JP4660741B2 - タッチパネル及びフレキシブルコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルに関し、特に、タッチパネルに備えられるフレキシブルコネクタに関する。
タッチパネルは、LCD(liquid crystal display)のようなディスプレイと組み合わせて、PDA(personal digital assistant)やPOS(point of sale)端末等に搭載される入力デバイスである。指やペンでタッチパネルを触れることにより、その触れた位置を基にしてコンピュータへの入力が実行される。
タッチパネルは、シート(例えば、フィルム、ガラス板)及び一端がシートに接続されているフレキシブルコネクタを備える。フレキシブルコネクタの他端は、コントローラに接続される。コントローラは、タッチパネルの指やペンで触れられた位置を検出するデバイスである。
シートとフレキシブルコネクタの接続とは、機械的及び電気的接続である。異方導電性接着剤を利用してシートとフレキシブルコネクタを圧着すると、これらを機械的及び電気的に接続することができる。異方導電性接着剤の接着剤によってシートとフレキシブルコネクタが機械的に接続されると共に、異方導電性接着剤の導電粒子によってシートとフレキシブルコネクタの端子同士が電気的に接続されるのである。
シートとフレキシブルコネクタの接続の信頼性が悪いと、それは即、タッチパネルの信頼性低下につながるので、上記接続の信頼性を向上させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−141643号公報
本発明の目的は、タッチパネルの一対のシートとフレキシブルコネクタの接続の信頼性を向上させることができるタッチパネル及びそれに備えられるフレキシブルコネクタを提供することである。
本発明に係るタッチパネルは、電極パターン及びこれと電気的に接続された端子パターンが形成され、互いに対向して配置された一対のシートと、前記一対のシートに挟まれてこれらと圧着される圧着領域を有し、前記圧着領域において前記一対のシートの前記端子パターンと電気的に接続されたフレキシブルコネクタと、を備えるタッチパネルであって、前記フレキシブルコネクタは、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムの一方の面に形成された第1及び第2の金属配線パターンと、前記圧着領域の前記第1の金属配線パターン上に形成され、これと電気的に接続された第1の端子部と、前記絶縁性フィルムの他方の面に形成され、前記絶縁性フィルムに設けられたコンタクト部において前記第2の金属配線パターンと電気的に接続され、前記第1の端子部と厚みが同じである第2の端子部を前記圧着領域に有する配線パターンと、前記絶縁性フィルムの一方の面に前記第2の端子部と対向して形成され、前記第1の金属配線パターンと厚みが同じである金属パターンと、前記圧着領域での前記一対のシートと前記フレキシブルコネクタの圧着に用いられ、前記第1の端子部と前記一対のシートの一方の前記端子パターンを電気的に接続すると共に前記第2の端子部と前記一対のシートの他方の前記端子パターンを電気的に接続する異方導電性接着部材と、を含む。
本発明に係るタッチパネルにおいて、前記フレキシブルコネクタは、さらに、前記第1の金属配線パターンと前記第1の端子部の間に形成された第1のメッキ層と、前記金属パターン上に形成され、前記第1のメッキ層と厚みが同じである第2のメッキ層と、を含む、ようにすることができる。
本発明に係るタッチパネルにおいて、前記金属パターンは、前記第1及び第2の金属配線パターンと同じ材料で構成される、ようにすることができる。
本発明に係るフレキシブルコネクタは、異方導電性接着部材が配置される圧着領域を有するフレキシブルコネクタであって、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムの一方の面に形成された第1及び第2の金属配線パターンと、前記圧着領域の前記第1の金属配線パターン上に形成され、これと電気的に接続された第1の端子部と、前記絶縁性フィルムの他方の面に形成され、前記絶縁性フィルムに設けられたコンタクト部において前記第2の金属配線パターンと電気的に接続され、前記第1の端子部と厚みが同じである第2の端子部を前記圧着領域に有する配線パターンと、前記絶縁性フィルムの一方の面に前記第2の端子部と対向して形成され、前記第1の金属配線パターンと厚みが同じである金属パターンと、を備える。
本発明に係るタッチパネルによれば、それに備えられるフレキシブルコネクタが、絶縁性フィルムの一方の面に第2の端子部と対向して形成され、第1の金属配線パターンと厚みが同じである金属パターンを含む。これにより、フレキシブルコネクタの圧着領域において、第1の端子部側と第2の端子部側とで硬い部分(具体的には、第1の金属配線パターン、金属パターン、第1の端子部、第2の端子部)の厚みが同じになる。よって、圧着の際の圧力が第1の端子部側と第2の端子部側とに均一にかかるため、どちらの側も十分な接着強度を得ることができ、タッチパネルの一対のシートとフレキシブルコネクタの機械的接続の信頼性を向上させることができる。
