JP4658109B2 - 噛合チェーン式昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種製造分野の製造設備、運輸分野の移送設備、医療福祉分野の介護設備、芸術分野の舞台設備などに用いて昇降テーブルを設置面に対して平行に昇降動させる昇降装置であって、特に、噛合チェーンを昇降動作の駆動媒体として採用した噛合チェーン式昇降装置に関する。
従来、昇降装置として、相互に噛み合って一体的に昇降する一対の噛合チェーン、所謂、チャックチェーンを用いて重量物などの被昇降物を昇降移動させる昇降装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような昇降装置900に組み込まれた噛合チェーン950は、図14に示すように、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された偏向ガイド部970の円弧状案内面971によって誘導されて水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に噛み合って一体に自立状態で上昇するとともに、同様に偏向ガイド部970の円弧状案内面971によって誘導されて垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐するようになっている。
特開平11−278797号公報(特に、第1頁、図1参照)
ところが、従来の昇降装置900では、図14に示すように、噛合チェーン950の偏向駆動時、すなわち、噛合チェーン950が水平方向から垂直方向へ偏向する際もしくは垂直方向から水平方向に偏向する際に、ローラ954が偏向ガイド部970の円弧状案内面971に接触した状態で移動するようになっており、この偏向ガイド970により誘導案内されるローラ954、特に、一対のスプロケット940の回転軸930を水平方向に結んだ仮想ラインL上に位置するローラ954aから1ピッチ分だけの下側に位置するローラ954bは、このローラ954bに接触するスプロケット歯941bと偏向ガイド部970の円弧状案内面971との相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けるため、各ローラ954は楔状の間隙G内において繰り返し過度な負荷を受けて疲労破壊を生じやすくなり、また、このような過度の負荷に起因して偏向ガイド部970の円弧状案内面971にも摩耗損傷が生じやすくなっていたことから、これらローラ954や偏向ガイド部970の耐久性を向上させるための更なる工夫を施す必要があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、昇降駆動用噛合チェーンを水平方向および垂直方向に確実に位置決めして誘導移動させるとともに、昇降駆動用噛合チェーンが水平方向と垂直方向との相互間で偏向する際にローラの疲労破壊やチェーン誘導プレートの摩耗損傷を生じさせることなく、昇降用スプロケットやチェーン誘導プレート等とローラとの間の摩擦抵抗を低減する噛合チェーン式昇降装置を提供することである。
請求項1に係る本発明は、設置面に対して平行に併置された一対の回転軸を中心に同一面内で相互に対向して反対方向に正逆回転する一対の昇降用スプロケットと、該一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに前記一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐する一対の昇降駆動用噛合チェーンと、該昇降駆動用噛合チェーンの上端に設置されて一体に昇降する昇降テーブルと、前記一対の昇降用スプロケットの対向する股間領域に設けられて一対の昇降駆動用噛合チェーンのローラを誘導移動させるチェーン誘導プレートと、前記一対の昇降用スプロケットを駆動する駆動モータとを備えている噛合チェーン式昇降装置において、前記チェーン誘導プレートのチェーン誘導領域が、前記昇降テーブル寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラを水平方向に位置決めする水平方向規制領域と、該水平方向規制領域から設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラと非接触状態となるローラ非接触領域とで構成されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記水平方向規制領域とローラ非接触領域との境目が、前記一対の昇降用スプロケットの回転軸を水平方向に結んだ仮想ライン上または仮想ラインよりも下側に設定されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2記載の構成に加えて、前記昇降駆動用噛合チェーンのローラを垂直方向に位置決めする垂直方向規制領域が、前記ローラ非接触領域から水平方向に向けて配設されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成に加えて、前記昇降駆動用噛合チェーンのローラに塗布される潤滑油を貯留する潤滑油貯留部が、前記ローラ非接触領域に設けられていることにより、前述した課題を解決したものである。
そこで、本発明は、設置面に対して平行に併置された一対の回転軸を中心に同一面内で
相互に対向して反対方向に正逆回転する一対の昇降用スプロケットと、該一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに前記一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐する一対の昇降駆動用噛合チェーンと、該昇降駆動用噛合チェーンの上端に設置されて一体に昇降する昇降テーブルと、前記一対の昇降用スプロケットの対向する股間領域に設けられて一対の昇降駆動用噛合チェーンのローラを誘導移動させるチェーン誘導プレートと、前記一対の昇降用スプロケットを駆動する駆動モータとを備えていることにより、昇降テーブルが昇降位置に関係なく昇降用スプロケットの正逆回転に合わせて昇降可能であるので、昇降テーブルの昇降動作を等速かつ迅速に達成できるとともにチェーン収納手段と駆動部分の高い設計自由度を実現でき、加えて、以下のような特有の構成に対応した格別の効果を奏することができる。
請求項1に係る本発明の噛合チェーン式昇降装置によれば、チェーン誘導プレートのチェーン誘導領域が、昇降テーブル寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラを水平方向に位置決めする水平方向規制領域と、この水平方向規制領域から設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラと非接触状態となるローラ非接触領域とで構成されていることにより、水平方向規制領域が昇降駆動用噛合チェーンのローラを水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーンの相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーンを相互に確実に噛み合わせることができる。
また、前述したようにローラ非接触領域が水平方向規制領域から設置面寄りに配設されていることにより、水平方向規制領域から設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーンの偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーンが水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラとチェーン誘導プレートとの接触が回避されるので、従来の昇降装置のようにローラがスプロケット歯と偏向ガイド部の円弧状案内面の相互間に形成された楔状の間隙内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止して、このような楔状の間隙内で各ローラが昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレートが摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラとチェーン誘導プレートとの摺接距離が短くなってローラおよびチェーン誘導プレートの摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラやチェーン誘導プレートに対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブルに載置した状態で噛合チェーン式昇降装置を駆動させることができる。
請求項2に係る本発明の噛合チェーン式昇降装置によれば、請求項1記載の噛合チェーン式昇降装置が奏する効果に加えて、水平方向規制領域とローラ非接触領域との境目が、一対の昇降用スプロケットの回転軸を水平方向に結んだ仮想ライン上または仮想ラインよりも下側に設定されていることにより、昇降駆動用噛合チェーンの上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーンを相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケットの回転軸を水平方向に結んだ仮想ライン付近において、水平方向規制領域が昇降駆動用噛合チェーンのローラを水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーンの相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーンを相互に確実に噛み合わせることができる。
請求項3に係る本発明の噛合チェーン式昇降装置によれば、請求項1または請求項2記載の噛合チェーン式昇降装置が奏する効果に加えて、垂直方向規制領域がローラ非接触領域から水平方向に向けて配設されていることにより、この垂直方向規制領域が昇降駆動用噛合チェーンのローラを垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーンと昇降用スプロケットとの相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーンを任意に設計されたチェーン収納手段に向けて確実に誘導移動させることができる。
