JP4665861B2 - 表面実装型電子デバイス - Google Patents
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Description
あって、回路基板上の所定のランドに実装端子を半田接合した際に半田接合部に加わる機
械的応力を低減した表面実装型電子デバイスに関するものである。
れている。電子機器の小型化に対応した表面実装型電子デバイスにおいては、回路基板へ
搭載する際のハンダ付け強度を如何に保つかが要点である。
表面実装型電子デバイスとしては、例えば底面に実装端子を備えた凹所を有する絶縁基
板の上面に、各種電子部品素子などを搭載し、蓋にて封止した構造を備えたものが知られ
ている。このような表面実装型電子デバイスとしては、例えば水晶振動子、水晶フィルタ
、SAWフィルタなどの圧電デバイスを例示することができる。
して、特許文献1に示す特開2004−64701公報により開示された手法がある。
図8は、特開2004−64701公報により開示された表面実装型水晶振動子の構造
を示す図である。水晶振動子101は、ベース基板102と、枠壁103とにより容器本
体を形成し、水晶振動素子104を搭載して蓋105により封止した構造である。ベース
基板102の上面には一対の内部パッド106a、106bを有し、水晶振動素子104
のリード電極と導電性接着剤により固着されて電気的・機械的に接続する。また、一対の
内部パッド106a、106bは、ベース基板102の内部を経由してスルーホールによ
ってベース基板102の底面に延出され、一対の実装端子107a、107bと電気的に
接続される。
形成された側面電極108a、108bと夫々接続される。従って、このような構成であ
れば、回路基板上に水晶振動子を搭載し半田接合する際は、実装端子107a、107b
のみならず側面電極108a、108bでも半田と接合し、高さ方向の半田量が増すので
、半田フィレットが形成されて半田接合の強度を高める。
り半田接合固定した後に以下のような問題を有していた。
表面実装型電子デバイスのパッケージの材質は、一般的に、機械的な強度、比誘電率、
機密性、耐湿性などの観点から、アルミナなどのセラミックパケージが用いられることが
多い。一方、回路基板の材質としては、コスト、製造・加工の容易性などの観点から、例
えばガラスエポキシ基板などが用いられている。そこで、表面実装型電子デバイスのパッ
ケージと回路基板の材質が異なることから、夫々の熱膨張係数は相違する。従って、表面
実装型電子デバイスは、回路基板上に半田接合された後、温度サイクルが加わると、二つ
の実装端子間、及び、二つの側面電極間において機械的応力が発生する。この機械的応力
は、二つの実装端子間、及び、二つの側面電極間の距離が長いほど大きく働き、温度サイ
クルが繰り返し加わると、半田接合部の耐久性が問題となる。最悪な場合、半田接合部に
クラックが生じて表面実装型電子デバイスが剥離する可能性がある。例えば、表面実装型
電子デバイスを車載用の回路基板上に搭載した場合などのように、過酷な使用環境にて使
用した場合には、振動、衝撃に加えて、高温、低温に曝されるため、温度サイクルに起因
した半田接続部の耐久性の劣化が特に問題となる。
対向する辺に形成されており、二つの実装端子間の距離が離れていると共に、実装端子と
接続された側面電極も、一方の側面電極と他方の側面電極との距離が離れて配置されてい
る。そのため、前述した機械的応力の加わり方が大きく、表面実装型電子デバイスを回路
基板に搭載した際の信頼性が低下していた。
また、表面実装型電子デバイスの回路基板への接合強度を高めることを目的とした従来
例としては、他に、特許文献2に示した特開2006−32645公報により開示された
手法がある。この手法は、キャスタレーションを設けたことが特徴であり、パッケージの
底面の短辺側の対向辺に沿って、実装端子と、当該実装端子からキャスタレーションを介
