JP2002175155A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2002175155A
JP2002175155A JP2000374579A JP2000374579A JP2002175155A JP 2002175155 A JP2002175155 A JP 2002175155A JP 2000374579 A JP2000374579 A JP 2000374579A JP 2000374579 A JP2000374579 A JP 2000374579A JP 2002175155 A JP2002175155 A JP 2002175155A
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良太郎 花山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造でありながら、充分な防塵、防水機
能を有し、かつ入力不良の無いタッチパネルを搭載した
搭載携帯端末を提供する。 【解決手段】弾性部材枠20の突条20bは、前記タッ
チパネルの上面側電極11と当接してタッチパネルを筐
体に支持させる。この突条と上面側電極との当接部は、
フレキシブル基板2の電極接続部6a,6bと電極の端
子との接続部よりも、タッチパネルの面方向外方にずれ
ており、代わって、前記当接部の下側には、両面テ−プ
5が位置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネルを搭
載し、防塵、防水機能を有する携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、店舗や倉庫の製品の在庫管理等
のためにデ−タ入力が可能なハンディタ−ミナル等の携
帯端末装置が利用されている。この携帯端末装置は、キ
−入力部、表示部、メモリ等を有し、デ−タの入力が終
了した後、通信回線等を利用して入力したデ−タをホス
トコンピュ−タに転送できるようになっている。
【0003】最近、このような携帯端末装置において、
その操作性を改善するために、従来のキ−ボ−ド入力方
式に代わって、液晶画面と組み合わせたタッチパネル式
の入力方式が採用されるようになっている。
【0004】ところで、携帯端末装置は、オフィス等に
設置される機器に比べて使用条件が厳しく、例えば、端
末装置を落下させたり、あるいは端末装置に水滴がかか
ったりすることもあるので、ある程度の耐衝撃性、並び
に防塵、防滴性が要求されている。
【0005】このために、例えば、特開平11−746
61号に記載の如く、タッチパネルの外周に弾性部材枠
を取着させ、この弾性部材枠を筐体に圧接させることに
より、携帯端末内部を密閉して、防塵、防水機能と耐衝
撃機能とを実現している。密閉性を確実に確保する為に
は、前記弾性部材枠と上面側電極とは、確実に密着させ
る必要がある。このために、弾性部材枠により上面側電
極に対してかなりの圧力が加わって、タッチパネル(主
として上面側電極)が変形し、最終的にはデ−タ入力不
良など不具合を発生させる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記タッチパネルは柔
軟性のある操作面側の透明な上面側電極と、硬質で透明
な下面側電極を非常に狭い間隙(100μm程度)を維持
して配置することにより実現されている。
【0007】この間隙が必要以上に大きくなると、タッ
チパネルによる入力の際に規定の力量以上の力を必要と
したり、入力不良が発生する。一方、必要以上に上記の
間隙が狭まると、ニュ−トンリングの発生により、タッ
チパネル下部にある液晶などの表示器の表示がはっきり
視認出来なくなり、また、最悪の場合には、上記上面側
電極と下面側電極とが接触したままになり、デ−タ入力
が出来なくなる。即ち、タッチパネルを正常に機能させ
る為には、上記の所定の間隙を維持することが非常に重
要となっている。
【0008】ところが、防塵、防水を確実にするために
弾性部材枠をタッチパネルに必要以上の力で押圧させる
ことにより、タッチパネルの上面側電極と下面側電極の
