JP2004008374A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004008374A JP2002163876A JP2002163876A JP2004008374A JP 2004008374 A JP2004008374 A JP 2004008374A JP 2002163876 A JP2002163876 A JP 2002163876A JP 2002163876 A JP2002163876 A JP 2002163876A JP 2004008374 A JP2004008374 A JP 2004008374A
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Norihiko Harada
原田 紀彦
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的な向上を図る。
【解決手段】パチンコ機1の遊技盤5には、その略中央部において可変表示装置14が取着されている。可変表示装置14は、液晶表示部20と、該液晶表示部20を囲むようにして設けられたセンターフレーム21とを有している。センターフレーム21は、前ベース枠と、その上辺部に上部流路部材と、その側辺部に側部流路部材と、上部流路部材及び側部流路部材に連接される連通路部材と、その下辺部に後方ステージ部材とを備えている。前記各部材は関連し合って係止されるよう構成されており、上部流路部材が前ベース枠に固定されることにより、各部材が前ベース枠に係止された状態となる。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、遊技機の一種として、遊技盤面上における遊技球の挙動の挙動に起因して種々の遊技状態が導出されるパチンコ機が知られている。
【0003】
上記パチンコ機の中には、興趣向上のため表示装置を備えたものもあり、その多くは、当該表示装置の周囲を囲むセンターフレームを備えている。
【0004】
このセンターフレームは、表示部を遊技盤において支持する役割や、外観装飾の役割等多くの役割を果たしているため、近年、数多くの構成部材により構成されている。結果として、表示装置ひいてはパチンコ機を構成する部品点数の増大等といった不具合を招くおそれがあった。
【0005】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品点数の削減を図ることのできる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用等についても説明する。
【0007】
手段1.遊技盤に表示装置を備え、
前記表示装置が、表示部と、その周囲を囲むセンターフレームとを備えてなる遊技機であって、
前記センターフレームは、基枠部材と、当該基枠部材に組付けられる複数の構成部材とを備え、
前記複数の構成部材のうちの特定構成部材を所定の固定手段によって前記基枠部材に固定することにより、他の構成部材が前記基枠部材に係止されるようにしたことを特徴とする遊技機。
【0008】
上記手段1によれば、特定構成部材を固定することにより、他の構成部材が基枠部材に係止され、各構成部材の基枠部材からの抜け落ちが防止される。結果として、各構成部材をそれぞれ固定手段により基枠部材に固定する場合に比べて、多くの固定手段を使用する必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。さらに、特定構成部材を取り外すことにより、他の構成部材も取り外すことが可能となるため、センターフレームの解体作業等が容易になり、リサイクル性の向上を図ることができる。
【0009】
手段2.手段1において、前記センターフレームは、その周辺部に沿って、複数の流路構成部材により構成された球案内流路を備え、前記特定構成部材は、前記複数の流路構成部材のうちの特定の流路構成部材であることを特徴とする遊技機。なお、前記「複数の流路構成部材」は、前記球案内流路の上流部を構成する上部流路部材と、その下流部を構成する側部流路部材と、前記両流路部材を連通させる連通路部材とから構成されていることとしてもよい(以下の手段について同じ)。
【0010】
手段3.手段2において、前記他の構成部材には、遊技球の転動を許容する特定ステージ部材及び前記複数の流路構成部材のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする遊技機。
【0011】
手段4.手段1において、前記特定構成部材は、遊技球の転動を許容する特定ステージ部材であることを特徴とする遊技機。
【0012】
手段5.手段4において、前記センターフレームは、その周辺部に沿って、複数の流路構成部材により構成された球案内流路を備え、前記他の構成部材には、前記複数の流路構成部材のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする遊技機。
【0013】
手段6.手段1乃至手段5のいずれかにおいて、前記センターフレームは、所定の発光手段からの発光を透過させる少なくとも1つの透光部材を備え、前記他の構成部材には、前記透光部材のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする遊技機。
【0014】
手段7.手段1において、前記センターフレームは、所定の発光手段からの発光を透過させる少なくとも1つの透光部材を備え、前記特定構成部材は前記透光部材のうちのいずれかであることを特徴とする遊技機。
【0015】
手段8.手段7において、前記センターフレームは、その周辺部に沿って、複数の流路構成部材により構成された球案内流路を備え、前記他の構成部材には、遊技球の転動を許容する特定ステージ部材及び前記複数の流路構成部材のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする遊技機。
