JPH1166273A - 免許証の真偽判定装置 - Google Patents
免許証の真偽判定装置Info
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- JPH1166273A JPH1166273A JP9219575A JP21957597A JPH1166273A JP H1166273 A JPH1166273 A JP H1166273A JP 9219575 A JP9219575 A JP 9219575A JP 21957597 A JP21957597 A JP 21957597A JP H1166273 A JPH1166273 A JP H1166273A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 正確且つ迅速に免許証の真偽を判定する。
【解決手段】 免許証の裏面側に光を照射した状態で、
免許証の表面側をCCDカメラで撮影した画像と、裏面
側に光を照射しない状態で撮影した画像との差のデータ
を求める(S33)。差のデータから透かし模様のピッ
チを計算し、仮想データを作成する(S34)。仮想デ
ータと差のデータとを比較し、免許証の真偽を判定する
(S35)。
免許証の表面側をCCDカメラで撮影した画像と、裏面
側に光を照射しない状態で撮影した画像との差のデータ
を求める(S33)。差のデータから透かし模様のピッ
チを計算し、仮想データを作成する(S34)。仮想デ
ータと差のデータとを比較し、免許証の真偽を判定する
(S35)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免許証の真偽を判
定する装置に関する。
定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クレジットカードの契約、銀行等の金融
機関におけるローン契約、あるいは消費者金融等におい
てローン契約等を行うときに、契約者の身分を証明する
書類を提示する必要がある場合がある。そのような場
合、写真により本人であることを確認することができる
ので身分証明書類として免許証が用いられることが多
い。
機関におけるローン契約、あるいは消費者金融等におい
てローン契約等を行うときに、契約者の身分を証明する
書類を提示する必要がある場合がある。そのような場
合、写真により本人であることを確認することができる
ので身分証明書類として免許証が用いられることが多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら免許証と
いえども偽造可能であり、写真を張り替えたり、住所や
名前を書き換えて使用されることがある。
いえども偽造可能であり、写真を張り替えたり、住所や
名前を書き換えて使用されることがある。
【0004】消費者金融会社等では、従来窓口で行って
いた契約時の審査の代わりに自動契約機を利用すること
で、契約希望者と審査担当者が面談せずに審査を行うこ
とができるシステムが導入されつつある。自動契約機を
利用して審査を行う際には、契約希望者が申し込み用紙
に住所、氏名、勤務先等を記入して自動契約機の所定の
取り込み部に入れる。さらに、契約希望者が免許証を自
動契約機に設置されたカメラの前に置くと、別の場所に
いる審査担当者が、カメラで撮影された契約希望者の顔
と免許証の写真を比較して本人であることを確認した
後、契約の可否を判断するようになっている。
いた契約時の審査の代わりに自動契約機を利用すること
で、契約希望者と審査担当者が面談せずに審査を行うこ
とができるシステムが導入されつつある。自動契約機を
利用して審査を行う際には、契約希望者が申し込み用紙
に住所、氏名、勤務先等を記入して自動契約機の所定の
取り込み部に入れる。さらに、契約希望者が免許証を自
動契約機に設置されたカメラの前に置くと、別の場所に
いる審査担当者が、カメラで撮影された契約希望者の顔
と免許証の写真を比較して本人であることを確認した
後、契約の可否を判断するようになっている。
【0005】このように身分証明証をカメラ等により撮
影し、その撮影された画像と別のカメラで撮影した本人
の顔とを比較して確認する方法は、従来のように証明証
を直接担当者が目視により確認する方法に較べて、免許
書の真偽の判定の正確さで劣っており、偽造された免許
証を使用される可能性があった。
影し、その撮影された画像と別のカメラで撮影した本人
