JP4660957B2 - プリント配線板の検査装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,基板に複数のピンを立設したプリント配線板のピンの良否を検査する検査装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より,図15(A)に示すような,電子部品搭載用のプリント配線板9が知られている。
該プリント配線板9の表面回路931はプリント配線板9内部の対応する内部回路932と導通し,該内部回路932は図15(B)に示すように,プリント配線板9の裏面の対応する裏面端子933と導通するよう構成される。
なお,上記表面回路931,裏面端子933は半田バンプより構成されている。プリント配線板9に電子部品8を搭載する際,該電子部品8とプリント配線板9の内部回路932とを導通させるために,表面回路931と電子部品8に形成された半田バンプ81を介して接続する,フリップチップ方式で実装される。
【0003】
また,図16に示すごとく,上記プリント配線板9は,基板91における裏面端子933に,複数のピン912を立設してなる。該ピン912は,導電性接続端子であって,ピン状のリード線を用いたものである。
これにより,電子部品8からの出力を半田バンプ910,内部回路932を経てプリント配線板9の裏面側に引き出したり,裏面側からの入力を電子部品8に伝えたりすることができる。なお,図15においては,ピン912を省略してある。
【0004】
ところが,図16に示されるように,基板91に複数のピン912を立設したプリント配線板9においては,ピン曲がり等のピン不良が生じることがある。
上記ピン曲がりとは,ピン912が上記プリント配線板9に対して斜めに立設されていること,またはピン912自体が曲がっていること等をいう。図16においては,左端のピン912aが,上記基板91に対して斜めに立設されたピン曲がりの状態となっている。
かかるピンの良否を検査する方法としては,作業者が目視により検査する方法が採られていた。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,従来のような作業者の目視による検査方法では,正確にピン不良を検出することは困難である。また,検査時間,人件費などのコストもかかるため,安定した品質と生産性を得ることが困難であった。
【0006】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
第1の参考発明は,基板に複数のピンを立設したプリント配線板のピンの良否を検査する方法において,
上記プリント配線板のピンに対応して設けられた複数のピン穴を有する有穴検査治具に,上記プリント配線板を,上記ピン穴に上記ピンを挿入させて載置し,
次いで,上記プリント配線板の上面へレーザー光を投射すると共にその反射光を受光して,上記光源と上記プリント配線板の上面との間の距離を測定することにより,上記プリント配線板のピンの良否を検査することを特徴とするプリント配線板の検査方法にある。
【0008】
上記ピンの良否とはピン不良の有無をいい,該ピン不良とは,例えばピン曲がりやピン浮き等の不良を含む,プリント配線板におけるピンに関する不具合をいう。また,上記ピン曲がりとは,上記ピンが上記基板に対して斜めに立設されていること,及びピン自体が曲がっていること等をいう。また,上記ピン浮きとは,上記基板に立設したピンが,規定値よりも突出していることをいう。例えば,上記基板に形成された半田パッド内の半田バンプに,上記ピンが不完全な状態で当接されている場合に生ずる不具合である。
【0009】
次に,第1の参考発明の作用効果につき説明する。
上記検査方法においては,上記有穴検査治具のピン穴にプリント配線板のピンを挿入する。このとき,該ピンが曲がっていたり立設位置がずれているなどのピン不良が生じている場合には,上記ピンが上記ピン穴に充分に挿入されない。
かかる状態においては,上記ピンが上記ピン穴に充分に挿入された場合に比べて,上記光源とプリント配線板の上面との間の距離が短くなる。これを,レーザー光を用いて検出することにより,上記プリント配線板のピン不良が検出される。
【0010】
このように,上記検査方法は,有穴検査治具にプリント配線板を載置して,該プリント配線板にレーザー光を投射して,上記光源とプリント配線板の上面との間の距離を測定することにより,ピン不良の有無を検査することができる。
そのため,作業者の目視検査等を行なう必要がなく,効率的かつ確実にプリント配線板のピンの良否を検査することができる。
【0011】
以上のごとく,第1の参考発明によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査方法を提供することができる。
【0012】
次に,上記レーザー光は,上記基板の少なくとも3箇所に投射することが好ましい。これにより,一層確実に,プリント配線板のピン不良を検出することができる。
【0013】
請求項1に記載の発明は,基板に複数のピンを立設したプリント配線板のピンの良否を検査するための検査装置において,
該検査装置は,上記プリント配線板のピンに対応して設けられた複数のピン穴を有する有穴検査治具と,該有穴検査治具に載置したプリント配線板の上面へレーザー光を投射する反射型レーザーセンサとを有し,
上記有穴検査治具には,上記プリント配線板を,上記ピン穴に上記ピンを挿入させて載置し,
上記反射型レーザーセンサは,プリント配線板の上面へレーザー光を略垂直に投射すると共にその反射光を受光して,上記反射型レーザーセンサと上記プリント配線板の上面との間の距離を測定することにより,上記プリント配線板のピンの良否を検査するよう構成してあり,
かつ,上記反射型レーザーセンサは,上記プリント配線板の上面の少なくとも3箇所の測定点に上記レーザー光を投射し,該3箇所の測定点が一直線上に配置されないように,配置してあることを特徴とするプリント配線板の検査装置にある。
【0014】
本発明によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査装置を提供することができる。
【0015】
上記反射型レーザーセンサは,上記基板の少なくとも3箇所にレーザー光を投射するよう配置してある。
これにより,一層確実に,プリント配線板のピン不良を検出することができる。
【0016】
次に,請求項2に記載の発明のように,上記プリント配線板の検査装置は,複数の検査ステージを有するプリント配線板の検査ラインの中の少なくとも一つの上記検査ステージに配置され,上記複数の検査ステージには,回転テーブルによって上記プリント配線板が順次搬送されるよう構成されていることが好ましい。
これにより,ピンの良否を含めたプリント配線板の検査を一層効率よく行なうことができる。
【0017】
次に,第2の参考発明のように,基板に複数のピンを立設したプリント配線板のピンの良否を検査する方法において,
上記プリント配線板を固定手段によって固定し,
次いで,上記プリント配線板のピンの先端に当接検査治具の当接面を当接し,
次いで,上記基板に対する上記当接検査治具の位置を,位置検出センサにより検出することにより,上記プリント配線板のピン浮きの有無を検査することを特徴とするプリント配線板の検査方法がある。
【0018】
上記プリント配線板の検査方法によれば,ピン浮きが生じている場合には,上記当接検査治具は,浮いているピンの先端に当接する。この状態においては,ピン浮きが生じていない場合に比べて,上記当接検査治具の位置は上記基板から遠くなる。それ故,上記当接検査治具の位置が上記基板から基準値以上離れていることを検出することにより,上記プリント配線板のピン浮きを検出することができる。
