JP2005165611A - 警報器 - Google Patents

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Tatsuo Fujimoto
龍雄 藤本
Kazunari Yamamoto
和成 山本
Toshiyuki Doi
敏行 土井
Kazuyoshi Honda
一賀 本多
Hironobu Kawai
宏宣 河合
Sadataka Yuji
定隆 湯地
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

【課題】監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することを課題とする。
【解決手段】警報器10の出荷状態において、係止部3は警報器10の筐体内に一部が収容された状態にあり、係止部3の係止機能(筐体を所定の対象に係止するための機能)は発揮されず、警報器10の筐体内部に設けられたリードスイッチ(電源スイッチ)17はオフ状態に維持される(図4−1参照)。一方、このような収容状態から利用者が係止部3を引っ張り出すと、警報器10の係止部3は、警報器10の筐体外の所定位置まで突出した状態になり、係止部3の係止機能も発揮可能になり、リードスイッチ17もオン状態になる(図4−2参照)。
【選択図】 図1

Description

この発明は、火災警報器やガス漏れ警報器、火災ガス漏れ警報器など、電源のオン状態で監視領域の異常を検出して警報を発する警報器に関する。
従来より、オフィスや一般住宅などの監視領域では、火災警報器やガス漏れ警報器、火災ガス漏れ警報器など、火災やガス漏れなどの異常を検出して警報を発する警報器が広く利用されている。そして、このような警報器には、例えば特許文献1(特開平11−101764号公報)に開示されているように、電源スイッチを備えて電源のオン状態でのみ検出や警報を行うことで、電源消費の防止を図ったものもある。
特開平11−101764号公報
ところで、上記した従来の技術は、警報器の利用者(若しくは設置者)が電源スイッチをオン操作する必要があり、仮に警報器が監視可能な状態で監視領域に設置されたとしても、利用者が電源スイッチのオン操作を忘れてしまったような場合には、監視が開始されないという問題点があった。
特に、一般住宅の台所や寝室、リビングなどの比較的に小さな領域を対象にし、専門の設置者ではなく一般の利用者によって設置されるような警報器にあっては、電源スイッチのオン操作を忘れてしまう場合が多く、如何にして電源をオン状態にして監視を開始させるかが極めて重要な課題である。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能な警報器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電源のオン状態で監視領域の異常を検出して警報を発する警報器であって、所定の動作を受けて第1の状態から第2の状態になり、当該第2の状態になることで本来の機能を発揮する所定の手段と、前記所定の手段が前記第2の状態にない場合には前記電源のオフ状態を維持し、前記所定の手段が前記第2の状態になった場合には前記電源をオン状態にする電源制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体内に収容された状態から引っ張り動作を受けて前記筐体外の所定位置まで突出した状態になり、当該筐体外の所定位置まで突出した状態になることで前記筐体を所定の対象に係止するための係止機能を発揮する係止手段であって、前記電源制御手段は、前記係止手段が前記筐体外の所定位置まで突出した状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記係止手段が前記筐体外の所定位置まで突出した状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体上に嵌合された状態から回転動作を受けて前記筐体上を所定位置まで回転した状態になり、当該筐体上を所定位置まで回転した状態になることで前記異常を検出するための検出機能を発揮する検出手段であって、前記電源制御手段は、前記検出手段が前記筐体上を所定位置まで回転した状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記検出手段が前記筐体上を所定位置まで回転した状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体外に引き出された状態から引っ張り動作を受けて前記筐体外の所定位置まで引き出された状態になり、当該筐体外の所定位置まで引き出された状態になることで前記警報の点検を受け付けるための受付機能を発揮する受付手段であって、前記電源制御手段は、前記受付手段が前記筐体外の所定位置まで引き出された状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記受付手段が前記筐体外の所定位置まで引き出された状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記所定の手