JP4658849B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、画像や文字等のデータを表示できる表示部を備えた、画像記録装置等の電子機器の構成に関する。
従来、インクジェット式のプリンタ、複写装置、ファクシミリ装置等の単機能装置や、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の各種機能を備えた多機能型の画像記録装置等の電子機器が案出されている。このような電子機器の中には、例えば図20に示されるように、各種データを表示可能な表示面137Aを有する表示部137と、使用者が指示等を入力可能な操作キー139を複数個有する操作部Gとが、電子機器筐体151の表面に平面的に配置されたものが知られている。なお、ここでは、電子機器筐体151の詳細な図示は省略されている。
この種の電子機器では、上述した各種機能を達成するための指示や、現在の状況、操作手順等を示す文字・記号等が表示部137の表示面137Aに表示される。その結果、使用者は表示面137Aを見ながら各種キー操作を迷うことなく行うことができるのである。
また近年では、電子機器の多機能化に伴い、文字・記号等に加えて、電子機器によって処理される画像全体が表示部の表示面に表示される等、表示面に表示される情報量が増加している。そのため、電子機器には、表示面積の大きな表示面を有する表示部を備えることが要求されている。
また、表示面に表示される情報量の増加に伴い、使用者が情報を選択・操作する機会が増加するので、電子機器には操作キーを多数備えることが求められる。
このように、電子機器に対して、表示面の大型化および操作キーの増加が求められる一方、電子機器を設置するためのスペースの問題などから、電子機器自体の一層の小型化も求められている。このような相反する要求を両立させ、電子機器の筐体表面の限られた面積内に操作部と表示部とを設置するために、操作部と表示部とを立体的に配置する構成が案出されている(特許文献1および特許文献2参照)。
例えば、特許文献1に記載されているファクシミリ装置においては、図21に示されるように、表示部237は表示面237Aを備え、この表示面237Aと、使用者が指示等を入力可能な操作キー239を有する操作部Gとが対向するように装置筐体251に設けられている。そして、表示部237が、操作部Gを隠蔽する倒伏位置(図21(a)参照)と、操作部Gを露出する起立位置(図21(c)参照)と、の間で回動可能に構成されている。なお、図21(b)は、表示部237が倒伏位置と起立位置との途中にある状態を示している。但し、図21(a)〜図21(c)は、上記ファクシミリ装置の一部構成を簡略化して示したものである。
この構成によれば、筐体251の表面に表示部237および操作部Gを設置するために必要な面積を設置面積A2とすると、この設置面積A2は、表示部237の表示面237Aが設けられる面の面積とほぼ等しくなる(図21(a)参照)。また、設置面積A2は、表示部237が倒伏位置にあるときにおけるこの表示部237が配置される筐体表面251の正面視(以下、視点202Bとする。)からの投影面積S4、にほぼ等しい。すなわち、投影面積S4の範囲内に表示部237および操作部Gを設置することができる。
また、特許文献2に記載されている電子装置においては、図22に示されるように、操作部Gは装置筐体351の表面に設けられ、表示部337は装置筐体351の表面に対してスライド可能に設けられている。更に、表示部337は表示面337Aを備え、この表示面337Aと、使用者が指示等を入力可能な操作キー339を有する操作部Gと、が対向しないように、すなわち、表示面337Aが装置筐体351の外側を向いた状態で装置筐体351に設けられている。その結果、表示部337は、操作部Gが隠蔽される第1の位置(図22(a)参照)と、操作部Gが露出される第2の位置(図22(b)参照)と、の間でスライド可能に構成されている。但し、図22(a)および図22(b)は、上記電子機器の一部構成を簡略化して示したものである。
この構成によれば、表示部337が第1の位置(図22(a)参照)にあるとき、操作部Gは表示部337によって隠蔽される。そのため、筐体351の表面に表示部337および操作部Gを設置するために必要な面積を設置面積A3とすると、この設置面積A3は、表示部337の表示面337Aが設けられる面の面積とほぼ等しくなる(図22(c)参照)。また、この設置面積A2は、表示部337が第1の位置(図22(a)参照)にあるとき、この表示部337が配置される筐体表面351の正面視(以下、視点203Bとする。)からの投影面積S7にほぼ等しい。すなわち、投影面積S7の範囲内に表示部337および操作部Gを設置することができる。
このように、特許文献1および特許文献2に記載されている構成によれば、操作部Gと表示部237,337とが立体的に配置されており、各表示部237,337が操作部Gをそれぞれ隠蔽可能に構成されている。従って、特許文献1および特許文献2に記載の構成は、電子機器の筐体151の表面に表示部137と操作部Gとが平面的に配置される構成(図20参照)と比較して、少ないスペースに表示部237,337と操作部Gとを配置することができ、省スペース化を図ることができる。
特開2005−124074号公報(図1参照) 特表2002−533821号公報(図2参照)
しかしながら、特許文献1に記載されているようなファクシミリ装置においては、表示部237が倒伏された状態(図21(a)参照)では、表示部237はその表示面237Aを操作部Gと対向させた状態で装置筐体251に折り重ねられるので、使用者の視点202A,202Bから操作部Gおよび表示面237Aを視認することができず装置の使い勝手が悪いという問題があった。
また、図21(c)に示されるように、表示部237が起立した状態であるとき、表示部237の後方に装置を構成する他の部材300、たとえば用紙挿入口などが配置されていると、この用紙挿入口は表示部237によって覆われてしまい、使用者が原稿や記録紙をこの用紙挿入口に装填するときに操作性が悪いという問題があった。ここで、「覆われる」とは、表示部237が起立された状態(図21(c)参照)であるときに、視点202Bからの投影面積S6が、設置面積A2の範囲を逸脱して用紙挿入口などが配置されている範囲と重なる状態のことをいう。すなわち、投影面積S6の範囲内に前記用紙挿入口等の他の部材300が配置されているので、表示部237が起立位置にあるとき、表示部237が用紙挿入口の上方を覆ってしまうのである。従って、使用者は視点202Bから用紙挿入口を視認することができない。このような場合に、使用者が原稿や記録用紙を用紙挿入口に装填しようとしても、上述された通り、使用者は用紙挿入口を視認できないので、使用者はわざわざ表示部237を図21(a)や図21(b)に示される状態にしてから用紙挿入口を視認した上で原稿や記録用紙を用紙挿入口に装填しなければならない。更に使用者は原稿や記録用紙を用紙挿入口に装填した後、表示部237を図21(c)の状態に戻さなければならないのである。換言すれば、表示部237が筐体表面251上において実際に消費するスペースは、設置面積A2と投影面積S6になるからである。そこで、操作性を向上させようとすると、用紙挿入口は設置面積A2及び投影面積S6の外に配置されねばならない。これは、少なくとも視点202Bから見れば使用者が視認できる位置に用紙挿入口が配置されるためである。そうすると、必然的にファクシミリ装置全体の大きさが大きくならざるを得ず、根本的な省スペース化を図ることができないという問題がある。