請求項4に係る本発明の噛合チェーン式昇降装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の噛合チェーン式昇降装置が奏する効果に加えて、潤滑油貯留部がローラ非接触領域に設けられていることにより、昇降駆動用噛合チェーンがローラ非接触領域を通過する際に、潤滑油貯留部に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーンのローラに対して塗布されるので、昇降用スプロケットやチェーン誘導プレート等とローラとの間の摩擦抵抗を低減して、昇降駆動用噛合チェーンの昇降動作を円滑かつ迅速に達成できる。
本発明の噛合チェーン式昇降装置は、設置面に対して平行に併置された一対の回転軸を中心に同一面内で相互に対向して反対方向に正逆回転する一対の昇降用スプロケットと、一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐する一対の昇降駆動用噛合チェーンと、昇降駆動用噛合チェーンの上端に設置されて一体に昇降する昇降テーブルと、一対の昇降用スプロケットの対向する股間領域に設けられて一対の昇降駆動用噛合チェーンのローラを誘導移動させるチェーン誘導プレートと、一対の昇降用スプロケットを駆動する駆動モータとを備えている噛合チェーン式昇降装置において、チェーン誘導プレートのチェーン誘導領域が、昇降テーブル寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラを水平方向に位置決めする水平方向規制領域と、水平方向規制領域から設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラと非接触状態となるローラ非接触領域とで構成されて、昇降駆動用噛合チェーンを水平方向および垂直方向に確実に位置決めして誘導移動させるとともに、昇降駆動用噛合チェーンが水平方向と垂直方向との相互間で偏向する際にローラの疲労破壊やチェーン誘導プレートの摩耗損傷を生じさせることなく、昇降用スプロケットやチェーン誘導プレート等とローラとの間の摩擦抵抗を低減するものであれば、その具体的な実施の態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
たとえば、本発明の噛合チェーン式昇降装置で昇降テーブルにそれぞれ配置する2組の昇降駆動用噛合チェーンは、所謂、チャックチェーンと称するものであって、一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向への偏向駆動直後に相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向駆動時に相互に噛み外れて分岐するものであれば、その具体的なチェーン形態は如何なるものであっても良く、例えば、ローラを有するもの、ローラを有していないもの、すなわち、ブシュのみを有するもの、チェーン幅方向に1列の単列であるもの、チェーン幅方向に2列以上の複列であるもの、あるいは、これらの組み合わせによるものなど何れであっても構わないが、チェーン幅方向に2列以上の複列であるものを採用する場合には、一対の昇降駆動用噛合チェーンの一方を構成する外歯プレートと内歯プレートが、これに対向する他方の昇降駆動用噛合チェーンを構成する外歯プレートと内歯プレートに対してチェーン幅方向の複列に亙ってそれぞれフック状、所謂、チャック状に多重かつ強固に噛み合うため、昇降駆動用噛合チェーンのチェーン幅方向に生じがちな座屈を確実に抑制して優れたチェーン耐久性を実現できるので、より好ましい。
さらに、本発明の噛合チェーン式昇降装置は、被昇降物を昇降させる昇降テーブルが昇降駆動用噛合チェーンの駆動力によって昇降するものであるが、この昇降テーブルの安定した昇降動作をガイドするために昇降テーブルと設置床面側との間に昇降補助ガイド手段を介在させることが望ましく、この昇降補助ガイド手段の具体的な形態については、シザーリフタ等に用いられているX字状のパンタアームであっても良く、ガイドポストリフタ等に用いられているテレスコパイプであっても良い。
以下、本発明の一実施例である噛合チェーン式昇降装置100を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置の全体斜視図であり、図2は、図1から昇降テーブルとパンタアームを除いた状態の斜視図であり、図3は、図2に示す昇降駆動用スプロケット近傍の一部拡大図であり、図4は、昇降駆動用噛合チェーンの分解組み立て状態と噛み外れ状態を示した図であり、図5は、チェーン誘導プレートと昇降駆動用噛合チェーンとの接触状態を示した図である。
まず、本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置100は、図1に示すように、重量物(図示していない)を搭載する昇降テーブル110を設置床面に対して平行に昇降させるために設置するものである。
そして、本実施例の噛合チェーン式昇降装置100は、図1乃至図3に示すように、前述した昇降テーブル110が平行に昇降する設置床面に据え付けたベースプレート120と、このベースプレート120に対して平行に併置された一対の回転軸130を中心に同一面内で相互に対向して反対方向に正逆回転する一対の昇降用スプロケット140と、これらの一対の昇降用スプロケット140と噛み外れることによって昇降テーブル110を昇降する一対の昇降駆動用噛合チェーン150と、この昇降駆動用噛合チェーン150の上端に設置されて一体に昇降する前述した昇降テーブル110と、前記一対の昇降用スプロケット140を回転させる変速ギア群163に動力を伝達する動力伝達チェーン162と、この動力伝達チェーン162を駆動する駆動モータ160と、一対の昇降用スプロケット140の対向する股間領域に設けられて一対の昇降駆動用噛合チェーン150を誘導移動させるチェーン誘導プレート170とを基本的な装置構成として備えている。
なお、前述した昇降駆動用噛合チェーン150に対する昇降テーブル110の具体的な設置態様については、昇降駆動用噛合チェーン150の上端に昇降テーブル110を固着したもの、昇降駆動用噛合チェーン150の上端に昇降テーブル110を載置したもの、昇降駆動用噛合チェーン150の上端に昇降テーブル110を隙間を設けた状態で配置したもの等、如何なるものであっても良い。
そして、前述した一対の昇降駆動用噛合チェーン150は、昇降テーブル110に対して左右2組配置され、所謂、2本突き状態になっている。
これにより、被昇降物が昇降テーブル110上に偏在した状態で搭載されている場合や昇降テーブル110の最上昇位置近傍において昇降テーブル110の幅方向に生じがちな横揺れの虞れがある場合であっても、昇降テーブル110の左右両側にそれぞれ配置された一対の昇降駆動用噛合チェーン150が、搭載された被昇降物を含めた全荷重を二分してその負荷を分担軽減した自立状態で昇降するようになっている。
しかも、たとえ、2組配置された一対の昇降駆動用噛合チェーン150の一方が切断しても他方の一対の昇降駆動用噛合チェーン150が昇降テーブル110を落下しないように支持するようになっている。
また、前述した動力伝達チェーン162は、駆動側スプロケット161から変速ギア群163の従動側スプロケット164へ動力伝達するための2組のローラチェーンからなるものであって、所謂、2本掛け状態になっている。
これにより、駆動側スプロケット161から従動側スプロケット164へ伝達する動力を二分して伝動負荷を軽減している。
しかも、2組配置された動力伝達チェーン162の一方が切断しても他方の動力伝達チェーン162が昇降テーブル110を落下しないように動力伝達するようになっている。
さらに、前述した駆動モータ160は、公知のウォームとウォーム歯車(図示しない)で構成された減速機構160aを備えている。これにより、駆動障害が生じてもウォームとウォーム歯車との間で相互の噛み合い抵抗、所謂、セルフロック機能が働くようになっている。
なお、図1及び図2に示す符号161は、減速機構160aを備えた駆動モータ160の出力軸側に同軸配置した一対の駆動側スプロケットであり、図3に示す符号163は、一対の動力伝達チェーン162から一方向の回転を変速させるとともに一対の昇降用スプロケット140へ相互に反対方向に正逆回転するように動力伝達するための変速ギア群である。
そして、本実施例の噛合チェーン式昇降装置100では、図3に示すように、一対の昇降駆動用噛合チェーン150を誘導移動させるチェーン誘導プレート170が、一対の昇降用スプロケット140の対向する股間領域に設けられており、上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン150を相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇させるとともに、一対の昇降駆動用噛合チェーン150を相互に噛み外して分岐させるようになっている。
さらに、前述したような減速機構160aを備えた駆動モータ160は、図1などで示すように、昇降テーブル110の最下降位置の周辺域、すなわち、昇降テーブル110の投影傘下の領域外に離間配置されている。
また、前述したチェーン収納手段180も、図1に示すように、駆動モータ160と同様に、昇降テーブル110の最下降位置の周辺域、すなわち、昇降テーブル110の投影傘下の領域外に離間配置されている。
すなわち、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン150の一方は、駆動モータ160側に配置した巻き取り型のチェーン収納ボックス181からなるチェーン収納手段180内に収納されるとともに、一対の昇降駆動用噛合チェーン150の他方は、駆動モータ160と対向する反対側に配置した直線状収納レール182からなるチェーン収納手段180内に収納されるように構成されている。
したがって、これらの駆動モータ160や噛合チェーン収納手段180の高さ寸法分に配慮することなく、昇降テーブル110の最下降位置を低くすること、すなわち、昇降テーブル110の低床化が可能となるため、昇降テーブル110に対して被昇降物を搬出搬入する作業負担が大幅に軽減され、昇降機構の保守メンテナンスの際に駆動モータ160や噛合チェーン収納手段180が作業障害要因にならず安全且つ簡便なメンテナンス作業が行えるようになっている。
また、図1に示すように、昇降テーブル110と設置床面側のベースプレート120との間にX字状のパンタアームと称するインナーアーム191とアウターアーム192からなる上下2段連結形態の昇降補助ガイド手段190を介在させることにより、昇降テーブル110の安定した昇降動作をガイドするように構成されている。
なお、図1などに示す符号193は、インナーアーム191の下端を昇降動作に応じて摺動させるためのスライドレールである。
