JP4654971B2 - 積層型半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積層型半導体装置に関し、特に、BGA型半導体装置を2段以上に積み重ねてプリント配線板に実装した、温度サイクル性の向上に有効な積層型半導体装置に関する。
一般に、電子機器ではプリント配線板上に複数の半導体が実装されて機能しており、複数の半導体がプリント配線板上の片面或いは両面に実装されている。ほとんどの電子機器では、これらの半導体は平面的に並んで実装されているが、最近の一部の電子機器では、1つの半導体装置の中に複数の半導体チップを積み重ねた半導体装置や、複数の半導体装置(半導体パッケージ)を積層した積層型半導体装置を適用することによって、電子機器の高密度化が図られている。
複数の半導体パッケージを積層する方法による積層型半導体装置は、個々の半導体装置を組み立てた後に半導体の性能の良否を従来の選別方式と同様にして区別することが可能な利点があって、この特徴が生かされる電子機器に採用されてきており、そのほとんどがBGA型の半導体装置を積み重ねる方式である(例えば、特許文献1,2を参照)。
BGA型の半導体装置では、一般に、特許文献1,2に示されるように、積層型半導体装置の全高を小さくするために、個々の半導体装置を極力薄くし、半田ボールを半導体チップよりも外側に配置して積み重ねる方法をとる。
特開2002−76265号公報 特開2005−217069号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載されているような積層型半導体装置、すなわち、絶縁基板に導体パターンを形成した配線基板の上に、半導体チップの回路面を配線基板側に面するように実装したBGA構造の半導体装置では、半導体チップと絶縁基板の熱膨張係数の相違によって半導体装置の組立過程で反りが発生する。この反りは、半田ボールで接合可能な程度まで半導体チップを薄くした積層型半導体装置では、積層を行わない一般的なBGA型半導体装置に比べて顕著である。
反りが大きな場合でも、半導体装置をプリント配線板上に実装すると、プリント配線板の剛直さによって反りが矯正されるが、積み重ねて実装すると、プリント配線板に遠い側ほど半導体装置の反り矯正効果はわずかである。
積層型半導体装置において、積層部分の半田ボールには、上記の点から大きな応力が生ずることとなり、同装置を搭載した電子機器について温度サイクル試験を行なってみると、応力の大きい箇所で破壊しやすくなっていることが分かる。特に、積層型半導体装置の場合、積層箇所の半田接合部では、半導体チップと配線基板の熱膨張係数の違いによる要因と、反りバランスの差異による要因とが重畳され、積層を行わない半導体装置よりも応力は大きなものとなるという問題がある。積層型半導体装置内部における積層部分の電気的導通不良は、プリント配線板上に実装された他の半導体装置に比較して、比較的早い段階で発生するため、電子機器の信頼性寿命を縮める結果となる。
特許文献2は、絶縁基板の片面に銅箔からなる配線パターンを形成した配線基板において、その配線パターンを覆うように半田レジスト膜を設け、絶縁基板の開口部から露出する配線パターンにより配線基板の上面に端子を形成し、半田レジスト膜の開口部から露出する配線パターンにより配線基板の下面に端子を形成し、絶縁基板の開口部と半田レジスト膜の開口部とを同じ大きさにして配線基板の上面側の端子と下面側の端子とを同じ大きさにした積層型半導体装置における問題点、すなわち、配線基板の両面で露出する銅箔の同じ位置に応力が集中しやすくなり、クラックが発生するなどして端子や配線パターンに断線などが生じる可能性に起因する半導体装置の製造歩留り低下という問題点を解決するために、上面側の端子と下面側の端子との大きさを異ならせることとしたものであるが、上述した「半導体チップと配線基板の熱膨張係数の違いによる要因および反りバランスの差異による要因に基づく積層部分の電気的導通不良」という問題には言及しておらず、その対象も相違している(例えば、「絶縁基板の両面に配線パターンを形成した配線基板を使用した場合」には、特許文献2に記載の問題点は生じない)。