【0016】
手段9.手段1において、前記センターフレームは、その周辺部に沿って球案内流路を備え、
当該球案内流路は、
前記基枠部材の上辺部において前記球案内流路の一部を構成する上部流路部材と、
前記基枠部材の側辺部において前記球案内流路の一部を構成する側部流路部材と、
前記球案内流路の一部を構成し、かつ、前記上部流路部材及び側部流路部材に連接される連通路部材と、
前記基枠部材の下辺部において遊技球の転動を許容する特定ステージ部材と、前記基枠部材の上辺部において、所定の発光手段からの発光を透過させる第1透光部材及び第2透光部材とを備え、
前記特定構成部材は、前記上部流路部材、前記側部流路部材、前記連通路部材、前記特定ステージ部材、前記第1透光部材、及び、前記第2透光部材のうちのいずれかであって、
前記他の構成部材には、前記側部流路部材、前記連通路部材、前記特定ステージ部材、前記第1透光部材、及び、前記第2透光部材のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする遊技機。
【0017】
手段10.遊技盤に表示装置を備え、
前記表示装置は、表示部と、その周囲を囲むセンターフレームとを備え、
前記センターフレームは、その周辺部に沿って球案内流路を備えてなる遊技機であって、
前記センターフレームは、基枠部材と、
前記基枠部材の上辺部において前記球案内流路の一部を構成する上部流路部材と、
前記基枠部材の側辺部において前記球案内流路の一部を構成する側部流路部材と、
前記球案内流路の一部を構成し、かつ、前記上部流路部材及び側部流路部材に連接される連通路部材と、
前記基枠部材の下辺部において遊技球の転動を許容する特定ステージ部材とを備え、
前記特定ステージ部材が、前記基枠部材に係合されるとともに、少なくとも前記センターフレームの後方向へ移動不能となるよう構成され、
前記側部流路部材が、前記特定ステージ部材をその前側より係止しつつ、後方向へ移動不能となるよう前記基枠部材に係合され、
前記連通路部材が、前記側部流路部材にその前側より係合され、
前記上部流路部材が、前記連通路部材を前側より係止しつつ所定の固定手段により前記基枠部材に固定されていることを特徴とする遊技機。
【0018】
上記手段10によれば、センターフレームを構成する各種構成部材が関連し合って組み付けられており、上部流路部材を基枠部材に固定することにより、各構成部材が基枠部材に係止された状態となり、その抜け落ちが防止される。結果として、各構成部材をそれぞれ固定手段により基枠部材に固定する場合に比べて、多くの固定手段を使用する必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。さらに、上部流路部材を取り外すことにより、他の構成部材も取り外すことが可能となるため、センターフレームの解体作業等が容易になり、リサイクル性の向上を図ることができる。
【0019】
手段11.手段10において、前記側部流路部材及び特定ステージ部材は、それぞれ一対の突部を有し、
前記基枠部材は、前記各一対の突部に対応する一対の溝部を有し、
前記側部流路部材及び特定ステージ部材は、それぞれ前記一対の突部が前記基枠部材の前側より前記一対の溝部に嵌入されることにより、前記基枠部材に係合されていることを特徴とする遊技機。
【0020】
上記手段11によれば、上記各部材に設けられた一対の突部が、それぞれ基枠部材の一対の溝部にその前側より嵌入される構成となっているため、複雑な組付け作業を要せず、上記各部材を基枠部材に係合することができる。結果として、組付け作業の簡素化を図ることができる。また、解体作業時には各部材の取り外しも容易となり、解体作業の簡素化を図ることもできる。
【0021】
手段12.手段10又は手段11において、前記基枠部材の上辺部において、所定の発光手段からの発光を透過させる第1透光部材と第2透光部材を備え、
前記第1透光部材及び第2透光部材は、それぞれ一対の突部を有し、
前記基枠部材は、前記第1透光部材の一対の突部に対応する一対の溝部を有し、
前記第1透光部材は、それぞれ前記一対の突部が前記基枠部材の前側より前記一対の溝部に嵌入されることにより前記基枠部材に係合されるとともに、前記上部流路部材によって前側より係止され、
前記第2透光部材は、前記上部流路部材の下部に嵌合されるとともに、自身の前記一対の突部が前記上部流路部材により係止されていることを特徴とする遊技機。
【0022】
上記手段12によれば、第1透光部材及び第2透光部材を備えた場合でも、上述したように、上部流路部材を基枠部材に固定することにより、各透光部材が基枠部材に係止された状態となり、手段1又は手段2と同様の効果を奏することができる。さらに、第2透光部材に関しては、上部流路部材と第2透光部材とを一体として、上記基枠部材に組み付けることができ、組付け作業の簡素化を図ることができる。また、解体作業時には第2透光部材の取り外しも容易となり、解体作業の簡素化を図ることもできる。
【0023】
手段13.手段3乃至手段12のいずれかにおいて、前記特定ステージ部材の前側において、当該特定ステージ部材と連接される前方ステージ部材を備え、
前記前方ステージ部材が、前記特定ステージ部材及び側部流路部材を前側より係止しつつ所定の固定手段により前記基枠部材に固定されていることを特徴とする遊技機。
【0024】
上記手段13によれば、上部流路部材に加えて、前方ステージ部材が固定されるため、各構成部材がより確実に基枠部材に係止された状態となり、より確実にその抜け落ちが防止される。
【0025】
手段14.手段13において、前記前方ステージ部材は、その一部が前記側部流路部材の前面側に配設されていることを特徴とする遊技機。
【0026】
手段15.手段1乃至手段14のいずれかにおいて、前記センターフレームは、前記基枠部材の背側において、前記表示部を組付け可能な後基枠部材を備えていることを特徴とする遊技機。
【0027】