さらに、本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置100で用いた一対の昇降駆動用噛合チェーン150は、所謂、チャックチェーンと称するものであって、図4で示すように、フック状の内歯プレート151と、この内歯プレート151に対してチェーン長手方向に半ピッチ分ずらして重なり合うフック状の外歯プレート152と、前記内歯プレート151同士をチェーン幅方向に連結固定するブシュ153と、このブシュ153に外嵌されるローラ154と、前記外歯プレート152同士をチェーン幅方向に連結固定する連結ピン155とを用いてそれぞれチェーン幅方向に2列で編成されており、前述したチェーン誘導プレート170に沿って水平方向から垂直方向への偏向しながら相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに一対の昇降用スプロケット140により垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐するように配置されている。
そして、一対の昇降駆動用噛合チェーン150の一方を構成する内歯プレート151と外歯プレート152とが、これに対向する他方の昇降駆動用噛合チェーン150を構成する内歯プレート151と外歯プレート152とに対してチェーン幅方向の複列に亙ってそれぞれフック状、所謂、チャック状に多重かつ強固に噛み合うようになっており、搭載された被昇降物を含めた全荷重を支持しながら自立状態で昇降する昇降駆動用噛合チェーン150にチェーン幅方向の片側に偏荷重が負荷された場合であっても過負荷状態の昇降駆動用噛合チェーン150のチェーン幅方向に生じがちな座屈を確実に抑制して優れたチェーン耐久性を確保して不慮のチェーン切断を回避している。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置100が最も特徴とするチェーン誘導プレート170の具体的な形態について図3および図5により詳しく説明する。
まず、チェーン誘導プレート170は、一対の昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154を誘導移動させるチェーン誘導領域171を一対の昇降駆動用噛合チェーン150に対向する両側に有しており、このチェーン誘導領域171は、昇降テーブル110寄りに配設された垂直面からなる水平方向規制領域171aと、この水平方向規制領域171aから設置面寄りに配設された凹状の湾曲面からなるローラ非接触領域171bと、このローラ非接触領域171bから水平方向に向けて配設された水平面からなる垂直方向規制領域171cとでそれぞれ構成されており、前述した水平方向規制領域171aとローラ非接触領域171bとの境目は、一対の昇降用スプロケット140の回転軸130を水平方向に結んだ仮想ラインLの下側近傍に設定されている。
そして、昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154は、前述した水平方向規制領域171aに当接することによって水平方向に位置決めされるとともに、垂直方向規制領域171cに当接することによって垂直方向に位置決めされるようになっており、水平方向規制領域171aと垂直方向規制領域171cとの間に設けられた非接触領域171bとは接触することのないように設計されている。
なお、図5において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
また、凹状の湾曲面からなるローラ非接触領域171bとスプロケット歯141の先端との相互間隔rが、ローラ154の外径Rよりも狭くなるように設定されている。
したがって、ローラ154がスプロケット歯141と噛み合うことなくローラ非接触領域171bとスプロケット歯141の先端との間を通過することを防止して、ローラ154とスプロケット歯141とを相互に確実に噛み合わせることができるように設計されており、特に、昇降駆動用噛合チェーン150を昇降用スプロケット140とチェーン誘導プレート170との間に上方から挿入して組み付ける際に、昇降駆動用噛合チェーン150を挿入していくにしたがって、ローラ154と該ローラ154に対応するスプロケット歯141とを確実に噛み合わせて昇降用スプロケット140を回転させることができるので、昇降駆動用噛合チェーン150の組み付けを容易に達成できるようになっている。
そして、ローラ非接触領域171bには、図5に示すように、油溜りとして機能する潤滑油貯留部172が設けられており、昇降駆動用噛合チェーン150がローラ非接触領域171bを通過する際に、潤滑油貯留部172に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154に対して塗布されるようになっている。
つぎに、本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置100の昇降動作について図1に基づいて説明する。
まず、図1に示すように、昇降テーブル110が最上昇位置に達する場合は、一対の昇降駆動用噛合チェーン150が一対の昇降用スプロケット140によってチェーン収納ボックス181と直線状収納レール182からなるチェーン収納手段180からそれぞれ繰り出され、この一対の昇降駆動用噛合チェーン150が重量物からなる被昇降物(図示していない)を搭載する昇降テーブル110の全重量を支えながら減速機構160aを備えた駆動モータ160の出力に応じて2本掛けされた動力伝達チェーン162により等速かつ迅速に上昇するようになっている。
なお、このとき、前述したX字状のパンタアームと称するインナーアーム191とアウターアーム192からなる上下2段連結形態の昇降補助ガイド手段190が、昇降テーブル110の安定した上昇動作をガイドするようになっている。
一方、昇降テーブル110が最下降位置に達する場合は、一対の昇降駆動用噛合チェーン150が一対の昇降用スプロケット140によってチェーン収納ボックス181と直線状収納レール182からなるチェーン収納手段180へそれぞれ分岐しながら引き込まれ、一対の昇降駆動用噛合チェーン150が重量物(図示していない)を搭載する昇降テーブル110の全重量を支えながら減速機構160aを備えた駆動モータ160の出力に応じて2本掛けされた動力伝達チェーン162により等速かつ迅速に下降するようになっている。
なお、このとき、前述したX字状のインナーアーム191とアウターアーム192からなる上下2段連結形態の昇降補助ガイド手段190が、折り畳まれながら昇降テーブル110の安定した下降動作をガイドするようになっている。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置100は、チェーン誘導プレート170のチェーン誘導領域171が、昇降テーブル110寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154を水平方向に位置決めする水平方向規制領域171aと、水平方向規制領域171aから設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154と非接触状態となるローラ非接触領域171bとで構成されているとともに、水平方向規制領域171aとローラ非接触領域171bとの境目が、一対の昇降用スプロケット140の回転軸130を水平方向に結んだ仮想ラインLの下側近傍に設定されている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン150の上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン150を相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケット140の回転軸130を水平方向に結んだ仮想ラインL付近において、水平方向規制領域171aが昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154を水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーン150の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン150を相互に確実に噛み合わせることができる。
また、ローラ非接触領域171bが、水平方向規制領域171aから設置面寄りに配設されている。
したがって、水平方向規制領域171aから設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーン150の偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーン150が水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラ154とチェーン誘導プレート170との接触が回避されるので、従来の昇降装置900のようにローラ954がスプロケット歯941と偏向ガイド部970の円弧状案内面971の相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止して、このような楔状の間隙G内で各ローラ154が昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレート170が摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラ154とチェーン誘導プレート170との摺接距離が短くなってローラ154およびチェーン誘導プレート170の摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラ154やチェーン誘導プレート170に対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブル110に載置した状態で噛合チェーン式昇降装置100を駆動させることができる。
さらに、垂直方向規制領域171cが、ローラ非接触領域171bから水平方向に向けて配設されている。
したがって、この垂直方向規制領域171cが昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154を垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーン150と昇降用スプロケット140との相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン150を任意に設計されたチェーン収納手段180に向けて確実に誘導移動させることができる。