の顔とを比較して確認する方法は、従来のように証明証
を直接担当者が目視により確認する方法に較べて、免許
書の真偽の判定の正確さで劣っており、偽造された免許
証を使用される可能性があった。
【0006】免許証の真偽を判定する他の方法として、
免許証を自動契約機内部に取り込み、免許証の厚みを測
定して変造等を検出することも考えられるが、この方法
でもカラーコピー等による偽造を検出することは難し
い。
免許証を自動契約機内部に取り込み、免許証の厚みを測
定して変造等を検出することも考えられるが、この方法
でもカラーコピー等による偽造を検出することは難し
い。
【0007】本発明の課題は、免許証の真偽をより正確
に判定できる免許証の真偽判定装置を提供することであ
る。
に判定できる免許証の真偽判定装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の免許証の真偽判
定装置は、免許証の裏面側から光を照射する光源と、光
源から光が照射された状態で、免許証の表面側の画像を
読み取る読み取り手段と、読み取り手段で免許証の透か
し模様を読み取れたか否かにより、免許証の真偽を判定
する判定手段とを備える。
定装置は、免許証の裏面側から光を照射する光源と、光
源から光が照射された状態で、免許証の表面側の画像を
読み取る読み取り手段と、読み取り手段で免許証の透か
し模様を読み取れたか否かにより、免許証の真偽を判定
する判定手段とを備える。
【0009】本発明によれば、目視により確認しなくと
も、免許証の透かし模様の有無を調べることで、免許証
の真偽を正確且つ迅速に判定することができる。
も、免許証の透かし模様の有無を調べることで、免許証
の真偽を正確且つ迅速に判定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の免
許証の真偽判定装置を有する自動契約機11の外観斜視
図である。
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の免
許証の真偽判定装置を有する自動契約機11の外観斜視
図である。
【0011】自動契約機11は、消費者金融会社などに
おいて、従来審査担当者がローン契約等を希望する契約
希望者(以下、顧客という)と面談して行っていた審査
の手続きを、顧客が審査担当者と直接接触せずに行える
ようするためのものである。
おいて、従来審査担当者がローン契約等を希望する契約
希望者(以下、顧客という)と面談して行っていた審査
の手続きを、顧客が審査担当者と直接接触せずに行える
ようするためのものである。
【0012】自動契約機11の正面には、予め用意して
ある申し込み用紙に顧客が住所、氏名、勤務先などの契
約に必要な事項を記入するとき使用する記入台12と、
顧客の顔を別の場所にいる審査担当者が確認するための
カメラ13と、顧客が行う手続きを指示するメッセージ
等を表示し、また顧客が画面に表示されたキーを操作し
て入力を行うことのできるタッチパネル付ディスプレイ
14と、顧客の音声を取り込むマイク15とが設けられ
ている。
ある申し込み用紙に顧客が住所、氏名、勤務先などの契
約に必要な事項を記入するとき使用する記入台12と、
顧客の顔を別の場所にいる審査担当者が確認するための
カメラ13と、顧客が行う手続きを指示するメッセージ
等を表示し、また顧客が画面に表示されたキーを操作し
て入力を行うことのできるタッチパネル付ディスプレイ
14と、顧客の音声を取り込むマイク15とが設けられ
ている。
【0013】タッチパネル付ディスプレイ14の右側に
は、記入が完了した申し込み用紙を載せる用紙セット部
16と、その用紙セット部16にセットされた申し込み
用紙を装置内部に取り込むための用紙取り込み部17が
設けられている。用紙セット部16には、身分を証明す
るための免許証をセットする免許証セット位置18が明
示されている。
は、記入が完了した申し込み用紙を載せる用紙セット部
16と、その用紙セット部16にセットされた申し込み
用紙を装置内部に取り込むための用紙取り込み部17が
設けられている。用紙セット部16には、身分を証明す
るための免許証をセットする免許証セット位置18が明
示されている。
【0014】用紙セット部16の上部には、申し込み用
紙及び免許証を画像データとして読み取るためのCCD
カメラ19と、用紙セット部16に載せられた用紙及び
免許証セット位置18にセットされた免許証を読み取る
際に、用紙あるいは免許証を照明する照明ランプ20が