また、第1の端子部と一対のシートの一方の端子パターンの間の電気抵抗値及び第2の端子部と一対のシートの他方の端子パターンの間の電気抵抗値のいずれも安定することが分かった。よって、タッチパネルの一対のシートとフレキシブルコネクタの電気的接続の信頼性を向上させることができる。
以上より、本発明に係るタッチパネルよれば、タッチパネルの一対のシートとフレキシブルコネクタの接続の信頼性を向上させることができる。
本発明に係るフレキシブルコネクタは、本発明に係るタッチパネルに備えられるフレキシブルコネクタと同様の構成を有する。よって、本発明に係るフレキシブルコネクタによれば、タッチパネルの一対のシートとフレキシブルコネクタの接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るタッチパネル1の分解斜視図である。タッチパネル1は抵抗膜式であり、互いに対向して配置された一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7を備える。
シート3,5は、フィルムや薄いガラス板である。シート3の構成から説明する。シート3においてシート5側を向く面の略全面に、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明抵抗膜9が形成されている。透明抵抗膜9上には、これと電気的に接続され、x方向に延びる二本の電極パターン11が形成されている。
電極パターン11の一本は、シート3のx方向の2辺の一方側に位置しており、端子パターン13(13a)と電気的に接続されている。電極パターン11の他の一本は、シート3のx方向の2辺の他方側に位置しており、導電パターン15によって、端子パターン13(13a)の近くに位置する端子パターン13(13b)と電気的に接続されている。電極パターン11、端子パターン13及び導電パターン15は、例えば、銀ペーストを材料とするスクリーン印刷により形成される。
シート5はシート3と同様の構成をしており、シート3との違いは電極パターン11がy方向に延びていることである。なお、シート3とシート5を貼り合わせる両面テープやシート3とシート5の間に配置されるスペーサは、図示を省略している。
フレキシブルコネクタ7(以下、「コネクタ7」と記載する場合もある。)は、例えばFPC(Flexible Printed Circuit)である。コネクタ7は、絶縁性フィルム21と、この一方の面に形成された第1の金属配線パターン23及び第2の金属配線パターン25と、絶縁性フィルム21の他方の面に形成されて第2の金属配線パターン25と電気的に接続された配線パターン27と、絶縁性フィルム21の一方の面に形成されて第1の金属配線パターン23と電気的に接続された第1の端子部29と、配線パターン27の終端である第2の端子部31と、絶縁性フィルム21の一方の面に形成された金属パターン33と、を含む。
これらの構成要素の中で、絶縁性フィルム21の一方の面側に形成されているものを実線で示し、他方の面側に形成されているものを点線で示している。金属パターン33は本実施形態に係るタッチパネル1の特徴の一つであり、後で詳細に説明する。
コネクタ7の一端35に、第1及び第2の端子部29,31が位置している。一端35において、第1の端子部29の一方が端子パターン13(13a)と電気的に接続され、他方が端子パターン13(13b)と電気的に接続される。同様に、一端35において、第2の端子部31の一方が端子パターン13(13c)と電気的に接続され、他方が端子パターン13(13d)と電気的に接続される。コネクタ7は、その他端37において、図示しないコントローラと接続される。
本実施形態では、第1及び第2の金属配線パターン23,25が絶縁性フィルム21の両面でなく片面(ここでは一方の面)にのみ形成されているフレキシブルコネクタ7を前提にしている。このようなコネクタ7を用いる場合、第2の金属配線パターン25と絶縁性フィルム21の他方の面に形成されている第2の端子部31を電気的に接続するために、絶縁性フィルム21の他方の面に配線パターン27を形成する。
次に、フレキシブルコネクタ7の詳細について、主に図2を用いて(必要に応じて図1や図3を用いて)説明する。図2は、コネクタ7の拡大平面図である。図3は、図2に示すコネクタ7のA1−A2断面、B1−B2断面、C1−C2断面の断面図である。
図2に示すように、フレキシブルコネクタ7の一端35側は、図1に示す他端37側に比べて幅広にされている。コネクタ7の一端35は圧着領域R1となる。コネクタ7は、圧着領域R1において、図1に示す一対のシート3,5に挟まれて圧着されると共に一対のシート3,5に形成された端子パターン13と電気的に接続される。
例えばポリイミドからなる可撓性の絶縁性フィルム21の一方の面41(図3(a),(b))には、第1及び第2の金属配線パターン23,25が形成されている。第1及び第2の金属配線パターン23,25はそれぞれ二本ずつあり、金属薄膜(例えば銅薄膜)をパターニングすることにより形成される。