間隙を維持できない場合がある。以下に、このことを図
7ないし9を参照して詳細に説明する。尚、図7の
(a)は、従来の携帯端末機器の分解斜視図、(b)
は、組み立てた全体の斜視図であり、図8の(a)は、
筐体を省略した端末機器の上面図、(b)は、筐体を省
略しない状態での図8(a)のA−A線に沿う断面図、
そして、図9は、タッチパネルとフレキシブル基板の接
合部をフレキシブル基板側から見た拡大断面図であり、
(a)は、機器への組み込み前の状態を示し、(b)
は、機器への組み込み後の状態を示す。
【0009】この携帯端末機器は、図7に示す如く、例
えば、ゴムのような弾性材料で形成された弾性部材枠1
20で周辺が覆われたタッチパネルユニット101(タッ
チパネルと液晶表示器が一体化されたもの)を筐体12
1に圧接させることで機器の機密性を維持している。こ
の例の場合、タッチパネルユニット101を裏側から保
持する板金枠122をネジ123により筐体121に固
定することによって、上記の圧接力を維持している。
【0010】ところで、タッチパネルユニット101
を、弾性部材枠120を介して筐体121に圧接させる
と、タッチパネルの上面側電極にも圧力が加わる。この
ことを図8を参照して以下に詳細に説明する。
【0011】前記タッチパネルユニット101は、上面
側電極111と下面側電極110とが周辺部に配置され
た両面テ−プ105を狭持するようにして互いに接着さ
れており、これら電極間の距離はスペ−サの機能をも持
つ両面テ−プ105で維持されている。また、図9に示
すように、前記下面側電極110の上面並びに上面側電
極111の下面には、これらの一側端部に、夫々接続用
端子113,115が互いにずれるようにして形成され
ている。これら接続用端子は、フレキシブル基板の一端
部に設けられた電極接続部106a,106bに熱圧着
で接続されている。このため、タッチパネルの使用可能
領域は周辺部(4つの側端部)を除く領域(キーエリ
ア)104が使用可能領域となっている。
【0012】さらに、図8(b)に示すように、タッチ
パネルの下に、即ち、下面側電極110の裏面に、液晶
表示器(LCD)122が両面テ−プ123により固着
され、これを含めてタッチパネルユニット101とし
て、弾性部材枠120に周囲が保持され、前述したよう
に板金枠122を介してネジ123により筐体121に
固定することによって、上記の圧接力が維持されてい
る。
【0013】かくして、機器内部を密閉するために、タ
ッチパネルの上面側電極111と弾性部材枠120との
当接部は図8(a)の太線で示す枠状領域107とな
り、この枠状領域107が弾性部材枠により圧力を受け
ることになる。
【0014】ところで、タッチパネルの上面側電極11
1と下面側電極110とを固着している両面テ−プ105
が存在する領域に弾性部材枠120から圧力がかかって
も大きな問題は発生しないが、フレキシブル基板102
とタッチパネルとの接続部は構造上の違いから問題を発
生する可能性がある。これを図9を参照して説明する。
【0015】タッチパネルを筐体に固定していない場合
には、即ち、上側側電極面に対して鉛直方向から圧力が
印加されていない場合には,図9(a)に示すように、
上面側電極111と下面側電極110とは、両面テ−プ
105により、互いに平行に,、即ち、全体に渡って一
定間隔で維持されている。一方、タッチパネルを筐体に
組み込んだ場合には、図9(b)に示すように、上面側
電極がこの図に示されていない弾性部材枠から矢印11
6の方向の圧力を受け、上面側電極111のフレキシブ
ル基板接続部に歪みが発生する。この上面側電極接続部
の歪みがスペ−サ機能を有する両面テ−プ105に対し
て反対側の一部に、即ち、図8(a)で符号109で示
す領域に膨らみを発生させる。この膨らみが許容値以上
になるとデ−タ入力不具合が発生する。
【0016】本発明の課題は、簡単な構造でありなが
ら、充分な耐衝撃、防塵、防水機能を有し、かつ入力不
良の無いタッチパネルを搭載した搭載携帯端末を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