【0019】
第2の参考発明においては,上記のごとく,上記基板に対する上記当接検査治具の位置を,位置検出センサにより検出する。そのため,作業者の目視検査等を行なう必要がなく,効率的かつ確実にピンの良否を検査することができる。
【0020】
以上のごとく,第2の参考発明によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査方法を提供することができる。
【0021】
次に,上記固定手段は,上記プリント配線板を基板のピン立設側面において支承する支承治具と,該支承治具と反対側から上記プリント配線板を押圧する押圧治具とからなり,
上記当接検査治具は,上記固定手段に固定された上記プリント配線板に向かって移動可能な移動体に,弾性体を介して取付けてあることが好ましい。
【0022】
この場合にも,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査方法を提供することができる。
上記移動体は,上記固定手段に固定された上記プリント配線板に対して,相対的に移動可能であればよい。例えば,静止した上記移動体に向かって,上記プリント配線板を移動させることもできる。
【0023】
次に,第3の参考発明のように,基板に複数のピンを立設したプリント配線板のピンの良否を検査するための検査装置において,
該検査装置は,上記プリント配線板を基板のピン立設側面において支承する支承治具と,
該支承治具と反対側から上記プリント配線板を押圧する押圧治具と,
上記支承治具及び押圧治具により固定された上記プリント配線板に向かって移動可能な移動体に,弾性体を介して取付けられた当接検査治具と,
上記当接検査治具の位置を検出する位置検出センサとを有し,
上記支承治具と上記押圧治具とによって固定した上記プリント配線板のピンの先端に,上記当接検査治具の当接面を当接し,上記位置検出センサにより上記基板に対する上記当接検査治具の位置を検出することにより,上記プリント配線板のピン浮きの有無を検査することを特徴とするプリント配線板の検査装置がある。
【0024】
第3の参考発明によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査装置を提供することができる。
【0025】
次に,上記プリント配線板の検査装置は,複数の検査ステージを有するプリント配線板の検査ラインの中の少なくとも一つの上記検査ステージに配置され,上記複数の検査ステージには,回転テーブルによって上記プリント配線板が順次搬送されるよう構成されていることが好ましい。
これにより,ピンの良否を含めたプリント配線板の検査を一層効率よく行なうことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるプリント配線板の検査装置につき,図1〜図4を用いて説明する。
本例の,プリント配線板の検査方法は,図1〜図4に示すごとく,基板11に複数のピン12を立設したプリント配線板1のピンの良否を検査する方法である。
【0027】
まず,図1(A),(B)に示すごとく,上記プリント配線板1のピン12に対応して設けられた複数のピン穴232を有する有穴検査治具23に,上記プリント配線板1を,上記ピン穴232に上記ピン12を挿入させて載置する。
次いで,図1(B)に示すごとく,反射型レーザーセンサ24から上記プリント配線板1の上面13へレーザー光5を投射すると共にその反射光51を受光して,反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離を測定する。これにより,上記プリント配線板1のピンの良否を検査する。
上記レーザー光5は,図3に示すごとく,上記基板11の少なくとも3箇所に投射する。
【0028】
上記ピンの良否とはピン不良の有無をいい,該ピン不良とは,例えばピン曲がりやピン浮き等の不良を含む,プリント配線板1におけるピン12に関する不具合をいう。
本例においては,特に,ピン曲がりの有無を検査する。また,ピン12の立設位置ズレ不良,ピン径異常,ピン12への異物付着等のピン不良の有無をも検査することが可能である。
【0029】
上記ピン曲がりとは,上記ピン12が上記基板11に対して斜めに立設されていること,及びピン12自体が曲がっていること等をいう。図2(A)においては,左端のピン12aが,上記基板11に対して斜めに立設されたピン曲がりの状態となっている。
【0030】
次に,本例のプリント配線板の検査装置2につき説明する。
該検査装置2は,図1(B)に示すごとく,上記複数のピン穴232を有する有穴検査治具23と,該有穴検査治具23に載置したプリント配線板1の上面13へレーザー光5を投射する反射型レーザーセンサ24とを有する。
【0031】
上記有穴検査治具23には,上方から上記プリント配線板1を,上記ピン穴232に上記ピン12を挿入させて載置する。
上記反射型レーザーセンサ24は,プリント配線板1の上面13へレーザー光5を投射すると共にその反射光51を受光して,反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離を測定する。これにより,上記プリント配線板1のピンの良否を検査する。
上記反射型レーザーセンサ24は,図3に示すごとく,上記基板11の少なくとも3箇所の測定点131にレーザー光5を投射するよう,上記有穴検査治具23の上方に3個配置してある。
【0032】
また,図1に示すごとく,上記ピン穴232の上面233側の開口部には,ピン12をピン穴232に挿入する際の,プリント配線板1と有穴検査治具23との微小な位置ずれを調整するためのテーパ部234が設けてある。
【0033】
次に,本例のプリント配線板の検査方法の手順につき,図1〜図3を用いて説明する。
まず,図1(A)に示すごとく,上記有穴検査治具23の上方に配置した開口部22を有する支承治具21に,上記プリント配線板1を,上記ピン12が下向きになるように支承させる。
次いで,図1(A)の矢印Cに示すごとく,上記有穴検査治具23を上方へ移動させて,所定位置において静止する。これにより,図1(B)に示すごとく,該有穴検査治具23の上面233に上記プリント配線板1を載置する。このとき,上記ピン穴232に上記ピン12を挿入する。
【0034】
この状態で,静止した有穴検査治具23の上面233から所定距離M上方に配置した上記反射型レーザーセンサ24によって,レーザー光5を上記プリント配線板1の上面13に略垂直に投射する。
図1(B)に示すごとく,上記プリント配線板1が全く浮いていなければ,即ち上記基板11の下面14の全面が上記有穴検査治具23の上面233に接触していれば,上記反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離Lは,M−Nとなる。ただし,上記基板11の厚みをNとする。
一方,図2(B)に示すごとく,上記プリント配線板1が浮いていれば,上記距離Lは,M−Nよりも小さくなる。
【0035】
上記プリント配線板1の浮きは,ピン曲がりなどのピン不良により生ずる。
つまり,ピン曲がり等のピン不良が生じていない場合には,図1(B)に示すごとく,上記ピン12が,上記検査治具23のピン穴232に完全に挿入される。それ故,上記プリント配線板1が浮いた状態とはならない。
【0036】
しかし,図2(A)に示すごとくピン曲がりが生じている場合には,図2(B)に示すごとく,上記ピン12aが上記ピン穴232の側壁に当接するなどする。それ故,上記ピン12は上記ピン穴232に完全に挿入されない。その結果,基板11が検査治具23から浮いた状態になる。ピンの立設位置不良やピン径異常などの場合にも同様である。
