JP4664600B2 - 焼却処分可能なフィルターエレメント - Google Patents

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Description

本発明は、気体、液体等、流体の濾過用フィルターに用いられるフィルターエレメントに関し、特に、交換後の廃棄処理を容易に行うことができる焼却処分可能なフィルターエレメントに関する。
近年、産業廃棄物や環境汚染等の問題から、濾過用フィルターが目詰まりを起こして寿命に達した場合には、フィルターエレメントを濾過用フィルターから取り外して交換し、使用済みとなったフィルターエレメントのみを廃棄処理することが望ましい。
このため、従来、可燃性の濾過体と、可燃性の内筒と、ウレタン樹脂、ナイロン樹脂、紙等の素材によって製造された可燃性のエンドプレートとを備え、これらを接着剤や熱溶融等で固着し、あるいはこれらを一体成形することで、フィルターエレメント全体を焼却処分可能なものとした技術がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような従来技術によれば、フィルターエレメントを可燃物と、非可燃物とに分離することなく、フィルターエレメント全体を焼却処分することができるようになり、廃棄処理が容易となる。
実公昭58−30573号 実開平5−2707号 実公平3−50965号
しかしながら、従来のウレタン樹脂製エンドプレートでは、耐熱性、耐燃料性、耐薬品性、耐圧強度性、冷熱サイクル性等、フィルターエレメントとしての諸性能が低いという問題があった。
また、従来のナイロン樹脂製エンドプレートでは、プレート表面を均一に溶かすことが困難であるためシール性が低く、しかも生産性が悪いという問題があった。
さらに、従来の紙製エンドプレートでは、外観変形及び破損等のため、エレメントの機能が失われやすく、耐久性が低いという問題があった。
このような問題のため、従来技術による焼却処分可能なフィルターエレメントでは、これを大型品に適用することができなかった。
そこで、本発明は、耐熱性、耐燃料性、耐薬品性、耐圧強度性、冷熱サイクル性等、フィルターエレメントとしての諸性能を向上させ、さらに、シール性、生産性、耐久性等を向上させることで、大型品にも適用することができる焼却処分可能なフィルターエレメントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、可燃性の濾過体と、可燃性の内筒と、可燃性のエンドプレートとを備えた焼却処分可能なフィルターエレメントにおいて、前記エンドプレートは、海島構造を有するエポキシ樹脂硬化物を含み、前記内筒の側面には、前記濾過体で濾過された流体が通過するための複数の開口が、前記内筒の軸方向に揃うように設けられていると共に、前記内筒の側面の、前記開口が形成されていない領域の前記軸方向の端部近傍には、溝部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、焼却処分可能なフィルターエレメントにおいて、前記内筒の端部には、突起部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、焼却処分可能なフィルターエレメントにおいて、前記突起部は、前記溝部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、焼却処分可能なフィルターエレメントにおいて、耐熱性、耐燃料性、耐薬品性、耐圧強度性、冷熱サイクル性等、フィルターエレメントとしての諸性能を向上させ、さらに、シール性、生産性、耐久性等を向上させることで、これを大型品にも適用することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明における焼却処分可能なフィルターエレメントを実施するための最良の形態を説明する。
===第一の実施の形態===
図1は、本発明の一実施形態における焼却処分可能なフィルターエレメントを示す基本模型の断面図であり、可燃性の濾過体1と、可燃性の内筒2と、可燃性のエンドプレート3とを備え、エンドプレート3は、海島構造を有するエポキシ樹脂硬化物を含む。
ここで、本発明におけるエポキシ樹脂硬化物は、エポキシ樹脂を硬化させたものであって、例えば、エポキシ樹脂と、エポキシ樹脂硬化剤と、エポキシ樹脂改質剤とを含有するエポキシ樹脂液状成形材料を硬化させたものを用いることが好ましい。なお、エポキシ樹脂液状成形材料は、希釈剤、充填剤、増粘剤、着色剤等、他の成分を含むものであってもよい。また、1液型に配合してもよく、2液型等の複数の液型に配合してもよい。
さらに、上記エポキシ樹脂としては、例えば、(1)ビスフェノールA,ビスフェノールF等のビスフェノール類及びその変性エポキシ樹脂、(2)フェノールノボラック型,クレゾールノボラック型等の多官能及びその変性エポキシ樹脂、(3)ジアミノジフェニルメタン,アニリン等のアミン類及びその変性エポキシ樹脂、(4)トリメチロールプロパン,グリセリン等のアルコール型及びその変性エポキシ樹脂、(5)ヘキサヒドロフタル酸,ビニルシクロヘキセン等の脂環式及びその変性エポキシ樹脂、(6)ポリエチレングリコール,ダイマー酸等の可撓性及びその変性エポキシ樹脂、(7)イソシアヌレート,ヒダントイン等の複素環式及びその変性エポキシ樹脂、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、複数用いてもよい。
