JP4654927B2 - 油圧脈動吸収装置 - Google Patents

油圧脈動吸収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4654927B2
JP4654927B2 JP2006024228A JP2006024228A JP4654927B2 JP 4654927 B2 JP4654927 B2 JP 4654927B2 JP 2006024228 A JP2006024228 A JP 2006024228A JP 2006024228 A JP2006024228 A JP 2006024228A JP 4654927 B2 JP4654927 B2 JP 4654927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil chamber
hydraulic
piston
oil
pulsation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006024228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007205445A (ja
Inventor
恭明 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2006024228A priority Critical patent/JP4654927B2/ja
Publication of JP2007205445A publication Critical patent/JP2007205445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4654927B2 publication Critical patent/JP4654927B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、油圧脈動吸収装置に関し、特に、油圧作動式クラッチを備えた車両に好適な油圧脈動吸収装置に関する。
従来より、油を媒体としてクラッチ操作量に応じてレリーズベアリングを動作させることによりクラッチの入切を行う油圧作動式クラッチが知られている。この油圧作動式クラッチでは、クラッチ操作力の損失が少ないという利点があるが、特に半クラッチの状態において、ダイヤフラムスプリングとレリーズベアリングとの接触部位から発生する振動が油圧経路を伝搬し、クラッチペダルに不快な振動となって表れることが知られている。
そこで、例えば、特開平11−230198号公報には、クラッチペダルとクラッチとを接続する油圧配管上に設ける脈動伝達防止装置が紹介されている。同公報の脈動伝達防止装置は、クラッチペダル側の油圧が導入される第1油室と、クラッチ側の油圧が導入される第2油室と、前記第1油室と前記第2油室との中間に設けられ、クラッチペダル側油圧経路とクラッチ側油圧経路とを互いに連通させる開口部とを有するシリンダ、前記第1油室及び前記第2油室にそれぞれ設けられた弾性体、及び、前記弾性体により互いに逆方向に付勢された状態で前記シリンダ内に設けられ、前記第1油室の油圧と前記第2油室の油圧との差圧が所定値に達しないとき前記開口部を閉塞し、かつ、前記差圧が所定値以上であるとき前記弾性体に抗して移動することにより前記開口部を開放するピストンを備えて構成される。
また、ドイツ特許出願公開公報DE19536088A1には、クラッチマスタシリンダとレリーズシリンダの間の管路上に設けられる液圧システムにおける振動減衰装置が開示されている。同公報の振動減衰装置は、シリンダ内にボール弁を対向して配置し、開状態では小さな流体抵抗にて流れを許容し、閉状態では油流を阻止する構成にて油圧振動を遮断できるようにした構成となっている。
特開平11−230198号公報 ドイツ特許出願公開公報DE19536088A1
上記した特許文献1の脈動伝達防止装置は、油圧脈動程度の小さな油圧変動では応動しないようばねのバネ定数を高く設定する必要がある上、各部品の寸法バラツキによりペダル側とクラッチ側のばね取付高さに差が出ると荷重バランスが崩れやすくなるため、差圧がない場合に確実に油圧経路をピストン中央部で遮断するためには中央部軸長を閉口部より相当長く設定する必要がある。加えて、微少なピストン往復動で油圧経路が連通されないようにするためには、ピストン中央部は一層長く設定される必要がある。要するに、特許文献1の脈動伝達防止装置は、製品軸長が長くなることはもちろんとして、ピストンの移動量が大きくなり、急なペダル操作の場合には応答遅れを生じ、フィーリングの悪化を招く可能性があるといえる。
更に、特許文献1の脈動伝達防止装置は油圧導入管を細く設定し油圧室に導入される脈動エネルギーを小さくするとしているが、生産都合上管路を小さく設定することには限界があり、脈動エネルギー低減効果はそれほど期待できない上、これを補うに、ピストンに摺動抵抗を与えた場合には、やはり応答遅れや初期ペダル踏力増大などを招きクラッチのコントロール性は悪化するという問題点がある。