上記手段15によれば、基枠部材とは別に後基枠部材を備えているため、例えば上記発光手段やその制御基板等を後基枠部材側に取着する構成とすれば、基枠部材に上記各構成部材を組付け、後基枠部に前記制御基板等を組付けた後、両者を組み合わせることもでき、その結果、センターフレームの組付け作業がより容易になる。
【0028】
手段16.手段15において、前記特定ステージ部材は、前記後基枠部材の一部に当接することにより、前記センターフレームの後方向へ移動不能に構成されていることを特徴とする遊技機。
【0029】
手段17.手段1乃至手段16のいずれかにおいて、前記複数の構成部材のうちの少なくとも1つは、他の構成部材と組付けられる組付け部を有し、
当該組付け部に、当該構成部材の材質名又はその材質を意味する記号を表記したことを特徴とする遊技機。
【0030】
上記手段17によれば、構成部材の組付け部に、当該構成部材の材質名等が表記されているため、当該材質表記が遊技者に視認困難又は視認不能となり、前記材質表記によって美感を損ねたり、遊技者に様々な誤解を生じさせるといった不具合が低減される。結果として、リサイクル性の向上等を図りつつ、遊技機の外観品質が向上され、興趣の飛躍的な向上が図られる。
【0031】
手段18.手段17において、前記組付け部は、前記構成部材の所定部分から突出する突部であることを特徴とする遊技機。
【0032】
上記手段18によれば、前記材質表記がなされている部分が突部であるため、構成部材が組付けられてない状態で前記材質表記が比較的目に止まりやすくなる。結果として、遊技機の解体作業等を行うに際して、作業者が前記材質表記を視認しやすくなり、構成部材の分別作業等を行いやすくなる。
【0033】
手段19.手段18において、前記突部が、前記他の構成部材の所定部位に係止されることにより被覆されるようにしたことを特徴とする遊技機。
【0034】
上記手段19によれば、前記突部が前記他の構成部材によって被覆されることにより、前記材質表記がより確実に視認困難又は視認不能となる。また、遊技機の解体作業時において、作業者が前記他の構成部材を取り外すことにより、前記材質名又は材質を意味する記号をすぐさま視認することができ、作業効率を高めることができる。
【0035】
手段20.手段18において、前記突部が、前記他の構成部材の所定部位に嵌められるようにしたことを特徴とする遊技機。
【0036】
上記手段20によれば、突部が前記他の構成部材の所定部位に嵌められるため、前記材質表記がより確実に視認困難又は視認不能となる。なお、前記所定部位には、凹部、孔部、穴部や溝部等が含まれる。
【0037】
手段21.手段1乃至手段20のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であること。中でも、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を遊技盤面上に発射させ、遊技球が遊技盤を流下し、遊技盤に配設された入賞手段に入賞することに基づいて、所定条件が成立した場合には特別遊技価値が付与される。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0039】
図1に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持された前面枠3とを備えている。
【0040】
前面枠3の前面側には、一対のガラス板G(図5参照)のはめ込まれたガラス扉枠4が開閉自在に設けられている。前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5が着脱可能に装着されている。
【0041】
ガラス扉枠4の下方には、遊技球Bを貯留するための球受皿としての上皿6が設けられている。また、前面枠3の前面下部には、ほぼ中央部において球受皿としての下皿7が設けられている。下皿7の側方には、遊技球発射用ハンドル8が設けられている。ハンドル8は図示しない遊技球発射装置に連結されており、遊技者がハンドル8を回転させることにより、遊技球Bが遊技球発射装置から発射される。
【0042】
遊技盤5には、ルータ加工が施されることによって複数の開口部が形成されており、各開口部には、普通入賞チャッカー11、可変入賞装置12、入賞手段としての作動チャッカー13、可変表示装置14、スルーチャッカー15等が配設されている。
【0043】
遊技盤5の一側部には、遊技球発射装置によって発射される遊技球Bを遊技盤5の上部に案内する内レール16a及び外レール16bが設けられている。内レール16aの下端部付近において、遊技盤5には遊技球Bを導出するアウト口17が形成されている。そして、遊技盤5の下部に流下した遊技球Bの多くは、このアウト口17を通って図示しない球排出路へと案内される。本実施の形態では、遊技盤5のうち内レール16a及び外レール16bによって囲まれ、可変表示装置14等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域となっている。
【0044】
さて、可変表示装置14は、液晶表示部20と、該液晶表示部20を囲むように設けられたセンターフレーム21とを備えている。
【0045】
液晶表示部20には、例えば左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの表示列が表示される。各図柄列は識別情報としての複数の図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄列毎にスクロールするように可変表示される。
【0046】
より詳しくは、可変表示装置14の下方に設けられた作動チャッカー13に遊技球Bが入賞することに基づいて、可変表示装置14の液晶表示部20の図柄が可変表示される。そして、停止された図柄の組合せが予め設定した特定の組合せとなった場合には特別遊技価値が付与される。すなわち、大当たり状態が発生し、可変入賞装置12の大入賞口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやすい状態になる。なお、可変入賞装置12は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になっている。