してパッケージの側面に延出して形成された側面電極とを備えている。そこで、パッケー
ジを回路基板上に半田接合した際に、側面電極部における半田フィレットの形成が促進さ
れ、パッケージと回路基板との接合強度を高め、パッケージと回路基板との熱膨張差が生
じても、半田クラックなどの悪影響を抑制するというものである。
子がパッケージの短辺の対向する辺に形成されており、二つの実装端子の間の距離が離れ
ていると共に、実装端子と接続される側面電極も、一方の側面電極と他方の側面電極との
距離が離れて配置されている。従って、回路基板上にパッケージを半田接合した後、温度
サイクルが繰り返し加わると、パッケージの実装端子部、或いは、側面電極部に半田クラ
ックが生ずる可能性がある。
本発明は上述したような問題を解決するためになされたものであって、表面実装型電子
デバイスを回路基板上に半田接合した後に、温度サイクル、振動、衝撃などに起因して、
半田接合部に大きな機械的応力が加わってクラックが発生し易くなるという不具合を解決
することを目的としている。
本発明に係る表面実装型電子デバイスは、絶縁基板を3層以上に積層して構成した略矩形のベース基板と、該ベース基板上の気密空間内に電子部品素子を収容した構造を備えた表面実装型電子デバイスであって、前記ベース基板は、少なくとも第一の基板と第二の基板と第三の基板を備えており、第一の基板は上面層であり、第三の基板は底面層であり、前記第一の基板の上面には前記電子部品素子を接合固定し外部へ接続するための一対の素子搭載用パッドを備え、該一対の素子搭載用パッドは、前記第三の基板の底面に延出され、ベース基板の底面に設けた一対の実装端子と電気的に接続しており、前記第三の基板の長辺寸法を前記第一の基板の長辺寸法より短尺化し、前記一対の実装端子は、短尺化した前記第三の基板の短辺の対向する辺に形成すると共に、前記一対の実装端子に接続して第三の基板の短辺側面に夫々側面電極を設けたことを特徴としている。
辺に、一対の実装端子、及び、一対の側面電極を形成した。そこで、実装端子間の距離、
及び、側面電極間の距離が縮まり、水晶振動子と回路基板の半田接合部に加わる機械的応
力を低減することから、温度サイクルが加わった際に、半田接合部に半田クラックが生じ
ることを防止することができる。また、表面実装型電子デバイスを回路基板上に半田接合
した後に、表面実装型電子デバイスの側面より、容易に半田フィレットの状態を確認する
ことができる。
辺に、一対の実装端子、及び、一対の側面電極を形成した。そこで、実装端子間の距離、
及び、側面電極間の距離が縮まり、水晶振動子と回路基板の半田接合部に加わる機械的応
力を低減することから、温度サイクルが加わった際に、半田接合部に半田クラックが生じ
ることを防止することができる。
辺に、一対の実装端子、及び、一対の側面電極を形成した。そこで、実装端子間の距離、
及び、側面電極間の距離が縮まり、水晶振動子と回路基板の半田接合部に加わる機械的応
力を低減することから、温度サイクルが加わった際に、半田接合部に半田クラックが生じ
ることを防止することができる。また、表面実装型電子デバイスを回路基板上に半田接合
した後に、表面実装型電子デバイスの側面より、容易に半田フィレットの状態を確認する
ことができる。また、更に、表面実装型電子デバイスの底面四隅に、柱部材を形成したの
で、表面実装型電子デバイスを回路基板上にリフローなどの手段で半田接合する際に、表
面実装型電子デバイスが傾いて半田接合されることを防止できる。
型電子デバイスと回路基板の半田接合部に加わる機械的応力を低減することから、温度サ
イクルが加わった際に、半田接合部に半田クラックが生じることを防止することができる
。また、柱部材の機能を底面層の基板が有しており、柱部材と底面層の基板を一体化して
いる。これにより、柱部材を形成するための特別な工程が不要となり、ベース基板または
表面実装型電子デバイスの製造工程を簡略化することができる。そして、一体化した柱部
材により、表面実装型電子デバイスを回路基板上にリフローなどの手段で半田接合する際