鑑みてなされたものであり、その特徴は、筐体とタッチ
パネルとに圧接された弾性部材が、タッチパネルに与え
る圧力を原因とするタッチパネルの上面側及び下面側面
とフレキシブル基板の接続部に変形歪みを発生させない
構成としている。
【0018】具体的には、本発明の一態様に係る携帯端
末装置は、一側端部に接続用端子を備え、互いに離間し
て対面するように配設された上面側並びに下面側電極
と、これら電極の前記一側端部間に電極接続部が挿入さ
れて前記接続用端子と電気的に接続され、外部回路に接
続されるフレキシブル基板とを有するタッチパネルと、
このタッチパネルの外周に取着され、タッチパネルの前
記上面側電極と当接し、筐体に圧接されることにより、
タッチパネルを筐体に装着せるための弾性部材枠とを具
備する携帯端末装置において、前記弾性部材枠と前記上
面側電極との当接部は、前記接続用端子に対して、タッ
チパネルの面方向でずれていることを特徴とする。
【0019】前記弾性部材枠は、上面側電極と当接する
枠状の突条を有し、この突条は、接続用端子が位置する
所では、これと重ならないようにタッチパネルの内方に
配置されていることが好ましい。前記上面側電極と下面
側電極とは、これらの間の周辺近くに配置された1mm
以上の幅を有する両面テ−プで所定距離離間されている
のが好ましい。
【0020】本発明の他の態様に係る携帯端末装置は、
一側端部に接続用端子を備え、互いに離間して対面する
ように配設された上面側並びに下面側電極と、これら電
極の前記一側端部間に電極接続部が挿入されて前記接続
用端子と電気的に接続され、外部回路に接続されるフレ
キシブル基板とを有するタッチパネルと、このタッチパ
ネルの外周に取着され、タッチパネルの前記上面側電極
と当接し、筐体に圧接されることにより、タッチパネル
を筐体に装着せるための弾性部材枠とを具備する携帯端
末装置において、前記タッチパネルの上面側並びに下面
側電極と、前記フレキシブル基板の前記電極接続部との
間には、これらの間の間隙を実質的に埋めるスペ−サが
配置されていることを特徴とする。
【0021】前記スペ−サは、フレキシブル基板と同様
の電気絶縁性の材料、フレキシブル基板の前記電極接続
部を上面側並びに下面側電極に電気的に接続する導電
体、もしくはこれらの組み合わせで形成され得る。前記
上面側電極の基材としてPET等、製造上カ−ル方向が
生じてしまうフイルムを使用する場合には、タッチパネ
ルの操作面側から見てフィルムのカ−ル方向が凹面にな
る向きにして、上面側電極と下面側電極とを互いに間隔
を有して支持する部材、例えば,両面テ−プに、貼り付
けることが好ましい。
【0022】
【作用】本発明に依れば、タッチパネルの外周に装着さ
れ、タッチパネルの上面側電極と当接した弾性部材枠を
筐体に圧接させることにより、弾性部材枠により、タッ
チパネルへの塵埃並びに水分の進入を防止することがで
き、充分な防塵、防水機能を有する。そして、タッチパ
ネルが、即ち、上面側電極が、弾性部材枠から圧力を受
ける部分の下部には、パネル操作面(上面側電極)が変
形する原因である空間が存在しなくなっている。このた
め、上面側電極が変形する可能性を最小限に止められ、
タッチパネル上面側電極(透明、軟質性フィルム)のキ
−エリア(操作領域)での凹凸の発生を抑止することが
出来る。そして、この空間は、弾性部材枠を変形させる
か、スペ−サを設けるかで実質的に無くすことができる
ので、構成が簡単である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1並びに図2は、本発明の
一実施の形態の携帯端末機器に搭載のタッチパネルの概
略的上面図並びにタッチパネルとフレキシブル基板との
接続部の断面図である。
【0024】タッチパネル1(これら図において、一体
となってタッチパネルユニットを構成する液晶表示器は
省略されている)からの信号を図示されない外部の制御
回路に接続する為のフレキシブル基板2がタッチパネル
1の上面側電極11及び下面側電極10に夫々電気的に
接続されている。即ち、このフレキシブル基板2の一方
の電極接続部6aが上面側電極11の一側端部に形成さ
