JP2004360889A - ソレノイド制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】過渡的な異常流れのための影響を少なくし、安定した機能を有するソレノイド制御スプール弁を提供する。
【解決手段】車両の手動油圧クラッチの作動に用いるためのソレノイド制御弁が開示されている。本ソレノイド制御弁は、電機子と、ソレノイド内の通路を通して変位される作動ロッドとを備えた電子作動ソレノイドを有している。スプール弁は、一端がソレノイドに連結されている弁本体を有している。スプールは、制御通路内に滑動可能に配置されている。スプールの両端部には、第1緩衝室と第2緩衝室が配置されている。緩衝室は、作動油が弁部材を通過する際に、制御システムの安定性を改善し、作動油の過渡的な流れの力の均衡を保つよう機能する。スプールは、スプールの第1端部と第2端部の間に配置されている制御部を有している。制御部は、弁本体内の供給経路、制御経路及び排出経路と連通できるるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソレノイド制御スプール弁を較正するための装置及び方法に関する。厳密には、本発明は、自動車の手動変速機の油圧クラッチを作動させるのに役立つソレノイド制御スプール弁に関する。
自動車には、手動操作式足踏み型クラッチではなく、油圧作動クラッチによってクラッチ操作が行われる手動変速機を提供することが望ましい。そのようなクラッチは、エンジンセンサーと連結されていて、クラッチの手動操作を可能にする一方で、車両を傾斜路に保持するといったような、自動変速機に見られる望ましい機能を提供するのが理想的である。
クラッチの油圧作動を制御するためにスプール弁と組み合わせられているソレノイドの従来設計には、欠点のあることが知られている。具体的には、クラッチに制御流体を供給するとき、過渡的な力の流れが発生してソレノイド力に加えられる傾向のあること分かっている。これは、目標制御運動のオーバーシュートを引き起こし、クラッチ制御における整合性と安定性を妨げかねない。更に、他の既知の設計には、減衰パイロットポートが極端に小さいことによる汚染感度の問題が含まれている。このようなオリフィスは、清浄な環境では申し分ない機能を果たすが、手動変速機クラッチという環境では、変速機流体内の微量な汚染物質で、小さい制御オリフィスは問題を起こす。
本発明を適用可能なこの他の領域は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。なお、詳細な説明及び具体的な実施例は、解説を目的としており、本発明の範囲を制限するものではない。
本発明は、車両の手動変速器において油圧クラッチを作動させるのに用いられるソレノイド制御弁に関する。本ソレノイド制御弁は、ソレノイド内の通路を通して変位される電機子を備えた電子作動ソレノイドを含んでいる。スプール弁は、一端がソレノイドに連結された弁本体を含んでいる。弁本体は、一端から、ソレノイドに連結されている一端とは反対側の遠位第2端部へと伸張している。弁本体は、弁本体の壁を貫通して接続できる供給経路、制御経路及び排出経路を有している。制御通路は、弁ハウジングを貫通して直線状に伸張している。
スプールは、制御通路内に滑動可能に配置されている。スプールは、ソレノイドの電機子に隣接し且つこれと接続されている第1端部を有している。スプールの第2端部は、弁本体の第2端部に位置しており、スプールの第1端部とは反対側にある。
第1緩衝室は、ソレノイドとスプールの第1端部との間の領域に形成されている。第2緩衝室は、弁本体の第2端部とスプールの第2端部との間の領域に形成されている。第1及び第2緩衝室は、制御システム内の安定性を改善し、油圧流体が弁部材を通過する際に、油圧流体の過渡的な流れの力の平衡を保つように機能する。
制御部は、スプールの第1端部と第2端部の間に配置されている。制御部は、スプール弁表面上の直径を減じた(以後、小径と表示する)領域によって形成され、制御部が、弁本体上の供給経路、制御経路及び排出経路と連通できるようになっている。