段は、所定の治具を介して所定の動作を受けることで前記第1の状態から前記第2の状態になることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、前記電源制御手段によって前記電源がオン状態になった場合に、当該電源がオン状態になった旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記の発明において、前記所定の手段が前記第1の状態から前記第2の状態になった場合に、当該第2の状態を維持するように当該所定の手段を保持する保持手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記の発明において、前記電源制御手段は、前記電源が一旦オン状態になった後において、前記所定の手段の状態とは無関係に前記電源のオン状態を維持することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、上記の発明において、前記電源制御手段は、前記電源が一旦オン状態になった後において、前記所定の手段が前記第1の状態になった場合には前記電源をオフ状態にし、前記所定の手段が前記第2の状態になった場合には前記電源をオン状態にすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、所定の手段が本来の機能を発揮する状態になって初めて警報器本体が監視可能な状態になり、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。さらに、所定の手段に電源のオンオフ機能も持たせることで、警報器本体の構成を簡略化するとともに、製造コストを低減化することも可能になる。
また、請求項2の発明によれば、係止手段が係止機能を発揮する状態になって初めて警報器本体が監視可能な状態になり(警報器本体の設置が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、検出手段が検出機能を発揮する状態になって初めて警報器本体が監視可能な状態になり(警報器による異常検出が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、受付手段が受付機能を発揮する状態になって初めて警報器本体が監視可能な状態になり(警報器による点検受付が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、所定の治具を用いることを条件に警報器本体が監視可能な状態になり、さらに電源がオン状態になるので、何らかの原因で誤って監視可能状態になる事態を回避し、監視可能状態までの電源消費を確実に防止することが可能になる。さらに、所定の治具を有しない一般の利用者が誤って監視を開始させる行為を禁止するともに、所定の治具を有する専門の利用者(設置者)にのみ監視開始の権限を付与することも可能になる。
また、請求項6の発明によれば、警報器本体が監視可能な状態になって(第1の状態から第2の状態になる所定の動作が確実に行われて)電源もオン状態になった旨を利用者に対して確実に把握させることが可能になる。
また、請求項7の発明によれば、所定の手段が第2の状態から第1の状態に戻ることを防止することで、警報器本体の監視状態を確実に維持することが可能になる。
また、請求項8の発明によれば、電源のオン状態を強制的に維持することで、監視開始後に誤って電源がオフ状態になって無監視状態で放置される事態を回避することが可能になる。
また、請求項9の発明によれば、監視開始後においても電源のオンオフ状態を自由に切り替えることが可能になる。特に、所定の手段が第1の状態になって(例えば、係止手段が収容状態になって)初めて警報器本体を収納箱に収納できるように構成した場合には、警報器本体の収納に合わせて自動的に電源がオフ状態になるので、収納中の電源消費を確実に防止することも可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る警報器の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る警報器の概要、基本構成、処理内容および主たる特徴を説明した後に、この特徴に関する種々の実施例(実施例1〜4)を説明する。
[警報器の概要]
まず最初に、図1、図2および図3を用いて、本実施例に係る警報器の概要を説明する。図1は、本実施例に係る警報器の正面の概略構成を示す外観図であり、図2は、この警報器の側面の概略構成を示す外観図であり、図3は、この警報器の内部構成を示すブロック図である。
この警報器10は、電源のオン状態において監視領域で発生する火災(煙)を検出して警報を発する煙検知の火災警報器であり、一般住宅の台所や寝室、リビングのほか、オフィスの一室などの比較的に小さな監視領域の壁に、係止部3を介して設置される。すなわち、警報器10では、設置場所で発生した火災を煙検出部6で検出し、この火災検出に応じて警報ランプ7を点灯させるとともに、スピーカ8から警報メッセージを出力する。
[警報器の基本構成および処理内容]
