JP3714772B2 - 配管支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基礎部に免震機構を備えた建物と周辺地盤とにわたる配管の内、前記免震機構より上の建物本体部に固定された第一配管部と、前記第一配管部の第一軸芯と交差する姿勢で前記免震機構より下の基礎部に固定された第二配管部とにわたる状態に設けてある中継配管部を、横揺れを許容する状態に支持する支持部を設けてある配管支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、免震機構を備えた建物における、周辺地盤との配管の取り合い部分では、地震時に生じる建物と地盤との横方向の相対移動に伴う配管破損を防止し易くするために、図8に示すように、前記建物本体部側への配管固定部で固定された第一配管部P1と、前記地盤側への配管固定部で固定された第二配管部P2とを、軸芯が交差する状態に配置し、両配管部P1・P2にわたる状態に、可撓管Hを介して中継配管部(『L』字管から形成)P3を連結してあることが多い。
そして、前記中継配管部P3の横揺れを許容する状態に支持する従来の配管支持装置としては、前記支持部4を構成するに、前記配管を吊り下げるロッド5を設け、前記ロッドの下端部に配管取付部6を設け、前記ロッド上端部を建物へ固定取り付ける建物取付部17を設け、前記建物取付部17に、揺動自在に前記ロッド5を取り付け、前記配管取付部6の上下動を弾性的に付勢するスプリング機構18を、前記ロッド5に備えたもの(特開昭55−20943号公報参照)があり、地震に伴う建物と地盤との相対的な横揺れを前記ロッド5の揺動で和らげ、且つ、地震に伴う縦揺れを前記スプリング機構18によって和らげるというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の配管支持装置によれば、ヒンジとスプリングを使用して簡単な構造に形成できる特徴は備えているものの、通常の配管支持状態においては、配管内部の流体の流通状況が変化すれば、それに伴って前記スプリング機構の伸縮で配管の支持高さが変化することになり易く、配管支持部の管内が、水溜まり部や、エアーポケットになって、流体の流通を阻害しかねないという問題点がある。
更には、地震が発生した際の横揺れに対しては、前記ロッドが揺動するわけであるが、ロッドの揺動が大きくなればなる程、当該配管支持装置によって支持されている中継配管部も大きく揺動し、前記建物側への配管固定部や、前記地盤側への配管固定部で固定されている配管部分や、前記可撓管に、ねじり力や、上下左右への曲げ力が一度に作用することになり、管の破損をまねく危険性がある。そして、管の破損を防止できるように配管支持装置を構成するに複雑な構造となることが懸念され、結果的に、コストアップにつながることが予想される。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、通常の配管支持状態における支持高さ変化を抑えながら、地震による横揺れ時には、管に無理な力が作用し難いように支持できると共に、簡単な構造に形成できる配管支持装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1の発明の特徴構成は、図1〜4及び図7に例示するごとく、基礎部B2に免震機構2を備えた建物Bと周辺地盤Gとにわたる配管Pの内、前記免震機構2より上の建物本体部B1に固定された第一配管部P1と、前記免震機構2より下の基礎部B2に固定された第二配管部P2とを、前記第一配管部P1の第一軸芯Yと前記第二配管部P2の第二軸心Xとが交差する状態で配置し、前記第一配管部P1と前記第二配管部P2とをそれぞれ可撓管Hを介して中継配管部P3で連結している配管部分において、前記中継配管部の横揺れを許容する状態に支持する支持部4を設けてある配管支持装置において、前記支持部4を構成するに、前記中継配管部P3を吊り下げるロッド5を設け、前記ロッド5の下端部に、前記中継配管部P3への配管取付部6を設け、前記ロッド5の上端部に、前記ロッド5の上端部を前記第二配管部P2の第二軸芯X方向に沿ってスライド自在に前記建物Bへ取り付ける建物取付部7を設け、前記ロッド5を長さ固定自在に形成すると共に、前記ロッド5が前記第一配管部P1の第一軸心Y方向に沿って揺動するのを許容する揺動機構15を設けてあるところにある。
