部12は、書類テーブル12aの開口部41に取り付けられているアクリル板42を挟んで、カメラ31に対向させた反射体32を備えている。反射体32は、2枚の鏡32a、32bをV字型に合わせた構成であり、2枚の鏡32a、32bのなす角度は、90°である。2枚の鏡32a、32bの反射面は、書類テーブル12aの開口部41に向いている面である。鏡32aは、本体の手前側に位置し、鏡32bは、本体奥側に位置している。鏡32a、32bの幅は、開口部41の幅と略同じである。反射体32は、鏡32aと鏡32bとの接合部が、開口部41の奥行き方向の略中央に位置するように取り付けられている。反射体32の奥行き方向の長さは、開口部41の奥行き方向の長さと略同じである。
さらに、書類撮像部12は、アクリル板42を上方から照明する光源33aと、アクリル板42を下方から照明する光源33bと、光源33a、33bを個別に点灯制御する点灯制御部34と、を備えている。光源33a、33bは、カメラ31で、アクリル板42に載置された運転免許証を撮像するときの補助光源である。
上記構成の書類撮像部12は、カメラ31で撮像する運転免許証を、アクリル板42における本体手前側、または奥側に寄せて載置する。すなわち、運転免許証の載置位置は、反射体32の一方の鏡32a(または32b)にのみ対向する位置に設定している。したがって、顧客は、運転免許証をアクリル板42に載置するとき、運転免許証が2つの鏡32a、32bにまたがって対向しないように載置しなければならない。載置位置(ここでは、アクリル板42における本体手前側を載置位置として説明する。)に載置された運転免許証の裏面(反射体32側の面)は、対向している鏡32aで反射されて、他方の鏡32bに投射される。このため、光源33a、33bの両方を点灯させ、カメラ31による撮像を行うと、図6に示すように、運転免許証の表面、および裏面の反射画像が同時に撮像できる。運転免許証の表面の反射画像は、カメラ31で直接撮像した画像であり、裏面の反射画像は、鏡32bに投射された虚像である。アクリル板42の下面には、上述したように視野規制フィルム43が貼り付けられているが、アクリル板42の正面から運転免許証を撮像するようにカメラ31を取り付けているので、鏡32bに投射されている運転免許証の裏面の虚像を撮像することができる。また、カメラ31は、運転免許証を正面から撮像するので、撮像画像における歪みが抑えられる。また、カメラ31で撮像した撮像画像においては、運転免許証の裏面の画像は、上下が反転し、且つ表面に比べて小さくなる。
なお、カメラ31は、運転免許証の表面、および裏面がある程度鮮明に撮像できる焦点深度をもたせている。また、顧客は、ある程度の角度をもってアクリル板42を見るので、アクリル板42の下方に取り付けられている反射体32が殆ど見えない。したがって、顧客は、アクリル板42に載置した運転免許証の表裏面が撮像されていることに気づきにくい。
また、書類撮像部12は、光源33aを消灯させ、光源33bを点灯させた状態で、アクリル板42に載置されている運転免許証を撮像することにより、この運転免許証の裏面からの透過画像(図7参照)を得ることができる。また、このとき、鏡32bに投射されている運転免許証の裏面の虚像が同時に撮像できる。透過画像には、撮像した運転免許証の透かし等があらわれる。また、書類撮像部12は、光源33aを点灯させ、光源33bを消灯させた状態で、アクリル板42に載置されている運転免許証を撮像することにより、この運転免許証の表面からの透過画像を得ることができる。この透過画像は、鏡32bに投射されている虚像である。また、このとき、運転免許証の表面の反射画像が同時に撮像できる。透過画像を用いれば、透かしの有無や、切り貼りの有無等が判断できる。
次に、この自動契約システムにおける、契約装置1の動作について説明する。図8は、契約装置の動作を示すフローチャートである。契約装置1は、顧客により契約処理の開始にかかる入力操作が行われると、図8に示す処理を開始する。この契約開始処理にかかる入力操作は、タッチパネル17aの所定の位置を押下することにより行える。このとき、表示器16aには、メニュー画面が表示されており、顧客は、契約処理を開始するにあたり、タッチパネル17aのどの部分を押下すればよいのか簡単に判断できる。
契約装置1は、まず、通信回線を介して管理装置2に接続する(s1)。そして、契約装置1は、顧客撮像部13においてビデオカメラ13aによる顧客の撮像を開始する(s2)。契約装置1は、ビデオカメラ13aで撮像している顧客の画像を、通信回線を介して管理装置2に送信する。管理装置2では、契約装置1から送信されてきた顧客の画像を表示器に表示する。したがって、管理装置2を操作しているオペレータは、契約装置1を操作している顧客を、画像で確認することができる。管理装置を操作しているオペレータは、顧客に対して運転免許証をアクリル板42の上に載置することを要求する。オペレータは、この要求を例えば音声で行う。具体的には、オペレータは、マイクを用いて、「お客様、運転免許証をアクリル板42の上に載置してください。」という声を管理装置2に入力する。管理装置2は、入力された音声を通信回線を介して契約装置1に送信する。契約装置1は、音声出力部15において、スピーカ15aからオペレータが発した音声を出力する。