そして、本実施例に係る警報器10の外観は、図1および図2に示すように、表カバー1および裏カバー2からなる筐体として形成され、その上部(裏カバー2の上面)には、壁掛け用の取付穴4を備えた係止部3が突出している。そして、監視領域の壁面に取り付けたビス5に対して、係止部3の取付穴4を嵌め入れることで警報器10が設置される。
また、表カバー1の上部には、皿状に突出した煙検出部(チャンバー収容部)6が形成され、煙検出部6の周囲には、複数の煙流入口が設けられている。さらに、表カバー1の下部には、警報を出力するための警報ランプ7およびスピーカ8が形成され、また、警報器10本体の下部には、警報点検や警報停止に使用する点検ヒモ9が引き出されている。なお、係止部3は特許請求の範囲に記載の「係止手段」に対応し、煙検出部6は同じく「検出手段」に対応し、点検ヒモ9は同じく「受付手段」に対応し、警報ランプ7およびスピーカ8は同じく「報知手段」に対応する。
そして、このような外観を備える警報器10の内部は、図3に示すように、煙検出部6に接続された検出制御回路11と、警報ランプ7に接続されたランプ制御回路12と、スピーカ8に接続された音声警報回路13と、点検スイッチ15に接続されたスイッチ制御回路14と、電池16と、電源スイッチ17と、電源監視回路18とを備える。なお、電池16は特許請求の範囲に記載の「電源」に対応し、電源スイッチ17は同じく「電源制御手段」に対応する。
このうち、煙検出部6は、監視領域における火災の発生を検出する処理部である。具体的には、赤外線LEDおよびフォトダイオードを用いて火災時に発生する煙の濃度を検出し、その数値からなる検出信号(煙濃度)を検出制御回路11に出力する。
検出制御回路11は、煙検出部6から入力された検出信号や、後述するスイッチ制御回路14から入力された試験信号に基づいて、火災発生の有無を判断する処理部である。具体的には、煙検出部6から検出信号を入力した場合には、これを所定の閾値濃度と比較することによって、火災発生の有無を判断し、火災が発生したと判断すると、ランプ制御回路12および音声制御回路13に対して警報信号を出力する。また、スイッチ制御回路14から試験信号を入力した場合にも、同様に、この試験信号に基づいて火災発生の有無を判断して警報信号を出力する。
警報ランプ7は、後述するランプ制御回路12の制御に基づいて点灯または点滅することによって、警報器10による火災検出状態や機能状態(後述する電源オン状態)を利用者に報知するLEDなどの表示灯手段である。
ランプ制御回路12は、検出制御回路11から入力された警報信号や、後述する電源監視回路18から入力された電源オン信号に基づいて、上記の警報ランプ7を制御する処理部である。具体的には、検出制御回路11から警報信号を入力した場合には、異常の検出あるいは試験の成功を報知するために、警報ランプ7を点灯または点滅させる。また、電源監視回路18から電源オン信号を入力した場合には、電源(電池16)のオン状態を報知するために、警報ランプ7(若しくは図示しない専用の電源ランプ)を点灯または点滅させる。
スピーカ8は、後述する音声警報回路13の制御に基づいて警報用のブザー音や、電源のオン状態を報知する音声メッセージを監視領域に出力する音声出力手段である。
音声警報回路13は、検出制御回路11から入力された警報信号や、後述する電源監視回路18から入力された電源オン信号に基づいて、上記のスピーカ8からブザー音や音声メッセージを出力する処理部である。具体的には、検出制御回路11から警報信号を入力した場合には、異常の検出あるいは試験の結果を報知するために、火災の発生または試験の結果のいずれかに対応するブザー音をスピーカ8から出力する。また、電源監視回路18から電源オン信号を入力した場合には、「ただいま電源がオンされました。これから5年間監視状態に入ります。」など、電源(電池16)のオン状態を報知するための音声メッセージをスピーカ8から出力する。
点検ヒモ9および点検スイッチ15は、警報器10による異常検出や警報を点検するための点検要求を利用者から受け付ける処理部である。具体的には、監視時に利用者によって点検ヒモ9が引かれて点検スイッチ15が押下されることで、点検要求を受け付ける。
スイッチ制御回路14は、点検スイッチ15の押下に応じて試験信号を検出制御回路11に出力する処理部である。具体的には、点検ヒモ9が引かれて点検スイッチ15が押下された場合には、異常の検出を試験するために用いられる試験信号(検出信号である煙濃度に類似した信号)を検出制御回路11に対して出力する。
電池16は、この警報器10を稼働させるアルカリ電池やリチウム電池などの動力電源である。なお、電池16を筐体内に収容するための裏蓋(図示せず)は、特殊ネジによって裏カバー2と嵌合され、この特殊ネジに対応したドライバを有する者のみが電池16を交換することができるようになっている。
電源スイッチ17は、所定の場合に電源(電池16)をオン状態にして、電池16の電圧を警報器10の各部に供給する処理部である。つまり、電源(電池16)がオン状態になって初めて警報器10の各部が稼働する。
電源監視回路18は、電源(電池16)がオン状態にあるか否かを監視し、電源がオン状態になった場合に、電源オン信号をランプ制御回路12および音声警報回路13に対して出力する処理部である。
[警報器の主たる特徴]