請求項2の発明の特徴構成は、図1〜4及び図7に例示するごとく、基礎部B2に免震機構2を備えた建物Bと周辺地盤Gとにわたる配管Pの内、前記免震機構2より上の建物本体部B 1 に固定された第一配管部P1と、前記免震機構より下の基礎部B2に固定された第二配管部P2とを、前記第一配管部の第一軸芯Yと前記第二配管部の第二軸心Xとが交差する状態に配置し、前記第一配管部P1と前記第二配管部P2とをそれぞれ可撓管Hを介して中継配管部P3で連結している配管部分において、前記中継配管部の横揺れを許容する状態に支持する支持部4を設けてある配管支持装置であって、前記支持部4を構成するに、前記中継配管部P3を吊り下げるロッド5を設け、前記ロッド5の下端部に、前記中継配管部P3への配管取付部6を設け、前記ロッド5の上端部に、前記第二配管部の第二軸芯Xに沿い、且つ前記第一配管部P1側を中心とした円弧形状に沿って前記ロッド5の上端部をスライド自在に前記建物本体部へ取り付ける建物取付部7を設け、前記ロッド5を長さ固定自在に形成すると共に、前記ロッド5がスライド方向の左右に揺動するのを許容する揺動機構15を設けてあるところにある。
【0006】
請求項の発明の特徴構成は、図1〜4に例示するごとく、前記配管Pの支持高さを調整自在な高さ調整機構5aを設けてあるところにある。
【0007】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0008】
〔作用及び効果〕
前記免震機構より上の建物本体部に固定された第一配管部P1と、前記第一配管部の第一軸芯Yと交差する姿勢で前記免震機構より下の基礎部に固定された第二配管部P2とにわたる状態に可撓管を介して中継配管部P3を設けてある配管構造においては、地震に伴って生じる建物本体部と基礎部との相対横移動で、前記第一配管部P1の固定部分(前記建物本体部側への配管固定部3Aで固定された部分)と、第二配管部P2の固定部分(前記地盤側への配管固定部3Bで固定された部分)と、前記中継配管部P3の支持部分(当該配管支持装置で支持された部分)とが、図5・6に示すような挙動をとることを解明した。図6は、前記第一配管部P1の固定部分を基準として、第二配管部P2の固定部が、通常状態の位置から、所定の半径の範囲内を移動する場合を想定し、その内、前記第一軸芯Yに沿った最大移動位置、及び、第二配管部の軸芯である第二軸芯Xに沿った最大移動位置を表した挙動シミュレーションである。これから見られるように、中継配管部P3の支持部分の移動範囲は、前記第二軸芯Xに沿って細長い範囲にあることが判った。
請求項1の発明の特徴構成によれば、前記支持部を構成するに、前記中継配管部を吊り下げるロッドを設け、前記ロッドの下端部に、前記中継配管部への配管取付部を設け、前記ロッドの上端部に、前記ロッドの上端部を前記第二配管部の第二軸芯方向に沿ってスライド自在に前記建物へ取り付ける建物取付部を設け、前記ロッドを長さ固定自在に形成すると共に、前記ロッドが前記第一配管部の第一軸心方向に沿って揺動するのを許容する揺動機構を設けてあるから、通常の配管支持状態においては、前記ロッドによって、配管を所定の高さに維持したまま支持することができ、管内の流体の有無や、流動状態に係わらず、所定の支持高さを維持して、配管支持部の管内に、水溜まり部や、エアーポケットができるのを防止でき、流体をスムースに流すことが可能となる一方、地震時においては、前記第二軸芯方向に沿って移動する中継配管部の大きな挙動を、前記建物取付部のスライド作用によって許容し、前記第一軸芯方向に沿った小さな挙動に対しては、前記揺動機構で対応することができ、支持高さが大きく変化しない状態で横移動を許容することが可能となる。
その結果、前記建物側への配管固定部や、前記地盤側への配管固定部での配管に、ねじり力が作用し難くなり、主に曲げ力だけを可撓管で吸収する配管支持状態をとることができ、地震に伴う管の破損を防止し易くなる。即ち、基礎部に免震機構を備えた建物における、周辺地盤との配管取り合い部で、好適な配管支持を叶えることが可能となる。
更には、このような、優れた作用を叶えるにあたって、前記建物取付部に、単独方向へのスライド機構を備えさせることで、他には、特別な装置や、複雑な機構を用いなくても上記作用を実現することが可能となり、簡単な構成を採用してコストアップを抑えることが可能となる。