そして,例えばピン曲がりの程度が大きいほど,有穴検査治具23に対するプリント配線板1の浮き量は大きくなる。
【0037】
そこで,測定誤差等をも考慮して,良品としてもよいと考えられる上記プリント配線板1の上記有穴検査治具23に対する浮き量の限界値を基準値αとして設定する。そして,上記反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離Lが,L≧M−N−αの関係を満たしたとき,上記プリント配線板1を良品とする。一方,L<M−N−αとなったとき,そのプリント配線板1は不良品とする。
上記基準値αは,例えば,約0.2mm程度とすることができる。
【0038】
このように,上記反射型レーザーセンサ24によって,上記プリント配線板1が有穴検査治具23の上面233から所定距離α以上浮いていることを検知したとき,ピン曲がり等のピン不良が生じていることを検出する。
【0039】
次に,本例の作用効果につき説明する。
上記検査方法においては,上記有穴検査治具23のピン穴232にプリント配線板1のピン12を挿入する。このとき,該ピン12が曲がっていたり立設位置がずれているなどのピン不良が生じている場合には,上記ピン12が上記ピン穴232に充分に挿入されない(図2(B))。
かかる状態においては,上述のごとく,上記ピン12が上記ピン穴232に充分に挿入された場合(図1(B))に比べて,反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離Lが短くなる。これをレーザー光5を用いて検出することにより,ピン不良が検出される。
【0040】
このように,上記検査方法は,有穴検査治具23にプリント配線板1を載置して,該プリント配線板1にレーザー光5を投射して,反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離Lを測定することにより,ピンの良否を検査することができる。
そのため,作業者の目視検査等を行なう必要がなく,効率的かつ確実にプリント配線板1のピンの良否を検査することができる。
【0041】
また,上記レーザー光5は,上記基板11の少なくとも3箇所の測定点131に投射するため,一層確実に,プリント配線板1のピン不良を検出することができる。即ち,上記プリント配線板1におけるいずれの位置に立設されたピン12にピン不良が生じていても,確実にピン不良を検出することができる。
【0042】
以上のごとく,本例によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査装置を提供することができる。
【0043】
参考例1
本例は,図4〜図7に示すごとく,基板11に複数のピン12を立設したプリント配線板1のピン浮きの有無を検査する方法及び装置の例である。
即ち,本例のプリント配線板の検査方法においては,まず,図4,図5に示すごとく,上記プリント配線板1を固定手段30によって固定する。
次いで,図6に示すごとく,上記プリント配線板1のピン12の先端121に当接検査治具33の当接面333を当接する。
次いで,上記基板11に対する上記当接検査治具33の位置を,位置検出センサ34により検出することにより,上記プリント配線板1のピン浮きの有無を検査する。
【0044】
上記固定手段30は,図4〜図6に示すごとく,上記プリント配線板1を基板11のピン立設側面14において支承する支承治具31と,該支承治具31と反対側から上記プリント配線板1を押圧する押圧治具32とからなる。
上記当接検査治具33は,上記固定手段30に固定された上記プリント配線板1に向かって移動可能な移動体36に,弾性体35を介して取付けてある。
【0045】
上記ピン浮きとは,図7に示すごとく,上記基板11に立設したピン12が,規定値よりも基板11から突出していることをいう。図7においては,右から3番目のピン12bがピン浮きの状態となっている。例えば,上記基板11に形成された半田パッド内の半田バンプ(図示略)に,上記ピン12が不完全な状態で当接されている場合に生ずる不具合である。
【0046】
次に,本例のプリント配線板の検査装置3につき説明する。
図4〜図6に示すごとく,上記検査装置3は,上記支承治具31と,押圧治具32と,上記移動体36に弾性体35を介して取付けられた当接検査治具33と,上記位置検出センサ34とを有する。
上記支承治具31と上記押圧治具32とによって固定した上記プリント配線板1のピン12の先端121に,上記当接検査治具33の当接面333を当接する(図6)。この状態において,上記位置検出センサ34により上記基板11に対する上記当接検査治具33の位置を検出することにより,上記プリント配線板1のピン浮きの有無を検査する。
【0047】
上記位置検出センサ34は,反射型レーザーセンサであり,上記基板11のピン立設側面14にレーザー5を投射すると共にその反射光51を受光して,反射型レーザーセンサ24とプリント配線板1の上面13との間の距離を測定する。これにより,上記プリント配線板1の位置を検出する。
また,上記弾性体35としては,例えばバネを用いることができる。
【0048】
次に,本例のプリント配線板の検査方法の手順につき,図4〜図7を用いて説明する。
まず,図4に示すごとく,上記当接検査治具33の上方に配置した開口部311を有する支承治具31に,上記プリント配線板1を,上記ピン12が下向きになるように支承させる。
次いで,上記支承治具31の上方に配置した押圧治具を,図4の矢印Dに示すごとく降下させ,上記プリント配線板1の上面13から押圧する(図5)。
【0049】
次いで,図5の矢印Eに示すごとく,上記移動手段36を上昇させることにより,上記当接検査治具33を上方へ移動させる。
これにより,図6に示すごとく,該当接検査治具33の当接面333を,上記プリント配線板1のピン12の先端121に当接させる。このとき,上記弾性体35は,自由状態から若干縮んだ状態にあり,上記ピン12の方向へ付勢されている。そのため,上記当接検査治具33は,上記ピン12の先端121に確実に当接し,ピン12の先端121の位置に応じて当接検査治具33の位置が決まる。
【0050】
この状態で,上記支承治具31の下面314から所定距離S下方に配置した上記位置検出センサ34によって,レーザー光5を上記当接検査治具33の下面334に投射する。
【0051】
図6に示すごとく,上記プリント配線板1の全てのピン12が設計どおりの突出長さTよりも突出していなければ,即ちピン浮きが全く生じていなければ,上記位置検出センサ34とプリント配線板1の上面13との間の距離Rは,S−T−Uとなる。ただし,当接検査治具33の厚みをUとする。
一方,図7に示すごとく,上記プリント配線板1にピン浮きが生じていれば,上記距離Rは,S−T−Uよりも短くなる。即ち,上記距離Rは,S−T−Uに対してピン浮き量だけ短くなる。
【0052】
そこで,測定誤差等をも考慮して,良品としてもよいと考えられる上記プリント配線板1のピン浮き量の限界値を基準値βとして設定する。そして,上記距離Rが,R≧S−T−U−βの関係を満たしたとき,上記プリント配線板1を良品とする。一方,R<S−T−U−βとなったとき,そのプリント配線板1は不良品とする。
上記基準値βは,例えば,約0.2mm程度とすることができる。
【0053】
このように,上記位置検出センサ34によって,上記当接検査治具33の位置が,所定の位置よりも下方にあることを検知したとき,ピン浮きが生じていることを検出する。
