JP4654077B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明はパチンコ等の遊技機に関する。
従来、例えばパチンコ遊技機に代表される遊技機では、遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成した遊技盤の中央に大きな可変表示装置を有するセンター役物を設け、その下方に始動入賞口を、さらにその下方に大入賞口を備えるものが一般的である。また、可変表示装置と始動入賞口の間には、遊技球を転動させ、また転動する遊技球を所定の確率で始動入賞口に向けて流下させる転動面がステージ状に設けられていることが多い。一般的に、遊技領域を転動流下する遊技球が転動面に導かれるために、遊技球を誘導するための誘導路(所謂ワープルート)が設けられている。このように、遊技盤上に打ち出された遊技球が始動入賞口に入賞するに至る経路を、転動面から流下して入賞する経路と、遊技盤上に設けられた所謂ジャンプ釘とよばれる釘にて跳ね上げられて入賞する経路の二つとすることで、遊技球の動きを多様化し、よりゲーム性を高めることができる。
始動入賞口の上方に設けられる転動面は様々な形状とすることが可能である。このうち、特に近年は、遊技球の転動先および流下先を遊技者が予見しづらいためにゲーム性が高く、また始動入賞口に入賞するまでの遊技球の動きの面白さを向上させることができるという観点から、遊技球が面上を左右に揺動することのできる波型の転動面とする場合が多い。
また転動面は、上記のように始動入賞口の直上に設けられる場合のほか、大入賞口の内部や、普通入賞口に至る経路上、またはワープルートに至る経路上などにも設けることができる。これらの箇所に転動面を設けることにより、単に遊技球を所定の場所に誘導するのみならず、転動面から遊技球が流下する方向が適宜振り分けられることにより、遊技者には高いゲーム性が与えられ、また遊技機の設置者にとっては遊技球の意図した入賞率が実現されるという利点がある。
このように転動面は、その上で転動する遊技球の動きを遊技者が最も注目する部位のひとつであり装飾効果の高い場所でもある。そこで従来から、転動面の近傍に電飾やレンズ、人形を配するなどして遊技盤の装飾を行う発明がなされている。例えば下記特許文献1では、装飾と球誘導を兼ねた人形等球誘導手段を、転動面の奥に設けた空間および転動面の手前側に配したパチンコ機の発明が提案されている。
特開2000−51445号公報
しかし、特許文献1記載の発明を含め従来の遊技機においては、転動面そのものは機能性を重視するあまり、例えば単純な平板型や波型などの極めて幾何学的なデザインがなされるにとどまり、装飾はもっぱら転動面の奥側の空間または手前側の側面にて行われていた。よってこれまでの遊技機では、転動面自体のデザインや装飾によって他の遊技機との差別化を図ることは十分には行われていなかった。
一方、昨今の遊技機は、様々なタイアップ(劇場映画、アニメーション、歌手、TVドラマ等)や独特のモチーフのものが数多くあり、それにあわせて、センター役物または各種入賞装置に代表される装飾部材や、遊技盤の盤面を統一的にデザインしたいという要望も多くあった。しかし従来の転動面は、無機質な印象を与える場合が多く、これらのモチーフからは異質でアンバランスな印象を与えるものであった。
そこでこれらの問題点をふまえ、本発明は、転動面を備える遊技機において、遊技球を転動させてその軌跡によって遊技者を楽しませるという転動面の機能を損なうことなく、転動面自体の高い装飾効果を得ることを目的とする。
本発明は、
(1) 遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、該遊技領域に、
遊技球が転動可能な転動面を設けられた装飾部材と、
該転動面から流下した遊技球が入賞可能な入賞装置と、
該入賞装置に遊技球が入賞することにより図柄を変動および停止表示させる図柄表示装置とを有し、
該図柄表示装置に停止表示される図柄が所定の図柄である場合に遊技者に大当たり遊技状態を付与する遊技機において、
前記転動面の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の一部を構成しており、
転動面の後側の位置には立面が形成されており、
キャラクタ部には、立面に沿ってのびる立部を有するとともに転動面を構成しない突起部が、設けられており、
前記立面には、突起部の立部に嵌合する嵌合溝が、嵌合溝に立部を嵌合させた状態で立面と立部とが面合わせされるように、設けられている、ことを特徴とする遊技機、
(2) 立面の上端から後方にのびて形成され転動面の後側に該転動面よりも一段高く形成された上段ステージが設けられており、
突起部の先端が、上段ステージへとのびている、上記(1)に記載の遊技機、