また、特許文献2の振動減衰装置では、ボール弁を用いることにより、流路抵抗をほとんど伴わずにわずかな移動で十分な開口を得られるが、バルブの作動方向と油圧経路が同じであるため脈動吸収効果を上げるためにバルブ開放圧を高く設定するとレリーズシリンダ側には必ず残圧が発生する。この状態からクラッチペダルを踏み込む場合にはボール弁のスプリング反力に加え、この残圧に反してボール弁を開放しなければならないのでクラッチペダルの踏み始め踏力が上がることになる。反対に、バルブ開放圧を低く設定すると油圧脈動振幅が小さくてもバルブが開放してしまう可能性があり脈動低減効果が小さくなるという問題点がある。また、2つのボール弁(弁体)を必要とする構成故に、特許文献1と比較して、部品点数が多くなりコスト上不利である。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、低コストかつコンパクト化が可能で、応答性も良好な油圧脈動吸収装置を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、それぞれ径の異なる第1ランドと第2ランドを有するピストンと、前記ピストンを所定の中立位置に保持するよう対向して配置された付勢手段と、前記ピストンの第1ランド側に配設される第1油室と、前記ピストンの第2ランド側に配設される第2油室と、前記第1油室と第2油室との間の中間油室とを有し、前記第1、第2油室の差圧により前記中立位置にあるピストンの移動を許容するバルブボディと、前記ピストンが前記中立位置にある場合に前記第1油室と第2油室とを遮断し、前記ピストンが前記中立位置から所定量移動した場合に前記第1油室と第2油室とを連通するよう配設された作動油路と、前記バルブボディの前記中間油室と前記第2油室とを連通し、ピストンストロークの際に作動油を絞りつつ給排出する脈動伝達防止油路と、を備え、前記第1油室の油圧と前記第2油室の油圧との差圧が所定値に達しない範囲では、前記脈動伝達防止油路の流路抵抗にて前記ピストンの移動を抑止し、前記第1油室から伝達される油圧脈動を吸収可能としたこと、を特徴とする油圧脈動吸収装置が提供される。
本発明によれば、特許文献1のようにバネ部材のバネ定数を高く設定したり、ピストン中央部の長さを大きく設定したりする必要がない。その理由は、油圧経路が遮断された状態(中立状態)で、所定の流路抵抗を与える脈動伝達防止油路のみを連通し、脈動が入力された場合においても容易にピストンが振動できないよう構成したことにある。また、本発明によれば、特許文献2のようなボール弁を使用しないため、構造が簡素で低コストな上、反力要素を一方的な配置とせず残圧を逃がすことができるため、クラッチペダルの踏力に上ってしまうこともない。
続いて、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の断面図である。図1を参照すると、本実施形態に係る油圧脈動吸収装置は、レリーズシリンダ側配管接続部を有するアウタボディ1と、アウタボディ1に内蔵されてシリンダ部を形成するバルブボディ2と、ピストン3と、マスタシリンダ側配管接続部を有するジョイント4と、一対のばね(圧縮ばね)5及び6と、アウタボディ1及びバルブボディ2間をシールするOリング7、8によって構成されている。
シリンダ部は、大径の第1油室9と、小径の第2油室10と、第1油室9と第2油室10との中間に設けられ、ピストン3の第1ランド3aと第2ランド3bとによって仕切られる中空円筒状の第3油室(油圧脈動吸収油室;中間油室)11と、バルブボディ2の外径とアウタボディ1の内径から成る外径油路(作動油路)14と、レリーズシリンダ側配管接続部と第1油室9を連通するポート12と、マスタシリンダ側配管接続部と第2油室10を連通するポート13と、第1油室9と外径油路(作動油路)14を接続するポート15と、第2油室10と外径油路(作動油路)14を接続するポート16と、バルブボディ2の第1油室9内径に軸方向溝として設けられたポート19と、を備えている。
ピストン3は、第1油室9の内径と略同径の第1ランド3aと、第2油室10の内径と略同径の小径の第2ランド3bとを有し、シリンダ部の軸方向において、ばね5及び6に抗しつつ移動自在に設けられる。第1ランド3aは、軸方向にポート15より長く設定してあり、油圧の印加されていない状態、若しくは、第1油室9の油圧と第2油室10の油圧とが互いに拮抗している状態においては、外径油路(作動油路)14のポート15を閉塞可能となっている。第2ランド3bには、脈動伝達防止油路を構成するオリフィス3cが設けられており、所定の流路抵抗にて、第3油室(油圧脈動吸収油室)11から作動油の流れを絞りつつ給排出することが可能となっている。
ばね5は、その一端が第1ランド3aに設けられた円溝に収容され、ピストン3をマスタシリンダ側に付勢する。反対に、ばね6は、第2ランド3bに当接し、ピストン3をレリーズシリンダ側に付勢する。
続いて、上記のように構成された本実施形態に係る油圧脈動吸収装置の動作について図1から図4を参照して説明する。クラッチ操作をしていない状態においては、油圧経路に所定の高い油圧は存在せず、マスタシリンダ側油圧P1及びレリーズシリンダ側の油圧P2はほぼ相等しく(P1=P2)、ピストン3も図1のとおり中立位置にあり、ポート15を閉塞する。
図1の状態からクラッチペダルが踏み込まれると、マスタシリンダによって所定の高い油圧(作動圧)が発生する。マスタシリンダ側油圧P1が増大すると、このマスタシリンダ側油圧P1は、ポート13を介して第2油室10に導入される。
一方、レリーズシリンダ側油圧P2は、ピストン3の第1ランド3aがポート15を閉塞しているため低いままであり、P1>P2の関係となる。
従って、差圧(P1−P2)がピストン3に作用し、この差圧がピストン3を移動させるに必要な所定値以上となると、ピストン3が図1の左方へ移動し、図2の状態となる。