そして、潤滑油貯留部172が、ローラ非接触領域171bに設けられている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン150がローラ非接触領域171bを通過する際に、潤滑油貯留部172に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン150のローラ154に対して塗布されるので、昇降用スプロケット140やチェーン誘導プレート170等とローラ154との間の摩擦抵抗を低減して、昇降駆動用噛合チェーン150の昇降動作を円滑かつ迅速に達成できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第2実施例である噛合チェーン式昇降装置200について、図6に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第2実施例である噛合チェーン式昇降装置200におけるチェーン誘導プレート270のチェーン誘導領域271以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を200番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート270のチェーン誘導領域271以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置200が最も特徴とするチェーン誘導プレート270のチェーン誘導領域271の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図6に示すように、チェーン誘導プレート270は、一対の昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254を誘導移動させるチェーン誘導領域271を一対の昇降駆動用噛合チェーン250に対向する両側に有しており、このチェーン誘導領域271は、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設された垂直面からなる水平方向規制領域271aと、この水平方向規制領域271aから設置面寄りに配設された凹状の湾曲面からなるローラ非接触領域271bと、このローラ非接触領域271bから水平方向に向けて配設された水平面からなる垂直方向規制領域271cとでそれぞれ構成されており、前述した水平方向規制領域271aとローラ非接触領域271bとの境目は、一対の昇降用スプロケット240の回転軸230を水平方向に結んだ仮想ラインL上に設定されている。
そして、前述したローラ非接触領域271bを構成する凹状の湾曲面は、従来の昇降装置900におけるスプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された偏向ガイド部970の円弧状案内面971よりも大きな円弧を描くように設定されている。
また、昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254は、前述した水平方向規制領域271aに当接することにより水平方向に位置決めされるとともに、垂直方向規制領域271cに当接することにより垂直方向に位置決めされるようになっており、水平方向規制領域271aと垂直方向規制領域271cとの間に設けられたローラ非接触領域271bとは接触することのないように設計されている。
なお、図6において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
また、凹状の湾曲面からなるローラ非接触領域271bとスプロケット歯241の先端との相互間隔rが、ローラ254の外径Rよりも狭くなるように設定されている。
したがって、ローラ254がスプロケット歯241と噛み合うことなくローラ非接触領域271bとスプロケット歯241の先端との間を通過することを防止して、ローラ254とスプロケット歯241とを相互に確実に噛み合わせることができるように設計されており、特に、昇降駆動用噛合チェーン250を昇降用スプロケット240とチェーン誘導プレート270との間に上方から挿入して組み付ける際に、昇降駆動用噛合チェーン250を挿入していくにしたがって、ローラ254と該ローラ254に対応するスプロケット歯241とを確実に噛み合わせて昇降用スプロケット240を回転させることができるので、昇降駆動用噛合チェーン250の組み付けを容易に達成できるようになっている。
そして、ローラ非接触領域271bには、図6に示すように、油溜りとして機能する潤滑油貯留部272が設けられており、昇降駆動用噛合チェーン250がローラ非接触領域271bを通過する際に、潤滑油貯留部272に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254に対して塗布されるようになっている。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置200は、チェーン誘導プレート270のチェーン誘導領域271が、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254を水平方向に位置決めする水平方向規制領域271aと、水平方向規制領域271aから設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254と非接触状態となるローラ非接触領域271bとで構成されているとともに、水平方向規制領域271aとローラ非接触領域271bとの境目が、一対の昇降用スプロケット240の回転軸230を水平方向に結んだ仮想ラインL上に設定されている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン250の上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン250を相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケット240の回転軸230を水平方向に結んだ仮想ラインL付近において、水平方向規制領域271aが昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254を水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーン250の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン250を相互に確実に噛み合わせることができる。
また、ローラ非接触領域271bが、水平方向規制領域271aから設置面寄りに配設されている。
したがって、水平方向規制領域271aから設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーン250の偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーン250が水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラ254とチェーン誘導プレート270との接触が回避されるので、従来の昇降装置900のようにローラ954がスプロケット歯941と偏向ガイド部970の円弧状案内面971の相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止して、このような楔状の間隙G内で各ローラ254が昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレート270が摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラ254とチェーン誘導プレート270との摺接距離が短くなってローラ254およびチェーン誘導プレート270の摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラ254やチェーン誘導プレート270に対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブル(図示しない)に載置した状態で噛合チェーン式昇降装置200を駆動させることができる。
さらに、垂直方向規制領域271cが、ローラ非接触領域271bから水平方向に向けて配設されている。
したがって、この垂直方向規制領域271cが昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254を垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーン250と昇降用スプロケット240との相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン250を任意に設計されたチェーン収納手段(図示しない)に向けて確実に誘導移動させることができる。
そして、潤滑油貯留部272が、ローラ非接触領域271bに設けられている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン250がローラ非接触領域271bを通過する際に、潤滑油貯留部272に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン250のローラ254に対して塗布されるので、昇降用スプロケット240やチェーン誘導プレート270等とローラ254との間の摩擦抵抗を低減して、昇降駆動用噛合チェーン250の昇降動作を円滑かつ迅速に達成できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第3実施例である噛合チェーン式昇降装置300について、図7に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第3実施例である噛合チェーン式昇降装置300におけるチェーン誘導プレート370のチェーン誘導領域371以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を300番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート370のチェーン誘導領域371以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置300が最も特徴とするチェーン誘導プレート370のチェーン誘導領域371の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図7に示すように、チェーン誘導プレート370は、一対の昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354を誘導移動させるチェーン誘導領域371を一対の昇降駆動用噛合チェーン350に対向する両側に有しており、このチェーン誘導領域371は、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設された垂直面からなる水平方向規制領域371aと、この水平方向規制領域371aから設置面寄りに配設された凹状の湾曲面からなるローラ非接触領域371bと、このローラ非接触領域371bから設置面寄りに配設されて昇降用スプロケット340の回転軸330を中心として円弧状に湾曲形成された湾曲面からなる接触領域371dと、この接触領域371dから水平方向に向けて配設された水平面からなる垂直方向規制領域371cとでそれぞれ構成されており、前述した水平方向規制領域371aとローラ非接触領域371bとの境目は、一対の昇降用スプロケット340の回転軸330を水平方向に結んだ仮想ラインL上に設定されている。