【0047】
また、周知のとおり、前記普通入賞チャッカー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13に遊技球Bが入賞することに基づいて、上皿6又は下皿7に対し所定数の景品球(遊技球B)が払い出される。また、遊技盤5には、遊技球Bの流下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘K(図1,5参照、但し便宜上、図1では符号を省略する)が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
【0048】
次に、上述した可変表示装置14のセンターフレーム21について説明する。図2乃至図5に示すように、センターフレーム21は、遊技盤5の前面側に配設される基枠部材としての前ベース枠22と、遊技盤5の背面側に配設される後基枠部材としての後ベース枠23とを備えている。前ベース枠22と後ベース枠23とは上ネジ203,下ネジ204により固定されている。
【0049】
前ベース枠22及び後ベース枠23はそれぞれ中央部が開口した枠体形状をなし、両ベース枠22,23が組付けられることによって、センターフレーム21は全体として前後方向に貫通した枠体形状となっている。
【0050】
前ベース枠22の背面側には背壁部24が形成され、その中央部には略矩形状の窓部25が形成されている。後ベース枠23の背面側にも、背壁部26が形成され、その中央部には液晶表示部20に対応した略矩形状の窓部27が形成されている。窓部27周辺となるセンターフレーム21の背面側(本実施の形態では後ベース枠23の背面側)には、図示しない発光手段としてのLED等の電飾部材が各種制御基板とともに取着されている。
【0051】
後ベース枠23の前面側の開口周面部28は、下辺部を除き、前記窓部25と略同一形状に形成され、両ベース枠22,23が組付けられた状態では、窓部25及び開口周面部28の上辺部及び左右両側辺部がそれぞれ面一となる。なお、本実施の形態では、開口周面部28の下辺部が窓部25の下辺部より低位置となるように構成されている。これは後述する特定ステージ部材としての後方ステージ部材71を組付け易くするためであって、両下辺部が略同一形状となるように構成してもよい。
【0052】
前ベース枠22の上梁部30は、その上周縁部が略円弧状となっており、その左右方向の中央部が左右両端部より高くなっている。また、上周縁部の左右両側には、当該上周縁部より前面側に向けて突出する一対の左右天井部31,32がそれぞれ一体的に設けられている。
【0053】
上梁部30の前面側には上部流路部材36が取着されている。上部流路部材36は本実施の形態における特定構成部材を構成する。上部流路部材36は前ベース枠22の背面側より固定手段としてのネジ200,201により固定されている。上部流路部材36は、全体として上に凸となる略円弧形状をなし、その左右方向の中央部が左右両側部より高くなっている。上部流路部材36は、左右天井部31,32にほぼ並行するように形成された底部37と、底部37の前面側端部より上方へ延設された前面壁38とを有している。
【0054】
底部37の左右方向の中央部には、当該底部37を左右に仕切る仕切部39が設けられている。左右両天井部31,32と底部37との間隔、及び、上梁部30の前面と前面壁38との間隔は少なくとも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。これにより、センターフレーム21の上部には、遊技盤5上を流下してくる遊技球Bを上梁部30の略中央部から導入し、左又は右側方へ案内することのできる上部流路40が形成される(図4参照)。
【0055】
なお、底部37は、左右天井部31,32とほぼ並行するように形成されているとはいっても、中央部から左右方向に向けて徐々にその傾斜角度が変化していくようには形成されておらず、その傾斜角度が段階的に変化していくように構成されている。詳しくは、中央部付近では比較的緩やかな傾斜面が続き、左右端部近傍において比較的傾斜のきつい傾斜面となっている。従って、傾斜の緩やかな部分が比較的多くなり、上部流路40へ導入された遊技球Bは、その転動速度が比較的速くならないように左右方向へと案内される。
【0056】
上梁部30の前面側には、上部流路部材36の下方において、図示しないLED用の第1レンズ41が設けられている。第1レンズ41は本実施の形態における第2透光部材を構成する。第1レンズ41の本体部は、上辺部の左右方向の長さより下辺部の長さが短くなった正面略台形状に形成されている。また、第1レンズ41の上部周辺の形状と、上部流路部材36の中央下部の形状とが略同一となっており、第1レンズ41は上部流路部材36の中央下部に背面側より嵌入されている。第1レンズ41の左右両端部に突部としての突起部41aが形成されるとともに、上部流路部材36の背面側には突起部41aに対応する図示しない受部が形成されている。従って、上部流路部材36により第1レンズ41が係止され、これにより第1レンズ41の前方及び下方への抜け落ちが防止されている。
【0057】
また、上記背壁部24の上辺部の前面側には、第1レンズ41の下方においてLED用の第2レンズ42が設けられている。第2レンズ42は、取付枠43とともに組付けられている。第2レンズ42は、複数のLED等に対応するように複数の箱形レンズ44(本実施の形態では4つ)が連接された構成となっている。取付枠43には各箱形レンズ44の形状に対応した複数の貫通孔45が形成されており、各箱形レンズ44が各貫通孔45に対し、取付枠43の背面側より嵌入されている。
【0058】