一方、特許文献2に記載されているような電子装置においては、表示部337が第1の位置(図22(a)参照)にあっても第2の位置(図22(b)参照)にあっても使用者は視点203Aから表示面337Aを視認することができ、更に表示部337が第2の位置にあるときには操作部Gが露出されるので、使用者は表示面337Aを見ながら操作部Gに対して入力操作を行うことができる。
しかし、表示部337が第2の位置にあるときにおける、視点203Bからの投影面積S8は設置面積A3の範囲を大きく逸脱する。よって、表示部337によって実際に消費されるスペースは設置面積A3のみではなく、投影面積S8も表示部337によって消費されるスペースであると考えられる。すなわち、この電子装置をインクジェット式のプリンタ、複写装置、ファクシミリ装置等の単機能装置、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能を備えた多機能型の画像記録装置等に適用すると、特許文献1に記載の構成同様、装置を構成する他の部材300、たとえば用紙挿入口などが表示部337によって覆われてしまう虞れがある。よって、使用者が原稿や記録紙を装填するときの操作性が悪いという不都合が特許文献1に記載のファクシミリ装置と同様に起こり得る。従って、操作性を向上させようとすると、用紙挿入口は設置面積A3及び投影面積S8の外に配置されねばならない。これは、少なくとも視点203Bから見れば使用者が視認できる位置に用紙挿入口が配置されるためである。このように、特許文献1同様、特許文献2に記載されている構成によっても根本的な省スペース化を図ることはできない。
本発明は、上記課題を解消するために、表示部が起立位置であるときも倒伏位置であるときも使用者が表示部を視認でき、且つ操作性および省スペース性に優れた電子機器を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の電子機器は、筐体表面にダイヤルキーとカーソルキーの配置される位置以外に配置された当該電子機器の所定の設定に用いられる使用頻度の低い機能を入力可能な入力部と、この入力部を隠蔽する倒伏位置と前記入力部を露出する起立位置との間で前記筐体表面に回動可能に支持されるとともに情報を表示可能な表示面を有する表示部とを備えた電子機器であって、前記表示部は、起立位置と倒伏位置との間で回動する際に該表示部の下端が前後方向に移動可能に枢支ピンを有するカバー部材を介して当該電子機器と連結されており、前記表示部が前記起立位置と前記倒伏位置との間で回動する際に常に前記表示面は正面から視認可能であり、前記表示部は倒伏位置から起立位置に移行する場合、前記枢支ピンを中心に回動され、前記表示面を上から見る視点からの前記表示部の投影面内に前記入力部が重ならない位置まで前記表示部の下端を後方に移動させた前記表示部の起立位置で前記表示部が直立状態で起立されたときのみ露出するように、前記入力部は起立位置にある表示部の下端に近い筐体表面に配置されるものである。ここで、露出状態とは起立位置と倒伏位置とその間の位置とのいずれの位置であっても、視認可能である状態のことをいう。ここで、所定の設定とは、たとえば、初期設定等、一度設定したら頻繁に使用しない設定、或いは通常動作では使用しない機能の設定のことをいう。よって、所定の設定に用いられる入力部とは、すなわち、使用頻度の低い入力部のことをいう。
また、請求項に記載の電子機器は、請求項記載の電子機器において、前記表示部が前記倒伏位置と起立位置との間で回動される際、前記表示部は複数の角度で保持可能に構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項に記載の電子機器は、請求項1又は2に記載の電子機器において、前記筐体は、前記第1投影面積の範囲に隣接した位置に前記表示部とは異なる他の部材を備え、前記表示部が前記倒伏位置から前記起立位置まで回動しても前記他の部材は前記視点から視認可能であることを特徴とするものである。
更に、請求項に記載の電子機器は、請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器において、前記筐体は、前記第1投影面積の範囲に隣接した位置に、開閉回動可能な回動部材を備え、前記表示部の回動可能範囲と前記回動部材の回動可能範囲とは重複しないことを特徴とするものである。
また、請求項に記載の電子機器は請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器において、 前記表示部が倒伏位置にあるときにこの表示部により隠蔽される前記少なくとも一部の入力部は、当該電子機器の所定の設定に用いられることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、前記表示部が前記起立位置と前記倒伏位置との間で回動する際に常に前記表示面は露出状態にある。すなわち、前記表示部が前記起立位置と前記倒伏位置とその間の位置とのいずれの位置にある場合であっても常に表示面を視認することができるので、操作性が優れている。よって、例えば、表示部の周辺に、この電子機器を構成する他の部材、例えば記録紙挿入口などを設けた場合であっても、操作性が損なわれない。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器において、表示部が倒伏位置にあるときに、表示面をその正面から見る視点からの表示部の第1投影面積の範囲内に、表示部が起立位置にあるときの同視点からの表示部の第2投影面積が含まれるので、この表示部が備えられる電子機器の筐体表面における省スペース化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の電子機器において、前記少なくとも一部の入力部は、表示部が起立位置にあるとき表示面の近傍に露出されるので、使用者は表示面を見ながら前記少なくとも一部の入力部に対して入力作業を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器において、前記表示部が前記倒伏位置と起立位置との間で回動される際、前記表示部は複数の角度で保持可能に構成されているので、使用者は、その目線を表示面とほぼ直交するように顔の位置をずらす等、使用者の体の姿勢を変えることなく、表示面を明瞭に見ることができる視野角の調整が容易になり、表示面に表示された文字・画像等のコントラストを常に鮮明になるように簡単に調節できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4のいずれかに記載の電子機器において、前記筐体は、前記第1投影面積の範囲に隣接した位置に前記表示部とは異なる他の部材を備え、前記表示部が前記倒伏位置から前記起立位置まで回動しても前記他の部材は前記視点から視認可能であるので、回動可能な部材と表示部が干渉し、故障・破損等の事態が発生することを防止できる。