【0054】
次に,本例の作用効果につき説明する。
上記プリント配線板1の検査方法によれば,図7に示すごとく,ピン浮きが生じている場合には,上記当接検査治具33は,浮いているピン12bの先端121に当接する。この状態においては,ピン浮きが生じていない場合に比べて,上記当接検査治具33の位置は上記基板11に近くなる。それ故,上述のごとく,上記当接検査治具33の位置が上記基板11に近いことを検出することにより,上記プリント配線板1のピン浮きを検出することができる。
【0055】
本例においては,上記のごとく,上記基板11に対する上記当接検査治具33の位置を,位置検出センサ34により検出する。そのため,作業者の目視検査等を行なう必要がなく,効率的かつ確実にピンの良否を検査することができる。
【0056】
以上のごとく,本例によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査方法を提供することができる。
【0057】
参考例2
本例は,より具体的なプリント配線板の検査方法及び検査装置の例である。
まず,本例の検査方法により検査されるプリント配線板について,具体的に説明する。
【0058】
図8に示すように,上記プリント配線板1は,基板11上に導体回路113と層間樹脂絶縁層143とを順次形成してなる。該プリント配線板1を構成する基板11の,上面(チップ搭載面)13及び下面(ドータボード,マザーボードとの接続面)14の表層には,内部回路113を保護するためのソルダーレジスト層136が形成されている。
該ソルダーレジスト層136上の複数箇所には開口部15が形成されている。該開口部15には導体回路113の一部が配置され,半田バンプ形成用の半田パッド137が形成されている。
【0059】
上記開口部15はプリント配線板1の上面13,下面14の両面に形成されている。プリント配線板1の上面13には,上記開口部15上にICチップ接続用の半田バンプ110が形成されている。
一方,プリント配線板1の下面14側には,該開口部15上に導電性接着剤となる半田バンプ110を介して,導電性を有する接続用のピン12が接続されている。該ピン12は,専用のピン整列治具に複数立設された状態から,上記基板11に接続される。
【0060】
上記ソルダーレジスト層136を開口して,上記開口部15を形成する方法としては,例えば,炭酸ガス(CO2)レーザー,紫外線レーザー,エキシマレーザーを用いる方法が挙げられる。
なお,上記エキシマレーザーを用いる場合,ホログラム方式のレーザーを用いることが望ましい。この方式のレーザーを用い,マスクを介してレーザー光を照射することにより,一度の照射でソルダーレジスト層136に,多数の開口部15を効率的に形成することができる。
上記ホログラム方式とは,レーザー光をホログラム,集光レンズ,レーザーマスク,転写レンズなどを介して目的物に照射する方法である。
【0061】
また,ソルダーレジスト組成物として感光性のソルダーレジスト組成物を使用した場合には,ソルダーレジスト層136を形成した後,該ソルダーレジスト層136上にフォトレジストを載置し,露光,現像処理を施すことにより,ソルダーレジスト層136を開口することができる。
【0062】
上記ソルダーレジスト層136を開口することにより露出した導体回路113部分は,脱脂液で処理することによって洗浄した後,ニッケル,パラジウム,金,銀,白金などの耐食性金属により被覆することが望ましい。
具体的には,ニッケル−金,ニッケル−銀,ニッケル−パラジウム,ニッケル−パラジウム−金等の金属により被覆層を形成することが望ましい。この中では,特にニッケル−金が適している。
上記被覆層は,めっき,蒸着,電着により形成することができるが,これらの中では,被覆層の均一性に優れるという点からめっきが望ましい。
【0063】
上記の方法によると,ニッケルめっき層の厚さは,0.5μm〜20μmであることがよく,特に,3μm〜10μmであることがよい。0.5μm未満であると,半田バンプとニッケルメッキ層との接続を図ることが困難になるおそれがある。逆に,20μmを超えると,半田バンプ110が開口部15内に完全に収まらず,半田バンプ110が剥離しやすくなるおそれがある。
【0064】
次いで,ニッケルメッキ層上には,電解金メッキによって厚さ0.03μm程度の金メッキ層が形成される。
以上により,半田パッド137が形成される。
該半田パッド137に,例えば厚さ25〜150μmのマスクを介して,半田ペーストを充填した後,半田バンプ110を形成する。
【0065】
上記マスクの厚さが25μm未満では,上記半田パッド137に充填することができる半田ペーストの量が少なくなるおそれがある。そのため,半田バンプ110を形成した後,プリント配線板1とICチップ等とを半田バンプ110を介して接続した際に,未接続の部分が発生するおそれがある。
【0066】
一方,150μmを超えると,マスクに形成された開口部における半田ペーストの抜け性が低下するおそれがある。そのため,半田パッド137内に充填することができる半田ペーストの量が少なくなり,多層プリント配線板1とICチップ等とを半田バンプ110を介して接続した際に未接続の部分が発生するおそれがある。また,マスクのソルダーレジスト層側(以下,こちら側をマスクの裏側といい,この反対側をマスクの表側という)での半田ペーストのにじみによる回り込みが発生し,半田ペーストが半田パッド137以外の部分に付着し,ソルダーレジスト層136の汚れや,得られた多層プリント配線板に短絡が発生する原因となるおそれがある。
そのため,上記マスクの厚さは,上記範囲に限定されることが好ましい。なお,更に望ましい上記マスクの厚さは,30〜75μmである。
【0067】
上記マスクの材質としては特に限定されず,プリント配線板の製造用印刷マスクやその他の印刷マスクに用いられているものが挙げられる。具体的には,ニッケル合金,ニッケル−コバルト合金,SUS等からなるメタルマスク,エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂などからなるプラスチックマスク等が挙げられる。
上記マスクの開口部の製造方法としては,エッチング,アディティブ加工,レーザー加工等が挙げられる。これらの中では,アディティブ加工が望ましい。
【0068】
上記マスクに形成された開口部には,ソルダーレジスト層136側に拡径する形態のテーパが形成されていてもよい。該テーパを形成することにより,開口部における半田ペーストの抜け性が向上する。
【0069】
また,上記マスクに形成された開口部の径は,上記半田パッド137の径と同一か,またはこれよりも大きいことが望ましい。開口部の径を大きくすることで,基板11の半田パッド137とマスクに形成された開口部に微小なズレが生じていても,適切に半田パッド137内に半田ペーストを充填することができるからである。
上記マスクに形成された開口部の直径は特に限定されず,半田バンプ110の大きさを考慮して適宜選択すればよいが,通常,100〜300μmが望ましい。
【0070】
上記のようなマスクを上記ソルダーレジスト層136に載置した状態で,マスク上面から複数の開口部内に,半田ペーストを印刷充填する。該半田ペーストを印刷する場合,上記マスクは上記ソルダーレジスト層136上にしっかり密着するように載置することが望ましい。マスクとソルダーレジスト層136とがしっかり接触した状態で印刷を行うことにより,マスク下面側での半田ペーストのにじみによる回り込みが発生しにくくなる。その結果,ソルダーレジスト層136の表面が汚れたり,得られたプリント配線板1に短絡が発生したりすることを防止することができる。