に、表面実装型電子デバイスが傾いた状態で半田接合されることを防止する。
ス基板上の外周に添って配置した枠壁と、該枠壁上に設けた蓋と、により形成されている
ことを特徴としている。
また本発明に係る表面実装型電子デバイスは、前記気密空間が、前記ベース基板と逆椀
状の蓋からなるキャップとにより形成されていることを特徴としている。
これによれば、前述したような効果のほか、表面実装型電子デバイスの構造が簡素化さ
れ、表面実装型電子デバイスを封止する際に、組み立てに要するコストを低減することが
できる。
これによれば、本発明における手法を、表面実装型の圧電デバイスに適用すると、圧電
デバイスの半田接合強度を向上させる上で大きな効果を発揮することができる。
なお、以下の実施形態では、表面実装型電子デバイスの一例として、表面実装型圧電デ
バイス、特に水晶振動子を用いて説明する。
の半田接合部に大きな機械的応力が加わってクラックが発生し易くなるという不具合を解
決するため、水晶振動子に形成した一対の実装端子間、及び一対の側面電極間の距離を縮
めた構造とした。これは、前述したように、機械的応力は、二つの実装端子間、及び、二
つの側面電極間の距離が長いほど大きく働くことが知られているためである。二つの実装
端子間、及び、二つの側面電極間の距離を縮めるためには、水晶振動子のパッケージを小
型化することも考えられるが、これは、内蔵する水晶振動素子の形状を小型化する必要が
あり、小型化によるクリスタルインピーダンスや容量比の増大という特性劣化を招くこと
から現実的でない。そこで、水晶振動子のパッケージを構成するベース基板を積層基板に
より構成し、積層基板の底面層の基板の長辺方向の寸法を長辺方向のパッケージサイズよ
り所定の寸法だけ短尺化した。そこで、短尺化した底面層の基板の短辺の対向する辺に、
一対の実装端子、及び、夫々の実装端子に接続した一対の側面電極を形成したので、パッ
ケージ寸法を小型化せずに、二つの実装端子間、及び、二つの側面電極間の距離を縮める
ことが可能となった。
1(a)は、水晶振動子の正面断面図を示し、図1(b)は、水晶振動子の底面図を示す
。
水晶振動子1は、セラミックシートなどのシート状の絶縁材料を積層することにより形
成したベース基板2と、該ベース基板2の上面の外周に沿って配置した枠壁3とにより形
成された凹所内に、水晶振動素子4を収容して蓋5により封止することにより、気密空間
Sを形成した構造を備えている。ベース基板2の形状は、略矩形であり、3層の絶縁材料
を積層したものである。
また、ベース基板2は、図に向かって上面より第一の基板6と、第二の基板7と、第三
の基板8と、を積層して構成する。第一の基板6の上面には、水晶振動素子4と電気的に
接続される二つの内部パッド(素子搭載用パッド)9a、9b(図示せず)を備え、水晶
振動素子4のリード電極と導電性接着剤により固着されて電気的・機械的に接続する。ま
た、内部パッド9a、9bは、スルーホールを介し、第二の基板7を経由して、第三の基
板8の底面に備えた一対の実装端子10a、10bと夫々導通している。
が短尺化されており、第三の基板8の短辺の対向する辺に形成された実装端子10a、と
10bは、近接して配置される。更に、第三の基板8の短辺側面には、二つの側面電極1
1a、11bが形成されており、夫々対応する実装端子10a、及び、10bと接続され
る。従って、短尺化した第三の基板8の短辺の対向する辺に、一対の実装端子10a、1
0b、及び、一対の側面電極11a、11bを形成したので、実装端子10aと10b間
の距離、及び、側面電極11aと11b間の距離が縮まり、水晶振動子と回路基板の半田
接合部に加わる機械的応力を低減することが可能となった。
ように、実装端子10aと10b間の距離が短いほど、水晶振動子1に加わる温度サイク
ルに起因した機械的応力が低減される。一方、水晶振動子1を回路基板上にリフローなど
の手段で半田接合する際に、実装端子間のギャップが狭いと実装端子間において半田ブリ