請求項2の発明の特徴構成によれば、前記支持部を構成するに、前記中継配管部を吊り下げるロッドを設け、前記ロッドの下端部に、前記中継配管部への配管取付部を設け、前記ロッドの上端部に、前記第二配管部の第二軸芯に沿い、且つ前記第一配管部側を中心とした円弧形状に沿って前記ロッドの上端部をスライド自在に前記建物本体部へ取り付ける建物取付部を設け、前記ロッドを長さ固定自在に形成すると共に、前記ロッドがスライド方向の左右に揺動するのを許容する揺動機構を設けてあるから、通常の配管支持状態においては、前記ロッドによって、配管を所定の高さに維持したまま支持することができ、管内の流体の有無や、流動状態に係わらず、所定の支持高さを維持して、配管支持部の管内に、水溜まり部や、エアーポケットができるのを防止でき、流体をスムースに流すことが可能となる一方、地震時においては、前記第二軸芯方向に沿って移動する中継配管部の大きな挙動を、前記建物取付部の前記第二軸心に沿い、且つ前記第一配管部側を中心とした円弧形状のスライド作用によって許容し、前記第一軸芯方向に沿った小さな挙動に対しては、前記揺動機構で対応することができ、支持高さが大きく変化しない状態で横移動を許容することが可能となる。尚、スライド移動の軌跡を前記円弧形状に形成すれば、地震時にロッドがスライドする際に、よりスライド方向の左右に揺動するのを防止し易くなり、 配管の横揺れに対して、より高さ変化の少ない状態で支持することが可能となる。
その結果、前記建物側への配管固定部や、前記地盤側への配管固定部での配管に、ねじり力が作用し難くなり、主に曲げ力だけを可撓管で吸収する配管支持状態をとることができ、地震に伴う管の破損を防止し易くなる。即ち、基礎部に免震機構を備えた建物における、周辺地盤との配管取り合い部で、好適な配管支持を叶えることが可能となる。
更には、このような、優れた作用を叶えるにあたって、前記建物取付部に、単独方向へのスライド機構を備えさせることで、他には、特別な装置や、複雑な機構を用いなくても上記作用を実現することが可能となり、簡単な構成を採用してコストアップを抑えることが可能となる。
【0009】
請求項の発明の特徴構成によれば、請求項1又は請求項2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記配管の支持高さを調整自在な高さ調整機構を設けてあるから、配管支持部での配管支持高さを調整することを容易に実施できるようになり、配管設置時の作業効率を向上させることができると共に、ロッドの汎用化が可能となり、コストダウンを図ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0011】
図1〜4は、本発明の配管支持装置の一実施形態の支持装置1を用いて、建物Bの配管(例えば、排水管)Pを、周辺地盤Gとの取り合い部分20において支持してある状況を示すものである。
建物Bは、図に示すように、その地下部分に、免震装置(免震機構に相当)2を設置してあり、基礎部B2上に、前記免震装置2を介して建物本体部B1を支持させてある。
従って、基礎部B1と、建物本体部B2とは、地震時には、前記免震装置2を介して相対的な横移動が可能な状態に構成されている。
【0012】
前記配管Pは、前記建物B側への配管固定部3Aで固定された第一配管部P1と、前記地盤G側への配管固定部3Bで固定された第二配管部P2とを、互いの軸芯(第一配管部P1の軸芯を第一軸芯Yといい、第二配管部P2の軸芯を第二軸芯Xという)が交差する状態に配置し、両配管部P1・P2にわたる状態に、可撓管(例えば、ゴム製フレキシブルパイプ)Hを介して中継配管部(『L』字管から形成)P3を連結してあり、地震時に生じる建物Bと地盤Gとの横方向の相対移動に伴う前記第一・第二配管部P1・P2どうしの相対移動を、前記中継配管部P3及び可撓管Hによって吸収し、前記取り合い部分20での管破損を防止できるように構成してある。
そして、前記建物B側への配管固定部3Aは、建物本体部B1のスラブ下面に取り付けた金属製の第一固定フレーム21で構成してあり、この第一固定フレーム21に、前記第一配管部P1が固定してある。また、地盤G側への配管固定部3Bは、基礎部B2の上面に取り付けた金属製の第二固定フレーム22で構成してあり、この第二固定フレーム22に、前記第二配管部P2が固定してある。
そして、前記中継配管部P3を、前記支持装置1によって吊り下げ支持してある。