更に、請求項6の発明によれば、請求項2〜5のいずれかに記載の電子機器において、前記筐体は、前記第1投影面積の範囲に隣接した位置に、開閉回動可能な回動部材を備え、前記表示部の回動可能範囲と前記回動部材の回動可能範囲とは重複しないことを特徴とするものであるから、回動可能な部材と表示部が干渉し、故障・破損等の事態が発生することを防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器において、表示部が倒伏位置にあるときにこの表示部により隠蔽される前記少なくとも一部の入力部は、当該電子機器の所定の設定に用いられることを特徴とするものである。上述されたように、所定の設定とは、たとえば、初期設定等、一度設定したら頻繁に使用しない設定、或いは通常動作では使用しない機能の設定のことをいう。よって、所定の設定に用いられる入力部とは、すなわち、使用頻度の低い入力部のことであり、これら使用頻度の低い入力部は、表示部が倒伏位置にあるときにこの表示部により隠蔽されるのである。従って、この表示部が備えられる電子機器の筐体表面における省スペース化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7のいずれかに記載の電子機器において、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段をさらに備えたことを特徴とするものであるので、この電子機器における省スペース化を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の電子機器に、原稿の被読取面を読取る読取手段をさらに備えたものであるので、この電子機器における省スペース化を図ることができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の電子機器において、前記読取手段は原稿を載置可能な載置面と、この載置面に対して開閉回動可能に設けられ原稿を被覆する原稿カバーとを備え、この原稿カバーの回動可能範囲と前記表示部の回動可能範囲とは重複しないように構成されているので、原稿カバーと表示部とが干渉することがない。すなわち、原稿カバーと表示部とが干渉することによって破損することが防止される。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面に基づいて説明する。 図1は本発明が適用された実施形態の画像記録装置の斜視図、図2は下側本体に対して上側本体を開放した状態の斜視図、図3はスイッチ基板を外した状態の斜視図、図4はスイッチ基板を載せた状態の斜視図、図5は記録部および給紙部を示す要部拡大側断面図、図6は主制御基板およびシールドケースを分解した状態の斜視図、図7(a)は表示カバー体の上面を示す左側斜視図、図7(b)は下面側斜視図、図8(a)は表示カバー体の上面を示す右側斜視図、図8(b)は下面側斜視図、図9(a)および(b)は液晶表示装置の裏面斜視図、図10(a)は液晶表示装置を裏面から見た場合の右側面図、図10(b)は左側面図、図11は被支持部の構成を示す概略図、図12は図10のXII−XII線矢視における要部拡大断面図、図13は案内溝の構成を示す概略図、図14は液晶表示装置37を表示カバー体43に装着するときの様子を示した概略図、図15は図14のXV−XV線矢視における要部拡大断面図、図16は被支持部と案内溝の構造を示す概略図、図17(a)は液晶表示装置が倒伏位置にあるとき、図17(b)は液晶表示装置が起立位置にあるとき、図17(c)は液晶表示装置が略直立状態であるときの要部拡大斜視図、図18(a)は図14のXVIII(a)−XVIII(a)線矢視、図18(b)は図14のXVIII(b)−XVIII(b)線矢視、図18(c)は図14のXVIII(c)−XVIII(c)線矢視における断面図、図19(a)、(b)および(c)は液晶表示装置の起伏回動動作に伴う投影面積の変化および操作キーの位置を説明する図、図20は従来の液晶表示装置および操作キーの配置を説明する図、図21(a) および図21(b) は他の従来例における液晶表示装置の起伏回動動作に伴う投影面積の変化および操作キーの位置を説明する図、図22(a)および図22(c)はさらに他の従来例における液晶表示装置のスライド動作に伴う投影面積の変化および操作キーの位置を説明する図である。
尚、以下に説明する具体的な装置等は、本発明の実施の形態の一例にすぎず、本発明の実施の形態が以下に詳述される具体例に限定されるものではないことは明白である。また、各図中には、前後、左右、上下の方向が示されているので、その方向に基づいて以下の説明はなされている。
本発明を実施するための最良の形態について以下に説明する。本実施形態の画像記録装置1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の各種機能を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)である。図1および図2に示される実施形態では、画像記録装置1は合成樹脂製の射出成形品からなるハウジング(装置本体)としての下側本体2を備えている。
下側本体2の上面には、同じく合成樹脂製の射出成形品からなる上側本体3が、図示しない枢軸部を介して下側本体2の一側端に対して上下方向に開閉回動可能に装着されている。即ち、下側本体2の正面側(前側:図1〜図4参照)に開口部2aが形成されており、下側本体2に対する上側本体3の回動軸線としての枢軸部は図1において下側本体2の左側面側に位置している。そして、図2に示されるように、下側本体2の上面に基端部を回動可能に装着した支柱6を介して上側本体3が開かれた状態で保持されるように構成されている。
上側本体3内には、コピー機能時やスキャナ機能時、更にはファクシミリ機能時に用いられる画像読取装置5が配置されている。この画像読取装置5は、原稿カバー体7を上側に開けて原稿を載置することができる原稿載置用のガラス板(図示せず)と、このガラス板の下側に配置された原稿読取り用の密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)8とを備えている。密着型イメージセンサ8は、図5の紙面と直交する方向(図1における左右方向)に延びるガイド軸9に沿って往復移動可能に設けられている。画像読取装置5の上面を覆う原稿カバー体7の後端側には、図示しない枢軸が設けられている。従って、原稿カバー体7は、この枢軸を回動の中心として上側本体3に対して上下回動可能に装着されている。