従って、本発明の目的は、積層部分の電気的導通不良を生じにくくして、電子機器の信頼性寿命の短縮化を防止できる、BGA構造の半導体パッケージを積層した積層型半導体装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、絶縁基板の片面又は両面に導体パターンが形成された配線基板と、前記配線基板上に設けられた半導体チップとを備えた半導体パッケージを、半田ボールにより接着して2段以上に積み重ねたBGA構造の積層型半導体装置であって、前記半田ボールは、前記配線基板の前記半導体チップの搭載面との第1の接着面積が、前記半導体チップの非搭載面との第2の接着面積よりも小さく、前記導体パターンは、前記絶縁基板の前記半導体チップの搭載面に形成されており、当該導体パターンの表面には電気絶縁物がコートされ、かつ前記半田ボールの接合部には前記電気絶縁物に第1の開口および前記絶縁基板に前記第1の開口よりも大きな第2の開口が設けられ、前記第2の開口には前記導体パターン上に前記第2の開口の深さを前記絶縁基板の厚みよりも浅くする厚みを有している銅からなる導電体が、その表面積が前記第2の開口面積よりも広くなるように形成されていることを特徴とする積層型半導体装置を提供する。
本発明によれば、積層部分の電気的導通不良を生じにくくして、電子機器の信頼性寿命の短縮化を防止できる、BGA構造の半導体パッケージを積層した積層型半導体装置を得ることができる。
〔本発明の第1の参考形態
(積層型半導体装置の構成)
図1は、本発明の第1の参考形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
積層型半導体装置10は、絶縁基板の片面又は両面に導体パターン(図示せず)を形成した配線基板1の上に、半導体チップ2の回路面2aが配線基板1側に面するように半導体チップ2が実装され、配線基板1と半導体チップ2とが接着剤3によって接着して個々に作製された半導体パッケージを、半田ボール5により接着して積み重ねたBGA(ボールグリッドアレイ)構造の積層型半導体装置である。ここでは、プリント配線板6上に半導体パッケージを2段積み重ねた例を示す。
層間接続端子として用いられる半田ボール5は、半導体チップ2よりも外側に配置されている。
配線基板1には、ソルダーレジスト、フォトソルダーレジスト等の電気絶縁物で覆われていない導体パターンの露出部分、或いは絶縁基板に開口を設けることによる導体パターンの露出部分に、半田ボール5が接着するためのランド1a,1bが形成されている。
参考形態においては、半田ボール5と、配線基板1の半導体チップ2の搭載面(における第1のランド1a)との接着面積が、半導体チップ2の非搭載面(における第2のランド1b)との接着面積よりも小さいことを特徴とする。
半導体チップ2の非搭載面(における第2のランド1b)との接着面積は、半導体チップ2の搭載面(における第1のランド1a)との接着面積の1.1倍以上であることが望ましく、1.2倍以上3倍以下であることがより望ましい。
絶縁基板には、フレキシブル基板を用いる。基板の材料としては、例えば、ヤング率5〜10GPaのポリイミドフィルム等とし、絶縁基板の厚みは100μm以下とする。また、配線パターンには、一般に、10〜20μmの厚みの銅が用いられる。また、接着剤3としては、一般に使用されるエラストマー等を用いることができる。
(積層型半導体装置の製造方法)
図2は、本発明の参考形態に係る積層型半導体装置の完成までの製造フローである。
個々の半導体装置(半導体パッケージ)は、絶縁基板上に配線パターンが形成された配線基板1と半導体チップ2とを接着剤3によって接着し、配線パターンと半導体チップ2の回路部との電気的な接合を行った上で、半田ボール5を搭載、リフローして組み立てられる(図2における左側のフロー)。
配線パターンと半導体チップ2とをワイヤボンディング等でボンディングを施す場合には、その箇所をレジンで封入する場合もある(図2における右側のフロー)。
組み立てられた個々の半導体装置(半導体パッケージ)は、その性能をテストされ、良品選別が行われた後に、積み重ねられる。
プリント配線板6への搭載の方法としては、積み重ねが完了し、半田接合の完了した積層型半導体装置を搭載する場合のほか、プリント配線板の上に搭載しながら積み重ねを行い、基板への半田接合と同時に積み重ねした半田ボールの接合も同時に行う方法もある。
〔本発明の第2の参考形態
(積層型半導体装置の構成)
図3は、本発明の第2の参考形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
積層型半導体装置20は、第1の参考形態に係る積層型半導体装置10と同様のBGA構造の積層型半導体装置であるが、本実施の形態においては、絶縁基板111の両面に配線パターンが形成されている(半導体チップ2非搭載面に配線パターン121、半導体チップ2搭載面に配線パターン122)。これらの配線パターン121,122の表面には、チップ非接着側ソルダーレジスト131、チップ接着側ソルダーレジスト132がコートされ、半田ボール5が接合する部位のソルダーレジストに開口が形成されてチップ非接着側ランド131a及びチップ接着側ランド132aが設けられている。