【0013】
前記支持装置1は、前記配管Pを、前記両配管固定部3A・3B間で横揺れを許容する状態に支持する支持部4を設けて構成してある。
前記支持部4は、前記配管Pを吊り下げるロッド5を設け、前記ロッド5の下端部に配管取付部6を設け、前記ロッド5の上端部に、前記ロッド5の上端部を前記第二軸芯X方向に沿ってスライド自在に前記建物本体部B1へ取り付ける建物取付部7を設け、前記ロッド5がスライド方向の左右(この実施形態においては前記第一軸芯Y方向)に揺動するのを許容する揺動機構15を設けて構成してある。
【0014】
前記配管取付部6は、図2に示すように、中継配管部P3に対して挟持状態に取り付けられる一対の挟持金具6aを設けて構成してある。そして、前記ロッド5の下端部が、この配管取付部6に連結してある。
【0015】
前記ロッド5は、その中間部に、長さを調節用のターンバックル部(高さ調整機構に相当)5aを設けてあり、このターンバックル部5aを軸芯周りに回転操作することによって、ロッド5の長さ(配管の支持高さに相当)を伸縮調整することができる。勿論、前記ターンバックル部5aを回転操作しない場合においては、ロット5の長さは、固定された状態となる。
【0016】
前記建物取付部7は、図に示すように、前記第二軸芯X方向に沿って、前記ロッド5をスライド自在に支持する円筒形状(又は丸棒形状)のガイドレール8aと、前記ガイドレール8aの両端部を前記建物本体部B1のスラブ下面に各別に取り付ける一対の固定金具8bと、前記ガイドレール8aに、長手方向に沿ってスライド自在に取り付けられたローラ部8cとを設けて構成してある。
前記ローラ部8cは、前記ガイドレール8aの長手方向に間隔をあけて配置された二つの車輪11と、前記二つの車輪11を枢支するハウジング12を設けて構成してある。そして、ハウジング12の下端部には、前記ロッド5を、前記ガイドレール8aの長手方向に沿って揺動自在に取り付けてある。
また、前記車輪11の外周面には、周方向に沿って環状溝が形成してあり、前記ガイドレール8a外周面の凸曲面に、この環状溝が沿うように構成してある。従って、ガイドレール8a上に前記車輪が載置された取付状態で、ガイドレールの軸芯周りに、前記ローラ部8c、及び、ロッド5は揺動することができる。
言い換えるならば、前記ロッド5がスライド方向の左右に揺動するのを許容することができる。
前記ガイドレール8aと車輪11とによって、前記揺動機構15は構成されており、上述のように、前記ガイドレール8aと車輪11との構成によって、スライド機構と揺動機構とを兼用化させてあるので、当該実施形態の支持装置1を簡単な構成とし、コストアップの防止を図ることが実現している(図4参照)。
また、ハウジング12へのロッド取付用ヒンジ軸の配置は、ガイドレール8aに対する前記車輪11とは反対側に設定してあり、地震や他の外力が支持装置に作用した場合に、不用意に、ガイドレール8aからローラ部8cが外れて落下するのを防止できるように構成してある。
【0017】
以上の構成により、地震に伴って、建物本体部B1と基礎部B2とが相対的に揺れて、第一配管部P1・第二配管部P2とに相対的な動きが生じても、中継配管部P3が大きく移動する方向(当該実施形態においては、前記第軸芯方向)に対しては、前記ガイドレール8aとローラ部8cとによって、前記ロッド5及び中継配管部P3を水平面または略水平面に沿って移動自在に支持すると共に、中継配管部P3の移動範囲が小さい方向(当該実施形態においては、前記第軸芯方向)に対しては、前記揺動機構15による揺動によって移動自在に支持でき、簡単な構成を採用しながらも、中継配管部P3を水平面または略水平面に沿って移動自在に支持することができ、配管に無理な捻り応力が作用し難い状態でサポートすることが可能となる。
また、地震時以外の通常状態においては、中継配管部P3での配管支持高さが変化し難い状態で支持することが可能となり、配管の勾配を維持できて、管内に水溜まりや、エアポケットができにくい。
【0018】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0019】