そして、前述したローラ非接触領域371bを構成する凹状の湾曲面は、従来の昇降装置900におけるスプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された偏向ガイド部970の円弧状案内面971よりも大きな円弧を描くように設定されており、図7に示すように、前記仮想ラインL上に位置するローラ354aから1ピッチ分だけ下側に位置するローラ354bがチェーン誘導プレート370と接触しないように設計されている。
なお、本実施例の噛合チェーン式昇降装置300においては、昇降用スプロケット340の歯数が12個であるのものとして説明しているが、本実施例に適用される昇降用スプロケット340の歯数は12個に限定されるものではないことは言うまでもない。
そして、このように昇降用スプロケット340の歯数が12個である場合には、図7に示すように、前記仮想ラインL上に位置するローラ354aから1ピッチ分だけ下側に位置するローラ354b、すなわち、前記仮想ラインL上に位置するローラ354aから30°程度下側に位置するローラ354bが、従来の昇降装置900のような楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を最も受けやすくなるが、昇降用スプロケット340の歯数が他の個数である場合には、前述したローラ354が負荷を受けやすい位置は変化する。
そのため、前述したローラ非接触領域371bの設置位置については、昇降用スプロケット340の歯数に応じて位置を調整する必要があるのは言うまでもない。
また、昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354は、前述した水平方向規制領域371aに当接することにより水平方向に位置決めされるとともに、垂直方向規制領域371cに当接することにより垂直方向に位置決めされるようになっており、水平方向規制領域371aと垂直方向規制領域371cとの間に設けられたローラ非接触領域371bとは接触することのないように設計されている。
なお、図7において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
また、凹状の湾曲面からなるローラ非接触領域371bとスプロケット歯341の先端との相互間隔rが、ローラ354の外径Rよりも狭くなるように設定されている。
したがって、ローラ354がスプロケット歯341と噛み合うことなくローラ非接触領域371bとスプロケット歯341の先端との間を通過することを防止して、ローラ354とスプロケット歯341とを相互に確実に噛み合わせることができるように設計されており、特に、昇降駆動用噛合チェーン350を昇降用スプロケット340とチェーン誘導プレート370との間に上方から挿入して組み付ける際に、昇降駆動用噛合チェーン350を挿入していくにしたがって、ローラ354と該ローラ354に対応するスプロケット歯341とを確実に噛み合わせて昇降用スプロケット340を回転させることができるので、昇降駆動用噛合チェーン350の組み付けを容易に達成できるようになっている。
そして、ローラ非接触領域371bには、図7に示すように、油溜りとして機能する潤滑油貯留部372が設けられており、昇降駆動用噛合チェーン350がローラ非接触領域371bを通過する際に、潤滑油貯留部372に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354に対して塗布されるようになっている。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置300は、チェーン誘導プレート370のチェーン誘導領域371が、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354を水平方向に位置決めする水平方向規制領域371aと、水平方向規制領域371aから設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354と非接触状態となるローラ非接触領域371bとで構成されているとともに、水平方向規制領域371aとローラ非接触領域371bとの境目が、一対の昇降用スプロケット340の回転軸330を水平方向に結んだ仮想ラインL上に設定されている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン350の上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン350を相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケット340の回転軸330を水平方向に結んだ仮想ラインL付近において、水平方向規制領域371aが昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354を水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーン350の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン350を相互に確実に噛み合わせることができる。
また、ローラ非接触領域371bが、水平方向規制領域371aから設置面寄りに配設されている。
したがって、水平方向規制領域371aから設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーン350の偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーン350が水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラ354、特に、前記仮想ラインL上に位置するローラ354aから1ピッチ分だけ下側に位置するローラ354bとチェーン誘導プレート370との接触が回避されるので、従来の昇降装置900のようにローラ954がスプロケット歯941と偏向ガイド部970の円弧状案内面971の相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止して、このような楔状の間隙G内で各ローラ354が昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレート370が摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラ354とチェーン誘導プレート370との摺接距離が短くなってローラ354およびチェーン誘導プレート370の摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラ354やチェーン誘導プレート370に対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブル(図示しない)に載置した状態で噛合チェーン式昇降装置300を駆動させることができる。
さらに、垂直方向規制領域371cが、接触領域371dから水平方向に向けて配設されている。
したがって、この垂直方向規制領域371cが昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354を垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーン350と昇降用スプロケット340との相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン350を任意に設計されたチェーン収納手段(図示しない)に向けて確実に誘導移動させることができる。
そして、潤滑油貯留部372が、ローラ非接触領域371bに設けられている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン350が非接触領域371bを通過する際に、潤滑油貯留部372に貯留された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン350のローラ354に対して塗布されるので、昇降用スプロケット340やチェーン誘導プレート370等とローラ354との間の摩擦抵抗を低減して、昇降駆動用噛合チェーン350の昇降動作を円滑かつ迅速に達成できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第4実施例である噛合チェーン式昇降装置400について、図8に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第4実施例である噛合チェーン式昇降装置400におけるチェーン誘導プレート470のチェーン誘導領域471以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を400番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート470のチェーン誘導領域471以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置400が最も特徴とするチェーン誘導プレート470のチェーン誘導領域471の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図8に示すように、チェーン誘導プレート470は、一対の昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454を誘導移動させるチェーン誘導領域471を一対の昇降駆動用噛合チェーン450に対向する両側に有している。
このチェーン誘導領域471は、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設された垂直面と、この垂直面から設置面寄りに配設されて該垂直面に直交する水平面とからそれぞれ構成されている。