契約装置1は、s2にかかる処理が完了すると、書類撮像部12における書類の撮像を開始する。まず、契約装置1は、点灯制御部34により光源33a、33bを点灯させ(s3)、カメラ31による撮像を開始する(s4)。契約装置1は、カメラ31で撮像している画像を、通信回線を介して管理装置2に送信する。この時点で、契約装置1は、管理装置2に対して、書類撮像部12における撮像画像、および顧客撮像部13における撮像画像を送信することになるため、これらの画像を時分割で送信する。管理装置2は、契約装置1から送信されてくる画像を選択的に表示する構成であってもよいし、画面を分割して両方の画像を表示する構成であってもよい。
管理装置2を操作しているオペレータは、契約装置1から送信されてきている画像を確認し、顧客が運転免許証をアクリル板42の適正な位置に載置しているかどうかを判断する。簡単にいうと、オペレータは、カメラ31の撮像画像において、運転免許証の表面、および裏面が重なっておらず、且つ表面、および裏面が、欠けることなく、その全体が撮像されていれば、顧客が運転免許証をアクリル板42の適正な位置に載置していると判断する。オペレータは、運転免許証が適正な位置に載置されていないと判断した場合、顧客に対して、運転免許証の載置位置の修正を要求する。この要求も、上述した運転免許証の載置にかかる要求と同じように、音声で行えばよい。オペレータは、運転免許証がアクリル板42の適正な位置に載置され、この運転免許証の表面、および裏面が適正に撮像されたと判断すると、透過画像の撮像を契約装置1に対して指示する入力操作を行う。ここで得られた運転免許証の表面、および裏面の反射画像は、図6に示す画像であり、この画像は管理装置2において記録保存される。管理装置2は、この入力操作に応じて、透過画像の撮像指示を契約装置1に送信する。また、図6に示すように、運転免許証の表面の反射画像と、裏面の反射画像とは、上下が反転していることから、管理装置2においてこの撮像画像を表示するときに、裏面の反射画像の上下を反転させて表示する画像処理を行うようにしてもよい。また、契約装置1において、裏面の反射画像の上下を反転させる画像処理を行ってから、管理装置2に送信する構成としてもよい。
契約装置1は、管理装置2からの透過画像の撮像指示を受信すると(s5)、光源33aを消灯する(s6)。契約装置1は、このとき、光源33bについては消灯しない。これにより、書類撮像部12において、図7に示した運転免許証の裏面からの透過画像が撮像され、この透過画像が管理装置2に送信される。オペレータは、運転免許証の裏面からの透過画像の撮像が完了したことを確認すると、撮像完了を契約装置に通知する入力操作を行う。管理装置2は、この入力操作に応じて、契約装置1に対して運転免許証の撮像完了を通知する。管理装置2は、このときに得た運転免許証の裏面からの透過画像を、先に得た表面および裏面の反射画像に対応づけて記録保存する。
契約装置1は、管理装置2から運転免許証の撮像完了が通知されると(s7)、書類撮像部12における書類の撮像を停止する(s8)。s8では、カメラ31を停止するとともに、光源33bを消灯する。また、顧客に対して、運転免許証の受け取りを要求するガイダンスを行う(s9)。s9にかかるガイダンスは、音声出力部15における音声出力で行ってもよいし、表示部16における表示出力で行ってもよい。これにより、顧客が運転免許証を受け取る。
オペレータは、管理装置2において、上述した処理で取得した運転免許証の表面、および裏面の反射画像と、裏面からの透過画像を確認し、今回撮像した運転免許証が偽造されたものであるかどうかを判断する。上述したように、カメラ31は、運転免許証を正面から撮像しているので、撮像画像における歪みが抑えられている。また、裏面からの透過画像も得ているので、写真部分を切り貼りして偽造された運転免許証であるかどうかについても、比較的容易に判断できる。また、顧客撮像部13で撮像されている顧客と、運転免許証の写真と、を比較して、顧客と運転免許証の写真の人物とが一致しているかどうかも確認できる。オペレータは、顧客との契約を許可すると判断すると契約許可にかかる入力操作を行い、顧客との契約を許可しないと判断すると契約不許可にかかる入力操作を行う。管理装置2は、オペレータにより入力された契約許可、または契約不許可を契約装置1に通知する。