設けられている。
紙及び免許証を画像データとして読み取るためのCCD
カメラ19と、用紙セット部16に載せられた用紙及び
免許証セット位置18にセットされた免許証を読み取る
際に、用紙あるいは免許証を照明する照明ランプ20が
設けられている。
【0015】免許証セット位置18の下部には、図2に
示すように照明ランプ23が設けられており、この照明
ランプ23により免許証の裏面側から光を照射し、その
光が免許証を透過したときに得られる透かし模様をCC
Dカメラ19により読み取って免許証の真偽の判定を行
うようになっている。
示すように照明ランプ23が設けられており、この照明
ランプ23により免許証の裏面側から光を照射し、その
光が免許証を透過したときに得られる透かし模様をCC
Dカメラ19により読み取って免許証の真偽の判定を行
うようになっている。
【0016】自動契約機11には、図示していないが、
カメラ13及びCCDカメラ19による画像データの取
り込み、タッチパネル付ディスプレイ14への表示の指
示等を行うマイクロプロセッサと、CCDカメラ19で
撮影した免許証の画像データ等を記憶するRAM等が内
蔵されている。
カメラ13及びCCDカメラ19による画像データの取
り込み、タッチパネル付ディスプレイ14への表示の指
示等を行うマイクロプロセッサと、CCDカメラ19で
撮影した免許証の画像データ等を記憶するRAM等が内
蔵されている。
【0017】免許証には、裏面側から光を当てたときに
見える、図3に示すような透かし模様31が入ってお
り、免許証の裏面側に照射する光の明るさ調整すること
により、表面側から透かし模様31を読み取ることがで
きる。この透かし模様31は、免許証全体にほぼ均一の
ピッチで入っているので、氏名、本籍、写真欄、住所等
の欄の透かし模様31の有無を調べることにより免許証
の真偽を判定することができる。
見える、図3に示すような透かし模様31が入ってお
り、免許証の裏面側に照射する光の明るさ調整すること
により、表面側から透かし模様31を読み取ることがで
きる。この透かし模様31は、免許証全体にほぼ均一の
ピッチで入っているので、氏名、本籍、写真欄、住所等
の欄の透かし模様31の有無を調べることにより免許証
の真偽を判定することができる。
【0018】図1に戻り、CCDカメラ19の上部に
は、審査か完了して契約可能な場合に契約書を印刷して
外部に出力するプリンタ部21が設けられ、用紙セット
部16の下部には契約者に発行されるカードが出力され
るカード発行部22が設けられている。
は、審査か完了して契約可能な場合に契約書を印刷して
外部に出力するプリンタ部21が設けられ、用紙セット
部16の下部には契約者に発行されるカードが出力され
るカード発行部22が設けられている。
【0019】図4は、自動契約機11を用いた契約シス
テムのシステム構成図である。自動契約機11は支店内
あるいは支店外に設けられたブースA1、A2・・・C
3内に設置されており、自動契約機11のカメラ13で
撮影した顧客の画像データ及びCCDカメラ19で読み
取った申し込み用紙の画像データ等は、それぞれの支店
A〜Cの端末装置に送られる。各支店A〜Cの審査担当
者は、端末装置のディスプレイに表示される契約申し込
み用紙の記載事項及び免許証の記載事項を確認し、それ
らの情報を端末装置の入力装置から入力してホストコン
ピュータ41に送り、顧客の個人情報を参考にして契約
の可否を判断する。
テムのシステム構成図である。自動契約機11は支店内
あるいは支店外に設けられたブースA1、A2・・・C
3内に設置されており、自動契約機11のカメラ13で
撮影した顧客の画像データ及びCCDカメラ19で読み
取った申し込み用紙の画像データ等は、それぞれの支店
A〜Cの端末装置に送られる。各支店A〜Cの審査担当
者は、端末装置のディスプレイに表示される契約申し込
み用紙の記載事項及び免許証の記載事項を確認し、それ
らの情報を端末装置の入力装置から入力してホストコン
ピュータ41に送り、顧客の個人情報を参考にして契約
の可否を判断する。
【0020】次に、自動契約機11を利用した契約の申
し込みから審査が完了するまでの手続きを図5を参照し
て説明する。先ず、顧客は申し込み用紙に所定の事項を
記載して用紙セット部16に載せる(S1)。店側の審
査担当者は、CCDカメラ19で撮影された申し込み用
紙の記載事項を、端末装置の画面上で確認し、記載事項
にもれがなければ、用紙取り込み部17からの申し込み