他方、下側本体2の一側(上述した図示しない枢軸部から最も離間した側、図2において右側)には、 上面解放状のインク貯蔵部11が配置されている。このインク貯蔵部11には、図示しない色毎のカートリッジが着脱可能に装着される。この実施形態では、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のインクカートリッジがインク貯蔵部11に装着され得る。各インクカートリッジと、後述する記録部12におけるインクジェット式の記録ヘッド14とは、可撓性を有するインク供給管で常時連結されている。
他方、下側本体2の底部(図5における下方側)には、多数枚の用紙Pを堆積収容可能な給紙カセット15が配置されている。この給紙カセット15は下側本体2の前側(正面側)の開口部2aから挿抜可能に装着されている(図1乃至図4)。なお、図1乃至図4では、画像記録装置1から給紙カセット15が取り外されているため、給紙カセット15は図示されていない。本実施形態では、給紙カセット15は、被記録媒体としての、例えば、A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、はがきサイズ等にカットされた用紙Pをその短辺(幅)が給紙方向(矢印A方向)と直交する方向(主走査方向、左右方向)に延びるようにして、複数枚積層(堆積)されて収納できる形態とする。
給紙カセット15の奥側(図5において後側)には、用紙分離用に傾斜分離板16が配置されている。この傾斜分離板16は、用紙Pの幅方向(左右方向)の中央側で突出し、用紙Pの幅方向の左右両端部側に行くに従って後退するように平面視で凸湾曲状に形成されており、且つ用紙Pの幅方向の中央部には、用紙Pの先端縁に当接して分離を促進するための鋸歯状の弾性分離パッド(図示せず)が設けられている。
また、下側本体2内に配置されているメインフレーム21には、給紙手段17における給紙アーム17aの基端部が上下方向に回動可能に装着されている。また、この給紙アーム17aの先端部116に設けられた給紙ローラ17bには、給紙アーム17a内に設けられた歯車伝達機構17cにより、図示しない駆動源からの回転が伝えられる。そして、この給紙ローラ17bと傾斜分離板16の弾性分離パッドとにより、給紙カセット15に堆積された用紙Pは一枚ずつ分離搬送される。給紙方向(矢印A方向)に沿って進むように分離された用紙Pは、横向きの略U字形状のパスを含む搬送経路18を介して、給紙カセット15より上側(高い位置)に設けられた記録部12に給送される。搬送経路18は、そのU字形状の外周側を構成する第1搬送路体18aと、内周側を構成する第2搬送路体18bとの間隙に形成されている。
記録部12は、図5に示されるように、箱型のメインフレーム21とその左右一対の側板(図示せず)にて支持され、左右方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1および第2ガイド部材22、23との間に形成される。記録部12におけるインクジェット式の記録ヘッド14が搭載されたキャリッジ13は、排紙方向(矢印B方向)の上流側の第1ガイド部材22および下流側の第2ガイド部材23に跨って摺動自在に支持されているため、Y軸方向に往復移動可能になっている。
キャリッジ13を往復移動させるために、排紙方向(矢印B方向)の下流側に配置された第2ガイド部材23の上面には、主走査方向(左右方向)に延びるようにタイミングベルト(図示せず)が配置され、このタイミングベルトを駆動するCR(キャリッジ)モータ(図示せず)は第2ガイド部材23の下面に固定されている。
キャリッジ13における記録ヘッド14の下面と対峙するように左右方向に延びる扁平板状のプラテン26は、前記両ガイド部材22、23の間にて、メインフレーム21に固定されている(図4参照)。
プラテン26の排紙方向(矢印B方向)上流側には、図2に示されるように、用紙Pを記録ヘッド14の下面に搬送するための搬送(レジスト)ローラ対として、駆動ローラ27aと、この駆動ローラ27aに対向する下方から上向き付勢されるニップローラ27bとが配置されている。また、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)下流側には、記録部12を経た用紙Pを排紙方向(矢印B方向)に沿って搬送するように駆動される排紙ローラ28aと、これに対向して排紙ローラ28aの上側に配置された拍車ローラ28bとからなる排紙ローラ対が設けられている。
記録部12にて記録された用紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙トレイ30は、給紙カセット15の上部に設けられ、排紙トレイ30に連通する排紙口が下側本体2の前面の開口部2aと共通にして開口されている。また、排紙方向(矢印B方向)の下流側のガイド部材23の下面から下側本体2の前端の排紙口までの間には、排紙トレイ30の上方を覆うようにした合成樹脂製の仕切板(下カバー体)31が下側本体2と一体的に形成されている(図5参照)。
仕切板31の上面には、記録部12やファクシミリ通信等のための主制御基板33(図6参照)が配置されている。その場合、図6に示されるように、主制御基板33は、鉄板製の上下の板金部材32a、32bからなるシールドケースにて覆われるとともに、下板金部材32aにビスにて固定されている。また、下板金部材32aは仕切板31にビスにて固定されている。そして、後述する液晶表示装置(表示部)37を回動可能に装着するための合成樹脂材の上カバー体41は、上記シールドケースの上を覆ってビス止めされている。液晶表示装置37の左右両側に配置される操作スイッチC、Dの群および液晶表示装置37の前に配置される操作スイッチGの群(図1及び図2参照)のためのスイッチ基板40(図4参照)は表示カバー体43の裏面にスイッチC、DおよびGと共に組み付けられる。そして、表示カバー体43が上カバー体41の上に固定して組み付けられるとき、スイッチ基板40は上カバー体41と表示カバー体43の間に固定されることとなる。
また、主制御基板33の上面には、複数種類のカード型若しくは薄棒状の記録媒体を挿入するために各々スロットを有する複数のメディアコネクタ35が固定配置されている。記憶媒体としては、例えば、メモリースティック(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリーカード(登録商標)、xDピクチャーカード(登録商標)等がある。各メディアコネクタ35のスロット(差込み口)35aは、下側本体2の正面であって、後述する液晶表示装置37(請求項における表示面装置に相当)が配置された箇所の側方に開口している(図1〜図4参照)。さらに、液晶表示装置37の配置部位の一側方若しくは両側方、例えば、実施形態では、下側本体2におけるインク貯蔵部11に近い側と(図2〜図4で右端)と液晶表示装置37配置部より後方部との間に、周辺機器との通信のためのUSBコネクタやネットワークのためのLANコネクタの差込み口42が設けられている。