本発明の構造を使用すると、自動車の変速機で使用する際には一般的な汚染された油圧流体媒体において、温度、供給源圧力、出力流量要求及び指定制御圧力が変動しても、出力圧の安定制御を正確に行うことができる。更に、迅速で、反復可能且つ安定した出力圧応答特性を提供する。本システムは、出力圧ヒステリシスが小さく、汚染感度も低い。本システムは、更に、出力流量容量が高く、圧力調整範囲内で供給源圧力が変動することに対して出力圧感度が低い。
本発明を適用可能なこの他の領域は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。なお、詳細な説明及び具体的な実施例は、解説を目的としており、本発明の範囲を制限するものではない。
本発明は、以下の詳細な説明及び添付図面から更によく理解頂けるであろう。
実施形態に関する以下の説明は、単に代表的な特性を示すものであり、本発明、その用途又は使用を制限する意図は全くない。
図1は、本発明の教示による弁10の横断面図である。図示し、以下に説明する弁10は、スプール弁14(即ち、油圧制御弁)を作動させて、供給経路16、制御経路18、18a、18b及び排出経路20の間の油圧流体圧を制御するための電子制御ソレノイド12を有している。
ソレノイド12は、ボビン26を囲むハウジング24を有している。ボビン26には、1次電磁コイル28が巻き付けられている。端子30は、電磁コイル28に接続され、接地されている。端子30は、1次ドライバ(図示せず)から連続可変デジタル制御信号を受け取る。
従って、電磁コイル28は、各連続可変デジタル制御信号によって、独立して制御されている。図2に示すように、制御ユニット(図示せず)は、ソレノイド12のハウジング24に取り付けられている一対の接点33に接続されている。エンジンの状態により変速機のクラッチ操作が必要になると、制御ユニットは、接点33と端子30を介して、ソレノイド12に制御信号を入力する。第1実施形態の制御ユニットは、自動変速の間、自動的に動作を制御する。このような制御ユニットを使えば、車両を傾斜路などに止めることもできる。制御システムは、手動変速操作の発生を感知し、ソレノイド12を作動させるための信号を送るように機能することもできる。
ソレノイド12は、更に、ボビン26の長手方向軸を貫通して配置されている通路34を含んでいる。電機子31は、通路34内に同軸に配置されている。作動ロッド32は、電機子31を貫通して配置されており、電機子31と同軸に滑動する。電機子ばね36は、作動ロッド32の、スプール弁14と反対側の端部に配置されている。電機子ばね36は、作動ロッド32と電機子31を、ほぼ外向きにスプール弁14に向かって付勢する。電機子ばね36には、スクリュー38を接続することができ、電機子ばね36が作動ロッド32に加える力を機械的に調整できるようになっている。
スプール弁14は、ソレノイド12のハウジング24に隣接して配置されている。スプール弁14は、作動ロッド32の、電機子ばね36及びスクリュー38とは反対側の端部又はその近くで、ハウジング24の端部に接続されている弁本体46を有している。弁本体46は、弁本体46の長手方向軸に沿って伸張する内孔48を有している。内孔48は、ソレノイドハウジング24の通路34に続けて配置されている。内孔48内にはスプール50が配置されており、スプール50は、丸い断面を有し、弁本体46の内孔48の長手方向に滑動できるようになっている。作動ロッド32とスプール50の間には、ダイヤフラム44が配置されており、ハウジング24と弁本体46との間に流体のシールを形成している。スプール50と作動ロッド32は、ダイヤフラム44を貫通して接続可能となっている。更に、磁束管45が、ボビン26と弁本体46の間に配置されており、ソレノイド12の電磁回路を完成している。
スプール弁14は、供給経路16と、制御経路18、18a、18bと、排出経路20とが、弁本体46の外壁を通して、全て相互接続されるように構成されている。供給経路16は、加圧された作動油を、弁10のスプール弁14の部分へ供給する油圧ポンプ(図示せず)に接続されている。制御経路18、18a、18bは、クラッチ部材(図示せず)に作動的に接続されている。図1は、18、18a、18bと表示されている制御経路の3つの領域を示しており、全てが互いに接続されている。制御経路18、18a、18bの3つの領域は、スプール50がクラッチを繋ぐ位置とクラッチを切る位置との間で動く際に、スプール50の運動を安定させる働きをする。排出経路20は、作動油回収機構(図示せず)に接続されており、作動油回収機構によって、制御経路18からの加圧された作動油が、油圧ポンプを介して、供給経路16を通し、スプール弁14へ再循環される。
スプール50の中央には、長手方向軸に沿って供給経路16と排出経路20の間の領域に伸張する、直径の小さい部分54が設けられている。この中央小径部分54は、概ねスプール50の中心付近に位置しているが、中央小径部分54を、中心部ではないがスプール50両端部の間に位置するスプール50の領域に配置することもできる。小径部分54と内孔48の側面との間の開放領域は、圧力遷移領域55を形成している。図から分かるように、圧力遷移領域55は、弁14が、供給経路16と、制御経路18と、排出経路20の間で圧力を伝達するのを助ける。図1に示す中央小径部分54は、一般的に、開放中央小径部分と呼ばれるものである。
本発明の別の実施形態として、開放中央小径部分とは反対の閉鎖中央小径部分(図3−5参照)がある。開放中央スプールか閉鎖中央スプールかを選択するには多くの理由があるが、ここに開示している本発明に記載の何れの実施形態は、何れも、具体的用途の要件次第で、開放中央スプール又は閉鎖中央スプールの何れを組み込んでもよいと理解されたい。
スプール50は、更に、ソレノイド12の作動ロッド32に隣接するスプール50の端部に、第1緩衝室60を画定するための第1小径部分58を有している。スプール50の第1小径部分58の反対側の第2端部には、第2小径部分62が配置され、第2緩衝室64を画定している。
第1緩衝室60は、弁本体46の内孔48内に形成されており、スプール弁14の第1小径部分58を囲んでいる。第2緩衝室64は、弁本体46の内孔48内に形成されており、スプール弁14の第2小径部分62を囲んでいる。第1フィードバックオリフィス74は、第1緩衝室60と制御経路18の間に配置されている。第2フィードバックオリフィス76は、第2緩衝室64と制御経路18bとの間に配置されている。
本発明の本実施形態では、第1及び第2緩衝室60、64(即ち、二重緩衝室)は、過去の典型的な緩衝室よりも容量が大きい。第1及び第2緩衝室60、64の容量が大きいと、制御システムの安定性が改良され、弁10を通過する過渡的な流れの力の平衡を保つことができる。第1及び第2緩衝室60、64の別の利点は、スプール弁14がクラッチを繋ぐ位置とクラッチを切る位置の間で動く際に、スプール弁14の振動が減少することである。これによって、手動クラッチに共通しているジャーク運動(jerking motion)とは逆の、クラッチの滑らかな変速動作が実現される。第1及び第2フィードバックオリフィス74、76は、第1及び第2緩衝室60、64内部の作動油の圧力を調整することで、第1及び第2緩衝室60、64に貢献する。
ソレノイド12と、ソレノイド12のスプール弁14は、以下の様に作動する。電磁コイル28に電流が流れると、作動ロッド32は、電機子ばね36の付勢力に抗して、内側位置(例えば、図1では左側)へ動き、それによりスプール50を内側に、クラッチを繋ぐ位置へ引っ張る。スプール50がクラッチを繋ぐ位置まで動くと、加圧された流体は、供給経路16から制御経路18aへ導かれる。電磁コイル28に電流が流れなくなると、スプール50と作動ロッド32は、電機子ばね36が再び作動ロッド32に力を加えてスプール50を外向きに動かす(例えば、図1では右側)ので、クラッチを切る位置へ戻る。スプール50がクラッチを切る位置まで動くと、制御経路18からの圧力は、排出経路20へ導かれる。作動ロッド32とスプール50が動く距離は、非常に短い。スプール50は、加圧流体が様々な供給、制御及び排出経路16、18、20へ通過できるほど動けば良いだけである。
図3は、本発明の教示による制御弁100の断面図である。本発明の本実施形態は、ソレノイド12と、スプール弁14の弁本体73内の内孔48の内側に直線状に配置されているスプール76とを有している。本実施形態の弁本体73は、弁本体73を貫通して配置されている制御経路80、83aを有している。制御経路80、80aは、大きい制御経路(図示せず)の2つの領域である。供給経路78は、制御経路80、80aの部分の間に配置されている。排出経路82は、弁本体73を貫通して、制御経路80とソレノイド12の間に配置されている。
図3は、閉鎖中央スプール弁として先に述べたものである。この具体的実施形態は、スプール76の長手方向軸に沿って配置されている閉鎖中央小径部分83を有している。閉鎖中央小径部分83は、閉鎖中央小径部分83を、制御部分86と供給小径部分88と呼ばれる2つのサブ領域に分割する中央壁部分84を有している。スプール76が、ソレノイド12から離れる方向にクラッチを繋ぐ位置へ動かされると、供給小径部分88は、加圧流体が、供給経路78から制御経路80aへ流れるようにする。スプール76が、ソレノイド12に向かってクラッチを切る位置へ滑動すると、制御小径部分86は、加圧流体が、制御経路80、80aから排出経路82へ流れるようにする。
スプール弁100も、2つの緩衝器を有している。スプール76の端部の、第1小径部分90に、第1緩衝室88が配置されている。第2緩衝室92は、スプール76の、第1小径部分90とは反対側の端部に位置する第2小径部分94に配置されている。第1フィードバックオリフィス96は、第1フィードバックオリフィス96が、弁本体73の長手方向軸の更に中央寄りに位置する領域で弁本体73に接続されている制御経路74aと機能的に接続されるように、或る角度で第1緩衝室88に接続されている。第2フィードバックオリフィス98は、第1フィードバックオリフィス90が、弁本体73の長手方向軸の更に中央寄りに位置する領域で弁本体73を貫通して接続されている制御経路74と機能的に接続されるように、或る角度で第2緩衝室92に接続されている。
図4は、もう1つの代替実施形態を示しており、図3に示したような閉鎖中央スプールが組み込まれている。本発明の、この具体的な図示の実施形態には、図3に示しているのと同じソレノイド12と、閉鎖中央小径部分83が組み込まれている。クラッチを切る操作の間、制御経路80、80a内の圧力は立ち上がり、スプール76が滑動しないようにし、排出経路82を通して圧力が抜けるようになっている。制御経路80、80a内の圧力が立ち上がると、一般的にクラッチの焼き付きと呼ばれる状態を引き起こす。本発明の本実施形態は、弁本体103内に配置されている逆止弁102を使うことによってこの問題に対処している。逆止弁102は、スプール76の、供給経路78とは反対の側に、スプール76の上方に配置されている。逆止弁102は、通常は閉位置にあり、つまり、ボール部材104は着座して、制御経路74への開口部106を遮断している。ボール部材104は、供給圧力によって閉位置に保持され、通常は開口部106を閉じている。代わりに、ボール104を弱いばね108を使って所定の位置に保持し、供給経路78からの圧力によってボール部材104がシールされるようにしてもよい。
先に述べたように、逆止弁102は、クラッチを切る操作の間に弁10が固着しないようにする機能を持っている。センサー(図示せず)は、弁の固着状態を感知し、これに応えて供給経路78内の圧力を下げる。供給圧が下がると、ボール104が開口部106から離れるので、制御経路80内に立ち上がっている圧力を、供給経路78を通して逃がすことができるようになり、スプール76の固着状態が解除される。この実施形態では、逆止弁102が弁本体103に組み込まれているように示しているが、逆止弁102は、供給経路の流れの他の領域(図示せず)に沿って組み込んでもよい旨理解頂きたい。
本発明の本実施形態に示されているもう1つの特徴は、二重緩衝経路の配置である。本発明のこの具体的実施形態では、スプール76は、スプール弁76上の、より中央寄り内側に、第1小径リッジ110が配置されている。第1小径リッジ110は、スプール弁76の長手方向軸に沿った更に中央寄りの位置を有する第1緩衝室112を画定している。
第2緩衝室114は、図3で説明した第2緩衝室と良く似て、スプール弁76の端部に設けられている。その結果、第1及び第2緩衝室112、114は、それほど離れて配置されていないので、制御経路80、80aを通して更に効果的に連通することができる。
図5は、ピストンアキュムレーター142を組み込んでいる又別の実施形態を示している。ソレノイド12が或る作動範囲にある間、制御経路80、80a内に圧力が立ち上がり、ヒステリシスの発生することがある。弁10の通常の作動範囲内におけるヒステリシスの影響を除去する必要がある場合、ピストンアキュムレーター142を組み込めば、スプール弁14の運動を更に減衰させることができる。特定のばね荷重と要件を備えたピストンアキュムレーター142緩衝器を組み込むと、スプール弁14の高い作動領域で起こることのある振動的ヒステリシスに邪魔されない安定した出力圧をクラッチへ供給することができる。
室144を有するピストンアキュムレーター142は、アキュムレーター入口146を経由して、制御経路80に接続されている。室144の内側にはピストン148が配置され、アキュムレーター入口146近くで室144の壁に当接している。ピストン148は、ピストン148と座金152との間に伸びるばね150によって、室144の壁に押し付けられている。制御経路80内に圧力が立ち上がると、流体は、アキュムレーター入口146を通ってピストン148と接触し、ピストン148を押しばね150を圧縮する。ピストンアキュムレーター142を押すと、制御経路80を緩衝し、スプール弁14内の流体圧の不均一状態を軽減する効果がある。制御経路80内の圧力が通常の作動圧に戻ると、ばね150が伸張してピストン148をその休止位置へ戻す。
この実施形態では、ばね150を何らかの他の適した弾性材料で形成してもよいし、異なる形状としてもよい。例えば、高圧の下ではピストン148によって圧縮され、その後膨張してピストン148をその休止位置に戻すことのできる圧縮可能なゴムボールを組み込むこともできる。また、ピストン148とばね150を、制御経路80内の圧力の立ち上がりに応えて開位置と閉位置の間で動くことができる、モールド成形されたゴムの袋と取り替えることもできる。
以上の本発明の説明は、実際の代表例を示したものに過ぎず、本発明の一般的原理から逸脱しない変更は、本発明の範囲内にあるものと考えられる。そのような変更は、本発明の精神及び範囲から離れているとは見なされない。
本発明の教示によるソレノイド制御弁の長手方向断面側面図である。 本発明の教示によるソレノイドの端面図である。 本発明の教示によるソレノイド制御弁の代替実施形態の断面図である。 本発明の教示によるソレノイド制御弁の代替実施形態の断面図である。 本発明の教示によるソレノイド制御弁の代替実施形態の断面図である。

Claims (23)

  1. 油圧クラッチの作動に用いるための制御弁において、
    ソレノイドと、
    前記ソレノイドに接続され、且つ作動的に連結されている弁本体を有する弁部材であって、前記弁部材は前記弁本体の内側に直線的に配置された内孔を有しており、前記内孔の第1端部は前記ソレノイドに隣接し、前記内孔の第2端部は、前記ソレノイドから遠位にある前記弁本体の端部に位置するよう構成されている弁部材と、
    前記内孔内に直線的、且つ滑動可能に配置されているスプールであって、前記スプール部分は、前記内孔の前記第1端部内に前記ソレノイドに隣接して配置されている第1端部と、前記内孔の前記第2遠位端部内に配置されている第2端部とを有するスプールと、
    前記スプールに沿って、前記スプールの前記第1端部と前記第2端部の間に配置されており、前記スプールの表面上に配置されている小径領域によって形成されている圧力遷移領域と、を備えている制御弁。
  2. 前記弁本体の壁を貫通して前記弁部材に接続可能な、圧力供給源と、制御経路と、排出ポートと、を更に備えている、請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記弁本体は、前記圧力遷移領域を、前記圧力供給源、前記制御経路、及び前記排出ポートと選択的に連通させることができるように構成されており、それにより油圧クラッチを選択的に作動させることができる、請求項2に記載の制御弁。
  4. 前記ソレノイドと前記スプールの前記第1端部との間の領域によって画定される第1緩衝室と、
    前記第1緩衝室と前記制御経路との間に作動的に配置されている第1フィードバックオリフィスと、を更に備えている、請求項2に記載の制御弁。
  5. 前記スプール弁が第1位置にあるときには、前記供給制御室は、前記圧力供給源と連通して前記入力経路に圧力を供給し、前記スプール弁が第2位置にあるときには、前記排出制御室は、前記入力経路からの圧力を前記排出ポートへ供給する、請求項4に記載の制御弁。
  6. 前記内孔の前記遠位端部と前記スプールの前記第2端部との間の領域によって画定される第2緩衝室と、
    前記第2緩衝室と前記制御経路との間に作動的に配置されている第2フィードバックオリフィスと、を更に備えている、請求項4に記載の制御弁。
  7. 前記圧力遷移領域は、閉鎖中央スプール弁である、請求項6に記載の制御弁。
  8. 前記第1緩衝室は、前記スプール弁上の、更に中央寄り内側に位置する小径部分によって画定され、前記第1フィードバックオリフィスは、更に中央寄りに位置し、前記弁本体に接続されており、前記第1緩衝室と接続可能となっている、請求項6に記載の制御弁。
  9. 前記油圧制御弁の外側の前記供給経路内に配置されている逆止弁を更に備えている、請求項8に記載の制御弁。
  10. 前記第1供給制御室上方の前記弁本体の領域内に配置されており、前記制御経路内に伸張している開口部を有する逆止弁を更に備えている、請求項8に記載の制御弁。
  11. 前記開口部はボール部材と接触するように形成されており、前記ボール部材は、前記供給経路からの高圧流体が前記ボール部材に接触すると、前記開口部と係合して密封するように構成されている、請求項10に記載の制御弁。
  12. 前記逆止弁は、前記ボール部材を保持して、前記開口部と作動的に係合させるように構成されているばねを有している、請求項11に記載の制御弁。
  13. 前記スプール弁が第1位置にあるときには、前記供給制御室は、前記圧力供給源と連通して前記入力経路へ圧力を供給し、前記スプール弁が第2位置にあるときには、前記排出制御室は、前記入力経路からの圧力を前記排出ポートへ供給する、請求項4に記載の制御弁。
  14. 油圧クラッチの作動に用いるための制御弁において、
    直線的に構成されている電機子を含むソレノイドと、
    弁本体を含んでいる弁部材であって、前記弁本体は、前記弁本体の第1端部で、前記電機子と同軸となるように前記ソレノイドと接続されており、第2端部は前記弁本体の直線的遠位端部に位置しており、前記弁部材は前記電機子と作動的に連結されており、前記スプール弁は、前記弁本体を貫通して直線的に伸張している制御通路を有しており、前記弁本体は、全て前記弁本体の壁を通して選択的に接続可能な圧力供給源経路と、制御経路と、排出ポートとを有しており、前記スプール弁は、前記弁本体内に形成されている第1緩衝室と第2緩衝室を有しているように構成されている弁部材と、
    前記制御通路内に滑動可能に配置されており、前記ソレノイドに隣接している第1端部と、前記第1端部の反対側の端部に位置し、前記弁本体の第2端部に隣接している第2端部とを有しているスプール部分と、
    前記スプール弁の前記第1端部と前記第2端部との間に位置している制御室であって、前記制御小径部分は、前記スプール弁の表面上の小径領域によって形成されており、前記油圧クラッチを作動させるために、前記制御室を、前記圧力供給源、前記制御経路、及び前記排出ポートと選択的に連通させることができるように構成されている制御室と、を備えている制御弁。
  15. 前記スプール弁は丸い断面を有している、請求項14に記載のソレノイド制御弁。
  16. 前記第1端部は第1小径部分であり、前記第2端部は第2小径部分であり、前記第1小径部分と前記第2小径部分は、前記第1小径部分と前記第2小径部分が前記スプール弁の主要本体よりも小さい直径となるように先が細くなっている、請求項14に記載のソレノイド制御弁。
  17. 車両用の手動歯車式変速機内の油圧クラッチの作動に用いるためのソレノイド制御弁において、
    直線状に構成された電機子を含む電子作動ソレノイドと、
    弁本体を含んでおり、一端が前記ソレノイドに接続可能で、第2端部が前記弁本体の直線上の遠位端に位置しているスプール弁であって、前記スプール弁は、前記電機子と作動的に連結されており、且つ前記弁本体を貫通して直線的に伸張している制御通路を有しており、前記弁本体は、全てが前記弁本体の壁を通して選択的に接続可能な、圧力供給源経路と、制御経路と、排出ポートとを有しており、前記スプール弁は、前記弁本体内に形成されている第1緩衝室と第2緩衝室を有するよう構成されているスプール弁と、
    前記制御通路内に滑動可能に配置されており、前記ソレノイドに隣接している第1端部と、前記第1端部とは反対側の端部に位置し、前記弁本体の第2端部に隣接している第2端部とを有しているスプール部分と、
    前記スプール弁の前記第1端部と前記第2端部の間に位置している制御部分であって、前記スプール弁の表面は、前記制御小径部分が、前記油圧クラッチを作動させるために、前記圧力供給源、前記制御経路、及び前記排出ポートと選択的に連通できるように構成されている制御部分と、
    前記ソレノイドと前記スプール弁の前記第1端部との間の領域によって画定されている第1緩衝室と、
    前記弁本体の前記遠位端と前記スプール弁の前記第2端部との間の領域によって画定されている第2緩衝室と、
    アキュムレーター入口で前記制御室に接続されている室を有するピストンアキュムレーターであって、前記室は、前記アキュムレーター入口近くで、前記室の壁に当接するピストンを有しており、前記ピストンは、前記ピストンと前記室の遠位端との間を接続しているばねによって所定の位置に保持されるように構成されているピストンアキュムレーターと、を備えているソレノイド制御弁。
  18. 前記制御室の前記中央小径部分は、前記スプール弁と同じ直径を有する中央壁を有しており、前記制御室は、第1供給制御室と第2排出制御室の2つの部分に分割されている、請求項17に記載のソレノイド制御弁。
  19. 前記第1緩衝室と前記第2緩衝室は、典型的な緩衝室よりも大きい領域を有しており、制御システム内に改善された安定性をし、それによって過渡的な流れの力の均衡を保っている、請求項17に記載のソレノイド制御弁。
  20. 前記第1フィードバックオリフィスは、前記第1緩衝室と前記制御経路の間を連通させるように構成されており、前記第2フィードバックオリフィスは、前記第2緩衝室と前記制御経路の間を連通させるように構成されている、請求項17に記載のソレノイド制御弁。
  21. 車両用の手動変速機内の油圧クラッチの作動に用いるためのソレノイド制御弁において、
    ボビンと、前記ボビンに巻き付けられている電磁コイルと、前記ボビン内に軸方向に配置されている通路と、前記通路内で軸方向に変位され、調節可能な電機子ばねに囲まれている第1端部と第2遠位端部とを有している作動ロッドとを囲んでいるハウジングを含んでおり、それにより、前記電機子が、前記電磁コイルによって作り出される電磁力で前記通路内を軸方向に変位されるように構成されている電子作動制御可変力ソレノイドと、
    前記ソレノイドの前記ハウジングに接続可能な一端と、前記弁ハウジングを貫通し直線状に伸張している制御通路と、前記弁本体の直線上の遠位端に位置している弁本体の第2端部とを備えた弁本体を有しており、且つ前記弁本体が、全てが前記弁本体の壁を通して接続可能な圧力供給源と、制御経路と、排出ポートとを有しているスプール弁と、
    前記制御通路内に滑動可能に配置されているスプール弁であって、前記スプール弁は、前記ソレノイドに隣接するその第1端部に位置する、前記電機子の前記第2端部と接続可能な第1小径部分と、前記作動ロッドと前記スプールの間に前記ソレノイドを前記弁本体からシールするために配置されているダイアフラムと、前記スプール弁の前記第1小径部分とは反対側の第2端部に位置する第2小径部分と、制御室を画定する制御部分とを有しているスプール弁と、
    前記第1小径部分によって画定されている第1緩衝室と、
    前記第2小径部分によって画定されている第2緩衝室と、
    前記弁本体に接続されており、前記第1緩衝室に接続可能である第1フィードバックオリフィスと、
    前記弁本体に接続されており、前記第2緩衝室に接続可能である第2フィードバックオリフィスと、を備えているソレノイド制御弁。
  22. 前記調整可能な電機子ばねは、一端が前記ソレノイドハウジングの外側に配置され、第2端部が前記電機子ばねに接続可能となっているスクリューを有している、請求項20に記載のソレノイド弁。
  23. 前記ソレノイドハウジングは、前記電磁コイルに接続されている一対の端子と、前記端子に接続されている1次ドライバとを有している、請求項20に記載のソレノイド弁。

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