(3) 遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、該遊技領域に、
遊技球が転動可能な転動面を設けられた装飾部材と、
該転動面から流下した遊技球が入賞可能な入賞装置と、
該入賞装置に遊技球が入賞することにより図柄を変動および停止表示させる図柄表示装置とを有し、
該図柄表示装置に停止表示される図柄が所定の図柄である場合に遊技者に大当たり遊技状態を付与する遊技機において、
前記転動面の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の少なくとも一部を構成しており、
転動面内に、キャラクタ部に模されたキャラクタの一部をかたどった形状の凹部が設けられており、且つ、該凹部にガラス又は樹脂を嵌め込んで面合わせされてなる、ことを特徴とする遊技機、
(4) 遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、該遊技領域に、
遊技球が転動可能な転動面を設けられた装飾部材と、
該転動面から流下した遊技球が入賞可能な入賞装置と、
該入賞装置に遊技球が入賞することにより図柄を変動および停止表示させる図柄表示装置とを有し、
該図柄表示装置に停止表示される図柄が所定の図柄である場合に遊技者に大当たり遊技状態を付与する遊技機において、
前記転動面の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の一部を構成しており、
転動面内に、キャラクタ部に模されたキャラクタの一部をかたどった形状の凹部が設けられており、且つ、該凹部にガラス又は樹脂を嵌め込んで面合わせされており、
転動面の後側の位置には立面が形成されており、
キャラクタ部には、立面に沿ってのびる立部を有するとともに転動面を構成しない突起部が、設けられており、
前記立面には、突起部の立部に嵌合する嵌合溝が、嵌合溝に立部を嵌合させた状態で立面と立部とが面合わせされるように、設けられている、ことを特徴とする遊技機、
(5)転動面は、該転動面上を流下する遊技球を、遊技者にとって有利となる経路と遊技者にとって不利となる経路とに振り分けるように構成されている、上記(1)から(4)のいずれかに記載の遊技機、
を要旨とする。
本発明の遊技機は、遊技球が転動する転動面自体が意匠性の高いキャラクタ部を構成することを特徴とする。これにより、従来は幾何学的な形状であって盤面全体の統一的なデザインからは異質な印象を与えることの多かった転動面に高い装飾効果を与えることができる。よって転動面を含む装飾部材の全体、さらには遊技盤の全体にわたって、盤面のトータルバランスを損なわずに統一的なモチーフによる装飾を施すことが可能となる。
また、転動面の面内にキャラクタ部の全部または一部を面状に形成することにより、遊技球の転動動作を損なわず、その転動の軌跡によって遊技者を楽しませるという転動面の機能を損なわずに、装飾的な効果のみを得ることができる。
さらに本発明の遊技機によれば、遊技球がキャラクタ部の面上を転動することとなることから、例えば遊技球を通過させるための開口部をキャラクタ部の目や口に見立てるなどして、遊技球の動きに面白さを与えることもできる。
以上より、本発明の遊技機によれば、転動面のデザインを遊技機の差別化をするポイントとすることができる一方、遊技者に好印象を与えることが可能となる。
本発明の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。本発明にかかる遊技機のうち、本実施の形態では、所謂第一種パチンコ遊技機を一例に挙げて説明する。第一種パチンコ遊技機とは、例えば、遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、その略中央に図柄表示装置を、該図柄表示装置の下方に始動入賞口を、さらに該始動入賞口の下方に大入賞口を備えるパチンコ遊技機である。第一種パチンコ遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞すると、図柄表示装置にて、図柄が所定時間変動した後に、所定の組み合わせ表示にて停止する図柄変動ゲームが行われる。図柄変動ゲームにおいて、停止した所定の図柄の組み合わせが予め定められた特定の表示結果と一致した場合は、遊技者に大当たり遊技状態が付与されて大入賞口が開放され、多くの賞球の確保が期待される。
なお本明細書の以下の説明において、遊技機の部品、部材または装置等に関し、「前面」または「前側」とは、遊技機に取り付けられた状態で、これらを正面から見た場合の正面側を意味し、一方、「後面」または「後側」とは、かかる場合の裏面側または背面側を意味し、さらに「上下左右」とは、同じくこの場合のそれぞれ上側、下側、左側または右側を意味する。