そして、一対の昇降用スプロケット450の回転軸430を水平方向に結んだ仮想ラインLと前記垂直面が直交する箇所に近傍する領域が、昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454に接触して水平方向に位置決めする水平方向規制領域471aとして機能しており、また、昇降用スプロケット440の回転軸430から垂直方向に伸ばした仮想ラインL2と前記水平面とが直交する箇所に近傍する領域が、昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454に接触して垂直方向に位置決めする垂直方向規制領域471cとして機能しており、そして、これら水平方向規制領域471aと垂直方向規制領域471cとの間に介在する領域が、昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454と非接触状態となるローラ非接触領域471bとして機能している。
なお、図8において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置400は、チェーン誘導プレート470のチェーン誘導領域471が、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454を水平方向に位置決めする水平方向規制領域471aと、この水平方向規制領域471aから設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454と非接触状態となるローラ非接触領域471bとで構成されている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン450の上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン450を相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケット440の回転軸430を水平方向に結んだ仮想ラインL付近において、水平方向規制領域471aが昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454を水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーン450の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン450を相互に確実に噛み合わせることができる。
また、ローラ非接触領域471bが、水平方向規制領域471aから設置面寄りに配設されている。
したがって、水平方向規制領域471aから設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーン450の偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーン450が水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラ454とチェーン誘導プレート470との接触が回避されるので、従来の昇降装置900のようにローラ954がスプロケット歯941と偏向ガイド部970の円弧状案内面971の相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止して、このような楔状の間隙G内で各ローラ454が昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレート470が摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラ454とチェーン誘導プレート470との摺接距離が短くなってローラ454およびチェーン誘導プレート470の摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラ454やチェーン誘導プレート470に対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブル(図示しない)に載置した状態で噛合チェーン式昇降装置400を駆動させることができる。
さらに、垂直方向規制領域471cが、ローラ非接触領域471bから水平方向に向けて配設されている。
したがって、この垂直方向規制領域471cが昇降駆動用噛合チェーン450のローラ454を垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーン450と昇降用スプロケット440との相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン450を任意に設計されたチェーン収納手段(図示しない)に向けて確実に誘導移動させることができる。
さらには、チェーン誘導プレート470のチェーン誘導領域471は、水平面と垂直面とを相互に直交させることで形成されている。
したがって、チェーン誘導領域471に湾曲面を採用することなく平面のみで構成できるので、湾曲面を成形する加工を必要とすることなくチェーン誘導プレート470の製造負担を低減できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第5実施例である噛合チェーン式昇降装置500について、図9に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第5実施例である噛合チェーン式昇降装置500におけるチェーン誘導プレート570のチェーン誘導領域571を構成するローラ非接触領域571b以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を500番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート570のチェーン誘導領域571を構成するローラ非接触領域571b以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置500が最も特徴とするチェーン誘導プレート570のチェーン誘導領域571を構成するローラ非接触領域571bの具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図9に示すように、ローラ非接触領域571bには、潤滑油やグリース等を含浸させた樹脂シート等からなる潤滑油含浸シート572が配置されており、この潤滑油含浸シート572は長期にわたって潤滑油やグリース等を保持できるとともに、昇降駆動用噛合チェーン550がローラ非接触領域571bを通過する際に、潤滑油含浸シート572に含浸された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン550のローラ554に対して塗布されるようになっている。
なお、図9において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置500は、潤滑油含浸シート572がローラ非接触領域571bに設けられている。
したがって、潤滑油含浸シート572は長期にわたって潤滑油やグリース等を保持できるとともに、昇降駆動用噛合チェーン550がローラ非接触領域571bを通過する際に、潤滑油含浸シート572に含浸された潤滑油が昇降駆動用噛合チェーン550のローラ554に対して塗布されるので、昇降用スプロケット540やチェーン誘導プレート570等とローラ554との間の摩擦抵抗を低減して、昇降駆動用噛合チェーン550の昇降動作を円滑かつ迅速に達成できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第6実施例である噛合チェーン式昇降装置600について、図10に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第6実施例である噛合チェーン式昇降装置600におけるチェーン誘導プレート670のチェーン誘導領域671を構成する水平方向規制領域671a以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を600番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート670のチェーン誘導領域671を構成する水平方向規制領域671a以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置600が最も特徴とするチェーン誘導プレート670のチェーン誘導領域671を構成する水平方向規制領域671aの具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図10に示すように、水平方向規制領域671aには、昇降駆動用噛合チェーン650のローラ654と接触して水平方向に位置決めする着脱式アタッチメント673が着脱可能な状態で嵌着されており、昇降駆動用噛合チェーン650のローラ654との接触に起因して着脱式アタッチメント673が摩耗損傷した場合においても、この着脱式アタッチメント673を簡便に交換できるようになっている。
なお、図10において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置600は、着脱式アタッチメント673が水平方向規制領域671aに設けられている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン650のローラ654との接触に起因して着脱式アタッチメント673が摩耗損傷した場合においても、この着脱式アタッチメント673を簡便に交換できるので、噛合チェーン式昇降装置600の保守メンテナンス作業を容易に達成でき、また、この着脱式アタッチメント673のローラ654と接触する面のみを高精度に加工することで、チェーン誘導プレート670全体を高精度に加工することなくローラ654との摩擦抵抗を低減できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第7実施例である噛合チェーン式昇降装置700について、図11に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第7実施例である噛合チェーン式昇降装置700におけるチェーン誘導プレート770のチェーン誘導領域771以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を700番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート770のチェーン誘導領域771以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置700が最も特徴とするチェーン誘導プレート770のチェーン誘導領域771の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図11に示すように、チェーン誘導プレート770は、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設された直方体状の水平方向規制領域形成部材774と、この水平方向規制領域形成部材774から断続的に設置面寄りに配設された直方体状の垂直方向規制領域形成部材775とからなり、一対の昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754を誘導移動させるチェーン誘導領域771を一対の昇降駆動用噛合チェーン750に対向する両側に有している。