【0071】
上記半田ペーストを印刷する際には,通常,印刷用スキージ(図示略)を用いる。該印刷用スキージの材料としては特に限定されず,ポリエチレン等のゴム,鉄,ステンレス等の金属,セラミック等の一般にプリント配線板の印刷に用いられる材質を使用することができる。これらの中では,目減りしにくく,磨耗による半田ペーストへの異物混入が起こりにくい点から金属が望ましい。
【0072】
上記スキージの形状としては,平型,角型等の様々な形状が挙げられる。このような形状のスキージには,適時切れ込みを入れることにより半田ペーストの充填性を向上させることもできる。
上記スキージの厚さは特に限定されないが,通常,10〜30mmが望ましく,15〜25mmがより望ましい。繰り返し印刷を行っても,反りやたわみが生じ難いからである。また,金属性のスキージの場合は,その厚さは50〜300μmが望ましい。
【0073】
また,半田ペーストの印刷は,密閉式のスキージユニットによる印刷を行ってもよい。このようなスキージとしては,エアー圧入型,ローラー圧入型,ピストン圧入型等が挙げられる。
【0074】
なお,半田パッド137を平面視した際の形状は特に限定されず,円形,長円形,正方形,長方形が挙げられるが,半田パッド137の形状の安定性,設計の自由度(半田パッド間のスペースが広くなり,配線を通すことができる),半田バンプ形状の安定性などの点から円形が望ましい。
【0075】
半田バンプ110の形成のための半田ペーストとしては,プリント配線板に一般的に使用されているものを用いることができる。具体的には,Sn−Pb系のもの(例えばSn:Pbが9:1〜6:4の範囲内にあるもの),Sn−Ag系のもの,Sn−Ag−Cu系のもの,Sn−Cu系のもの,Sn−Sb系のものが挙げられる。接着強度のバラツキも小さく,ヒートサイクル条件下やICチップの実装の熱によっても,後述するドータボード等の外部電子部品と接続するためのピン12の接着強度低下もなく,ピン12の脱落,傾きを引き起こさず,電気的接続も確保することが可能となる。
この中では,Sn−Pb系が望ましい。長期間に渡るヒートサイクルにおいても半田バンプにクラックが発生することがなく,接着強度に優れるためである。
【0076】
半田ペーストの融点は180℃〜280℃であることが望ましい。融点が180℃未満であると,ピン12に必要な接着強度2.0kg/pin以上を確保することができず,ヒートサイクル条件下やICチップ実装の際にかかる熱によって,導電性接続ピンの脱落,傾きが生じるおそれがある。
一方,融点が280℃を超えると,樹脂絶縁層143やソルダーレジスト層136に使用される樹脂が溶解して,樹脂絶縁層143や導体回路113の剥離,導体回路113の断線などを生じるおそれがある。また,加熱に要する時間がかかるため,作業性が悪くなる。
【0077】
半田ペーストの粘度は100Pa・S〜300Pa・Sに設定されることが好ましい。粘度が100Pa・S未満であると,半田バンプ110を所望の形状に保持することができなくなるおそれがある。逆に,粘度が300Pa・Sを超えると,半田ペーストを開口部15内へ効率よく充填できなくなるおそれがある。
【0078】
その後,温度250℃,時間30秒〜2分間で,窒素雰囲気下においてリフローを行うことにより,半田バンプ110が半田パッド137に固定された状態となる。この時点では半田バンプ110は半球状を呈している。
また,リフローを行う際に,半田ペースト内に形成された気泡を抜くことができる。半田ペーストをリフローする温度としては,180℃〜280℃が好ましい。これにより,適切に半田バンプ110を形成することが可能となる。
【0079】
半田ペーストをリフローする温度は,半田組成により異なり,半田の融点により設定する。融点+0℃〜+30℃の温度が望ましい。これにより,適切に半田バンプ110を形成することが可能となる。通常は,180℃〜280℃を加えることが好ましい。なお,Sn:Pb=63:37という組成の共晶半田を用いた場合,リフローは180℃〜210℃で行われることが好ましい。
【0080】
次に,図9(A),(B)に示すような一対の上治具61と下治具62を用いて半田バンプ110の頂部の厚さ方向に加熱,加圧処理を加えるフラッタニング処理を行う。これにより,半田バンプ110の頂部を平坦化して均一な高さに揃える。
このように半田バンプ110の頂部の高さを揃えることで,ICチップとプリント配線板1とを確実に接合することができるようになる。
プリント配線板1の下面14側を押圧するための下治具62としては,ステンレスのように硬質かつ耐圧性の金属材料からなるものが望ましい。もっとも,硬質かつ耐圧性のものであれば,窒化珪素のようなセラミックス材料を用いることもできる。
【0081】
フラッタニング処理の際の温度は,60℃から使用する半田の融点より10℃低い温度(液相線・固相線がある場合,液相線よりも10℃低い温度)に設定されることが好ましい。60℃未満であると,半田バンプ110が充分に軟化しないので,大きな押圧力を負荷する必要が生じ,半田バンプ110の破損につながるおそれがある。
一方,半田の融点を超えると,半田バンプ110が溶融してしまい,半田バンプとしての好適な形状が損なわれるおそれがある。なお,共晶半田(Sn:Pb=63:37)を選択した場合には,上記温度は100℃〜160℃に設定されていることが望ましい。
【0082】
フラッタニング処理の際の押圧力は10〜150kgf/cm2の範囲内で設定されることが好ましい。上記の範囲内であれば,半田バンプ110の頂部を最も効率よく平坦化することができるからである。
押圧力が10kgf/cm2未満であると,半田バンプ110の頂部を確実に平坦化することができないおそれがある。一方,押圧力が150kgf/cm2を超えると,半田バンプ110が破損するおそれがある。なお,押圧力は30〜100kgf/cm2の範囲内で設定されることがより望ましい。
【0083】
上治具61と下治具62によって加圧される時間は2分以内に設定されることがよく,好ましくは1分以内に設定されることがよい。加圧時間が2分を超えると,生産性が低下することに加え,熱が伝わりすぎて半田バンプ110の破損につながるおそれがある。
【0084】
フラッタニング処理を経た時点での半田バンプ110の頂部の高さ(具体的にはソルダーレジスト層136から露出した導体回路113を基準としたときの頂部の高さ)は,0μm〜100μmであることが望ましく,特に10〜50μmであることが望ましい。
上記突出部分が0μm未満であると,半田バンプ110とICチップ側の端子とが未接続になりやすくなり,100μmを超えると,半田バンプ110の頂部の高さを均一にしにくくなる。しかも半田バンプ110自体を大きくしなければならず,加熱後に短絡が発生しやすくなる。
【0085】
このような半田バンプ110を用いてICチップをプリント配線板1上に搭載することにより,ICチップ側とプリント配線板1側とが電気的に接続されるようになっている。なお,図9(B)における符号16はコンデンサを表す。
【0086】
次に,複数(3または4以上)のプリント配線板1を形成する基板を2枚以上に切断する「分割」を経て,1枚の分割基板を切断して2枚以上にする「個片化」を行う。
切断工程を分割,個片化の2回に分けて行うことにより,製造工程中の熱履歴により基板に反りが発生していても,正確な位置で基板を切断することができ,また切断時の基板の損傷を防止できる。そのため,切断時に基板の割れや導体回路113の断線が生じることはない。また,基板は設計通りに正確に切断されるため,切断後の個片化基板に対して半田バンプ110を形成しているので,半田バンプ110を正確な位置に接合できる。