次に、表示部たる液晶表示装置37の配置および装着構造が説明される。図1〜図3に示される実施形態では、上述した通り、上側本体3は下側本体2の一側部に配置されている図示しない枢軸部を介して上下開閉回動可能に連結されている。下側本体2の上側のうち、正面に近い側縁部近傍であって、左右方向のほぼ中央部位に、表示カバー体43が上カバー体41上に着脱可能に配置されている。即ち、表示カバー体43および上カバー体41に設けた弾性的な係合爪等の係合手段を介して固定可能に構成されている。図7および図8に示されるように、合成樹脂製の射出成形品である表示カバー体43は、上方および前方に開放状の収納凹所45と、この収納凹所45の前端部付近の入力キー配置部(入力部)46cと、この収納凹所45を挟む左右両側にて上向きに膨出された入力キー配置部46a、46bとが一体的に形成されている。後述されるように、表示カバー体43の収納凹所45には、液晶表示装置37が起立位置と倒伏位置の間で起伏回動可能であるように装着される。液晶表示装置37が倒伏位置にあるとき、液晶表示装置37は表示面37Aが上方(図1における上方向)を向くように表示カバー体43の収納凹所45に収納される。このとき、表示面37Aと、入力キー配置部46a、46bと、原稿載置用のガラス板(図示せず)と、は略同一平面上に配置される(図1参照)。このように表示面37Aと入力キー配置部46a、46bと、原稿載置用のガラス板(図示せず)とが配置されることによる作用効果については後に詳述される。
平面視略矩形状の入力キー配置部46cの各開口83cからは、図2に示されるように、各機能を作動するための複数の入力キーからなる操作スイッチGの群が突出するように設けられている。スイッチGの群では所定の設定を行うためのキーが配置されている。上述されたように、所定の設定とは、たとえば、初期設定等、一度設定したら頻繁に使用しない設定、或いは通常動作では使用しない機能の設定のことをいう。よって、所定の設定に用いられる入力部とは、すなわち、使用頻度の低い入力部のことをいう。本実施例においては、コントラスト調節キーG1、G2、日付・時刻調節キーG3、G4、G5、が横一列に並べられている。平面視略矩形状の入力キー配置部46a,46bのそれぞれ各開口83a,83bからは、各機能を動作させるための複数の入力キーからなる操作スイッチC、Dの群が突出するように設けられている。画像記録装置の正面からみて右側の操作スイッチCの群では、複数の機能のうち使用を希望する機能を選択して表示されるための入力キー、例えばフォトキャプチャー入力キーC1、コピー入力キーC2、ファクシミリ入力キーC3、スキャナ入力キーC4が縦一列に並べられている(図2参照)。
また、図7(a)及び図8(b)に示されるように、入力キー配置部46a,46bの内面には、各開口83a,83b毎に図示しないスイッチ体が上下方向に可動となるように配置できるリブ86a、86bが一体的に形成されている。また、このスイッチ体には、そのうち、画像記録装置1を正面から見て右側の入力キー配置部46bにおけるリブ86bは、各操作スイッチC1〜C4の配置箇所ごとに区分するように、下面視でほぼ矩形状の区画壁状に形成されている。他方、スイッチ基板40の表面に設けられた複数のスイッチ箇所ごとに光源であるLED(発光素子)87は、上記各リブ86bによる区画内毎に配置されているので、いずれかのLED87(図4参照)が発光すると、半透明状もしくは透明状の各操作スイッチC1〜C4のうち、そのLED87に対応する操作スイッチのみが発光するように構成されている。
他方、上側本体3の上面のうち正面に近い側には、切欠き状の開口部44が形成されている(図2参照)。この開口部44は、下側本体2に対する上側本体3の枢軸部(図1で左端)を中心にして当該上側本体3が下側本体2の上面に対して閉じられたときに、液晶表示装置37の表示面37Aと、表示カバー体43の入力キー配置部46a、46bの表面、ひいては操作スイッチC、Dの群とが露出して見えるように形成されている(図2参照)。また、液晶表示装置37が倒伏位置にあって、上側本体3が下側本体2の上面に対して閉じられているとき、液晶表示装置37の表示面37Aと、上側本体3の上面と、原稿載置用のガラス板(図示せず)とは略同一平面上に配置される。このように表示面37Aと上側本体3の上面と、原稿載置用のガラス板(図示せず)とが配置されることによる作用効果については後に詳述される。後述されるように、本実施形態では、開口部44は上側本体3の正面側に開放された平面視略コ字形状を有している。
また、上側本体3の上面には、開口部44を挟んで左右両側部位に、画像記録装置1の備える複数の機能を指示および表示可能な入力キーのうち、機能の異なる入力キーが配置された操作面スイッチE,Fが設けられている(図2参照)。本実施形態では、図1および図2に示されるように、開口部44より右側に配置される操作面スイッチEには、スタートストップ入力キー、カラーコピースタート入力キー、モノクロコピースタート入力キー、予め登録されているファクシミリ番号の検索や、受話器の音量調節等のための十字トグル型入力キー等が配置されている。液晶表示装置37より左側に配置される操作面スイッチFには、ファクシミリの番号等を入力するためのテンキー、管理レポートの出力用キー、ファクシミリ番号再発報(リダイヤル)入力キー等が配置されている。
なお、上側本体3が下側本体2に対して閉じられるとき、開口部44の平面視コ字状の三側辺44a,44b,44cが、液晶表示装置37の自由端縁や表示カバー体43の三側辺43a,43b,43cと係合される箇所で、操作者の指が鋭い縁で挟まれないようにするため、各側辺43a,43b,43c,44a,44b,44cは下方に行くに従って広がる台形状側面に形成されている(図2、図7および図8参照)。
また、液晶表示装置37の左右両側に配置されている入力キー配置部46a,46bには余裕区域としての操作スイッチC,Dの群が設けられている。よって、液晶表示装置37が起立位置にあるとき、すなわち液晶表示装置37の表示面37Aが正面(図2における前方向)を向くように起立した状態で、上側本体3が下側本体2に対して開閉動するとき、平面視コ字形状に切欠き形成された開口部44が液晶表示装置37に対して干渉することがない(図2参照)。また、液晶表示装置37の付近(図1における後方向)には、上側本体3に対して上下回動可能であるように原稿カバー体7が配置されているが、後述されるように、液晶表示装置37の回動可能範囲と原稿カバー体7の回動可能範囲とは重複しないので、液晶表示装置37が如何なる位置にあろうとも原稿カバー体7は液晶表示装置37に接触することがない。よって、この原稿カバー体7と液晶表示装置37と干渉し、故障・破損等の事態が発生することを防止できる。
