JP4656101B2 - 煙感知器 - Google Patents
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Description
本発明は、煙を検知して、火災警報を行う煙感知器の改良に関する。
従来の煙感知器としては、屋内の天井面や壁面等に配設され、煙を検知して火災警報を行うものが知られている。
このような煙感知器は、一般オフィスビルや公共スペースなどに配設され、火災警報器として使用されたり、近時においては、一般戸建て住宅や集合住宅の各戸などにも住宅用火災警報器として使用されたりしている。
上記煙感知器は、例えば、煙流入孔を形成した煙感知室に内装された煙検知手段が、煙を検知すると、その検知信号に基づいて、制御手段で火災を判別し、該制御手段での判別結果に応じて、火災警報を鳴動する構成とされている。
このような煙感知器は、一般オフィスビルや公共スペースなどに配設され、火災警報器として使用されたり、近時においては、一般戸建て住宅や集合住宅の各戸などにも住宅用火災警報器として使用されたりしている。
上記煙感知器は、例えば、煙流入孔を形成した煙感知室に内装された煙検知手段が、煙を検知すると、その検知信号に基づいて、制御手段で火災を判別し、該制御手段での判別結果に応じて、火災警報を鳴動する構成とされている。
上記煙感知室に内装された煙検知手段は、受光部と発光部とを有し、該発光部から定期的に発光される光が、煙流入孔から流入してきた煙によって散乱し、この散乱光が前記受光部によって受光されることで、煙を検知している。
しかしながら、例えば、家人がタバコを吸ったり、害虫駆除用の燻煙を焚いたりすると、これらの実火災による煙とは異なる非火災煙を検知し、誤報を報じてしまうという問題があった。
しかしながら、例えば、家人がタバコを吸ったり、害虫駆除用の燻煙を焚いたりすると、これらの実火災による煙とは異なる非火災煙を検知し、誤報を報じてしまうという問題があった。
上記のような問題は、例えば、煙検知手段が検知した煙検知信号に対して、所定の閾値を設け、閾値を超えたときに火災警報を出力させるようにして、その閾値を高く設定することで防止することが考えられるが、感度が悪くなり、煙感知器が有する本来の機能を、実火災時に発揮できない恐れがある。あるいは、煙感知室の煙流入孔をカバーなどによって塞いで煙の流入を阻止して、煙の検知をさせないようにすることも考えられるが、カバーの取り忘れ等により、上記同様、煙感知器が有する本来の機能を、実火災時に発揮できない恐れがある。
下記特許文献1では、上記のような問題を解決するため、以下の構成とした住宅用火災警報器が提案されている。
この特許文献1で提案されている住宅用火災警報器は、火災検知用開口部を有した火災の検知部と、火災を報知する警報ブザーと、火災検知機能を遮断するために操作されるマスク操作スイッチと、開口部用遮断カバーとを備えている。
上記住宅用火災警報器では、マスク操作スイッチの操作がなされると、開口部用遮断カバーが作動して、火災検知用開口部を所定時間、閉塞する。この開口部用遮断カバーが火災検知用開口部を閉塞することで、火災検知機能が遮断され、所定時間の間は、火災要因が発生しても火災警報を出力させないようにしている。また、所定時間経過後は、開口部用遮断カバーを元の位置に復帰させ、火災要因の検知を可能としている。
これにより、実火災以外の火災要因(害虫駆除燻煙等)を発生させる場合には、予めマスク操作スイッチの操作により火災検知機能を所定時間、遮断させることで誤報の発生を防止できる、と説明されている。
特開2005−233912号公報(図4参照)
この特許文献1で提案されている住宅用火災警報器は、火災検知用開口部を有した火災の検知部と、火災を報知する警報ブザーと、火災検知機能を遮断するために操作されるマスク操作スイッチと、開口部用遮断カバーとを備えている。
上記住宅用火災警報器では、マスク操作スイッチの操作がなされると、開口部用遮断カバーが作動して、火災検知用開口部を所定時間、閉塞する。この開口部用遮断カバーが火災検知用開口部を閉塞することで、火災検知機能が遮断され、所定時間の間は、火災要因が発生しても火災警報を出力させないようにしている。また、所定時間経過後は、開口部用遮断カバーを元の位置に復帰させ、火災要因の検知を可能としている。
これにより、実火災以外の火災要因(害虫駆除燻煙等)を発生させる場合には、予めマスク操作スイッチの操作により火災検知機能を所定時間、遮断させることで誤報の発生を防止できる、と説明されている。
しかし、上記特許文献1に記載の住宅用火災警報器では、開口部用遮断カバーを住宅用火災警報器自体に設ける必要があり、住宅用火災警報器自体の構造が複雑化、大型化するという問題があった。
また、上記所定時間経過後に実火災以外の火災要因の発生が未だ継続している場合には、火災警報の出力がなされ、よって、誤報を出力する可能性があった。
また、上記所定時間経過後に実火災以外の火災要因の発生が未だ継続している場合には、火災警報の出力がなされ、よって、誤報を出力する可能性があった。
本発明は、前記問題を解決するために提案されたもので、その目的は、実火災以外の煙検知による誤報を防止するとともに、そのために取付けられるカバー体の取り忘れを防止し得る煙感知器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の煙感知器は、煙流入孔を形成し、煙を検知する煙検知手段を内装した煙感知室と、前記煙検知手段の検知信号に基づいて火災を判別する制御手段と、前記煙流入孔を閉塞するため前記煙感知室に覆い被せられるカバー体と、該カバー体が着脱自在に取付けられるカバー体取付部とを備え、前記制御手段での火災の判別結果に応じて火災警報を鳴動する構成とされた煙感知器であって、前記カバー体の取外しを促すための取外要求信号を出力する報知手段と、前記カバー体取付部に設けられ、該カバー体の取付けの有無を検知するカバー体検知手段とを備えており、前記制御手段は、前記カバー体検知手段が前記カバー体の取付け有を検知した後、その状態が、予め設定された待機時間継続したときには、前記報知手段に前記取外要求信号を出力させることを特徴とする。
請求項2では、請求項1において、前記報知手段は、音または音声メッセージを鳴動させることで前記取外要求信号を出力する構成とされている。
請求項3では、請求項1または2において、前記報知手段は、光源を点灯あるいは点滅させることで前記取外要求信号を出力する構成とされている。
請求項3では、請求項1または2において、前記報知手段は、光源を点灯あるいは点滅させることで前記取外要求信号を出力する構成とされている。
請求項4では、請求項1乃至3のいずれか1項において、複数の異なる前記待機時間を記憶する記憶手段と、該複数の待機時間を選択設定する選択設定手段とを更に備えており、前記制御手段は、前記選択設定手段によって選択設定された待機時間に応じて、前記取外要求信号を前記報知手段に出力させる構成とされている。
請求項5では、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記制御手段は、前記取外要求信号を前記報知手段に出力させた後に、前記カバー体検知手段が前記カバー体の取付け無を検知したときには、前記取外要求信号の出力を停止させるようにしている。
請求項5では、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記制御手段は、前記取外要求信号を前記報知手段に出力させた後に、前記カバー体検知手段が前記カバー体の取付け無を検知したときには、前記取外要求信号の出力を停止させるようにしている。
請求項1乃至5に記載の本発明によれば、煙感知器は、前記煙流入孔を閉塞するため前記煙感知室に覆い被せられるカバー体と、該カバー体が着脱自在に取付けられるカバー体取付部とを備えているので、喫煙の際や害虫駆除燻煙を焚く際等、非火災煙を発生させる際に、該カバー体を取付けることで、誤報を防止できる。また、このように、カバー体を、煙感知器本体とは、別体とすることで、煙感知器自体の構造は、複雑化、大型化することがなく、簡易な構成となる。
さらに、該カバー体が取付けられている状態で、予め設定された待機時間を経過すると、該カバー体の取外しを促すための取外要求信号を、報知手段に出力させるので、カバー体の取り忘れを家人等に促すことができ、よって、カバー体の取り忘れを防止できる。
さらに、該カバー体が取付けられている状態で、予め設定された待機時間を経過すると、該カバー体の取外しを促すための取外要求信号を、報知手段に出力させるので、カバー体の取り忘れを家人等に促すことができ、よって、カバー体の取り忘れを防止できる。
請求項2では、音または音声メッセージを鳴動させることで取外要求信号を出力するので、カバー体の取外しを、家人等の聴覚に訴えることができる。
また、火災警報を鳴動するためのスピーカを、取外要求信号を出力するための報知手段として共用するようにすれば、煙感知器自体の構造が簡略化され、大型化することもない。この場合は、火災警報時の鳴動態様とは異なる鳴動態様とすることで、家人に対して火災警報ではなく、カバー体の取外しを促すための鳴動であることを、聴覚を通じて認識させることができる。
また、火災警報を鳴動するためのスピーカを、取外要求信号を出力するための報知手段として共用するようにすれば、煙感知器自体の構造が簡略化され、大型化することもない。この場合は、火災警報時の鳴動態様とは異なる鳴動態様とすることで、家人に対して火災警報ではなく、カバー体の取外しを促すための鳴動であることを、聴覚を通じて認識させることができる。
請求項3では、光源を点灯あるいは点滅させることで前記取外要求信号を出力するので、カバー体の取外しを、家人等の視覚に訴えることができる。
また、火災警報を報知するための光源を備えたものでは、その光源を、取外要求信号を出力するための光源として共用するようにすれば、煙感知器自体の構造が簡略化され、大型化することもない。この場合は、火災警報時の点灯態様とは異なる点灯態様とすることで、家人に対して火災警報ではなく、カバー体の取外しを促すための報知であることを、視覚を通じて認識させることができる。
さらに、前記取外要求信号として光源を点灯あるいは点滅させることによってのみ出力するようにすれば、取外要求信号として音などを出力する場合と比べて、家人を驚かせたりすることがなく、また、近隣の住民へ不安感や不快感を与えたりすることがない。
あるいは、取外要求信号として、上記のように音または音声メッセージを鳴動させるとともに、光源を点灯あるいは点滅させるようにすれば、カバー体の取外しを、家人に対して強く促すことができる。
また、火災警報を報知するための光源を備えたものでは、その光源を、取外要求信号を出力するための光源として共用するようにすれば、煙感知器自体の構造が簡略化され、大型化することもない。この場合は、火災警報時の点灯態様とは異なる点灯態様とすることで、家人に対して火災警報ではなく、カバー体の取外しを促すための報知であることを、視覚を通じて認識させることができる。
さらに、前記取外要求信号として光源を点灯あるいは点滅させることによってのみ出力するようにすれば、取外要求信号として音などを出力する場合と比べて、家人を驚かせたりすることがなく、また、近隣の住民へ不安感や不快感を与えたりすることがない。
あるいは、取外要求信号として、上記のように音または音声メッセージを鳴動させるとともに、光源を点灯あるいは点滅させるようにすれば、カバー体の取外しを、家人に対して強く促すことができる。
請求項4では、予め複数の異なる待機時間を記憶させておき、その待機時間を選択設定できるようにしているので、非火災煙を発生させる要因、例えば、喫煙、害虫駆除用の燻煙等に応じて、待機時間の選択ができる。これにより、不必要に取外要求信号の出力がなされることを防止できる。
請求項5では、前記取外要求信号を前記報知手段に出力させた後、前記カバー体検知手段が前記カバー体の取付け無を検知したときに、該取外要求信号の出力の停止がなされるので、カバー体を取外せば、直ちに取外要求信号の出力が停止され、省エネルギ化が図れる。
以下に、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態に係る煙感知器の内部構成を示すブロック図、図2は、本実施形態に係る煙感知器を示し、カバー体が取付けられていない状態を示す概略斜視図、図3は、カバー体が取付けられた状態を示す概略斜視図、図4は、本実施形態に係る煙感知器の基本動作の一例を示すフローチャートである。
尚、図2及び図3においては、煙感知器Aが天井面に取付けられた状態を図示しており、図2では、煙感知器本体10は、斜め下方から見て図示し、カバー体20は、斜め上方からみて図示している。
図1は、第1実施形態に係る煙感知器の内部構成を示すブロック図、図2は、本実施形態に係る煙感知器を示し、カバー体が取付けられていない状態を示す概略斜視図、図3は、カバー体が取付けられた状態を示す概略斜視図、図4は、本実施形態に係る煙感知器の基本動作の一例を示すフローチャートである。
尚、図2及び図3においては、煙感知器Aが天井面に取付けられた状態を図示しており、図2では、煙感知器本体10は、斜め下方から見て図示し、カバー体20は、斜め上方からみて図示している。
まず、煙感知器Aの概略構成を図1乃至図3に基づいて説明する。
図例の煙感知器Aは、大略的に、煙感知器本体10と、煙感知器本体10に対して着脱自在に取付けられるカバー体20とを備えている。
煙感知器本体10は、住宅などの天井面あるいは内壁面に取付けられる円板状のベースプレート11と、ベースプレート11に取付けられたベース部12と、ベース部12に取付けられ煙感知室を構成するヘッド部13とを備えている。
ベースプレート11には、後記する各部を制御するMPU1、煙を検知する煙検知センサ2、火災警報を停止するための警報停止スイッチ5、制御プログラムなどを格納するメモリ6及びその他の電子部品を実装した回路基板(不図示)が固着され、この回路基板を内包するようにベース部12がベースプレート11に取付けられている。
この回路基板には、リード線等を介して後記するカバー体20の取外しを促すための取外要求信号を出力する各報知手段3、火災警報を報知するスピーカ7a及び警報用LED7b、後記するカバー体検知スイッチ8などが接続されている。
図例の煙感知器Aは、大略的に、煙感知器本体10と、煙感知器本体10に対して着脱自在に取付けられるカバー体20とを備えている。
煙感知器本体10は、住宅などの天井面あるいは内壁面に取付けられる円板状のベースプレート11と、ベースプレート11に取付けられたベース部12と、ベース部12に取付けられ煙感知室を構成するヘッド部13とを備えている。
ベースプレート11には、後記する各部を制御するMPU1、煙を検知する煙検知センサ2、火災警報を停止するための警報停止スイッチ5、制御プログラムなどを格納するメモリ6及びその他の電子部品を実装した回路基板(不図示)が固着され、この回路基板を内包するようにベース部12がベースプレート11に取付けられている。
この回路基板には、リード線等を介して後記するカバー体20の取外しを促すための取外要求信号を出力する各報知手段3、火災警報を報知するスピーカ7a及び警報用LED7b、後記するカバー体検知スイッチ8などが接続されている。
MPU1は、各部を制御する制御手段を構成し、後記する煙検知センサ2からの煙検知信号に基づいて、火災を判別し、また、後記するように、報知手段3を作動して、カバー体20の取外しを促すための取外要求信号を出力させる。また、MPU1は、後記する待機時間を計時するためのタイマ1aを備えている。
尚、MPU1による火災の判別は、例えば、煙検知信号が予め設定された閾値を超えているか否かを判別して、火災警報を鳴動させるようにしてもよい。
尚、MPU1による火災の判別は、例えば、煙検知信号が予め設定された閾値を超えているか否かを判別して、火災警報を鳴動させるようにしてもよい。
煙検知センサ2は、煙検知手段を構成し、発光ダイオード等の発光部と、フォトダイオード等の受光部とで構成されたいわゆる光電式センサであって、これらがヘッド部13へ向けて上記回路基板から突設され、後記する煙流入孔13aから流入した煙を検知して、煙検知信号を出力する。
尚、煙検知センサ2による煙の検知は、例えば、発光部からの光を直接、受光しない位置に受光部を配置し、煙の流入により発生する散乱光を受光部で受光することで検知するようにしてもよい。
また、煙検知手段としては、煙の検知が可能なものであればよく、例えば、光電式センサではなくイオン化式センサであってもよい。
尚、煙検知センサ2による煙の検知は、例えば、発光部からの光を直接、受光しない位置に受光部を配置し、煙の流入により発生する散乱光を受光部で受光することで検知するようにしてもよい。
また、煙検知手段としては、煙の検知が可能なものであればよく、例えば、光電式センサではなくイオン化式センサであってもよい。
報知手段3は、MPU1に制御され、後記するようにカバー体20の取外しを促すための取外要求信号を出力するものであって、本実施形態では、以下を例示している。
すなわち、報知手段3は、音または音声メッセージを鳴動することで取外要求信号を出力するスピーカ3a、点灯あるいは点滅することで取外要求信号を出力する報知用LED3c(光源)を備えている。
これら各報知手段は、いずれか一つのみ、あるいは、複数を組み合わせて構成するようにしてもよい。
すなわち、報知手段3は、音または音声メッセージを鳴動することで取外要求信号を出力するスピーカ3a、点灯あるいは点滅することで取外要求信号を出力する報知用LED3c(光源)を備えている。
これら各報知手段は、いずれか一つのみ、あるいは、複数を組み合わせて構成するようにしてもよい。
本実施形態では、火災警報を鳴動するためのスピーカ7aを、取外要求信号を出力するためのスピーカ3aとして共用している。このように共用した場合は、火災警報時の鳴動態様と、取外要求時の鳴動態様とを異ならせることが好ましい。例えば、異なる音色にしたり、異なるメッセージを鳴動させたりしてもよい。また、音量を例えば、火災警報時には、80dB〜100dB程度とし、取外要求鳴動の際には、50dB〜70dB程度としてもよい。
報知用LED3cは、警報用LED7bとは異なる発光色で発光する構成とされている。
報知用LED3cは、警報用LED7bとは異なる発光色で発光する構成とされている。
尚、報知用LED3cを設けず、警報用LED7bを取外要求信号出力のためのLED3bとして共用するようにしてもよい。この場合は、火災警報時と取外要求信号出力時とで点灯態様を異ならせることが好ましい。
また、本実施形態では、火災警報を鳴動するためのスピーカ7aと、取外要求信号を出力するためのスピーカ3aとを共用した例を示しているが、取外要求信号を出力するためのスピーカなどの音響出力手段を別途、備える構成としてもよい。
また、本実施形態では、火災警報を鳴動するためのスピーカ7aと、取外要求信号を出力するためのスピーカ3aとを共用した例を示しているが、取外要求信号を出力するためのスピーカなどの音響出力手段を別途、備える構成としてもよい。
ベース部12は、上記回路基板を内包する空間を有した円筒状体で、後記するヘッド部13が取付けられる開口を形成した表面部12aを有している。
上記開口から煙検知センサ2が突出し、煙検知センサ2が、後記するヘッド部13内の空間に臨んでいる。
表面部12aに開設された開口の開口縁近傍には、後記するカバー体20が着脱自在に取付けられるカバー体取付部4が形成されている。このカバー体取付部4には、後記するカバー体20が備える係合突起20bと係合する係合孔4aが形成されるとともに、カバー体検知スイッチ8が設けられている。
上記開口から煙検知センサ2が突出し、煙検知センサ2が、後記するヘッド部13内の空間に臨んでいる。
表面部12aに開設された開口の開口縁近傍には、後記するカバー体20が着脱自在に取付けられるカバー体取付部4が形成されている。このカバー体取付部4には、後記するカバー体20が備える係合突起20bと係合する係合孔4aが形成されるとともに、カバー体検知スイッチ8が設けられている。
カバー体検知スイッチ8は、上記MPU1とでカバー体検知手段を構成し、後記するカバー体20が取付けられることによって押下げられ、カバー体取付け有を検知し、カバー体20が取外されると押下げが解除され、カバー体取付け無を検知する構成とされている。
尚、カバー体検知手段としては、本実施形態のようなスイッチではなく、カバー体20の取付け有無を検知可能なものであればどのようなものでもよい。例えば、赤外線センサ、磁気センサなどとしてもよい。
尚、カバー体検知手段としては、本実施形態のようなスイッチではなく、カバー体20の取付け有無を検知可能なものであればどのようなものでもよい。例えば、赤外線センサ、磁気センサなどとしてもよい。
ベース部12の表面部12aには、警報停止スイッチ5を操作するための透光性の操作ボタン5aが設けられている。この操作ボタン5aの内面側には、上記した警報用LED7b及び報知用LED3cが配設されており、操作ボタン5aは、警報停止スイッチ5を操作するためだけではなく、これらLED7b,3cからの光を透過させる発光部としての機能をも有する。
また、ベース部12の外周面からは、警報停止スイッチ5を操作するための引き紐5bが延出されており、上記操作ボタン5a、引き紐5bのいずれの操作によっても警報停止スイッチ5の操作がなされる構成としている。
また、ベース部12の外周面からは、警報停止スイッチ5を操作するための引き紐5bが延出されており、上記操作ボタン5a、引き紐5bのいずれの操作によっても警報停止スイッチ5の操作がなされる構成としている。
ヘッド部13は、上記煙検知センサ2を受入れる空間を有し、室内スペース側に底部13bを有した円筒状体で、その側周面には、煙を取込むための複数の煙流入孔13aが開設されている。
ヘッド部13の底部13bの内面側には、円板状のスピーカ7aが配設され、底部13bには、複数のスピーカ用孔13cが開設されている。
尚、ヘッド部13の煙流入孔13aからの虫や埃等の侵入を防止する防虫カバーなどをヘッド部13内に更に備えたものとしてもよい。
ヘッド部13の底部13bの内面側には、円板状のスピーカ7aが配設され、底部13bには、複数のスピーカ用孔13cが開設されている。
尚、ヘッド部13の煙流入孔13aからの虫や埃等の侵入を防止する防虫カバーなどをヘッド部13内に更に備えたものとしてもよい。
カバー体20は、ヘッド部13を受入れるための煙感知器本体10側に開口する空間Sを有した有底円筒状体で、開口周縁の上端面20aの適所には、前記カバー体取付部4に形成された係合孔4aと係合する係合突起20bが形成されている。係合突起20bは、略逆L字形状とされ、係合孔4aに挿入されて、カバー体20の回転がなされることで、カバー体20がカバー体取付部4に係止保持される。
このカバー体20がヘッド部13を受け入れ、カバー体取付部4に取付けられると、カバー体20の上端面20aによって、カバー体検知スイッチ8が押圧操作され、カバー体20が取付けられたことの検知がなされる(カバー体取付け有)。また、カバー体20をカバー体取付部4から取外すと、カバー体検知スイッチ8の押圧が解除されて、カバー体の取外しがなされたことを検知する(カバー体取付け無)。
このカバー体20がヘッド部13を受け入れ、カバー体取付部4に取付けられると、カバー体20の上端面20aによって、カバー体検知スイッチ8が押圧操作され、カバー体20が取付けられたことの検知がなされる(カバー体取付け有)。また、カバー体20をカバー体取付部4から取外すと、カバー体検知スイッチ8の押圧が解除されて、カバー体の取外しがなされたことを検知する(カバー体取付け無)。
カバー体20がカバー体取付部4に取付けられた状態では、図3に示すように、ベース部12の表面部12aから突出したヘッド部13は、カバー体20によって、覆い隠され、これにより、ヘッド部13の煙流入孔13aが閉塞され、煙の検知がなされない状態となっている。
このように、カバー体20を、煙感知器本体10とは、別体とすることで、煙感知器自体の構造は、複雑化、大型化することがなく、簡易な構成となる。
尚、本実施形態では、カバー体20に係合突起20bを形成するとともに、カバー体取付部4に係合孔4aを形成しているが、このような態様に限らず、カバー体20をカバー体取付部4に着脱自在に取付け可能な構成とすればよい。例えば、カバー体20を可撓性や弾性を有した樹脂材等で構成するとともに、カバー体取付部4に嵌合溝を形成して、カバー体20の上端部を該嵌合溝に圧入することによって取付けるようにしてもよい。あるいは、互いにネジ山、ネジ溝をそれぞれ設けて、螺合させることでカバー体20を取付けるようにしてもよい。
このように、カバー体20を、煙感知器本体10とは、別体とすることで、煙感知器自体の構造は、複雑化、大型化することがなく、簡易な構成となる。
尚、本実施形態では、カバー体20に係合突起20bを形成するとともに、カバー体取付部4に係合孔4aを形成しているが、このような態様に限らず、カバー体20をカバー体取付部4に着脱自在に取付け可能な構成とすればよい。例えば、カバー体20を可撓性や弾性を有した樹脂材等で構成するとともに、カバー体取付部4に嵌合溝を形成して、カバー体20の上端部を該嵌合溝に圧入することによって取付けるようにしてもよい。あるいは、互いにネジ山、ネジ溝をそれぞれ設けて、螺合させることでカバー体20を取付けるようにしてもよい。
また、カバー体20とカバー体取付部4との当接部に、気密性を高めるためのシール部材を設けるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、カバー体20は、円筒状に形成されたヘッド部13の形状に合わせて、円筒形状のものを例示しているが、ヘッド部13を覆い、煙流入孔13aの閉塞が可能な形状や大きさとすればよく、例えば、ヘッド部13が角形状であれば、その形状に合わせてカバー体20を、角形状に形成してもよい。
さらに、本実施形態では、カバー体20は、円筒状に形成されたヘッド部13の形状に合わせて、円筒形状のものを例示しているが、ヘッド部13を覆い、煙流入孔13aの閉塞が可能な形状や大きさとすればよく、例えば、ヘッド部13が角形状であれば、その形状に合わせてカバー体20を、角形状に形成してもよい。
次に、前記構成とされた煙感知器Aにおける基本動作の一例を図4に基づいて説明する。
カバー体20の取付け有の検知がなされない状態では、煙検知センサ2による煙の検知が可能な通常監視モードが継続される(S100,S101)。
この通常監視モードでは、煙検知センサ2からの煙検知信号に基づいて火災の判別を行い、火災と判別すると、火災警報をスピーカ7aから鳴動させるとともに、警報用LED7bを点灯あるいは点滅させる。上記火災警報は、例えば、ブザー音を鳴動、あるいは「ビュー、ビュー、火事です。」といった音声メッセージを鳴動するようにしてもよい。また、上記警報用LED7bの光色は、例えば、報知用LED3cが緑色に発光するものであれば、それとは異なる赤色としてもよい。
カバー体20の取付け有の検知がなされない状態では、煙検知センサ2による煙の検知が可能な通常監視モードが継続される(S100,S101)。
この通常監視モードでは、煙検知センサ2からの煙検知信号に基づいて火災の判別を行い、火災と判別すると、火災警報をスピーカ7aから鳴動させるとともに、警報用LED7bを点灯あるいは点滅させる。上記火災警報は、例えば、ブザー音を鳴動、あるいは「ビュー、ビュー、火事です。」といった音声メッセージを鳴動するようにしてもよい。また、上記警報用LED7bの光色は、例えば、報知用LED3cが緑色に発光するものであれば、それとは異なる赤色としてもよい。
一方、前記のようにカバー体20がカバー体取付部4に取付けられ、カバー体検知スイッチ8が押下げられて、カバー体20の取付け有を検知すると、タイマ1aを起動して計時を開始する(S100,S102)。
タイマ1aを起動し、予め設定された待機時間(例えば、10分)を経過すると、報知手段3を作動し、カバー体20の取外しを促すための取外要求信号を出力させる(S103,S104)。
すなわち、カバー体20がカバー体取付部4に取付けられて、カバー体20の取付け有を検知した後、その状態が、予め設定された待機時間継続したときには、報知手段3に、取外要求信号を出力させるようにしている。
タイマ1aを起動し、予め設定された待機時間(例えば、10分)を経過すると、報知手段3を作動し、カバー体20の取外しを促すための取外要求信号を出力させる(S103,S104)。
すなわち、カバー体20がカバー体取付部4に取付けられて、カバー体20の取付け有を検知した後、その状態が、予め設定された待機時間継続したときには、報知手段3に、取外要求信号を出力させるようにしている。
取外要求信号の出力は、前記したように、スピーカ7a(3a)からブザー音を鳴動、あるいは、「カバーを取外して下さい。」などの音声メッセージを鳴動させたり、報知用LED3c(3b)を点灯または点滅させたりすることによりなされる。
この取外要求信号出力中に、カバー体20が取外され、カバー体20の取付け無を検知すると、取外要求信号の出力を停止させ、タイマ1aをリセットし、通常監視モードに復帰する(S106,S107,S101)。
また、ステップ100において、カバー体20の取付け有を検知し、タイマ1aを起動した後に、上記待機時間が経過する前に、カバー体20が取外され、カバー体20の取付け無を検知すると、タイマ1aをリセットし、通常監視モードに復帰する(S102,S103,S108,S107,S101)。
この取外要求信号出力中に、カバー体20が取外され、カバー体20の取付け無を検知すると、取外要求信号の出力を停止させ、タイマ1aをリセットし、通常監視モードに復帰する(S106,S107,S101)。
また、ステップ100において、カバー体20の取付け有を検知し、タイマ1aを起動した後に、上記待機時間が経過する前に、カバー体20が取外され、カバー体20の取付け無を検知すると、タイマ1aをリセットし、通常監視モードに復帰する(S102,S103,S108,S107,S101)。
すなわち、上記においては、カバー体20が取付けられ、取外要求信号の出力を開始した後は、カバー体20の脱離がなされない限り、取外要求信号を出力し続ける動作例を示している。
これによれば、カバー体20の脱離がなされるまで、取外要求信号の出力がなされるので、カバー体20の取外しを確実に促すことができる。
また、カバー体20を取外せば、直ちに取外要求信号の出力が停止され、省エネルギ化が図れる。
これによれば、カバー体20の脱離がなされるまで、取外要求信号の出力がなされるので、カバー体20の取外しを確実に促すことができる。
また、カバー体20を取外せば、直ちに取外要求信号の出力が停止され、省エネルギ化が図れる。
尚、上記待機時間は、予めメモリ6などに格納されているもので、例えば、10分としているが、適宜、設定可能である。
また、上記動作例では、カバー体20の脱離がなされるまで、取外要求信号を出力し続けるようにしているが、例えば、所定時間出力した後に停止させたり、あるいは、警報停止スイッチ5の操作がなされることにより停止させたりしてもよい。または、所定時間出力した後に、時間を置いて繰り返し出力させるような、いわゆるスヌーズ出力をさせるようにしてもよい。
また、上記動作例では、カバー体20の脱離がなされるまで、取外要求信号を出力し続けるようにしているが、例えば、所定時間出力した後に停止させたり、あるいは、警報停止スイッチ5の操作がなされることにより停止させたりしてもよい。または、所定時間出力した後に、時間を置いて繰り返し出力させるような、いわゆるスヌーズ出力をさせるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る煙感知器Aによれば、カバー体20をカバー体取付部4に取付けることで、煙流入孔13aが閉塞され、喫煙の際や害虫駆除燻煙を焚く際等、非火災煙を発生させる際に、それらの煙を検知することによる誤報を防止できる。
また、カバー体20が取付けられ、予め設定された待機時間を経過すると、カバー体20の取外しを促すための取外要求信号を、報知手段3から出力させるので、カバー体20の取り忘れを家人等に促すことができ、よって、カバー体20の取り忘れを防止できる。
また、火災警報を鳴動するためのスピーカ7aを、取外要求信号を出力するためのスピーカ3aとして共用しているので、煙感知器自体の構造が簡略化され、大型化することもない。
また、カバー体20が取付けられ、予め設定された待機時間を経過すると、カバー体20の取外しを促すための取外要求信号を、報知手段3から出力させるので、カバー体20の取り忘れを家人等に促すことができ、よって、カバー体20の取り忘れを防止できる。
また、火災警報を鳴動するためのスピーカ7aを、取外要求信号を出力するためのスピーカ3aとして共用しているので、煙感知器自体の構造が簡略化され、大型化することもない。
さらに、取外要求信号として、上記のようにスピーカ7a(3a)から音または音声メッセージを鳴動させるとともに、報知用LED3c(3b)を点灯あるいは点滅させるようにしているので、カバー体20の取外しを、家人に対して強く促すことができる。
あるいは、取外要求信号として報知用LED3c(3b)を点灯あるいは点滅させることによってのみ出力するようにしてもよい。これによれば、取外要求信号として音などを出力する場合と比べて、家人を驚かせたりすることがなく、また、近隣の住民へ不安感や不快感を与えたりすることがない。
あるいは、取外要求信号として報知用LED3c(3b)を点灯あるいは点滅させることによってのみ出力するようにしてもよい。これによれば、取外要求信号として音などを出力する場合と比べて、家人を驚かせたりすることがなく、また、近隣の住民へ不安感や不快感を与えたりすることがない。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図5及び図6は、第2実施形態に係る煙感知器を示し、図5は、煙感知器の内部構成を示すブロック図、図6(a)は、カバー体が取付けられていない状態を示す概略斜視図、図6(b)は、カバー体が取付けられた状態を示す概略斜視図である。
尚、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
また、図6においては、煙感知器Bが天井面に取付けられた状態を図示しており、図6(a)では、煙感知器本体10Aは、斜め下方から見て図示し、カバー体20は、斜め上方からみて図示している。
図5及び図6は、第2実施形態に係る煙感知器を示し、図5は、煙感知器の内部構成を示すブロック図、図6(a)は、カバー体が取付けられていない状態を示す概略斜視図、図6(b)は、カバー体が取付けられた状態を示す概略斜視図である。
尚、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
また、図6においては、煙感知器Bが天井面に取付けられた状態を図示しており、図6(a)では、煙感知器本体10Aは、斜め下方から見て図示し、カバー体20は、斜め上方からみて図示している。
本実施形態に係る煙感知器Bは、複数の待機時間を選択設定するための選択設定手段9を備えている。選択設定手段9は、煙感知器本体10Aのベース部12の外周面に形成された待機時間設定スライド9aを備えている。この待機時間設定スライド9aのスライドバーをスライド操作することで、待機時間として、短・中・長の選択設定を可能としている。
本実施形態では、複数の待機時間として、短(10分)、中(1時間)、長(3時間)の3つの異なる待機時間をメモリ6に記憶させている。
本実施形態では、複数の待機時間として、短(10分)、中(1時間)、長(3時間)の3つの異なる待機時間をメモリ6に記憶させている。
上記構成とされた煙感知器Bでは、カバー体20を取付け前に、スライドバーを操作し、待機時間の選択設定を行う(図例では、スライドバーが「中」に位置している)。
その後は、前記第1実施形態と同様、タイマ1aを起動して、選択設定された待機時間に応じて、取外要求信号の出力がなされる。
すなわち、図例のようにスライドバーが「中」に位置している場合は、カバー体20の取付け有を検知した後に、その状態が、1時間継続したときには、報知手段3に取外要求信号を出力させる。
その後は、前記第1実施形態と同様、タイマ1aを起動して、選択設定された待機時間に応じて、取外要求信号の出力がなされる。
すなわち、図例のようにスライドバーが「中」に位置している場合は、カバー体20の取付け有を検知した後に、その状態が、1時間継続したときには、報知手段3に取外要求信号を出力させる。
本実施形態では、上記のように、複数の待機時間の中から所望の待機時間を選択設定できるようにしているので、非火災煙を発生させる要因、例えば、喫煙、害虫駆除用の燻煙等に応じて、待機時間の選択ができる。これにより、不必要に取外要求信号の出力がなされることを防止できる。
尚、本実施形態では、待機時間を選択設定するための選択設定手段9として、待機時間設定スライド9aを適用しているが、これに限らず、例えば、調節つまみ等としてもよい。
また、本実施形態では、異なる複数の待機時間として3つの待機時間を例示しているが、それぞれの設定時間は、例示であり、適宜、設定可能である。
さらに、待機時間の設定数も3つに限らず、2つ、あるいは4つ以上の中から選択設定可能としてもよい。
あるいは、操作キーなどを更に備え、所望の待機時間の入力が可能なようにしてもよい。
また、本実施形態では、異なる複数の待機時間として3つの待機時間を例示しているが、それぞれの設定時間は、例示であり、適宜、設定可能である。
さらに、待機時間の設定数も3つに限らず、2つ、あるいは4つ以上の中から選択設定可能としてもよい。
あるいは、操作キーなどを更に備え、所望の待機時間の入力が可能なようにしてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は、第3実施形態に係る煙感知器を示し、(a)は、カバー体が取付けられていない状態を示す概略斜視図、(b)は、カバー体が取付けられた状態を示す概略斜視図である。
尚、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
また、図7においては、煙感知器Cが内壁面に取付けられた状態を図示している。
図7は、第3実施形態に係る煙感知器を示し、(a)は、カバー体が取付けられていない状態を示す概略斜視図、(b)は、カバー体が取付けられた状態を示す概略斜視図である。
尚、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
また、図7においては、煙感知器Cが内壁面に取付けられた状態を図示している。
本実施形態に係る煙感知器Cは、住宅などの内壁面に取付けられる内壁面専用タイプであって、前記第1実施形態及び第2実施形態とは、煙感知器本体10Bの形状が主に異なる。
この煙感知器本体10Bでは、ベースプレート11Aは、矩形板状とされ、それに合わせてベース部12Aも箱状体とされている。
また、スピーカ7aは、ヘッド部13ではなくベース部12Aの内部に設けられており、ベース部12Aの表面部12aには、前記第1実施形態及び第2実施形態と同様の複数のスピーカ孔13cが開設されている。すなわち、ヘッド部13には、スピーカ用孔が形成されていない。
また、待機時間設定スライド9aは、ベース部12Aの側周面ではなく、表面部12aに設けられている。
このような内壁面専用タイプでは、操作性が良いものとなる。
この煙感知器本体10Bでは、ベースプレート11Aは、矩形板状とされ、それに合わせてベース部12Aも箱状体とされている。
また、スピーカ7aは、ヘッド部13ではなくベース部12Aの内部に設けられており、ベース部12Aの表面部12aには、前記第1実施形態及び第2実施形態と同様の複数のスピーカ孔13cが開設されている。すなわち、ヘッド部13には、スピーカ用孔が形成されていない。
また、待機時間設定スライド9aは、ベース部12Aの側周面ではなく、表面部12aに設けられている。
このような内壁面専用タイプでは、操作性が良いものとなる。
尚、前記した各実施形態では、煙検知センサ2を備えて煙を感知する例について説明したが、サーミスタ等の熱検知センサを更に備え、熱感知機能を併せ持つ複合型の火災警報器としてもよい。
また、各実施形態では、一般戸建て住宅などに単体で使用される住宅用火災警報器としての煙感知器について説明したが、複数の煙感知器を信号線等で接続した火災警報システムに適用するようにしてもよい。
また、各実施形態では、一般戸建て住宅などに単体で使用される住宅用火災警報器としての煙感知器について説明したが、複数の煙感知器を信号線等で接続した火災警報システムに適用するようにしてもよい。
1 MPU(制御手段)
2 煙検知センサ(煙検知手段)
3 報知手段
3a スピーカ(報知手段)
3b 警報用LED(光源、報知手段)
3c 報知用LED(光源、報知手段)
4 カバー体取付部
6 メモリ(記憶手段)
8 カバー体検知スイッチ(カバー体検知手段)
9 選択設定手段
9a 待機時間設定スライド(選択設定手段)
13 ヘッド部(煙感知室)
13a 煙流入孔
20 カバー体
A、B、C 煙感知器
2 煙検知センサ(煙検知手段)
3 報知手段
3a スピーカ(報知手段)
3b 警報用LED(光源、報知手段)
3c 報知用LED(光源、報知手段)
4 カバー体取付部
6 メモリ(記憶手段)
8 カバー体検知スイッチ(カバー体検知手段)
9 選択設定手段
9a 待機時間設定スライド(選択設定手段)
13 ヘッド部(煙感知室)
13a 煙流入孔
20 カバー体
A、B、C 煙感知器
Claims (5)
- 煙流入孔を形成し、煙を検知する煙検知手段を内装した煙感知室と、前記煙検知手段の検知信号に基づいて火災を判別する制御手段と、前記煙流入孔を閉塞するため前記煙感知室に覆い被せられるカバー体と、該カバー体が着脱自在に取付けられるカバー体取付部とを備え、前記制御手段での火災の判別結果に応じて火災警報を鳴動する構成とされた煙感知器であって、
前記カバー体の取外しを促すための取外要求信号を出力する報知手段と、前記カバー体取付部に設けられ、該カバー体の取付けの有無を検知するカバー体検知手段とを備えており、
前記制御手段は、前記カバー体検知手段が前記カバー体の取付け有を検知した後、その状態が、予め設定された待機時間継続したときには、前記報知手段に前記取外要求信号を出力させることを特徴とする煙感知器。 - 請求項1において、
前記報知手段は、音または音声メッセージを鳴動させることで前記取外要求信号を出力する構成とされている煙感知器。 - 請求項1または2において、
前記報知手段は、光源を点灯あるいは点滅させることで前記取外要求信号を出力する構成とされている煙感知器。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
複数の異なる前記待機時間を記憶する記憶手段と、該複数の待機時間を選択設定する選択設定手段とを更に備えており、
前記制御手段は、前記選択設定手段によって選択設定された待機時間に応じて、前記取外要求信号を前記報知手段に出力させる構成とされている煙感知器。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記制御手段は、前記取外要求信号を前記報知手段に出力させた後に、前記カバー体検知手段が前記カバー体の取付け無を検知したときには、前記取外要求信号の出力を停止させるようにしている煙感知器。
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