用紙の取り込みを指示する。さらに、取り込んだ申し込
み用紙を審査担当者が目視で確認する(S2)。この場
合、自動契約機11は支店内または支店に隣接して設置
されているので、自動契約機11の用紙取り込み部17
から取り込んだ用紙を審査担当者が取りに行く。
し込みから審査が完了するまでの手続きを図5を参照し
て説明する。先ず、顧客は申し込み用紙に所定の事項を
記載して用紙セット部16に載せる(S1)。店側の審
査担当者は、CCDカメラ19で撮影された申し込み用
紙の記載事項を、端末装置の画面上で確認し、記載事項
にもれがなければ、用紙取り込み部17からの申し込み
用紙の取り込みを指示する。さらに、取り込んだ申し込
み用紙を審査担当者が目視で確認する(S2)。この場
合、自動契約機11は支店内または支店に隣接して設置
されているので、自動契約機11の用紙取り込み部17
から取り込んだ用紙を審査担当者が取りに行く。
【0021】ここで、免許証を確認する場合の手続きを
図6を参照して説明する。申し込み用紙の取り込みが完
了すると、タッチパネル付ディスプレイ14に「免許証
を免許証セット位置18にセットして下さい」とのメッ
セージが表示される(S21)。これに対応して顧客が
免許証を免許証セット位置18にセットすると、審査担
当者は、CCDカメラ19で撮影された免許証の顔写真
と、カメラ13で撮影された顧客の顔を比べて、本人か
どうかを確認する(S22)。このときはまだ免許証セ
ット位置18の下側の照明ランプ23は点灯していな
い。
図6を参照して説明する。申し込み用紙の取り込みが完
了すると、タッチパネル付ディスプレイ14に「免許証
を免許証セット位置18にセットして下さい」とのメッ
セージが表示される(S21)。これに対応して顧客が
免許証を免許証セット位置18にセットすると、審査担
当者は、CCDカメラ19で撮影された免許証の顔写真
と、カメラ13で撮影された顧客の顔を比べて、本人か
どうかを確認する(S22)。このときはまだ免許証セ
ット位置18の下側の照明ランプ23は点灯していな
い。
【0022】免許証の目視による確認が終了したなら、
免許証真偽判定処理が実行される(S23)。免許証真
偽判定処理は、自動契約機11に内蔵されるマイクロプ
ロセッサにより実行される。以下、この免許証真偽判定
処理の内容を、図7のフローチャートを参照して説明す
る。
免許証真偽判定処理が実行される(S23)。免許証真
偽判定処理は、自動契約機11に内蔵されるマイクロプ
ロセッサにより実行される。以下、この免許証真偽判定
処理の内容を、図7のフローチャートを参照して説明す
る。
【0023】先ず、CCDカメラ19で免許証を撮影す
る(S31)。このとき撮影される画像データは透かし
模様31を含まない画像データとなる。次に照明ランプ
23を点灯した状態で、CCDカメラ19で再度免許証
を撮影する(S32)。このとき撮影される画像データ
は透かし模様31を含む画像データとなる。
る(S31)。このとき撮影される画像データは透かし
模様31を含まない画像データとなる。次に照明ランプ
23を点灯した状態で、CCDカメラ19で再度免許証
を撮影する(S32)。このとき撮影される画像データ
は透かし模様31を含む画像データとなる。
【0024】そして、ステップS32で得られる画像デ
ータとステップS31で得られる画像データの差のデー
タを求める(S33)。この差のデータは、透かし模様
31を含む免許証の画像データと、透かし模様31を含
まない免許証の画像データとの差を示しているので、そ
の差のデータは免許証に記載されている住所、氏名、写
真等の画像を取り除いた透かし模様31だけの画像デー
タとなる。
ータとステップS31で得られる画像データの差のデー
タを求める(S33)。この差のデータは、透かし模様
31を含む免許証の画像データと、透かし模様31を含
まない免許証の画像データとの差を示しているので、そ
の差のデータは免許証に記載されている住所、氏名、写
真等の画像を取り除いた透かし模様31だけの画像デー
タとなる。
【0025】上記のようにして得られた透かし模様31
は均一のピッチで存在するので、その透かし模様31の
ピッチ、つまり隣接する透かし模様31の左右のピッチ
及び上下のピッチを計算し、免許証の画像データの全て
の領域にそのピッチで透かし模様31を配置したときの
仮想データを作成する(S34)。図8に示すような透
かし模様31が検出された場合には、それらの透かし模
様31の左右のピッチP1と上下のピッチP2を画像デ