絶縁性フィルム21の一方の面41には、第1及び第2の金属配線パターン23,25を覆う透明保護膜43(図3(a),(b))が形成されている。圧着領域R1を除く絶縁性フィルム21の一方の面41が、透明保護膜43の形成領域R2となる。圧着領域R1に透明保護膜43を形成しないのは、圧着領域R1において、第1の端子部29とシート3の端子パターン13(13a,13b)を電気的に接続するためである。
第1の金属配線パターン23は、絶縁性フィルム21の一方の面41上を延びて、圧着領域R1に到達している(図3(c))。第1の金属配線パターン23は銅薄膜なので、酸化防止のために、透明保護膜43の形成領域R2以外において、第1の金属配線パターン23上には、図3(c)に示すメッキ層45(第1のメッキ層)が形成されている。
第1の端子部29は、第1の金属配線パターン23と電気的に接続されており、メッキ層45(第1のメッキ層)を介して、圧着領域R1の第1の金属配線パターン23上に形成されている。第1の端子部29は、金属粉末含有膜(例えば銀ペースト)であり、第2の端子部31や配線パターン27も同様である。第1の端子部29、第2の端子部31及び配線パターン27は、例えばスクリーン印刷によって形成される。
配線パターン27は、絶縁性フィルム21の他方の面47(図3(b))に形成されている。配線パターン27は、絶縁性フィルム21に設けられたコンタクト部49において、第2の金属配線パターン25と電気的に接続されている。コンタクト部49は、図3(b)に示すように、絶縁性フィルム21に設けられたスルーホール51に形成される。コンタクト部49は、スルーホール51で露出している第2の金属配線パターン25に施されたメッキ層45と、配線パターン27の形成時にスルーホール51に埋め込まれた配線パターン27の材料(銀ペースト)と、により構成される。
絶縁性フィルム21にスルーホール51を形成するときに、スルーホール51が第2の金属配線パターン25まで形成され、貫通してしまうことがある。このような状態では、第2の金属配線パターン25と配線パターン27の導通が不良となるので、コンタクト部49ではスルーホール51形成後、第2の金属配線パターン25上に銀ペーストのような金属粉末含有膜61を形成している。金属粉末含有膜61は、例えばスクリーン印刷によって形成される。
配線パターン27は、絶縁性フィルム21の他方の面47上を延びて、圧着領域R1に到達している。圧着領域R1上の配線パターン27が、第2の端子部31(図3(c))となる。絶縁性フィルム21の他方の面47には、配線パターン27を覆う透明保護膜53(図3(b))が形成されている。圧着領域R1において第2の端子部31とシート5の端子パターン13(13c,13d)を電気的に接続するので、透明保護膜53は圧着領域R1に形成されていない。「R3」は、透明保護膜53の形成領域を示している。
フレキシブルコネクタ7の一端35側において、絶縁性フィルム21に切れ込み55が形成されている。これにより、絶縁性フィルム21は枝分かれし、一方に第1の端子部29が配置され、他方に第2の端子部31が配置される。切れ込み55は、シート3とシート5の材料が異なる場合、シート3とシート5の熱膨張率の差から生じる応力を解消するために設けられている。
圧着領域R1には、異方導電性接着部材57,59が形成されている。異方導電性接着部材57,59は、接着剤に導電粒子を分散したものであり、具体的には、異方導電性接着剤や異方導電性フィルムのことである。異方導電性接着部材57,59は、圧着領域R1での一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7の熱圧着に用いられる。この熱圧着によって、フレキシブルコネクタ7と一対のシート3,5は機械的及び電気的に接続される。異方導電性接着部材57,59の接着剤が機械的接続に寄与し、導電粒子が電気的接続に寄与する。
図3(c)に示すように、異方導電性接着部材57は、切れ込み55より第1の端子部29側であって、第1の端子部29を覆うように、絶縁性フィルム21の一方の面41に形成されている。異方導電性接着部材57の導電粒子によって、第1の端子部29とシート3(一対のシートの一方)の端子パターン13(13a,13b)が電気的に接続される。
これに対して、異方導電性接着部材59は、切れ込み55より第2の端子部31側であって、第2の端子部31を覆うように、絶縁性フィルム21の他方の面47に形成されている。異方導電性接着部材59の導電粒子によって、第2の端子部31とシート5(一対のシートの他方)の端子パターン13(13c,13d)が電気的に接続される。
圧着領域R1において、切れ込み55より第2の端子部31側には、第2の端子部31と対向する金属パターン33が形成されている。金属パターン33は、絶縁性フィルム21の一方の面41側に位置している。金属パターン33は、例えば銅薄膜である。金属パターン33は圧着領域R1に形成されているので、透明保護膜43で覆われていない。よって、酸化防止のためにメッキ層45(第2のメッキ層)で覆われている。金属パターン33は、第1の金属配線パターン23及び第2の金属配線パターン25をパターニングする際に一緒に形成される。