れた上面側電極に、また、他方の電極接続部6bが下面
側電極10の一側端部にそれぞれ熱圧着で接続されてい
る。これら上面側電極11と下面側電極10とは、これ
ら電極の間のハッチングで示された領域に存在する両面
テ−プ5により、タッチパネルのキ−エリア4(デ−タ
入力可能領域)内においては両面テ−プ5の厚み分の距
離を保って、互いに接着されて維持されている。この両
面テ−プ5は、矩形の電極の周辺に沿うようにほぼ矩形
枠状ではあるが、一側端部の外側のほぼ中央に矩形の凹
所5aを有し、この凹所内に前記接続部6a、6bが配
置されている。この結果両面テープ5と接続部6a,6
bとは上下方向に重ならないようになっている。
【0025】このようにして、構成され、かつフレキシ
ブル基板2に電気的に接続されたタッチパネルユニット
の外周には,例えば、ゴムのような弾性部材で形成され
た弾性部材枠20が、公知の方法で取着されている。こ
の弾性部材枠は,図2に詳しく示すように、タッチパネ
ルユニットの側面に対応した矩形枠状の側壁20aと、
この側壁の上端より内方に突出した上枠壁とを有し、こ
の上枠壁の下面には、上面側電極11の上面と下面が弾
性的に圧接された突条20bが形成されている。この突
条は、矩形枠形状を有し、前記両面テ−プ5と、上面側
電極11を挟んで対向するように配置されている。即
ち、この突条は、フレキシブル基板2が導出されていな
いタッチパネルの3つの側端部と平行に夫々位置する3
辺(非接続側部)と、フレキシブル基板2が導出された
タッチパネルの1つの側端部と対応して位置する1辺
(接続側部)とを有している。この接続側部は、前記両
面テープの凹所5aの上方には位置しないように、ほぼ
中央で矩形状に内方に、即ち、キ−エリア4方向に矩形
に曲折されている。この矩形に曲折された部分は、両面
テープの上に位置するように、この曲折程度と前記凹所
5aの深さとは設定されている。尚、この接続側部は、
両面テープ上に全て位置するように、このテープの幅が
広い場合には、必ずしも曲折部が形成されていなくても
良い。このように、前記弾性部材枠と前記タッチパネル
との当接部は、前記凹所5a内に位置する接続用端子に
対して、タッチパネルの面方向でずれていることによ
り、図2で示されるように、タッチパネル上面側から弾
性部材枠20を介して圧力16が加わっても、弾性部材
枠20の突条20bが当接した上面側電極11の全領域
(太線7で示す枠状の部分)の下側には、必ず両面テ−
プ5が存在し、空間は存在しない。このために、上面側
電極11が変形して、入力不良の原因となるタッチパネ
ル操作面の凹凸が現れることはない。
【0026】尚、前記弾性部材枠20の電極接続側の側
壁には、貫通穴(図示されていない)が形成されてお
り、前記フレキシブル基板2は、この貫通穴を通してタ
ッチパネルユニットの一側端部から外側に延びて、外部
の機器と電気的に接続可能となっている。
【0027】前記タッチパネルの上面側電極11と下面
側電極10とに対して充分な接着力を確保し、弾性部材
枠20からの圧力に充分に耐え、かつ、組立の作業性を
良好に確保する為には、前記両面テ−プ5の幅は、1mm
以上確保することが好ましいことが実験により判明し
た。このために、上記実施の形態においても、両面テ−
プ5の最小幅は1mmとすることが望ましい。
【0028】前記上面側電極11の基材として一般的に
使用されるPETは、そのフィルム製造上、カ−ル方向
が存在する(フィルムに若干のクセが残っている)。こ
の影響によるタッチパネル操作面の膨らみを防止するこ
とが望まれるのであれば、タッチパネルの操作面側から
見てフィルムのカ−ル方向が凹面になる向きにして貼り
付けるようにすればよい。この技術を上記の発明と組み
合わせることにより、タッチパネルの操作側方向への膨
らみをより強く抑止することが出来、さらに確実な効果
を期待できる。
【0029】次に、第2の実施の形態を、図3を参照し
て説明する。
【0030】図3は、タッチパネルと接続用のフレキシ
ブル基板との接続部をタッチパネル外側から見た場合の
概略的な断面図である。このタッチパネルの上面側電極
11と下面側電極10とは、これらの周側部間に配置さ