さらに、上記エポキシ樹脂硬化剤としては、例えば、(1)ダイマー酸,重合脂肪酸等とアミン類との反応によって得られるポリアミド及びその変性物、(2)ダイマー酸,重合脂肪酸等とアミン類との反応によって得られるポリアミドアミン及びその変性物、(3)トリエチレンテトラミン,メタキシレンジアミン等の脂肪族及びその変性アミン、(4)イソホロンジアミン,ジアミノジシクロヘキシルメタン等の脂環族及びその変性アミン、(5)ジアミノジフェニルメタン,m−フェニレンジアミン等の芳香族及びその変性アミン、(6)ジシアンジアミド,フェノールノボラック樹脂等の潜在性硬化剤及びその変性物、(7)ヘキサヒドロフタル酸無水物,メチルテトラヒドロフタル酸無水物等の酸無水物及びその変性物、(8)2,4,6トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール,イミダゾール等の3級アミン及びその変性物、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、複数用いてもよい。
さらに、上記エポキシ樹脂改質剤としては、例えば、(1)両末端カルボキシル化液状ブタジエンゴム,両末端カルボキシル化液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム等の両末端カルボキシル化液状ゴム、(2)両末端アミン化液状ブタジエンゴム,両末端アミン化液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム等の両末端アミン化液状ゴム、(3)両末端ビニル化液状ゴム、(4)コアーシェル型アクリル樹脂、(5)エンジニアリングプラスチック、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、複数用いてもよい。
また、上記希釈剤としては、例えば、(1)トルエン樹脂,キシレン樹脂等のオリゴマー、(2)フタル酸エステル,リン酸エステル等の可塑剤、(3)ベンジルアルコール,メタノール等のアルコール、(4)メチルエチルケトン,トルエン等の溶剤等の非反応性希釈剤、(5)ブチルグリシジルエーテル,2−エチルヘキシルグリシジルエーテル等の一官能反応性希釈剤、(6)1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル,シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル等の二官能反応性希釈剤、(7)グリセロールトリグリシジルエーテル等の多官能反応性希釈剤、(8)ポリオキシプロピレンジオール等のジオール類、(9)ポリオキシプロピレントリオール等のトリオール類、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、複数用いてもよい。
また、上記充填剤としては、例えば、(1)炭酸カルシウム、(2)シリカ,溶融シリカ及び珪砂、(3)クレー、(4)タルク、(5)カオリン、(6)グラファイト等の鉱物系充填剤、(7)パルプ、(8)ガラス短繊維、(9)チタン酸カリウムウィスカー等の繊維状充填剤、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、複数用いてもよい。
また、上記増粘剤としては、例えば、(1)非晶質無定形シリカ、(2)表面処理ベントナイト、(3)表面処理軽質炭酸カルシウム、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、また、複数用いてもよい。
また、上記着色剤としては、例えば、(1)酸化チタン、(2)カーボンブラック、(3)黄色酸化鉄等の無機顔料、(4)アゾ系、(5)フタロシアニン系、(6)縮合多環系等の有機顔料、(7)有機溶剤可溶性染料、等が挙げられる。これらのうち、いずれを用いてもよく、複数用いてもよい。
このようなエポキシ樹脂液状成形材料を硬化させると、硬化時に相分離現象が起こるため、エポキシ樹脂改質剤が島成分となり、官能基によって島成分の周辺が海成分と接着した海島構造が形成される。
また、本発明におけるエンドプレート3は、可燃性の濾過体1及び可燃性の内筒2とともに接着剤や熱溶融等で固着してもよいが、これらを一体成形させることが好ましい。
例えば、エポキシ樹脂液状成形材料を金型又は樹脂型に注型しておき、これに可燃性の濾過体1及びその内周に装着された可燃性の内筒2(フィルターエレメントチューブ)を挿入し、これらとともに硬化させることによって、エンドプレート3と、濾過体1及び内筒2とを一体成形させたものが挙げられる。
なお、エンドプレート3は、これらの上面または下面のいずれか一方に備えてもよく、双方に備えてもよい。