本実施形態の主な効果を説明する。本実施形態によれば、コネクタ7に金属パターン33が形成されている。よって、フレキシブルコネクタ7の圧着領域R1において、第1の端子部29側の厚みと第2の端子部31側の厚みが同じになる。これについて図3(c)を用いて具体的に説明する。
図3(c)は、フレキシブルコネクタ7の圧着領域R1の断面を示している。第1の金属配線パターン23及び金属パターン33は、金属薄膜(例えば銅薄膜)をパターニングすることにより形成され、厚みは共に10μmである。第1の端子部29及び第2の端子部31は、スクリーン印刷により形成され、厚みは共に8μmである。メッキ層45の厚みは1μmである。なお、図3(a),(b)に示す第2の金属配線パターン25の厚みは、第1の金属配線パターン23及び金属パターン33と同様に10μmである。
フレキシブルコネクタ7の圧着領域R1において、第1の端子部29側の金属層の厚み、第2の端子部31側の金属層の厚みは、それぞれ、以下のようになる。
(1)第1の端子部29側
第1の金属配線パターン23の厚み10μm+メッキ層45(第1のメッキ層)の厚み1μm+第1の端子部29の厚み8μm=19μm
(2)第2の端子部31側
第2の端子部31の厚み8μm+金属パターン33の厚み10μm+メッキ層45(第2のメッキ層)の厚み1μm=19μm
第1の金属配線パターン23や金属パターン33の材料が酸化しにくい場合、第1の金属配線パターン23上のメッキ層45(第1のメッキ層)や金属パターン33上のメッキ層45(第2のメッキ層)が不要となる。この場合も、第1の端子部29側の金属層の厚みと第2の端子部31側の金属層の厚みが同じになる。
図4は、一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7を圧着する際の圧着領域R1の拡大断面図である。上記のように圧着領域R1では、第1の端子部29側と第2の端子部31側で金属層(言い換えれば硬い部分)の厚みが同じになるので、圧着の際の圧力Pが第1の端子部29側と第2の端子部31側に均一にかかる。よって、どちらの側も十分な接着強度を得ることができるため、タッチパネル1の一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7の機械的接続の信頼性を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、タッチパネル1の一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7の電気的接続の信頼性も向上させることができる。これについては、データを用いて具体的に説明する。表1に示すように、一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7を熱圧着したサンプルを六個用意した。これらのサンプルは、熱圧着の際の温度、圧力、時間をそれぞれ異ならせた。水準1、水準2、水準3の値を表2に示す。
Figure 0004660741
Figure 0004660741
第1の端子部29と端子パターン13(13a,13b)の間の電気抵抗値及び第2の端子部31と端子パターン13(13c,13d)の間の電気抵抗値を、サンプル1〜6のそれぞれについて測定した。その後、温度85℃、湿度90%の試験槽にサンプル1〜6を入れて960時間放置した。再び、それらの電気抵抗値を、サンプル1〜6のそれぞれについて測定した。その結果を表3に示す。
Figure 0004660741
表3の「第1」は第1の端子部29と端子パターン13(13a,13b)の間の電気抵抗値の欄であり、「第2」は第2の端子部31と端子パターン13(13c,13d)の間の電気抵抗値の欄である。「初期」は試験槽に放置する前の電気抵抗値の欄であり、「960h」は試験槽に放置して960時間経過した後の電気抵抗値の欄である。電気抵抗値の単位はオームである。
「初期」の電気抵抗値に対して「960h」の電気抵抗値が一番変化したのは、サンプル4の「第2」の1.7から1.9であり、約1.12倍増加した。「960h」の電気抵抗値が、「初期」の電気抵抗値に対して1.50倍未満を合格にすると、サンプル1〜6の全てが合格した。
比較のために比較用サンプル1〜3を用意して、上記電気抵抗値を測定した。比較用サンプル1〜3の構成がサンプル1〜6の構成と異なる点は、図3(c)に示す金属パターン33及びその上のメッキ層45がないことである。熱圧着の際の温度、圧力、時間は、比較用サンプル1とサンプル1、比較用サンプル2とサンプル2、比較用サンプル3とサンプル3をそれぞれ同じにした。結果を表4に示す。
Figure 0004660741
比較用サンプル1及び比較用サンプル3では、120時間後に「第2」が1.5倍より大きくなり、比較用サンプル2では240時間後に「第2」が1.5倍より大きくなった。このように、比較用サンプル1〜3は960時間経過前に不合格になった。