液晶表示装置37は、図9、図10等に示されているように、正面視略矩形のケース59と、ケース59の表面に形成された同じく矩形状の表示面37Aと、ケース59の裏面に回動可能に取り付けられたカバー部材69とによって構成されている。また、ケース59の裏面側の下端部近傍からは、後述するフレキシブルフラットケーブル(以下FFCと称す)67が延出されている。
表示面37A(図10参照)はカラー画像を表示できる程度の大きい表示面積(実施形態では42mm×54mm程度)を有するものである。
カバー部材69は可撓性を有する合成樹脂製の扁平板状に一体成形されたものである。カバー部材69における基端部側には互いに外向きに突出する一対の枢支ピン73が形成されており、自由端側には、互いに外向きに突出する一対の支持軸77が形成されている。枢支ピン73は、ケース59の裏面に形成された一対のボス部74の丸軸穴75に回動可能に軸支されている(図9、図10および図14参照)。
ケース59の両側面(液晶表示装置37の基端部(前端部)側)には一対の被支持部100が設けられており、この一対の被支持部100にそれぞれ設けられたスライド軸102と、カバー部材69の自由端側に設けられた一対の支持軸77とによって、液晶表示装置37は表示カバー体43に対して起伏回動可能であるように配置される(図18参照)。
また、液晶表示装置37は、FFC67によって、主制御基板33に電気的に接続される。本実施形態では、FFC67は、後述する第1挿通穴70〜第3挿通穴72を介して主制御基板33に接続される。第1挿通穴70(図7、図8参照)は、表示カバー体43の収納凹所45における底板45aの前端部に切欠き形成された略矩形状の挿通穴である。第2挿通穴71(図4参照)は、表示カバー体43の下方の上カバー体41にて第1挿通穴70と重複するように形成された略矩形状の挿通穴である。第3挿通穴72(図4参照)は、上カバー体41よりもさらに下方に配置されているシールドケースにおける上板金部材32a(図6参照)に切欠き形成された挿通穴である。そして、上述された通り、液晶表示装置37は、第1挿通穴70〜第3挿通穴72を挿通されたFFC67を介して、主制御基板33に電気的に接続される。その結果、主制御基板33からこのFFC67を介して液晶表示装置37に画面表示のための信号が伝達されるのである。
次に、液晶表示装置37に設けられた被支持部100が詳述される。図9〜図10に示されているように、ケース59の両側面(液晶表示装置37の基端部(前端部)側)には被支持部100が設けられている。この被支持部100は、図11および図12に示されるように、スライド軸102と、このスライド軸102を付勢するバネ部材104と、このスライド軸102およびバネ部材104とが収納される丸穴状の丸穴部106と、この丸穴部106に嵌合され、スライド軸102とバネ部材104とを丸穴部106に封入するための蓋部110とを備える。
スライド軸102には、図11および図12に示されるように、円盤形状のベース部112と、ベース部112から垂直に延びた円柱形状の軸部114が設けられており、軸部114の先端には略半球状の先端部116が形成されている。
丸穴部106には、筒形状の壁部120と、この壁部120に隣接して、係合凹所122とが設けられている。また、壁部120に隣接して底部124が設けられている(図11および図12参照)。
蓋部110は、図11および図12に示されるように、円形状の当接部126と、この当接部126と一体に形成された抜け防止用爪128とによって構成されている。底部12にはスライド軸102の軸部114が挿通される軸穴150が形成されている。
以下に被支持部100を組立てる手順が示される。まず、バネ部材104が丸穴部106に挿入される。次にスライド軸102の先端部116が蓋部110の軸穴150に遊挿される。
丸穴部106にバネ部材104が、蓋部110にスライド軸102がそれぞれセットされた状態で、蓋部110が抜け防止用爪128の側から丸穴部106に嵌入されると、抜け防止用爪128と丸穴部106に設けられた係合凹所122とが嵌合し、蓋部110と丸穴部106とが結合される。丸穴部106に蓋部110が装着されると、図9および図10に示されるように、スライド軸102の一部が液晶表示装置37の両側面から突出した状態となる。この結果、スライド軸102は丸穴部106に遊嵌され、バネ部材104によって液晶表示装置37の左右方向に向かって付勢された状態となる。
次に、液晶表示装置37の起伏回動可能に装着される表示カバー体43の構造を、特に収納凹部45の構造を中心に詳述する。図7および図8に示されるように、表示カバー体43における収納凹所45の底板45aの左右両側縁と、左右一対の入力キー配置部46a、46bにおける連接壁65とが交わる隅角部には、前後方向に延びる一対の案内溝130が設けられている。
案内溝130は、図13および図16に示されるように、表示カバー体43における連接壁65から突出して設けられた枠部132と、スライド軸102を案内溝130に嵌め入れたときにスライド軸102の外周面と対面する内周面134と、スライド軸102を案内溝130に嵌め入れたときにスライド軸102の先端部116と当接する当接曲面136とによって構成されている。
当接曲面136は複数の凹部140(凹部A140A、凹部B140B、凹部C140C、凹部D140D、凹部E140E、凹部F140F)と複数の凸部141(凸部A141A、凸部B141B、凸部C141C、凸部D141D、凸部E141E)とによって構成されている。
また、枠部132に隣接して、入力キー配置部46a、46bにおける連接壁65と枠部132とを繋ぐスロープ138が設けられている(図15および図16参照)。
次に、液晶表示装置37を表示カバー体43に回動可能に装着する手順を説明する(図14、図15および図16参照)。液晶表示装置37の両側面がそれぞれ表示カバー体43の左右の連接壁65と対面するように、表示カバー体43の収納凹所45に収納する。このとき、スライド軸102をバネ部材104の付勢力に抗って液晶表示装置37の側面に向かって押し込めるようにしながら、液晶表示装置37を表示カバー体43に収納すると、スライド軸102の先端部116と連接壁65とが当接される。
そして、スライド軸102の先端部116と連接壁65とを当接させたまま液晶表示装置37を表示カバー体43の収納凹所45内に摺動させていくと、図15に示されるように、スライド軸102はスロープ138に到達する。スライド軸102はこのスロープ138に案内されて枠部132を乗り越え、案内溝130内に嵌入される。スライド軸102の先端部116は、図11、図12および図16に示されるように、略半球状に設けられているので、連接壁65、スロープ138、枠部132に引っかかることなく案内溝130に到達できる。従って、液晶表示装置37は表示カバー体43にスムーズに収納され得る。このとき、左右一対のスライド軸102の先端部118はそれぞれバネ部材104の付勢力によって当接曲面136に付勢され、当接される。また、スライド軸102はバネ部材104によって付勢されているので、案内溝130にスライド軸102が嵌入された後は、みだりに案内溝130からスライド軸102が外れてしまうことはない。
