JP4399557B2 - 火災報知器 - Google Patents

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Description

この発明は火災報知器に関し、状況に応じて警報動作及び警報停止を簡便に行うことができる小型の火災報知器に関する。
近年、一般家庭用に火災による煙及び/又は熱を検知して音声又は音響で警報を行う報知器が普及しつつある。
従来、延べ床面積が500平方メートル以上の共同住宅には火災報知設備の設置義務があったが、2006年6月の消防法改正により、新築住宅において住宅用火災報知器の設置・維持が義務化され、既築住宅においても、各市町村条例による設置・維持義務化が順次進行していくこととなっている。この義務化によって火災報知器の普及率が高くなると予想される。
特許文献1において、図1に示された実施例は、形状が円盤状で、煙感知器を備えて、火災発生時に聴覚的な警報を発する警報装置を作動させる火災報知器であった。しかし、特許文献1で示された火災報知器にはいくつかの問題点があった。特許文献1に記載されている図1で示された火災報知器が、例えば誤作動を起こして警報が鳴動した場合に、操作者が火災報知器本体内部から伸びた紐22を引くことにより、警報停止を行うという警報停止方法が示されていた。しかし、紐22が経時劣化により切れやすくなること、普段から火災報知器本体から紐22が垂れ下がっているので居住者は部屋の内装と火災報知器とのデザインが調和していないと感じ、部屋の内装が損なわれたと感じてしまうこと等の問題も生じていた。さらに特許文献1に記載されている図1において、紐22を引くのではなく、押ボタン20を押圧することにより警報停止を行う方法も提案されていた。しかし、「押ボタン20の頂部を保護カバー10の傾斜部に整合した形状に形成」(特許文献1の段落番号0020参照)し、かつ操作者が目視できる押ボタン20の面積は非常に小さかったので、特許文献1に記載されている図1で示された火災報知器は、警報停止を行う場合に押ボタン20を押圧しにくい構造であった。
特開平7−334766
この発明が解決しようとする課題は、火災報知器の小型化を行うことで部屋の内装を損ねず、かつ状況に応じて、迅速、簡便かつ正確な警報停止及び警報動作を行うことができる火災報知器を提供することである。
上記課題を解決するための手段として、
請求項1は、
「一端部に取付部を有し、外部の気体が内部に流入可能に形成されてなる筒体と、
前記筒体における他端部に形成される開口部に、前記筒体の中心線に沿って移動可能に取り付けられた蓋部材に装着された警報装置と、
前記筒体内に配置され、かつ前記筒体内に流入した気体で煙及び/又は熱を感知する煙感知器及び/又は熱感知器と、
前記警報装置の移動を検知して信号を出力する検知部と、
前記煙感知器及び/又は前記熱感知器から出力される信号の有無と、前記検知部から出力される信号の有無とに応じて前記警報装置に駆動及び停止信号を出力する制御部と、
を備えてなることを特徴とする火災報知器。」である。
この発明の前記火災報知器は、火災報知器の形状を従来の円盤状から円筒状に変更することで取り付け面積が縮小できるので、部屋の内装を損なわない。
この発明の前記火災報知器は、前記蓋部材を前記筒体の中心線に沿って押し動かすだけで、状況に応じて警報装置を非常に迅速かつ簡便に駆動又は停止させることができる。
この発明の一実施例である火災報知器1は、図1に示すように、筒体2と、警報装置3と、煙感知器4及び/又は熱感知器5(図2をも参照)と、検知部6(図2参照)と、制御部7(図2参照)とを備えてなる。
前記筒体2は、一端部に取付部8を有し、他端部に開口部9を有する筒状に形成される。前記取付部8は、電池収納部10と、覆蓋部11とを備えてなる。前記電池収納部10は、前記筒体2の一端部を閉塞するように装着された、電池を収納可能とするように略皿状の円盤体に形成されている。前記覆蓋部11は、前記電池収納部10を覆蓋し、前記筒体2の一端部に着脱自在に装着されている。前記取付部8は、天井又は壁面に設けられた被取付部(図示せず。)に、後述する適宜の手段により取り付けることができるように形成されている。
前記筒体2の周側面には、外部の気体が内部に流通可能なように連通孔12が設けられている。
前記筒体2の他端開口部9には内側に張り出した鍔部13が設けられている。
前記筒体2内には、筐体14が固定されている。また前記筐体14の周側面には、前記連通孔12を通過する気体の流路を妨げないように、第二連通孔15が設けられている。さらに前記筐体14は底部16を有し、その底部16には気体が流通可能となるように内部流通孔17が設けられている。
前記警報装置3は、略円筒状の蓋部材18に装備されている。この警報装置3は駆動信号の入力によりブザーが鳴動するように形成される。
この蓋部材18は、その周縁部に、前記筒体2の鍔部13に係止可能なように、縁辺部19を有する。この蓋部材18において、前記筐体14の底部16と前記蓋部材18の縁辺部19との間には、例えばコイルバネ20のような付勢部材が介装され、このコイルバネ20の一端を前記筐体14の底部16に固定することによりこのコイルバネ20の他端に結合された蓋部材18の縁辺部19が鍔部13に付勢されている。これにより、前記コイルバネ20による付勢方向とは反対側の方向にこの蓋部材18を押すと、前記コイルバネ20の付勢力に抗してこの筒体2の軸線方向に沿ってこの蓋部材18が移動することができるようになっている。さらに、前記蓋部材18には気体が前記筒体2の内外に通ずるように、通気孔21が設けられている。
前記蓋部材18の移動を検知する前記検知部6は、前記内部流通孔17の近傍かつ前記筐体14の底部16に配置された可動片22を備えてなる。前記可動片22は、前記蓋部材18が移動した場合に前記可動片22と前記警報装置3の上方突出部とが接触するように配置されている。前記可動片22と前記警報装置3の上方突出部とが接触すること、又は前記可動片22と前記警報装置3の上方突出部とが接触し、続けて操作者が前記蓋部材18を押圧して前記可動片22が初期位置から一定以上変位することを検知した前記検知部6から検知信号が駆動部へ出力される。
前記筒体2の一端部に制御部収納体23が装着されている。また、前記制御部収納体23は前記電池収納部10に隣接して設けられている。
前記制御部収納体23は、前記制御部7を有している。
図2に示すように前記制御部7は、A/D変換器24、判別部25、駆動部26を有する。前記A/D変換器24は、前記煙感知器4及び/又は熱感知器5から出力される検出信号をデジタル信号に変換する。前記判別部25は、前記A/D変換器24により変換されたデジタル信号に基づいて火災発生の有無を判別し、火災発生と判別する火災発生検知信号を出力する。前記駆動部26は、前記火災発生検知信号を入力すると状況に応じて駆動信号を前記警報装置3に出力する。
前記駆動部26から前記警報装置3に駆動信号が出力されている場合、前記検知部6が前記蓋部材18の移動を検知すると前記検知部6は前記駆動部26に駆動停止信号を出力する。
また前記駆動部26から前記警報装置3に駆動信号が出力されていない場合、前記検知部6が前記蓋部材18の移動を検知すると前記検知部6は前記駆動部26に駆動信号を出力する。
前記筐体14は前記制御部収納体23に隣接して固定されている。前記筐体14の内部には、前記煙感知器4及び/又は前記熱感知器5が備えられている。前記煙感知器4は、筐体14内に流入する気体中に存在する煙を検知することができるように構成され、たとえば図示しない発光素子と受光素子とを備えてなり、発光素子から発せられた光が煙に照射されると煙で乱反射する光を前記受光素子が検知し、光を検知した受光素子から検出信号が出力される。前記熱感知器5は、筐体14内に流入する気体の熱を検出することができるように構成され、たとえば図示しないサーミスタ等を内蔵しており、熱に感応したサーミスタ等により検出信号が出力される。
以上構成の火災報知器1の作用について説明する。
火災が発生していない場合、前記筐体14の内部に備えられた前記煙感知器4及び/又は前記熱感知器5は、連通孔12及び第2連通孔15、内部流通孔17、通気孔21を通じて筐体14の内部に乱反射を引き起こす煙及び/又は熱を帯びた気体が流入しないので、前記煙感知器4及び/又は熱感知器5からは如何なる検出信号も出力されない。したがって、前記制御部7から警報装置3には駆動信号は出力されず、前記警報装置3は動作していない。
火災が発生した場合、前記筐体14の内部に備えられた前記煙感知器4及び/又は前記熱感知器5において、前記煙感知器4は、連通孔12及び第2連通孔15、内部流通孔17、通気孔21を通じて筐体14の内部に流入した気体中の煙を検知し、検知信号を制御部7に出力する。前記熱感知器5は、連通孔12及び第2連通孔15、内部流通孔17、通気孔21を通じて前記筐体14の内部に流入してくる気体の温度を検知する検知信号を制御部7に出力する。
制御部7では、煙感知器4及び/又は熱感知器5から出力されるアナログ信号である検知信号を入力するA/D変換器24によりデジタル信号に変換され、A/D変換器24から出力されるデジタル検知信号を入力する前記判別部25は、たとえば前記判別部25が内蔵する閾値と前記検知信号とを比較して火災発生の有無を判別する。この判別部25が火災発生と判別すると、この判別部25から火災発生検知信号が出力される。前記駆動部26は、前記火災発生検知信号を入力すると駆動信号を出力し、警報装置3を駆動してブザーを鳴動させる。
この発明の火災報知器1が何らかの原因により誤作動を起こして警報が鳴動した場合、操作者は警報を停止する必要がある。誤作動による警報解除方法は、まず前記蓋部材18を前記筒体2の中心線に沿って、前記コイルスプリング20が有する付勢力に抗して、例えば手で押圧する。これにより、前記蓋部材18の上昇により前記可動片22が回動し、これによって前記蓋部材18の移動を前記検知部6が検知して、前記駆動部26に駆動停止信号が出力される。続いて前記検知部6から出力された前記駆動停止信号に基づいて、前記駆動部26は前記警報装置3への前記駆動信号の出力を停止する。
またこの発明の火災報知器1が火災を検知して警報が鳴動した場合でも、操作者は警報を停止することができる。火災発生時の警報を停止する方法は、火災報知器1が誤動作を起こして鳴動する警報を停止させる方法と同じであり、前記筒体2の中心線に沿って、前記コイルスプリング20が有する付勢力に抗して、例えば手で押圧する。
前記警報停止の作業を行った場合に、前記駆動部26は、前記判別部25が火災発生と判別して次の信号を出力するまで、前記警報装置に駆動信号を出力しない。
さらにこの発明の火災報知器1は、火災報知器1が誤動作を起こさず、もしくは火災が発生していない場合に、電源に電池を用いているときは電池の消耗度合の確認、及び火災報知器1が正常に監視状態を維持しているかの確認等を行うことができる。確認は、火災報知器1が誤動作を起こして鳴動する警報を停止させる方法及び火災発生時の警報を停止する方法と同じであり、前記蓋部材18を前記筒体2の中心線に沿って、前記コイルスプリング20が有する付勢力に抗して、例えば手で押圧する。これにより、前記蓋部材18の上昇により前記可動片が回動し、これによって前記蓋部材18の移動を前記検知部6が検知して、前記駆動部26に駆動信号が出力される。続いて前記検知部6から出力された前記駆動信号に基づいて、前記駆動部26は前記警報装置3へ、確認状況に応じた警報駆動信号を出力する。確認のために前記蓋部材18を押圧しても警報が鳴動しない場合、操作者は例えば電池を装着した時期等を考慮して、電池が消耗していると考えられるときは、電池を交換できる。
この発明は、前記実施例に限定されることがなく本願請求項に記載された構成の範囲内において様々な変更をすることができる。次にこの発明の他の実施例を示す。
前記筒体2の形状は、軸線に直交する断面が円形に限らず多角形、半円又は楕円等であってもよく、前記筒体の内部に少なくとも前記煙感知器及び/又は前記熱感知器と制御部とを備えることができるように設計される限り任意の形状でよい。
この発明においては、火災報知器の全体形状が筒体2の形状により決定される。つまり、この発明における火災報知器の全体形状は、「取付部」、「煙感知器及び/又は熱感知器を内蔵する空間」、「制御部」、「検知部」及び「警報装置」が「筒体」の軸線に沿って筒体内に配備されることにより決定される筒状であるのが好ましい。
前記火災報知器において、図1に示した実施例では、煙と熱とを両方感知できるように前記煙感知器及び前記熱感知器を両方備えている。しかし、前記煙感知器又は前記熱感知器の一方、あるいは両方を設置する場合の感知器の選択は、設置する場所に依る。例えばボイラ−室のような、熱の流入、流出が多い部屋においては熱感知器を備えた火災報知器1は度々誤作動を起こす可能性があるので、煙感知器のみを備えた火災報知器1でよいし、台所においては調理等に際し、煙と熱との両方を監視する状態が好ましいので、煙感知器と熱感知器を両方備えた火災報知器1を設置するとより火災発生を検知しやすくなる。
図1に示した一実施例では、前記蓋部材の移動を検知するために前記可動片及び前記検知部を用いているが、前記蓋部材の移動を検知することができる限りその構造、又は検知する原理については特に制限がなく、たとえば前記可動片及び前記検知部の替わりに例えば赤外線センサ等の光学的手段を用いた検知器も用いることができる。
図1に示した一実施例では、電源に電池を用いている。これによりAC電源又は太陽電池を必要とせず、設置場所を自由に選択でき、AC電源又は太陽電池と制御部とを接続する配線を必要としないという利点がある。もっとも電源にAC電源又は太陽電池を用いてもこの発明の機能において問題はなく、電源切れを考慮することがなく、AC電源又は太陽電池が存在する限りこの火災報知器を稼働させることができるという利点がある。
さらに、この発明に係る火災報知器における取付部は、天井部又は壁面部等における被取付部にこの火災報知器を取り付けることのできる構造を有する限りどのような構造であってもよく、たとえば取付部を、ネジで被取付部に火災報知器を取り付ける構造にし、又は両面テープで被取付部に火災報知器を取り付ける構造にしてもよい。取付部をネジを用いた構造にすると、被取付部への火災報知器の取付を確固としてものにすることができる。取付部を両面テープを用いた構造にすると、前記火災報知器1の設置場所を変更しても、元の設置場所に取付痕を残留させることがなく、部屋の内装に悪影響を与えることが少なくなる。
この発明の火災報知器1の取り付け場所は天井に限らず、壁面に取り付けることもできる。壁面に取り付けた実施形態を図3に示す。火災報知器1を壁面に取り付けた場合に、図1に示した実施例と同じ機能を備えている限り、火災報知器1の内部の構成は任意でよい。
前記蓋部材の形状は、操作者が前記蓋部材を容易に押圧でき、前記筐体の前記内部流通孔近傍に配置された前記検知部に、前記蓋部材を接触させることができればよい。
図1に示した前記蓋部材と異なる蓋部材の実施例を図4に示す。
図4(A)に示すように、警報装置3を装備した蓋部材28は、筒体2の下端開口部9に上下動可能に取り付けられている。蓋部材28は、蓋部材本体28Aと筒状支持体28Bと押圧板28Cとを備える。前記蓋部材本体28Aは、筒体2の下端開口部9に設けられた鍔部13に係止可能に形成された縁辺部19を有する。この蓋部材本体28Aは、前記筒体2の他端開口部9を閉鎖するに十分な、また前記筒体2の内部に収容可能な直径を有し、前記鍔部13に係止可能な縁辺部19を備えた円盤体に形成される。この蓋部材本体28Aは、前記筒体2の他端開口部9を閉鎖するように、かつ縁辺部19が鍔部13に当接するように、前記筒体2内に配置される。筐体14の下端面と蓋部材本体28Aの縁辺部19との間には付勢部材たとえばコイルスプリング20が介装され、このコイルスプリング20により蓋部材本体28Aが筒体2の鍔部13に押し付けられている。前記筒状支持体28Bは、前記筒体2の他端開口部9に装着された蓋部材本体28Aの表面に、前記筒体2の他端開口部9から突出した状態で、支持固定されている。この筒状支持体28B内に警報装置3が設置される。前記押圧板28Cは、この筒状支持体28Bの先端に、装着される。この押圧板28Cは、筒体2の直径より僅かに大きな直径を有する円盤体である。蓋部材28がこのような構造を有すると、操作者が筒体2の直径よりも大きな直径を有する押圧板を押圧することになるので、確実に警報装置の誤動作を停止することが容易になる。図4(A)に示した火災報知器1の実施例において、蓋部材28を押圧した場合の制御部7へ出力される信号、蓋部材28以外の筒体2内の構造及び火災報知器1の機能は図1の実施例と同じである。
図4(B)に示すように、警報装置3を装備した蓋部材38は、筐体14の下端より外側に張り出したフランジ14Aに上下動可能に取り付けられている。蓋部材38は、図4(B)に示されるように、有底円筒体の38Aの上部開口部に内側に張り出した環状の鍔部38Bを有する。この鍔部38Bは、筐体14の下端より外側に張り出したフランジ14Aに係止可能に形成されている。この蓋部材38は、筐体14のフランジ14Aと蓋部材38の鍔部38Bとを付勢部材たとえばコイルスプリング20により密着当接し、鍔部38Bは筐体14のフランジ14Aに押し付けられている。図4(B)に示した火災報知器1の実施例において、蓋部材38を押圧した場合の制御部7へ出力される信号、蓋部材及び筒体下端及び筐体下端以外の筒体内の構造、火災報知器1の機能は図1の実施例と同じである。なお、39で示すのは通気孔であり、図1に示される通気項21と同様の作用を示す。
この発明においては、大きな音圧を生じる前記警報装置を採用すると、火災発生時に周囲に十分に危険を知らせることができる。
この発明において、警報装置として、音声又は音響により警報を行う聴覚的警報装置を採用することができ、又はLED、フラッシュランプ等を用いた視覚的警報装置を採用することができ、さらには前記聴覚的警報装置と視覚的警報装置との組合せを採用することもできる。
前記煙感知器及び/又は前記熱感知器を備えた前記筐体と前記蓋部材の間に配置される前記付勢部材は、図1に示した一実施例でコイルバネを用いているが、前記蓋部材を前記筒体に押し付ける機能を備えていれば、例えば板バネ等のバネを用いてもよいし、バネに限らず例えばゴムのような弾性部材を用いてもよい。
前記連通孔は前記筒体内外に気体が通ずる貫通孔であれば、どのような形状、個数及び位置であってもよい。前記連通孔の開口形は例えば、長方形、正方形、円形、楕円型、ひし形、星形等のいずれでもよい。前記いずれかの形状を有する連通孔は、前記筒体の周側面に一個設けられていてもよく、複数個設けられていてもよい。前記連通孔の位置は例えば、前記筒体の周側面における前記制御部収納体の近傍、前記筒体の周側面における中央部、前記筒体の周側面における他端開口部の近傍等のいずれでもよい。特に好ましい前記連通孔の位置は、前記筒体の周側面における前記制御部収納体の近傍である。なぜなら、例えばこの発明の火災報知器1を天井に取り付けた場合には、天井を沿って流れる気体が前記連通孔を通過し易くなり、前記煙感知器及び/又は前記熱感知器が火災発生を迅速に感知することができるからである。
図1は、この発明の一実施例である火災報知器を示す縦断面図である。 図2は、この発明の一実施例である火災報知器を動作させる回路を示すブロック図である。 図3は、この発明の一実施例である火災報知器を壁面に設置した場合の外観図である。 図4は、この発明の他の例を示す説明図であり、図4(A)は蓋部材を示す一部切欠断面図であり、図4(B)は、蓋部材の他の例を示す一部切欠断面図である。
符号の説明
1 火災報知器
2 筒体
3 警報装置
4 煙感知器
5 熱感知器
6 検知部
7 制御部
8 取付部
9 開口部
10 電池収納部
11 覆蓋部
12 連通孔
13 鍔部
14 筐体
14A フランジ
15 第二連通孔
16 底部
17 内部流通孔
18 蓋部材
19 縁辺部
20 コイルバネ
21 通気孔
22 可動片
23 制御部収納体
24 A/D変換器
25 判別部
26 駆動部
28 蓋部材
28A 蓋部材本体
28B 筒状支持体
28C 押圧板
38 蓋部材
38A 有底円筒体
38B 鍔部
39 通気孔

Claims (1)

  1. 一端部に取付部を有し、外部の気体が内部に流入可能に形成されてなる筒体と、
    前記筒体における他端部に形成される開口部に、前記筒体の中心線に沿って移動可能に取り付けられた蓋部材に装着された警報装置と、
    前記筒体内に配置され、かつ前記筒体内に流入した気体で煙及び/又は熱を感知する煙感知器及び/又は熱感知器と、
    前記警報装置の移動を検知して信号を出力する検知部と、
    前記煙感知器及び/又は前記熱感知器から出力される信号の有無と、前記検知部から出力される信号の有無とに応じて前記警報装置に駆動信号及び停止信号を出力する制御部と、
    を備えてなることを特徴とする火災報知器。
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