第2レンズ42の左右両端部に突起部42aが形成され、取付枠43の背面側には突起部42aに対応する図示しない受部が形成されている。これにより、取付枠43により第2レンズ42が係止される。
【0059】
さらに、取付枠43の左右両端部近傍に突部としての突起部43aがそれぞれ形成され、上梁部30には、突起部43aに対応するように前後方向に延びる溝部としての溝46が設けられている。そして、突起部43aが溝46へそれぞれ前面側より差し込まれることにより、取付枠43及び第2レンズ42が前ベース枠22に組付けられている。これにより、取付枠43ひいては第2レンズ42の下方への抜け落ちが防止されている。
【0060】
また、上部流路部材36の背面側に突起部43aに対応する図示しない受部が形成されている。これにより、上部流路部材36により取付枠43が係止され、取付枠43ひいては第2レンズ42の前方への抜け落ちが防止されている。なお、第2レンズ42及び取付枠43が一体となったものが、本実施の形態における第1透光部材を構成する。
【0061】
さて、上記左右両側辺部34,35の内周面側には、一対の側部流路部材50,51がそれぞれ設けられている。側部流路部材50,51は、横方向の断面形状が凹型であって、左右両側辺部34,35の内周面に沿って上下方向に延びた形状となっている。側部流路部材50,51は、それぞれ凹型開口部が背面側を向いている。なお、左右両側辺部34,35の内周面には上下方向に沿って起伏が設けられており、当該起伏に対応するように側部流路部材50,51は波形に曲折した形状となっている。
【0062】
側部流路部材50,51には、上端部においてそれぞれ突片50a,51aが形成され、下端部において突片50b,51bがそれぞれ形成されている。また、上記上梁部30には、突片50a,51aに対応するように前後方向に延びる溝52が設けられ、同様に上記左右両側辺部34,35の下端部には突片50b,51bに対応する溝54が設けられている。そして、突片50a,51aが溝52へ、及び、突片50b,51bが溝54へそれぞれ前面側より差し込まれることにより、側部流路部材50,51が前ベース枠22に組付けられている。つまり、ここでは本実施の形態における側部流路部材50,51の一対の突部が突片50a,51a及び突片50b,51bによって構成され、これらに対応する一対の溝部が溝52及び溝54によって構成されている。
【0063】
左右両側辺部34,35の前面側と側部流路部材50,51の前面側とが面一となっている。また、側部流路部材50,51の前面側には、「龍」の胴部を模した鱗模様が付されている。
【0064】
側部流路部材50,51の内側は、少なくとも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。側部流路部材50,51は、その凹型開口部の端部が上記背壁部24の左右両側辺部にそれぞれ当接している。これにより、側部流路部材50,51及び背壁部24の左右両側部によって、遊技球Bを流下させる側部流路53がセンターフレーム21の左右両側部に形成される(図4、5参照)。
【0065】
側部流路部材50,51の上端部の前面側にはそれぞれ上開口部60が形成されている。上梁部30の前面側には、各上開口部60に対応するように、左右両端部近傍において傾斜部61が設けられている。各傾斜部61は、上部流路部材36の左右両端部から前記各上開口部60に向けて傾斜している。
【0066】
側部流路部材50,51の前面側上部には「龍」の頭部を模した連通路部材としての肩カバー63,64がそれぞれ取着されている。各肩カバー63,64は、それぞれ各開口部60の前方、上部流路部材36の左右両端部、及び、傾斜部61を覆っている。なお、各肩カバー63,64には、それぞれ上部流路部材36側において、突起部63a,64aが形成され、上部流路部材36の背面側には各突起部63a,64aに対応する図示しない受部が形成されている。これにより、上部流路部材36により各肩カバー63,64が係止され、肩カバー63,64の前方への抜け落ちが防止される。各肩カバー63,64の背面側には、それぞれ図示しない係合部が形成され、当該各係合部はそれぞれ各上開口部60に係合されるようになっている。
【0067】
各肩カバー63,64の背面側には遊技球Bが通過可能な流路63b,64bが形成されている(図4参照)。この流路63b,64bの前面側の壁面は、上記傾斜部61とほぼ並行するように形成されている。流路63b,64bによって上部流路40と側部流路53とが、遊技球Bが通過可能に連通する。つまり、上部流路40、側部流路53及び流路63b,64bによって本実施の形態における球案内流路が構成される。従って、上部流路部材36、側部流路部材50,51及び肩カバー63,64は本実施の形態における流路構成部材を構成する。
【0068】
一方、側部流路部材50,51の下部には、相対向する面において、下開口部65が形成されている。これにより、前ベース枠22の下梁部66の上面部67へ側部流路53から遊技球Bが排出されるようになっている。
【0069】
上面部67は、左右方向に沿って湾曲しており、凹型の(下に凸となる)略円弧状となっている。その左右方向の略中央部には、遊技球Bを上記作動チャッカー13の方へ誘導可能な誘導溝68が形成されている。誘導溝68の左右両側部には前方へ傾斜した排出傾斜部69が形成されいる。
【0070】
下梁部66の上方には後方ステージ部材71が設けられている。後方ステージ部材71は、半透明部材により成形され、遊技球Bの転動を許容する後方ステージ部72と、上記上面部67上の遊技球Bを視認可能とする視認部73とを有する。
【0071】
後方ステージ部72は、左右方向に沿って湾曲しており、パチンコ機1の正面から見て凹型の略円弧状となっている。後方ステージ部72は、その左右両端部がそれぞれ上記左右両側辺部34,35に達するまで左右方向に拡がっている。また、後方ステージ部72の後端部は上記背壁部24の前面に当接している。これにより、後方ステージ部材71がセンターフレーム21の後方向へ移動不能に構成されている。