さらに、本発明におけるエポキシ樹脂硬化物は、可燃性であるため、これを含むエンドプレート3も可燃性となる。このため、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントは、全体として焼却処分可能となる。
また、本発明におけるエポキシ樹脂硬化物は、高架橋密度化により耐熱性、耐薬品性が向上し、且つ海島構造を有するため、通常のエポキシ樹脂における靭性、低温性不足を解消する。このため、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントは、耐薬品性、耐圧強度性、冷熱サイクル性等の諸性能が向上する。以下、その実施例を示す。
まず、本実施例においては、A液、B液の2液型に配合したエポキシ樹脂液状成形材料を作成し、これを硬化させてエンドプレートを製造し、濾過体及び内筒と一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
ここで、A液としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂)50.0重量部、エポキシ変性液状合成ゴム(エポキシ樹脂改質剤)20.0重量部、重質炭酸カルシウム(充填剤)28.5重量部、非晶質無定形シリカ(増粘剤)1.0重量部、カーボンブラック(着色剤)0.5重量部を混合した。
また、B液としては、ポリアミドアミン(エポキシ樹脂硬化剤)14.0重量部、両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)10.0重量部、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂(希釈剤)5.0重量部、重質炭酸カルシウム(充填剤)30.5重量部、非晶質無定形シリカ(増粘剤)0.5重量部を混合した。
このようなA液100.0重量部と、B液60.0重量部とを混合させたエポキシ樹脂液状成形材料を金型に注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入して、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
次に、比較例として、本実施例と同様、A液、B液の2液型に配合したエポキシ樹脂液状成形材料を作成し、これを硬化させてエンドプレートを製造し、濾過体及び内筒と一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
ここで、A液としては、本実施例と成分及び重量部が同じのものを混合した。また、B液としては、両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)を含まず、その他の成分及び重量部が本実施例と同じのものを混合した。
このようなA液100.0重量部と、B液50.0重量部とを混合させたエポキシ樹脂液状成形材料を金型に注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入して、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
このようにして製造された実施例1のフィルターエレメントと、比較例1のフィルターエレメントにつき、各々、耐軽油性、耐圧強度性、冷熱サイクル性についてフィルターエレメントの性能試験を行った。
ここで、耐油性試験は、80℃の軽油中に400時間試料を浸漬した後、耐圧強度を確認するという方法で行った。また、耐圧強度性試験は、エレメント差圧強度試験(JIS D 1617)に従い、80℃の油中で行った。さらに、冷熱サイクル性試験は、空気中で行い、−30℃×2時間〜+80℃×2時間を1サイクルとし、これを20サイクル繰り返した。
その結果を表1に示す。
Figure 0004664600
表1から明らかなように、本発明における実施例1のフィルターエレメントは、比較例1のフィルターエレメントに比べ、耐圧強度性、冷熱サイクル性が向上したことがわかる。これは、実施例1のエポキシ樹脂液状成形材料に含まれる両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)の影響によると考えられる。
次に、本実施例においては、A液、B液の2液型に配合したエポキシ樹脂液状成形材料を作成し、これを硬化させてエンドプレートを製造し、濾過体及び内筒と一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
ここで、A液としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂)70.0重量部、重質炭酸カルシウム(充填剤)28.5重量部、非晶質無定形シリカ(増粘剤)1.0重量部、カーボンブラック(着色剤)0.5重量部を混合した。
また、B液としては、ポリアミドアミン(エポキシ樹脂硬化剤)17.0重量部、両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)8.0重量部、重質炭酸カルシウム(充填剤)14.5重量部、非晶質無定形シリカ(増粘剤)0.5重量部を混合した。