ータから計算により求め、そのピッチP1、P2で透か
し模様31が均一に存在するような仮想データを作成す
る。
は均一のピッチで存在するので、その透かし模様31の
ピッチ、つまり隣接する透かし模様31の左右のピッチ
及び上下のピッチを計算し、免許証の画像データの全て
の領域にそのピッチで透かし模様31を配置したときの
仮想データを作成する(S34)。図8に示すような透
かし模様31が検出された場合には、それらの透かし模
様31の左右のピッチP1と上下のピッチP2を画像デ
ータから計算により求め、そのピッチP1、P2で透か
し模様31が均一に存在するような仮想データを作成す
る。
【0026】そして、仮想データと差のデータとを比較
し、免許証の住所欄、氏名欄、写真欄等の透かし模様3
1と、仮想データの透かし模様31がほぼ一致するか否
かにより免許証の真偽を判定する(図7,S35)。こ
の判定で、例えば写真欄に透かし模様31が無い場合に
は、別の写真と貼り替えられた偽の免許証と判定し、氏
名欄あるいは住所欄に透かし模様31がない場合には、
それらの欄が書き換えられた偽の免許証と判定する。ス
テップS35の判定で、免許証が真と判定された場合に
は、真偽判定処理を終了する。
し、免許証の住所欄、氏名欄、写真欄等の透かし模様3
1と、仮想データの透かし模様31がほぼ一致するか否
かにより免許証の真偽を判定する(図7,S35)。こ
の判定で、例えば写真欄に透かし模様31が無い場合に
は、別の写真と貼り替えられた偽の免許証と判定し、氏
名欄あるいは住所欄に透かし模様31がない場合には、
それらの欄が書き換えられた偽の免許証と判定する。ス
テップS35の判定で、免許証が真と判定された場合に
は、真偽判定処理を終了する。
【0027】なお、透かし模様31を含む画像データを
読み取る場合に、住所欄、氏名欄、写真欄の文字あるい
は写真の画像データと透かし模様31とが重なると、2
つの画像データの差を求めたときに透かし模様31の一
部が欠けてしまうことがある。このような場合でも、免
許証が偽と判定されないように、住所欄、氏名欄、写真
欄等の画像データと仮想データとを比較する際に、画像
データが一定の割合以上一致すれば、免許証が真である
と判定するようにしている。
読み取る場合に、住所欄、氏名欄、写真欄の文字あるい
は写真の画像データと透かし模様31とが重なると、2
つの画像データの差を求めたときに透かし模様31の一
部が欠けてしまうことがある。このような場合でも、免
許証が偽と判定されないように、住所欄、氏名欄、写真
欄等の画像データと仮想データとを比較する際に、画像
データが一定の割合以上一致すれば、免許証が真である
と判定するようにしている。
【0028】ステップS35で、住所欄、氏名欄、写真
欄に透かし模様31が存在しない場合には、偽の免許証
と判定し、ステップS36に進む。ステップS36で
は、この免許証を身分証明書として使用することができ
ないことをタッチスイッチ付ディスプレイ14に表示す
る。
欄に透かし模様31が存在しない場合には、偽の免許証
と判定し、ステップS36に進む。ステップS36で
は、この免許証を身分証明書として使用することができ
ないことをタッチスイッチ付ディスプレイ14に表示す
る。
【0029】なお、免許証の裏面側から光を照射して免
許証を撮影するときに、免許証に照射する光量を数段階
に変化させて、それぞれの光量における画像を撮影し、
透かしの有無を判定するようにすれば、免許証の厚さの
ばらつき、汚れ等により真正の免許証を偽造と判定する
可能性を少なくでき、免許証の真偽の判定精度をより向
上させることができる。
許証を撮影するときに、免許証に照射する光量を数段階
に変化させて、それぞれの光量における画像を撮影し、
透かしの有無を判定するようにすれば、免許証の厚さの
ばらつき、汚れ等により真正の免許証を偽造と判定する
可能性を少なくでき、免許証の真偽の判定精度をより向
上させることができる。
【0030】また、カメラ19の代わりにラインセンサ
等により免許証の画像を1ラインづつ取り込む場合に
は、免許証の基準位置、例えば左上端や左下端を基準位
置として定め、読み取り位置を順にずらしていって、1
ライン分の画像データの中で透かし模様31により繰り
返されるビットパターンを検出することで、透かし模様
31が存在するか否かを判定してもよい。
等により免許証の画像を1ラインづつ取り込む場合に
は、免許証の基準位置、例えば左上端や左下端を基準位