契約装置1は、管理装置2からの契約許可、または契約不許可の通知を待っており、契約許可が通知されると、s10で契約許可と判定し、契約書の印字発行等を含めた契約処理を行い(s11)、管理装置2との回線を切断し(s12)、本処理を終了する。s11では、印字発行した契約書に、住所の記入、署名、捺印等を行わせ、これを書類テーブル12aに載置させる。また、契約装置1が、書類撮像部12による書類の撮像を開始し、書類テーブル12aに載置された契約書を撮像し、この契約書の撮像画像を管理装置2に送信する。オペレータは、管理装置2において、契約書における利用者の記載に不備がないかどうかを確認し、不備があればその修正を指示する。この指示も、上述した運転免許証の載置等にかかる要求と同じように、音声で行えばよい。オペレータは、契約書に不備がなければ、契約装置1に対して、その契約書の回収を指示する入力操作を行う。契約装置1は、契約書の回収が指示されると、契約書を回収するとともに、必要に応じてカード等の発行を行う。契約書の回収については、書類テーブル12aに載置されている契約書を自動的に回収する構成を設けておいてもよいし、顧客に契約書を本体に形成している回収口から本体に挿入させるようにしてもよい。また、契約装置1は、s12で、書類撮像部12や、顧客撮像部13等を停止状態に移行させる。
また、契約装置1は、管理装置1から契約不許可が通知されると、s10で契約不許可と判定し、s11にかかる処理を行うことなく、s12にかかる処理を実行し、本処理を終了する。このとき、契約装置1は、契約できないことを顧客に通知する。
このように、この実施形態にかかる契約装置1では、運転免許証の表面、および裏面の反射画像が同時に撮像できるだけでなく、撮像画像における歪みが抑えられる。したがって、オペレータが撮像画像の確認による偽造の判断を誤る可能性を低減することができる。また、運転免許証の表面、および裏面の反射画像が、運転免許証を裏返すことなく撮像できるので、顧客との契約処理にかかる時間も十分に抑えられ、処理効率を低下させることもない。
なお、上記実施形態では、顧客が用いる身分証明書を運転免許証としたが、健康保険証等の他の証明書類を用いる構成であってもよい。また、書類撮像部12において、表面、および裏面の反射画像を得た後に、裏面からの反射画像を得るとしたが、撮像画像得る順番については、どのような順番であってもよい。また、表面、および裏面の反射画像を同時に得るとしたが、裏面からの透過画像と、裏面の反射画像と、を同時に得てもよい。この場合には、表面の反射画像を別途撮像すればよい。また、光源33aを点灯させ、光源33bを消灯させて、表面の反射画像、および表面からの透過画像を同時に撮像してもよい。
また、視野規制フィルム43は、アクリル板42の下面、すなわち運転免許証の載置側の反対面に貼付しているので、運転免許証との摩擦によるダメージを受けることがない。
また、図9に示すように、書類撮像部12にカメラ31で撮像した運転免許証の画像(表面および裏面の反射画像、裏面からの反射画像)を処理し、この運転免許証について、真偽を判別する画像処理部35を設けてもよい。例えば、表面および裏面の反射画像について、撮像位置の相対的なズレ量や、サイズ比等を検出し、真偽を判別する処理や、透過画像を用いて透過光量の著しい変化が生じている箇所を検出し、真偽を判別する処理等を行うようにしてもよい。この真偽判別に用いる基準データについては、予め設定しておけばよい。
また、この場合には、この画像処理による真偽判別と、管理装置2から契約許可にかかる通知とに基づいて、契約を許可するかどうかを最終的に判断すればよい。具体的には、管理装置2から契約の許可が通知され、且つ画像処理で偽造でないと判別された場合にのみ、契約を許可し、その他の場合に契約を不許可とすればよい。
さらに、アクリル板42の表面に、図10(A)、(B)に示すように、突起42aを形成してもよい。この突起42aは、アクリル板42の奥行き方向の略中央に形成されている。すなわち、アクリル板42における運転免許証の載置を区切る場所に設けられている。したがって、この突起42aにより、運転免許証を載置するときの位置合せが容易に行え、顧客の操作性が向上できる。
この発明にかかる自動契約システムの構成を示す図である。 この発明にかかる契約装置の外観を示す図である。 この発明にかかる契約装置の構成を示すブロック図である。 この発明にかかる契約装置の書類撮像部を示す図である。 この発明にかかる契約装置の書類撮像部を示す図である。 この発明にかかる契約装置の書類撮像部のカメラにおける運転免許証の撮像画像を示す図である。 この発明にかかる契約装置の書類撮像部のカメラにおける運転免許証の撮像画像を示す図である。 この発明にかかる契約装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の別の実施形態にかかる契約装置の構成を示すブロック図である。 この発明の別の実施形態にかかる契約装置のアクリル板を示す図である。
符号の説明
1−契約装置
2−管理装置
12−書類撮像部
31−カメラ
32−反射体
32a、32b−鏡
33a,33b−光源
34−点灯制御部
35−画像処理部
41−開口部
42−アクリル板
43−視野規制フィルム

Claims (8)

  1. 媒体を載置する透明な載置板と、
    前記載置板に対向する反射面が断面V字型に形成された反射体と、
    前記載置板を挟んで前記反射体の反対側に、当該載置台を正面から撮像するカメラと、を備え、