ッジが発生し、不具合となる。そこで、実装端子間のギャップは、おおよそ0.2mmか
ら0.25mm以上設けることが必要である。従って、少なくともこの程度のギャップを
設けることができるよう、前記第三の基板8の基板寸法と、実装端子10a、10bの外
形寸法とを決定する。そこで、本発明に係る水晶振動子の寸法の1例として、底面から見
た各部の寸法を示す。
、本発明の特徴をわかりやすく記載しており、図2の各部の形状は、表示した寸法と異な
っている。
次に、水晶振動子を回路基板に半田接合した様子を図に示す。
図3は、本発明に係る水晶振動子を回路基板上に半田接合した際の概略図である。なお
、図1に示した第一の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。水晶振動子1
を回路基板12上に表面実装する際には、回路基板12に設けた一対のランド13a、1
3b上に、水晶振動子1の一対の実装端子10a、10bを、半田リフローなどの手段で
半田14により接合する。また、水晶振動子1の一対の実装端子10a、10bには、夫
々側面電極11a、11bが接続されており、側面電極11a、11bには半田フィレッ
トが形成され、回路基板12に対する水晶振動子1の接合強度を強化している。
図4は、本発明に係る表面実装型水晶振動子の第二の実施形態を示す構造図である。図
4(a)は、水晶振動子の正面断面図を示し、図4(b)は、水晶振動子の底面図を示す
。なお、図1に示した第一の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。第二の
実施形態は、前記第一の実施形態と比べてベース基板の構造が異なる。そこで、他の構成
要素は、第一の実施形態と同様の構造であるので、第一の実施形態と異なるベース基板に
ついて説明する。水晶振動子15に備えたベース基板16は、3層の絶縁基板を積層して
構成しており、図に向かって上面より第一の基板17と、第二の基板18と、第三の基板
19と、を積層して構成する。第一の基板17の上面には、水晶振動素子4と電気的に接
続される二つの内部パッド(素子搭載用パッド)20a、20b(図示せず)を備え、水
晶振動素子4のリード電極と導電性接着剤により固着されて電気的・機械的に接続する。
また、内部パッド20a、20bは、スルーホールを介し、第二の基板8を経由して、第
三の基板19に備えた一対の実装端子21a、21bと導通している。
の寸法が短尺化されており、第三の基板19の短辺の対向する辺に形成された一対の実装
端子21a、と21bは、近接して配置される。また、第二の実施形態は、第三の基板1
9の二つの短辺中央部に、夫々、キャスタレーション22a、22bを設けたことが特徴
である。キャスタレーション22a、22bの内部側面には、側面電極23a、23bが
形成され、夫々対応する一対の実装端子21a、及び、21bと接続される。従って、短
尺化した第三の基板19の短辺の対向する辺に、一対の実装端子21a、21b、及び、
一対の側面電極23a、23bを形成したので、実装端子21aと21b間の距離、及び
、側面電極23aと23b間の距離が縮まり、水晶振動子と回路基板の半田接合部に加わ
る機械的応力を低減することが可能となった。
図5は、本発明に係る表面実装型水晶振動子の第三の実施形態を示す構造図である。図
5(a)は、水晶振動子の正面断面図を示し、図5(b)は、水晶振動子の底面図を示す
。なお、図1に示した第一の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。第三の
実施形態は、前記第一の実施形態と比べてベース基板の構造が異なる。そこで、他の構成
要素は、第一の実施形態と同様の構造であるので、第一の実施形態と異なるベース基板に
ついて説明する。水晶振動子24に備えたベース基板25は、3層の絶縁基板を積層して
構成しており、図に向かって上面より第一の基板26と、第二の基板27と、第三の基板