参考形態においては、チップ非接着側ランド131aがチップ接着側ランド132aよりも露出面積が広く形成されているおり、半田ボール5と、配線基板1の半導体チップ2の搭載面(におけるチップ接着側ランド132a)との接着面積が、半導体チップ2の非搭載面(におけるチップ非接着側ランド131a)との接着面積よりも小さいことを特徴とする。
半導体チップ2の非搭載面(におけるチップ非接着側ランド131a)との接着面積は、半導体チップ2の搭載面(におけるチップ接着側ランド132a)との接着面積の1.1倍以上であることが望ましく、1.2倍以上3倍以下であることがより望ましい。
絶縁基板111および配線パターン121,122の材料・厚み、接着剤3の材料については、上記第1の参考形態に係る半導体装置と同じであるので説明を省略する。
(積層型半導体装置の製造方法)
配線パターン121,122の表面にチップ非接着側ソルダーレジスト131及びチップ接着側ソルダーレジスト132をコートし、半田ボール接合部のソルダーレジストに開口を形成してチップ非接着側ランド131a及びチップ接着側ランド132aを設ける工程を有するほかは、第1の参考形態と同様の方法により製造できる。
〔本発明の第3の参考形態
(積層型半導体装置の構成)
図4は、本発明の第3の参考形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
積層型半導体装置30は、第2の参考形態に係る積層型半導体装置20と同様のBGA構造の積層型半導体装置であるが、本実施の形態においては、チップ非接着側ランド131aが、配線パターン121の側面(厚み部分)を含み、当該側面(厚み部分)にも半田ボール5が接着されうる構成となっている点で相違する。チップ非接着側ソルダーレジスト131に形成する開口を大きくすることにより、当該構成とすることができる。これにより、チップ非接着側ランド131aにおける半田ボール5との接着面積を大きくすることができる。
〔本発明の第1の実施の形態
(積層型半導体装置の構成)
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
積層型半導体装置40は、第1の参考形態に係る積層型半導体装置10と同様のBGA構造の積層型半導体装置であるが、本実施の形態においては、絶縁基板11の片面である半導体チップ2搭載面に配線パターン123が形成されている。配線パターン123の表面には、ソルダーレジスト13がコートされ、半田ボール5が接合する部位のソルダーレジスト13に開口が形成されてソルダーレジストランド130が設けられている。また、絶縁基板11に上記開口と同じ大きさの開口が形成されて絶縁基板ランド110が設けられている。
絶縁基板11に形成した開口には、配線パターン123上に当該開口の深さを絶縁基板11の厚みよりも浅くする厚みを有している導電体が形成されており、絶縁基板ランド110の面積が当該開口面積よりも広くなるように形成されている(図5では、開口の端部で凹んだ形状となっている)。
配線パターン123の材料としては、一般に銅が適用されるが、上記導電体の材料としても、配線パターン123と同種の金属を用いることが望ましい。導電体を設ける方法としては、電気めっき等が適当であり、この方法によれば、選択的に絶縁基板11の開口(絶縁基板ランド110)の内側を配線パターンと同種の金属で厚くし、ランドの面積を広くすることができる。これにより、半田ボール5との接着面積を同径の開口に設けられたソルダーレジストランド130における接着面積よりも大きくすることができる。
(積層型半導体装置の製造方法)
絶縁基板11の片面(プリント配線板6から遠い側の面)に形成した配線パターン12の表面にソルダーレジスト13をコートし、半田ボール搭載部において絶縁基板11を開口し、その開口部分に絶縁基板ランド110を形成させ、その絶縁基板11の開口部分の配線パターン12上のソルダーレジスト13に開口を形成してソルダーレジストランド130を設ける工程を有するほかは、第1の参考形態と同様の方法により製造できる。
〔本発明の第2の実施の形態
(積層型半導体装置の構成)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