図2を参照すると、第1ランド3aが図の左方に移動しポート15から外れることによってポート15は開放され、ポート13、第2油室10、ポート16、外径油路(作動油路)14、ポート15、第3油室(油圧脈動吸収油室)11、ポート19が繋がった油路が構成され、マスタシリンダとレリーズシリンダが連通した状態となる。これにより、クラッチペダルの踏み込み量に応じてレリーズシリンダが作動し、クラッチが切れる。
その後、クラッチペダルの踏み込みストローク位置が一定に維持されている限り、マスタシリンダ側の油圧P1と、レリーズシリンダ側の油圧P2とは等しくなり、ピストン3に付与されていた差圧が消滅する。
従って、一対のばね5及び6の働きにより、ピストン3は次第に、図1に示す中立位置に戻され、ポート15は、ピストン3の第1ランド3aにより再び閉塞された状態となる。
次に、クラッチペダルの踏み込みが解除されると、マスタシリンダの内部圧力がゼロとなり、マスタシリンダ側油圧P1が低下する。
一方、レリーズシリンダ側油圧P2は、ピストン3の第1ランド3aがポート15を閉塞しているため高い値に維持され、P1<P2の関係となる。
これにより、第2油室10の油圧と第1油室9の油圧とに差圧(P2−P1)が生じ、ピストン3に作用する。この差圧がピストン3を移動させるに必要な所定値以上となると、ピストン3が図1の右方へ移動し、図3の状態となる。
図3を参照すると、第1ランド3aが図の右方に移動しポート15から外れることによってポート15は開放され、ポート12、第1油室9、ポート15、外径油路(作動油路)14、ポート16、第2油室10、ポート13が繋がった油路が構成され、マスタシリンダとレリーズシリンダが連通した状態となる。これにより、レリーズシリンダの油圧がマスタシリンダに戻され、クラッチが係合する。
一方、クラッチペダルの踏み込みが完全に解除されないか又は十分に踏み込まれない中途半端な状態、すなわち半クラッチの状態である場合は、そのときのクラッチペダルの戻し量又は踏み込み量に応じて、レリーズシリンダは作動した後、停止する。
レリーズシリンダ作動の停止によって、この場合もマスタシリンダ側油圧P1とレリーズシリンダ側油圧P2とは相等しくなり、第1油室9の油圧と第2油室10の油圧との差圧が消滅する。そして、クラッチペダルの踏み込みストローク位置が一定に維持されている限り、差圧は生じない。
半クラッチの状態が維持されている間、図4(図1と同等)に示したとおり、クラッチカバーのレバー不揃いやエンジン振動がレリーズシリンダを介して油圧の脈動として伝達される。
レリーズシリンダ側油圧P2の脈動は、ポート12を経て第1油室9に導入されるためピストン3は軸方向に振動しようとするが、第3油室(油圧脈動吸収油室)11内に満たされた作動油を第2油室10側に給排出する必要がある。
第3油室(油圧脈動吸収油室)11と第2油室10間の作動油の移動は、オリフィス3cを介して行われるため、流路抵抗を伴ない、結果として、ピストン3は移動(振動)せず、ポート15は第1ランド3aによって閉塞されたままとなる。このため油圧の脈動は遮断され、マスタシリンダ側には伝達されない。
以上のような油圧脈動の遮断は、例えば信号待ち等でクラッチペダルを十分に踏み込んで、その位置に維持した場合でも同様である。すなわち、ピストン3を駆動するに足る差圧は、クラッチペダルが踏み込まれるか又は戻されることよる踏み込みストローク位置の変動に伴って発生し、レリーズシリンダが作動することにより消滅する過渡的な圧力である。
従って、クラッチペダルの位置に拘わらず、踏み込みストローク位置が一定に維持されている状態では、差圧が消滅して、ピストン3の第1ランド3aによりポート15が閉塞され、油圧脈動は遮断されることとなる。
以上のとおり、本実施形態は、ピストン3が容易に振動できない構成としているため、バネ定数の高いバネ部材を使用する必要もなく、ピストン3の第1ランド3aもポート15を閉塞するに足る軸方向長さで足り、コンパクトかつ低コスト化が可能である。
なお、上記した実施形態では、第2ランド3bにオリフィス3cを設けるものとして説明したが、前記オリフィス3cに代えて、第2ランド3bとシリンダの径方向隙間(遊び)を通じて作動油を給排出する構成とすることも可能である。この場合、より低コストで、本発明を実現することが可能となる。また、オリフィス、径方向隙間(遊び)のいずれを用いても、抑止したい油圧脈動のレベルに応じて流路抵抗を自由に設定でき、また、特許文献1の油圧導入管のように応答性に影響を来たすような油路長は不要である。
また、上記した実施形態では、外径油路(作動油路)14を、アウタボディ1とバルブボディ2の間に外径油路(作動油路)14を配設したが、図5に示すとおり、バルブボディ2の内部に作動油路を設けることとしてもよい。
続いて、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の断面図である。図6を参照すると、本実施形態に係る油圧脈動吸収装置は、レリーズシリンダ側配管接続部とマスタシリンダ側配管接続部とシリンダ部を有するバルブボディ21と、バルブボディ21に固着され、ばね(圧縮ばね)5の支点となるとともに、第1油室9を形成するエンド部材22と、ピストン3と、一対のばね(圧縮ばね)5及び6と、Oリング7と、密封栓23とによって構成されている。
本実施形態においても、シリンダ部は、大径の第1油室9と、小径の第2油室10と、第1油室9と第2油室10との中間に設けられ、ピストン3の第1ランド3aと第2ランド3bとによって仕切られる中空円筒状の第3油室(油圧脈動吸収油室)11と、バルブボディ21内に配設された作動油路14と、レリーズシリンダ側配管接続部と第1油室9を連通するポート12と、マスタシリンダ側配管接続部と第2油室10を連通するポート13と、第1油室9と作動油路14を接続するポート15と、第2油室10と作動油路14を接続するポート16と、バルブボディ21の第1油室9内径に軸方向溝として設けられたポート19と、を備えており、各要素の機能は、上述した第1の実施形態と同様である。