【0087】
基板には,配線板形成部が,捨て耳部を介して複数配置されている。該捨て耳部は,上記分割の際または個片化の際に切断除去することが好ましい。これにより,基板搬送時の基板の欠け,傷を防止できる。
なお,捨て耳部は,基板の片側の側面だけに設けてもよいし,相対する一対の両側面に設けてもよい。また,基板を囲む全ての側面に設けてもよい。
上記捨て耳部の幅は,5〜15mmであることが好ましい。5mm未満の場合には基板搬送時に基板端に欠け,傷が発生するおそれがあり,15mmを超える場合には基板の捨て部分が多くなり生産コスト高につながる。
【0088】
上記分割基板とは,基板を切断して得られた基板であり,プリント配線板1を形成すべき配線板形成部を2以上有する。
個片化基板とは,分割基板を切断して得られた基板であり,プリント配線板1を形成すべき配線板形成部を1のみ有する。
上記分割,個片化は,ダイシング,シングル刃またはマルチ刃によるダイシングルーター加工等により行うことができる。
【0089】
上記分割基板の面積は,5.1×10-3〜6.0×10-2m2の範囲であることが好ましい。5.1×10-3m2未満の場合には,分割基板に損傷が生じるおそれがある。また,6.0×10-2m2を超える場合には,熱履歴による反りの程度が大きく,半田バンプの形成,ICチップ実装などの精度が低下するおそれがある。
上記分割基板の面積は配線板形成部だけでなく,後述の捨て耳部を含む場合は該捨て耳部をも含む面積である。
【0090】
上記個片化基板の面積は,1.0×10-4〜5.0×10-3m2の範囲であることが好ましい。1.0×10-4m2未満の場合には,個片化基板に損傷が生じるおそれがある。また,5.0×10-3m2を超える場合には,ICチップ実装等の精度が低下するおそれがある。
上記個片化の面積は,捨て耳部を除去した,配線板形成部のみの面積である。
【0091】
次に,プリント配線板1の下面14(ドータボード,マザーボードとの接続面)に半田バンプ110及びピン12を配設する方法につき詳説する。
まず,上記プリント配線板1の下面14におけるソルダーレジスト層136上に,上述したものと同様の方法で導電性接着剤としての半田ペーストを印刷する。
【0092】
半田ペーストの粘度は100〜300Pa・Sに設定されることが好ましい。粘度が100Pa・S未満であると,半田バンプ110を所望の形状に保持することができなくなるおそれがある。逆に,粘度が300Pa・Sを超えると,半田ペーストを開口部15内へ効率よく充填できなくなるおそれがある。
【0093】
さらに,ピン12を適当なピン整列治具によって支持し,該ピン12を半田パッド137内の導電性接着剤としての半田バンプ110に当接させてリフローを行い,ピン12を半田バンプ110に固定する(図8)。
【0094】
プリント配線板1の下面14側(ドータボード,マザーボードとの接続面側)に形成される半田ペーストとしては,半田(Sn−Pb,Sn−Sb,Sn−Ag−Cu等),導電性樹脂,導電性ペーストを挙げることができる。この中では,半田で形成するのが最も好ましい。ピン12との接着強度に優れているとともに,熱にも強く,接着作業を行いやすいからである。
【0095】
導電性接着剤は,融点が180〜280℃の範囲のものを用いることがよい。これにより,ピン12の接着強度として例えば2.0kg/pin以上が確保され,ヒートサイクル条件下や実装の際にかかる熱によるピン12の脱落,傾きがなくなり,電気的接続も確保される。
融点が180℃未満であると,ピン12の接合後の加熱によって導電性接着剤層が再溶融・軟化しやすくなるため,導電性接着剤層に充分な接着強度を確保することが困難になる。従って,ピン12の傾きや位置ずれ,導電性接着剤層の破壊を回避できなくなる場合が生じるおそれがある。
一方,融点が280℃を超えると,樹脂絶縁層143やソルダーレジスト層136に使用される樹脂が溶解して,樹脂絶縁層143や導体回路113の剥離,導体回路113の断線などを生じるおそれがある。
【0096】
導電性接着剤を半田で形成する場合,基板の下面14側(ドータボード,マザーボードとの接続面側)に形成する半田バンプ110には,プリント配線板1の上面13側(ICチップ接続側)に形成した半田バンプ110よりも融点の高いものを用いるのが望ましい。
従って,基板11の上面13側にSn−Pb系(融点180℃)のものを用いた場合,基板11の下面14側にはSn−Sb系(融点240℃)よりなる半田を使用するのが望ましい。
【0097】
その理由は,後に上面13側の半田バンプ110にリフローを行うことによってICチップを接続する際,下面14側に用いる半田ペーストの融点が上面13側のものと同じ,あるいは低いと,下面14側に形成したピン12を固定していた半田ペーストが溶融してしまい,該ピン12の傾きや脱落を生じさせてしまうからである。
【0098】
なお,図8に示すように,ソルダーレジスト層136上に形成される半田パッド137は,該半田パッド137を部分的に露出させる開口部15が形成されたソルダーレジスト層(有機樹脂絶縁層)136により被覆されており,開口部15から露出した半田パッド137に導電性接着剤としての半田バンプ110を介してピン12の固定部が固定されていることが望ましい。
【0099】
図10に示すように,このソルダーレジスト層(有機樹脂絶縁層)136は,半田パッド137の周囲を押さえるように被覆しているので,ヒートサイクル時やプリント配線板1をマザーボードへ装着する際などに,ピン12に応力が加わっても,半田パッド137の破壊及び層間樹脂絶縁層143との剥離を防止できる。また,金属と樹脂という異なった素材同士の接着においても剥離し難くなっている。
なお,ここでは,層間樹脂絶縁層が形成された多層のプリント配線板1を例示したが,1枚の基板のみから成るプリント配線板にも適用することができる。
【0100】
上記のようにして印刷した半田ペーストに,温度250℃,時間30秒〜2分間で窒素雰囲気下においてリフローを行うことにより,半田バンプ110が開口部15内に固定された状態となる。このとき,この時点では半田バンプ110は半球状を呈している。
なお,リフローを行った際に半田ペースト内に形成された気泡を抜くことができる。半田ペーストをリフローする温度としては,180〜280℃が好ましい。これにより,適切に半田バンプ110を形成することが可能となる。
【0101】
その後,ピン12を適当なピン保持装置に取りつけて支持し,ピン12の固定部44を半田パッド137内の半田バンプ110に当接させる。
上記ピン12は,基本的に頭部125と脚部126とからなる。脚部126は断面略円形状の棒状態であり,一般的にはマザーボード等の外部基板側に設けられたソケットのピン挿入穴に挿入可能になっている。
図10に示すごとく,上記頭部125は脚部126の上端面側に位置している。より詳細にいうと,頭部125の下面125cは脚部126の上端面126cに対して一体的に連結されている。円盤状をなす頭部125は,脚部126よりも大径になっている。また,頭部125の肉厚の大きさは,脚部126の長さよりも相当小さいものとなっている。以上のことから,本例の導電性接続用のピン12はT型ピン(または釘状ピン)と呼ばれるべき形態を有している。
【0102】
また,本例のピン12は,銅,銅合金,鉄,スズ,亜鉛,アルミニウム,貴金属から選ばれる,少なくとも一種類以上の導電性金属を用いて形成される。その中でも,特に銅を主成分とするコバールや,鉄を主成分とするアロイ等の合金を選択することが望ましい。その理由は,これらの合金は,ピン用金属材料として信頼性が高いからである。