このようなA液100.0重量部と、B液40.0重量部とを混合させたエポキシ樹脂液状成形材料を金型に注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入して、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
次に、比較例として、本実施例と同様、A液、B液の2液型に配合したエポキシ樹脂液状成形材料を作成し、これを硬化させてエンドプレートを製造し、濾過体及び内筒と一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
ここで、A液としては、本実施例と成分及び重量部が同じのものを混合した。また、B液としては、両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)を含まず、その他の成分及び重量部が本実施例と同じのものを混合した。
このようなA液100.0重量部と、B液32.0重量部とを混合させたエポキシ樹脂液状成形材料を金型に注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入して、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
このようにして製造された実施例2のフィルターエレメントと、比較例2のフィルターエレメントにつき、各々、耐軽油性、耐エンジンオイル性、耐圧強度性、冷熱サイクル性についての性能試験を行った。
ここで、耐軽油性試験は、実施例1と同様の方法で行った。また、耐エンジンオイル性試験は、高油温浸漬後のエレメント差圧強度試験(JIS D 1611)に従い、135℃の油中に96時間試料を浸漬した後、これを2サイクル繰り返した。さらに、耐圧強度性試験は、エレメント差圧強度試験(JIS D 1611)に従い、120℃の油中で行った。また、冷熱サイクル性試験は、実施例1と同様の方法で行った。
その結果を表1に示す。
Figure 0004664600
表2から明らかなように、本発明における実施例2のフィルターエレメントは、比較例2のフィルターエレメントに比べ、耐圧強度性、冷熱サイクル性が向上したことがわかる。これは、実施例2のエポキシ樹脂液状成形材料に含まれる両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)の影響によると考えられる。
次に、本実施例においては、A液、B液の2液型に配合したエポキシ樹脂液状成形材料を作成し、これを硬化させてエンドプレートを製造し、濾過体及び内筒と一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
ここで、A液としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ樹脂)65.0重量部、結晶シリカ(充填剤)34.0重量部、非晶質無定形シリカ(増粘剤)0.5重量部、カーボンブラック(着色剤)0.5重量部を混合した。
また、B液としては、ポリアミドアミン(エポキシ樹脂硬化剤)11.0重量部、変性芳香族アミン(エポキシ樹脂硬化剤)3.5重量部、両末端アミン化液上ゴム(エポキシ樹脂改質剤)7.0重量部、結晶性シリカ(充填剤)18.0重量部、非晶質無定形シリカ(増粘剤)0.5重量部を混合した。
このようなA液100.0重量部と、B液40.0重量部とを混合させたエポキシ樹脂液状成形材料を金型に注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入して、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
次に、比較例として、本実施例と同様、A液、B液の2液型に配合したエポキシ樹脂液状成形材料を作成し、これを硬化させてエンドプレートを製造し、濾過体及び内筒と一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
ここで、A液としては、本実施例と成分及び重量部が同じのものを混合した。また、B液としては、両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)を含まず、その他の成分及び重量部が本実施例と同じのものを混合した。
このようなA液100.0重量部と、B液33.0重量部とを混合させたエポキシ樹脂液状成形材料を金型に注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入して、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
このようにして製造された実施例3のフィルターエレメントと、比較例3のフィルターエレメントにつき、各々、耐水性、耐圧強度性についての性能試験を行った。