〈1〉 前記建物取付部の構成は、先の実施形態で説明した円筒形状のガイドレール8aと、前記ローラ部8cとを備えて構成してあるものに限るものではなく、例えば、C型断面のガイドレール(開口を下方に向けて配置)と、そのガイドレールの両側縁部の内面上をスライドできるように設置されたローラ部とを備えた構成に変更することも可能で、要するに、前記ロッドの上端部を、前記第二配管部の第二軸芯方向に沿ってスライド自在な状態に前記建物本体部へ取り付けるように構成してあればよい。
〈2〉 前記揺動機構は、先の実施形態で説明したガイドレール8aとローラ部8cとによって構成されるものに限るものではなく、例えば、ガイドレール8aとローラ部8cとの構成に替えて、前記ロッドと建物取付部との連結部近傍部や、ロッドに、前記ロッドがスライド方向の左右に揺動するヒンジ機構を設けてあるものであってもよい。
〈3〉 前記ガイドレール8aは、先の実施形態で説明した直線形状のものに限るものではなく、例えば、図7に示すように、平面視で、前記第一配管部P1の端部を中心とし、配管取付部6設置部分までを半径とした円弧形状に形成すれば、地震時にロッドがスライドする際に、よりスライド方向の左右に揺動するのを防止し易くなり、配管の横揺れに対して、より高さ変化の少ない状態で支持することが可能となる。
〈4〉 前記配管は、先の実施形態で説明した排水管に限るものではなく、例えば、給水管や、消防用消化配管等の管であってもよく、それらを総称して配管という。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管の取り合い部分を示す断面図
【図2】支持装置の設置状況を示す一部切欠斜視図
【図3】支持装置の設置状況を示す一部切欠側面図
【図4】支持装置の設置状況を示す一部切欠正面図
【図5】配管の挙動を示す上面視模式図
【図6】配管取付部の移動状況を示す上面視模式図
【図7】別実施形態の支持装置を示す上面図
【図8】従来の支持装置を示す側面図
【符号の説明】
2 免震機構
3A 配管固定部
3B 配管固定部
4 支持部
5 ロッド
5a 高さ調整機構
6 配管取付部
7 建物取付部
15 揺動機構
B 建物
B1 建物本体部
B2 基礎部
G 地盤
P 配管
P1 第一配管部
P2 第二配管部
P3 中継配管部
X 第二軸芯
Y 第一軸芯

Claims (3)

  1. 基礎部に免震機構を備えた建物と周辺地盤とにわたる配管の内、前記免震機構より上の建物本体部に固定された第一配管部と、前記免震機構より下の基礎部に固定された第二配管部とを、前記第一配管部の第一軸芯と前記第二配管部の第二軸心とが交差する状態に配置し、前記第一配管部と前記第二配管部とをそれぞれ可撓管を介して中継配管部で連結している配管部分において、前記中継配管部の横揺れを許容する状態に支持する支持部を設けてある配管支持装置であって、
    前記支持部を構成するに、前記中継配管部を吊り下げるロッドを設け、前記ロッドの下端部に、前記中継配管部への配管取付部を設け、前記ロッドの上端部に、前記ロッドの上端部を前記第二配管部の第二軸芯方向に沿ってスライド自在に前記建物本体部へ取り付ける建物取付部を設け、前記ロッドを長さ固定自在に形成すると共に、前記ロッドが前記第一配管部の第一軸芯方向に沿って揺動するのを許容する揺動機構を設けてある配管支持装置。
  2. 基礎部に免震機構を備えた建物と周辺地盤とにわたる配管の内、前記免震機構より上の建物本体部に固定された第一配管部と、前記免震機構より下の基礎部に固定された第二配管部とを、前記第一配管部の第一軸芯と前記第二配管部の第二軸心とが交差する状態に配置し、前記第一配管部と前記第二配管部とをそれぞれ可撓管を介して中継配管部で連結している配管部分において、前記中継配管部の横揺れを許容する状態に支持する支持部を設けてある配管支持装置であって、
    前記支持部を構成するに、前記中継配管部を吊り下げるロッドを設け、前記ロッドの下端部に、前記中継配管部への配管取付部を設け、前記ロッドの上端部に、前記第二配管部の第二軸芯に沿い、且つ前記第一配管部側を中心とした円弧形状に沿って前記ロッドの上端部をスライド自在に前記建物本体部へ取り付ける建物取付部を設け、前記ロッドを長さ固定自在に形成すると共に、前記ロッドがスライド方向の左右に揺動するのを許容する揺動機構を設けてある配管支持装置。
  3. 前記配管の支持高さを調整自在な高さ調整機構を設けてある請求項1又は2のいずれか1項に記載の配管支持装置。
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