クラッチペダルの操作によりマスタシリンダ側油圧P1を変化させると、ピストン3が図6の左右に移動し、クラッチを断接することが可能であるとともに、クラッチペダルを任意の位置で静止させると、マスタシリンダ側油圧P1とレリーズシリンダ側油圧P2とは相等しくなり、第1油室9の油圧と第2油室10の油圧との差圧が消滅しピストン3は中立位置に戻ることとなる(図7参照)。
レリーズシリンダ側油圧P2の脈動は、ポート12を経て第1油室9に導入されるが、上記した第1の実施形態同様、第3油室(油圧脈動吸収油室)11と、脈動伝達防止油路(オリフィス3c又は第2ランド3bとシリンダの径方向隙間(遊び))との構成にて吸収され、マスタシリンダ側への脈動の伝達は抑止される。
以上のとおり、本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、より部品点数の削減が可能である。
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、適用される車両の仕様等に応じて、各種の変形を加えることが可能である。例えば、上記した各実施形態においては、第1油室の方が第2油室よりも大きな径である構成を例示したが、シリンダの段差にて第3の油室(油圧脈動吸収油室)を設けることが可能であればよく、配置関係を逆にし、第2油室の方を大きな径とし、第1ランド側に脈動伝達防止油路(オリフィス、径方向隙間)を配置した構成とすることも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の変形例を表した図である。 本発明の第2の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る油圧脈動吸収装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 アウタボディ
2、21 バルブボディ
3 ピストン
3a 第1ランド
3b 第2ランド
3c オリフィス
4 ジョイント
5、6 ばね(圧縮ばね)
7、8 Oリング
9 第1油室
10 第2油室
11 第3油室(油圧脈動吸収油室;中間油室)
12、13、15、16、19 ポート
14 外径油路(作動油路)
22 エンド部材
23 密封栓

Claims (3)

  1. それぞれ径の異なる第1ランドと第2ランドを有するピストンと、
    前記ピストンを所定の中立位置に保持するよう対向して配置された付勢手段と、
    前記ピストンの第1ランド側に配設される第1油室と、前記ピストンの第2ランド側に配設される第2油室と、前記第1油室と第2油室との間の中間油室とを有し、前記第1、第2油室の差圧により前記中立位置にあるピストンの移動を許容するバルブボディと、
    前記ピストンが前記中立位置にある場合に前記第1油室と第2油室とを遮断し、前記ピストンが前記中立位置から所定量移動した場合に前記第1油室と第2油室とを連通するよう配設された作動油路と、
    前記バルブボディの前記中間油室と前記第2油室とを連通し、ピストンストロークの際に作動油を絞りつつ給排出する脈動伝達防止油路と、を備え、
    前記第1油室の油圧と前記第2油室の油圧との差圧が所定値に達しない範囲では、前記脈動伝達防止油路の流路抵抗にて前記ピストンの移動を抑止し、前記第1油室から伝達される油圧脈動を吸収可能としたこと、
    を特徴とする油圧脈動吸収装置。
  2. 前記脈動伝達防止油路が、前記第2ランドに設けられた小オリフィスにより構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の油圧脈動吸収装置。
  3. 前記脈動伝達防止油路が、前記第2ランドと前記バルブボディとの間の径方向隙間により構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の油圧脈動吸収装置。
JP2006024228A 2006-02-01 2006-02-01 油圧脈動吸収装置 Expired - Fee Related JP4654927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006024228A JP4654927B2 (ja) 2006-02-01 2006-02-01 油圧脈動吸収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006024228A JP4654927B2 (ja) 2006-02-01 2006-02-01 油圧脈動吸収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007205445A JP2007205445A (ja) 2007-08-16