ここで、耐水性試験は、50℃の2%水軽油中に400時間試料を浸漬させて行った。さらに、50℃の2%水油中に96時間試料を浸漬させるという試験も行った。また、耐圧強度性試験は、エレメント差圧強度試験(JIS D 1611)に従い、120℃の油中で行った。
その結果を表3に示す。
Figure 0004664600
表3から明らかなように、本発明における実施例3のフィルターエレメントは、比較例3のフィルターエレメントに比べ、耐圧強度性が向上したことがわかる。これは、実施例3のエポキシ樹脂液状成形材料に含まれる両末端アミン化液状ゴム(エポキシ樹脂改質剤)の影響によると考えられる。
===第二の実施の形態===
図2は、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントを示す断面図であり、エンドプレート3は、ガスケット4を備えている。
ここで、本発明におけるガスケット4は、フィルターエレメントから取り外し可能であれば非可燃性であってもよいが、取り外すことなく焼却処分を可能にするという観点からは、可燃性であることが好ましい。
また、ガスケット4は、エンドプレート3にはめ込んで装着しもよく、エンドプレート3とともに接着剤や熱溶融等で固着してもよいが、シール性を高くするという観点からは、これらを一体成形させることが好ましい。
この際、ガスケット4をエンドプレート3と一体成形させてから、さらに濾過体1及び内筒2とを一体成形させてもよいが、工程数の低減及び作業効率の観点からは、これらを同時に一体成形させることが好ましい。
例えば、ガスケット4を金型又は樹脂型に装着しておき、これにエポキシ樹脂液状成形材料を注型し、さらに、可燃性の濾過体1及びその内周に装着された可燃性の内筒2を挿入し硬化させることによって、濾過体1及び内筒2並びにガスケット4と一体成形させたものが挙げられる。
なお、ガスケット4は、エンドプレート3の上端面または下端面の一方に備えてもよく、双方に備えてもよい。また、グロメットタイプ、パッキンタイプ等、いずれのタイプであってもよく、複数用いてもよい。
さらに、本発明におけるガスケット4が可燃性である場合には、これを備えたエンドプレート3も可燃性となる。このため、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントは、全体として焼却処分可能となる。
また、本発明におけるガスケット4は、濾過された流体と未濾過の流体との混合を防止し、安価なものである。このため、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントは、シール性、生産性が向上する。以下、その実施例を示す。
本実施例においては、エンドプレートにガスケットを備えたフィルターエレメントを以下の方法で製造した。
まず、あらかじめガスケットを装着した金型に、実施例1と同じ成分のエポキシ樹脂成形材料を注型し、これに内筒を装着した濾過体を挿入し、23℃にて24時間硬化させた後、さらに、80℃にて30分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体及び内筒並びにエンドプレート及びガスケットを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
また、比較例4(a)では、実施例4と同じ条件でフィルターエレメントを製造し、これにガスケットをはめ込んだ。
さらに、比較例4(b)では、実施例4と同じ条件でフィルターエレメントを製造し、これにガスケットを溶剤ニトリルゴム系接着剤で固着させた。
このようにして製造された実施例4のフィルターエレメント及び比較例4(a)及び比較例4(b)のフィルターエレメントにつき、各々、シール性の試験を行った。ここで、シール性試験は、バブル試験(JIS K 2204)に従った。
その結果を表4に示す。なお、表4には生産性についても示している。
Figure 0004664600
表4から明らかなように、実施例4のフィルターエレメントは、比較例4(a)及び比較例4(b)のフィルターエレメントに比べ、シール性、生産性が向上したことがわかる。これは、実施例4のフィルターエレメントが、エンドプレートと一体成形されたガスケットを備えていたためであると考えられる。
===第三の実施の形態===
図3は、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントを示す断面図である。
図3に示すフィルターエレメントにおいて、内筒2の側面には、濾過体1で濾過された流体が通過するための複数の開口2aが、内筒2の軸方向に揃うように設けられていると共に、内筒2の側面の、開口2aが形成されていない領域2bの前記軸方向の端部近傍には、溝部6が設けられている。また、内筒2の端部には突起部5が設けられており、この突起部5は、溝部6に対応する位置に設けられている。
ここで、溝部6の形状は、点状、線状、多角形状、円形状、楕円状、長穴状等いずれの形状であってもよい。
本発明における応力制御手段は、内筒端面に凹状等の穴や溝を彫り込んだものであってもよいが、内筒2とエンドプレート3との接触面積を少なくし、熱膨張による応力発生を抑制し、応力伝達を緩和し、応力消滅を促進させるという観点からすれば、内筒2の端面に凸状等の突起部5を備えたものが好ましい。