28と、を積層して構成する。第一の基板26の上面には、水晶振動素子4と電気的に接
続される二つの内部パッド(素子搭載用パッド)29a、29b(図示せず)を備え、水
晶振動素子4のリード電極と導電性接着剤により固着されて電気的・機械的に接続する。
また、内部パッド29a、29bは、スルーホールを介し、第二の基板27を経由して、
第三の基板28に備えた一対の実装端子30a、30bと導通している。
の寸法が短尺化されており、第三の基板28の短辺の対向する辺に形成された一対の実装
端子30a、30bは、近接して配置される。更に、第三の基板28の短辺側面には、二
つの側面電極31a、31bが形成されており、夫々対応する一対の実装端子30a、及
び、30bと接続される。従って、短尺化した第三の基板28の短辺の対向する辺に、一
対の実装端子30a、30b、及び、一対の側面電極31a、31bを形成したので、実
装端子30aと30b間の距離、及び、側面電極31aと31b間の距離が縮まり、水晶
振動子と回路基板の半田接合部に加わる機械的応力を低減することが可能となった。
2c、32dを取り付けたことが特徴である。柱部材32a、32b、32c、32dの
形状は、角柱に限らず、円柱であってもよい。また、柱部材32a、32b、32c、3
2dの高さは、水晶振動子24を回路基板上に半田接合した際に、回路基板上から第二の
基板27の底面までの高さ(第三の基板28の厚さ+実装端子30a、または、30bの
膜厚+半田の厚み)とすることが望ましい。そこで、水晶振動子24の底面の四隅に、四
つの柱部材を取り付けたので、水晶振動子24を回路基板上にリフローなどの手段で半田
接合する際に、水晶振動子24が傾いて半田接合されることを防止できる。なお、柱部材
は、ベース基板25の形成時、或いは、水晶振動子の組み立て完了時のいずれにおいて取
り付けてもよい。
図6は、本発明に係る表面実装型水晶振動子の第四の実施形態を示す構造図である。図
6(a)は、水晶振動子の正面断面図を示し、図6(b)は、水晶振動子の底面図を示す
。なお、図1に示した第一の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。第四の
実施形態は、前記第一の実施形態と比べてベース基板の構造が異なる。そこで、他の構成
要素は、第一の実施形態と同様の構造であるので、第一の実施形態と異なるベース基板に
ついて説明する。水晶振動子33に備えたベース基板34は、3層の絶縁基板を積層して
構成しており、図に向かって上面より第一の基板35と、第二の基板36と、第三の基板
37と、を積層して構成する。第一の基板35の上面には、水晶振動素子4と電気的に接
続される二つの内部パッド(素子搭載用パッド)38a、38b(図示せず)を備え、水
晶振動素子4のリード電極と導電性接着剤により固着されて電気的・機械的に接続する。
また、内部パッド38a、38bは、スルーホールを介し、第二の基板36を経由して、
第三の基板37に備えた一対の実装端子39a、39bと導通している。
同一寸法の略矩形であり、短辺中央部を所定の形状で切り欠いた構造としたことが特徴で
ある。一対の実装端子39a、39bは、第三の基板37の切り欠き部40a、40b先
端より基板中央側に形成しており、一対の実装端子39a、39bは、近接して配置され
る。また、切り欠き部40a、40bの先端側面には側面電極41a、41bが形成され
、実装端子39a、39bに夫々接続される。従って、実装端子39a、39b間の距離
、及び、側面電極41aと41b間の距離が近接し、水晶振動子と回路基板の半田接合部
に加わる機械的応力を低減することが可能である。
更に、第四の実施形態は、前記第三の実施形態において説明した柱部材の機能を第三の
基板37が有しており、柱部材と第三の基板37が一体化した構造である。従って、水晶
振動子33を回路基板上にリフローなどの手段で半田接合する際に、水晶振動子33が傾
いた状態で半田接合されることを防止できる。