積層型半導体装置50は、第1の実施の形態に係る積層型半導体装置40と同様のBGA構造の積層型半導体装置であるが、本実施の形態においては、絶縁基板11にソルダーレジスト13に形成した開口よりも大きな開口が形成されて絶縁基板ランド110が設けられている点で相違する。これにより、絶縁基板ランド110における半田ボール5との接着面積を第1の実施の形態に比べてより大きくすることができる。
〔本発明の第3の実施の形態
(積層型半導体装置の構成)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る積層半導体装置をモデルとした反りの発生状況のシミュレーション解析例である。図7では、プリント配線板6上に半導体パッケージを4段積み重ねた例を示す。
本実施の形態に係る積層半導体装置60では、半導体チップ2と、配線基板1を構成する絶縁基板および配線パターンとの熱膨張率の違いから、図7に示すように反りが発生する。
そこで、以下の条件および解析方法により、各半田ボールの上下における半田接合部の塑性歪範囲(%)をシミュレーションにより求めた。求めた半田接合部の塑性歪範囲(%)を表1に示す。
<共通条件>
・Dieサイズ:9.2×19×0.17(mm)
・パッケージ(PKG)サイズ:13.2×20.5(mm)
・半田ボール:直径0.5mm、0.8mmピッチ配置
・積層部のボール高さ:0.34mm
1メタル・・・PI下面〜PSR表層
2メタル・・・PSR表層間
・ボンディング ウィンドウ:
センター部 0.8mmW
コーナ部 1.4×0.6(mm)
サイド部 0.8×0.6(mm)
<解析方法>
・解析ソフト:(機研)開発並列版FEMコード PIFEX/Solver Ver.5.8
・解析モデル:3次元モデル。形状の対称性から1パッケージ(PKG)の1/4形状をモデル化。
・半田バンプは最も厳しいと考えられるPKG端部内側の半田ボールを詳細にモデル化し、その他の半田バンプは直方体でモデル化。ただし、最下段PKGのバンプがチップ下に配置される構造(→後述する図8)では、チップ下に配置される半田バンプのうち、チップ端部に近いバンプを詳細にモデル化。
・PKGは、厚さ1.27mmの実装基板に両面実装された条件。
・材料モデル:半田は温度依存弾塑性体、その他の部材は弾性体でモデル化。
・温度条件:−25/125℃の温度サイクル模擬(125℃基準)。
Figure 0004654971
表1に示すように、半田接合部のうち、プリント配線板に遠い側(半田ボールの上側)の半田歪範囲は、プリント配線板に近い側(半田ボールの下側)の数倍になる。本実施の形態においては、半導体パッケージを4段に積み重ねた構造の解析例であるが、積み重ね段数が2段以上の場合にはこの傾向があてはまる。
歪が大きいほど、温度サイクルにより、接合部に疲労破壊が進行し、最終的には電気的な導通を阻害することになるため、接合面積を増やすことが寿命の向上に寄与するといえる。
一方で、積層型半導体装置では、積層部の半田ボールの高さの確保も必要であり、むやみに面積を増加させると、半田ボールの高さが低くなり、積層させることが不可能になるため、適度な面積に設計することが重要である。
ここでは、剛直なプリント配線板6に実装する半田ボール51以外の半田ボールで最も塑性歪範囲の値が大きくなっている2段目の半田ボール52を基準として、ここの接合部が壊れないように接着面積の設計を行なうことが望ましい。
以上の点を考慮すると、半導体チップ2の非搭載面(におけるランド)との接着面積は、前述したように、半導体チップ2の搭載面(におけるランド)との接着面積の1.1倍以上であることが適当であり、1.2倍以上3倍以下とすることがより適当である。
〔本発明の第4の実施の形態
(積層型半導体装置の構成)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
積層型半導体装置70は、図1(第1の参考形態)に対して、1段目の層間接続端子として用いられる半田ボール5が半導体チップ2の内側(半導体チップ2の下部)に配置されていることを特徴とする。そのほかは、上記第1の参考形態に係る積層型半導体装置10と同じであるので説明を省略する。
〔本発明のそのほかの実施の形態〕
本発明の実施の形態としては、上記の第1〜の実施の形態のほか、種々の形態があり、例えば、以下の形態が挙げられる。
(1)半導体チップ2の回路面2aが配線基板1側に面するように実装する場合(フェイスダウン)について主として説明したが、回路面2aが上側となる場合(フェイスアップ)についても本願発明を適用できる。
(2)半導体チップ2の配線基板への搭載面が、プリント配線板6から遠い側の面(図において上面)である場合について説明したが、プリント配線板6に近い側の面(図において下面)である場合についても本願発明を適用できる。