上述してきたように、本実施例に係る警報器10は、電源(電池16)がオフ状態のまま出荷され、設置時(使用開始時)に電源スイッチ17によって電源(電池16)がオン状態になることで、設置場所で発生した火災を煙検出部6で検出し、この火災検出に応じて警報ランプ7を点灯させるとともに、スピーカ8から警報メッセージを出力する。
そして、この警報器10においては、電源をオフ状態からオン状態にする構造に主たる特徴があり、警報器10本体が監視可能な状態になることに合わせて自動的に電源をオン状態にする構造を採用して、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することができるようにしている。
この主たる特徴を簡単に説明すると、警報器10では、所定の手段(例えば、係止部3など)について、出荷された状態のままでは本来の機能を発揮せず、所定の動作を受けて第1の状態から第2の状態になり、当該第2の状態になることで本来の機能(例えば、係止機能)を発揮するように構成する(図4−1および図4−2参照)。つまり、所定の手段が所定の動作を受けて第2の状態に変化して初めて警報器10本体も監視可能な状態になるような構造を採用する。
その上で、警報器10では、所定の手段が第2の状態にない場合には電源のオフ状態を維持し、所定の手段が第2の状態になった場合には電源をオン状態にする。したがって、本実施例に係る警報器10によれば、所定の手段が本来の機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、上記した主たる特徴の如く、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
また、本実施例に係る警報器10では、所定の手段(例えば、係止部3など)に電源のオンオフ機能も持たせることで、警報器10本体の構成を簡略化するとともに、製造コストを低減化することができるようにしている点にも特徴がある。
さらに、本実施例に係る警報器10では、上記の基本構成でも述べたように、電源がオン状態になった場合に、電源がオン状態になった旨を警報ランプ7やスピーカ8を介して報知することで、警報器10本体が監視可能な状態になって(第1の状態から第2の状態になる所定の動作が確実に行われて)電源もオン状態になった旨を利用者に対して確実に把握させることができるようにしている点にも特徴がある。
実施例1では、係止部3に電源のオンオフ機能を持たせる場合について説明する。図4−1および図4−2は、実施例1に係る警報器10の構成を説明するための図であり、より詳細には、図4−1は出荷状態における係止部3周辺の構成を示し、図4−2は監視可能状態における係止部3周辺の構成を示す。
この実施例1に係る警報器10は、図1〜図3を用いて上記で説明した基本構成を備えるものである。そして、かかる基本構成を備えた上で、係止部3に電源のオンオフ機能を持たせている点に主たる特徴がある。
これを具体的に説明すると、図4−1に示すように、警報器10の出荷状態において、係止部3は、表カバー1のロック部1aおよび係止部3のロック部3aの作用によって警報器10の筐体内に一部が収容された状態にある。そして、このような収容状態では、係止部3の係止機能(筐体を所定の対象に係止するための機能)は発揮されず、さらに、係止部3が備える磁石3bの作用によって、警報器10の筐体内部に設けられたリードスイッチ(電源スイッチ)17はオフ状態に維持される。
一方、このような収容状態から利用者(設置者)が係止部3を引っ張り出すと、図4−2に示すように、警報器10の係止部3は、警報器10の筐体外の所定位置まで突出した状態になり、警報器10は監視可能状態になる。つまり、このような突出状態になることで、係止部3の係止機能も発揮可能な状態になり、さらに、係止部3が備える磁石3bの作用によってリードスイッチ(電源スイッチ)17もオン状態になる。
また、表カバー1のロック部1aおよび係止部3のロック部3aの作用(ラチェット機構)によって、係止部3は突出状態を維持するように保持される。さらに、リードスイッチ17は、電源が一旦オン状態になった後において、係止部3の状態とは無関係に(係止部3が収容状態になっても)電源のオン状態を維持する。なお、ロック部1aおよびロック部3aは特許請求の範囲に記載の「保持手段」に対応する。
このような係止部3の動作を通じて警報器10の電源はオン状態になり、その結果、警報器10は、設置場所で発生した火災を煙検出部6で検出し、この火災検出に応じて警報ランプ7を点灯させるとともに、スピーカ8から警報メッセージを出力する。また、警報器10は、電源がオン状態になった場合に、電源がオン状態になった旨を警報ランプ7やスピーカ8を介して報知する。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1に係る警報器10によれば、係止部3が係止機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり(警報器10本体の設置が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