いては、ベース基板に凹所を形成する手段として、ベース基板の上面の外周に沿って枠壁
を配置した。一方、枠壁の替わりに、シームリングを用いて凹所を形成することも可能で
ある。また、ベース基板に枠壁を配置せずに、ベース基板に直接凹所を形成しても良い。
図7は、本発明に係る表面実装型水晶振動子の第五の実施形態を示す構造図である。な
お、図1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
前述した第一の実施形態から第四の実施形態においては、ベース基板の上面に枠壁と蓋
を配置して水晶振動素子を封止する構造としていたが、第五の実施例においては、ベース
基板の水晶振動素子を含む空間を、金属またはセラミックを材料とした逆椀状の蓋(蓋部
材)からなるキャップによって気密封止し、気密空間Sを形成する構造としている。そこ
で、水晶振動子42は、セラミックシートなどのシート状の絶縁材料を積層することによ
り形成したベース基板2の表面に設けた内部パッド9a、9b(図示せず)に、水晶振動
素子4のリード電極を導電性接着剤により電気的・機械的に接続し、キャップ43を被せ
て封止した構成を備えている。この構造によれば、水晶振動子の構造が簡素化され、組み
立てに要するコストが低減する。なお、ベース基板2の構造については、第一の実施形態
と同様であるので説明を省略する。また、第二の実施形態から第四の実施形態の夫々にお
いても、第五の実施例と同様に、キャップを被せて水晶振動素子を封止することも可能で
ある。
明したが、本発明は、水晶振動子、水晶フィルタ、SAWフィルタなどの表面実装型圧電
デバイスに限らず、あらゆるタイプの表面実装型電子デバイスのパッケージ構造に適用す
ることができる。また、ベース基板として、第一乃至第三の基板を備えた三層構造のもの
を例示したが、二層構造のベース基板、または三層より積層数の多いベース基板の場合で
も本発明は適用することができる。
素子、105・・蓋、106a、106b・・内部パッド、107a、107b・・実装
端子、108a、108b・・側面電極、1・・水晶振動子、2・・ベース基板、3・・
枠壁、4・・水晶振動素子、5・・蓋、6・・第一の基板、7・・第二の基板、8・・第
三の基板、9a、9b・・内部パッド(素子搭載用パッド)、10a、10b・・実装端
子、11a、11b・・側面電極、S・・気密空間、12・・回路基板、13a、13b
・・ランド、14・・半田、15・・水晶振動子、16・・ベース基板、17・・第一の
基板、18・・第二の基板、19・・第三の基板、20a、20b・・内部パッド(素子
搭載用パッド)、21a、21b・・実装端子、22a、22b・・キャスタレーション
、23a、23b・・側面電極、24・・水晶振動子、25・・ベース基板、26・・第
一の基板、27・・第二の基板、28・・第三の基板、29a、29b・・内部パッド(
素子搭載用パッド)、30a、30b・・実装端子、31a、31b・・側面電極、32
a、32b、32c、32d・・柱部材、33・・水晶振動子、34・・ベース基板、3
5・・第一の基板、36・・第二の基板、37・・第三の基板、38a、38b・・内部
パッド(素子搭載用パッド)、39a、39b・・実装端子、40a、40b・・切り欠
き部、41a、41b・・側面電極、42・・水晶振動子、43・・キャップ
Claims (7)
- 絶縁基板を3層以上に積層して構成した略矩形のベース基板と、該ベース基板上の気密空間内に電子部品素子を収容した構造を備えた表面実装型電子デバイスであって、
前記ベース基板は、少なくとも第一の基板と第二の基板と第三の基板を備えており、
第一の基板は上面層であり、第三の基板は底面層であり、
前記第一の基板の上面には前記電子部品素子を接合固定し外部へ接続するための一対の素子搭載用パッドを備え、該一対の素子搭載用パッドは、前記第三の基板の底面に延出され、ベース基板の底面に設けた一対の実装端子と電気的に接続しており、