図1は、かかる第一種パチンコ遊技機に代表される遊技機の正面図である。図2は図1に示すパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。図1に示すように、パチンコ遊技機1は、その基本的な構成として、縦長方形の外枠31の開口前面側に、縦長方形の中枠32が開閉自在に組み付けられ、中枠32には遊技盤2がセットされる。また中枠32の前面側には、遊技盤2を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠33と上球皿34とがともに横開き状態で開閉可能に組み付けられている。さらに中枠32の下部には下球皿35と、遊技球を発射する打球発射装置36が装着されている。また特に図示しないが、中枠32の後側には機構セット板が組み付けられ、さらにその後側には、球タンクおよび各種の球経路、払出部等の裏面部品が装着されている。
図2に示すように、パチンコ遊技機1の遊技盤2は、中枠32の遊技盤保持部に適合するよう略正方形に形成されている。遊技盤2の前面は、同図には図示しない打球発射装置36に連なる略円形状の案内レール37が取り付けられ、案内レール37に囲まれる部分が遊技領域3として区画形成されている。遊技領域3には、液晶表示ディスプレイ(LCD)等の図柄表示装置4や、始動入賞口51、大入賞口52、普通入賞口53等の入賞装置5が配置されている。また、打球発射装置36により発射された遊技球6が転動流下しつつ入賞装置5の入賞口に至ることができるよう、遊技領域3には多数の釘が配設され、遊技球6の経路が形成されている。
また遊技領域3には多様な装飾部材が配設される。本発明において、装飾部材とは装飾の施された遊技用構成部材であって、パチンコ遊技機1にゲーム性と意匠性を与え、他の遊技機との差別化を図るものである。装飾部材の具体例としては、図柄表示装置4がその後方から臨むセンター役物10が代表的であるがこれに限られず、前記の各種入賞装置5や、ワープルート、風車またはクルーン等を含む。従ってパチンコ遊技機1は通常、複数の装飾部材を有している。
図3は、かかる装飾部材の例としてのセンター役物10を示す斜視図である。センター役物10は、一般に始動入賞口51への遊技球6の入賞を容易にする経路を構成するとともに遊技者に多様なゲーム性を与える装置である。センター役物10を構成する部材はパチンコ遊技機1の種類ごとに多様であるが、図柄変動ゲームを行う図柄表示装置4のほか、遊技領域3を流下する遊技球6を所定の割合で受け入れる流入口20、流入口20から流入した遊技球6をセンター役物10の内部に誘導する誘導路21、誘導された遊技球6が転動する転動面11、およびパチンコ遊技機1のモチーフに合わせた装飾22を有するものが多い。
本実施の形態にかかるパチンコ遊技機1は、センター役物10に転動面11を有し、また転動面11の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の少なくとも一部を構成してなることを特徴とする。本発明において、キャラクタとは、テレビ、映画またはアニメなどに登場する固有の人や物、すなわちテレビキャラクタ、映画キャラクタまたはアニメキャラクタなどに限るものではなく、一般的な人間、動植物、自然現象、天然物、人造物、図案化された文字や記号、もしくはこれらの一部、またはこれらを組み合わせたものを含む概念である。すなわちキャラクタとは、転動面11を構成するキャラクタ部を見た遊技者が、それが何をかたどったものであるかを認識できるものであれば足り、そのような認識を生じさせない単なる幾何学的な形状を排除する趣旨である。
これらのキャラクタのうち、本実施の形態にかかるパチンコ遊技機1においては、センター役物10または遊技盤2の全体を統一するモチーフに適合するものの中から一つまたは複数を選択し、これにより転動面11の全部または一部を構成することが、遊技機全体の統一感を醸し出し、高い意匠的効果が得られるため特に好ましい。具体的には、遊技盤3の盤面、図柄表示装置4の表示図柄、およびセンター役物10の装飾22などを統一的なテーマによってデザインし、さらに、転動面11についてはその前側の側面、または後側の空間のみならず、平面または曲面からなる転動面11それ自体についても、同一のテーマに関連するキャラクタを模し、かつ面状部分を持つキャラクタ部より構成することが好適である。図3では、図柄表示装置4の図示しない表示図柄および装飾22を「妖怪」というテーマで統一し、転動面11の主要部分を「一反木綿」という妖怪の一種をかたどって形成している。かかる「一反木綿」は、面状の布地を体にもつ妖怪であって、遊技球6の揺動転動する転動面11を構成するに適する。ただし、本発明の目的を達成するためのキャラクタはこれに限られるものではなく、キャラクタ自体が明確な面状部分を有するかどうかにかかわらず、その態様や組み合わせ形状によって、遊技球6が転動可能な面状部分をもつキャラクタ部を形成できればよい。