【0072】
なお、後方ステージ部72の左右両端部にはそれぞれ突部としての突片72aが形成され、これに対応するように、前ベース枠22においては、窓部25の左右両側辺の下端部に溝部としての溝75がそれぞれ設けられ、後ベース枠23においては、開口周面部28の左右両側辺の下端部に溝76がそれぞれ設けられている。さらに、後方ステージ部72の後端部の略中央部には突片72bが形成され、これに対応するように、背壁部26には嵌入孔77が形成されている。そして、各突片72aがそれぞれ溝75,76へ前面側より差し込まれるとともに、突片72bが嵌入孔77に嵌合されることにより、後方ステージ部72が両ベース枠22,23に組付けられている。
【0073】
後方ステージ部72の左右方向の中央部には、前方に向けて下方へ比較的緩やかに傾斜した傾斜面78が設けられている。傾斜面78は比較的左右の幅が広く、その中央部には上記作動チャッカー13の方へ遊技球Bを誘導可能な誘導路79が形成されている。誘導路79の上流側の端部近傍には、その左右両側において一対の傾斜突部80,81が誘導路79に沿って設けられている。各傾斜突部80,81は、それぞれ誘導路79側に向けて上方へ傾斜している。各傾斜突部80,81の前後方向の幅は少なくとも遊技球Bの径より広くなっている。
【0074】
後方ステージ部72の左右両側部には、左右方向へ延在する一対のリブ82,83が設けられている。各リブ82,83の前後方向の位置は傾斜突部80,81の前面側端部に対応している。すなわち、背壁部26と各リブ82,83との間隔が遊技球Bの径より広くなっている。また、各リブ82,83の高さは、遊技球Bの転動速度によっては、遊技球Bが当該リブ82,83を乗り越えることができるような比較的低くなっている。
【0075】
さて、上記視認部73は、後方ステージ部72の前面側端部より下方へ延設されている。視認部73の前面は、下梁部66及び両側部流路部材50,51と略面一となるように構成されている。視認部73の下端部は、少なくとも左右両端部近傍において下梁部66と当接している。また、下端部の略中央部には誘導溝68及び排出傾斜部69に対応するように凹部85が形成されており、誘導溝68又は排出傾斜部69からの遊技球Bの導出又は排出を可能とする。
【0076】
後方ステージ部材71の前方には前方ステージ部材90が連接されている。前方ステージ部材90は、その上面に前方ステージ部93を有する。前方ステージ部材90は、左右方向に沿って湾曲しており、全体として下に凸となる略円弧形状となっている。前方ステージ部材90の前後方向の幅は少なくとも遊技球Bの径より広くなっている。前方ステージ部材90の左右両端部は、その左右方向における位置が上記左右両側辺部34,35の各左右端部とほぼ同じ位置となっている(若干、外方へ突出している)。本実施の形態では、上記視認部73の前後方向の位置が、遊技盤5の前面とほぼ同じ位置となっている。従って、前方ステージ部材90は、そのほぼ全体が遊技盤5面より前方へ突出した状態となっている。前方ステージ部材90の前端部は、前後方向に対して上記複数の釘Kの前端部とほぼ同位置まで達している。なお、前方ステージ部材90は前ベース枠22の背面側より固定手段としてのネジ207,208により固定されている。
【0077】
前方ステージ部材90の左右両端部には、それぞれ中空状のクッション部91,92が設けられている。クッション部91,92の中空部はその左右方向の断面形状が略平行四辺形状となっており、その上面部は当該前方ステージ部材90の中央部に向けて下方へ傾斜している。また、前方ステージ部材90の左右両端部は遊技盤5に対して開放されており、ここからクッション部91,92へ遊技球Bが導入可能となっている。
【0078】
両クッション部91,92に挟まれた前方ステージ部93は上記後方ステージ部72と略面一となっている。前方ステージ部93には、各クッション部91,92の左右方向の内側において一対の誘導リブ94,95が設けられている。誘導リブ94,95は、各クッション部91,92の前面側端部より前方ステージ部材90の背面方向に向けて湾曲し、その先端部近傍は後方ステージ部72の略対角線上にある上記リブ82,83の先端部近傍に向けて略直線状に延びている。
【0079】
さらに、前方ステージ部93には、その左右方向の中央部において落下孔97が設けられている。落下孔97の左右方向の長さは上記傾斜面78の左右方向の長さに対応している。なお、これらの左右方向の長さは、遊技球Bの複数個分の長さ又はそれ以上となるように構成されている。
【0080】
落下孔97の左右方向の中央部には、上下方向に沿って一対の仕切板98,99が上記誘導路79に対応して設けられている。一対の仕切板98,99によって、作動チャッカー13の直上方に誘導孔100が形成される。
【0081】
なお、前方ステージ部材90の背面側には図示しない一対の突起部が形成され、これに対応するように、上記視認部73には前記突起部が嵌入される一対の嵌入孔101,102が形成されている。これにより、前方ステージ部材90は後方ステージ部材71に組付けられている。
【0082】
さて、本実施の形態では、前ベース枠22、後ベース枠23、上部流路部材36、第1レンズ41、第2レンズ42、側部流路部材50,51、肩カバー63,64、後方ステージ部材71、及び、前方ステージ部材90はポリカーボネート(PC)に形成されている。なお、少なくとも上部流路部材36及び側部流路部材50,51は、遊技球Bの視認性を高めるため、透明又は半透明のものが採用されている。これに限らず、上記各構成部材が、透光性又は視認性を有するもので、透明又は半透明のもの又は染料や顔料等によって着色されているものであっても何ら差し支えない。
【0083】
ここで、センターフレーム21の組付け順序について説明する。但し、後ベース枠23の背面側における図示しないLEDや基板等の組付けについては便宜上その説明を省略する。