前記第三の基板の長辺寸法を前記第一の基板の長辺寸法より短尺化し、前記一対の実装端子は、短尺化した前記第三の基板の短辺の対向する辺に形成すると共に、前記一対の実装端子に接続して第三の基板の短辺側面に夫々側面電極を設けたことを特徴とする表面実装型電子デバイス。 - 絶縁基板を3層以上に積層して構成した略矩形のベース基板と、該ベース基板上の気密空間内に電子部品素子を収容した構造を備えた表面実装型電子デバイスであって、
前記ベース基板は、少なくとも第一の基板と第二の基板と第三の基板を備えており、
第一の基板は上面層であり、第三の基板は底面層であり、
前記第一の基板の上面には前記電子部品素子を接合固定し外部へ接続するための一対の素子搭載用パッドを備え、該一対の素子搭載用パッドは、前記第三の基板の底面に延出され、ベース基板の底面に設けた一対の実装端子と電気的に接続しており、
前記第三の基板の長辺寸法を、前記第一の基板の長辺寸法より短尺化し、前記一対の実装端子は、短尺化した第三の基板の短辺の対向する辺に形成すると共に、第三の基板の短辺中央部にキャスタレーションを形成し、該キャスタレーション内部に側面電極を形成して前記一対の実装端子に接続した構造であることを特徴とする表面実装型電子デバイス。 - 絶縁基板を3層以上に積層して構成した略矩形のベース基板と、該ベース基板上の気密空間内に電子部品素子を収容した構造を備えた表面実装型電子デバイスであって、
前記ベース基板は、少なくとも第一の基板と第二の基板と第三の基板を備えており、
第一の基板は上面層であり、第三の基板は底面層であり、
前記第一の基板の上面には前記電子部品素子を接合固定し外部へ接続するための一対の素子搭載用パッドを備え、該一対の素子搭載用パッドは、前記第三の基板の底面に延出され、ベース基板の底面に設けた一対の実装端子と電気的に接続しており、
前記第三の基板の長辺寸法を前記第一の基板の長辺寸法より短尺化し、前記一対の実装端子は、短尺化した第三の基板の短辺の対向する辺に形成すると共に、前記一対の実装端子に接続して第三の基板の短辺側面に夫々側面電極を設けており、
前記ベース基板の底面側の四隅に、所定の高さの柱部材を形成したことを特徴とする表面実装型電子デバイス。 - 絶縁基板を3層以上に積層して構成した略矩形のベース基板と、該ベース基板上の気密空間内に電子部品素子を収容した構造を備えた表面実装型電子デバイスであって、
前記ベース基板は、少なくとも第一の基板と第二の基板と第三の基板を備えており、
第一の基板は上面層であり、第三の基板は底面層であり、
前記第一の基板の上面には前記電子部品素子を接合固定し外部へ接続するための一対の素子搭載用パッドを備え、該一対の素子搭載用パッドは、前記第三の基板の底面に延出され、ベース基板の底面に設けた一対の実装端子と電気的に接続しており、
前記第三の基板は、前記第一の基板と同一外形寸法を有しており、
該第三の基板の短辺中央部に所定の形状で切り欠き部を形成し、該切り欠き部先端に、前記一対の実装端子を形成すると共に、該一対の実装端子に接続して第三の基板の切り欠き部先端側面に夫々側面電極を設け、該側面電極が前記ベース基板の端面に到達していないことを特徴とする表面実装型電子デバイス。 - 前記気密空間が、前記ベース基板と、該ベース基板上の外周に添って配置した枠壁と、該枠壁上に設けた蓋と、により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の表面実装型電子デバイス。
- 前記気密空間が、前記ベース基板と逆椀状の蓋からなるキャップとにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の表面実装型電子デバイス。
- 前記表面実装型電子デバイスは、圧電デバイスであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の表面実装型電子デバイス。
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