    前記カメラは、撮像領域が、前記載置板の前記載置位置に載置された媒体における前記反射体に対向していない側の面、および前記反射体の他方の反射面に投射されている当該媒体における前記反射体に対向している側の面の両方を撮像する大きさであり、
    前記反射体は、一方の反射面が前記載置板における媒体の載置位置に対向し、他方の反射面が前記載置板における媒体の載置位置に対向しない配置である、媒体撮像装置。
  2. 前記載置板を挟んで両側にそれぞれ配置され、前記載置位置に載置された媒体を照射する光源と、
    前記カメラにより前記載置部に載置されている媒体を撮像するときに、前記載置板を挟んで両側に配置した光源をともに点灯させる撮像制御部と、を備えた請求項1に記載の媒体撮像装置。
  3. 前記カメラにおいて撮像された媒体の表面、および裏面の撮像画像について、撮像位置の相対的なズレ量とサイズ比とを検出し、ここで検出した撮像位置の相対的なズレ量やサイズ比に基づいて、当該媒体の真偽を判別する第1の真偽判別部を備えた請求項1、または2に記載の媒体撮像装置。
  4. 前記撮像制御部は、前記載置板の前記載置位置に載置された媒体の一方の側に配置した光源を消灯し、他方の側に配置した光源を点灯させた状態で、前記カメラにより前記載置部に載置されている媒体の透過画像を撮像し、
    前記カメラにおいて撮像された媒体の透過画像について、透過光量の変化が所定量を超えている箇所を検出し、ここで検出した箇所の位置が適性であるかどうかにより、当該媒体の真偽を判別する第2の真偽判別部を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の媒体撮像装置。
  5. 前記載置板には、視野角を規制する視野規制フィルムが貼付されている請求項1〜のいずれかに記載の媒体撮像装置。
  6. 前記載置板には、前記媒体の載置面と反対の面に、前記視野規制フィルムが貼付されている請求項に記載の媒体撮像装置。
  7. 前記載置板は、前記媒体が載置される面に、媒体の載置位置を規制する突起を形成した形状である請求項1〜のいずれかに記載の媒体撮像装置。
  8. 前記載置板は、透明アクリル板である請求項1〜のいずれかに記載の媒体撮像装置。
JP2006212551A 2006-08-03 2006-08-03 媒体撮像装置 Expired - Fee Related JP4668145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212551A JP4668145B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 媒体撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212551A JP4668145B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 媒体撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008042416A JP2008042416A (ja) 2008-02-21
JP4668145B2 true JP4668145B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=39176970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006212551A Expired - Fee Related JP4668145B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 媒体撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4668145B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025571A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Toppan Printing Co Ltd カード発行システム及びカード発行方法
JP6157146B2 (ja) * 2012-03-29 2017-07-05 キヤノン株式会社 読み取り装置及びその制御方法
WO2018030376A1 (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 日本電産サンキョー株式会社 情報読取装置および情報読取装置の調整方法
JP2018026804A (ja) 2016-08-08 2018-02-15 日本電産サンキョー株式会社 情報読取装置および情報読取装置の調整方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133404A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Oki Electric Ind Co Ltd 生体画像取得装置