【0103】
ピン12の頭部125の上面125bは,ピン接合時に半田パッド137に対面するように配置され,かつ導電性接着剤層内に完全に埋没した状態となる。つまり,頭部125の上面125bはピン12における被接合面である。
【0104】
ピン12の頭部125の直径は,半田パッド137の直径の0.8倍〜1.2倍であることが望ましい。そのような条件に設定すれば,半田パッド137内における接合エリアが確保されるため,多層プリント配線板1に対してピン12を垂直に立てることが容易となるからである。
【0105】
そして,上記構成のピン12を上記基板11に接合するに当っては,専用のピン整列治具により複数個のピン12を立設した状態で整列する。この後,頭部125の上面125bを導電性接着剤層としての半田バンプ110に仮固定した状態でリフローを行うことにより,導電性接着剤層を再溶融させ,複数のピン12を半田パッド137に対して一括的に接合する。
【0106】
次に,温度250℃,時間30秒〜2分間でリフローを行うことにより,上記ピン12を半田バンプ110に固定する。これにより,リフロー時におけるピン12への半田のずり上がりを防ぐことができ,ピン12を適切に取りつける(半田付けする)ことが可能となる。
【0107】
このように半田ペーストをリフローして半田バンプ110を形成した後に,ピン12を半田バンプ110に当接させ,再びリフローをしてピン12を取りつけるのは,半田ペーストを印刷する時点で紛れ込む気泡を除去するためである。
半田内に残留した気泡は,電子部品の動作時に発生した熱により,拡散あるいは膨張したりする。これにより,ピン12の接続強度が弱くなり,接続性,信頼性に影響を与えることがある。また,最悪の場合には,ドータボードのソケットの抜き差しにおいてピンが外れてしまうおそれがある。
【0108】
そのため,半田ペーストをリフローして半田バンプ110を形成する際に,半田ペースト内に形成された気泡を抜き取り,その後,再びリフローをしてピン12を取りつける。こうすることにより,リフローの際のピン12への半田のずり上がりを防ぐことができ,プリント配線板1の接続信頼性を向上させることが可能となる。
【0109】
なお,本例では上面13側の半田形成を行った後に下面14側の半田形成を行ったが,上面13側と下面14側の,両面の半田バンプ110を同時に形成してもよい。
【0110】
次に,上記工程を経て製造したプリント配線板1のソルダーレジスト層136上に,製品を識別するための表示文字,認識文字などの様々な文字や記号を,文字印刷またはバーコード印刷により行う。
印刷方法としては,基板治具及びマスクの印刷位置を検出,自動補正手段を有する印刷装置を用いて,レーザー加工等により行う。
【0111】
上述した工程を経て作成したプリント配線板1に,配線回路の導通検査及び実装されたコンデンサ16の容量検査,また該プリント配線板1に接続したピン12の浮き,曲がり検査を行なう。各検査は,以下に述べる導通・容量検査ライン4(図11),外観検査ライン6(図14)における各検査装置により行う。
【0112】
図11に示すように,導通・容量検査ライン4は,回転テーブル40の外周に沿って環状に配置された,4つのステージから構成される。
各ステージの構成としては,検査すべきプリント配線板1をコンベアから搬入する搬入ステージ41と,該プリント配線板1に立設されたピン12の導通検査を行う導通検査ステージ42と,上記プリント配線板1に実装される,コンデンサ16の容量検査を行う容量検査ステージ43と,検査を終えたプリント配線板1のうち,良品を搬出するための搬出ステージ44から成る。
また,各ステージに対応するように,検査すべきプリント配線板1を載置するための基板治具401〜404が回転テーブル40上に設けてある。
【0113】
上記のような構成からなる導通・容量検査ライン4に,コンベアによって搬送されてくるプリント配線板1を,図11に示す搬入装置410により基板治具401に搬入する搬入工程と,上記回転テーブル40を回転させて,上記プリント配線板1に立設されたピン12の導通検査を行う導通検査工程と,該プリント配線板1に実装されたコンデンサ16の容量検査を行う容量検査工程を順次行う。
【0114】
各検査方法につき詳細に述べる。
プリント配線板1の導通検査方法は次のように行う。
図12,図13に示すように,導通検査ステージ42には,導通検査装置420が備えられている。該導通検査装置420は,図12に示すように,プリント配線板1におけるピン12と一対一で対応可能に構成された,プローブピン423を備えたチェッカーヘッド422と,該プローブピン423と一対一で対応可能に構成された導線426と,プリント配線板1の上面側に一定の圧力を加える,押圧治具425とを備えている。
【0115】
上記プローブピン423は弾力性を有しており,ピン12が当接すると図12における下方に沈み,該ピン12は該プローブピン423に接続された導線426と導通する構造になっている(図13)。
【0116】
導通検査装置420は,下記の送出部や検出部などを有している(図示略)。上記送出部は,プローブピン423に電流等,導通検査を行うのに必要な信号や電流,電圧等を与えるものである。また,上記検出部は,チェッカーヘッド422がプローブピン423を介して,ピン12に対し導通するか否かを検出して,導通信号や非導通信号を検出する。
【0117】
以下に,本導通検査装置420を用いた,プリント配線板1に立設されたピン12の導通検査方法を,図12,図13を参照しながら説明する。
基板治具401が上記導通検査ステージ42に移動したとき,図12に示すように,基板11に立設されたピン12と上記チェッカーヘッド422のプローブピン423とが,確実に一体一の対応で当接されるように位置合わせされた状態で上記プリント配線板1が支承治具421に支承されている。
【0118】
この状態で,上記チェッカーヘッド422を下方から図12に示す矢印F方向に上昇させ,開口部424を有する支承治具421上に載置されたプリント配線板1の下面側14に対し,該チェッカーヘッド422のプローブピン423を,それぞれ対応するピン12に当接させつつ,該プリント配線板1を該支承治具421から浮かせる。
次に,上記押圧治具425を矢印Gに示すごとく下降させることにより,該プリント配線板1の上面13に一定の圧力を加える(図13)。
【0119】
上述したように,上記プローブピン423は弾力性を有するため,上記ピン12と当接することにより,下方に沈み上記導線426に当接する。
上記ピン12はプリント配線板1の導体回路113を介して特定のピン同士で導通する構造になっているため,特定のピンに電気を流すことで,正常に導通すれば該ピンは正常に接続されていることが検出される。
【0120】
従って,導通するべきピン12が導通しない場合には,ピン12がなくなっている等の不良(OPEN不良)が検出され,一方,導通するはずのないピン同士が導通する場合には,製造工程の途中で余分なピン12が付着していたり,またピン12を接続している半田バンプ同士がつながっている等の不良(SHORT不良)であることが検出される。
以上の検査をピン全てに対して行うことで,プリント配線板1に立設されたピン12の導通検査が終了する。
【0121】
次に,容量検査について説明する。
容量検査装置430の基本的な構造は上述した導通検査装置420と同じであるため,説明は省略する。
プリント配線板1に実装されたコンデンサ16は,一対のピン12と対応するように配線されているため,該ピン12に電圧をかけることでその容量を検査する。以下に容量検査の一例を示す。