また、実施例1に係る警報器10によれば、警報器10本体が監視可能な状態になって(係止部3が収容状態から突出状態になる引っ張り動作が確実に行われて)電源もオン状態になった旨を利用者に対して確実に把握させることが可能になる。
また、実施例1に係る警報器10によれば、ラチェット機構によって係止部3が突出状態から収容状態に戻ることを防止することで、警報器10本体の監視状態を確実に維持することが可能になる。
また、実施例1に係る警報器10によれば、リードスイッチ17によって電源のオン状態を維持することで、監視開始後に誤って電源がオフ状態になって無監視状態で放置される事態を回避することが可能になる。
[実施例1の変形例]
ところで、上記の実施例1では、一部が筐体外に突出している係止部3を単に引っ張り出す場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定の治具を用いなければ係止部3を引っ張り出すことができないようにしてもよい。
すなわち、図5−1に示すように、警報器10の出荷状態において、係止部3は、表カバー1のロック部1aおよび係止部3のロック部3aの作用によって警報器10の筐体内に全部分が収容された状態にある。つまり、このような収容状態では、係止部3を素手で引っ張り出すことなどはできない状態になっている。
そして、このような収容状態から利用者(設置者)が治具20を、図5−2に示すように、係止部3に嵌合し、この治具20を介して係止部3を引っ張り出すことで、図4−2に示すように、警報器10の係止部3は、警報器10の筐体外の所定位置まで突出した状態になり、警報器10は監視可能状態になる。
このように、この変形例によれば、所定の治具20を用いることを条件に警報器10本体が監視可能な状態になり、さらに電源(電池16)がオン状態になるので、何らかの原因で誤って監視可能状態になる事態を回避し、監視可能状態までの電源消費を確実に防止することが可能になる。
さらに、この変形例によれば、所定の治具20を有しない一般の利用者が誤って監視を開始させる行為を禁止するともに、所定の治具20を有する専門の利用者(設置者)にのみ監視開始の権限を付与することも可能になる。
実施例2では、煙検出部6、すなわち表カバー1の上部において皿状に突出したチャンバー収容部に電源のオンオフ機能を持たせる場合について説明する。図6−1および図6−2は、実施例2に係る警報器10の構成を説明するための図であり、より詳細には、図6−1は出荷状態における煙検出部6周辺の構成を示し、図6−2は監視可能状態における煙検出部6周辺の構成を示す。
この実施例2に係る警報器10も、上記の実施例1と同様、図1〜図3を用いて上記で説明した基本構成を備えるものである。そして、かかる基本構成を備えた上で、煙検出部(チャンバー収容部)6に電源のオンオフ機能を持たせている点に主たる特徴がある。
これを具体的に説明すると、図6−1に示すように、警報器10の出荷状態において、煙検出部6は、表カバー1のロック部1bと煙検出部6のロック部11aとが対応しない位置で、筐体の表カバー1上に嵌合された状態にある。また、煙検出部6は表カバー1に少しねじ込まれた状態にあり、煙を流入させる孔の開口が通常時(監視可能状態)よりも制限されている。さらに、煙検出部6の内部にはブロック30が設けられ、煙の流入が制限されている。そして、このような不対応状態では、煙検出部6の検出機能(煙の流入をスムーズにして火災を検出する機能)は発揮されず、さらに、煙検出部6が備える磁石11bの作用によって、警報器10の筐体内部に設けられたリードスイッチ(電源スイッチ)17はオフ状態に維持される。
一方、このような不対応状態から利用者(設置者)が煙検出部6を筐体上で所定位置(表カバー1のロック部1bと煙検出部6のロック部6aとが対応する位置)まで回転させると、図6−2に示すように、煙検出部6のロック部6aは表カバー1のロック部1bと噛合し、警報器10は監視可能状態になる。また、ねじ込まれた表カバー1が定位に戻され、さらに、ブロック30によるブロックが解除され、煙を流入させる孔の開口率が100%になって通常の監視が可能な状態になる。つまり、このような対応状態になることで、煙検出部6の検出機能も発揮可能な状態になり、さらに、煙検出部6が備える磁石6bの作用によってリードスイッチ(電源スイッチ)17もオン状態になる。
また、表カバー1のロック部1bおよび煙検出部6のロック部6aの作用(ラチェット機構)によって、煙検出部6は対応状態を維持するように保持される。さらに、リードスイッチ17は、電源が一旦オン状態になった後において、煙検出部6の状態とは無関係に(煙検出部6がさらに回転しても)電源のオン状態を維持する。なお、ロック部1bおよびロック部6aは特許請求の範囲に記載の「保持手段」に対応する。
このような煙検出部6の動作を通じて警報器10の電源はオン状態になり、その結果、警報器10は、設置場所で発生した火災を煙検出部6で検出し、この火災検出に応じて警報ランプ7を点灯させるとともに、スピーカ8から警報メッセージを出力する。また、警報器10は、電源がオン状態になった場合に、電源がオン状態になった旨を警報ランプ7やスピーカ8を介して報知する。
[実施例2の効果等]