したがって、本実施形態によれば、第1の端子部29と端子パターン13(13a,13b)の間の電気抵抗値及び第2の端子部31と端子パターン13(13c,13d)の間の電気抵抗値が安定するので、タッチパネル1の一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7の電気的接続の信頼性が向上させることができる。
以上より、本実施形態によれば、タッチパネル1の一対のシート3,5とフレキシブルコネクタ7の接続(機械的及び電気的接続)の信頼性を向上させることができる。
本実施形態に係るタッチパネルの分解斜視図である。 本実施形態に係るフレキシブルコネクタの拡大平面図である。 図2に示すフレキシブルコネクタのA1−A2断面、B1−B2断面、C1−C2断面の断面図である。 本実施形態において、一対のシートとフレキシブルコネクタを圧着する際の圧着領域の拡大断面図である。
符号の説明
1・・・タッチパネル、3,5・・・シート、7・・・フレキシブルコネクタ、9・・・透明抵抗膜、11・・・電極パターン、13,13a,13b,13c,13d・・・端子パターン、15・・・導電パターン、21・・・絶縁性フィルム、23・・・第1の金属配線パターン、25・・・第2の金属配線パターン、27・・・配線パターン、29・・・第1の端子部、31・・・第2の端子部、33・・・金属パターン、35・・・フレキシブルコネクタ7の一端、37・・・フレキシブルコネクタ7の他端、41・・・絶縁性フィルム21の一方の面、43・・・透明保護膜、45・・・メッキ層、47・・・絶縁性フィルム21の他方の面、49・・・コンタクト部、51・・・スルーホール、53・・・透明保護膜、55・・・切れ込み、57,59・・・異方導電性接着部材、61・・・金属粉末含有膜、R1・・・圧着領域、R2・・・透明保護膜43の形成領域、R3・・・透明保護膜53の形成領域、P・・・圧力

Claims (4)

  1. 電極パターン及びこれと電気的に接続された端子パターンが形成され、互いに対向して配置された一対のシートと、
    前記一対のシートに挟まれてこれらと圧着される圧着領域を有し、前記圧着領域において前記一対のシートの前記端子パターンと電気的に接続されたフレキシブルコネクタと、を備えるタッチパネルであって、
    前記フレキシブルコネクタは、
    絶縁性フィルムと、
    前記絶縁性フィルムの一方の面に形成された第1及び第2の金属配線パターンと、
    前記圧着領域の前記第1の金属配線パターン上に形成され、これと電気的に接続された第1の端子部と、
    前記絶縁性フィルムの他方の面に形成され、前記絶縁性フィルムに設けられたコンタクト部において前記第2の金属配線パターンと電気的に接続され、前記第1の端子部と厚みが同じである第2の端子部を前記圧着領域に有する配線パターンと、
    前記絶縁性フィルムの一方の面に前記第2の端子部と対向して形成され、前記第1の金属配線パターンと厚みが同じである金属パターンと、
    前記圧着領域での前記一対のシートと前記フレキシブルコネクタの圧着に用いられ、前記第1の端子部と前記一対のシートの一方の前記端子パターンを電気的に接続すると共に前記第2の端子部と前記一対のシートの他方の前記端子パターンを電気的に接続する異方導電性接着部材と、を含む
    ことを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記フレキシブルコネクタは、さらに、
    前記第1の金属配線パターンと前記第1の端子部の間に形成された第1のメッキ層と、
    前記金属パターン上に形成され、前記第1のメッキ層と厚みが同じである第2のメッキ層と、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記金属パターンは、前記第1及び第2の金属配線パターンと同じ材料で構成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル。
  4. 異方導電性接着部材が配置される圧着領域を有するフレキシブルコネクタであって、
    絶縁性フィルムと、
    前記絶縁性フィルムの一方の面に形成された第1及び第2の金属配線パターンと、
    前記圧着領域の前記第1の金属配線パターン上に形成され、これと電気的に接続された第1の端子部と、
    前記絶縁性フィルムの他方の面に形成され、前記絶縁性フィルムに設けられたコンタクト部において前記第2の金属配線パターンと電気的に接続され、前記第1の端子部と厚みが同じである第2の端子部を前記圧着領域に有する配線パターンと、
    前記絶縁性フィルムの一方の面に前記第2の端子部と対向して形成され、前記第1の金属配線パターンと厚みが同じである金属パターンと、を備える
    ことを特徴とするフレキシブルコネクタ。
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