置として定め、読み取り位置を順にずらしていって、1
ライン分の画像データの中で透かし模様31により繰り
返されるビットパターンを検出することで、透かし模様
31が存在するか否かを判定してもよい。
【0031】なお、上記の実施の形態は、透かし模様が
免許証全体に均一に分布している場合について述べた
が、透かし模様が部分的に設けられていて、透かし模様
のピッチが均一であるもの、あるいは部分的に1または
複数個の透かし模様が設けられていて、ピッチが必ずし
も均一でないもの等種々考えられる。その場合、透かし
模様の分布形態を予め複数種類登録しておいて、判定対
象の免許証から読み取った透かし模様の分布形態と登録
してある透かし模様の分布形態を比較して、近似する透
かし模様の分布形態に基づいて、所定の位置に透かし模
様が存在するか否かにより免許証の真偽を判定するよう
にしてもよい。あるいは、免許証の真偽判定装置に透か
し模様の登録機能を設け、真正の複数種類の免許証の透
かし模様を読み取って透かし模様の分布形態を登録する
ことで、登録した透かし模様の分布形態毎に免許証の真
偽の判定基準となる透かし模様の位置を決めるようにし
てもよい。
免許証全体に均一に分布している場合について述べた
が、透かし模様が部分的に設けられていて、透かし模様
のピッチが均一であるもの、あるいは部分的に1または
複数個の透かし模様が設けられていて、ピッチが必ずし
も均一でないもの等種々考えられる。その場合、透かし
模様の分布形態を予め複数種類登録しておいて、判定対
象の免許証から読み取った透かし模様の分布形態と登録
してある透かし模様の分布形態を比較して、近似する透
かし模様の分布形態に基づいて、所定の位置に透かし模
様が存在するか否かにより免許証の真偽を判定するよう
にしてもよい。あるいは、免許証の真偽判定装置に透か
し模様の登録機能を設け、真正の複数種類の免許証の透
かし模様を読み取って透かし模様の分布形態を登録する
ことで、登録した透かし模様の分布形態毎に免許証の真
偽の判定基準となる透かし模様の位置を決めるようにし
てもよい。
【0032】図5に戻り、免許証の真偽の判定が終了し
たなら、申し込み用紙に記載されている住所あるいは勤
務先に電話して本人の確認を行う(S5)。また、この
ときタッチパネル付ディスプレイ14に質問事項を表示
し、顧客がそれに応答することで審査を行う。そして、
審査結果から契約可能か否かを判断する(S7)。契約
可能であれば、プリンタ部21で契約書に必要事項を印
刷し、その契約書をプリンタ部21の排出口から排出す
る(S8)。契約できない場合には、タッチパネル付デ
ィスプレイ14に契約できない旨のメッセージを表示す
る。
たなら、申し込み用紙に記載されている住所あるいは勤
務先に電話して本人の確認を行う(S5)。また、この
ときタッチパネル付ディスプレイ14に質問事項を表示
し、顧客がそれに応答することで審査を行う。そして、
審査結果から契約可能か否かを判断する(S7)。契約
可能であれば、プリンタ部21で契約書に必要事項を印
刷し、その契約書をプリンタ部21の排出口から排出す
る(S8)。契約できない場合には、タッチパネル付デ
ィスプレイ14に契約できない旨のメッセージを表示す
る。
【0033】顧客は契約書を受け取って内容を確認した
なら署名及び印鑑を押して用紙セット部16に載せる
(S10)。店側の審査担当者は、契約書の署名及び押
印を確認したなら契約書の控えを顧客に返し、同時に契
約者カードをカード発行部22から発行する(S1
1)。これにより契約手続きが完了する。
なら署名及び印鑑を押して用紙セット部16に載せる
(S10)。店側の審査担当者は、契約書の署名及び押
印を確認したなら契約書の控えを顧客に返し、同時に契
約者カードをカード発行部22から発行する(S1
1)。これにより契約手続きが完了する。
【0034】上述した実施の形態によれば、カラーコピ
ー等による偽造はもちろん、免許証の顔写真が貼り替え
られたり、住所、氏名等が書き換えられた場合でも、そ
れらの免許証が偽造であると判定できるので、免許証の
真偽の判定を正確かつ迅速に行うことができる。
ー等による偽造はもちろん、免許証の顔写真が貼り替え
られたり、住所、氏名等が書き換えられた場合でも、そ
れらの免許証が偽造であると判定できるので、免許証の
真偽の判定を正確かつ迅速に行うことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、従来目視で行っていた