上記してきたように、実施例2に係る警報器10によれば、煙検出部6が検出機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり(警報器10による異常検出が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
なお、上記の実施例2では、煙検出部6を単に回転させる場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記した実施例1の変形例と同様、所定の治具20を用いなければ煙検出部6を回転させることができないようにしてもよい。
また、煙検出部6を表カバー1に埋め込み、これを引っ張り出すようにしてもよく、さらに、煙検出部6をねじ込むことで表カバー1に埋め込み、監視前は煙流入口を閉じるように構成してもよい。このように構成することで、設置前は埃の侵入を防止することができ、設置時には煙検出部6を定位に戻すことで監視可能になり、施工性を高めることができる。
実施例3では、点検ヒモ9に電源のオンオフ機能を持たせる場合について説明する。図7−1および図7−2は、実施例3に係る警報器10の構成を説明するための図であり、より詳細には、図7−1は出荷状態における点検ヒモ9周辺の構成を示し、図7−2は監視可能状態における点検ヒモ9周辺の構成を示す。
この実施例3に係る警報器10も、上記の実施例1と同様、図1〜図3を用いて上記で説明した基本構成を備えるものである。そして、かかる基本構成を備えた上で、点検ヒモ9に電源のオンオフ機能を持たせている点に主たる特徴がある。
これを具体的に説明すると、図7−1に示すように、警報器10の出荷状態において、点検ヒモ9(ヒモおよびリング)は、バネ9cの作用によって警報器10の筐体内に一部が収容された状態にある。そして、このような収容状態では、点検ヒモ9の受付機能(点検スイッチ15の押下を受け付ける機能)は発揮されず、さらに、バネ9cが備える磁石9bの作用によって、警報器10の筐体内部に設けられたリードスイッチ(電源スイッチ)17はオフ状態に維持される。
一方、このような収容状態から利用者(設置者)が点検ヒモ9を引っ張り出すと、図7−2に示すように、バネ9cのロック部9aと筐体内部(裏カバー2)のロック部2aとが噛合し、点検ヒモ9は警報器10の筐体外の所定位置まで突出した状態になり、警報器10は監視可能状態になる。つまり、このような突出状態になることで、点検ヒモ9の受付機能も発揮可能な状態になり、さらに、バネ9cが備える磁石9bの作用によってリードスイッチ(電源スイッチ)17もオン状態になる。
また、バネ9cのロック部9aおよび筐体内部(裏カバー2)のロック部2aの作用(ラチェット機構)によって、点検ヒモ9は突出状態を維持するように保持される。さらに、リードスイッチ17は、電源が一旦オン状態になった後において、点検ヒモ9の状態とは無関係に(点検ヒモ9が収容状態になっても)電源のオン状態を維持する。なお、ロック部2aおよびロック部9aは特許請求の範囲に記載の「保持手段」に対応する。
このような点検ヒモ9の動作を通じて警報器10の電源はオン状態になり、その結果、警報器10は、設置場所で発生した火災を煙検出部6で検出し、この火災検出に応じて警報ランプ7を点灯させるとともに、スピーカ8から警報メッセージを出力する。また、警報器10は、電源がオン状態になった場合に、電源がオン状態になった旨を警報ランプ7やスピーカ8を介して報知する。
[実施例3の効果等]
上記してきたように、実施例3に係る警報器10によれば、点検ヒモ9が受付機能を発揮する状態になって初めて警報器10本体が監視可能な状態になり(警報器10による点検受付が可能な状態になり)、これに合わせて自動的に電源をオン状態にするので、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することが可能になる。
なお、上記の実施例3では、点検ヒモ9を単に引っ張り出す場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記した実施例1の変形例と同様、所定の治具20を用いなければ点検ヒモ9を引っ張り出すことができないようにしてもよい。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)動作部分、(2)電源オンオフ、(3)他の警報器、(4)システム構成等にそれぞれ区分けして実施例4を説明する。
(1)動作部分
上記した実施例では、係止部3や煙検出部6、点検ヒモ9に電源のオンオフ機能を持たせる場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、警報ランプ7や表カバー8など、警報器10の他の構成部分に対して同様に電源のオンオフ機能を持たせるようにしてもよい。すなわち、所定の動作を受けて第1の状態から第2の状態になり、当該第2の状態になることで本来の機能を発揮するように警報器10本体を構成する場合であれば、本発明を同様に適用することができる。
また、上記した実施例では、既に警報器10の本体に取り付けられている係止部3や煙検出部6、点検ヒモ9に対して所定の動作を加える場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、警報器10本体から分離されている係止部3や煙検出部6、点検ヒモ9を警報器10に取り付ける(嵌め込む)ことで自動的に電源をオン状態にするようにしてもよい。
