JP4664460B2 - 配管の継手構造 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性管継手を有する耐震性の配管の継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
耐震性の配管の継手構造として、鋼管等の剛性の配管の中間にゴム材からなる細長い管状の可撓性管継手を配置したものが存在する。この可撓性管継手の長さが一定以上長いときは、その中間部が自重等により垂れ下がるおそれがある。
そこで、従来天井等から吊りボルトを吊り下げ、その下端にバンドを介して長尺な可撓性管継手の中間部を支持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
天井等から吊りボルト等を介して長尺な可撓性管継手の中間部を吊る配管の継手構造は、その吊り下げ作業が面倒であると共に、吊りボルト等が空間を専有して邪魔になる欠点があった。
そこで本発明は、係る問題点を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、細長い管状の可撓性管継手1の両端が剛性配管2に夫々フランジ3,4を介して接続された配管の継手構造において、
夫々の前記フランジ3,4に固定されて、その半径方向へ立ち上げられた一対の支持体5と、
両支持体5に両端部が支持されて、前記可撓性管継手1に沿って配置された吊り棒6と、
前記可撓性管継手1の軸線方向中間部が一端側に支持され、他端側が前記吊り棒6に支持された吊り下げ手段7と、
を具備する配管の継手構造である。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、細長い管状の可撓性管継手1の両端が剛性配管2に夫々フランジ3,4を介して接続された配管の継手構造において、
夫々の前記フランジ3,4に固定されて、その半径方向へ立ち上げられた一対の支持体5と、
両支持体5に両端部が支持されて、前記可撓性管継手1に沿って配置された吊り棒6と、
前記可撓性管継手1の軸線方向中間部が一端側に支持され、他端側が前記吊り棒6に支持された吊り下げ手段7と、
その吊り棒6と前記支持体5との交差角が自在に変化できるように、両者の支持部に設けた傾動手段8と、
前記吊り棒6の一端部が前記支持体5に、軸方向に移動自在となるように貫通された軸方向可動手段9と、
を具備することを特徴とする配管の継手構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の配管の継手構造の全体的な立面図であり、図2は図1の右側の支持体5の要部斜視図である。また、図3は図2におけ III− III矢視断面図であり、図4は図1のIV−IV矢視断面図である。
この配管の継手構造は、細長い管状の可撓性管継手1の両端がフランジ3,4を介して一対の剛性配管2の開口端に液密に接続されている。その可撓性管継手1は内部にタイヤコード等を挿入したゴム材を蛇腹状に形成してなり、その両端にフランジ4が設けられている。フランジ4には多数のボルト孔が穿設されている。また剛性配管2は鋼管等からなり、その端部にフランジ3が溶接固定され、そのフランジ3には多数のボルト孔が可撓性管継手1のそれに整合して穿設されている。
【0008】
このようにしてなる剛性配管2は、図示しない適宜な支持体に適宜間隔で支持固定されている。このような剛性配管2の端部において、夫々支持体5がそのボルト孔を利用して立ち上げ固定される。即ち、支持体5は図2及び図3に示す如くアングル状に形成されると共に、そのコーナー部に補強材18が溶接固定されたブラケット11を有し、そのブラケット11の上面にアイ型ボルト12が固定され、そのアイ型ボルト12の孔内に球面軸受13が設けられている。この球面軸受13は、アイ型ボルト12側の上端の貫通孔の内面が環状で断面凹曲面の球面の一部を構成し、その球面に整合する断面凸型の球面の一部を有する可動部材19が立体的に回動自在に支持されている。その可動部材19には貫通孔が設けられ、吊り棒6の端部が貫通される。ブラケット11の下部にはボルト孔が穿設され、そのボルト孔の間隔は剛性配管2のフランジ3のボルト孔のピッチに等しい。
【0009】
このようにしてなる支持体5は、剛性配管2と可撓性管継手1とをフランジ3,4によって締結固定する際に、同時にボルト10及びナット10aによってフランジ3に固定(この例では可撓性管継手1のフランジ4を介し固定)されている。そして図1に示す如く、この支持体5の吊り棒6の左端部がアイ型ボルト12の上端の球面軸受13に貫通し、その貫通部において図示しない止めリング等を吊り棒6に嵌着することにより、それが抜け止め固定されている。この球面軸受13は吊り棒6の軸線と支持体5との支持角度が三次元に自在に傾斜するようにした傾動手段8を構成する。