次に、液晶表示装置37にカバー部材69を装着する手順が示される。カバー部材69の枢支ピン73および支持穴77aはその断面が丸軸の一部を切欠きした略半月状に形成されている。(図9および図10参照)カバー部材69は上述のように可撓性を有するので、その左右方向の中央部を湾曲させて、一対の枢支ピン73の間隔および一対の支持穴77aの間隔を短縮させて、一対の丸軸穴150および一対の支持穴77aにそれぞれ簡単に嵌入させて装着することができる。このとき、FFC67はケース59の裏面側の下端部近傍から外に延びているので、カバー部材69によって覆われ、保護される。(図9、図10、図14および図18参照)
このようにしてスライド軸102は後述する表示カバー体43に設けられた左右一対の案内溝130に前後移動可能に支持され、支持軸77は後述する表示カバー体43に設けられた左右一対の支持穴77aによって支持される(図2および図18参照)。即ち、液晶表示装置37は、後述されるように、その表示面が表示カバー体43の上面とほぼ平行状の上向きの姿勢(倒伏位置)から、画像記録装置1の正面方向に向かう姿勢(起立位置)まで適宜間隔の傾斜角度の姿勢に変更可能で、且つその姿勢を保持できるように構成されている(図17および図18参照)。
次に、この液晶表示装置37の起伏回動動作(図17および図18参照)が説明される。
液晶表示装置37がその表示面37Aが上向きとなるような姿勢(以下、倒伏位置と称する。図18(a)および図17(a)参照)から略直立姿勢(以下、起立位置と称する。図18(b)および図17(b)参照)まで変化されるとき、左右一対のスライド軸102は案内溝130の前端側から後端側まで移動する。このとき、左右一対のスライド軸102の先端部118は当接曲面136に当接し、凹部A140Aから凸部A141A、凹部B140B、凸部B141B、凹部C140C、凸部C141C、凹部D140D、凸部D141D、凹部E140E、凸部E141Eを順に経て、凹部F140Fまで移動される。先端部118はそれぞれバネ部材104によって当接曲面136に対して付勢されているので、先端部118が凹部140に当接されているとき、液晶表示装置37はその姿勢を保持することができる。すなわち、液晶表示装置37は、先端部118が凹部A140A、凹部B140B、凹部C140C、凹部D140D、凹部E140E、凹部F140Fにあるときの6段階の位置においてその姿勢を保持することができる(図13、図16、図17および図18参照)。
次に、この液晶表示装置37の起伏回動動作に伴う液晶表示装置37とスイッチGとの位置関係の変化および表示面37Aの状態の変化が説明される。
液晶表示装置37が倒伏位置(図19(a)参照)であるとき、使用者の視点200Aから表示面37Aを視認することが出来る。このとき、スイッチGは液晶表示装置37によって隠蔽されるので、使用者の視点200AからスイッチGを視認することは出来ない。また、液晶表示装置37が略直立姿勢(起立位置:図19(c)参照)であっても、使用者の視点200Aから表示面37Aを視認することが出来る。このとき、スイッチGは表示面37Aの近傍に露出される。従って、液晶表示装置37が起立位置にあるときは、使用者の視点200Aから表示面37AおよびスイッチGを視認することが出来る。これにより、使用者は表示面37Aを見ながらスイッチGを操作することができるので、スイッチGに対する入力作業を正確に行うことができる。
このように、液晶表示装置37が倒伏位置から起立位置までその体勢を変化させるとき(図19(a)、(b)、(c)参照)、使用者の視点200Aから表示面37Aを常に視認することが出来る。
また、上述されたように、液晶表示装置37が倒伏位置にあって、上側本体3が下側本体2の上面に対して閉じられているとき、液晶表示装置37の表示面37Aと、上側本体3の上面と、原稿載置用のガラス板(図示せず)とは略同一平面上に配置される。よって、原稿載置用のガラス板(図示せず)上から、原稿が手前(図1において前方)に突出された状態で載置される場合であっても、この原稿がガラス面に密着して載置されることが可能である。
次に、この液晶表示装置37の起伏回動動作に伴う投影面積の変化が説明される(図19参照)。
ここで、液晶表示装置37が筐体表面に対して倒伏位置にある場合に、使用者がその表示面37Aを正面から見る視点を視点200Bとすると、液晶表示装置37が倒伏位置にあるとき、視点200Bからの投影面積は第1投影面積たる投影面積S1となる(図19(a)参照)。この投影面積S1は、筐体表面51に液晶表示装置37および操作部Gを設置するために必要な設置面積A1にほぼ等しい。
また、液晶表示装置37が起立位置にあるとき、同じ視点200Bからの投影面積は第2投影面積たる投影面積S3となる(図19(c)参照)。
液晶表示装置37が倒伏位置から起立位置まで変化されるとき、視点200Bからの投影面積は投影面積S1から投影面積S2を経て投影面積S3まで変化する(図19(a)、(b)、(c)参照)。このとき、それぞれの状態における投影面積は、液晶表示装置37が倒伏位置にあるときの投影面積S1の範囲内に含まれる。すなわち、液晶表示装置37が倒伏位置から起立位置まで変化されるとき、視点200Bからの投影面積は常に液晶表示装置37が倒伏位置にあるときの投影面積S1の範囲内に含まれる。さらに換言すれば、液晶表示装置37が倒伏位置から起立位置までその体勢を変化されるとき(図19(a)、(b)、(c)参照)、液晶表示装置37の前端部(基端部)は、液晶表示装置37が倒伏位置であるときの後端部の位置より常に後方に、液晶表示装置37の前端部(基端部)に対する後端部(自由端部)は、液晶表示装置37が倒伏位置であるときの後端部の位置より常に前方に位置するのである。よって、液晶表示装置37が略直立姿勢(起立位置:図19(c)参照)に配置されて、スイッチGが表示面37Aの近傍に露出された場合であっても、液晶表示装置37の前端部(基端部)に対する後端部(自由端部)は、液晶表示装置37が倒伏位置であるときの後端部の位置よりも後方に配置されることがない。
従って、使用者が視点200Bから見れば、液晶表示装置37がどの位置にあったとしても、使用者は他の部材300を視認できる。その結果、他の部材300が例えば用紙挿入口の場合であっても、用紙挿入口を設置面積A1の直後に配置させることができるので、必然的に画像記録装置1全体の大きさを小さく設計することができ、省スペース化を図ることができる。また、上述した通り、本実施形態の画像記録装置1の構成によれば、液晶表示装置37の設置面積A1に対して、回動部材たる原稿カバー体7は隣接して配置されているが、液晶表示装置37の回動可能範囲と原稿カバー体7の回動可能範囲とは重複しないので、液晶表示装置37が如何なる位置にあろうとも原稿カバー体7は液晶表示装置37に接触することがない。よって、この原稿カバー体7と液晶表示装置37と干渉し、故障・破損等の事態が発生することを防止できる。換言すれば、設置面積A1の直後に、他の何らかの開閉回動部材が存在していたとしても、液晶表示装置37は設置面積A1とほぼ同等の投影面積S1の中で起伏回動されるので、他の開閉回動部材の開閉回動動作が妨げられない。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、液晶表示装置37が倒伏位置から起立位置に変化されるとき、この変化に伴ってスイッチGが前方へスライド移動されるように構成されていてもよい。