【0084】
まず、第2レンズ42を取付枠43に組付けるとともに、各突起部43aを各溝46へそれぞれ前面側より嵌め込み、取付枠43を上梁部30下部に組付ける。また、各突片72aを溝75へそれぞれ前面側より嵌め込み、下梁部66に後方ステージ部材71を組付ける。
【0085】
続いて、突片50a,51a及び突片50b,51bをそれぞれ溝52及び溝54へ前面側より嵌め込み、側部流路部材50,51を左右両側辺部34,35にそれぞれ組付ける。これにより、後方ステージ部材71(各突片72a)が側部流路部材50,51に前側より係止される。
【0086】
次に、側部流路部材50,51の上部に肩カバー63,64をそれぞれ組付ける。そして、予め第1レンズ41を組付けた上部流路部材36を上梁部30へ組付け、前ベース枠22の背面側からネジ止めする。
【0087】
また、前方ステージ部材90を後方ステージ部材71に組付け、前ベース部材22の背面側よりネジ止めする。そして最後に、前ベース枠22と後ベース枠23とを組付け、ネジ止めする。
【0088】
次に、上記のように構成されてなる本実施の形態の作用及び効果について説明する。
【0089】
本実施の形態によれば、遊技者の操作により、遊技盤5上部に打ち込まれた遊技球Bは、センターフレーム21上部から上部流路40へ案内される場合がある。この遊技球Bは、当該上部流路40、流路63a(64a)及び側部流路53を通って、下梁部66の上面部67へ案内される。そして、遊技球Bは上面部67に沿って転動し、誘導溝68又は排出傾斜部69から遊技盤5へと導出される。このうち誘導溝68に沿って導出される遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッカー13へと導かれる。なお、遊技者は、上面部67における遊技球Bの挙動を、視認部73を介して視認することができる。
【0090】
また、遊技盤5を流下する一部の遊技球Bは、上記釘K等によって、前方ステージ部材90へ案内される場合がある。詳しくは、センターフレーム21の左側(又は右側)を流下する遊技球Bが、前方ステージ部材90の左側(右側)端部よりクッション部91(92)へと案内される。この遊技球Bの流下してきた勢いは、ある程度クッション部91(92)によって吸収される。
【0091】
そして、この遊技球Bはクッション部91(92)の傾斜に沿って転動する。クッション部91(92)を通過すると、遊技球Bは前方ステージ部93を下りつつ、誘導リブ94(95)に沿って転動する。
【0092】
遊技球Bは、誘導リブ94(95)の上記形状に基づいて転動方向を変化させていき、当該誘導リブ94(95)を通過すると、後方ステージ部72の略対角線上にあるリブ83(82)の先端部近傍に向けて転動していく。
【0093】
ここで、遊技球Bは、クッション部91(92)及び前方ステージ部93の傾斜によって十分に加速されているため、傾斜面78及び誘導路79において、その緩やかな傾斜に沿って手前側に転動することがほとんどなく、傾斜面78及び誘導路79を通過することができる。
【0094】
遊技球Bは、傾斜面78及び誘導路79を通過すると、リブ83(82)の先端部の先から背壁部26へと到達する。また、遊技球Bは、傾斜面78及び誘導路79の形状によって、その転動方向を若干変えられてリブ83(82)に向かって転動していったとしても、リブ83(82)を乗り越え背壁部26へと到達することができることもある。
【0095】
背壁部26へと到達した遊技球Bは、当該背壁部26によって転動方向を後方ステージ部72の外方へと変化させられ、当該背壁部26に沿って開口周面部28の右側辺部(左側辺部)へと転動する。ここで、勢い余って背壁部26から前面側へ跳ね返ってくる遊技球Bも、リブ83(82)によって前面側への動きを規制されつつ、前記右側辺部(左側辺部)へと転動する。
【0096】
遊技球Bは、前記右側辺部(左側辺部)へと到達すると、当該右側辺部(左側辺部)で跳ね返ることによって(又は転動を停止させられ、後方ステージ部72の傾斜によって)、その転動方向を反転させる。
【0097】
そして、遊技球Bは、リブ83(82)によって前面側への動きを規制されつつ、後方ステージ部72の傾斜に沿って傾斜突部81(80)へ向けて転動する。
【0098】
遊技球Bは、傾斜突部81(80)へ到達すると、当該傾斜突部81(80)の傾斜によってその転動速度が減速されつつ、傾斜突部81(80)を上っていく。
【0099】
傾斜突部81(80)を上りきった遊技球Bは、誘導路79へ落下する。そして、遊技球Bは誘導路79に沿って転動し、誘導孔100を通過し、作動チャッカー13の方へと導かれる。上述したように誘導孔100が作動チャッカー13の直上方に設けられているため、遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッカー13に入賞する。
【0100】
一方、傾斜突部81(80)を上りきらない遊技球Bは、傾斜面78に沿って前面側へ転動し、落下孔97を通って遊技盤5上へ排出される。
【0101】
以上詳述したように、センターフレーム21を構成する各種構成部材が関連し合って組み付けられており、上部流路部材36を前ベース枠22に固定することにより、各構成部材が前ベース枠22に係止された状態となり、その抜け落ちが防止される。結果として、各構成部材をそれぞれ固定手段(ネジ等)により前ベース枠22に固定する場合に比べて、多くの固定手段を使用する必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。さらに、上部流路部材36を取り外すことにより、他の構成部材も取り外すことが可能となるため、センターフレームの解体作業等が容易になり、リサイクル性の向上を図ることができる。
【0102】
また、上部流路部材36に加えて、前方ステージ部材90が固定されるため、各構成部材がより確実に前ベース枠22に係止された状態となり、より確実にその抜け落ちが防止される。
【0103】
さらに、上記LEDやその制御基板等が後ベース枠23に取着される構成となっているため、各ベース枠22,23に各種部材等を組付けた後、両者を組み合わせることが可能となり、結果として、センターフレームの組付け作業がより容易になる。
【0104】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0105】
(a)上記実施の形態では、後方ステージ部72の後端部が背壁部26に当接することにより、後方ステージ部材71が後方向へ移動不能となるよう構成されている。これに限らず、後方ステージ部材71の一部が前ベース枠22の一部に係止されることにより、後方向へ移動不能となるよう構成してもよい。
【0106】
(b)上記実施の形態では、後ベース枠23の背面側に、LED等の電飾部材が各種制御基板とともに取着されている。これに限らず、前ベース枠22にも電飾部材や各種制御基板等が取着される構成としてもよい。
【0107】
(c)第1レンズ41及び第2レンズ42の少なくとも1つを省略した構成としてもよい。
【0108】
(d)上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機にも適用してもよい。従って、可変表示装置14のないパチンコ機にも応用できる。また、パチンコ機以外にも、雀球、アレンジボール等の遊技機にも応用可能である。
【0109】
(e)上記実施の形態では、特定構成部材としての上部流路部材36によって、他の構成部材(第1レンズ41、第2レンズ42、側部流路部材50,51、肩カバー63,64、及び、後方ステージ部材71)が前ベース枠22に係止されるように構成されているが、これに限らず、センターフレーム21の組付け構造を代え、第1レンズ41、第2レンズ42、側部流路部材50,51、肩カバー63,64、及び、後方ステージ部材71の内のいずれか少なくとも1つが特定構成部材となり、当該特定構成部材を前ベース枠22に固定することにより、他の構成部材が前ベース枠22に係止されるような構成としてもよい。また、特定構成部材例えば上部流路部材36によって前ベース枠22に係止される構成部材は、第1レンズ41、第2レンズ42、側部流路部材50,51、肩カバー63,64、及び、後方ステージ部材71のすべてでなくともよい。従って、上部流路部材36、第1レンズ41、第2レンズ42、側部流路部材50,51、肩カバー63,64、及び、後方ステージ部材71のうちの少なくとも1つが、特定構成部材によって前ベース枠22に係止される構成としてもよい。
【0110】
(f)また、各構成部材の組付け部にその構成部材の材質名又はその材質を意味する記号が表記された構成としてもよい。例えば組付け部としての上記突片72bに、後方ステージ部材71の材質を意味する記号(例えば「ポリカーボネイト」を意味する「PC」等)が表記された構成としてもよい。また、同様に、組付け部としての上記突起部41a、突起部42a、突起部43a、突片50b,51b、突起部63a,64a等にも、各構成部材の材質名又はその材質を意味する記号が表記されるようにしてもよい。このようにすれば、各構成部材が組み付けられた状態では、前記材質表記が視認不能又は視認困難となっており、外観形状の美観を損なうことなく、センターフレーム21の解体作業時等においては、作業者が前記材質表記を視認しやすくなり、構成部材の分別作業等を行いやすくなる。結果として、さらなるリサイクル性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
【図2】センターフレームを示す斜視図である。
【図3】センターフレームを示す分解斜視図である。
【図4】センターフレームを示す正面図である。
【図5】前方ステージ部,後方ステージ部等を説明するための図1におけるA−A線部分断面図である。
【符号の説明】
1…遊技機としてのパチンコ機、5…遊技盤、13…入賞手段としての作動チャッカー、14…可変表示装置、20…液晶表示部、21…センターフレーム、22…基枠部材を構成する前ベース枠、23…後基枠部材を構成する後ベース枠、30…上梁部、31,32…左右両天井部、36…特定構成部材,流路構成部材を構成する上部流路部材、37…底部、38…前面壁、39…仕切部、40…球案内流路を構成する上部流路、41…第2透光部材を構成する第1レンズ、41a…突起部、42…第1透光部材を構成する第2レンズ、42a…突起部、43…第1透光部材を構成する取付枠、43a…突起部、46…溝、34,35…左右両側辺部、50,51…流路構成部材を構成する側部流路部材、50a,51a…突片、50b,51b…突片、52…溝、53…球案内流路を構成する側部流路、54…溝、63,64…連通路部材,流路構成部材を構成する肩カバー、63a,64a…突起部、66…下梁部、68…誘導溝、69…排出傾斜部、71…特定ステージ部材を構成する後方ステージ部材、72…後方ステージ部、72a…突片、72b…突片、73…視認部、75…溝、77…嵌入孔、78…傾斜面、79…誘導路、80,81…傾斜突部、82,83…リブ、90…前方ステージ部材、91,92…クッション部、93…前方ステージ部、94,95…誘導リブ、97…落下孔、98,99…仕切板、100…誘導孔、B…遊技球。

Claims (1)

  1. 遊技盤に表示装置を備え、
    前記表示装置が、表示部と、その周囲を囲むセンターフレームとを備えてなる遊技機であって、
    前記センターフレームは、基枠部材と、当該基枠部材に組付けられる複数の構成部材とを備え、
    前記複数の構成部材のうちの特定構成部材を所定の固定手段によって前記基枠部材に固定することにより、他の構成部材が前記基枠部材に係止されるようにしたことを特徴とする遊技機。
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