なお、これら水平方向規制領域形成部材774と垂直方向規制領域形成部材775とは、噛合チェーン式昇降装置700を構成する周辺部材などに付設されている。
そして、水平方向規制領域形成部材774のローラ対向面と一対の昇降用スプロケット740の回転軸730を水平方向に結んだ仮想ラインLとが直交する箇所に近傍する領域が、昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754に接触して水平方向に位置決めする水平方向規制領域771aとして機能しており、また、垂直方向規制領域形成部材775のローラ対向面と昇降用スプロケット740の回転軸730から垂直方向に伸ばした仮想ラインL2とが直交する箇所に近傍する領域が、昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754に接触して垂直方向に位置決めする垂直方向規制領域771cとして機能しており、そして、これら水平方向規制領域771aと垂直方向規制領域771cとの間に介在する領域が、昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754と非接触状態となるローラ非接触領域771bとして機能している。
なお、図11において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置700は、チェーン誘導プレート770のチェーン誘導領域771が、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754を水平方向に位置決めする水平方向規制領域771aと、この水平方向規制領域771aから設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754と非接触状態となるローラ非接触領域771bとで構成されている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン750の上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン750を相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケット740の回転軸730を水平方向に結んだ仮想ラインL付近において、水平方向規制領域771aが昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754を水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーン750の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン750を相互に確実に噛み合わせることができる。
また、ローラ非接触領域771bが、水平方向規制領域771aから設置面寄りに配設されている。
したがって、水平方向規制領域771aから設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーン750の偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーン750が水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラ754とチェーン誘導プレート770との接触が回避されるので、従来の昇降装置900のようにローラ954がスプロケット歯941と偏向ガイド部970の円弧状案内面971の相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止して、このような楔状の間隙G内で各ローラ754が昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレート770が摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラ754とチェーン誘導プレート770との摺接距離が短くなってローラ754およびチェーン誘導プレート770の摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラ754やチェーン誘導プレート770に対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブル(図示しない)に載置した状態で噛合チェーン式昇降装置700を駆動させることができる。
さらに、垂直方向規制領域771cが、ローラ非接触領域771bから水平方向に向けて配設されている。
したがって、この垂直方向規制領域771cが昇降駆動用噛合チェーン750のローラ754を垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーン750と昇降用スプロケット740との相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン750を任意に設計されたチェーン収納手段(図示しない)に向けて確実に誘導移動させることができる。
そして、チェーン誘導プレート770を構成する水平方向規制領域形成部材774と垂直方向規制領域形成部材775とは、それぞれ別体に成形されている。
したがって、湾曲した部分などを有さない簡便な形状を呈したバー材などを利用するだけでチェーン誘導プレート770を構成できるので、チェーン誘導プレート470の製造負担を低減できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第8実施例である噛合チェーン式昇降装置800について、図12に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第8実施例である噛合チェーン式昇降装置800におけるチェーン誘導プレート870のチェーン誘導領域871以外の構成は、前述した第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100と全く同じであるため、第1実施例の噛合チェーン式昇降装置100に関する明細書、および、図1乃至図5に示す100番台の符号を800番台の符号に読み替えることによって、チェーン誘導プレート870のチェーン誘導領域871以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の噛合チェーン式昇降装置800が最も特徴とするチェーン誘導プレート870のチェーン誘導領域871の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、図12に示すように、チェーン誘導プレート870は、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設された直方体状の水平方向規制領域形成部材874と、この水平方向規制領域形成部材874から断続的に設置面寄りに配設された垂直方向規制領域形成部材875とからなり、一対の昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854を誘導移動させるチェーン誘導領域871を一対の昇降駆動用噛合チェーン850に対向する両側に有している。
そして、前述した垂直方向規制領域形成部材875は、昇降用スプロケット840の回転軸830から垂直方向に伸ばした仮想ラインL2よりも水平方向規制領域形成部材874から遠ざかる位置に配置されており、水平方向規制領域形成部材874側の楔状に形成された側部に昇降用スプロケット840の回転軸830の方向に面した垂直方向規制面875aを有している。
また、水平方向規制領域形成部材874と垂直方向規制領域形成部材875とは、噛合チェーン式昇降装置800を構成する周辺部材などに付設されている。
そして、一対の昇降用スプロケット840の回転軸830を水平方向に結んだ仮想ラインLと水平方向規制領域形成部材874とが直交する箇所に近傍する領域が、昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854に接触して水平方向に位置決めする水平方向規制領域871aとして機能しており、垂直方向規制領域形成部材875に形成された垂直方向規制面875aが、昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854に接触して垂直方向に位置決めする垂直方向規制領域871cとして機能しており、そして、これら水平方向規制領域871aと垂直方向規制領域871cとの間に介在する領域が、昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854と非接触状態となるローラ非接触領域871bとして機能している。
なお、図12において示す円弧状の仮想線は、従来の昇降装置900において、スプロケット940の回転軸930を中心として円弧状に湾曲形成された円弧状案内面971の湾曲具合を示すものである。
このようにして得られた本実施例の噛合チェーン式昇降装置800は、チェーン誘導プレート870のチェーン誘導領域871が、昇降テーブル(図示しない)寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854を水平方向に位置決めする水平方向規制領域871aと、この水平方向規制領域871aから設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854と非接触状態となるローラ非接触領域871bとで構成されている。