免許証の真偽の判定を、自動的に迅速且つ正確に行うこ
とができる。
免許証の真偽の判定を、自動的に迅速且つ正確に行うこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態の自動契約機11の外観斜
視図である。
視図である。
【図2】免許証セット位置18の断面図である。
【図3】免許証の透かし模様31を示す図である。
【図4】自動契約システムのシステム構成図である。
【図5】契約手続きを示すフローチャートである。
【図6】免許証を確認する際の手続きを示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】免許証真偽判定処理のフローチャートである。
【図8】免許証の透かし模様31の説明図である。
11 自動契約機 16 用紙セット部 18 免許証セット位置 19 CCDカメラ 20、23 照明ランプ
Claims (5)
- 【請求項1】免許証の裏面側から光を照射する光源と、 前記光源から光が照射された状態で、前記免許証の表面
側の画像を読み取る読み取り手段と、 この読み取り手段で前記免許証の透かし模様を読み取れ
たか否かにより、該免許証の真偽を判定する判定手段と
を備えることを特徴とする免許証の真偽判定装置。 - 【請求項2】前記読み取り手段は、前記免許証全体を1
つの画像として読み取る画像読み取り手段からなり、 前記判定手段は、前記光源から光が照射された状態で読
み取られた前記免許証の画像データから前記透かし模様
を検出し、該検出結果に基づいて前記免許証の真偽を判
定することを特徴とする請求項1記載の免許証の真偽判
定装置。 - 【請求項3】前記判定手段は、前記光源から光が照射さ
れた状態で読み取られた画像データと、前記光源から光
が照射されない状態で読み取られた画像データとの差の
データを求め、該差のデータに透かし模様が含まれてい
るか否かにより前記免許証の真偽を判定することを特徴
とする請求項1または2記載の免許証の真偽判定装置。 - 【請求項4】前記判定手段は、前記光源から光が照射さ
れた状態で読み取られた前記免許証の本籍、住所、有効
期限、免許の種類及び写真欄の画像データから透かし模
様が検出されたか否かにより前記免許証の真偽を判定す
ることを特徴とする請求項1または2記載の免許証の真
偽判定装置。 - 【請求項5】前記読み取り手段は、前記免許証の少なく
とも1ライン分の画像データを読み取ることのできる手
段であり、 前記判定手段は、前記1ライン分の画像データに同じ画
像パターンが一定の周期で繰り返し検出されるか否かに
より前記透かし模様の有無を判断して前記免許証の真偽
を判定することを特徴とする請求項1記載の免許証の真
偽判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9219575A JPH1166273A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 免許証の真偽判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9219575A JPH1166273A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 免許証の真偽判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1166273A true JPH1166273A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16737679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9219575A Withdrawn JPH1166273A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 免許証の真偽判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1166273A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-08-14 JP JP9219575A patent/JPH1166273A/ja not_active Withdrawn
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