JP2003244434A (ja) * 2001-12-13 2003-08-29 Omron Corp 書類真偽判別装置およびその方法
JP2004336502A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Hitachi Ltd 自動契約装置
JP2005159552A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Glory Ltd 画像読取り装置および自動契約受付機
JP2006155341A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Nidec Sankyo Corp 読み取り装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3060043B2 (ja) * 1996-01-29 2000-07-04 株式会社日立製作所 書類確認システム
JPH1166273A (ja) * 1997-08-14 1999-03-09 Fujitsu Kiden Ltd 免許証の真偽判定装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133404A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Oki Electric Ind Co Ltd 生体画像取得装置
JP2003244434A (ja) * 2001-12-13 2003-08-29 Omron Corp 書類真偽判別装置およびその方法
JP2004336502A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Hitachi Ltd 自動契約装置
JP2005159552A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Glory Ltd 画像読取り装置および自動契約受付機
JP2006155341A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Nidec Sankyo Corp 読み取り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008042416A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4829221B2 (ja) ユーザの鏡像を表示することによってユーザを位置決めする装置、その位置決め方法、および画像捕捉装置
JP2014093036A (ja) 案内情報表示装置
JP4668145B2 (ja) 媒体撮像装置
KR102101045B1 (ko) 바이오메트릭 및 바이오그래픽 데이터를 획득하기 위한 스테이션
US8890935B2 (en) Capturing device, image processing method, and program
JP2000138854A (ja) ディジタル・カメラおよびその動作制御方法
WO2012042887A1 (ja) 帳票読取装置
JP2022536443A (ja) 制御照明を用いた表面外観の判定による文書認証方法
JP2002056439A (ja) カードリーダとこれを用いた身分証明書確認システム
JP7281904B2 (ja) 画像撮影装置
JP2002042204A (ja) 媒体画像読取装置とこれを用いた媒体画像確認システム
JP2006301199A (ja) 写真撮影装置
JP2020144692A (ja) 顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び情報記録媒体の発行システム
JP3060043B2 (ja) 書類確認システム
JP7416231B2 (ja) 設置支援装置、設置支援方法、およびプログラム
EP1608135A1 (en) Portable communication device with two cameras
JP3897067B2 (ja) 証明書識別システム
JP4646437B2 (ja) 立体画像観察装置
JP4237034B2 (ja) 画像読取り装置および自動契約受付機
JP2021163166A (ja) プログラム、真贋判定方法及び真贋判定装置
JPH09121277A (ja) 画像処理装置
JP2012222654A (ja) 書画カメラ
JPH1166273A (ja) 免許証の真偽判定装置
KR101460686B1 (ko) 홀로그램 처리기능을 가지는 스캔 장치 및 스캔 방법
JPS62127724A (ja) 撮像投影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees