JP2005165611A - 警報器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】警報器10の出荷状態において、係止部3は警報器10の筐体内に一部が収容された状態にあり、係止部3の係止機能(筐体を所定の対象に係止するための機能)は発揮されず、警報器10の筐体内部に設けられたリードスイッチ(電源スイッチ)17はオフ状態に維持される(図4−1参照)。一方、このような収容状態から利用者が係止部3を引っ張り出すと、警報器10の係止部3は、警報器10の筐体外の所定位置まで突出した状態になり、係止部3の係止機能も発揮可能になり、リードスイッチ17もオン状態になる(図4−2参照)。
【選択図】 図1
Description
まず最初に、図1、図2および図3を用いて、本実施例に係る警報器の概要を説明する。図1は、本実施例に係る警報器の正面の概略構成を示す外観図であり、図2は、この警報器の側面の概略構成を示す外観図であり、図3は、この警報器の内部構成を示すブロック図である。
そして、本実施例に係る警報器10の外観は、図1および図2に示すように、表カバー1および裏カバー2からなる筐体として形成され、その上部(裏カバー2の上面)には、壁掛け用の取付穴4を備えた係止部3が突出している。そして、監視領域の壁面に取り付けたビス5に対して、係止部3の取付穴4を嵌め入れることで警報器10が設置される。
上述してきたように、本実施例に係る警報器10は、電源(電池16)がオフ状態のまま出荷され、設置時(使用開始時)に電源スイッチ17によって電源(電池16)がオン状態になることで、設置場所で発生した火災を煙検出部6で検出し、この火災検出に応じて警報ランプ7を点灯させるとともに、スピーカ8から警報メッセージを出力する。
上記してきたように、実施例1に係る警報器10によれば、係止部3が係止機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり(警報器10本体の設置が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
ところで、上記の実施例1では、一部が筐体外に突出している係止部3を単に引っ張り出す場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定の治具を用いなければ係止部3を引っ張り出すことができないようにしてもよい。
上記してきたように、実施例2に係る警報器10によれば、煙検出部6が検出機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり(警報器10による異常検出が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
上記してきたように、実施例3に係る警報器10によれば、点検ヒモ9が受付機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり(警報器10による点検受付が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
上記した実施例では、係止部3や煙検出部6、点検ヒモ9に電源のオンオフ機能を持たせる場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、警報ランプ7や表カバー8など、警報器10の他の構成部分に対して同様に電源のオンオフ機能を持たせるようにしてもよい。すなわち、所定の動作を受けて第1の状態から第2の状態になり、当該第2の状態になることで本来の機能を発揮するように警報器10本体を構成する場合であれば、本発明を同様に適用することができる。
上記した実施例では、信頼性を担保するためにリードスイッチ17を採用する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の機械式のスイッチなどを採用して電源のオンオフを制御するようにしてもよい。
上記した実施例では、火災によって生じる煙から火災を検出する警報器10に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、火災によって生じる熱やCOから火災発生の有無を検出するなど、煙以外のファクタを代わりに(若しくは一緒に)用いて火災を検出する警報器10にも同様に適用することができる。
上記した実施例では、警報器10による各処理(例えば、検出処理や警報処理、電源制御処理など)を各種の回路によって実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各処理機能を、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現し、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現する場合にも、同様に適用することができる。
2 裏カバー
3 係止部
4 取付穴
5 ビス
6 煙検出部
7 警報ランプ
8 スピーカ
9 点検ヒモ
10 警報器
11 検出制御回路
12 ランプ制御回路
13 音声制御回路
14 スイッチ制御回路
15 点検スイッチ
16 電池
17 電源スイッチ(リードスイッチ)
18 電源監視回路
20 治具
Claims (9)
- 電源のオン状態で監視領域の異常を検出して警報を発する警報器であって、
所定の動作を受けて第1の状態から第2の状態になり、当該第2の状態になることで本来の機能を発揮する所定の手段と、
前記所定の手段が前記第2の状態にない場合には前記電源のオフ状態を維持し、前記所定の手段が前記第2の状態になった場合には前記電源をオン状態にする電源制御手段と、
を備えたことを特徴とする警報器。 - 前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体内に収容された状態から引っ張り動作を受けて前記筐体外の所定位置まで突出した状態になり、当該筐体外の所定位置まで突出した状態になることで前記筐体を所定の対象に係止するための係止機能を発揮する係止手段であって、
前記電源制御手段は、前記係止手段が前記筐体外の所定位置まで突出した状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記係止手段が前記筐体外の所定位置まで突出した状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1に記載の警報器。 - 前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体上に嵌合された状態から回転動作を受けて前記筐体上を所定位置まで回転した状態になり、当該筐体上を所定位置まで回転した状態になることで前記異常を検出するための検出機能を発揮する検出手段であって、
前記電源制御手段は、前記検出手段が前記筐体上を所定位置まで回転した状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記検出手段が前記筐体上を所定位置まで回転した状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1に記載の警報器。 - 前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体外に引き出された状態から引っ張り動作を受けて前記筐体外の所定位置まで引き出された状態になり、当該筐体外の所定位置まで引き出された状態になることで前記警報の点検を受け付けるための受付機能を発揮する受付手段であって、
前記電源制御手段は、前記受付手段が前記筐体外の所定位置まで引き出された状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記受付手段が前記筐体外の所定位置まで引き出された状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1に記載の警報器。 - 前記所定の手段は、所定の治具を介して所定の動作を受けることで前記第1の状態から前記第2の状態になることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の警報器。
- 前記電源制御手段によって前記電源がオン状態になった場合に、当該電源がオン状態になった旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の警報器。
- 前記所定の手段が前記第1の状態から前記第2の状態になった場合に、当該第2の状態を維持するように当該所定の手段を保持する保持手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の警報器。
- 前記電源制御手段は、前記電源が一旦オン状態になった後において、前記所定の手段の状態とは無関係に前記電源のオン状態を維持することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の警報器。
- 前記電源制御手段は、前記電源が一旦オン状態になった後において、前記所定の手段が前記第1の状態になった場合には前記電源をオフ状態にし、前記所定の手段が前記第2の状態になった場合には前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の警報器。
Priority Applications (1)
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JP2003402898A JP2005165611A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | 警報器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2003
- 2003-12-02 JP JP2003402898A patent/JP2005165611A/ja active Pending
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