れた両面テ−プ5で一定間隙を保ちながら互いに固着さ
れている。この両面テープ5の凹所5a内で、上面側電
極11の一側の下面には、接続用端子13が、また、下
面側電極10の一側の上面には、接続用端子15が、夫
々形成されている。一方、外部の制御回路に接続するた
めのフレキシブル基板は、これの上面側電極接続部6a
の上面に形成された上側導体パタ−ン12と、下面側電
極接続部6bの下面に形成された下側導体パタ−ン14
とを有する。これら導体パタ−ン12,14は、前記上
面側電極の接続用端子13、並びに下面側電極の接続用
端子15に、それぞれ熱圧着で電気的に接続されてい
る。
【0031】前記フレキシブル基板の上面側電極接続部
6aと下面側電極10との間、並びに下面側電極接続部
6bと上面側電極11との間には、夫々下側並びに上側
スペ−サ31a,31bが設けられている。この実施の
形態では、これらスペ−サ31a(31b)は、上面側
電極接続部6aの下面,並びに下面側電極接続部6bの
上面に,夫々貼り付けられている。尚、これらスペ−サ
の厚さ(高さ)は、上面側電極11と下面側電極10と
の間の間隔と、上面側電極接続部6a(下面側電極接続
部6b)と導体パタ−ン12(14)と端子13(1
5)との厚さの合計との差分とほぼ同じであることが好
ましい。即ち、スペーサは、上面側並びに仮面側電極接
続部6a6bと下面側並びに上面側電極10,11との
間の間隙を実質的に埋めることができる程度の厚さを有
している。また、これらスペ−サは、フレキシブル基板
の基材であるポリイミドあるいはポリエステルなどで形
成されることが好ましく、また、導体パタ−ン12,1
4と、上面側並びに下面側電極接続部6a,6bを挟ん
で対向するように、これら電極接続部に取着される、い
わゆる裏打ちとして貼り付けられることが好ましい。
【0032】前記上面側電極11と当接する弾性部材枠
は、第1の実施例とは異なり、即ち、従来と同じよう
に、上面側電極の4つの側端部に平行な4つの直線状の
辺を有するように構成されている。即ち、両面テープ5
の凹所5aの上を通るように設定されている。
【0033】このような構成により、弾性部材枠からの
圧力による上面側電極の変形の原因となる上面側電極の
下方の空間が、スペ−サで上下方向において埋められて
いる為、上状面側電極の凹凸の発生を抑止することがで
きる。
【0034】尚、前述したようなスペ−サ31a及び3
1bを必要としないように、充分な厚みのあるフレキシ
ブル基板の電極形成部の基材が得られれば良い。しか
し、このためには、電極形成部の基材厚みが自動的に決
定され、設計自由度を狭めることになる。また、電極形
成部の基材の厚みを電極間間隔と同等までに厚くする
と、フレキシブル基板全体の基材厚みが増加し、全体の
柔軟性が失われる。一方、この実施の形態のように電極
接続部だけにスペ−サで裏打ちを行った場合は、タッチ
パネルの外部に出ている部分のフレキシブル基板全体の
柔軟性は失われず、機器の組立時の作業効率も確保でき
る。
【0035】次に第3の実施の形態を、図4を参照して
説明する。尚、この実施の形態において、前記第2の実
施の形態と実質的に同一の部分には図3と同じ符号を付
与して、この部分の説明は省略する。この実施の形態が
前記第2の実施の形態と異なる点は、第2実施の形態の
スペ−サ31a,31bに代えて、これらスペ−サと同
じ厚みの下側並びに上側スペ−サ41a,41bが、そ
れぞれ下面側並びに上面側電極10、11に接着されて
いることである。
【0036】これらスペ−サ41a,41bを設けるこ
とにより、第2の実施の形態と同様にタッチパネルとフ
レキシブル基板との接続部の空間を埋めることが出来る
ので、タッチパネルの上面から圧力が加わっても、上面
側電極11の歪みを抑制することが出来る。
【0037】次に第4の実施の形態を、図5を参照して
説明する。尚、この実施の形態において、第2の実施の
形態と実質的に同一の部分には図3と同じ符号を付与し
て、この部分の説明は省略する。この実施の形態におい
て、第2実施の形態と異なる点は、図3に示すようなス
ペ−サ31a,31bの代わりに、下面側電極10の上