また、上記した実施例では、係止部3、煙検出部6または点検ヒモ9のいずれかに対して所定の動作を加える場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、係止部3および煙検出部6の両方に動作を加えるなど、複数の構成部分に対して動作を受けることを条件に電源をオン状態にするようにしてもよい。
(2)電源オンオフ
上記した実施例では、信頼性を担保するためにリードスイッチ17を採用する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の機械式のスイッチなどを採用して電源のオンオフを制御するようにしてもよい。
また、上記した実施例では、電源のオン状態を維持する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電源が一旦オン状態になった後において、例えば、係止部3が収容状態になった場合には電源をオフ状態にし、係止部3が突出状態になった場合には電源をオン状態にするなど、監視開始後においても電源のオンオフ状態を自由に切り替えることができるようにしてもよい。
特に、所定の手段が第1の状態になって(例えば、係止部3が収容状態になって)初めて警報器10本体を収納箱に収納できるように構成した場合には、警報器10本体の収納に合わせて自動的に電源がオフ状態になるので、収納中の電源消費を確実に防止することも可能になる点で有効である。
また、上記した実施例では、電源(電池16)がオン状態になった旨を報知する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電源がオフ状態になる直前に、これから電源がオフ状態になる旨を警報ランプ7やスピーカ8を介して報知するようにしてもよい。
(3)他の警報器
上記した実施例では、火災によって生じる煙から火災を検出する警報器10に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、火災によって生じる熱やCOから火災発生の有無を検出するなど、煙以外のファクタを代わりに(若しくは一緒に)用いて火災を検出する警報器10にも同様に適用することができる。
また、上記した実施例では、壁掛け用の火災警報器に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、壁掛け用以外の天井設置型の警報器にも同様に適用することができ、さらには、火災とガス漏れ(炭化水素ガス)を検出する警報器や、ガス漏れのみを検出する警報器などにも同様に適用することができる。
さらに、火災やガス漏れという異常を検出する警報器に本発明を適用する場合に限定されるものではなく、電源のオン状態で監視領域の異常(例えば、侵入など)を検出して警報を発する警報器であれば、本発明を同様に適用することができる。
(4)システム構成等
上記した実施例では、警報器10による各処理(例えば、検出処理や警報処理、電源制御処理など)を各種の回路によって実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各処理機能を、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現し、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現する場合にも、同様に適用することができる。
また、図3に示した警報器10の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記の実施例で説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(特に、音声メッセージの内容など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
なお、上記の実施例で説明した各種の処理方法(例えば、検出処理や警報処理、電源制御処理など)は、あらかじめ用意されたプログラムを警報器としてのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、警報器としてのコンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る警報器は、火災警報器やガス漏れ警報器、火災ガス漏れ警報器など、電源のオン状態で監視領域の異常を検出して警報を発する警報器に有用であり、特に、監視可能状態までの電源消費を防止するとともに、監視可能状態で確実に監視を開始することに適する。