〔本発明の実施の形態の効果〕
本発明の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)積層型半導体装置(特に、絶縁基板に導体パターンを形成した配線基板の上に、半導体チップの回路面を配線基板側に面するように実装したBGA構造で、その半田ボールは半導体チップよりも外側に配置されており、個々に作成された半導体パッケージを2段以上に積み重ねた積層型半導体装置)では、積層部分の半田接合部の歪の点において、プリント配線板に近い側の接合部と遠い側の接合部とでは大きさが異なるため、この歪の比率に応じた半田接合面積とすることで、温度サイクルにおける積層型半導体装置の寿命を長くすることができる。
(2)上記積層型半導体装置において、絶縁基板にフレキシブル基板を適用することにより、半導体チップの外周から半田ボール接合部分との間で、応力を緩和し、半田歪そのものを小さくする効果がある。
(3)上記第第2の実施の形態(図5,図6)によれば、絶縁基板の開口内部に銅からなる導電体(めっき等)を設けることで接着面積を大きくすることができ(例えば約3%アップ)、配線パターンにクラックを生じにくく(クラック発生を遅らせる)することができるとともに、配線の厚みを上げることで、強度を上げる効果もある。
(4)本発明の実施の形態によれば、積層部分の電気的導通不良が生じにくいBGA構造の積層型半導体装置が得られるため、これを搭載する電子機器の信頼性寿命の短縮化を防止できる。
本発明の第1の参考形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る積層型半導体装置の完成までの製造フローである。 本発明の第2の参考形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。 本発明の第3の参考形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る積層型半導体装置の構造を示す説明図である。
符号の説明
1:配線基板
1a:第1のランド
1b:第2のランド
2:半導体チップ
2a:半導体チップの回路面
3:接着剤
5、51、52、53、54:半田ボール
511、521、531、541:半田接合面のうちプリント配線板側(図において下側)
512、522、532、542:半田接合面のうちプリント配線板よりも遠い側(図において上側)
6:プリント配線板
6a:プリント配線板ランド
10,20,30,40,50,60,70:積層型半導体装置
11,111:絶縁基板
110:絶縁基板ランド
12,121,122,123:配線パターン
13:ソルダーレジスト
131:チップ非接着側ソルダーレジスト
132:チップ接着側ソルダーレジスト
130:ソルダーレジストランド
131a:チップ非接着側ランド
132a:チップ接着側ランド

Claims (4)

  1. 絶縁基板の片面又は両面に導体パターンが形成された配線基板と、前記配線基板上に設けられた半導体チップとを備えた半導体パッケージを、半田ボールにより接着して2段以上に積み重ねたBGA構造の積層型半導体装置であって、
    前記半田ボールは、前記配線基板の前記半導体チップの搭載面との第1の接着面積が、前記半導体チップの非搭載面との第2の接着面積よりも小さく、
    前記導体パターンは、前記絶縁基板の前記半導体チップの搭載面に形成されており、当該導体パターンの表面には電気絶縁物がコートされ、かつ前記半田ボールの接合部には前記電気絶縁物に第1の開口および前記絶縁基板に前記第1の開口よりも大きな第2の開口が設けられ、前記第2の開口には前記導体パターン上に前記第2の開口の深さを前記絶縁基板の厚みよりも浅くする厚みを有している銅からなる導電体が、その表面積が前記第2の開口面積よりも広くなるように形成されていることを特徴とする積層型半導体装置。
  2. 前記第2の接着面積は、前記第1の接着面積の1.1倍以上であることを特徴とする請求項1記載の積層型半導体装置。
  3. 前記絶縁基板は、フレキシブル基板であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の積層型半導体装置。
  4. 前記電気絶縁物は、ソルダーレジスト又はフォトソルダーレジストであることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の積層型半導体装置。
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