【0122】
本例のプリント配線板1上には12個のコンデンサ16が実装されており,該コンデンサ16は4個のネットと8個のネットに分かれてつながっている。本例においては,コンデンサ1個あたりの電気容量が1.00μFのものを用いている。
上記コンデンサ16に交流1V,100Hzの電圧を印加した際に,上述した該コンデンサ16の電気容量の,80%〜120%の容量を示したものを良品とする。つまり,上記4個のネットが3.2〜4.8μF,8個のネットが6.4〜9.6μFの範囲であれば良品とする。
【0123】
その後,回転テーブル40を,図11に示す矢印Hの方向に,約90°回転させることにより,検査を終えたプリント配線板1を載置した基板治具401を搬出ステージ44に移動する。該搬出ステージ44においては,搬出装置440によって,良品のプリント配線板1を良品搬出用コンベアに搬出する。
【0124】
上記のような導通・容量検査工程を経て良品搬出用コンベアに搬出されたプリント配線板1を,図14に示す外観検査ライン6に搬入する。外観検査ライン6においては,ピン12の接続状態(ピン12が曲がっていたり,斜めに接続されていないか,半田バンプから浮いた状態で接続されたりしていないか)を検査する。
【0125】
上記外観検査ライン6は,図14に示すごとく,回転テーブル60の外周に沿って環状に配置された,4つのステージから構成される。
各ステージの構成としては,搬入ステージ61と,プリント配線板1に立設されたピン12の浮き,曲がりを検査するピン浮き検査ステージ62,ピン曲がり検査ステージ63及び,検査を終えたプリント配線板1のうち良品を搬出するための搬出ステージ64から成る。
また,各ステージに対応するように,検査すべきプリント配線板1を載置するための基板治具601〜604が回転テーブル60上に設けてある。
【0126】
上記のような構成からなる外観検査ライン6を用いて,上述した導通・容量検査ライン4と同様の方法で,プリント配線板1に立設されたピン12の,ピン浮き・曲がり検査を順次行う。
なお,ピン浮き,曲がり検査の順序は特に決められていないため,図14に示すピン浮き検査ステージ62とピン曲がり検査ステージ63の位置は逆でもよい。
【0127】
上記プリント配線板1は,搬入装置610により搬入ステージ61に搬入され,基板治具601に載置される。
次いで,回転テーブル60を約90°回転させて(矢印I),上記プリント配線板1を,上記ピン浮き検査ステージ62へ送る。
ピン浮き検査ステージ62におけるピン浮き検査方法及びピン浮き検査装置620は,参考例1に示したプリント配線板の検査方法及び検査装置3(図4〜図7)と同様である。
【0128】
次いで,回転テーブル60を約90°回転させて(矢印I),ピン浮き検査を終えたプリント配線板1を,上記ピン曲がり検査ステージ63へ送る。
ピン曲がり検査ステージ63におけるピン曲がり検査方法及びピン曲がり検査装置630は,実施形態例1に示したプリント配線板の検査方法及び検査装置2(図1〜図3)と同様である。
【0129】
その後,回転テーブル60を,図14に示す矢印Iの方向に,約90°回転させることにより,検査を終えたプリント配線板1を搬出ステージ64に移動する。
ここで,搬出装置640によって,ピン浮き検査,曲がり検査を終えたプリント配線板1のうち,良品については搬出用コンベアに搬出し,不良品については排出用コンベアに排出する。
【0130】
上述した検査工程を経て,プリント配線板1の導通・容量検査及び,ピン曲がり,浮き検査が終了する。
本例の場合にも,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査方法及び検査装置を提供することができる。
また,本例と同様の方法により,ピンの立設位置ズレ不良,ピン径異常,ピンへの異物付着等のピンの良否を検査することも可能である。
【0131】
【発明の効果】
上述のごとく,本発明によれば,プリント配線板のピンの良否を,効率的かつ確実に検査することができるプリント配線板の検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態例1における,(A)プリント配線板を検査治具に載置する前の状態,(B)検査を行っている状態,をそれぞれ表す断面説明図。
【図2】 実施形態例1における,(A)ピン曲がりの生じているプリント配線板を検査治具に載置する前の状態,(B)検査においてピン曲がりを検出した状態,をそれぞれ表す断面説明図。
【図3】 実施形態例1における,プリント配線板の測定点を示す上面図。
【図4】 参考例1における,押圧治具により押圧される前のプリント配線板と検査装置の断面説明図。
【図5】 参考例1における,押圧治具により押圧されたプリント配線板と検査装置の断面説明図。
【図6】 参考例1における,検査時のプリント配線板と検査装置の断面説明図。
【図7】 参考例1における,検査においてピン浮きを検出した状態を表す断面説明図。
【図8】 参考例2における,プリント配線板の断面説明図。
【図9】 参考例2における,フラッタニング処理の(A)斜視説明図,(B)(A)のA−A線矢視断面図。
【図10】 参考例2における,ピン周辺のプリント配線板の断面説明図。
【図11】 参考例2における,導通・容量検査ラインの上面説明図。
【図12】 参考例2における,検査前のプリント配線板と導通検査装置の断面説明図。
【図13】 参考例2における,検査時のプリント配線板と導通検査装置の断面説明図。
【図14】 参考例2における,外観検査ラインの上面説明図。
【図15】 従来例における,電子部品を搭載したプリント配線板の(A)平面図,(B)断面図。
【図16】 従来例における,ピン曲がりの生じたプリント配線板の断面説明図。
【符号の説明】
1...プリント配線板,
11...基板,
12...ピン,
13...上面,
2...検査装置,
23...有穴検査治具,
232...ピン穴,
24...反射型レーザーセンサ,
3...検査装置,
30...固定手段,
31...当接検査治具,
34...位置検出センサ,
5...レーザー光,
51...反射光,
Claims (2)
- 基板に複数のピンを立設したプリント配線板のピンの良否を検査するための検査装置において,
該検査装置は,上記プリント配線板のピンに対応して設けられた複数のピン穴を有する有穴検査治具と,該有穴検査治具に載置したプリント配線板の上面へレーザー光を投射する反射型レーザーセンサとを有し,
上記有穴検査治具には,上記プリント配線板を,上記ピン穴に上記ピンを挿入させて載置し,
上記反射型レーザーセンサは,プリント配線板の上面へレーザー光を略垂直に投射すると共にその反射光を受光して,上記反射型レーザーセンサと上記プリント配線板の上面との間の距離を測定することにより,上記プリント配線板のピンの良否を検査するよう構成してあり,
かつ,上記反射型レーザーセンサは,上記プリント配線板の上面の少なくとも3箇所の測定点に上記レーザー光を投射し,該3箇所の測定点が一直線上に配置されないように,配置してあることを特徴とするプリント配線板の検査装置。 - 請求項1において,上記プリント配線板の検査装置は,複数の検査ステージを有するプリント配線板の検査ラインの中の少なくとも一つの上記検査ステージに配置され,上記複数の検査ステージには,回転テーブルによって上記プリント配線板が順次搬送されるよう構成されていることを特徴とするプリント配線板の検査装置。
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