JP4654927B2 true JP4654927B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=38485086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006024228A Expired - Fee Related JP4654927B2 (ja) 2006-02-01 2006-02-01 油圧脈動吸収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4654927B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101730805B1 (ko) 2016-05-31 2017-04-27 주식회사평화발레오 차량의 클러치페달 진동 방지장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2010002983A (es) * 2007-09-20 2010-04-01 Luk Lamellen & Kupplungsbau Elemento hidraulico.
JP5620169B2 (ja) * 2010-07-02 2014-11-05 いすゞ自動車株式会社 惰行制御装置
DE102015207793B4 (de) * 2015-04-28 2019-08-01 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drosseleinheit zum Drosseln von Fluid in einer hydraulischen Strecke einer hydraulisch betätigbaren Kupplung

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198928U (ja) * 1987-12-23 1989-07-03
JPH02140031U (ja) * 1989-04-25 1990-11-22
JPH0374634A (ja) * 1989-08-11 1991-03-29 Nippon Air Brake Co Ltd クラッチ用流量制御弁
JPH07174165A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nabco Ltd クラッチ作動装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198928U (ja) * 1987-12-23 1989-07-03
JPH02140031U (ja) * 1989-04-25 1990-11-22
JPH0374634A (ja) * 1989-08-11 1991-03-29 Nippon Air Brake Co Ltd クラッチ用流量制御弁
JPH07174165A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nabco Ltd クラッチ作動装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101730805B1 (ko) 2016-05-31 2017-04-27 주식회사평화발레오 차량의 클러치페달 진동 방지장치
WO2017209511A1 (en) * 2016-05-31 2017-12-07 Pyong Hwa Valeo Co., Ltd. Apparatus for preventing vibration of clutch pedal for vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007205445A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6907901B2 (en) Solenoid control valve
WO2015050241A1 (ja) 液圧緩衝器
JP2006183864A (ja) バルブおよび緩衝器
JP4696292B2 (ja) 油圧ダンパ
JP4654927B2 (ja) 油圧脈動吸収装置
KR20130009672A (ko) 비상 작동 밸브를 구비한 조정식 감쇠 밸브 장치
JP4697520B2 (ja) ダンパーバルブおよび油圧式パワーステアリング装置
JP2002013551A (ja) クラッチ作動装置及びそれに用いる絞り機構付き継手並びに配管装置
JP5445588B2 (ja) 車両用摩擦クラッチの油圧制御装置
US20100072408A1 (en) Multiplexing control valve
WO2018047647A1 (ja) 減衰弁およびシリンダ装置
JP3237300B2 (ja) クラッチのショックトルク防止用バルブ装置
JPH06173997A (ja) 緩衝ストッパー
JP2007192266A (ja) 流体圧ダンパ
EP0693408B1 (en) Hydraulic booster
JP4199221B2 (ja) ディテント付き制御弁
JP2008157385A (ja) バルブ装置
JP4692413B2 (ja) 電磁弁
JP4244346B2 (ja) 油圧制御弁
US6454073B2 (en) Apparatus for hydraulically operating clutch
WO2013111859A1 (ja) スプール弁
JP4887982B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2013173438A (ja) レベリングバルブ
JP2004360889A (ja) ソレノイド制御弁
JP7141322B2 (ja) 油圧装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4654927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees