JP4654473B2 - 車両用暗電流遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用メータ等の表示回路の暗電流を遮断する車両用暗電流遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から車両用メータ等の表示回路は、多くの発光ダイオード列を有しており、発光ダイオード列に直列接続したスイッチング回路も複数になっていた。したがって、スイッチング回路における暗電流の総和も無視できない程度の電流値になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、個々のスイッチング回路の暗電流を少なくするには、使用する素子数が多くなり高価になるという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、このような上記問題点を解決すべくなされたもので、表示回路の暗電流を確実に遮断でき、かつ、廉価な車両用暗電流遮断装置の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる車両用暗電流遮断装置は、表示回路に使用された発光ダイオード及び該発光ダイオードに直列接続された第1のスイッチング回路と、同一色の発光ダイオードに直列接続された前記第1のスイッチング回路をまとめてスイッチング制御する第2のスイッチング回路とを具備し、前記第2のスイッチング回路に対してオン信号が発生していないとき、単一のゲート回路によって、前記第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路に供給する電源を遮断するものであるから、多くの第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路をまとめて遮断できるので、装置が廉価となる。
【0006】
また、本発明の前記第2のスイッチング回路に対してオン信号が発生していないときの判断を、スモークライトの非点灯のときとすることにより、積分値の大きな暗電流をなくすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
図1は本発明の実施の形態1における車両用暗電流遮断装置の電源側回路の回路構成図、図2は本発明の実施の形態1における車両用暗電流遮断装置の表示回路側の回路構成図である。
【0009】
図において、制御回路ECUはマイクロコンピュータ等からなり、発振回路X1 から得られるクロックパルスによって動作している。
【0010】
発光ダイオードLED11及び発光ダイオードLED12、発光ダイオードLED21及び発光ダイオードLED22、発光ダイオードLED31及び発光ダイオードLED32、発光ダイオードLED41及び発光ダイオードLED42は、それぞれコネクタC1 〜C4 に接続された、赤、緑、青の三原色からなる発光ダイオードランプまたはチップであり、それらの混色によって車両用メータに任意の色が出せるようになっている。また、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42は、その共通線を電源+Bに接続している。
【0011】
なお、この実施の形態では2個の発光ダイオードが直列接続されているが、本発明を実施する場合の発光ダイオードの接続数は1個以上であればよい。
【0012】
緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうち、緑色(G)用に発光する発光ダイオードをスイッチング制御するスイッチングトランジスタからなる回路である。また、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうち、赤色(R)用に発光する発光ダイオードをスイッチング制御するスイッチングトランジスタからなる回路である。そして、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうち、青色(B)用に発光する発光ダイオードをスイッチング制御するスイッチングトランジスタからなる回路である。
【0013】
緑色用第2のスイッチ回路GS0 は、主にトランジスタTR1 及びトランジスタTR2 からなり、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 のエミッタ側を一括して制御回路ECUの信号によってアース電位に接続することにより、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 をオン、解放することによりオフとしている。また、赤色用第2のスイッチ回路RS0 は、主にトランジスタTR3 及びトランジスタTR4 からなり、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 のエミッタ側を一括して制御回路ECUの信号によってアース電位に接続することにより、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 をオン、解放することによりオフとしている。そして、青色用第2のスイッチ回路BS0 は、主にトランジスタTR5 及びトランジスタTR6 からなり、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 のエミッタ側を一括して制御回路ECUの信号によってアース電位に接続することにより、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 をオン、解放することによりオフとしている。
【0014】
トランジスタからなるゲート回路AGは、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 にスイッチング動作を行うための電力を供給している。スイッチ回路SW1 はゲート回路AGからの出力が不要なときにゲート回路AGを遮断状態とするものである。即ち、制御回路ECUの“H”信号によってゲート回路AGのトランジスタのベースをアース電位にして遮断状態とし、“H”信号のとき、ゲート回路AGのトランジスタを導通状態とする。
【0015】