また、本発明における応力制御手段は、フィルターエレメント全体を焼却処分可能にするという観点からすれば、可燃性であることが好ましい。
本発明における応力制御手段は、溝部6を備えており、さらに突起部5を備えたものが好ましい。
ここで、本発明における突起部5は、連続、不連続等どのような形態であってもよいが、応力によるフィルターエレメントの変形及び破損を防止するという観点からすれば、内筒2の端面中心に対して端面外周上に規則的、対照的に配置され、応力が均等に分散される形態が好ましい。
また、本発明における突起部5は、形状、大きさ、数、素材等、特に限定されるものではないが、焼却処分を可能にするという観点からは、可燃性であることが好ましい。
ここで、本発明における溝部6は、連続、不連続どのような形態であってもよいが、応力によるフィルターエレメントの変形を防止するという観点からすれば、内筒2の軸に対して側面上に規則的、対照的に配置され、応力が均等に分散される形態が好ましい。
溝部6の位置は、図3に示すように、内筒2の端面に近接する端面直下の位置が好ましい。
なお、本発明における応力制御手段は、内筒2とともに接着剤や熱溶融等で固着してもよいが、これらを一体成形させることが好ましい。
さらに、本発明における応力制御手段が可燃性である場合には、これを有する内筒2も可燃性となる。このため、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントは、全体として焼却処分可能となる。
また、本発明における内筒2は、応力制御手段を端面又は側面に有しており、熱膨張による応力発生を抑制し、応力伝達を緩和し、応力消滅を促進させる。このため、本発明の一実施形態におけるフィルターエレメントは、外観変形及び破損等が防止され、さらに、エレメントの機能が維持され、耐久性が向上する。以下、その実施例を示す。
まず、本実施例においては、金型に、実施例2と同じ成分のエポキシ樹脂成形材料を注型し、これに本発明の応力制御手段を有する内筒を装着した濾過体を挿入して130℃にて10分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。ここで、応力制御手段は突起部を内筒端面に備え、さらに、変形可能な溝を内筒側面に備えている。
他方、比較例においては、金型に、実施例2と同じ成分のエポキシ樹脂成形材料を注型し、これに本発明の応力制御手段を有していない内筒を装着させた濾過体を挿入して130℃にて10分間加熱硬化させた。このようにして、濾過体と内筒の軸方向端面にエンドプレートを一体成形させたフィルターエレメントを製造した。
次に、実施例5のフィルターエレメント及び比較例5のフィルターエレメントにつき、各々、エンドプレートの外観変形及び破損についての試験を行い、エンドプレートの機能性を調べた。
ここで、エンドプレートの外観変形及び破損の試験方法は、エレメント差圧強度試験(JIS D 1611)に従い、120℃の油中に試料を浸漬し差圧強度試験を行った。
その結果を表5に示す。
Figure 0004664600
表5から明らかなように、実施例5のフィルターエレメントは、比較例5のフィルターエレメントに比べ、外観変形及び破損が起こりにくく、耐久性が向上したことがわかる。これは、実施例5のフィルターエレメントが、応力制御手段として、突起部を内筒端面に備え、さらに、変形可能な溝部を内筒側面に備えていたためであると考えられる。
本発明の一実施形態における焼却処分可能なフィルターエレメントを示す基本模型の断面図である。 本発明の一実施形態におけるエンドプレートにガスケットを備えた焼却処分可能なフィルターエレメントを示す模型の断面図である。 本発明の一実施形態における内筒に応力制御手段を有する焼却処分可能なフィルターエレメントを示す模型の断面図である。
符号の説明
1 濾過体
2 内筒
3 エンドプレート
4 ガスケット
5 突起部
6 溝部

Claims (3)

  1. 可燃性の濾過体と、可燃性の内筒と、可燃性のエンドプレートとを備えた焼却処分可能なフィルターエレメントにおいて、
    前記エンドプレートは、海島構造を有するエポキシ樹脂硬化物を含み、
    前記内筒の側面には、前記濾過体で濾過された流体が通過するための複数の開口が、前記内筒の軸方向に揃うように設けられていると共に、前記内筒の側面の、前記開口が形成されていない領域の前記軸方向の端部近傍には、溝部が設けられていることを特徴とする焼却処分可能なフィルターエレメント。
  2. 前記内筒の端部には、突起部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の焼却処分可能なフィルターエレメント。
  3. 前記突起部は、前記溝部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項に記載の焼却処分可能なフィルターエレメント。
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