次に、吊り棒6の右端部は右側の支持体5の球面軸受13に貫通し、図2に示す如く軸方向に移動自在であると共に、その傾斜角が三次元に自在に支持されている。即ち、右側の球面軸受13によって吊り棒6の傾動手段8,軸方向可動手段9が形成されている。
【0010】
次に、吊り棒6の中間部には1以上の吊り下げ手段7が設けられている。この吊り下げ手段7は、一対のブロック20とワイヤ16と締結バンド15とからなる。一対のブロック20の中央部には、吊り棒6の直径よりも僅かに大で夫々の半径よりも僅かに深い凹陥部が形成され、一対のブロックを逆向きに突き合わせることにより、吊り棒6を挿通する遊挿部17が形成される。両ブロックはボルト10により締結固定される。そしてブロック20の下端部の孔にワイヤ16が挿通され、そのワイヤ16の下端部に締結バンド15の上端部が挿通される。この締結バンド15は、可撓性管継手1の蛇腹状の外周の谷部に締結される。
【0011】
【変形例】
上記実施例では吊り棒6が丸棒からなり、図1においてその右端が球面軸受13にその軸線方向へ移動自在に貫通したが、これに代えて吊り棒6をシリンダ型の伸縮自在なものとしてその両端部を支持体5に支持することもできる。
さらには、支持体5と吊り棒6とを一体化し且つ、それに弾性を与えることにより、簡易な可撓性管継手1の吊り下げ構造を形成することもできる。
【0012】
【発明の作用・効果】
請求項1に記載の本発明は、可撓性管継手1の両端が接続される一対の剛性配管2の夫々のフランジ3,4を利用し、一対の支持体5が立ち上げられ、それらの間に吊り棒6が支持されている。そしてその吊り棒6に吊り下げ手段7を介して可撓性管継手1の中間部が支持されたものであるから、邪魔にならず極めて簡単な構造で長い管状の可撓性管継手1の軸線を常に一定に保つことができる。それにより、可撓性管継手1に加わる応力を減少させ、可撓性管継手1の信頼性を向上できる。
【0013】
請求項2に記載の本発明は、吊り棒6と支持体5との交差角が自在に変化できるように両者の支持部に傾動手段8が設けられ、さらに吊り棒6の一端部が支持体5に軸方向に移動自在となるように貫通した軸方向可動手段9を設けたから、地震や各種振動に対応して自由に吊り棒6を傾斜し、且つそれの軸方向移動を許容し得る。そのため、可撓性管継手1に大きな外力が加わることを防止して、可撓性管継手1の信頼性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管の継手構造の全体的な立面図。
【図2】図1の右側の支持体5の要部斜視図。
【図3】図2におけ III− III矢視断面図。
【図4】図1のIV−IV矢視断面図。
【符号の説明】
1 可撓性管継手
2 剛性配管
3,4 フランジ
5 支持体
6 吊り棒
7 吊り下げ手段
8 傾動手段
9 軸方向可動手段
10 ボルト
10a ナット
11 ブラケット
12 アイ型ボルト
13 球面軸受
14 貫通孔
15 締結バンド
16 ワイヤ
17 遊挿部
18 補強材
19 可動部材
20 ブロック

Claims (2)

  1. 細長い管状の可撓性管継手(1)の両端が剛性配管(2)に夫々フランジ(3),(4)を介して接続された配管の継手構造において、
    夫々の前記フランジ(3),(4)に固定されて、その半径方向へ立ち上げられた一対の支持体(5)と、
    両支持体(5)に両端部が支持されて、前記可撓性管継手(1)に沿って配置された吊り棒(6)と、
    前記可撓性管継手(1)の軸線方向中間部が一端側に支持され、他端側が前記吊り棒(6)に支持された吊り下げ手段(7)と、
    を具備する配管の継手構造。
  2. 細長い管状の可撓性管継手(1)の両端が剛性配管(2)に夫々フランジ(3),(4)を介して接続された配管の継手構造において、
    夫々の前記フランジ(3),(4)に固定されて、その半径方向へ立ち上げられた一対の支持体(5)と、
    両支持体(5)に両端部が支持されて、前記可撓性管継手(1)に沿って配置された吊り棒(6)と、
    前記可撓性管継手(1)の軸線方向中間部が一端側に支持され、他端側が前記吊り棒(6)に支持された吊り下げ手段(7)と、
    その吊り棒(6)と前記支持体(5)との交差角が自在に変化できるように、両者の支持部に設けた傾動手段(8)と、
    前記吊り棒(6)の一端部が前記支持体(5)に、軸方向に移動自在となるように貫通された軸方向可動手段(9)と、
    を具備することを特徴とする配管の継手構造。
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