面に、ダミ−接続端子51aが、また、上面側電極11
の下面に、ダミ−接続端子51bが夫々スペ−サとして
形成されていることと、フレキシブル基板の電極接続部
6a,6bの導体パタ−ン12,14の裏面に、ダミ−
導体パタ−ン52a及び52bがそれぞれスペ−サとし
て形成されていることである。各ダミ−接続端子とダミ
−導体パタ−ンとの厚みは、第2実施の形態と同様の考
え方で、タッチパネルの上面側並びに下面側電極とフレ
キシブル基板との電極接続部の空間を、両者で埋めるの
に充分な厚みを持つように設定されることは言うまでも
ない。
【0038】上記ダミ−接続端子51a(51b)と、
ダミ−導体パタ−ン52a(52b)とは、本来タッチ
パネルとフレキシブル基板を電気的に接続するための端
子13(15)と導体パタ−ン12(14)と同一のプ
ロセスで容易に形成することが出来るので、コストアッ
プなしに、スペ−サを実現できる。さらに、本実施の形
態においては、タッチパネル側電極とフレキシブル基板
との双方にダミ−端子あるいはダミ−導体パタ−ンを形
成し、スペ−サ機能を実現させているけれども、充分な
厚みのスペ−サが実現でき得るのであれば、単に電極側
あるいはフレキシブル基板側のみにスペ−サ機能を有す
るダミ−端子もしくはダミ−導体パタ−ンを形成しても
良い。
【0039】次に第5の実施の形態を、第6図を参照し
て説明する。この実施の形態においても、第2の実施の
形態と実質的に同一の部分には図3と同じ符号を付与し
て、この部分の説明は省略する。第2実施の形態と異な
る点は、図3に示すようなスペ−サ31a,31bの代
わりに、空間部分(凹所5a内)に、即ち、下面側電極
10と上面側電極接続部6aとの間、並びに上面側電極
11と下面側電極接続部6bとの間に、充填材61a,
61bがスペ−サとして設けられていることである。こ
のような充填材は、例えば、充填させた後に硬化され得
る絶縁性の合成樹脂により形成され得る。このような構
成においては、空間を確実に埋めることができると共
に、タッチパネル上面から圧力が加わった場合に、上面
側電極11に変形が生じることを防止している。
【0040】上記実施の形態では、タッチパネルは、こ
れをLCDに組み合わせることによりタッチパネルユニ
ットを構成しているが、他の機能素子、例えば、EL等
のフラットパネルディスプレイと組み合わせても良い。
また、上面側電極と下面側電極との接続は、両面(接
着)テープに限定さけるものではなく、両電極を所定間
隔を有して支持するものであれば、どのようなものでも
良く、例えば、LCDにおけるガラス基板支持枠を形成
する技術が使用され得る。
【0041】
【発明の効果】本発明では、タッチパネル面に圧接され
る弾性部材枠とタッチパネルの接触領域の下部にパネル
変形歪み(凹凸)の原因となるタッチパネル内の空間が
存在しないので、パネルのキ−エリア内に凹凸が発生し
ない。このため、防塵、防水機能を維持した上でタッチ
パネルの入力不良などの不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る携帯端末装置のタッチ
パネルの概略的な断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係るタッチパネル・フレキ
シブル基板接続部の断面図である。
【図3】第2の実施の形態に係るタッチパネル・フレキ
シブル基板接続部の概略的な断面図である。
【図4】第3の実施の形態に係るタッチパネル・フレキ
シブル基板接続部の概略的な断面図である。
【図5】第4の実施の形態に係るタッチパネル・フレキ
シブル基板接続部の概略的な断面図である。
【図6】第5の実施の形態に係るタッチパネル・フレキ
シブル基板接続部の概略的な断面図である。
【図7】(a)は、従来の携帯端末機器の分解斜視図、
(b)は、組み立てた全体の斜視図である。
【図8】(a)は、筐体を省略した端末機器の上面図、
(b)は、筐体を省略しない状態での図8(a)のA−
A線に沿う断面図である。
【図9】タッチパネルとフレキシブル基板の接合部をフ
レキシブル基板側から見た拡大断面図であり、(a)
は、機器への組み込み前の状態を示し、(b)は、機器
への組み込み後の状態を示す。
【符号の説明】
1…タッチパネルユニット、2…フレキシブル基板、3
…フレキシブル基板端子(回路接続用)、4…キ−エリ
ア(入力可能領域)、5…両面テ−プ、5a…凹所、6
a,6b…電極接続部、10…下面側電極、11…上面
側電極、12,14…フ上側導体パタ−ン、13,15
…接続端子、20…弾性部材枠,31a,31b;41
a,41b…スペ−サ、51a,51b…スペ−サ(ダ
ミ−接続端子)、52a,52b…スペ−サ(ダミ−導
体パタ−ン) 61a,61b…スペ−サ(充填材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 弘志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA01 AA22 AA33 BC08 BC10 BC13 BE14 CD06 5B087 AA04 AC09 AC15 AE09 CC12 CC16 CC18 CC24 5K023 AA07 BB25 HH01 HH07 PP01 PP11 RR08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側端部に接続用端子を備え、互いに離
    間して対面するように配設された上面側並びに下面側電
    極と、これら電極の前記一側端部間に電極接続部が挿入
    されて前記接続用端子と電気的に接続され、外部回路に
    接続されるフレキシブル基板とを有するタッチパネル
    と、 このタッチパネルの外周に取着され、タッチパネルの前
    記上面側電極と当接し、筐体に圧接されることにより、
    タッチパネルを筐体に装着せるための弾性部材枠とを具
    備する携帯端末装置において、 前記弾性部材枠と前記上面側電極との当接部は、前記接
    続用端子に対して、タッチパネルの面方向でずれている
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 一側端部に接続用端子を備え、互いに離
    間して対面するように配設された上面側並びに下面側電
    極と、これら電極の前記一側端部間に電極接続部が挿入
    されて前記接続用端子と電気的に接続され、外部回路に
    接続されるフレキシブル基板とを有するタッチパネル
    と、 このタッチパネルの外周に取着され、タッチパネルの前
    記上面側電極と当接し、筐体に圧接されることにより、
    タッチパネルを筐体に装着せるための弾性部材枠とを具
    備する携帯端末装置において、 前記タッチパネルの上面側並びに下面側電極と、前記フ
    レキシブル基板の前記電極接続部との間には、これらの
    間の間隙を実質的に埋めるスペ−サが配置されているこ
    とを特徴とする携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記スペ−サは、前記フレキシブル基板
    の電極接続部の下面並びに上面に、前記接続用端子と前
    記電極接続部を挟んで対向するように、夫々取着された
    下側スペ−サ並びに上側スペ−サを有することを特徴と
    する請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記スペ−サは、前記下面側並びに上面
    側電極の上面並びに下面に、前記接続用端子と前記電極
    接続部を挟んで対向するように夫々、取着された下側ス
    ペ−サ並びに上側スペ−サを有することを特徴とする請
    求項2記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記スペ−サは、前記フレキシブル基板
    の電極接続部と、下面側電極並びに上面側電極の少なく
    とも一方との間に設けられた導体パタ−ンを有すること
    を特徴とする請求項2ないし4のいずれか1に記載の携
    帯端末装置。
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