したがって、昇降駆動用噛合チェーン850の上昇駆動時に一対の昇降駆動用噛合チェーン850を相互に噛み合わせて一体に自立した状態を確立させる垂直方向の位置、すなわち、一対の昇降用スプロケット840の回転軸830を水平方向に結んだ仮想ラインL付近において、水平方向規制領域871aが昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854を水平方向に確実に位置決めするので、一対の昇降駆動用噛合チェーン850の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン850を相互に確実に噛み合わせることができる。
また、ローラ非接触領域871bが、水平方向規制領域871aから設置面寄りに配設されている。
したがって、水平方向規制領域871aから設置面寄りの領域における昇降駆動用噛合チェーン850の偏向時、すなわち、昇降駆動用噛合チェーン850が水平方向から垂直方向へ偏向する際または垂直方向から水平方向へ偏向する際に、ローラ854とチェーン誘導プレート870との接触が回避されるので、従来の昇降装置900のようにローラ954がスプロケット歯941と偏向ガイド部970の円弧状案内面971の相互間に形成された楔状の間隙G内に挟まった状態で被昇降物の重量等に起因した垂直方向の負荷を受けることを防止でして、このような楔状の間隙G内で各ローラ854が昇降駆動の度に過度な負荷を繰り返し受けて疲労破壊を生じることを抑制できるとともに、このような過度な負荷に起因してチェーン誘導プレート870が摩耗損傷することを抑制でき、さらには、ローラ854とチェーン誘導プレート870との摺接距離が短くなってローラ854およびチェーン誘導プレート870の摩耗損傷を一段と抑制できる。
そして、前述したようにローラ854やチェーン誘導プレート870に対する過度の負荷が回避されるので、より重量の大きい被昇降物を昇降テーブル(図示しない)に載置した状態で噛合チェーン式昇降装置800を駆動させることができる。
さらに、垂直方向規制領域871cが配設されている。
したがって、この垂直方向規制領域871cが昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854を垂直方向に確実に位置決めするので、昇降駆動用噛合チェーン850と昇降用スプロケット840との相互間隔を調節して相互間の安定した噛合状態を実現できるとともに、相互に噛み外れて分岐した一対の昇降駆動用噛合チェーン850を任意に設計されたチェーン収納手段(図示しない)に向けて確実に誘導移動させることができる。
そして、垂直方向規制領域871cを構成する垂直方向規制領域形成部材875は、水平方向規制領域形成部材874側の側部が楔状を呈しているとともに、昇降用スプロケット840の回転軸830の方向に面した垂直方向規制面875aを有している。
したがって、垂直方向規制領域871cを構成する垂直方向規制領域形成部材875を設置する位置、すなわち、水平方向位置や垂直方向位置に制限を受けることなく、昇降駆動用噛合チェーン850のローラ854を垂直方向に位置決めできるので、チェーン誘導プレート870の高い設計自由度を確保できるとともに、その他の構成部材、例えば、チェーン収納手段(図示しない)などの高い設計自由度を併せて確保することができる。
そして、チェーン誘導プレート870を構成する水平方向規制領域形成部材874と垂直方向規制領域形成部材875とは、それぞれ別体に成形されている。
したがって、湾曲した部分などを有さない簡便な形状を呈したバー材などを利用するだけでチェーン誘導プレート870を構成できるので、チェーン誘導プレート870の製造負担を低減できるなど、その効果は甚大である。
なお、本実施例では、前述したように、昇降用スプロケット840の回転軸830から垂直方向に伸ばした仮想ラインL2よりも水平方向規制領域形成部材874から遠ざかる位置に垂直方向規制領域形成部材875を配置しているが、図13に示すように、昇降用スプロケット840を挟んで水平方向規制領域形成部材874に対向する位置に直方体状の垂直方向規制領域形成部材875を配置しても何ら構わない。
そして、このような垂直方向規制領域形成部材875を採用した場合には、垂直方向規制領域形成部材875が昇降用スプロケット840の下方に位置しないため、昇降テーブル(図示せず)の最下降位置を低くすること、すなわち、昇降テーブルの低床化が可能となり、昇降テーブルに対して被昇降物を搬出搬入する作業負担が大幅に軽減できる。
なお、このように昇降用スプロケット840を挟んで水平方向規制領域形成部材874に対向する位置に直方体状の垂直方向規制領域形成部材875を配置した場合においても、一対の昇降用スプロケット840の回転軸830を水平方向に結んだ仮想ラインLと水平方向規制領域形成部材874とが直交する領域、すなわち、水平方向規制領域871aが昇降駆動用噛合チェーン850を水平方向に確実に位置決めして一対の昇降駆動用噛合チェーン850の相互間隔を調節して一対の昇降駆動用噛合チェーン850の相互間の安定した噛合状態を実現できることは勿論のこと、仮想ラインLと垂直方向規制領域形成部材875とが直交する領域、すなわち、垂直方向規制領域871cが、前述した水平方向規制領域871aと共働して、昇降用スプロケット840に掛け回された昇降駆動用噛合チェーン850を水平方向両側から挟み込むようにガイドするため、昇降用スプロケット840に対して昇降駆動用噛合チェーン850が弛むことを防止して昇降駆動用噛合チェーン850と昇降用スプロケット840との相互間の安定した噛合状態を実現できることは言うまでもない。
本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置の全体斜視図。 図1から昇降テーブルとパンタアームを除いた状態の斜視図。 図2に示す昇降駆動用スプロケット近傍の一部拡大図。 昇降駆動用噛合チェーンの分解組み立て状態と噛み外れ状態を示した図。 チェーン誘導プレートと昇降駆動用噛合チェーンとの接触状態を示した図。 本発明の第2実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 本発明の第3実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 本発明の第4実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 本発明の第5実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 本発明の第6実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 本発明の第7実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 本発明の第8実施例である噛合チェーン式昇降装置の説明図。 第8実施例の変形例を示す説明図。 従来の昇降装置の説明図。
100、200、300、400、500、600、700、800
・・・ 噛合チェーン式昇降装置
110 ・・・ 昇降テーブル
120 ・・・ ベースプレート
130、230、330、430、530、630、730、830
・・・ 回転軸
140、240、340、440、540、640、740、840
・・・ 昇降用スプロケット
141、241、341、441、541、641、741、841
・・・ スプロケット歯
150、250、350、450、550、650、750、850
・・・ 昇降駆動用噛合チェーン
154、254、354、454、554、654、754、854
・・・ ローラ
160 ・・・ 駆動モータ
170、270、370、470、570、670、770、870
・・・ チェーン誘導プレート
171、271、371、471、571、671、771、871
・・・ チェーン誘導領域
171a、271a、371a、471a、571a、671a、771a、871a
・・・ 水平方向規制領域
171b、271b、371b、471b、571b、671b、771b、871b
・・・ ローラ非接触領域
171c、271c、371c、471c、571c、671c、771c、871c
・・・ 垂直方向規制領域
172、272、372 ・・・ 潤滑油貯留部
180 ・・・ チェーン収納手段
190 ・・・ 昇降補助ガイド手段
572 ・・・ 潤滑油含浸シート
673 ・・・ 着脱式アタッチメント
774、874 ・・・ 水平方向規制領域形成部材
775、875 ・・・ 垂直方向規制領域形成部材

Claims (4)

  1. 設置面に対して平行に併置された一対の回転軸を中心に同一面内で相互に対向して反対方向に正逆回転する一対の昇降用スプロケットと、該一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに前記一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐する一対の昇降駆動用噛合チェーンと、該昇降駆動用噛合チェーンの上端に設置されて一体に昇降する昇降テーブルと、前記一対の昇降用スプロケットの対向する股間領域に設けられて一対の昇降駆動用噛合チェーンのローラを誘導移動させるチェーン誘導プレートと、前記一対の昇降用スプロケットを駆動する駆動モータとを備えている噛合チェーン式昇降装置において、
    前記チェーン誘導プレートのチェーン誘導領域が、前記昇降テーブル寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラを水平方向に位置決めする水平方向規制領域と、該水平方向規制領域から設置面寄りに配設されて昇降駆動用噛合チェーンのローラと非接触状態となるローラ非接触領域とで構成されていることを特徴とする噛合チェーン式昇降装置。
  2. 前記水平方向規制領域とローラ非接触領域との境目が、前記一対の昇降用スプロケットの回転軸を水平方向に結んだ仮想ライン上または仮想ラインよりも下側に設定されていることを特徴とする請求項1記載の噛合チェーン式昇降装置。
  3. 前記昇降駆動用噛合チェーンのローラを垂直方向に位置決めする垂直方向規制領域が、前記ローラ非接触領域から水平方向に向けて配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の噛合チェーン式昇降装置。
  4. 前記昇降駆動用噛合チェーンのローラに塗布される潤滑油を貯留する潤滑油貯留部が、前記ローラ非接触領域に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の噛合チェーン式昇降装置。
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