本実施例に係る警報器の正面の概略構成を示す外観図である。 本実施例に係る警報器の側面の概略構成を示す外観図である。 本実施例に係る警報器の内部構成を示すブロック図である。 実施例1に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例1に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例1の変形例に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例1の変形例に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例2に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例2に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例3に係る警報器の構成を説明するための図である。 実施例3に係る警報器の構成を説明するための図である。
符号の説明
1 表カバー
2 裏カバー
3 係止部
4 取付穴
5 ビス
6 煙検出部
7 警報ランプ
8 スピーカ
9 点検ヒモ
10 警報器
11 検出制御回路
12 ランプ制御回路
13 音声制御回路
14 スイッチ制御回路
15 点検スイッチ
16 電池
17 電源スイッチ(リードスイッチ)
18 電源監視回路
20 治具

Claims (9)

  1. 電源のオン状態で監視領域の異常を検出して警報を発する警報器であって、
    所定の動作を受けて第1の状態から第2の状態になり、当該第2の状態になることで本来の機能を発揮する所定の手段と、
    前記所定の手段が前記第2の状態にない場合には前記電源のオフ状態を維持し、前記所定の手段が前記第2の状態になった場合には前記電源をオン状態にする電源制御手段と、
    を備えたことを特徴とする警報器。
  2. 前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体内に収容された状態から引っ張り動作を受けて前記筐体外の所定位置まで突出した状態になり、当該筐体外の所定位置まで突出した状態になることで前記筐体を所定の対象に係止するための係止機能を発揮する係止手段であって、
    前記電源制御手段は、前記係止手段が前記筐体外の所定位置まで突出した状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記係止手段が前記筐体外の所定位置まで突出した状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  3. 前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体上に嵌合された状態から回転動作を受けて前記筐体上を所定位置まで回転した状態になり、当該筐体上を所定位置まで回転した状態になることで前記異常を検出するための検出機能を発揮する検出手段であって、
    前記電源制御手段は、前記検出手段が前記筐体上を所定位置まで回転した状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記検出手段が前記筐体上を所定位置まで回転した状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  4. 前記所定の手段は、当該警報器を形成する筐体外に引き出された状態から引っ張り動作を受けて前記筐体外の所定位置まで引き出された状態になり、当該筐体外の所定位置まで引き出された状態になることで前記警報の点検を受け付けるための受付機能を発揮する受付手段であって、
    前記電源制御手段は、前記受付手段が前記筐体外の所定位置まで引き出された状態にない場合には、前記電源のオフ状態を維持し、前記受付手段が前記筐体外の所定位置まで引き出された状態になった場合には、前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  5. 前記所定の手段は、所定の治具を介して所定の動作を受けることで前記第1の状態から前記第2の状態になることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の警報器。
  6. 前記電源制御手段によって前記電源がオン状態になった場合に、当該電源がオン状態になった旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の警報器。
  7. 前記所定の手段が前記第1の状態から前記第2の状態になった場合に、当該第2の状態を維持するように当該所定の手段を保持する保持手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の警報器。
  8. 前記電源制御手段は、前記電源が一旦オン状態になった後において、前記所定の手段の状態とは無関係に前記電源のオン状態を維持することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の警報器。
  9. 前記電源制御手段は、前記電源が一旦オン状態になった後において、前記所定の手段が前記第1の状態になった場合には前記電源をオフ状態にし、前記所定の手段が前記第2の状態になった場合には前記電源をオン状態にすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の警報器。
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