図4は、本実施の形態にかかる転動面11の近傍を拡大した部分斜視図である。転動面11はキャラクタ部110より構成される。ただし、キャラクタ部110により得られる意匠的な効果を希釈しない限りにおいて、転動面11には非キャラクタ部111を有していてもよい。具体的には、転動面11が、その面積の半分を超える大きさのキャラクタ部110を備えることにより、意匠的な効果が大きくなり、本発明の目的を好適に達成することができる。
転動面11について、左右長さ方向について左端から右端まで到達するキャラクタ部110を形成することにより、意匠性が高く、またキャラクタ部110上で遊技球6が左右に転動する部分の長さを最大限とすることができ好適である。また、転動面11について、前後幅方向について前縁から後縁まで到達するキャラクタ部110を形成することにより、左右に転動する遊技球6が原則としてすべてキャラクタ部110の上を通過することとなるため、例えば遊技球6をキャラクタ部110の前後両方向に振り分けて流下させるなど、遊技球6の転動経路を多様に構成することができ好適である。
なお、転動面11の態様によっては、非キャラクタ部111を設けず、キャラクタ部110のみから転動面11を構成することも可能であり、その場合、得られる意匠性や、キャラクタ部110によって遊技球6の多様な転動経路を好適に構成できるなどの観点から最も好適である。
一方、キャラクタ部110には、転動面11を構成する面状部分のほか、転動面11を構成しない突起部120,121が設けられてもよい。ただし突起部120,121は、遊技球6の転動動作を阻害しない形状および位置にてキャラクタ部110に設けられることが好ましい。
同図に示すように、誘導路21の出口には三角板状などの弾発部材122が設けられ、誘導された遊技球6を遊技盤2の前面側に弾き、転動面11に案内する構成となっている。これにより、転動面11の後側に一段高く形成された上段ステージ123には原則として遊技球6は侵入しない。また突起部121については、転動面11から遊技球6が落下する途上に設けられているため、こちらも遊技球6の転動動作に関して、たとえば転動面11上で遊技球6が滞留してしまうなどの不都合を生じるものではない。
また、転動面11の後側の立面126には電飾127を設け、意匠的効果のみならず、例えば始動保留ランプなどに代表される、遊技者の遊技状態を表示する告知機能を持たせることもできる。この場合も、立面126に沿って転動面11上を左右に揺動運動する遊技球6の転動動作を阻害しないよう、電飾127は立面126に設けた透明窓の内部に配設することが好適である。また転動面11の下には図示しない照明手段を設け、下方からキャラクタ部110を照明することも、遊技者の注目度の高い転動面11の装飾効果をさらに高めるという観点から好適である。
転動面11には、遊技球6を転動させて、その軌跡によって遊技者を楽しませるという機能のほかに、遊技球6を所定の確率に基づいて複数の経路に振り分けるという機能を有する。図4に示すように、転動面11の略中央には浅い溝状の中央排出溝112が設けられ、ここを通過する遊技球6を所定の確率で捕捉して通孔124に送る。通孔124に入った遊技球6はクルーン125にてさらに経路を振り分けられるなどして、一定の割合で、同図には図示しない始動入賞口51の入賞口に送られる、または該入賞口に入賞しやすい状態とされる。また、転動面11には、中央排出溝112のほか、左排出溝113および右排出溝114が設けられ、一般的に中央排出溝112から排出される以上の確率で、遊技球6はこれらの排出溝より遊技領域3に排出される。なお、左排出溝113および右排出溝114は始動入賞口51の入賞口とは離れた位置に設けられていることから、かかる左右の排出溝から遊技領域3に排出されることは遊技者にとって一般的に不利となる。このように、転動面11はその形状を工夫することで、転動する遊技球6を所定の確率でいくつかの経路に振り分けることができる。
キャラクタ部110は、遊技球6が転動するために特に遊技者の目を引く部分であり、遊技球6の繰り返しの転動によって表面が汚れたりしては遊技者の興趣が低下してしまうおそれがある。よって本発明のように、センター役物10に代表される装飾部材に対してキャラクタ部110を着脱自在に構成し、キャラクタ部110の交換や清掃を容易とすることで、キャラクタ部110が何を模しているか分からなくなるほど汚れて遊技者の興趣を著しく低下させるといった問題を解決できるという効果も生じ得る。また、キャラクタ部110を装飾部材に対して着脱自在とすることは、転動面11の下部に設けられることのあるクルーン125やその他照明手段等を交換または保守しやすくなるという観点からも好適である。
図5は、妖怪「一反木綿」をかたどったキャラクタ部110をセンター役物10より取り外した状態の斜視図である。キャラクタ部110は、前面側に一対の装着溝131,132、左右両端側に係合突起133,134を有し、これらを用いてセンター役物10との着脱が可能である。係合突起133,134は、センター役物10の図示しない係合溝と係合させることで、キャラクタ部110の上下方向の動きを拘束し、これを保持する。
図6は、センター役物10を構成する前後2枚のフレームにキャラクタ部110を取り付ける様子を示す分解斜視図である。前フレーム140には、キャラクタ部110の装着溝131,132にそれぞれ対向する位置に二本の挿通軸141,142を備える。また後フレーム150は、転動面11を構成する非キャラクタ部111を備え、また前フレーム140から伸びる挿通軸141,142が嵌合可能な挿通孔151,152を有する。図中点線にて示す方向に挿通軸141,142を挿通孔151,152にそれぞれ嵌合させ、前フレーム140と後フレーム150とをあわせることで、挿通軸141,142はキャラクタ部110の架台となる。よってかかる架台に装着溝131,132を上方から嵌装することで、キャラクタ部110は左右方向を保持される。また前フレーム140と後フレーム150とでキャラクタ部110を挟み込むことで、キャラクタ部110の前後方向の動きも拘束され、これによりキャラクタ部110はセンター役物10に安定的に固定される。
また後フレーム150には嵌合溝153が設けられており、キャラクタ部110の突起部120のうち、立部1201が嵌合可能である。立部1201を嵌合溝153に嵌合させることにより、センター役物10に装着されたキャラクタ部110の左右方向のぶれが抑えられるとともに、立部1201と立面126が面合わせをされることとなるため、これに沿って転動面11上を揺動する遊技球6の転動動作が阻害されることを防ぐ。
なお、図5または図6に示すキャラクタ部110は、右側に妖怪の目をあらわす一対の凹部115と、両手をあらわす突起部120,121を有し、左端は妖怪の足にならい徐々に細くなっている。凹部115は、上を転動する遊技球6の動きを阻害しないよう、ガラスまたは透明な樹脂を嵌め込んで面合わせをしている。
本実施の形態にかかるキャラクタ部110は妖怪「一反木綿」をかたどったものであるが、遊技機のテーマによっては、例えばこれを人間の手や腕を模したものや、動植物をかたどったものなどとすることもできる。特に、動物をかたどったキャラクタ部110については、排出溝112、113、114または凹部115のいずれかを、かかる動物の口などに見立てて遊技球6の排出口とすることにより、動物が遊技球6を飲み込む動作を演出することができ好適である。
また、キャラクタ部110には妖怪「百目」をかたどったものを採用しても良い。その場合は、目の部分にLED等の発光部材を配置することでキャラクタ部110という遊技者が特に目を引く部分を装飾することができる。このように構成した場合にあっては、目の部分に配置したLEDを始動保留ランプとして機能させると、別途始動保留ランプを配置する必要がなく、部材点数を少なくすることができる。また、遊技者にとっては、特に目を引く部分に始動保留ランプがあるので、キャラクタ部110に視線を集中させたままで始動保留ランプの点灯の有無または点灯数を確認することができる。
さらに、本実施の形態は、突起部120,121を遊技球6の転動動作を阻害しない形状および位置にてキャラクタ部110に設けたが、突起部120,121を転動面上に設けて、転動面の障害物として利用することで、遊技球6の転動動作を複雑にすることが可能となり、遊技者の興趣を向上させることができる。
キャラクタ部110を備える転動面11が設けられる装飾部材は、センター役物10に限られるものではない。例えば各種の入賞装置5やワープホールなど、パチンコ遊技機1のゲーム性すなわち遊技球6の入賞率への寄与度が高く、遊技者の関心の高い部位に本発明にかかる転動面11を設けることで、所定の確率に応じて遊技球6の振り分けを行う転動面としての機能と、キャラクタ部110による高い装飾的効果が得られ、他の遊技機との差別化を図ることができる。なお、キャラクタ部110を備える転動面11が設けられる装飾部材は入賞率への寄与度に関係なく、遊技球6が転動する場所であれば、どのような場所に配置されてもよい。
本発明の実施の形態にかかるパチンコ遊技機の正面図である。 本発明の実施の形態にかかる遊技盤の正面図である。 本発明の実施の形態にかかる装飾部材の斜視図である。 図3の転動面の近傍を示す斜視図である。 図3の転動面を構成するキャラクタ部の斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるキャラクタ部の取付方法を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 遊技盤
3 遊技領域
4 図柄表示装置
5 入賞装置
51 始動入賞口
52 大入賞口
53 普通入賞口
6 遊技球
10 センター役物
11 転動面
110 キャラクタ部
111 非キャラクタ部
112 中央排出溝
113 左排出溝
114 右排出溝
115 凹部
120,121 突起部
1201 立部
122 弾発部材
123 上段ステージ
124 通孔
125 クルーン
126 立面
127 電飾
131,132 装着溝
133,134 係合突起
140 前フレーム
141,142 挿通軸
150 後フレーム
151,152 挿通孔
153 嵌合溝
20 流入口
21 誘導路
22 装飾
31 外枠
32 中枠
33 前枠
34 上球皿
35 下球皿
36 打球発射装置
37 案内レール

Claims (5)

  1. 遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、該遊技領域に、
    遊技球が転動可能な転動面を設けられた装飾部材と、
    該転動面から流下した遊技球が入賞可能な入賞装置と、
    該入賞装置に遊技球が入賞することにより図柄を変動および停止表示させる図柄表示装置とを有し、
    該図柄表示装置に停止表示される図柄が所定の図柄である場合に遊技者に大当たり遊技状態を付与する遊技機において、
    前記転動面の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の一部を構成しており、
    転動面の後側の位置には立面が形成されており、
    キャラクタ部には、立面に沿ってのびる立部を有するとともに転動面を構成しない突起部が、設けられており、
    前記立面には、突起部の立部に嵌合する嵌合溝が、嵌合溝に立部を嵌合させた状態で立面と立部とが面合わせされるように、設けられている、ことを特徴とする遊技機。
  2. 立面の上端から後方にのびて形成され転動面の後側に該転動面よりも一段高く形成された上段ステージが設けられており、
    突起部の先端が、上段ステージへとのびている、請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、該遊技領域に、
    遊技球が転動可能な転動面を設けられた装飾部材と、
    該転動面から流下した遊技球が入賞可能な入賞装置と、
    該入賞装置に遊技球が入賞することにより図柄を変動および停止表示させる図柄表示装置とを有し、
    該図柄表示装置に停止表示される図柄が所定の図柄である場合に遊技者に大当たり遊技状態を付与する遊技機において、
    前記転動面の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の少なくとも一部を構成しており、
    転動面内に、キャラクタ部に模されたキャラクタの一部をかたどった形状の凹部が設けられており、且つ、該凹部にガラス又は樹脂を嵌め込んで面合わせされてなる、ことを特徴とする遊技機。
  4. 遊技盤上に遊技球が転動流下する遊技領域を区画形成し、該遊技領域に、
    遊技球が転動可能な転動面を設けられた装飾部材と、
    該転動面から流下した遊技球が入賞可能な入賞装置と、
    該入賞装置に遊技球が入賞することにより図柄を変動および停止表示させる図柄表示装置とを有し、
    該図柄表示装置に停止表示される図柄が所定の図柄である場合に遊技者に大当たり遊技状態を付与する遊技機において、
    前記転動面の全部または一部が、キャラクタを模して形成されたキャラクタ部の一部を構成しており、
    転動面内に、キャラクタ部に模されたキャラクタの一部をかたどった形状の凹部が設けられており、且つ、該凹部にガラス又は樹脂を嵌め込んで面合わせされており、
    転動面の後側の位置には立面が形成されており、
    キャラクタ部には、立面に沿ってのびる立部を有するとともに転動面を構成しない突起部が、設けられており、
    前記立面には、突起部の立部に嵌合する嵌合溝が、嵌合溝に立部を嵌合させた状態で立面と立部とが面合わせされるように、設けられている、ことを特徴とする遊技機。
  5. 転動面は、該転動面上を流下する遊技球を、遊技者にとって有利となる経路と遊技者にとって不利となる経路とに振り分けるように構成されている、請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
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