また、本発明は、多機能型の画像記録装置1ばかりでなく、単機能型の画像記録装置についても適用できることはいうまでもなく、その場合にも、上記同様の作用、効果を奏することができるものである。
本発明が適用された実施形態の画像記録装置の斜視図である。 下側本体に対して上側本体を開放した状態の斜視図である。 スイッチ基板を外した状態の斜視図である。 スイッチ基板を載せた状態の斜視図である。 記録部および給紙部を示す要部拡大側断面図である。 主制御基板およびシールドケースを分解した状態の斜視図である。 (a)は表示カバー体の上面を示す左側斜視図、(b)は下面側斜視図である。 (a)は表示カバー体の上面を示す右側斜視図、(b)は下面側斜視図である。 (a)および(b)は液晶表示装置の裏面斜視図である。 (a)は液晶表示装置を裏面から見た場合の右側面図、(b)は左側面図である。 被支持部の構成を示す概略図である。 図10のXII−XII線矢視における要部拡大断面図である。 案内溝の構成を示す概略図である。 液晶表示装置37を表示カバー体43に装着するときの様子を示した概略図である。 図14のXV−XV線矢視における要部拡大断面図である。 被支持部と案内溝の構造を示す概略図である。 (a)は液晶表示装置が倒伏位置であるとき、(b)は液晶表示装置が起立位置であるとき、(c)は液晶表示装置が略直立状態であるときの要部拡大斜視図である。 (a)は図14のXVIII(a)−XVIII(a)線矢視、(b)は図14のXVIII(b)−XVIII(b)線矢視、(c)は図14のXVIII(c)−XVIII(c)線矢視における断面図である。 (a)、(b)および(c)は液晶表示装置の起伏回動動作に伴う投影面積の変化およびスイッチの位置を説明する図である。 従来の液晶表示装置および操作キーの配置を説明する図である。 (a)〜(c)は従来例における液晶表示装置の起伏回動動作に伴う投影面積の変化および操作キーの位置を説明する図である。 (a)および(b)は他の従来例における液晶表示装置のスライド動作に伴う投影面積の変化およびスイッチの位置を説明する図である。
符号の説明
1・・・画像記録装置
2・・・下側本体
2a・・・開口部
3・・・上側本体
7・・・原稿カバー体
11・・・インク貯蔵部
12・・・記録部
14・・・記録ヘッド
16・・・傾斜分離板
18・・・搬送経路
18a・・・第1搬送路体
18b・・・第2搬送路体
21・・・メインフレーム
22・・・第1ガイド部材
23・・・第2ガイド部材
26・・・プラテン
27a・・・駆動ローラ
27b・・・ニップローラ
28a・・・排紙ローラ
28b・・・拍車ローラ
31・・・仕切板
35・・・メディアコネクタ
35a・・・メディアコネクタのスロット
37,137,237,337・・・液晶表示装置
37A,137A,237A,337A,・・・表示面
39,139,239,339,・・・操作キー
40・・・スイッチ基板
41・・・上カバー体
42・・・差込み口
43・・・表示カバー体
44・・・開口部
45・・・収納凹所
46a,46b,46c・・・入力キー配置部
51,151,251,351・・・筐体
59・・・ケース
65・・・連接壁
67・・・FFC
69・・・カバー部材
70・・・第1挿通穴
71・・・第2挿通穴
72・・・第3挿通穴
73・・・枢支ピン
74・・・ボス部
75・・・丸軸穴
77・・・支持軸
77a・・・支持穴
83・・・スイッチ穴
85・・・スイッチ体
86a,86b・・・リブ
100・・・被支持部
102・・・スライド軸
104・・・バネ部材
106・・・丸穴部
110・・・蓋部
112・・・ベース部
114・・・軸部
116・・・先端部
120・・・壁部
122・・・係合凹所
124・・・底部
126・・・当接部
128・・・抜け防止用爪
130・・・案内溝
132・・・枠部
134・・・内周面
136・・・当接曲面
138・・・スロープ
140・・・凹部
141・・・凸部
150・・・軸穴
200A・・・使用者の視点
200B・・・視点
A1,A2,A3・・・設置面積
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8・・・投影面積
C,D,E,F,G・・・スイッチ群
G1,G2・・・コントラスト調節キー
G3・・・日付・時刻調節キー
日付・時刻調節キー・・・G4
日付・時刻調節キー・・・G5

Claims (4)

  1. 筐体表面にダイヤルキーとカーソルキーの配置される位置以外に配置された当該電子機器の所定の設定に用いられる使用頻度の低い機能を入力可能な入力部と、この入力部を隠蔽する倒伏位置と前記入力部を露出する起立位置との間で前記筐体表面に回動可能に支持されるとともに情報を表示可能な表示面を有する表示部とを備えた電子機器であって、
    前記表示部は、起立位置と倒伏位置との間で回動する際に該表示部の下端が前後方向に移動可能に枢支ピンを有するカバー部材を介して当該電子機器と連結されており、前記表示部が前記起立位置と前記倒伏位置との間で回動する際に常に前記表示面は正面から視認可能であり、前記表示部は倒伏位置から起立位置に移行する場合、前記枢支ピンを中心に回動され、前記表示面を上から見る視点からの前記表示部の投影面内に前記入力部が重ならない位置まで前記表示部の下端を後方に移動させた前記表示部の起立位置で前記表示部が直立状態で起立されたときのみ露出するように、前記入力部は起立位置にある表示部の下端に近い筐体表面に配置されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示部が前記倒伏位置と起立位置との間で回動される際、前記表示部は複数の角度で保持可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記筐体は、前記第1投影面積の範囲に隣接した位置に前記表示部とは異なる他の部材を備え、前記表示部が前記倒伏位置から前記起立位置まで回動しても前記他の部材は前記視点から視認可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記筐体は、前記第1投影面積の範囲に隣接した位置に、開閉回動可能な回動部材を備え、前記表示部の回動可能範囲と前記回動部材の回動可能範囲とは重複しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。
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