定電圧回路ICVは、制御回路ECU及び緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に供給する電圧を定電圧としている。また、抵抗R1 は過電流防止用の保護抵抗であり、ダイオードD1 は逆接続防止用である。過電流防止用の抵抗R1 はゲート回路AG側が短絡等の過負荷になったとき、定電圧回路ICVは負荷側の電圧を上昇させるべく、その入力を大きくしようとする。しかし、抵抗R1 は入力電流に比例した電圧降下となって現れるから、定電圧回路ICVの負荷側の電圧を上昇できなくなり、定電圧回路ICVの負荷側に過大電流が流れなくなる。
【0016】
スモークライトのスイッチから得ている信号回路Tailは、トランジスタTR7 のベースに入力され、スモークライトの信号回路Tailの出力が“H”信号のとき、トランジスタTR7 の出力を“L”信号に反転させている。トランジスタTR7 の出力はトランジスタTR8 のベースに入力され、トランジスタTR7 の出力を“L”信号のとき、トランジスタTR8 がオンし、制御回路ECUを動作状態としている。逆に、スモークライトの信号回路Tailの出力が“L”信号のとき、トランジスタTR8 がオフし、制御回路ECUの動作を停止状態としている。
【0017】
色替スイッチのアップ側スイッチS1 及びダウン側スイッチS2 は、制御回路ECUが内蔵するアップダウンカウンタに対して、パルス信号を送出するもので、色替スイッチのアップ側スイッチS1 は制御回路ECUが内蔵するアップダウンカウンタの計数値を上昇させて紫色方向にシフトさせ、色替スイッチのダウン側スイッチS2 はアップダウンカウンタの計数値を下降させて赤色方向にシフトさせる。
【0018】
具体的には、色替スイッチによって制御回路ECUが内蔵するアップダウンカウンタを変化させる係数値は10段階となっており、アップダウンカウンタの計数値によって発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42の赤色、青色、緑色の各色彩を決定するデューティ比のオン時間のパルス数を加算または減算し、結果的に、デューティ比を変更している。制御回路ECUが内蔵するアップダウンカウンタを変化させるに10段階としており、制御回路ECUが内蔵するアップダウンカウンタに対して、パルス信号を送出するもので、色替スイッチのアップ側スイッチS1 は制御回路ECUが内蔵するアップダウンカウンタの計数値を上昇させて紫色方向にシフトさせ、色替スイッチのダウン側スイッチS2 はアップダウンカウンタの計数値を下降させて赤色方向にシフトさせる。
【0019】
プルアップ抵抗R2 に接続されたジャンパー線J1 〜J8 は、ジャンパー線J1 〜J4 が“H”か、“L”かを判断するものである。“H”の場合には、ジャンパー線J1 〜J4 の該当個所が接続され、ジャンパー線J5 〜J8 の該当箇所が解放される。“L”の場合には、ジャンパー線J1 〜J4 の該当個所が解放され、ジャンパー線J5 〜J8 の該当箇所が接続される。ジャンパー線J1 〜J4 の“H”、“L”信号は制御回路ECUの入力ポート4〜7に接続され、入力ポート4〜7の信号によって判断される。
【0020】
発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42の特性、例えば、明るさを6ランクに、波長を10ランクに分け、その特性をマップ制御によって補償するものである。例えば、明るさが5ランクのとき、ジャンパー線J1 ,ジャンパー線J3 を接続し、ジャンパー線J5 ,ジャンパー線J7 を開く。そして、ジャンパー線J2 ,ジャンパー線J4 についても開き、ジャンパー線J6 ,ジャンパー線J8 は接続する。このようにすることにより、標準で出力される発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42の赤色、青色、緑色の各色彩及び明るさを、各赤色、青色、緑色別に設定するPWM信号のデューティ比のオン時間が決定され、それが標準となる。即ち、標準状態で発光する発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42の特性を明るさ、波長によって決定されたランクを、他の同一商品の標準の特性に一致させる。
【0021】
このように構成された本発明の実施の形態1における車両用暗電流遮断装置は、次のように動作する。
【0022】
スモークライトのスイッチから得ている信号回路Tailの出力が“L”信号のとき、トランジスタTR7 の出力は“H”信号、トランジスタTR8 の出力は“L”信号となり、制御回路ECUは停止状態となる。
【0023】
一方、定電圧回路ICV側では、ダイオードD1 、抵抗R1 を介して電源電圧+Bを入力し、定電圧化した出力をゲート回路AGのトランジスタのコレクタ側に出力している。ゲート回路AGは、スイッチ回路SW1 に対する制御回路ECUの出力が“L”信号状態となり、オン状態となるから、それによってゲート回路AGのトランジスタのベースが低電位となるから、遮断状態となる。したがって、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を行わない。
【0024】
スモークライトのスイッチから得ている信号回路Tailの出力が“H”信号のとき、即ち、スモークライトが点灯しているとき、トランジスタTR7 の出力は“H”信号、トランジスタTR8 の出力は“L”信号となり、制御回路ECUは動作状態となる。
【0025】
定電圧回路ICV側では、ダイオードD1 、抵抗R1 を介して電源電圧+Bを入力し、定電圧化した出力をゲート回路AGのトランジスタのコレクタ側に出力している。ゲート回路AGはスイッチ回路SW1 に対する制御回路ECUの出力が“H”となり、オフ状態となるから、それによってゲート回路AGのトランジスタのベースが高電位となるから、導通状態となる。したがって、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を行う。
【0026】
ここで、緑色用第2のスイッチ回路GS0 のトランジスタTR1 のベースに接続されている制御回路ECUの出力が所定のデューティ比で“L”信号状態となると、トランジスタTR1 及びトランジスタTR2 がオン状態、即ち、緑色用第2のスイッチ回路GS0 がオン状態となる。緑色用第2のスイッチ回路GS0 がオン状態となると、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうち、緑色用に発光する発光ダイオードを点灯させる。
【0027】
また、赤色用第2のスイッチ回路RS0 のトランジスタTR3 のベースに接続されている制御回路ECUの出力が、所定のデューティ比で“L”信号状態となると、トランジスタTR3 及びトランジスタTR4 がオン状態、即ち、赤色用第2のスイッチ回路RS0 がオン状態となる。赤色用第2のスイッチ回路RS0 がオン状態となると、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうち、赤色用に発光する発光ダイオードを点灯させる。
【0028】
そして、青色用第2のスイッチ回路BS0 のトランジスタTR3 のベースに接続されている制御回路ECUの出力が所定のデューティ比で“L”信号状態となると、トランジスタTR3 及びトランジスタTR4 がオン状態、即ち、青色用第2のスイッチ回路BS0 がオン状態となる。青色用第2のスイッチ回路BS0 がオン状態となると、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうち、青色用に発光する発光ダイオードを点灯させる。
【0029】
なお、緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対する制御回路ECUの出力が所定のデューティ比で“H”信号状態となると、緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 がオフ状態となり、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42を消灯させる。
【0030】
このように、本実施の形態では、スモークライトのスイッチから得ている信号回路Tailの出力が“L”信号のとき、即ち、スモークライトが点灯されていないとき、制御回路ECUが停止状態となり、スイッチ回路SW1 に対する制御回路ECUの出力が“L”信号状態となり、スイッチ回路SW1 はオン状態となるから、それによってゲート回路AGは遮断状態となる。したがって、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を行わなくなる。
【0031】
故に、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42を消灯させるときに、第1のスイッチ回路である緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び第2のスイッチ回路である緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を行わないから、暗電流を減少させることができる。
【0032】
本実施の形態では、スモークライトが点灯されていないとき、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42を点灯制御する第1のスイッチ回路である緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び第2のスイッチ回路である緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を遮断するものである。しかし、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42のうちの何れの発光ダイオードも点灯していないとき、それを制御回路ECUで判断し、そのときのスイッチ回路SW1 に対する制御回路ECUの出力を“L”信号状態とすれば、更に、暗電流を少なくすることができる。次にその実施の形態について図3を用いて説明する。
【0033】
図3は本発明の実施の形態2における車両用暗電流遮断装置のフローチャートである。
【0034】
このルーチンは制御回路ECUのメインプログラムの実行中にコールされる。まず、ステップS1で緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 からなる第2のスイッチ回路が全オフ状態かを出力ポート8,9,11で判断する。出力ポート8,9,11の全てに“H”信号を出力するときには、ステップS2で出力ポート12を“H”信号とする。スイッチ回路SW1 はオフ状態となるから、それによってゲート回路AGは遮断状態となる。したがって、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を行わなくなる。
【0035】
また、出力ポート8,9,11の何れかに“L”信号を出力するときには、ステップS3で出力ポート12を“L”信号とする。これによって、スイッチ回路SW1 はオン状態となるから、ゲート回路AGは導通状態となる。したがって、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 及び緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 に対して電力の供給を行うことになり、緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 のオン・オフ制御に従った点滅制御が可能となる。
【0036】
このように、請求項1の実施の形態の車両用暗電流遮断装置は、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42からなる発光ダイオード及びそれらの発光ダイオードに直列接続された緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 からなる第1のスイッチング回路と、同一色の発光ダイオードに直列接続された緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 からなる第1のスイッチング回路をまとめてスイッチング制御する緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 からなる第2のスイッチング回路とを具備し、前記第2のスイッチング回路に対してオン信号が発生していないとき、単一のゲート回路AGでそれらの第1のスイッチング回路及び第2のスイッチング回路に供給する電源を遮断するものである。
【0037】
したがって、第1のスイッチング回路をまとめてスイッチング制御する緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 からなる第2のスイッチング回路に対してオン信号が発生していないとき、単一のゲート回路AGでそれらの第1のスイッチング回路及び第2のスイッチング回路に供給する電源を遮断するものであるから、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42を点灯しない場合の電力の消費を最小に抑えることができる。
【0038】
ここで、実施の形態2では、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42を点灯しない場合の電力の消費を最小に抑えるものであるが、実施の形態1のように、緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 からなる第2のスイッチング回路に対してオン信号が発生していないときを、発光ダイオードLED11,LED12、発光ダイオードLED21,LED22、発光ダイオードLED31,LED32、発光ダイオードLED41,LED42からなる発光ダイオードの点灯が不要な、スモークライトが点灯されていないときとすることができる。
【0039】
また、本発明の実施の形態では、緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 からなる第1のスイッチング回路と、同一色の発光ダイオードに直列接続された緑色用第1のスイッチ回路GS1 〜GS4 、赤色用第1のスイッチ回路RS1 〜RS4 、青色用第1のスイッチ回路BS1 〜BS4 からなる第1のスイッチング回路をまとめてスイッチング制御する緑色用第2のスイッチ回路GS0 、赤色用第2のスイッチ回路RS0 、青色用第2のスイッチ回路BS0 からなる第2のスイッチング回路とを具備するものを前提として説明したが、一方のスイッチ回路を省略したものにも使用可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の車両用暗電流遮断装置においては、表示回路に使用された発光ダイオード及び該発光ダイオードに直列接続された第1のスイッチング回路と、同一色の発光ダイオードに直列接続された前記第1のスイッチング回路をまとめてスイッチング制御する第2のスイッチング回路とを具備し、前記第2のスイッチング回路に対して前記制御回路のオン信号が発生していないとき、単一のゲート回路で前記第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路に供給する電源を遮断するものである。
【0041】
したがって、単一のゲート回路によって前記第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路をまとめて遮断できるので、装置が廉価となる。また、単一のゲート回路で前記第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路に供給する電源を遮断でき、表示回路側の暗電流をなくすことができ、特に、車両用の表示回路においては、バッテリという限られた電源であるから、カーラジオ等が駆動していても、表示回路の暗電流をなくすことができ効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1における車両用暗電流遮断装置の電源側回路の回路構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1における車両用暗電流遮断装置の表示回路側の回路構成図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態2における車両用暗電流遮断装置のフローチャートである。
【符号の説明】
LED11,LED12、LED21,LED22、LED31,LED32、LED41,LED42 発光ダイオード
GS1 〜GS4 緑色用第1のスイッチ回路
RS1 〜RS4 赤色用第1のスイッチ回路
BS1 〜BS4 青色用第1のスイッチ回路
GS0 緑色用第2のスイッチ回路
RS0 赤色用第2のスイッチ回路
BS0 青色用第2のスイッチ回路
AG ゲート回路
Claims (1)
- 表示回路に使用される各色複数の緑、赤、青色の発光ダイオード及び前記複数の緑、赤、青色の発光ダイオードに対応して直列接続された複数の緑色用第1のスイッチ回路、赤色用第1のスイッチ回路、青色用第1のスイッチ回路からなる第1のスイッチング回路と、
前記複数の緑、赤、青色の発光ダイオードに対応して直列接続された前記各第1のスイッチング回路の各色をまとめてスイッチング制御する緑色用第2のスイッチ回路、赤色用第2のスイッチ回路、青色用第2のスイッチ回路からなる第2のスイッチング回路と、
スモークライトが点灯しているとき電力の供給を行う状態となり、前記複数の緑、赤、青色の発光ダイオードに直列接続された前記第2のスイッチ回路を制御する制御回路と、
前記制御回路及び前記複数の緑色用第1のスイッチ回路、赤色用第1のスイッチ回路、青色用第1のスイッチ回路の各べースと緑色用第2のスイッチ回路、赤色用第2のスイッチ回路、青色用第2のスイッチ回路の各エミッタ間に定電圧を供給する定電圧回路と、
前記第2のスイッチング回路に対して前記制御回路のオン信号が発生していないとき、前記第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路に供給する前記定電圧回路の出力を遮断する単一のゲート回路と
を具備することを特徴とする車両用暗電流遮断装置。
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